『オステリア アルコ』といえば、素材に合わせた自家製パスタが名物。なかでも毎年5~8月によく出るのが“イタリア産サマートリュフのタヤリン”だ。 タヤリンとは卵を使った細いパスタのことで、ここでは卵黄のみで練り上げ包丁による手切りで仕上げている。 極めて細いパスタはほどけて溶けるような繊細な口あたりで、卵の風味も相まりトリュフの味が完璧に重なる。軽めの赤ワインとのマリアージュがまた魅惑的だ。...
ピエモンテ地方と言えば、バローロやバルバレスコを生むイタリアきっての銘醸地。修業時代をピエモンテで過ごし、深淵なるワインの味と郷土料理の奥深さに魅了された岡田圭介シェフ。 帰国後は静岡・三島の『ヴィラ ディ マンジャペッシェ』などで新鮮な食材と向きあいながら腕を磨き、一昨年末に『オステリア アルコ』を開いた。...
素材の滋味を引き出す自然派イタリアンが美味...
「え、彼も実家暮らしだったの?」 遥が先日の圭介との温泉旅行で知った事実を打ち明けると、みなみは大きな目を更に見開き、そう答えた。 「そうなの。驚いちゃった。」 遥は、気にしていない風を装い、乾杯したばかりの白ワインを口に運ぶ。 みなみとは大学時代からの付き合いだ。遥がショックを受けた時についつい強がってしまうのを、みなみは知っているはずだ。 金曜夜の『タベルナ アンド バール イタリアーノ タ ...
店名は、サルデーニャ島の西部に位置し、地中海貿易の中心地として栄えた港街「タロス」より。“神様の左足”と伝えられるサルデーニャ島では魚介類をふんだんに使った料理や、羊飼いの島でもあるこの土地ならではの羊肉を使った料理が特徴的。 長い歴史の間に、スペインの支配が続いた影響か、イタリア本土とは異なる食文化が形成されたのだ。 象徴的な食材である、カラスミやペコリーノチーズ、フレーグラ(魚の卵という意味の粒状パスタ)、パーネカ...
渋谷の『タベルナアンドバール イタリアーノ タロス』で、イタリア・サルディーニャ地方の料理に舌鼓を打ちながら、僕は瑠璃子に上機嫌で語る。 「新しい職場、出だしは好調ってとこかな。部下もいい子達が多くて、よかったよ」 瑠璃子はにこにこと笑いながら、相槌を打っている。 「僕も、恭子さんが僕にしてくれたように、部下を守ることができる上司になりたいんだ」 僕が熱弁すると、それまで微笑んでいた...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、グリルなど、実にバラエティ豊か。 このところひそかに人気なのが、タロスの料理教室。料理後はもちろん美味しい試食付き。...
店名は、サルデーニャ島の西部に位置し、地中海貿易の中心地として栄えた港街「タロス」より。“神様の左足”と伝えられるサルデーニャ島では魚介類をふんだんに使った料理や、羊飼いの島でもあるこの土地ならではの羊肉を使った料理が特徴的。 長い歴史の間に、スペインの支配が続いた影響か、イタリア本土とは異なる食文化が形成されたのだ。 象徴的な食材である、カラスミやペコリーノチーズ、フレーグラ(魚の卵という意味の粒...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、グリルなど、実にバラエティ豊か。...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、鮮魚のオーブン焼き、グリルなど、実にバラエティ豊か。空間も、明るく開放的。...
2011年に、八木康介シェフが日本へ帰ってきてから早4年。ご存知、中目黒の『ラ・ルーナ・ロッサ』を一躍人気店にし、銀座『ブルガリイル・リストランテ』で料理長を務めたその人である。 重厚な扉の奥に広がるのは、清々しく開放的なダイニング。地階ながら大きな窓があり、外に並ぶ木々が灯りに照らされて店内を彩る。牡蠣色のリネンのクロスは、黒が基調の空間の柔らかなアクセントに。洗練と温もりが心地よく共存している。...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧のジャンルで「行きつけ...
国内産の鳩を使用。栗と煮込んだラグーで和え、しっとりとローストした胸肉を添えて。和栗の優しい甘みと鳩の繊細な旨みが折り重なる今年も残すところあとわずか。色々あった2011年、それでも魅力的な店はたくさん生まれ、東京を活気付けてくれた……と、すっかり年末的感慨に浸っていたところに、吉報が舞い込む。八木康介シェフが帰ってきたのだ。ご存知、中目黒の『ラ・ルーナ・ロッサ』を一躍人気店にし、銀座『ブルガリイル・リストラン...
「え…お熱、ですか?」 幼児教室からの電話だった。 上司の篠崎ちゃんや社員の女子たちと『レストラン ズッカ』でランチをしていた志穂は、思わず立ち上がってしまう。...
閑静な住宅街と個人店が混在する桜丘町は、渋谷の中でも知っているとポイントが高いエリア。中でも、ほっと一息つける癒しのイタリアンといえばこの店だ。 木の温もりが溢れるお洒落な店内とテラス、そして採れたて野菜と館山直送のフレッシュな魚介を活かした料理の数々は女性受け間違いなし! シェフがメニューの相談に乗ってくれたりと、距離感も抜群で居心地がいい。予算5000円からで格別の時間を過ごすことができるので、まったりと過ごしたい...
契約農家から仕入れる野菜に加え、館山直送の魚介など厳選した素材が自慢のイタリアン。なかでも、旬の野菜のグリルは絶品で、ヘルシー志向の女子が絶対に喜ぶこと間違いなし。 リーズナブルな価格帯も合コン向きと言えるだろう。3月下旬にはテラスに桜が置かれるので、お花見をしながら合コンをすることも可能だ。...
非日常的な空間こそ、最高の恋の媚薬。15階まで一気にエレベーターを昇り切ると、華やかな空間が出現する。 劇場がテーマの店内では、オープンキッチンを舞台、メインフロアを観客席に見立て、次々に料理を仕上げる姿を臨場感たっぷりのショーとして鑑賞できる。 運ばれてくるのは世界各国の厳選素材と調理法を取り入れたエクレクティックキュイジーヌ(素材折衷料理)。ドライエイジングビーフやトリュフ、フォアグラなど女性が喜ぶメニューも多い。...
イベント名:Moët & Chandon カウントダウンパーティー 開催期間:12/31(日)21:30~2018/1/1(月)5:00 会場:レガート(渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー 15F) 料金:男性 1名4,000円 女性 1名2,000円 Moët & Chandonのボトル(10,000円)をエントランスで1本ご購入でエントランス料金がフリーに! 【問い合わせ先】 TEL:03-5784...
世界各国から集めた厳選素材を用い、和・洋・中の枠にとらわれない調理法で“エクレクティック・キュイジーヌ”を提供してくれる『Legato(レガート)』。 料理のクオリティはもちろん、道玄坂のタワービル最上階から望む眺望と、渋谷の喧騒から離れた大人な雰囲気も魅力のレストランだ。...
あの早紀が、目の前にいる。 渋谷区円山町にある『レガート』で、エリカは早紀を改めて見た。彼女が目の前にいるのが、未だ信じられない。 「エリカちゃん、久しぶりね」 早紀はそう言って、ニコリと微笑んだ。 早紀の人を惹きつける笑顔は、健在だ。体にぴったりフィットした黒いニットに、同色系のタイトスカート。あの頃より服装はシンプルだが、妖艶なオーラが加わり、彼女の魅力はさらに増したようだ。 ...
『Legato』のコンセプトは「劇場」。ゆったりとしたソファと木目調のテーブルがあたたかな雰囲気のダイニングで、世界各国の厳選素材を使用した料理を提供。 メインダイニングより高く設定されたキッチンステージでは、スタッフが次々と料理を仕上げる模様を鑑賞することができる。...
「短い間でしたが、お世話になりました!」 頭を下げ、心ばかりのお礼のお菓子を配りながら、狭いオフィス内を回る。 聖羅から、自分を疎んじていた篠崎ちゃんの話を聞いて以来、やはり気まずさが拭えなくなってしまったからだ。 スピード感のある華やかなオフィス。 ここで働き始めた頃は、専業主婦時代に感じていた退屈さや出口の見えないモヤモヤが解消されたような気がした。 だが、子供の熱で思うように出社できず、会社...
返信がない、というのはやはり怒っている証拠だ。付き合ってからというもの、朝の出勤時、昼休み、仕事が終わってから。常にLINEで連絡を取っていたのだ。 こういうときは、自分の思いを真摯に伝える以外に方法はない。付き合うときも、耕二はしつこくアタックし続けようやく振り向いてもらったのだ。 ランチをした月曜からずっと無視され続け、不安で握りしめていたスマホが鳴ったのは、金曜の23時だった。 「明日、20時からだった...
渋谷ヒカリエ11階、開放感溢れるカジュアルダイニングの店。席数は204席。広々とした店内には、半円形のソファ席やボックスシートがゆったりと配置され、渋谷の街を見渡せる爽快なテラス席も完備。気軽なランチから夜景を眺めながらのディナーまで様々なシーンに対応可能だ。 同店の料理の監修を手掛けたのは、『アロマフレスカ』の原田慎次氏。若者だけでなく、大人も遊べるエリアへと進化した街・渋谷にフィットする〝ネオトラット...
『パンツェロッテリア』では、フレッシュでボリュームたっぷりな食材を、 高品質の小麦粉でつくったオリジナルの生地に包んでいる。 その生地を、植物性オイルの中で最高品種かつ、最もヘルシーと言われる 「綿実油」で揚げて完成するのが「パンツェロッティ」だ。 写真は、モッツァレッラ、ゴルゴンゾーラ、ゴーダ、そしてレッドチェダーの4種類のチーズと、イタリア産のペンネが混ざりあった味と風味はチーズ好きには堪らない「4種類のチーズ」。...
約20種類をラインアップする、フライドピッツァ専門店。具材を包み込み、植物油の中でも最もヘルシーとされている綿実油で揚げている。「サーモンとオムレツのチャウダーソース」(¥1,100)は、ソースを生地に入れて食べても◎。ペットOKなので、散歩途中にもぜひ。...
「いつも遊ぶのは港区。渋谷はちょっと騒がしくて苦手……」とぬかす小娘を「ここはそういう渋谷とは違うから!」と、半ば強引にでも連れて行きたくなる名店がある。 渋谷駅を降り、スクランブル交差点を渡ってセンター街方面へと歩を進める。「これぞ渋谷」と言わんばかりの喧騒を抜けながら連れの女性の脳裏には不安がよぎっているかもしれない。しかし、そんな不安は店の戸を開けた瞬間に消し飛ぶだろう。 「え、こんなレストラン渋谷にあったんだ」...
扉を開けると、そこには白を基調にまとめられた空間が広がる。凛とした空気が漂いながらも、どこか温かみがあり、寛げる雰囲気だ。 実は、横浜『SALONE2007』や南青山『イル テアトリーノ ダ サローネ』と同系列、いわゆる〝『サローネ』系〞の一店であるこちら。リラックスできて、かつ味やサービスについては妥協しない食事が楽しめるとオープン以来、着実に評価を高めてきた。...
便利だが、大人のグルメのイメージが薄い渋谷。でも、だからこそ渋谷でいい店を知ってると、本当にアンテナが張ったグルメな人だなと思える。 渋谷のリストランテならココ!という人気店『ビオディナミコ』は、何度足を運んでも感動を味わえる場所。今回は、毎月訪れたくなる『ビオディナミコ』の魅力を紹介しよう。...
シェフはイタリアはトスカーナのトラットリアなどで5年間修業を積んだ辻大輔氏。体で覚えたトスカーナの味を基本に、独自の解釈を加えたひと皿ひと皿を完成させる。華のある盛り付けも魅力。...
「中目黒の好きなところは、この落ち着いた雰囲気。目黒川沿いを歩けば、春は満開の桜、夏には緑といったように、都心にいながら四季を感じられるのも気に入っています」と笑顔の鈴木さん。 『LDH』に入社して6年目を迎える鈴木さんが、週に1度は食べにくるというお気に入りの店がここ『Stall RESTAURANT』。 池尻大橋にも近い目黒川沿いの静かなロケーションにあり、大きな窓からは桜並木の緑が臨める。「おしゃれなお店で気にな...
リゾート感が漂うプールサイドが人気のカフェ&バー。ランチは週替わりのランチプレート(平日¥1,200、土日祝¥1,500)がオススメ。ボリュームのある5品がプレートを彩ります。コーヒー付き。...
熱々のスープで皿を満たすスタイルは開店当初から。現社長の本田浩三氏がほかにない個性を求めて考案した。 タイトルも独創的な「絶望のスパゲティ」¥1,300はミートソースに忍ばせた黒オリーブのみじん切りがコクを醸す人気作。 仕上げに加える生クリームの効果から名に反してマイルドな美味しさでクセになる。 オーダーの度に茹でる「ディ・チェコ」1.6mmのコシもしっかり。80年代に勃興した“イタめし”黎明期のプライドを今に伝...
『ホームズパスタ』は、1988年創業の老舗スパゲッティ専門店。木の温もりあふれる店内に入り、メニューに目を通すと「絶望」という文字を発見。 常連とおぼしきお客は、なんの躊躇もなく「絶望ね」と、店に入るやいなやスタッフに告げている。これが『ホームズパスタ』では日常的な光景なのだ。この「絶望」とは、同店名物のスパゲッティのひとつである。...
「絶望を大盛りで!」「絶望ふたつ!」 老舗スパゲッティ専門店『ホームズパスタ』を訪れると、そんな奇妙なオーダーが多数聞こえてくる。 この「絶望」とは一体どんなメニューなのか?! その正体をお教えしよう。1988年から続く老舗だけに、やはり名物パスタが多数存在する。「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ」もそのひとつ。 なんと1皿で、ニンニクは2片ほど、唐辛子は3本も使用するというしっかりと辛味が効...
新規店開拓に精を出しつつも、昔からのご贔屓詣でも欠かさないのが高垣さんの流儀。「渋谷の『ホームズパスタ』は、一人でもサクッと行けるフランクな雰囲気が好きで、昔から通い詰めてます。ココでは『ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ』一筋! 浮気はしません!」...
27年間変わらないスタイルを貫く、渋谷のスパゲティ専門店。女性がひとりでも訪れやすく、フランクな雰囲気が人気。 こちらで、辛党の人たちやニンニクラバーから人気のメニューが「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ(¥1,200)」。スープ仕立てでボリュームたっぷり。使うニンニクは1 皿につき、2 片と大量かつ、まさに味の決め手。あつーい夏にこそ、食べたくなるメニューだ。 長年通う常連さんも多く、幅広い層から...
―圭介:会食終わったよー。後輩と軽く飲んで帰るね。 圭介は遥にLINEを送り、部署の後輩・池田との会話を続ける。 「え、大石さん、彼女出来たんですか?うわー、めでたいな。いつ以来ですか?何個下ですか?かわいいですか?写真見せてくださいよ。うわー、めっちゃ美人じゃないですか。賢そう、綺麗系。え、で、出会いは?デートはどこでしたんですか?」 接待の肩の荷が降り、酔いが回り出した後輩から、圭介は質問攻めに合う。 ...
イタリアで9年間修行を積んだオーナーシェフの星 誠さんは、「自分は器用ではないから、長くいてしみつけた方がいいと思いました」とどこまでも謙虚な人柄。 帰国後、料理を食べるお客の表情を見たいと、このオープンキッチン式の小さな店をオープンさせた。 スペシャリテとして一品は、パルミジャーノ・レッジャーノとトリュフを惜しみなく使用したイタリアらしいオムレツだ。...
99年にフィレンツェに渡り、’08年に帰国するまでの9年間。星誠シェフは料理人として一番大切な時期をイタリアで過ごした。 「オリーブを摘んだり、休日にサッカーを見たり。料理だけでなく、イタリア人と同じ暮らしをしたかったんですよね」 少し照れながら、長期の渡伊理由をそう語る。滞在中、街場の家庭料理店から三ツ星『Dal Pescatore』まで、イタリア各地のレストランで研鑽を積み、帰国前の数年間はフィレン...
昼過ぎから始まったデートの締めは、固定ファンも多い人気店『オステリア アッサイ』へ。 こじんまりとした店内はシェフの息吹が感じられ、一皿一皿に温もりがある。 本場イタリアで修行を積んだシェフが織りなす料理はどれも絶品だが、特に人気のパスタ(キターラ)を食せば、彼女の胃も心も満たされること間違いなし。...
「ねえ、昌大の会社にも時短で働いてる人いるでしょ?やっぱり佳乃さんみたいに大変そう?」 希が、神泉の『オステリア アッサイ』で、目の前に座る昌大に尋ねると、彼は「うーん」と言って首を捻った。 大手化粧品メーカーで営業をしている昌大とは、付き合って1年半になる。27歳の希より2歳上の29歳。モデルのように背が高く、素朴な顔から誠実さがにじみ出ているような男だ。 友人の紹介で知り合い、互いに恵...
パスタ(うどんも含む)は味が渗み込んだのが好みだ。『アッサイ』のスパゲッティ・アッラ・カレッティエラ=ピリ辛トマトソースは、麺の1本1本に味が渗み渗み。 ひと口食べて思うのだ。あー、イタリアに長かった星シェフのDNAの半分は、もうイタリア人になっちゃってるなって。アツアツさ加減とか、強烈パンチの後スッキリな辛みの感じや、ボリューム感もそう。まだまだ伸び盛り。思いっきりイタリア道を貫いて欲しい。...
かつて駒沢で『フォルナーチェ』という名前だった人気店が、1年前に名前を新たに現在の場所に移転オープン。 深夜1時まで入店OKなので、夜遅くでもちゃんと美味しいものが食べられる、使い勝手のいい店だ。 こちらの青森県産の馬肉のタルタルもよくオーダーするのだとか。低カロリーだから、夜中でも気にせずに食べられるのも嬉しい。...
かつて駒沢で『フォルナーチェ』という名前だった人気店が、1年前に名前を新たに現在の場所に移転オープン。連日深夜まで賑わっている、雄飛さんの行きつけだ。 「深夜1時まで入店OKなので、夜遅くでもちゃんと美味しいものが食べられて、いつも食通やお洒落な人が集っているお店なんです。自宅が近いこともあり、3軒目などにフラッと立ち寄ることも多いのがこちらとの付き合い。友人も通っているので、突然呼び出されることもしばしばあります」 ...
1953年創業。まだまだイタリア料理は日本人に馴染みが薄かった時代に、スパゲティが身近になるようにと創業者が試行錯誤。 日本独自のスパゲティを生み出すべく研究した結果、「昆布粉」を入れると日本人の味覚にフィットする味になることを発見。 これが後の「和風スパゲティ」の隆盛へとつながった。 客からの要望で作ったキャビアのパスタをベースに生まれた「たらこスパゲティ」は¥1,058。 これが、日本における「たらこス...
スパゲティ界のマルチクリエイターといっても過言ではないほど、多くの日本生まれのメニューを生み出した日本初のスパゲティ専門店『壁の穴』。 創業の1953年以来、日本の食材を使ったスパゲティを、多数開発しつづけてきた。そのメニューの数とクリエイティビティは目を見張るものがある。...
渋谷駅西口エリアに広がる桜ヶ丘には大人だけが集う店が点在する。なかでもオープンキッチンを見渡せるカウンターが印象的な『クヨール』は、三浦半島の地物野菜と旬の魚をたっぷり使った日本人の口に合う優しい料理が評判だ。 締めにはぜひ、カチョ・エ・ペペを。チーズと胡椒のみのパスタだが、シンプルだからこそ締めの胃に優しく、それでいて満足感のいく余韻が残る。...
④イタリアン:『1966 DOMANI』 自宅の近所で美味しくてリーズナブルなイタリアンです。店内も落ちつく空間で、大人の食堂といった感じで気に入っています。僕は特に休みの日曜の早い時間に伺いますね。...
さすがにそのまま廊下で立ち話をする訳にもいかず、4人は終業後に『and people』に集まっていた。 -なんで私まで…。 春菜も同席するよう理佐から声をかけられ、止むを得ずここにいるのだが、変な汗が止まらない。 「最初は、こんな関係じゃなかったんです。普通の経理部メンバーとして接していました。」 始めはポツリポツリ話をしていた由美と沙織だが、途中から堰を切ったように語り出す。 どうやらある時、仕...
宇田川のレコードショップが立ち並ぶエリアにある「and people」は、オーナーがアパレル出身ということもあって、女性が喜びそうなおしゃれな内装。 エイジング加工を施したテーブルなどはすべてオーナーの手作りというから驚きだ。 事実、店内に足を踏み入れると、温かみのある家具やライトに包まれて、優しい気持ちになってしまう。...
進境著しい円山町の一角に2年前にオープン。 「夜遅くまで営業していて、がっつり食べたい時はもちろん、ちょっとツマミとワインとか、〆でパスタだけとか、使い勝手の良さがバツグン。アラカルトで頼めて、一人なら、アンティパスト2~3品とパスタ1品、そしてお酒を飲んでも¥5,000を超えることはまずないと言っていいですね」...
グレーの壁に店名が映える。今年6月、注目の大人なビストロが誕生した。『lilgo』は、西早稲田の『KITCHEN V』、神田錦町の『V table』などを手掛けてきた浅岡憲氏の新店。 ハイセンスなビストロで、店内は夜遅くまで、酒好きなお洒落人たちで賑わいを見せている。また、外にスタンディングスペースを設けているのが、このエリアの雑多な雰囲気に溶け込んでいて面白い。...