~職人気質なシェフが紡ぐ丁寧なイタリア料理~ 裏路地の奥・道の突き当たりにそこはある。こだわり抜いたセレクトで集められたワインは思わず笑みがこぼれる1本だ。 ...
神楽坂仲通りと本多横丁をつなぐ石畳の「芸者新路」は明治時代、芸者たちがお座敷に出るため近道に利用していた小路。 普段、こうした大人の蘊蓄は煙たがれるものだが、この街では、その歴史を知れば、見える景色はさらに奥深いものに感じられる。 この小道のマンションの2階にあるのが『夏目亭』だ。看板こそ出ているものの、外からは店があるとは想像しがたい。...
1970年に麹町の三番町で先代が創業した歴史のあるお店。神楽坂に移っても尚、変わらず愛され続けている。 神楽坂芸者新路にポツンとたたずむが、数々の食通が足を運ぶ実力店なのだ。昔ながらのビストロをテーマに、アラカルトはなんと40種類以上を数える。ブルゴーニュ地方の伝統的な料理をベースにした本格フレンチを今でも追求している。 店内に並ぶディティールに凝った家具を眺めるのも楽しい。...
1970年に麹町の三番町で先代が創業した歴史のあるお店。神楽坂に移っても尚、変わらず愛され続けている。 昔ながらのビストロをテーマに、アラカルトはなんと40種類以上を数える。ブルゴーニュ地方の伝統的な料理をベースにした本格フレンチを今でも追求している。...
1970年に麹町の三番町で先代が創業した歴史のあるお店。神楽坂に移っても尚、変わらず愛され続けている。 昔ながらのビストロをテーマに、アラカルトはなんと40種類以上を数える。ブルゴーニュ地方の伝統的な料理をベースにした本格フレンチを今でも追求している。 店内に並ぶディティールに凝った家具を眺めるのも楽しい。ペザン彫刻が施された椅子は先代から受け継がれている...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる。 東京生活を生き抜く上で、知っておくべきルール。 武器も持たず、手探り状態で進む人より、先に攻略法を知っている人が得をし、 東京ゲームを制する仕組みになっている。 ステップアップしていくのか、道を踏み外すのか...... 一つの選択が、人生を大き...
女性や大事な相手を連れていく場として「神楽坂」を選んだならば、やはり「こんなところ知っているなんて、さすが!」という言葉を期待したいところ。 そして「神楽坂」で隠れ家和食では当たり前すぎる。さてどこへ行こうかと悩んだ時に最適のプライベートレストラン『ディリット』を紹介しよう。昼夜ともに「おまかせコース」のみを提供する『ディリット』。ディナーでいきなり行くのは緊張する……という人は、ぜひ一度ランチ(1名4,000円+席料300...
~小麦、オイルも厳選し地中海の味を届ける~ 裏路地に入って、ぼんやりとした明かりに照らされている看板、それがシルコの目印。本格的な地中海式のタパスは¥400から。タジンやグリル料理をつまみながら、賑やかに大人たちの夜を過ごしたい店だ。...
情緒あふれる街並みで、老若男女問わず散策スポットとしても人気の神楽坂。脇道に入ればかつての花街の面影が色濃く漂う。芸者新道、かくれんぼ横丁と、通りの名前を眺めながら二人そぞろ歩く——そんな時間の過ごし方もたまにはオツなもの。 情緒を感じながらの散歩デートの仕上げは、イタリアン『坂の上レストラン』に足を運んでみたい。反射的に司馬遼太郎の名作を思い浮かべてしまうが、その通り。『坂の上の雲』と、「山の上ホテル」が店名の由来だ。...
そんな『ARBOL』で是非飲んで欲しいのは、やはりシャンパン。大人なら誰しも、手にするだけで気分が高揚するものだ。中でも「ミニ モエ」は200mlのミニボトルに封入されており、1人で1本楽しめるのが魅力。 中身は多くのセレブリティに愛されてきた「モエ アンペリアル」で「フルーティな輝き」、「魅惑的な味わい」、「エレガントな熟成」が、個性を表現する3つのキーワード。手軽に非日常が味わえ、いつものワンシーンを贅沢に彩る。デートで...
『アルボール』は、兵庫横丁で最も道が細い階段坂に面している。一見すると本当に住宅そのもの。 民家を改装した店舗は、自宅のリビングに招かれたような寛ぎ感に満ち、中央に据えられたキッチンの光景が、ディナーへの期待を高めてくれる。 料理は三浦や京都から届く野菜を中心にした独創的なイタリアン。 初めてのお客もくつろげるように全てにさりげない気遣いが行き届いている。女性を確実に喜ばせられるレストランだ。...
著名な作家たちが逗留して執筆活動をした旅館「和可菜」や高級料亭が軒を連ねる神楽坂の裏路地のなかでも敷居の高いイメージのある兵庫横丁。そんな通りで最も道が細い階段坂に面しているのが、今回紹介する『神楽坂 アルボール』である。 早稲田通りの喧騒は、裏路地に入るだけで嘘のように消えていく。この喧騒と静寂の対比も、これから導かれる名店への期待値を上げてくれる。...
屋上に自家菜園を持つ、神楽坂らしい石畳の路地裏にある店。鎌倉野菜や自家菜園で収穫した野菜をふんだんに、イタリアンベースの料理に仕立てる。...
飯田橋駅から神楽坂通りを上り中腹を左に一本入る。すると、古びた銭湯や住居などと小さなレストランが混在するディープな通りが出てくる。それが、知る人ぞ知る美食通り、「小栗通り」だ。 ほかの街にはないこの立地で大人女子に人気なのが、土日は15時から営業しているトラットリア『イル ボッリート』。...
飯田橋駅から神楽坂通りを上り中腹を左に一本入る。すると、古びた銭湯や住居などと小さなレストランが混在するディープな通りが出てくる。それが、知る人ぞ知る美食通り、「小栗通り」だ。 ほかの街にはないこの立地で後輩を驚かせつつ、入るべきは、全面ガラス張りのトラットリア、『イルボッリート』だ。...
熱海湯のある小栗通りといえば、名店揃いの美食小路。ここにある『イルボッリート』は、小さいながらもかなりマニアックで、イタリア中部、パルマの生ハムなどで知られるエミリア・ロマーニャ州の郷土料理に特化する。 メニューはシェフが現地に滞在し、そのとき食べた料理から誕生するという。そのライブ感や情熱がこの店を一層魅力的に見せている。 名物の「茹で肉」料理は、低温調理されてしっとり絶品の仕上がり。小規模生産者...
また集まろう、なんて会話はだいたい社交辞令で終わるのに、失恋直後で寂しかったのか、松田がリーダーシップを発揮し翌週末にまた3人で集まることになりました。僕もサーフィン以外特にすることがないので、断る理由もない。 場所は千紗の住んでいる神楽坂。ずっと東京に暮らしているのに、神楽坂に来るのは何気に初めてでした。...
石畳のある兵庫横丁に佇む一軒家を改装したイタリアン。本場で修行したシェフによる、独創的なシチリア料理が楽しめる。 1階がオステリア、2階がリストランテのフロア構成。...
石畳に黒塀が続く兵庫横丁にただずむ名店がこちら。 『ラストリカート』は最も神楽坂らしいこの小道にある。2階はエレガントなリストランテ、1階が今回紹介するオステリアだ。 シェフの半田龍一さんは、ちょっとユニークな経歴を持つ。都内のイタリアン店などを経て、九州の精肉店に入って解体から肉を学んだ。...
その後、彼とは何度かデートを重ねたが、パターンはいつも同じだった。昼間に美術展に行くがその後のレストランは決まっていない。どこに行こうか、とのんびりとした口調で言う彼にがっかりしながら、楽しい気分を壊さないように必死にお店を考える。 それでもデートを続けていたのは、育ちの良さがにじみ出る優しい人柄に魅力を感じていたからだろう。しかし、何度会っても手さえ触れて来ない。ただの女友だちと思っているのか、見当もつ...
石畳に黒塀が続く兵庫横丁。『ラストリカート』は最も神楽坂らしいこの小道にある。2階はエレガントなリストランテ、1階が今回紹介するオステリアだ。 シェフの半田龍一さんは、ちょっとユニークな経歴を持つ。都内のイタリアン店などを経て、九州の精肉店に入って解体から肉を学んだ。その時に出会った糸島豚や愛知の農家から届く自然栽培の野菜など、ナチュラルな食材を使うのもこだわりのひとつ。 メインの炭火焼をはじめ、パ...
正木に連れて来られた『イル スカンピ』は、神楽坂の裏路地にある、小じんまりとしたヴェネツィア料理店だった。適度にカジュアルで騒々しい店内に緊張感はなく、通されたカウンターの席は、思いがけず居心地が良い。 「ねぇねぇ杏子ちゃん、俺、イカスミ食べたいんだ―。」 席に座って早々、杏子はまたしても正木に驚かされた。 初デートで、イカスミなんて食材を選ぶ男がどこにいるだろうか。一口食べるごとに歯の汚れを気にしろとでも言...
“水の都”“アドリア海の真珠”などの別名をもつ町、ヴェネツィア。アドリア海で獲れたスカンピ(赤座海老)は、定番中の定番メニュー。 神楽坂の路地裏に佇むこちらでは、その食材に惚れ込み、そのまま店名にしてしまったほど。年に1度のヴェネツィア研修も欠かさない。スカンピを使用したメニューは全5種類をご用意。グリルが一般的だが、ムースや南蛮漬けなども展開する。...
店名に掲げたスカンピ(=赤座海老)が文字通りのスペシャリテ。3種のメニューが黒板に並ぶ。もうひとつの看板がヴェネツィアの郷土料理。魚介だけでなく野菜も特産のヴェニスらしく、イワシやイカのほか、耳慣れない野菜の名もメニューには掲げられている。 オーナーの及川博登氏は元々、設計事務所で働いていた人物。仕事で関わるうちに飲食店の愉しさに開眼。某バールのマネージャーを経て、9月にこの店を開いた。 「店のデザインも...
「東京には、あんなクルクルパーマの弁護士よりイイ男、たくさんいるわよ。私が英里にピッタリな人ちゃんと紹介してあげるから」 咲子の提案というのは、新しい出会いだった。 「吾郎くんって、そんなに嫌な人?私、そんなに望みない?」 英里はムキになり、声を荒立ててしまう。 二人は神社近くの『トラットリア グランボッカ』に移動し、大きな窓の外に広がるお濠の景色を眺めながら、遅めの週末ランチをとっていた。...
コスパの高いトラットリアでガッツリ肉料理を味わう 飯田橋駅西口から徒歩すぐ、サクラテラスの2階にある。広々とした空間にテーブルが置かれ、天井が高く大きなガラス張りの窓から、陽の光がたっぷり差し込み、開放的な気分になる。お濠の若葉色の木々を眺めながらの食事は最高! 心華やぐトラットリアだ。 ライブ感が楽しめるオープンキッチンも魅力で、テラス席はペット連れも可能だ。同店は北参道で人気のイタリアン『タンタボッカ』の姉妹店。...
目抜き通りを一本入ると、情緒たっぷりの路地裏に、さまざまな趣の店が混在する神楽坂エリア。ここには、知る人ぞ知る隠れ家的な名店が点在している。今回訪れた『神楽坂しゅうご』も、そんな店のひとつ。 深夜まで本格的なイタリアンを楽しめるこの店、ひと味違うのは、〝和〞の食材を使っているところ。季節ごとに採れる新鮮な食材はなかなかお目にかかれない珍しいものも多く、なかでも鹿や猪などのジビエ料理が人気だ。 看板メニュー「エゾ鹿のロー...
倉谷シェフの秋のスペシャリテ、栗のニョッキには生ハムが寄り添うが、廣瀬版は今年から提供し始めた1年半熟成の自家製ハムをたっぷりと。まるで温菜のようにいただける。栗の甘さとハムの塩気のバランスがよく、セージバターの香りも食欲をそそる。¥1,550...
旬の和食材によるイタリアンとソムリエ厳選のワインが深夜でも味わえる、信頼度の高い一軒。シェフ広瀬周悟氏のパスタや肉料理は定評がある。...
~生ハムを極めた隠れた名店~ 神楽坂の路地裏に佇むトラットリア。ボトルが均一料金で提供されるリーズナブルな価格設定も嬉しいポイントだ。 こちらのお店で主役はワインと生ハム。その看板メニューの生ハムをテイクアウトすることができる。 ジューシーかつ香り高い風味がこの店の生ハムの特徴。それを最大限に生かすため、注文を受けてからスライスしてくれる気遣いがある。 赤・白いずれのワインにもよく似合う、口の中でまろやかにとろける...
宏光さんと出会ったのは、彼が主催している「恵比寿会」だった。 恵比寿界隈に住む人たちが集って飲む会があるー。そう友人に誘われて、私は軽い気持ちで参加した。 『えびす坂 鳥幸』の個室で開催された会で、隣に座った宏光さんと自然と仲良くなった。 「宏光さん、今日は呼んでいただいてありがとうございます。」 「いえいえ。不定期にこうやって集まっているから、いつでもまた参加してね。」 笑うと目がくしゃっとなる...
香澄との出会いは“恵比寿会”だった。恵比寿会とは、恵比寿界隈に住むメンバー数名が不定期に集う会である。 元々は、僕と友人の太郎が発起人だ。それが、いつのまにか男女合わせて10名くらいの会にまで膨らんでいた。 恵比寿会は、友人を好きに連れてきても良いルールがあるため、毎回集うメンツが変わる。 『えびす坂 鳥幸』で開催された会に連れて来られたのが、香澄だった。 はっきりとした目鼻立ちに、いるだけでその場が明...
石畳とくれば、和のイメージが強いが、それだけに瀟洒な洋館を思わす建物はそれだけでインパクトがある。 一軒家イタリアン『ラストリカート』を訪れるならば、入店前から気分は高まり、デートの始まりは俄然華やかだ。 こちらは1階はカジュアルなオステリア、2階は落ち着いた空間が広がるリストランテという設えで、シチュエーションに応じた使い分けができる。...
深夜まで客足が絶えない中目黒の人気イタリアン『コロッセオ』の姉妹店が神楽坂に進出。70席の店を回すのは、本場イタリアで研鑽を積んだ小久保友博シェフ。 「大半のスタッフは20代なんですが、みんな頑張り屋でキビキビ動いてくれるんです。おかげさまで、周辺の料理店の方にも『若いのによく頑張ってる』と言っていただいて」と誇らしげな表情。その評判も納得、こちらのオープンキッチンの活気は見ていて清々しいほど。下手なパワースポットより、良い"気...