『オステリア アルコ』といえば、素材に合わせた自家製パスタが名物。なかでも毎年5~8月によく出るのが“イタリア産サマートリュフのタヤリン”だ。 タヤリンとは卵を使った細いパスタのことで、ここでは卵黄のみで練り上げ包丁による手切りで仕上げている。 極めて細いパスタはほどけて溶けるような繊細な口あたりで、卵の風味も相まりトリュフの味が完璧に重なる。軽めの赤ワインとのマリアージュがまた魅惑的だ。...
ピエモンテ地方と言えば、バローロやバルバレスコを生むイタリアきっての銘醸地。修業時代をピエモンテで過ごし、深淵なるワインの味と郷土料理の奥深さに魅了された岡田圭介シェフ。 帰国後は静岡・三島の『ヴィラ ディ マンジャペッシェ』などで新鮮な食材と向きあいながら腕を磨き、一昨年末に『オステリア アルコ』を開いた。...
素材の滋味を引き出す自然派イタリアンが美味...
非日常的な空間こそ、最高の恋の媚薬。15階まで一気にエレベーターを昇り切ると、華やかな空間が出現する。 劇場がテーマの店内では、オープンキッチンを舞台、メインフロアを観客席に見立て、次々に料理を仕上げる姿を臨場感たっぷりのショーとして鑑賞できる。 運ばれてくるのは世界各国の厳選素材と調理法を取り入れたエクレクティックキュイジーヌ(素材折衷料理)。ドライエイジングビーフやトリュフ、フォアグラなど女性が喜ぶメニューも多い。...
イベント名:Moët & Chandon カウントダウンパーティー 開催期間:12/31(日)21:30~2018/1/1(月)5:00 会場:レガート(渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー 15F) 料金:男性 1名4,000円 女性 1名2,000円 Moët & Chandonのボトル(10,000円)をエントランスで1本ご購入でエントランス料金がフリーに! 【問い合わせ先】 TEL:03-5784...
世界各国から集めた厳選素材を用い、和・洋・中の枠にとらわれない調理法で“エクレクティック・キュイジーヌ”を提供してくれる『Legato(レガート)』。 料理のクオリティはもちろん、道玄坂のタワービル最上階から望む眺望と、渋谷の喧騒から離れた大人な雰囲気も魅力のレストランだ。...
あの早紀が、目の前にいる。 渋谷区円山町にある『レガート』で、エリカは早紀を改めて見た。彼女が目の前にいるのが、未だ信じられない。 「エリカちゃん、久しぶりね」 早紀はそう言って、ニコリと微笑んだ。 早紀の人を惹きつける笑顔は、健在だ。体にぴったりフィットした黒いニットに、同色系のタイトスカート。あの頃より服装はシンプルだが、妖艶なオーラが加わり、彼女の魅力はさらに増したようだ。 ...
『Legato』のコンセプトは「劇場」。ゆったりとしたソファと木目調のテーブルがあたたかな雰囲気のダイニングで、世界各国の厳選素材を使用した料理を提供。 メインダイニングより高く設定されたキッチンステージでは、スタッフが次々と料理を仕上げる模様を鑑賞することができる。...
扉を開けると、そこには白を基調にまとめられた空間が広がる。凛とした空気が漂いながらも、どこか温かみがあり、寛げる雰囲気だ。 実は、横浜『SALONE2007』や南青山『イル テアトリーノ ダ サローネ』と同系列、いわゆる〝『サローネ』系〞の一店であるこちら。リラックスできて、かつ味やサービスについては妥協しない食事が楽しめるとオープン以来、着実に評価を高めてきた。...
便利だが、大人のグルメのイメージが薄い渋谷。でも、だからこそ渋谷でいい店を知ってると、本当にアンテナが張ったグルメな人だなと思える。 渋谷のリストランテならココ!という人気店『ビオディナミコ』は、何度足を運んでも感動を味わえる場所。今回は、毎月訪れたくなる『ビオディナミコ』の魅力を紹介しよう。...
シェフはイタリアはトスカーナのトラットリアなどで5年間修業を積んだ辻大輔氏。体で覚えたトスカーナの味を基本に、独自の解釈を加えたひと皿ひと皿を完成させる。華のある盛り付けも魅力。...
渋谷の『ナノ・ユニバース ジ オークフロアー』では、9月19日(土)から10月4日(日)までパティスリー『es koyama』とのコラボレーション アフタヌーンティ セットを数量限定で提供予定! ということで、一歩先に味見させていただきました。このマカロン、 フランスの最も権威のあるショコラ愛好会「C.C.C.」のコンクールでは、2011~2014年にかけて4年連続最高位を獲得した小山シェフによるもの。 「食べる前の写真、撮...
ヨーロピアントラディショナルを基調とした内装に、高解像度の4Kディスプレイを採用した大型マルチモニターを壁面に設置し、世界の美しい風景を眺めながら、ゆったりとした空間でお食事を楽しめる『nano・universe The Oak Floor』。同店では安全性にこだわりを持ち、吟味された食材を使用し、イタリアで修行を積んだシェフによる本格的なイタリア料理を味わえる。 特に徹底的にこだわっているのが「安全な野菜」。無農薬野菜・有...
約20種類をラインアップする、フライドピッツァ専門店。具材を包み込み、植物油の中でも最もヘルシーとされている綿実油で揚げている。「サーモンとオムレツのチャウダーソース」(¥1,100)は、ソースを生地に入れて食べても◎。ペットOKなので、散歩途中にもぜひ。...
スパゲティ界のマルチクリエイターといっても過言ではないほど、多くの日本生まれのメニューを生み出した日本初のスパゲティ専門店『壁の穴』。 創業の1953年以来、日本の食材を使ったスパゲティを、多数開発しつづけてきた。そのメニューの数とクリエイティビティは目を見張るものがある。...
イタリアで9年間修行を積んだオーナーシェフの星 誠さんは、「自分は器用ではないから、長くいてしみつけた方がいいと思いました」とどこまでも謙虚な人柄。 帰国後、料理を食べるお客の表情を見たいと、このオープンキッチン式の小さな店をオープンさせた。 スペシャリテとして一品は、パルミジャーノ・レッジャーノとトリュフを惜しみなく使用したイタリアらしいオムレツだ。...
99年にフィレンツェに渡り、’08年に帰国するまでの9年間。星誠シェフは料理人として一番大切な時期をイタリアで過ごした。 「オリーブを摘んだり、休日にサッカーを見たり。料理だけでなく、イタリア人と同じ暮らしをしたかったんですよね」 少し照れながら、長期の渡伊理由をそう語る。滞在中、街場の家庭料理店から三ツ星『Dal Pescatore』まで、イタリア各地のレストランで研鑽を積み、帰国前の数年間はフィレンツェ郊外でシェフを任...
昼過ぎから始まったデートの締めは、固定ファンも多い人気店『オステリア アッサイ』へ。 こじんまりとした店内はシェフの息吹が感じられ、一皿一皿に温もりがある。 本場イタリアで修行を積んだシェフが織りなす料理はどれも絶品だが、特に人気のパスタ(キターラ)を食せば、彼女の胃も心も満たされること間違いなし。...
「ねえ、昌大の会社にも時短で働いてる人いるでしょ?やっぱり佳乃さんみたいに大変そう?」 希が、神泉の『オステリア アッサイ』で、目の前に座る昌大に尋ねると、彼は「うーん」と言って首を捻った。 大手化粧品メーカーで営業をしている昌大とは、付き合って1年半になる。27歳の希より2歳上の29歳。モデルのように背が高く、素朴な顔から誠実さがにじみ出ているような男だ。 友人の紹介で知り合い、互いに恵...
パスタ(うどんも含む)は味が渗み込んだのが好みだ。『アッサイ』のスパゲッティ・アッラ・カレッティエラ=ピリ辛トマトソースは、麺の1本1本に味が渗み渗み。 ひと口食べて思うのだ。あー、イタリアに長かった星シェフのDNAの半分は、もうイタリア人になっちゃってるなって。アツアツさ加減とか、強烈パンチの後スッキリな辛みの感じや、ボリューム感もそう。まだまだ伸び盛り。思いっきりイタリア道を貫いて欲しい。...
店名は、サルデーニャ島の西部に位置し、地中海貿易の中心地として栄えた港街「タロス」より。“神様の左足”と伝えられるサルデーニャ島では魚介類をふんだんに使った料理や、羊飼いの島でもあるこの土地ならではの羊肉を使った料理が特徴的。 長い歴史の間に、スペインの支配が続いた影響か、イタリア本土とは異なる食文化が形成されたのだ。 象徴的な食材である、カラスミやペコリーノチーズ、フレーグラ(魚の卵という意味の粒状パスタ)、パーネカ...
渋谷の『タベルナアンドバール イタリアーノ タロス』で、イタリア・サルディーニャ地方の料理に舌鼓を打ちながら、僕は瑠璃子に上機嫌で語る。 「新しい職場、出だしは好調ってとこかな。部下もいい子達が多くて、よかったよ」 瑠璃子はにこにこと笑いながら、相槌を打っている。 「僕も、恭子さんが僕にしてくれたように、部下を守ることができる上司になりたいんだ」 僕が熱弁すると、それまで微笑んでいた瑠璃子が突然真顔にな...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、グリルなど、実にバラエティ豊か。 このところひそかに人気なのが、タロスの料理教室。料理後はもちろん美味しい試食付き。...
店名は、サルデーニャ島の西部に位置し、地中海貿易の中心地として栄えた港街「タロス」より。“神様の左足”と伝えられるサルデーニャ島では魚介類をふんだんに使った料理や、羊飼いの島でもあるこの土地ならではの羊肉を使った料理が特徴的。 長い歴史の間に、スペインの支配が続いた影響か、イタリア本土とは異なる食文化が形成されたのだ。 象徴的な食材である、カラスミやペコリーノチーズ、フレーグラ(魚の卵という意味の粒...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、グリルなど、実にバラエティ豊か。...
海と山の恵みを活かしたシンプルなサルデーニャの味を再現する『タロス』。メニューも魚介料理をはじめ、小皿前菜、鮮魚のオーブン焼き、グリルなど、実にバラエティ豊か。空間も、明るく開放的。...
宇田川のレコードショップが立ち並ぶエリアにある「and people」は、オーナーがアパレル出身ということもあって、女性が喜びそうなおしゃれな内装。 エイジング加工を施したテーブルなどはすべてオーナーの手作りというから驚きだ。 事実、店内に足を踏み入れると、温かみのある家具やライトに包まれて、優しい気持ちになってしまう。...
新規店開拓に精を出しつつも、昔からのご贔屓詣でも欠かさないのが高垣さんの流儀。「渋谷の『ホームズパスタ』は、一人でもサクッと行けるフランクな雰囲気が好きで、昔から通い詰めてます。ココでは『ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ』一筋! 浮気はしません!」...
27年間変わらないスタイルを貫く、渋谷のスパゲティ専門店。女性がひとりでも訪れやすく、フランクな雰囲気が人気。 こちらで、辛党の人たちやニンニクラバーから人気のメニューが「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ(¥1,200)」。スープ仕立てでボリュームたっぷり。使うニンニクは1 皿につき、2 片と大量かつ、まさに味の決め手。あつーい夏にこそ、食べたくなるメニューだ。 長年通う常連さんも多く、幅広い層から愛されている名店といえる。...
グレーの壁に店名が映える。今年6月、注目の大人なビストロが誕生した。『lilgo』は、西早稲田の『KITCHEN V』、神田錦町の『V table』などを手掛けてきた浅岡憲氏の新店。 ハイセンスなビストロで、店内は夜遅くまで、酒好きなお洒落人たちで賑わいを見せている。また、外にスタンディングスペースを設けているのが、このエリアの雑多な雰囲気に溶け込んでいて面白い。...
「このお店に友人と一緒に行く時、え?こんな雑居ビルの中?大丈夫?と不安そうな顔をするんですが、お料理の味も店内の空間もすごくいいお店なんです」 と無邪気に笑いながら渋谷のイタリアン『バカリ・ダ・ポルタポルテーゼ』を瀬川さんはお勧めする。 場所は渋谷。しかもセンター街の奥の方という、グルメなエリアとは言い難い場所のしかも雑居ビル。ご友人が不安に思われるのも無理はない。 「このお店はランチもお得ながら夜でも10品で4...
きっかけは、樋口敬洋シェフがたまたまふらりと入ったラーメン屋の麺にあった。「ひとくち食べて、懐かしい!と思いましたね。シチリアの修業時代に食べたパスタと同じ食感だったんですよ」とは樋口シェフ。その麺は、浅草開化楼のカリスマ製麺師である不死鳥カラスさんが作ったものだった。樋口シェフは翌日浅草開化楼に連絡をとり、カラス氏と対面。試行錯誤の末、6ケ月後には究極のコラボ麺、“低加水パスタフレスカ”が誕生した。#このパスタの特徴は、その名の...
「いつも遊ぶのは港区。渋谷はちょっと騒がしくて苦手……」とぬかす小娘を「ここはそういう渋谷とは違うから!」と、半ば強引にでも連れて行きたくなる名店がある。 渋谷駅を降り、スクランブル交差点を渡ってセンター街方面へと歩を進める。「これぞ渋谷」と言わんばかりの喧騒を抜けながら連れの女性の脳裏には不安がよぎっているかもしれない。しかし、そんな不安は店の戸を開けた瞬間に消し飛ぶだろう。 「え、こんなレストラン渋谷にあったんだ」...
あの「新東京いい店やれる店」にも選定されている通り、『2031』の夜は隠れ家的でいてSEXY。隣は静かな松濤の住宅街で、このルーフトップだけがそんな環境のなかで色めいている。そして靴を脱いで大きなソファから空を見上げれば、どこの街にいるのかも忘れてしまう。カジュアルで脱力系なので肩肘はらずリラックスできるはず。...