初回のデート後も、私たちは密に連絡を取り合っていた。 毎日LINEもするし、まるで恋人同士のようだ。だから2回目のデートも、楽しみで仕方なかった。 実際に、このLINEが来る前までは。 —何か食べたい物ある? 弘毅から連絡が来たのは、また当日の夕方だったのだ。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? —OK。とりあえず20時に銀座のミキモト前集合で^_^ まさか、今回は予約すらしてい...
そのまま僕たちは微妙な距離感を保ったまま、次のデートを迎えた。 毎日LINEのやり取りは何となく続いており、ただの同期から次のステップへいきそうな雰囲気だった。 —何か食べたい物ある? 当日、優里にLINEを送る。今夜は土曜日、どこへ行こうか・・。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? イタリアンか。イタリアンだったら、東銀座にある魚介イタリアン『ラ・ボッテガ・デルマーレ』にしよう。 ...
東銀座の静かな路地に深夜まで賑わう一軒家レストランが目に留まる。女性に人気のイタリアン「ラ・ボッテガイア」の姉妹店『ラ・ボッテガ・デルマーレ』だ。 カジュアルでアットホームな店内には、テーブル席だけでなくソムリエと会話が楽しめるカウンターも用意。大人のデートならこのカウンターがおススメ。...
スイーツ嫌いで、芋くり南京嫌いな女子テイストゼロの私でも、たまにはなんとなくほっくり甘くて香ばしいものが食べたくなります。 それが粕漬けの魚。焼き魚が美味い定食屋は数あれど、粕漬けや西京焼きなど時間をかけて作る焼き魚なら、ここ『魚久』です。やはり餅は餅屋。創業して101年、粕漬けて50年の『魚久』の粕漬けは、他の追随を許しません。 銀だら京粕漬け定食が運ばれてきます。ちりちりに端っこがこげた粕漬けの香ばしさと甘みが、ご...
タワーマンション。略して、タワマン。一昔前は、富裕層や成功者が住むイメージが強かったが、今では物件数も増え、裾野が広がってきている。湾岸から赤坂・六本木などの都心まで。様々なエリアにタワマンはあり、エリアによって居住者層も異なるだろう。 2016年の東京でタワマンに住む選択をしている、タワマンラバーたち。彼らはいったい、どのような価値観でどんなライフスタイルを送っているのか。実際に彼らの自宅に伺って、話を聞いてみた。<今週の...
続いては、威勢のいい掛け声に誘われる「名物 船上めし」だ。 同メニューを注文すると、登場するのは丼めしと銀のボウルにたっぷりと入った北海道産いくら。そのいくらを目の前で「よいしょー!よいしょー!」と店員の掛け声とともに丼めしに次から次へと盛り付けてくれるのだ。 店員と一緒に声を出しながら、これでもか!っと盛られていくいくらは見ていて盛り上がること間違いなし。エンタメ性抜群のサービスである。...
築地といえばやっぱり外せない海鮮を、ほかにはないプレゼンテーションで提供してくれるのが、築地四丁目の交差点に近い『Jige 築地本店』。「ランチなら『マグロスペアリブ炭火焼』が楽しみ。お店の雰囲気がいいので、夜に接待で使うことも多いです」と真田さん。 予約のみで味わえるディナータイム名物の「マグロ中落ち」は、骨付きのマグロの塊が、直径40cmほどの大皿でダイナミックに提供される。一緒に提供されるハマグリの貝殻で身を削り、薬味...
『備長炭火焼 じげ 築地店』の名物となっているのが、「マグロ中落ち」だ。中落ちと聞くと既に骨から剥がされたものが出てくると想像するかもしれないが、同店では骨付きのまま中落ちを提供するのだ! 予約しなければありつけないが、多くの人がこの料理を求めて事前に予約してから訪れるという。まず注目したいのは、その大きさ。直径40cmほどの大皿で提供され、大人数ならばもっと大ぶりの骨付き中落ちが登場する。この料理が席に運ばれる度にあちこち...
すごいインパクトのある定食がある!という、小宮山さん行きつけの創業20年の名店を求め路地裏へ。 「こちらは築地にあるということもあり、外国人の友人を連れて行くと絶対にウケる店です! 味はもちろん最高ですが、見た目のインパクトが凄くて衝撃を覚えますよね。ちょっとエンターテインメント的な要素もあり、鮪が食べられるお店は珍しいのでは?」...
パスタには目がない麻耶は、写真につられて思わず「行く…。」と返信し、再びスマホを放り投げた。 ◆ 約束の当日、麻耶は待ち合わせの時間よりもずいぶん早く『La Baia』の席に着いていた。 玲奈が来たら、なんと言おう。 月曜日は彼氏の誕生日だったはずだ。それとなく彼氏の話を持ち出して、玲奈がしてくれたように笑顔で話を聞かなければ…と頭の中でシュミレーションをする。 「あれー麻耶、早いね。」 い...
銀座一丁目駅にほど近い、昭和通り沿いに去年10月にオープン。 店内に入るとまず見えるのは、氷が敷き詰められたショーケースと生け簀。シーフード専門イタリアン『La Baia』のメニュー選びはここから始まる。 各地から届く鮮魚は、オーブン焼き、アクアパッツァ、マルケ風煮込み、ズッパディペッシェなどから、お好みの調理法を相談して選ぶことができるという自由度の高さも嬉しいところ。...
銀座一丁目駅にほど近い、昭和通り沿いにこの10月オープン。店内に入ると、まず見えるのが氷が敷き詰められたショーケースと生け簀。シーフード専門イタリアン『La Baia』のメニュー選びはここから始まる。 各地から届く鮮魚は、オーブン焼き、アクアパッツァ、マルケ風煮込み、ズッパディペッシェなどから、お好みの調理法を相談して選ぶことができるという自由度の高さも嬉しいところ。島国であるサルデーニャに特化し、代表的...
贅沢三昧コース 殻付き牡蠣10個 ¥4,280月ごとに美味しい産地の牡蠣が食べられる牡蠣料理店。店主こだわりの日本酒やワインも豊富に用意。 「全国の牡蠣がたくさん食べられるのが魅力です。私のおすすめは10個セット(生、焼き、酒蒸し、しゃぶしゃぶ)、特に酒蒸しが◎」。...
『のどぐろの中俣』は「原始焼き」と呼ばれる魚を一番おいしくする昔ながらの方法で、特大ののどぐろを調理している。その炭火の焼き場が見える大きな吹き抜けと職人の技は、のどぐろのおいしさをさらに引き出してくれるのだ。 活気溢れる店内で、日本一の「のどぐろ原始焼き」を一口食べたら、日本人に生まれたことに思わず感謝したくなるかも!? さあ、思いっきりご堪能あれ!...
数日後、美咲はついに31歳の誕生日を迎えた。 願わくは当日は素敵な男性とロマンティックに過ごしたかったが、あいにくその予定もない。0時を過ぎた時計の針を見...
古民家を改造した、趣のある佇まいの隠れ家風ビストロ。定番前菜からパスタや鹿肉のハンバーガーまで、幅広いラインナップが魅力だ。 自由なメニュー構成だが、ガストロノミーの現場である一流レストランで腕を磨いたシェフの技が光る。ワインはイタリア産が中心。 店内にはカウンター席もあり、シェフの達人技を目の前で見られるのも嬉しい。...
「英里さん...それは、絶対にご主人が悪いですよ!!」 「やっぱりそうよね。新一くん、若いのによく分かってくれるね!」 ひょんなことから後輩の新一と二人で飲むことになった英里は、彼の聞き上手な一面にすっかり心開いていた。 二人は東銀座の隠れ家風ビストロ『スモールワンダーランド』のカウンター席で、名物の鹿肉のハンバーガーを仲良く頬張っている。 健康志向の強い吾郎であれば、「夕飯にハンバーガーとフライドポテ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、タワマンの篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがあっけなく終わる。ワンナイトや社内恋愛も経験し、涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲し、純一との不倫も経験した。築地の健一郎や人形町の祐介など、デート相手はいるが、結婚相手にはまだ出会えず…? 前回 vol.13:5歳下メガバ...
続いて、渡部さんがおすすめするのは、ナポリピッツァを日本に広めたパイオニア的存在、サルヴァトーレ・クオモ。そこの窯焼きピッツァがいち押しだという。そのほかイタリアンのメニューも充実している。 「世界一の本格ピッツァを手軽に食べられるのが最大の魅力。ランチもいいし、ブッフェもいい。広いからパーティーにも使えますね」(渡部建) 銀座で幅広く「使える」なピッツァの大型店だ。...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトや社内恋愛も経験するが、どれも長続きしない。そんな香織の次なる相手は……? 日比谷線の女 vol.4:ディープな街・上野に住む先輩と、禁断の社内恋愛に目覚める ブライダル...
ゴールを「結婚すること」に定めてスピード結婚をした綾。銀座からさほど遠くない豊洲のマンションに移り住んだものの、若干の違和感を感じているよう・・・。彼女の望むライフスタイルとの微妙なズレに、一抹の寂しさを覚えているようだ。東京で結婚をして、人生のステージをひとつ前に進めた34歳の綾だが、果たして彼女は幸せなのだろうか? 次週・・・3年後37歳になった綾の生活を紹介しよう。綾は、どんな街で、どんな女性になっているのだろうか。...
麻布十番でリストランテ、銀座7丁目でワインレストラン、ハワイでも店を展開する『ベルニーニ』のピッツェリア。 1枚の直径は34cmと大ぶりで、具材が異なる20種以上のピッツァが揃う。 店内は広くグループでも盛り上がれる造り。契約農家直送の野菜や築地の新鮮魚介を取り入れたアンティパストと共に、クリスピーなピッツァを召し上がれ。...
薄くクリスピーな生地が特徴のロマーナピッツァが看板メニュー。築地の魚介に、山形県の契約農家直送の肉、契約農家が作る野菜など厳選素材が光る。...
「銀座」が銀座たる所以は、たとえ高級店でなくとも上質であること。 銀座2丁目の昭和通りに近い路地にある『ピッツェリアロマーナベルニーニ』も、本物を追求している一軒だ。看板メニューは、薄くてクリスピーな生地が特徴のロマーナ(ローマ風)ピッツァ。厚くもっちりとした生地そのものを味わうナポリ風ピッツァとは対照的に、具材の美味しさを存分に楽しめるピッツァである。 「食材はしっかりと選んでますね。魚介類は毎朝築地で仕...
銀座の外れに佇むフレンチワインBAR。本郷のフレンチ『SASAO』で腕を揮ったシェフが、ロティやグリエなどの正統派フレンチや、フォアグラ餃子などの変化球で楽しませてくれる。 おすすめは100種を超えるワインが並ぶバーカウンター。餃子と赤ワインが、肩を寄せ合う二人の会話に華を添える。...
多彩で個性的なパスタとナチュラルな食材を生かした料理に定評のある『クラッティーニ』。「温度も味のうち」という倉谷義成シェフの、23年前からの夏季限定(6~9月)のスペシャリテだ。 甘くジューシーな白桃でこれでもかと覆われた冷たいスパゲッティーニ。トマトピュレの軽い酸味、ミントとホワイトペッパーの爽やかな香りが、桃の甘みと絶妙にマッチ。甘いが、さっぱり。ワインと合わせたいむきには、伊の微発泡の赤、おすすめのランブルスコもあるの...
多彩で個性的なパスタとナチュラルな食材を生かした料理に定評のある『クラッティーニ』。「温度も味のうち」という倉谷義成シェフの、23年前からの夏季限定(6~9月)のスペシャリテだ。甘くジューシーな白桃でこれでもかと覆われた冷たいスパゲッティーニ。トマトピュレの軽い酸味、ミントとホワイトペッパーの爽やかな香りが、桃の甘みと絶妙にマッチ。甘いが、さっぱり。ワインと合わせたいむきには、伊の微発泡の赤、おすすめのランブルスコもあるのでお見逃...
恵比寿の『デリッツィオーゾ・イタリア』を始め、都内でイタリアン8軒を展開している(株)ポジティブ&ブレインが、マガジンハウス社の裏通用口の向かいに出した、明るく賑やかな一軒家ピッツェリア。路地に突き出した黄色い『PIZZERIA』の切り抜き文字の看板が、いかにも本場っぽい雰囲気を醸している。 オープンエアの1階は、クリーム色の塗り壁にアチ状の梁。奥のオープンキッチンにピッツァ窯。2階も路地側の広い窓を開け放し、開放的な雰囲気...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉好きにはたまらないボリューミーなメニューが満載だ。 牛もいいが鴨肉も内臓も捨てがたい。肉好きにとってこの店の存在は、なんと有難いことか。...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 こういう、気さくだけど強烈に旨い店を知っていると、男の株が上がるというもの。...
ここ『イバイア』は、目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。 店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 こちらはバスク料理の定番を押さえた気軽なビストロで、その肉力の高さで話題。メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。 噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。...
まず、銀座三丁目でおすすめしたいレストランエリアは、東銀座の裏通りだ。ここ『イバイア』は、目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 こちらはバスク料理の定番を押さえた気軽なビストロで、その肉力の高さで話題。メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシ...
目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシスがある。店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 『マルディグラ』で12年間スーシェフを務めた深味雄二さんが肉に火を入れていると聞けば、肉を楽しむ客が多いのも納得だろう。絶妙な火入れはもちろん、スパイスを巧みに使い肉の旨みを引き出すのもお見事。店の穏やかな空気感も美味...
肩ひじ張らないコージー感がなんとも居心地良い、肉フレンチビストロ『IBAIA(イバイア)』は、その名の通り、メニューを見れば、本当に肉料理ばかりが揃い、魚料理は1種あるか無いかという徹底ぶり。 シェフ・深味氏は、肉料理に定評があるフレンチの名店『マルディ・グラ』のスーシェフを務めた実力派で、多くの肉好きを魅了する。 同店の人気メニューが「牛のヒレカツ」¥3,000~。超厚切りの牛ヒレを、絶妙な火入れ...
「噛むと煮汁がブワッと口に広がる。あれは形を保ったスープです!」と絶賛するのは「牛のヒレカツ」。 重たさは一切なく、口当たりは驚くほど軽い。深味雄二シェフの火入れの特徴は、肉を休ませず、肉汁が弾けるように仕上げること。「技術が凄すぎる。」と田辺氏も唸るばかりだ。...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、2013年、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』...
バスク語で川を意味する店名の通り、フレンチバスクのエッセンスを加味したメニューが売り…のはずが、今や“路地裏の肉ビストロ”としての知名度の方が高い同店。 肉焼きの力強さと豪快な塊肉で肉ラバーの心を鷲掴みにしている。お馴染みのTボーンステーキや牛ヒレカツetc. 人気メニューが数ある中で、知る人ぞ知る裏メニューがこの“骨付きリブロースステーキ”だ。 Tボーンステーキと同じくUS牛を使用しているが、リ...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、この7月に、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、...
夜は¥20,000からだけれど、昼は8貫¥1,500〜、10貫分の内容のあるバラちらしも¥1,500で提供するのだからキップの良さが凄まじい。...
夜は¥20,000からだけれど、昼は10貫¥1,500〜、10貫分の内容のあるバラちらしも¥1,500で提供するのだからキップの良さが凄まじい。 その価格設定を店主・石島吉起さんはこう話す。「いまの会社員の方は誰かに鮨に連れていってもらう機会って少ないはず。そんな人たちにも鮨を知ってもらいたいんです」。 なかには昼に食べて、その後彼女が誕生日の夜に再訪したお客もいるとか。昼は回転も早いが列も絶えず、それは味と価格をみれ...
夜は¥20,000からだけれど、昼は10貫¥1,500〜、10貫分の内容のあるバラちらしも¥1,500で提供するのだからキップの良さが凄まじい。 その価格設定を店主・石島吉起さんはこう話す。「いまの会社員の方は誰かに鮨に連れていってもらう機会って少ないはず。そんな人たちにも鮨を知ってもらいたいんです」。 なかには昼に食べて、その後彼女が誕生日の夜に再訪したお客もいるとか。昼は回転も早いが列も絶えず、...
どんなに東京に新しい鮨屋が増えたって、初めて戸を開ける瞬間の緊張感は薄れやしない。だが、それが持続し続けるのは、どうか。そんなに鮨はえらい食べ物か? 銀座1丁目、昭和通りの奥。4丁目交差点の喧噪とは打って変わった、のんびりとした、街で暮らす人の香りがする場所で、石島吉起氏はこの7月、『鮨 石島』を開いた。18歳で『寿司清』に入り、約15年。築地本店、NY店、六本木ヒルズ店で腕を磨いた。 同期は45名ほど、そ...