初回のデート後も、私たちは密に連絡を取り合っていた。 毎日LINEもするし、まるで恋人同士のようだ。だから2回目のデートも、楽しみで仕方なかった。 実際に、このLINEが来る前までは。 —何か食べたい物ある? 弘毅から連絡が来たのは、また当日の夕方だったのだ。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? —OK。とりあえず20時に銀座のミキモト前集合で^_^ まさか、今回は予約すらしてい...
そのまま僕たちは微妙な距離感を保ったまま、次のデートを迎えた。 毎日LINEのやり取りは何となく続いており、ただの同期から次のステップへいきそうな雰囲気だった。 —何か食べたい物ある? 当日、優里にLINEを送る。今夜は土曜日、どこへ行こうか・・。 —この前和食だったから、イタリアンとかどう? イタリアンか。イタリアンだったら、東銀座にある魚介イタリアン『ラ・ボッテガ・デルマーレ』にしよう。 ...
東銀座の静かな路地に深夜まで賑わう一軒家レストランが目に留まる。女性に人気のイタリアン「ラ・ボッテガイア」の姉妹店『ラ・ボッテガ・デルマーレ』だ。 カジュアルでアットホームな店内には、テーブル席だけでなくソムリエと会話が楽しめるカウンターも用意。大人のデートならこのカウンターがおススメ。...
たまになんとなく食べたくなる、ほっくり甘くて香ばしいもの。 それを満たしてくれるのが、魚の粕漬け。焼き魚が美味い定食屋は数あれど、粕漬けや西京焼きなど時間をかけて作る焼き魚なら、ここ『魚久』。 やはり餅は餅屋。創業して100年以上の歴史を誇る『魚久』の粕漬けは、他の追随を許さない。 人気の銀だら京粕漬け定食。ちりちりに端っこがこげた粕漬けの香ばしさと甘みが、ごはんの旨みと調和し三位一体の境地へ連れて行ってくれる。...
スイーツ嫌いで、芋くり南京嫌いな女子テイストゼロの私でも、たまにはなんとなくほっくり甘くて香ばしいものが食べたくなります。 それが粕漬けの魚。焼き魚が美味い定食屋は数あれど、粕漬けや西京焼きなど時間をかけて作る焼き魚なら、ここ『魚久』です。やはり餅は餅屋。創業して101年、粕漬けて50年の『魚久』の粕漬けは、他の追随を許しません。 銀だら京粕漬け定食が運ばれてきます。ちりちりに端っこがこげた粕漬けの香ばしさと甘みが、ご...
タワーマンション。略して、タワマン。一昔前は、富裕層や成功者が住むイメージが強かったが、今では物件数も増え、裾野が広がってきている。湾岸から赤坂・六本木などの都心まで。様々なエリアにタワマンはあり、エリアによって居住者層も異なるだろう。 2016年の東京でタワマンに住む選択をしている、タワマンラバーたち。彼らはいったい、どのような価値観でどんなライフスタイルを送っているのか。実際に彼らの自宅に伺って、話を...
気取らず、気の置けない仲間とワイワイ食事を楽しみたい日には『ラ・バイア』を訪れ、豪快な魚介料理を堪能してみてはいかがだろう?...
パスタには目がない麻耶は、写真につられて思わず「行く…。」と返信し、再びスマホを放り投げた。 ◆ 約束の当日、麻耶は待ち合わせの時間よりもずいぶん早く『La Baia』の席に着いていた。 玲奈が来たら、なんと言おう。 月曜日は彼氏の誕生日だったはずだ。それとなく彼氏の話を持ち出して、玲奈がしてくれたように笑顔で話を聞かなければ…と頭の中でシュミレーションをする。 「あれー麻耶、早いね。」 い...
銀座一丁目駅にほど近い、昭和通り沿いに去年10月にオープン。 店内に入るとまず見えるのは、氷が敷き詰められたショーケースと生け簀。シーフード専門イタリアン『La Baia』のメニュー選びはここから始まる。 各地から届く鮮魚は、オーブン焼き、アクアパッツァ、マルケ風煮込み、ズッパディペッシェなどから、お好みの調理法を相談して選ぶことができるという自由度の高さも嬉しいところ。...
銀座一丁目駅にほど近い、昭和通り沿いにこの10月オープン。店内に入ると、まず見えるのが氷が敷き詰められたショーケースと生け簀。シーフード専門イタリアン『La Baia』のメニュー選びはここから始まる。 各地から届く鮮魚は、オーブン焼き、アクアパッツァ、マルケ風煮込み、ズッパディペッシェなどから、お好みの調理法を相談して選ぶことができるという自由度の高さも嬉しいところ。島国であるサルデーニャに特化し、代表的...
「のどぐろ」専門店としてオープンした『銀座 中俣』。口の中が黒いことから「のどぐろ」と呼ばれるアカムツは、白身のトロともいわれる高級魚。 脂がのった長崎・対馬産の「紅瞳」を中心に、目利きが選んだ「のどぐろ」尽くしの料理がずらり。刺身に姿焼き、唐揚げ、しゃぶしゃぶ、土鍋ご飯。初代の中俣茂助さんが鹿児島県指宿市で焼酎造りを始めて以来、110年以上続く「中俣酒造」のこだわりが詰まった芋焼酎とともに味わいたい。...
そののどぐろにとことん特化した新店が銀座に登場し、話題となっている。銀座4丁目に店を構える『銀座 中俣』だ。 最高級のどぐろを刺し、炙り、焼きと多彩な手法で魅せる日本初ののどぐろ専門店として、オープンからわずか3か月で早くも予約が取りにくい人気店になりつつある。 冬が旬の魚ののどぐろが美味しさのピークを迎える今こそ、訪ねてみてはいかがだろう。...
『備長炭火焼 じげ 築地店』の名物となっているのが、「マグロ中落ち」だ。中落ちと聞くと既に骨から剥がされたものが出てくると想像するかもしれないが、同店では骨付きのまま中落ちを提供するのだ! 予約しなければありつけないが、多くの人がこの料理を求めて事前に予約してから訪れるという。まず注目したいのは、その大きさ。直径40cmほどの大皿で提供され、大人数ならばもっと大ぶりの骨付き中落ちが登場する。この料理が席に運ばれる度にあちこち...
すごいインパクトのある定食がある!という、小宮山さん行きつけの創業20年の名店を求め路地裏へ。 「こちらは築地にあるということもあり、外国人の友人を連れて行くと絶対にウケる店です! 味はもちろん最高ですが、見た目のインパクトが凄くて衝撃を覚えますよね。ちょっとエンターテインメント的な要素もあり、鮪が食べられるお店は珍しいのでは?」...
贅沢三昧コース 殻付き牡蠣10個 ¥4,280月ごとに美味しい産地の牡蠣が食べられる牡蠣料理店。店主こだわりの日本酒やワインも豊富に用意。 「全国の牡蠣がたくさん食べられるのが魅力です。私のおすすめは10個セット(生、焼き、酒蒸し、しゃぶしゃぶ)、特に酒蒸しが◎」。...
続いては、威勢のいい掛け声に誘われる「名物 船上めし」だ。 同メニューを注文すると、登場するのは丼めしと銀のボウルにたっぷりと入った北海道産いくら。そのいくらを目の前で「よいしょー!よいしょー!」と店員の掛け声とともに丼めしに次から次へと盛り付けてくれるのだ。 店員と一緒に声を出しながら、これでもか!っと盛られていくいくらは見ていて盛り上がること間違いなし。エンタメ性抜群のサービスである。...
『のどぐろの中俣』は「原始焼き」と呼ばれる魚を一番おいしくする昔ながらの方法で、特大ののどぐろを調理している。その炭火の焼き場が見える大きな吹き抜けと職人の技は、のどぐろのおいしさをさらに引き出してくれるのだ。 活気溢れる店内で、日本一の「のどぐろ原始焼き」を一口食べたら、日本人に生まれたことに思わず感謝したくなるかも!? さあ、思いっきりご堪能あれ!...
『寿月堂』を運営する丸山海苔店は、三ツ星の鮨店御用達でもある海苔の老舗。そんな海苔店で働く人たちは、普段からパンと海苔を一緒に食べることが多く、その相性の良さを知っていたとか。そこで、3年前に『寿月堂』がオープンする際に、海苔サンドイッチのメニューを考案。 マヨネーズと柚子胡椒で和えたアボカド×マグロ、明太マヨとはんぺんなど、具材自体も和素材とし、バター代わりに青海苔を含む“こんとび海苔”を敷いている。この海苔が味の強い具材...
2年後の夏。 車のトランクに荷物を詰め込むと、美希は駐車場の隅から車内の真奈と誠に向かって手を振った。 「行ってらっしゃい!蘭ちゃんと大志くんによろしく...
ー今度、結婚することになったの!ー ー仲の良かったみんなを招待させてもらいたくて...!− それは、同級生・山崎真美からのLINEだった。中高時代に仲良...
「真希、誕生日、『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』予約しといたから。」 出勤前の健介にそう声をかけられ、真希は胸に広がる幸福感...
ブルガリ銀座タワー内の『イル・リストランテ ルカ・ファンティン』では、シェフの芸術的かつ気品あふれるメニューと共に、ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ ...
まずお伺いしたのは、「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン氏。 イタリア料理の伝統を再構築し、モ...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にイ...
イタリアの白トリュフシーズンまっただ中、極上の白トリュフをいただきに『ブルガリ イル リストランテ』へ。これがもう贅沢の極みでして、白トリュフがまるで鰹節...
我々日本人にしてみればなじみの深いサバ。でも思いつく料理といえば煮付けか、シメサバくらい…。そんな中出会ったのが、『ブルガリ イル リストランテ ルカ・フ...
今回のエレガントエスコートを、すぐに実践できそうなレストランを下記にご紹介! レストラン概要をご覧になりたい方は、店舗詳細をLet's Click!!...
イタリアでミシュランの星を有するレストランのスターシェフを日本に招き、ブルガリ レストランのエグゼクティブシェフである、ルカ・ファンティンと共同でコースメ...
2週間の休業期間を使って改装されたキッチンを訪れると、どっしりした大理石の作業台には全自動のスプーンウォッシャーが設置され、IH調理台の脇にはブロードを温...
東京カレンダーが今年の1月から取材し続けている『ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン』で行われるコラボレーションディナー『IN CIBO VE...
「食に対する知識とリスペクトはクリエイティビティを刺激するのに不可欠だと思っています」 By Luca Fantin/ルカ・ファンティン(『ブルガリ イ...
ボンジョルノー! 知り合いのカメラマンが、いままさにイタリアにいまして、FBに上がってくる楽しげな写真が羨やましくてしょうがない船山です。 今回は、...
分厚いヒレ肉を切って口に入れると、しっとり、なめらか。噛めば柔らかく、肉に閉じ込められていた旨みがじわりと広がる。筋や繊維が一切ない肉質は、熟成による賜物...
マッシモ・ボットゥーラの名を知らなくとも、『オステリア・フランチェスカ』は知っている、そんなグルマンな人は多いのでは? そう、彼こそサンペレグリノ世界50...
ブルガリ銀座タワーといえばジュエリーと美食の殿堂だが、館内では時々、通好みのイベントが開催されていることをご存じだろうか?昨年は創業130周年を記念し、イ...
ボンジョルノ! 風邪っぴき中のオーツキです。 体調は悪いが食欲ある! んなわけで、『ブルガリ ホテルズ&リゾーツ・東京レストラン』が企画する、「four...
クリスマス・イヴに肉を食べない習慣があるイタリアでは、肉の代わりに魚を食べるのがお約束である。 イタリアのクリスマス料理は、イヴは魚料理、25日は肉料理...
美食家に「台所のダイヤモンド」と讃えられる高級食材、トリュフのシーズンがやってきた。しかも今年はトリュフの当たり年。『イル・リストランテ』のルカ・ファンテ...
秋色が日ごと深まる季節になると、「ブルガリイル・リストランテ」のテーブルに芳醇な香りが届く。北イタリアの晩秋の味覚、“白いダイヤモンド”とも称される白トリ...
路地にまかれた打ち水、軒先に置かれた鉢植え……そんな下町情緒溢れる路地を行くと、古式ゆかしい木造家屋がふいに現れる。ビビッドな色ガラスの扉を開き、上り框で靴を脱ぐ。 どこか懐かしい店内に歩を進めれば小さな中庭を囲むようにしてテーブル席、備長炭が煌々と燃え盛る炉。その周囲にはカウンター席が設けられている。 大正時代に建てられた一軒家をモダンに改築した設えに俄然、期待が膨らむ。ゲストの高揚に応えてくれるのは、“肉の総本山”...
路地にまかれた打ち水、軒先に置かれた鉢植え……そんな下町情緒溢れる路地を行った先にふいに現れる木造家屋が『江戸肉割烹 さゝや』だ。 大正時代に建てられた一軒家をモダンに改築したという店内に歩を進めれば、小さな中庭を囲むようにしてテーブル席、備長炭が煌々と燃え盛る炉。その周囲にはカウンター席が設けられている。 ゲストの高揚に応えてくれるのは、“肉の総本山”を名乗る同店ならではの美味の数々。...
食前酒を飲みながら「なんだかお互い、いい歳になったよね」そう言って香織は笑った。 相手は香織より15歳年上の48歳。名前は白鳥健一郎。小さな不動産会社を経営し、新富町に事務所を持っている。 本人からはっきりと聞いたことはないが、千代田区にある大病院の娘を母に持ち、仕事なんてしなくても十分に余裕のある暮らしが送れるほどの財力を持つ家庭に生まれたそうだ。今は彼の従兄弟が4代目の院長を務めているらしいと共...
―ひなちゃん、銀座のすごいステーキ屋さんの予約が取れたよ。 裕太からのLINEが届いた瞬間、ひな子の胸に甘い興奮がジワジワと広がった。 ―まさか、“あの店”じゃないわよね......? 「銀座のすごいステーキ屋さん」と言われたら、ひな子はどうしても“あの店”を思い浮かべてしまう。 東京は、美食を極めた街である。 星付きのレストランはいくらでもあるし、毎年話題の新店がいくつもできる。 料理人た...
男性から食事に誘われたら、ひな子は必ずこう答える。 「メニューによります😏最近忙しいので......」 美貌・知性・若さという女の市場価値を決める3大条件、すべてにおいて最高値を誇る女・ひな子。 ―中途半端な店に、私を誘わないで― そのセリフの意図を汲み取った選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 これまでは、『ペレグリーノ』、『Furuta...
―ひな子先生、お元気ですか。久しぶりに先生をもてなす会を開催したいのですが、ご関心ございますでしょうか? 就寝前に肌の手入れをしていたひな子は、「ふむ」と心の中で頷く。 妙に丁寧な文面でLINEを送って来たのは、IT系の会社を経営する増林だ。31歳という若手にしては中々の成功を収めており、また自らを「最強のおしょくじがかり」とアピールする、一風変わったグルメ男(独身)である。 ―メニューに...
男性から食事に誘われたら、ひな子は必ずこう答える。 「メニューによります😏最近忙しいので......」 美貌・知性・若さという女の市場価値を決める3大条件、すべてにおいて最高値を誇る女・ひな子。 ―中途半端な店に、私を誘わないで― そのセリフの意図を汲み取った選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 前回は、社会人デビュー男...
―ひな子ちゃん。(このアカウント、使われてるのか分かりませんが......😢)だいぶ前に誘った『Furuta』だけど、そろそろ予約日が近づいて来ました。予定が分かれば、どうか教えてください。 未読スルーで埋もれていた浩一からのLINE通知を気まぐれで開いたひな子は、思わずオフィスのデスクで飛び上がりそうになった。 『Furuta』とは、銀座の最高級中華として名高いレストランである。 メニュ...
全国の食通が訪れる岐阜の『開化亭』。同業者からも注目を集めるシェフの古田 等氏が、2014年末、満を持して銀座に出店を果たした。 「カウンターは、シェフズテーブルであり、板前割烹の要素もありますね。食べ手の顔がよくわかりますし、ワンクッション置かずに料理を出せる点も魅力です」と吉田氏。 ¥30,000、¥50,000、¥70,000、¥100,000の4コース。ゲストの多くは会計時に次の予約を入れ店...
年収……、それは端的にそのひととなりのスペックを決めてしまう世にも恐ろしい数字。 東京に跋扈する、年収3,000万円以上の男に迫った。 【今週のヤバい家計簿】 大澤隆弘(仮名)44歳 家賃:キャッシュ(12億)で購入したので無し 水道光熱費:自宅のことは妻が管理しているので不明 電話代:2万円 交際費:120〜370万円(飲み代によって違う)海外旅行で2,000万円使うことも 被服費:3...
全国の食通が訪れる岐阜の『開化亭』。同業者からも注目を集めるシェフの古田 等氏が、2014年末、満を持して銀座に出店を果たした。 「カウンターは、シェフズテーブルであり、板前割烹の要素もありますね。食べ手の顔がよくわかりますし、ワンクッション置かずに料理を出せる点も魅力です」と吉田氏。 ¥30,000、¥50,000、¥70,000の3コース。ゲストの多くは会計時に次の予約を入れ店を後にする。...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!? 本日は、人気の街《銀座》。秋田から上京して、アパレル企業に就職し「三軒茶屋」「恵比寿」に住んだ綾が、次に引っ越した街とは・・・? 前回:28歳OLが選ぶ街「恵比寿」。いつでも脱げる臨...
東京進出となる『Furuta』は『開化亭』のスピンオフと表されがちだが、本質は違う。15年前から岐阜で6席のみでもてなしていたシェフズテーブルのスタイルをそのまま銀座に移転したのだ。 真新しい檜のカウンターの億には"老倒無事"の掛け軸。58歳を迎えた古田シェフが銀座に舞台を移しての挑戦だ。...
入籍を間近に控えたある日、私は衝撃的な話を健人から聞かされたのだ。 「あの人、私の目を見て言ったのよ。“ミホとは結婚できない”って。しかもね、浮気相手の女は妊娠までしてるんだって。思わず婚約指輪投げつけちゃった…。」 『銀座 よし澤』のカウンターで、次々運ばれる料理を口に運びながら、つい先日の悲惨な出来事を一つ一つ噛みしめるように思い出していた。 入籍を予定していた、私の32歳の誕生日。たった一人で過ごすには辛す...
階段の途中に鎮座する鍾馗様に導かれるまま、下へ向かうと飛石に砂利、蹲の設え。一枚板の美しい檜のカウンターに腰を落ち着ければ、何とも贅沢。ランチとは思えない健やかで落ち着いた心持ちになる。 国内外で高い評価を集める『ぎんざ 一二岐』。店主である吉澤定久氏は長く京都で研鑽を積んだ気鋭の料理人。自身の名を冠した、この店を新たに開いたのは一昨年末のことで、以来、ランチも夜と同等の懐石料理を供してきた。 それにしても、コース¥5...
続いて、渡部さんがおすすめするのは、ナポリピッツァを日本に広めたパイオニア的存在、サルヴァトーレ・クオモ。そこの窯焼きピッツァがいち押しだという。そのほかイタリアンのメニューも充実している。 「世界一の本格ピッツァを手軽に食べられるのが最大の魅力。ランチもいいし、ブッフェもいい。広いからパーティーにも使えますね」(渡部建) 銀座で幅広く「使える」なピッツァの大型店だ。...
割烹料理のテイストで味わう家庭のお惣菜。そんな粋な晩餐を約束してくれるのが、東銀座『寛幸』だ。 それも、店主の佐藤寛幸氏が、岐阜の名店『たか田八祥』、三田『晴山』出身と聞けば納得。 秋の定番〝秋刀魚の塩焼き〞も、大根おろしの巧みなアレンジが新鮮な美味を堪能させてくれる。...
~センスが光るオリジナル割烹料理~ 割烹料理のテイストで味わう家庭のお惣菜。そんな粋な晩餐を約束してくれるのが、東銀座『寛幸』だ。それも、店主の佐藤寛幸氏が、岐阜の名店『たか田八祥』、三田『晴山』出身と聞けば納得。コースには〝すっぽんとなめこの秋巻〞や八丁味噌ソースの〝飛騨牛ハンバーグ〞など一捻りした料理が並ぶ。 とはいえ、いずれもきちんと和食に落とし込んでいるのはさすが。秋の定番〝秋刀魚の塩焼き〞も、大根おろしの巧み...
銀座4丁目。昭和通りにほど近い、真新しいビルの6階に『寛幸』はある。店主・佐藤寛幸さんは予約のとれない割烹の名店『晴山』に務めたのち昨年秋に独立。そう聞くと正統派和食と構えがちだが、出来たお店は意外すぎるほどにカジュアル。 バーのような趣と、BGMのジャズが心地よい使い勝手のいい料理店だ。席数は8席。隣客との適度な距離感も落ち着く。 「うちは深夜まで営業していますし、堅苦しくない雰囲気にしたかったの...
「まだ喧嘩中なの?」 結局、何の予定もない金曜日に耐えられず、恵梨香は友人の綾子を『銀座 ル・コチア』に呼び出したのだ。 快く誘いに乗ってくれた綾子に感謝していた。しかし、恋愛の話になると大きく目を見開きダメ出しするので、苦笑いを浮かべながら曖昧な返事になってしまう。 「喧嘩っていうほどじゃ。ちょっと距離が必要かなって…」 建築デザイン会社を経営している男・近藤壮太とは付き合ってもう2年になる。海外との取引...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆったり話しながら食べて...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆっ...
テーブルに運ばれてきた瞬間にトリュフの香りが立ちのぼる、絶品の「トリュフヌードル」をご存じだろうか? 銀座に2016年7月に誕生した『ル・コチア』の大人気メニューで、これが驚くほど旨い! その美味しさの訳に迫りつつ、フレンチとしての使い勝手も抜群にいい『ル・コチア』の魅力を紹介しよう。...
麻布十番でリストランテ、銀座7丁目でワインレストラン、ハワイでも店を展開する『ベルニーニ』のピッツェリア。 1枚の直径は34cmと大ぶりで、具材が異なる20種以上のピッツァが揃う。 店内は広くグループでも盛り上がれる造り。契約農家直送の野菜や築地の新鮮魚介を取り入れたアンティパストと共に、クリスピーなピッツァを召し上がれ。...
薄くクリスピーな生地が特徴のロマーナピッツァが看板メニュー。築地の魚介に、山形県の契約農家直送の肉、契約農家が作る野菜など厳選素材が光る。...
「銀座」が銀座たる所以は、たとえ高級店でなくとも上質であること。 銀座2丁目の昭和通りに近い路地にある『ピッツェリアロマーナベルニーニ』も、本物を追求している一軒だ。看板メニューは、薄くてクリスピーな生地が特徴のロマーナ(ローマ風)ピッツァ。厚くもっちりとした生地そのものを味わうナポリ風ピッツァとは対照的に、具材の美味しさを存分に楽しめるピッツァである。 「食材はしっかりと選んでますね。魚介類は毎朝築地で仕...
銀座の外れに佇むフレンチワインBAR。本郷のフレンチ『SASAO』で腕を揮ったシェフが、ロティやグリエなどの正統派フレンチや、フォアグラ餃子などの変化球で楽しませてくれる。 おすすめは100種を超えるワインが並ぶバーカウンター。餃子と赤ワインが、肩を寄せ合う二人の会話に華を添える。...
2015年6月オープン。利き酒師の資格を持つ女将が厳選した35種以上の日本酒のラインナップが自慢で、料理や客の好みに合わせて提案してくれる。 料理は毛ガニをはじめ、女将の出身地・函館から直送される海の幸などをふんだんに使用。コースは6,000円、8,000円、10,000円から選べる。女将は元ツアーコンダクターという接客のプロ。英語も堪能で外国人をもてなすのにも最適である。...