台湾に本店を構える『鼎泰豐』。台湾本店の創業は1972年、日本に初出店したのは、1996年のこと。当時の日本では、中華料理店と言えばラーメンやチャーハンをメインとして食べるのが一般的な時代だった。点心料理はあくまで脇役的存在。 そんな点心料理を一躍、メインへと押し上げたのが、「小籠包」をはじめ点心料理を専門に提供する『鼎泰豐』である。...
台湾に本店を構える『鼎泰豐』。台湾本店の創業は1972年、日本に初出店したのは、1996年のこと。それまではあくまで脇役的存在だった点心料理を一躍、メインへと押し上げたのが、「小籠包」をはじめ点心料理を専門に提供する『鼎泰豐』である。 『鼎泰豐』の「小籠包」の特徴は薄い皮。一つ一つ丁寧に18のひだを折り、肉を包んでいく。また、たっぷりのスープと肉は団子状にせず、口に含んだ瞬間ほろほろとなくなるのもおいしさの秘密。豚肉とスープ...
台湾に本店をもつ「小籠包」の名店。有名な点心は、本店と変わらぬ伝統の製法を守り、熟練した点心師がひとつひとつ手作り。その姿は店頭で見ることができる。 「ハーフ&ハーフセット」は、「小籠包」にハーフサイズの「台湾タンツー麺」と「ずわい蟹入り炒飯」など、食べたい人気メニューがコンパクトにまとめられたうれしいセットだ。...
台北の永康街に本店を構え、小籠包の代名詞と謳われる「鼎泰豐」の、国内で最も新しい店舗。店内にあるガラス張りの工房で、訓練を積んだ職人が一つ一つ手包みする。 小籠包(6個¥908)はあん16g、皮5g、ひだ18折りと厳密に定められ、現地の味を忠実に再現。千切り生姜とともに一口齧れば、豚の皮からとる芳醇なスープがほとばしる。...
「さあ、貴之と奈緒さんのお家ですよ」 続いてお母さんも「そうそう」と付け足す。 「子ども部屋は3部屋なんだけど、足りるかしら」 奈緒は、「え?...
こんにちは。奈々美(27)です。丸の内にある大手損害保険会社で、総合職で営業をしています。 最近、ある男性とお付き合いを始めました。 彼と出会ったの...
美容と健康が共存する「体にやさしいフレンチ」を提供するお店。テラス席は、樹木を囲むように円卓が設けられている気持ちのいい空間だ。 こちらで特筆すべき...
―本当に噂どおりなのね。 陽菜はげんなりした気持ちで、手をふる。 平岡の勤める外資系コンサル会社には、待ち合わせ場所を自社ビルの下にする男...
【ジミー チュウを履く女】 名前:香織 年齢:32歳 職業:保険会社営業 勤務地:丸の内 住まい:四ツ谷 好きな店:『レゾナンス』『ア...
「では、ご唱和ください。ラグジュアリーな夜に……」 「乾杯!」 植木くんが掛け声をかけると、男性陣は一糸乱れぬ動作で一斉にグラスを傾けた。...
初デートは、戦場と言っても過言ではない。 会話を盛り上げるために頭を高速回転させる男。それに合わせつつ、ちょっとした言動や会話で男をふるいにかける女。 ...
7月28日(木)、20時。 早速、今回めでたく東カレによりマッチングし、初デートすることになった2人の経歴を紹介したい。 男性の名前は誠人(仮名)、...
6月の週末の夜、希は昌大と一緒に銀座へ向かっていた。 「たまには、素敵な所で食事しよう。銀座のレストランを予約したから、おしゃれしてきてね」 ...
世界最高峰の美食タウン・銀座において、多くのグルメを魅了してきたフレンチ『ラール・エ・ラ・マニエール』。 そんな名店がこの5月、新たなシェフを迎え、...
来月、付き合って3年になる彼女が30歳の誕生日を迎えます。メモリアルな30歳という日を、どのようなレストランでお祝いすればよいでしょうか?お店選びに悩んで...
シェフの清水将氏は、フランスの3ツ星『マルクベーラ』時代、朝の4時から野山に分け入り山菜やキノコを収穫。『アルページュ』では自家菜園を持つアラン・パッサー...
ブルガリ銀座タワー内の『イル・リストランテ ルカ・ファンティン』では、シェフの芸術的かつ気品あふれるメニューと共に、ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2004を...
まずお伺いしたのは、「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏。 イタリア料理の伝統を再構築し、モダンに仕上...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にイ...
イタリアの白トリュフシーズンまっただ中、極上の白トリュフをいただきに『ブルガリ イル リストランテ』へ。これがもう贅沢の極みでして、白トリュフがまるで鰹節...
我々日本人にしてみればなじみの深いサバ。でも思いつく料理といえば煮付けか、シメサバくらい…。そんな中出会ったのが、『ブルガリ イル リストランテ ルカ・フ...
今回のエレガントエスコートを、すぐに実践できそうなレストランを下記にご紹介! レストラン概要をご覧になりたい方は、店舗詳細をLet's Click!!...
イタリアでミシュランの星を有するレストランのスターシェフを日本に招き、ブルガリ レストランのエグゼクティブシェフである、ルカ・ファンティンと共同でコースメ...
2週間の休業期間を使って改装されたキッチンを訪れると、どっしりした大理石の作業台には全自動のスプーンウォッシャーが設置され、IH調理台の脇にはブロードを温...
東京カレンダーが今年の1月から取材し続けている『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』で行われるコラボレーションディナー『IN CIBO VE...
「食に対する知識とリスペクトはクリエイティビティを刺激するのに不可欠だと思っています」 By Luca Fantin/ルカ・ファンティン(『ブルガリ イ...
ボンジョルノー! 知り合いのカメラマンが、いままさにイタリアにいまして、FBに上がってくる楽しげな写真が羨やましくてしょうがない船山です。 今回は、...
分厚いヒレ肉を切って口に入れると、しっとり、なめらか。噛めば柔らかく、肉に閉じ込められていた旨みがじわりと広がる。筋や繊維が一切ない肉質は、熟成による賜物...
マッシモ・ボットゥーラの名を知らなくとも、『オステリア・フランチェスカ』は知っている、そんなグルマンな人は多いのでは? そう、彼こそサンペレグリノ世界50...
ブルガリ銀座タワーといえばジュエリーと美食の殿堂だが、館内では時々、通好みのイベントが開催されていることをご存じだろうか?昨年は創業130周年を記念し、イ...
ボンジョルノ! 風邪っぴき中のオーツキです。 体調は悪いが食欲ある! んなわけで、『ブルガリ ホテルズ&リゾーツ・東京レストラン』が企画する、「four...
クリスマス・イヴに肉を食べない習慣があるイタリアでは、肉の代わりに魚を食べるのがお約束である。 イタリアのクリスマス料理は、イヴは魚料理、25日は肉料理...
美食家に「台所のダイヤモンド」と讃えられる高級食材、トリュフのシーズンがやってきた。しかも今年はトリュフの当たり年。『イル・リストランテ』のルカ・ファンテ...
秋色が日ごと深まる季節になると、「ブルガリイル・リストランテ」のテーブルに芳醇な香りが届く。北イタリアの晩秋の味覚、“白いダイヤモンド”とも称される白トリ...
「それで、透子はいったい誰が本命なの?」 『アルマーニ リストランテ銀座』でゆったりとランチを味わい、食後の紅茶が運ばれてきた時、瞳はいたずらっ子のような...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう...。スマート...
2007年「アルマーニ/銀座タワー」の完成は、モード界の帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏が4番目のコンセプトストアを開いた都市として、“銀座”の名を世界中に...
次の日、あれから一週間しか経っていないにも関わらず、咲良と祐一は銀座の『六雁』にいた。 『六雁』のキッチンはフルオープンで、中でもカウンター席は、和食の料理人...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジ...
名店ひしめく銀座にありながら、唯一無二の存在感を宿す『六雁』は、京料理に"粋"の精神を加えた、新・江戸前スタイルを提案する日本料理店。 O「“野菜の...
美加は学生の頃から結婚相手は医者に的を絞り、食事会に奔走している。医者にこだわるのは、単純に不自由のない暮らしを送りたいからだ。結婚したら優雅な専業主...
理沙:エンタメ性が高くて好きなのは銀座『六雁』や神保町『傳』。どちらも枠に囚われない独自のスタイルで、味だけでなく五感を刺激するライブ感や遊び心に富ん...
春色のダイアンのワンピース、華奢な腕にはショパールの時計。可愛らしいルックスからは想像できないが、日本人の平均年収(約500万円)の◯倍以上の年収を得る、...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如...
禅を愛するスティーブ・ジョブズであれば歌舞伎も愛したであろうことは想像に難くない。...
まるで我が子を愛でるような眼差しで野菜と向き合う、秋山能久総料理長。その哲学は、長く精進料理の世界に身を置いた経験がベースである。「不機嫌なときや疲れが出...
銀座・並木通りのスタイリッシュなビルの2フロアに展開する日本料理店。現在、同店を任されるのは、18歳で料理の道を志し、学芸大学『割烹すずき』、神宮前『月心...
「季節ごとに旬の素材や味わいがある。それが和食のハイライトです」と岡本圭一氏。先付、椀、お造りと続くコースは季節や仕入れに応じ供され、甘み、塩け、酸味、温冷などの五...
ワインもいいが、旨いステーキにはやっぱり米の飯!という向きにピッタリのステーキ専門店がここ「吉平」だ。 銀座のはずれ、雑居ビルに人知れずオープンして1年余り、...
日本人女性の肌は西洋人に比べてキメ細やかだとよく言われるが、もしかすると、牛の“肉肌”もまた然り!? 2014年4月にオープンした『吉平』は和牛をメインに扱う...
~A5ランクの島根和牛を丼ぶりでがっつり!~ 島根県にある松永牧場から、A5・A4ランクの島根和牛を一頭買いして提供する焼肉割烹店。ランチ限定のステーキ丼は、...
記念日に、彼女が大好きだからと奮発して連れて行った『ベージュ アラン・デュカス 東京』でも、「個室じゃないと落ち着かない。」と言われてしまって。彼女を喜ばせようと頑張っただけにショックでした。 また僕の仕事が忙しくなる一方で、彼女の唯一のレギュラー番組が終了することになりました。アナウンサーの世界って過酷ですよね。一流大学を出て、かつモデルの様なビジュアルの子の中での競争な訳ですから。 僕も近い業界にいて、決して彼...
「...僕のプリンセスへ」 シャネル銀座ビル最上階の『ベージュ・アラン・デュカス東京』にて、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツのデザートをうっとりと堪能していた美波は、この日、人生最大の幸福も一緒に味わった。 恋人の孝太郎がスッと人差し指を立てて店員に合図をすると、大きな白い薔薇の花束が目の前に現れたのだ。 「...ど、どうしたの...?急に、こんな素敵なお花...」 突然の演出に驚きと嬉しさで言葉に詰...
今まで25年間生きてきて一番嬉しかったのは、藤田さんから「結婚したい」って言われた時。 『ベージュ アラン・デュカス 東京』で食事中、何気なくプロポーズされた直後は、あまりにも突然すぎて冗談かと思った。...
コース名:クリスマス特別コース 場所:ベージュ アラン・デュカス 東京(中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング 10F) 提供期間:12/20(水)~12/25(月) 提供時間: ランチ 11:30〜(L.O.14:00) ディナー 18:00〜(L.O.20:30) 内容: ・12/20(水)※通常メニューあり ランチ 13,000円/ディナー 38,000円(税込・サ別) ・12...
スリリングな体験は恋に結びつきやすいと言われるが、そんな心理がデートにプラスに作用するのが高級フレンチ。たとえばフレンチの巨匠とシャネルが手を結ぶ『ベージュ アラン・デュカス 東京』は、凛とした緊張感のある空気に気分が上がる一軒だ。 「料理はファッションにおけるコレクションと同様、季節感を大切にするものです」というデュカスの考えに基づくコース(¥14,000〜税込サ別)は、重さを排除したモダンなスタイル。...
質の高い料理とサービスで、常に最高のものを提供する「アラン・デュカス・エンタープライズ」と最高級ファッションブランド「シャネル」に共通する“シンプルかつエレガント”なエスプリが、料理と空間の細部にいたるまで表現されている『ベージュ アラン・デュカス 東京』。 インテリアのすべては、世界のシャネルブティックすべての設計を担当するデザイナー、ピーター・マリノ氏が演出。 テーブルアートには、陶磁器やクリス...
◆ 翼から「会社を辞めようと思う」と言われた時は、本当に別れようと思った。だが、夢に向かって頑張る彼を、素直に応援したいと思えたし、そのタイミングで別れを切り出すのは酷なことに思えたのだ。 信じた通り、翼は自分の会社を始めて、順調に業績を伸ばし、最近はやっと時間の余裕もできたようだ。 ―この勢いに乗って結婚まで進めば理想的― そう思っていた矢先に、また翼が「忙しいから、しばらく会えな...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる 。 東京生活を生き抜く上で、知っておくべきルール。 武器も持たず、手探り状態で進む人より、先に攻略法を知っている人が得をし、 東京ゲームを制する仕組みになっている。 ステップアップしていくのか、道を踏み外すのか...... 一つの選択が、人生を大...
波乗りの後、夕方からの美帆との待ち合わせに大遅刻しました。その日は波が良くて、気づけば予定よりかなりの時間が過ぎてしまったんです。海の中では時間が分からないので……。 言い訳ですが、週末に湘南で波がいい日というのは、僕みたいなサラリーマンサーファーにとってはかなり希少なんです。さらに帰り道は大渋滞していて、結局、約束には3時間遅れ。 美帆は想像以上に怒っていました。渋滞で遅れる、と何度か伝えたに...
アラン・デュカス氏に「私の料理哲学を最も理解する日本人料理人」と言わしめた小島 景総料理長。使う野菜は、自らが毎朝、鎌倉の市場へ足を運んで仕入れるこだわりぶり。 食材はもとより、ソースひとつ、切り方ひとつ、美味しさと美しさのための手間暇を惜しまず、妥協なく作られた珠玉の料理が婚礼を彩る。「婚礼のゲストは年齢・出身地・性別が様々。その全てに喜ばれるメニューを心がけています」。 至福の祝宴がここに。...
テーブルマナーをはじめ、牡蠣や海老など魚貝類の食べ方で相手の考え方や生き方が見えます。つまり人生が見える。私は器用な食べ方より、どこか不器用さがある方が好きです。...
紅葉が終わらないと何となくクリスマスという気持ちにならないわよね。木枯らしが吹いて、裸になった木に電飾が巻きつけられた街の景色を見て、ようやく「あ、そろそろクリスマスか」とやる気になったところで、もう遅い。 もし、クリスマスを外でディナーしようと思ったら、10月から始めた方が賢明。レストランの予約も2ヶ月前から受け付けるところが多いと考えると、正確には、10月23日から始まるのよ。 12月になっ...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!? 本日は、人気の街《銀座》。秋田から上京して、アパレル企業に就職し「三軒茶屋」「恵比寿」に住んだ綾が、次に引っ越した街とは・・・? 前回:28歳OLが選ぶ街「恵比寿」。いつでも脱げる臨...
自宅から自転車で10分か15分。鎌倉駅の駐輪場にママチャリを置いたら、駅東口から徒歩3分ほどの鎌倉市農協連即売所に、急ぐ。 『ベージュ アラン・デュカス東京』総料理長・小島景氏の、いつもの日常だ。この市場に通い、既に10数年。ニース、モナコでの修業中に野菜に開眼した彼にとって、生まれ育った街に農家が直接販売を行うこの場所があることは、幸福な運命だったのだろう。 市場は正月三が日を除き、毎日開く。4班に分か...
「いいなぁ。」 本心から羨ましくなり、真希は思わずため息をついてしまう。自分よりも1年早く結婚したというのに、美香の夫はいつもこうして彼女を甘やかしてくれているのだ。 この旅行以外にも、美香のInstagramには“お誕生日に、バラの花束を持って帰ってきてくれました!”とか、“ディナーは『アピシウス』で贅沢なひと時。ステキな旦那様に恵まれて、私は本当にラッキーです♥”のような、夫から溺愛されている様子が一目でわかる...
「今日は、お仕事お休みなんですか?」 ジャケットは羽織っているものの、かっちりしたスーツではなく、どちらかと言うとスマートカジュアルな装いの知之さんに、そう聞いた。 「開業医だから。基本的に時間外は診察しないし、勤務医と違って比較的自由に働けるんだ。」 「そうなんですね!開業医なんて、すごいですね。」 ここで、私は自分の仕事のことを聞かれると思っていた。普通自分のことを聞かれたら、相手にも質問するだろう...
「今日は、お仕事お休みなんですか?」 グラスシャンパンを飲みながら、僕たちのデートは始まった。 「開業医だから。基本的に時間外は診察しないし、勤務医と違って比較的自由に働けるんだ。」 「そうなんですね!開業医なんて、すごいですね。」 「そんな、全くすごくないよ。父親が医者だったから、その他の選択肢がなかっただけの話で。」 僕の家は、代々医者の家系である。弟も医者になったし、僕た...
ここ丸の内には、東京、否、日本屈指のグランドメゾンがある。その名は『アピシウス』。1983年に生まれた同店は、以降フランス料理界を牽引するレストランとして君臨してきた。 一体何が、『アピシウス』を一流たらしめているのか。その歴史と現在とを、じっくりと紐解いてみよう。さて、開店35年目に突入した『アピシウス』を切り盛りするチームを率いるのは、三代目料理長・岩元学氏。83年のオープン時に入社以来、高橋徳男シェ...
真美のもう一つのアカウント(裏アカ)を見せてもらうと、かなり値の張る高級店の写真ばかりがずらりと並んでいる。 『しのはら』『アピシウス』『虎白』『かんだ』に『スガラボ』『CHIUnE』...下手な港区おじさん達も真っ青の豪華なラインナップだ。...
男性から食事に誘われたら、必ずこう答える女がいる。 「メニューによります」 男をレストラン偏差値で査定する、高飛車美女ひな子が、中途半端なレストランに赴くことは決してない。 彼女に選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 最近は、セレブ王子・久保と『Naveno-Ism』、『茶禅華』での2on2、M気質な港区おじさんジュニアとの『...
「いやぁ......。何の前触れもなくコラーゲンをリクエストするひな子先生、流石としか言えません。それにしても、今日も一段とお美しい」 古典的なラグジュアリー感漂う老舗グランメゾン『アピシウス』の待合室に現れた増林(通称:マッスー)は、YOKO CHANのベージュのミニワンピを着たひな子に、遠慮がちな視線を向ける。 きっと、マノロブラニクのレースアップパンプスで飾った、ひな子自慢の生足への目のや...
柳「つまり、彼女を落とせるワインですか?」 ――ずばり言うとそうですね。 柳「しかし、妻帯者の私に聞いてどうするって感じの質問ですが」 ――おそらく柳さんもお若い時は、ワインで女性を口説かれていたのではないかと思いまして。 柳「若い時はお金がなかったから、ワインで女性を口説く発想はなかったですね。稼げるようになった頃は、すでに今の家内とつき合ってたし」 ――ということは、奥様を落と...
英一郎に連れてこられた『Crony』は、実は詩織がずっと気になっていたレストランだった。 『アピシウス』や『カンテサンス』などの名店出身者たちが去年12月にオープンしたばかりの店で、約250種類の豊富なワインの品ぞろえの評判も、噂に聞いていたのだ。...
全盛期のフランス宮廷文化を感じられる店で、クラシックでありながら進化する料理、ワインのラインナップの素晴らしさ、サービスマンの厚み、これぞグランメゾンの筆頭といえる『アピシウス』。 舌でも語られる、生命力の強さを澄んだスープに凝縮された「小笠原母島の青海亀のコンソメスープ シェリー酒風味」は、ここ『アピシウス』のスペシャリテである。ぜひ特別な日に大切な人と最高のグランメゾンという夢の世界を感じて欲しい。...
◆ 「翔太さんって、いつもこんなグランメゾン系のお店でお食事されてるんですかぁ〜?こんなレストラン、久々に来たかも...」 前回のドライブデートで、優子が完全に落ちたのは手にとるように分かったが、その反応の続きを見たくて今日は食事に誘ってみた。 『アピシウス』は元々好きな店で何度も来ているが、改めて重厚感と気品が溢れる店内を見渡してみる。やっぱり、良いレストランに連れて行けるセンスと財力が...
世間一般的には花形といわれる「年収1,000万円」。 平成26年度の民間給与実態統計調査(出典:年収ラボ)によると、年収1,000万円越えは日本の労働人口の4.1%。30代以下に限定するともっと比率は下がり、40,50代になると徐々に比率は上がるだろう。 年収1,000万円プレイヤーはどのようなライフスタイルを送っているのだろうか。世間が思うような夢の暮らしなのか、それとも……? これまでに独...
麻奈:フレンチなら最近は目新しさより王道が気分だな。『シェ・イノ』とか、『アピシウス』とかやっぱり歴史を感じるというか存在そのものにも価値があって、味わいも今の自分にはむしろ新鮮。同じフレンチでも別次元というかフレンチ食べてるんだって気持ちになる。古典があってこその現代風だし。 由美:デートに王道フレンチを選んでくれたら本物を知ってる気がしてドキッとするかも。最近はいつか行けたらいいなって敢えて選択肢...
美術館のように名画に囲まれた空間の中で、美食と芸術に満ち溢れたひとときを過ごせる、有楽町の老舗高級フレンチ。 今回『アピシウス』が提供するカレーは、岩手県産単角牛を使ったメンチカツを乗せた「短角牛のメンチカツカレー」。 ■店舗概要 名称:アピシウス 住所:千代田区有楽町 1-9-4 蚕糸会館ビル B1F 電話:03-3214-1361...
『アピシウス』は小澤氏の原点でもある。 レストラン業界に入る時、どうせならトップのお店で働きたいと『アピシウス』の門を叩いた。ここは入った瞬間から現実の中の非現実を感じることができる数少ないお店だそうだ。 「ディズニーランドって現実だけれど夢の世界に没頭できますよね。本当にプロフェッショナルを感じます。ある意味、それに近いイメージ」 全盛期のフランス宮廷文化を感じられる店で、クラシックでありな...
フレンチならば、リヨンの郷土料理であるクネル。 繊維質で臭みのある川魚をいかに旨く食すか、長年人々が探求した結果が皿にのる。...
創業30年以上のグランメゾン『アピシウス』。3代目にあたる現シェフ・岩元 学氏は、83年に入店。以後スーシェフ、そして2008年にシェフに就任。長年携わってきた『アピシウス』伝統の皿を守りつつ、自身の持ち味を発揮した新たな料理も創出している。 たとえば、写真の鮎を使ったひと皿。プロヴァンスなど南仏でポピュラーな、バジルを使った「ピストーソース」と、鮎の風味を凝縮させたソースや自家製のレザンオイル、ペッパー...
今年4月、めでたく創業30周年を迎えた『アピシウス』。オーセンティックなフランス料理と、贅を尽くした内装や調度品、そしてハイレベルなサービスの三拍子が揃った名店として、揺るぎない評価を得ている。 3代目にあたる現シェフ・岩元 学氏は、83年に入店。以後スーシェフ、そして2008年にシェフに就任。長年携わってきた『アピシウス』伝統の皿を守りつつ、自身の持ち味を発揮した新たな料理も創出している。 たとえば、左上...
時折、気になっていたのだ。オーガニックだのなんだのと言われているこのご時世に、ケミカルなものを肌に塗って出かけていいのかと。だって身体はそこかしこが食べ物だから、唇が吸ったそれらは胃の腑に落ちる。それで病気になった色男はいないけど、食の安心・安全を気にするならこれは失態かと。 ならば内から肌を輝かせるより他ないわけで、向かうは有楽町『アピシウス』、注文すべきは「海亀のコンソメスープ」だ。東京都漁業調整規則にの...