亮介が予約してくれたのは、麻布十番にある『クチーナ ヒラタ』だった。 「こちら、私の友達の彩香です」 紹介された彩香はなかなかの美人で、亮介の嫁にグ...
「こちら、私の友達の彩香です」 食事会の当日。 私と佳菜子夫妻、そして拓海は麻布十番にある『クチーナ ヒラタ』のテーブル席で向かい合って座っていた。...
人は、“麻布十番”という街にどんなイメージを持つだろうか? 港区民が住まうセレブタウン。都内屈指の名店が集まるグルメの街。それとも、庶民的で気取らな...
智美が「そうそう、それ」と言いながら、麻里子のスマホを覗き込んでくる。 小さく音を出すと、イントロの音楽が流れスマホ画面には赤ちゃんが映った。 ...
もし夏バテでも、この店のカッペリーニならするすると入ってしまう。麻布十番で30年近く愛されるイタリアンの名店『クチーナ ヒラタ』。 現在は町田武十(...
約束の日、待ち合わせ場所に指定されたのは麻布十番の『クチーナヒラタ』。 敦子は何度か来たことがある店だったため、久しぶりに会うスタッフに挨拶しな...
今夜のデート先は、お決まりですか? 大好きなあの人の笑顔が見たい!しかし…。 「どこに行ったらいいのだろう?」 「何をしたら喜んでくれる?」...
人間、本当にショックな出来事があると、記憶が飛ぶようだ。 その夜。杏子はふと気づくと、白ワインを片手に、『クチーナ ヒラタ』にて、知樹に熱心に口...
「初回は絶対に外さない、誰もが知っている大定番で攻めます」 まだ相手のことをそこまでよく知らないうちは、何を食べても美味しいことが明確な、定番の...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い...
「私最近、彼氏ができたんですけど、彼の結婚願望がすごいんですよ。育休とって子育てしたいとか言ってって。今時っぽいですよね(笑)」 そう優子が話出...
昼はプリフィクスコースが4種類、夜はアラカルトを自由に組み合わせて楽しむ気軽なスタイルの『クチーナヒラタ』。 シェフの町田氏は、仕事の厳しさ、調理の...
もし夏バテでも、この店のカッペリーニならするすると入ってしまう。麻布十番で30年近く愛されるイタリアンの名店『クチーナ ヒラタ』。現在は町田武十(たけじゅ...
先代の薫陶を受けた町田武十氏が麻布十番で23年の歴史を誇る名店の味を守る。今回のパスタのように素材の持ち味と食感を活かしつつも一体感ある仕上がりにするため...
新宿の大手百貨店の新システム構築案件を受注し、先方の社長への御礼会食も実施した。これからチームを組成してプロジェクトに入る。私は全体を統轄する事業部長とし...
2年後の夏。 車のトランクに荷物を詰め込むと、美希は駐車場の隅から車内の真奈と誠に向かって手を振った。 「行ってらっしゃい!蘭ちゃんと大志くんによろしく...
ー今度、結婚することになったの!ー ー仲の良かったみんなを招待させてもらいたくて...!− それは、同級生・山崎真美からのLINEだった。中高時代に仲良...
「真希、誕生日、『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』予約しといたから。」 出勤前の健介にそう声をかけられ、真希は胸に広がる幸福感...
ブルガリ銀座タワー内の『イル・リストランテ ルカ・ファンティン』では、シェフの芸術的かつ気品あふれるメニューと共に、ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ ...
まずお伺いしたのは、「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏。 イタリア料理の伝統を再構築し、モ...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にイ...
イタリアの白トリュフシーズンまっただ中、極上の白トリュフをいただきに『ブルガリ イル リストランテ』へ。これがもう贅沢の極みでして、白トリュフがまるで鰹節...
我々日本人にしてみればなじみの深いサバ。でも思いつく料理といえば煮付けか、シメサバくらい…。そんな中出会ったのが、『ブルガリ イル リストランテ ルカ・フ...
今回のエレガントエスコートを、すぐに実践できそうなレストランを下記にご紹介! レストラン概要をご覧になりたい方は、店舗詳細をLet's Click!!...
イタリアでミシュランの星を有するレストランのスターシェフを日本に招き、ブルガリ レストランのエグゼクティブシェフである、ルカ・ファンティンと共同でコースメ...
2週間の休業期間を使って改装されたキッチンを訪れると、どっしりした大理石の作業台には全自動のスプーンウォッシャーが設置され、IH調理台の脇にはブロードを温...
東京カレンダーが今年の1月から取材し続けている『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』で行われるコラボレーションディナー『IN CIBO VE...
「食に対する知識とリスペクトはクリエイティビティを刺激するのに不可欠だと思っています」 By Luca Fantin/ルカ・ファンティン(『ブルガリ イ...
ボンジョルノー! 知り合いのカメラマンが、いままさにイタリアにいまして、FBに上がってくる楽しげな写真が羨やましくてしょうがない船山です。 今回は、...
分厚いヒレ肉を切って口に入れると、しっとり、なめらか。噛めば柔らかく、肉に閉じ込められていた旨みがじわりと広がる。筋や繊維が一切ない肉質は、熟成による賜物...
マッシモ・ボットゥーラの名を知らなくとも、『オステリア・フランチェスカ』は知っている、そんなグルマンな人は多いのでは? そう、彼こそサンペレグリノ世界50...
ブルガリ銀座タワーといえばジュエリーと美食の殿堂だが、館内では時々、通好みのイベントが開催されていることをご存じだろうか?昨年は創業130周年を記念し、イ...
ボンジョルノ! 風邪っぴき中のオーツキです。 体調は悪いが食欲ある! んなわけで、『ブルガリ ホテルズ&リゾーツ・東京レストラン』が企画する、「four...
クリスマス・イヴに肉を食べない習慣があるイタリアでは、肉の代わりに魚を食べるのがお約束である。 イタリアのクリスマス料理は、イヴは魚料理、25日は肉料理...
美食家に「台所のダイヤモンド」と讃えられる高級食材、トリュフのシーズンがやってきた。しかも今年はトリュフの当たり年。『イル・リストランテ』のルカ・ファンテ...
秋色が日ごと深まる季節になると、「ブルガリイル・リストランテ」のテーブルに芳醇な香りが届く。北イタリアの晩秋の味覚、“白いダイヤモンド”とも称される白トリ...
白金台のプラチナ通り沿いに佇む『リストランテ ラ プリムラ』は、大人の男がここ一番のときこそ足を運びたい店だ。 エントランスへと続く長い階段が、非現実の世界へ...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 ...
プラチナ通り沿いに立つビルの地階に位置するリストランテ『ラ プリムラ』。エントランスへ向かう階段の長さが、空間の優雅さを予感させる。奇をてらわず、本物だけ...
白金台のプラチナ通り沿いに佇む『リストランテ ラ プリムラ』。 エントランスへと続く長い階段が、非現実の世界へとゲストを誘う。重厚な扉を開けると、そ...
「それで、透子はいったい誰が本命なの?」 『アルマーニ リストランテ銀座』でゆったりとランチを味わい、食後の紅茶が運ばれてきた時、瞳はいたずらっ子のような...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう...。スマート...
2007年「アルマーニ/銀座タワー」の完成は、モード界の帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏が4番目のコンセプトストアを開いた都市として、“銀座”の名を世界中に...
代々木駅徒歩1分の場所に、突如現れる緑豊かな商業空間「代々木VILLAGE」は、音楽プロデューサー・小林武史氏が手がけ、2011年にオープンした話題の施設。 ...
数多くの有名アーティストを手掛けたことで知られる音楽プロデューサー・小林武史氏を中心とする株式会社KURKKUが手がけた、緑豊かな商業空間『代々木VILLAGE』。...
あれは、初デートだっただろうか。由衣夏のことは結構タイプだったので、気合いを入れて『アンティカ オステリア デル ポンテ 東京』を予約した。 すると案の定...
あれは初めてデートをした時のこと。拓人は『アンティカ オステリア デル ポンテ 東京』を予約してくれていた。 「こんな素敵なお店・・・嬉しい」 「特別な...
シンとした部屋で、みなみがおもちゃをガチャガチャと鳴らす音だけが妙に大きく響きます。 私がいつまでも答えないので、お義母さまは我慢できないといっ...
丸の内ビルディングの開業とともに、イタリア三ツ星レストランの東京支店として鳴り物入りで開店したのは『アンティカ オステリア デル ポンテ 東京』。 ...
ヴァージンロードを歩きながら、号泣している里帆を見て、かすみが思わずほほ笑んだ瞬間。 里帆の左隣に立ってこちらを見つめる彼が、視界に入った。 ...
名だたる名店が集まるのも、丸の内エリアならでは。特に「丸ビル」35階、36階のフロアは、ここぞというときに選びたいハイエンドなレストランがひしめく。 ...
世界中の美食家から賞賛を浴びるミラノのリストランテの東京店は、味もさることながら、その夜景に惹かれて足を運ぶカップルが後を絶たない。 特に奥の個室は...
夜景でトキメかせる作戦を実行するなら丸ビルの最上階にして、ミラノの最上級レストラン『アンティカ・オステリア・デル・ポンテ』で決まり。 世界中から姉妹...
住所:港区芝公園3-5-4 TEL:03-5733-6866 営業時間:【月曜~金曜】ランチ 11:30~(L.O.14:00) ディナー 17:00~(L.O.22:30) 【土曜】ランチ 11:30~(L.O.15:00) ディナー 17:00~(L.O.22:30) 【日曜・祝日】ランチ 11:30~(L.O.15:00) デ...
あまりにも東京タワーが近い。なにせ道を1本挟んだ先に、迫りくるようにそびえ立っている。『テラス ダイニング タンゴ』は東京タワーに最も近いレストランだ。 テラスでは真下からタワーを見あげられ、精悍とした鉄塔の足元を大迫力で感じられる。ソファで寛ぐカップルは夏の天体観測のごとく天を仰ぎ、ビール片手にその煌めきに酔う。...
大迫力の東京タワーを眼前に望む唯一無二のロケーション。座る席によって、異なる表情の東京タワーが顔をのぞかせる。 料理は“ワールドオーシャングリル”。世界各地から取り寄せた素材を自在にアレンジ。最後のデザートまで飽きさせない。...
そうして迎えた、10周年パーティーの夜。 会場となる『Terrace Dining TANGO』からほど近い『東京プリンスホテル』のラウンジで、僕たちは少し早めに待ち合わせをした。 ほどなく現れた彼女は、赤いノースリーブのドレス(彼女は赤が好きで、とても似合う)。その手には、中に何も入っていないのではないかというほど小さなクラッチを携えていた。 僕に気がつき、ホッとしたような笑顔を見せる里...
サークルのパーティーとはどんなものかと思っていたが、それは結婚式の二次会のような類の気軽で華やかな集まりだった。 会場は芝公園にある『Terrace Dining TANGO』で、メンバー達は皆、視界に収まりきらない巨大な東京タワーの夜景に目を奪われている。...
東京タワーが赤くライトアップされたその様は、どうしてあんなに美しく、人を惹きつける力があるのだろうか。 多くの男性諸君が、その力を利用して女性を口説いてきたことだろう。...
東京タワーが赤くライトアップされたその様は、どうしてあんなに美しく、人を惹きつける力があるのだろうか。多くの男性諸君が、その力を利用して女性を口説いてきたことだろう。...
世界中で最も東京タワーに近いレストランとえいば、間違いなく最初に名前が挙がるのが「Terrace Dining TANGO」。 東京タワーをふもとから見上げることができる唯一無二のテラス席は、これからのシーズンが最も予約困難になる。...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧のジャンルで「行きつけ...
六本木交差点から芋洗坂をすこし下った所にある『サルーチェ』。深夜でも絶品パスタがいただけるこの店は、女性が一人で立ち寄っても様になるし、落ち着く上品な空間だ。 夜21時以降は、アラカルトでの提供も可能となるため、〆のパスタで来店される常連さんも多くいるという。 店主・佐藤光さんは、素材の持ち味を充分に引き出すことに強いこだわりをもつ料理人。テーブルに運ばれる皿の上には、目にも美しく色鮮やかな絵画のような料理が出される。女子...
彼女から本命認定を受けるためには、余裕の男を演じなければいけないわ。腹が減っては戦はできぬというけれど、空腹で狼みたいな唸り声を出してる男、がっつきすぎて頂けないもの。 そのためにも、キャンセル待ちが出なかった事態を想定して、食いっぱぐれないための1軒を用意しておく必要があるわ。それで余裕を持ってまてるというもの。 近頃流行りの恋愛工学で、女性にしたら不都合な事実が書かれているの。それは、案件を...
「佐藤光シェフが作るパスタを食べたいから行くんです」と目を輝かせて小澤氏は語り始めた。 そのお店は、『サルーチェ』(六本木)。 2年前に常連のお客様から話を聞いて訪れたところ、あまりの美味しさに驚いてそれ以来通い続ける。 「東京で一番美味しいパスタを作ると思う。本当にレベルが違うんです」と大絶賛。 特にペペロンチーノと トマトソースは極上の味だそうだ。創作系も絶品で、最近食べた、薄切りの鳥レ...
小田原『リストランテ・ヒロマーレ(現イルマーレ)』、恵比寿『ダルマット』などを経て、昨年5月、六本木に自身の店をオープンさせた佐藤光シェフ。素材の味を生かしたイタリアンが評判を呼んでいる。「9時以降はアラカルトのオーダーも可能なので、飲んだ締めにパスタというのも大歓迎」と佐藤シェフ。深夜3時まで営業しているのも心強い。...
六本木交差点から麻布十番方面に下る芋洗坂。その坂の途中に、隠れ家的な雰囲気のイタリアンがある。 夏は「宮崎完熟マンゴーの冷製パスタ」や、シャンパンにもピッタリな「濃縮トマトの冷製アラビアータ」など、旬の食材の味や香りを活かしたプリモ・ピアットも評判だ。 芸術心を刺激されたら、お食事も当然アートであるべし!!...
六本木交差点から芋洗坂をすこし下った所にある『サルーチェ』。深夜もおいしいパスタがいただけるこの店に、黒のワンピースで現れた桜沢さん。供されたお料理の上に散らされた小さな花が気になるようで。 「実はそれ、ニラの花なんですよ。ニラ以上にニラの味がするんです」という店主・佐藤光さんの発言に、ひとつ花を口に運んだ桜沢さん、「ホントですね!」と目をキラキラ。 好奇心旺盛な桜沢さんだが、現在は二児の母ということもあり...
シェフの佐藤光氏は32歳の若さで独立した期待の若手。今年の4月には濱本シェフも加わり、厨房はふたり体制に。さらに進化した同店の未来に期待。...
その夜、『ラビスボッチャ』に集まった3人の女のうち、僕は1番好みだった(つまり、小柄で童顔で胸が大きい)マリエを口説き落とすことに成功した。 “有名私立大学出身”の“商社マン”という肩書きは、思っていた以上に武器となるらしい。 …というのは冗談で、実際のところ、タフで繊細な交渉を要する商談や四方八方に気を遣って臨む接待を通じて身につけた立ち居振る舞い、そして自信が、女性関係にも大いに役立ったのだ。 難なく自由が丘...
メインダイニングのグリルで焼かれるフィレンツェ風ステーキをはじめ、ダイナミックな料理は1993年創業当時のまま。本場感溢れる空間やサービスも人気の理由だ。 イタリアの風を感じるような開放感のあるこの店は、ワゴンで食材を選べるのも楽しい。...
料理から内装まで徹底的に本場仕込みのイタリアンレストランの定番メニュー。塩で味付けした黒毛和牛を炭火で焼いたビステッカは、肉の旨みを存分に堪能できる。 陽気で気取らない雰囲気は、仕事の打ち上げや仲間との語らいにピッタリ。ザックザックとイタリアンを食べたい時や、みんなで楽しみたい時に大活躍のお店だ。...
料理から内装まで徹底的に本場仕込みのイタリアンレストランの定番メニュー。塩で味付けした黒毛和牛を炭火で焼いたビステッカは、肉の旨みを存分に堪能できる。「主に仕事の打ち上げなどでザックザックとイタリアンを食べたいときに活用する、みんなで楽しめるお店です」...
「接待は、公私混同でいいと思うんです」と福田氏は断言する。365日毎日手抜きのない外食だからこそ、接待においても「1回の接待がつまらないなんて、許せない!世界の人口が70億人なのに一生でご飯を一緒に食べることができる人数は、8,000人くらいしかいない計算になるんですよ。だからこそ、その日接待をする相手には史上最高ハッピーな夜を過ごして欲しいんです。そうなるとやっぱり小手先の気遣いじゃ足りない。恋人との初デート...
「結婚なんかしない」 そう、言い張っていた。 今の生活を手放すなんて考えられない。自由で気まぐれな独身貴族、それでいいと思っていた。 仕事が何より大事だと自分に言い聞かせ、次々にキャリア戦線を離脱してゆく女たちを尻目に、私はただひたすら一人で生きてゆくことを決意していたのに―。 ”想定外妊娠”に戸惑っていたのもつかの間、千華ははじめてのエコーで心を揺さぶられ、たとえ独身だろうと産む決意を固める。 元カ...
3大商社で順調にキャリアを歩んでいる彼らは、間違いなくエリートだ。 だが、20代の商社マンの給料は、年下である24歳の楓のそれを遥かに下回る。 楓は、高給取りが偉いなどと思ったことはこれっぽっちも無い。 確かに外銀でのハードワークは高給によって報われているとも言えるが、必ずしも人の仕事ぶりや努力と給料は比例しない。 金融という業界が高いマージンで回っているだけだし、その会社の構造だって関係してくる。 ...
薫と亜里抄と女子会をした翌週金曜日。 百合はずっと目標にしている女性とともに、有栖川公園近くの『クリオーゾ』にいた。...
「『クリオーゾ』は、オシャレをして、大人っぽい気分で出かけたくなる素敵なイタリアンです」 広尾駅からすぐの便利なアクセスだが、階段を下った地下に広がる店内には、ゆったりとした時間が流れる。食事の時間帯にコース料理を満喫するもよし、少し遅い時間に訪れてアラカルトとワインで過ごすもよしと知っていると重宝するレストランだ。 「実は私、トマトが苦手なのですが、こちらのお料理ならペロリといただけちゃうんです。...
フルオープンキッチンに面するカウンターの一角には旬の魚介を収めたショーケースが鎮座。この店内で、ゲストとの距離感と、扱う素材の状態に徹底してこだわるシェフの姿勢を明確に示している。その志はパスタも然り。食べて旨いのは当たり前。ときには大胆な発想から生まれる、主役が明確なパスタは美味の、その先にある楽しさまで伝えている。...
長年『リコスキッチン』の料理長として活躍した夏目シェフが独立する際、場所選びの条件にしたのは「自然光の中でランチが楽しめ、風が通り抜けるイメージの場所」。1年がかりで見つけた恵比寿の丘の上のビル4階に開業した店は、昼は大きな窓から光が降り注ぎ、夜はガーデンプレイスの夜景を望む、ビルの合間のオアシスのような空間だ。 メニューは、和・仏・伊の技法で旬の素材を生かした品々。シェフいわく、「ほっこりできる料理」だ。鰻と里芋のテリーヌ...
長年、恵比寿の人気イタリアン『リコスキッチン』の料理長として活躍した夏目シェフが独立する際、場所選びの条件にしたのは、「自然光の中でランチが楽しめ、風が通り抜けるイメージの場所」。 1年がかりで見つけた恵比寿の丘の上のビル4階に、2015年1月に開業した『キノエ~季の恵~』は、昼は大きな窓から光が降り注ぎ、夜はガーデンプレイスの夜景を望む、正に都会のオアシスのような空間。 メニューは、和・仏・伊の技...
「上海モダンアートミュージアムの完成です!!」 上海市を流れる黄浦江の右岸側は浦東(プードン)と呼ばれるエリアで、上海のランドマークである上海テレビタワーを初めとして、高層ビル群が立ち並んでいる。 そのエリアの一角、黄浦江に面し、対岸の外灘(ワイタン)の19世紀後半に西洋人によって建築された歴史的な建造物も臨める一等地に、諒介が初めてメインデザインを手がけた「上海モダンアートミュージアム」は誕生...
『カノビアーノ』でデートをすることになったら、当日まで行き先は彼女に伝えないでおこう。事前にお願いすべきことは「その日はオシャレしてきてね」ということだけ。待ち合わせは目黒駅前を指定するのがおすすめだ。...
今年5月、代官山からホテル雅叙園東京に移転したイタリアン。シェフ、植竹隆政氏は日本における自然派イタリアンの第一人者としても知られる。広々とした店内の開放感も魅力だ。...
今月の舞台は『カノビアーノ』...
「賃貸物件では珍しい、立地の良さに惹かれました。目黒雅叙園という歴史ある場所に店を持てるというのが魅力でしたね。また、ホテルが併設されているので、地方のお客様をお迎えすることが出来るというのも決め手のひとつ。目黒は自然豊かで落ち着いた雰囲気の街。そこも移転を決めた理由のひとつです」と植竹シェフは語る。...
店舗名:RISTORANTE CANOVIANO(リストランテ カノビアーノ) 住所:目黒区下目黒1-8-1(ホテル雅叙園東京内) 営業時間: 【月曜~金曜】 ランチ 11:30~(L.O.14:30) ディナー 17:30~(L.O.21:30) 【土・日・祝】 ランチ 11:30~(L.O.15:00) ディナー 17:30~(L.O.21:30) ご予約:050-3188-7570(レス...
「それからサトコさん、神谷町周辺では『ダ オルモ』がお勧めです。料理の味はもちろんですが、約200本のイタリアンワインが揃っていますから、お好きな1本に出会えると思います」 いつものレストラン紹介だが、“200本のワイン”に反応したサトコは、今日はすぐにスマホで調べてメモを残した。 「で、サトコさん。こちらのお部屋は、いかがでしたか?」 「まだ、やめときます。もっと色んな部屋を見ます」 「男性も」とは言わず...
新宿三丁目の人気店『トラットリアブリッコラ』で、厨房とフロアを張った北村氏とサービスの原品氏が、ぴったりの呼吸でもてなす。ガラスのドア越しに出迎えるのは、約200本のイタリアワインが眠るセラー。自然光が差すフロアからは、厨房の様子が潔いまでに丸見えだ。 北村氏は、旅の途中、川魚、ジビエ、根菜などが主役の北イタリア郷土料理に魅せられ、そのまま現地で修業するに至った。「バターとチーズ、卵多めのふくよかなパスタなども特徴で、魅力は...
東京での社会人生活も板に付いてきたころ、ちょっとしたきっかけで久々に洸希に誘われた。変わってしまった洸希を見るのが怖くて少し迷ったけれど、会うことにした。彼の周りにいるキラキラした女性たちを想像して、そこはかとない劣等感を感じながら。 場所は、神谷町にあるリストランテ『ダ・オルモ』。落ち着いた内装、店員の適度な距離感、フォトジェニックではないが素材の良さを感じさせる料理。押しつけがましさのない店だ。...
新宿三丁目の人気店『トラットリアブリッコラ』で、厨房とフロアを張った北村氏とサービスの原品氏が、ぴったりの呼吸でもてなす。 ガラスのドア越しに出迎えるのは、約200本のイタリアワインが眠るセラー。自然光が差すフロアからは、厨房の様子が潔いまでに丸見えだ。北村氏は、食べ歩きの途中で北イタリアの郷土料理に邂逅し、そのまま3つの美食の街で修業するに至った。その料理の主役は川魚、ジビエ、根菜など。 「バターとチーズ...
熟成肉専門店『中勢以』が小石川に小売りのシェアショップ『北店』と『内店』をオープンさせた。経営者・出浦氏は「小売は“take out”していただくもの。でもtake outした肉がその肉屋で“take in”してワガママに食べられる。そんな2つの業態がシェアしているのがここなんです。お店では農家さんから届けられた地産地消の野菜も一緒にお出しするので、肉と野菜の“小売食堂”という感じかな」。 店では好きな肉の部...
新宿三丁目のトラットリア『ブリッコラ』で活躍した北村征博シェフとマネージャーの原品真一さん。ふたりが開いた店というだけで「必ず行く!」というファンは数知れず。開店前から熱い期待を受けたニューフェイス! メニューは北村シェフの修業先であるトレンティーノ・アルト・アディジェ州の郷土料理が中心。手打ちパスタの数々も熟成肉の炭火焼きもまず凝縮感ある素材の味が軸に。そこに原品さんがベストな状態でサーヴしてくれるワインが...
今日はどんなスペシャリテに出会えるのだろう、そんな大人の好奇心を満たしてくれるイタリアンがあるのをご存じだろうか? 2013年に恵比寿に誕生した『ARMONICO』。まるで映画の世界に迷い込んだかのような独特の世界観を放ち、細部までこだわったインテリアや色使いがさらにその空間を盛り上げる。...
最近、フレンチやイタリアンにも、魚介を店のメイン食材として扱うシェフが増えている。『アルモニコ』の佐々木シェフは、生まれ故郷である大分・豊後水道から直送される新鮮な魚介を多く使うが「こう見えて、じつは肉料理も得意なんです(笑)」と、自信をのぞかせる。 高校を卒業後、飲食店のサービススタッフを経て料理の道を志し、24歳でイタリアへ。モデナの三ツ星『オステリア フランチェスカーナ』などで修業を積んだ。「店では仔豚や羊はもちろん、...
ワイン好きだからといって、高級ワインでもてなしたところで、ありがちな接待で終わってしまう。ならば、お目にかかれない、レアモノで攻めてみるというのも一考だ。 祇園の『リストランテキメラ』の姉妹店であるここは、イタリアンでありながら、シャンパーニュは約100種、ワインは500種以上を誇る。有名どころを押さえながらも、小さなドメーヌによる生産量の少ない銘柄が充実するリストは、1万円前後が中心。知る人ぞ知る銘柄が中心ゆえ、価格が...
前回までのあらすじ 慶應大学卒業後とある総合商社に勤めた拓哉。20代を「渋谷」「西麻布」で過ごし、挫折を経験し「蒲田」へと引っ越す。その後スタートアップ企業「5MINUTES」へと転職し、経営幹部に。仕事の光が見えてきた、拓哉の38歳の時のお話。 東京人生ゲーム第4話:35歳芝浦での勝負。大企業の看板を下ろした僕は通用するのか? 皆さん、こんにちは。 突然ですが、かの有名な藤沢数希先生はこう言っています。「1回...
「あゆみちゃん、せっかくの薔薇色期間なのに、一人の男に決めるなんてもったいない」 春馬のことを告げると、松岡は大げさに笑った。 松岡が予約していたのは、銀座の『ビステッケリア イントルノ ステーキ アンド バー ギンザ トウキョウ』。イタリアンとNYテイストを掛け合わせたステーキが楽しめるレストランだ。...
数寄屋橋交差点から専用の階段を上ると、レセプションとバーカウンターが出迎えてくれ、その先にダイニングが広がる。ビステッケリアとは、イタリアンスタイルのステーキハウスのこと。...
肉好き女子が望むデートの条件は「旨い肉」と「居心地のいい空間」。これだけは、絶対に外してはいけない。 そして、そこに「目新しさ」が加わればもう完璧だ! イタリア×NYスタイルのステーキレストラン『Bisteccheria INTORNO Steak & Bar Ginza Tokyo(ビステッケリア イントルノ ステーキ アンド バー ギンザ トウキョウ)』が、10/27(木)銀座・数寄屋橋にオープンし...
「いつも遊ぶのは港区。渋谷はちょっと騒がしくて苦手……」とぬかす小娘を「ここはそういう渋谷とは違うから!」と、半ば強引にでも連れて行きたくなる名店がある。 渋谷駅を降り、スクランブル交差点を渡ってセンター街方面へと歩を進める。「これぞ渋谷」と言わんばかりの喧騒を抜けながら連れの女性の脳裏には不安がよぎっているかもしれない。しかし、そんな不安は店の戸を開けた瞬間に消し飛ぶだろう。 「え、こんなレストラン渋谷にあったんだ」...
閑静な住宅街に佇む同店では、イタリア帰りの若きシェフが食材探しから調理、盛り付けまでを追求する。繊細さと斬新性に溢れたひとときを過ごしたい。...
新宿の喧騒から離れたエリアに位置するも、食通に愛される隠れ家的なイタリアン。 「コースは2種類のパスタが楽しめるので、色々食べたい女子も満足できます。食事に合わせるワインも充実。シェフがとっても気さくなので、料理の話をきっかけに会話も弾みますよ」とアットホームな空気感が、デートの雰囲気も和やかにしてくれそうだ。...
イタリア好きの食通を魅了してやまないこの店の魅力は、シェフである齋藤克英氏のイタリア食文化への愛と深い理解にある。 プーリア州レッチェ特有の「リッチョリ」は、大麦を6割も配合したショートパスタ。ざらつきある表面にソースがよく絡み、一体感が出る。同店ではジーナ・エ・ソフィア社製品を使用。奥歯で噛み締めめるように食べ、穀物の味と香りを楽しむのが最も相応しいこれを、牛と豚の挽肉、鶏レバー等で作ったパンチあるボロネーゼで。両雄並び立つ逸品だ。...
私たちはこれまでに散々、LINEやデートのHow toを学んできた。 しかし、LINEやデートに漕ぎ着けるまでに、まずは“出会い”という最初の関門が待ち受けていることを忘れてはいないだろうか。 初対面であんなに盛り上がったはずなのに、LINEは既読スルー。仮に返事が来たとしても、いつまでたっても前に進まない。そんな経験、無いだろうか? “出会い”を次のステップに繋げる方法を学ぶため、あなたに宿題を出していこう。 ...
緑豊かなエントランスから店内へ足を踏み入れれば、そこはまるでミラノ。オーナーが「食」を取り巻く全てにイタリアを感じてほしいと願い、店内の調度品はイタリアから取り寄せたこだわりものだ。 広々とした空間では、伝統的なトスカーナの郷土料理を中心としたイタリアンがいただける。初めは少し”塩が強い”と感じられるかもしれない味付けも、これこそが本場トスカーナの「味」とのこと。とにかく底抜けに陽気なもてなしにイタリアを感じながら楽しもう。...
紀之は、どちらかというと派手な女性が好みだった。 気が強くてノリが良く、ハキハキ元気に喋り、遊び慣れて少し生意気なくらいの女性が可愛いと思っていた。 学生の頃から、3~4人の男の中に平気で1人だけいるような、元気な女の子を好きになっていた。 だから、落ち着いておっとりしている佳乃は、本来は恋愛感情がわいてくるような相手ではないはずだった。 傷心だったからか、それとも本能的なものか―。...
2015年1月1日にピレリジャパンの社長に就任したジョバンニ・ポンツォーニさんは、これが2度目の日本勤務となる。前回は2007年から3年にわたって、同社のマーケティングを担当した。7年程前から幾多の商談をまとめる舞台となってきたのが広尾のイタリアン、イル・ブッテロだ。ポンツォーニさんによれば、こちらは「味と雰囲気が最高」とのことだ。 「まず、ミラノの一流リストランテと比べても遜色のない味で相手を喜ばせるこ...
美男美女の早野ご夫妻。先週の前編では、付き合うまでの馴れ初めや、プロポーズ、日常使いするレストランのお話を通して、思いやりに溢れたおふたりの人柄が伝わってきました。後編では、某アパレル企業常務取締役の旦那さまと、セミナー講師として活躍されている奥さまのお2人の結婚生活の核心に迫っていきます。 前編:アパレル企業常務取締役×美人セミナー講師の素敵な結婚生活♡ほのぼのとした穏やかな空気感を醸し出しているおふた...