麻布十番の夜は意外と早い。今夜はデートなのに、仕事ですっかり遅くなってしまった、というときには是非こちらの店を思い出してほしい。 恵比寿『KAPPOR』の姉妹店として、今年2月にオープン。名物は、なんといってもコラーゲンたっぷりのスープとともに食す水炊きだ。深夜の胃袋にもするするおさまる優しい味わいに心が安らぐ。ほかに、こだわりの素材を使った料理と串揚げも人気。佐賀牛のサーロインや、季節によって岩ガキなどの串揚げメニューも登場す...
奈良に本店を構えるおでんの人気店『すぎ乃』が東京麻布十番に店をオープン。 B級グルメから高級フレンチまで立ち並ぶ麻布十番商店街の一角に、スタイリッシュな暖簾を見つける。...
奈良に本店を構えるおでんの人気店『すぎ乃』が東京麻布十番に店をオープンしたのは2016年の5月。 B級グルメから高級フレンチまで立ち並ぶ麻布十番商店街の一角に、スタイリッシュな暖簾を見つける。...
白壁によく映える藍色の暖簾をくぐると、銅板に囲まれたおでんの大鍋に対峙する、どっしり幅広のカウンター。 和食の基本たる出汁をあらゆる素材で楽しませる同店のおでんは、一品ごとに丁寧に仕上げが施され、色彩、香り、味、そして食感と、最後まで飽きさせることがない。旬のアラカルトや各地の名酒も感嘆のラインナップ。 居心地のよい空気感が女性の警戒心を解きほぐしてくれる。...
奈良に本店を構えるおでんの人気店『すぎ乃』が東京麻布十番に店をオープンしたのは2016年の5月。B級グルメから高級フレンチまで立ち並ぶ麻布十番商店街の一角に、スタイリッシュな暖簾を見つける。...
ー頼みたいことー 思えば、里緒から頼みごとをされたのは数えるほどしかない。付き合っていた当時も、彼女は会社の先輩であり、亮介にとって“憧れの大人の女性”だった。 どんな小さな仕事でも人一倍真面目に取り組む里緒は、ミスも少なく、上司や部下からの信頼も厚かった。 その上、人が気づかないような細かいところにまで気が回るので、プライベートでも常に先回りして亮介のことを思いやってくれた。しかし、里緒...
麻布十番商店街のメイン通りに誕生したのは、奈良で4店舗を展開する『おでん 酒庵 すぎ乃』による初の東京店。 鰹と昆布をベースにした関西風の透き通った出汁は、創業以来20年以上に亘って常に進化し続けている店の顔であり、東京でも健在だ。...
麻布十番商店街のメイン通りに誕生したのは、奈良で4店舗を展開する『おでん 酒庵 すぎ乃』による初の東京店。鰹と昆布をベースにした関西風の透き通った出汁は、創業以来20年以上に亘って常に進化し続けている店の顔であり、東京でも健在だ。 大根や玉子などの鉄板から、蓮根挟み揚げやはもなど、季節やオリジナリティを感じる種も魅力的。 「各地の蔵元を訪れて出会った日本酒はもちろんですが、その土地で食べて感動した食...
「旬の美味しい魚をたくさん食べて欲しい」と瀧下雅博料理長。ここは旬の味を求めて美食家が集う和食店。 お目当てはおまかせコース。全国各地の漁港から直送された鮮魚の旨さを、飾ることなくストレートに表現する。旨い魚を食べたいとき、迷わず、向かってみて欲しい店である。...
店主の齊藤四郎氏は、日本料理店のほか、目と鼻の先にあるふぐ料理店『ふぐ武』での修業経験も持つ人物。というわけで、品書きには、うなぎ・ふぐ・すっぽんの料理がずらりと並ぶが、実は居酒屋的な季節の一品料理も常連客の人気の的。 気取らない品々に舌鼓を打ってうなぎで〆るもよし、ふぐ料理尽くしで豪勢に楽しむもよし。温かみのある雰囲気と使い勝手の良さが魅力だ。...
「心から愛する割烹店。ここの近江牛のしゃぶしゃぶが絶品!秋は松茸、春は花山椒など旬の食材に、玉ねぎの甘みが効いたタレで頂きます。 料理はどれも食材の掛け合わせが絶妙。おもてなしも器もすごく素敵で、毎月訪れる度に酔いしれています」 ■店舗概要 住所:港区麻布十番2-7-2 ローズハウス麻布十番 1F TEL:03-5772-2553...
年収は約800万円、家は目黒に引っ越した。 これで僕は、50点くらいの男にはなれただろうか。エリカにはその旨をラインしたが、既読スルーされてしまった。 少し有名な雑誌の編集に就いたからと言って、彼女からの評価は変わらないのかも知れない。なぜなら、エリカはさらに高みに登っているからだ。 連絡は途絶えてしまったが、エリカの動向は、SNSでチェックすることが出来た。 ―今週は、『かどわき』と『アッピア』に行っ...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している2人。結婚して3年を過ぎても仲の良い夫婦関係を保っているが、太一には愛子とは別の「彼女」の影が見える…。 東京DINKS第2話: 隣の芝は本当に青いか?ホームパーティに見るそれぞれの価値観...
「最近まで、よくデートしてる人がいたんです。と言っても、もう40歳近いおじさんで、しかも奥さんもいたんですけど...」 麻里奈は声を潜めて語り始めた。 散々世間から甘やかされ、贅沢を覚えてしまった彼女は、同年代の幼い男には興味がなかった。 「と言っても、不倫とか変なことしてるわけじゃないですよ。ただ、適度に自尊心を刺激してくれて、少しイチャつく程度の会話を楽しむだけ」 プライベートは何だかんだと予定が入...
—先日はありがとうございました。隣でうるさくしていたのに、ご馳走になってしまって...もし、お時間あればまたお会いできると嬉しいです♫— 俊明のメールアドレスにメールを送ると、直ぐに返信が来た。このスピード感は、向こうも私に気がある証拠だろう。こんな御礼メール、手慣れたものだ。この10年間で一体、何千通とこの文面を送ってきたのだろうか... —こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。今度、飯でも行きませんか...
僕は良くも悪くも慶女に敏感だ。そう、大学時代に全く相手にされなかったあの屈辱から。 慶應志木。 その名の通り、埼玉県の志木市に位置する。高校受験では慶應女子に並ぶ難関校。「慶應義塾高」「SFC」「NY高」、偏差値で見たらどこにも負けない。 推薦入学や慶應女子同様、東大も狙える学力レベルだが、多くの場合、通いやすさや部活動の充実から慶應への内部進学で手を打つ生徒が多い。 7年間私立の学...
「こんなこと言うと怒られそうですが、『1人だけ』なんてつまらなくて!」 そう言って屈託なく笑う百合は、端正な顔立ちに帰国子女らしい華やかさが備わってる美女だ 。 待ち合わせをしたグランドハイアット1階の『フィオレンティーナ』のテラス席でも、通りがかる人が彼女をチラチラと見てくる。港区女子特有の、自分に対する自信がオーラとなって満ち溢れている百合は、遠くから見ても目立つ存在だ。 そんな百合だ...
漆黒の壁に、凛と掲げられた暖簾。その先に、おまかせで展開されるコースが待ち構える。店主の小崎一郎氏が長年かけて築き上げた信頼関係によって仕入れる食材を巧みに用いて、鮨と割烹料理を織り交ぜてもてなす。 理想はあるが独学という握りは、赤酢のしゃりを手に取ったかと思った次の瞬間には目の前に鮨が置かれる軽快さだ。皿の上では行儀よく鎮座するが、口に運べばすぐさま崩れる繊細さは感動モノ。...
その時々でスタイルを変える寿司懐石。一つのコースとして組み立てられた、吟味した素材で握る寿司と旬の食材を使った料理は楽しみに満ちている。「何でも美味しいですが、白子やすっぽんを使った料理は本当に絶品! 昔からの友人がオーナーで、気の合う仲間と伺います」...
まず、森の香り。赤松の木々の根元で育ったんだなぁという清々しい香りが、グツグツ煮え立つ出汁の中でどんどん膨らんでいく。鰹と昆布の一番出汁に鱧の、そして松茸のエキスが溶けている。ああ、だから“鱧松茸”なのか。馥郁たるスープが喉を温かく通り過ぎていく時、納得せずにはいられない。 『割烹 喜作』主人、森義明氏は秋のこのひと品のために陶芸家、岡晋吾氏に器を特注した。焼きっぱなしの素焼きの器は極めてシンプルなこの料理への森氏の思いを代...
名だたる名店で研鑽を積んできた森義明氏が満を持して開いたカウンター主体の割烹料理店。夏の鮎や鱧をはじめ、旬の極上素材をコース料理で味わえる。...
麻布十番駅から徒歩1分だが、この店の存在を知らずに通り過ぎる人も少なくない。 ほの暗い階段を降りて地下の扉を開けると、そこは情緒のある和空間。『かなざわ』という名のとおり、石川県出身のオーナーが4年前に開いた北陸の旬を堪能できる店である。 銀座や六本木の高級和食と違い、堅苦しさは皆無。九谷焼も今風なデザインを採用し、壁には金沢の作家によるモダンアートが飾られている。...
最近、趣向の凝らされた料理と焼鳥を出す“鶏割烹”が注目されているが『地鳥割烹稲垣』は、コースはもちろん、焼鳥を単品でもオーダーできる使い勝手のよさで、早くもリピーターを集めている。 店主自慢の焼鳥は、全14種用意。適度な歯応えと旨みを持つ秋田の高原比内地鶏を用いる。鶏すき焼きや、もも肉の唐揚げなど空腹を満たしてくれるメニューも充実。ボトルワインが3800円からとくれば、足しげく通う常連客の気持ちも、よくわかる。 店主は焼鳥店で...