店舗名:日本料理 斗南(にほんりょうり となみ) 住所:新宿区神楽坂3-2-31 大宗第三ビル 1F 電話番号:03-6228-1984 営業時間:昼 12:...
路地で風情ある佇まいを見せる日本家屋。暖簾をくぐり、引き戸を開ければすぐに、白木のカウンターの向こうで手仕事をする店主の姿が目に飛び込んでくる。初めての来店であっても、まるで馴染みの店に来たような感覚。 料亭のような品のある色気を湛えながら、店主と女将の人柄を映し出したような“気安さ”も同居する。完全個室のソファー席から、テーブルを備えたお座敷個室まであり、大人の胸襟を開かせる商談から慰労の席まで、あらゆるビジネスシーンにお...
宮崎の両親は、娘が東京で1人働くことについても心配している上に、監査法人という多忙なイメージの職場に就職したことを、誇りにも心配の種にもしている。 だが、大学の単位を取りながら資格習得の勉強をこなしていたあおいは、少々の激務ではへこたれない。タフな仕事ぶりで上司からの信頼も厚かった。 「今日のお昼、どこに行くんだろう。」 社会人としての生活リズムにも慣れ、心と時間にも余裕のできたあおいの最近の楽しみは、会社の...
六本木『ザ・リッツ・カールトン東京』の開業が2007年、日本料理『ひのきざか』を筆頭に和食部門の統括料理長を務めた黒須浩之さんが2012年、神楽坂に店を開いた。 築40年の民家を改装した店は1階、2階合わせて15席。兵庫横丁の先の小路という奥まった場所ながら、早くも夜は予約至難の盛況ぶりである。 『ザ・リッツ・カールトン東京』以前にも長くホテルで料理長を務めてきた黒須さん。施設の顏ともいえる飲食部門の一角を担い、諸外国...
『神楽坂おいしんぼ』 黒板塀が神楽坂旧料亭の風情を感じる一軒。 住所:新宿区神楽坂4-8 TEL:03-3269-0779 『神楽坂久露葉亭』 神楽坂の賑わいから路地裏に少し足をのばせば田舎情緒の佇まい。 住所:新宿区神楽坂3-6-53 TEL:03-5206-6997 『神楽坂和らく』 神楽坂 築土八幡の裏路地に佇むレトロモダンな一軒家レストラン。 住所:新宿区筑土八幡町1-3 TEL:03-6280-85...
非常に生命力が強く、内陸へ運ぶのに適していたことから、京都をはじめとする関西地方の夏の味覚として愛されてきた「鱧(はも)」。 産卵期を迎える初夏から夏にかけてが旬と言われる鱧を、ひと足先に神楽坂の隠れ家レストラン『瓢箪坂おいしんぼ 』でいただける。 江戸の粋を感じながら、遊びを心得た大人が愉しむ街・神楽坂で、この時季だけの”はしりの鱧”を堪能しよう!...
初回のデートは気合を入れて、神楽坂にある和食の名店『神楽坂 石かわ』を予約した。...
悠太さんが予約してくれた『神楽坂 石かわ』は、自分で行きたくてもなかなか行けないお店だ。私は、少し緊張しながら神楽坂へと向かった。...
毘沙門天の裏手。黒塀の粋な佇まいに燈る仄かな灯り。看板はなく、表札がさりげなく掛かるのみ。そんな楚々とした趣、その奥に続く細長い石畳のアプローチに、知らず知らず高揚感が昂まっていく。 そう、ここが『石かわ』。ミシュランの三つ星を10年間取り続ける正統派和食の名店だ。 32歳の世代には、とかく敷居の高さを感じてしまいがちな和食だが、臆することはない。店主・石川秀樹氏の温かく、どこか飄々とした人柄に触れ...
28歳を過ぎた瞬間から市場価値が落ちていく。東京婚活の暗黙のルールは30代婚活女子に取って非常に厳しい現実だ。 そんな東京の現実に耐えられず、留学(遊学?)という名の海外逃亡を図る東京女子は後を絶たない。旧くはパリやニューヨークが人気であったが、昨今は、年齢関係なしに日本人というだけで市場価値が上がり、世界レベルの金持ちが集まるシンガポールが彼女たちのターゲットのようだ。 バブルのような高揚感と夢を...
日本のエグゼクティブを目指すなら、日本料理を熟知しておくべき。海外からのゲストも多い『虎白』は、そういった意味でも訪れるべき店だ。 トリュフやフォアグラといった、海外の食材も積極果敢に取り入れながらも、確たる日本料理店として高い評価を得ている。 料理長・小泉瑚佑慈氏は、現在38歳。2016年より三ツ星を獲得し、師・石川秀樹氏の『石かわ』に迫る存在感を示している。...
結婚に必要なのは、お金or愛? それは、女にとって永遠のテーマである。 “最後は愛が勝つ”と信じたくてもそれは理想論だということに、女たちは徐々に気づいていくのだ。 しかし「お金より愛が勝つ」と言い切る、ある女がいた。 その名は、愛子。 金に糸目がない女だらけの東京において、愛子は信念を貫き、幸せな結婚生活を勝ちとれるのか? 広告代理店で働く29歳の愛子は、大手通信会社勤務の知樹と結婚を決め、幸...
「下北沢に来るのは10年ぶりくらいですかね...高校生の時に来て以来、この駅に降り立ちました。」 現在改装中の駅、そして想像以上に賑わう下北沢商店街に戸惑いながらも、元ミス中央のタイトルを持つ冨張さんの美しさ、そしてスタイルの良さは一際輝いている。 「普段は港区、渋谷区エリアがメインですね。あとは銀座が多いです。」 厳密には、お食事は港区と渋谷区が多く、お買い物は銀座エリアだという。もちろ...
どう考えても、26歳の真美の財力では行けぬような店ばかり。 確実に、誰か“お食事がかり”の人がいないと、そんな所に行けないことは一目瞭然である。 「真美ちゃん、こんな良い店ばかり行ってるの?!」 「ふふふ。だからこそ、裏アカを作ったんですよ。」 港区女子は賢い(あざといと言うべきだろうか)。 最近の女性は、無駄に高級店を自慢すると裏に誰かいることがバレてしまうため、敢えてビジネ...
その日以来、街も男も気に入ったレイナは頻繁に邦夫と連絡を取り合い、食事に行った。『虎白』や『ル・マンジュ・トゥー フレンチ』などの有名店から、『カド』などちょっとした立ち飲み屋まで、邦夫のレパートリーは広く、レイナを飽きさせなかった。 輸入食材を扱う会社を立ち上げただけあって、邦夫は食に大分関心をもっているようだ。この日は『エンジン』で中華を食べていたが、台湾に行ってからハマっているという中国茶につい...
年収……、それは端的にそのひととなりのスペックを決めてしまう世にも恐ろしい数字。 東京に跋扈する、年収3,000万円以上の男に迫った。 【今週のヤバい家計簿】 大澤隆弘(仮名)44歳 家賃:キャッシュ(12億)で購入したので無し 水道光熱費:自宅のことは妻が管理しているので不明 電話代:2万円 交際費:120〜370万円(飲み代によって違う)海外旅行で2,000万円使うことも 被服費:3...
記念日や祝い事など、特別な食宴はやはりとっておきの店で楽しみたいもの。高垣さんにとってそれは、神楽坂の『虎白』。あの『石かわ』の流れをくむ、言わずと知れた神楽坂の名店だ。 「季節ごとに予約を入れて、訪れる度に”大人になったな”と感じられる大好きなお店です。毎回、しんじょうと旬のものをいただくのが楽しみ! 彼や友人とのちょっと特別な席にピッタリですが、誰よりも一番連れてきたいのは母。静かで落ち着けるけど、緊...
時に“創作和食”とも称される。フカヒレやトリュフ、チーズにバターと中華や西洋の素材を取り入れた皿も登場する。そういった日本料理の枠にとらわれない食材を使うこともあるが、素材自体は人一倍こだわって厳選している。 目新しい素材を使ったとしても、日本料理の軸からぶれないように日々試作を繰り返している。全ての素材の組み合わせには、料理長の小泉功二氏ならではの意味がある。...
『神楽坂石かわ』の石川氏が、全幅の信頼を置く"右腕"、小泉功二氏が料理長を務めるのが、ここ『虎白』だ。 メニューはコースに絞り、ポーションを控えめに構成。ビールに合う揚げ物に始まり、少量のご飯もので空腹を落ち着かせる。次いで酢の物や旬魚のお造り、時には変化をつけた椀物も繰り出す。「新しいけれど行きすぎず、正統派日本料理をふたひねり」と言うだけに、フカヒレやトリュフ、チーズにバターと中華や西洋の素材を取り入れた...
まず、森の香り。赤松の木々の根元で育ったんだなぁという清々しい香りが、グツグツ煮え立つ出汁の中でどんどん膨らんでいく。鰹と昆布の一番出汁に鱧の、そして松茸のエキスが溶けている。ああ、だから“鱧松茸”なのか。馥郁たるスープが喉を温かく通り過ぎていく時、納得せずにはいられない。 『割烹 喜作』主人、森義明氏は秋のこのひと品のために陶芸家、岡晋吾氏に器を特注した。焼きっぱなしの素焼きの器は極めてシンプルなこの料理へ...
「『石かわ』が開いてからずっと、神楽坂に住んでいるんですよ」 師匠・石川秀樹氏が2003年に神楽坂に『石かわ』を開き、早7年。『石かわ』の毘沙門天裏への移転を機に、’08年に同地に開業する『虎白』を任された小泉功二氏は、この街を第二の故郷と呼ぶ。 横浜の実家を出て、物置兼寮となった『石かわ』2階で寝起きした。階段ひとつで即、仕事場。ちょっとした買い物は近所の商店にひとっ走り。夜ともなれば風呂は店裏にある『熱...
静けさが心地よい小径に、薦められた和食『蒼穹』はある。土壁と二重扉の外観を前に、ちょっとした旅気分だ。 趣ある戸を引いて、店に入りカウンターに腰を下ろす。まずはビールを頼むとオールドバカラのグラスで提供され、ふとした酒器の上質さに気分が上がる。長年、都内のホテルや和食店で酒番として活躍していた多田正樹さんが店主。2017年4月に和食と日本酒を楽しむ店として『蒼穹』をオープンさせた。 料理は7品または11品のコースのみ。...
2階の『ふしきの』は、昨年4月に近所から移転してきた日本酒好きが認める人気店だ。 京都の建築家が手がけたという店内はモダンと伝統のバランスが絶妙。屋久杉の木目を生かした天井にも目を見張る。 写真に映るのは、手前から料理長の荒巻吉男さん、奥が店主の宮下祐輔さん。...
コシヒカリやササニシキ、あきたこまち……。食べるお米にブランドがあるように、日本酒造りに適したお米も存在する。 あまり意識したことのない初心者でも、押さえておきたい酒米って何? 「まずは山田錦ですね。全国新酒鑑評会で入賞するお酒のほとんどはこのお米で醸したもの。競馬に例えれば中央競馬のサラブレッド、しかもどんな馬場でもそれなりに力を発揮してくれる。日本酒ビギナーにも安心して勧められます」 もうひとつ覚えておくなら? 「雄町...
「かくれんぼ横丁」でも、ひと際目を引くのが、こちら。 夜になると黒塀が並ぶ趣ある小路の軒先に行灯がともり、密やかで美しい大人の風情を漂わせる。 夜に紛れる黒い外壁に灯る、中の温かな光。引き戸を開けると、温もりに満ちた和モダンな空間が迎えてくれる。...
天草の海で育ち、目を見張るほど色鮮やかな殻とプリプリでコクのある味わいの身が特徴の「天草 緋扇貝」。 味わい深い、その旨味が引き立った一品となっている。...
回数を重ねるごとにファンが増えている神楽坂の古民家レストラン4店舗を巡る人気イベント「ほろ酔い散歩」が、本日3/6(月)~3/12(日)まで開催される。今回のテーマは、熊本・天草からやってきた美味しい食材を、神楽坂らしい料理にアレンジ。前売りチケット5,000円を購入すると、期間中、自慢の料理1品と、お酒を1杯愉しむことができる、大人の夜歩きはしご酒イベントだ。 さむ~い冬には、じっくり屋内に籠ってばかりのデートをしがちだっ...
イベント名:天草日和のほろ酔い散歩 開催日時:3/6(月)~12(日)17:30~22:00 実施店舗:『神楽坂おいしんぼ』 『神楽坂久露葉亭』 『神楽坂和らく』 『瓢箪坂おいしんぼ』 参加費用:おひとりさま5,500円(税込)※1店 1,375円×4 ―前売り予約で5,000円に割引!― 期間中に好きなお店から巡り、各店にてチケットを提示すると、熊本県天草市の素材を使った1品料理...
粋の街神楽坂に約50年続く関西料理の老舗、鳥茶屋。名物「うどん鍋すき」は、極太のうどんを海老やはまぐり、地鶏や湯葉などと煮込んだ色どりきれいな贅沢なひと品である。 その顔であるうどんには、北海道産と信州産の最高級の小麦粉を使い、念入りに打つことで強いコシを出している。割下には極上の鰹節と天然利尻昆布のダシを使用。丁寧に仕込むため、煮込む際にはほとんどアクが出ない。厳選した食材と職人の確かな腕。老舗ならではの上品な味である。 ...
ここ、石畳の道をきれいどころが行き交う花街、神楽坂こそ"大人の店"は似合うのだ。火灯し頃にようやく暖簾を掲げる『喜想庵 ささ木』で、つくづく思った。 「料理人として生きてきて、一番嬉しかったのは亡くなる間際の方が、他の物は何も食べないのに私が作ったお弁当だけはペロッと食べてくれたと聞いたときですね」 店主、佐々木康友氏は15歳から日本料理ひと筋でやってきた職人だ。小僧として入ったのは当時、板前割烹の草分けとしてその名を轟かせて...