「ご家族みなさんでどうぞ」とひとこと添えて渡したい品がこちら。手土産ではカットする手間ががかるフルーツや生の食材ではなく、開ければすぐ食べられる品を差し上げるのが鉄則だ。 『うを徳』の「自家製・まぐろの角煮」は、上質なまぐろの旨みが広がり身はほろほろと繊細。料亭の手作りだけあって、味が濃すぎず、本当にご飯に合う。 これなら飲んで帰ってきたご主人にお茶漬けなどを用意することが多い奥様としては、ごはんとお茶さえ用意すれ...
過剰に飾ることなく、本質を実直に極める。30歳を過ぎた今、本物の大人になるべく心掛けているのは、そんな信条。『め乃惣』のカウンターで、想いを新たにする。 店名は、泉鏡花の小説『婦系図』に登場する魚屋「め組の惣助」から。惣助のモデルになったとされる人物が同じ神楽坂にある老舗料亭『うを徳』の創業者・萩原徳次郎で、この家に生まれた萩原哲雄氏が開いた店こそ、『め乃惣』。...
仕事先である各出版社からも近いため、高垣さんがお仕事帰りに行くことが多いというのが、神楽坂の老舗割烹『め乃惣』。 「常連さんが多くアットホームな雰囲気なので、身も心もほっこり。名物の『海老しんじょ』と『ピザごはん』は必ず頼みます! 鰹節と大葉を混ぜたごはんを薄く潰し香ばしく焼き上げたものなんですが食感も味も最高なんです」...
神楽坂といえば和食というイメージを持つ人も多いだろう。しかし、どこに行けば間違いない味と雰囲気を楽しめるのか迷うところである。 そんな時思い出して欲しいのが今回紹介する『枝魯枝魯 神楽坂』だ。サプライズ感がありながら、リーズナブル。 そして、場所は神楽坂の裏路地、とデートで訪れるのに持ってこいの店である。...
もともと古民家だった場所にデザイナーを入れ改装。「カウンターはコミュニケーションの場」という考えから、お客様3~5名に対して一人の職人が担当。 サプライズ感がありながら、リーズナブル。そして、場所は神楽坂の裏路地、とデートで訪れるのに持ってこいのお店だ。 そもそも、“くずし割烹”の“くずし”は、いい意味で客を裏切る、という意味。この店までの難儀する道中が、すでに最初の“くずし”となっているのだ。 オープンは201...
"くずし割烹"の名で京都本店を皮切りに、パリ、ハワイにも進出している有名店『枝魯枝魯』。4年前にオープンした東京店は、地名の響きと京都に通じるものを感じて、神楽坂が選ばれた。 ここまでは、わかる。だがなぜ神楽坂の中でも、この立地を選んだのか?と問うと、その答えはなんと「わざと」だと言う。...
神楽坂といえば和食というイメージを持つ人も多いだろう。しかし、どこに行けば間違いない味と雰囲気を楽しめるのか迷うところである。 そんな時思い出して欲しいのが今回紹介する『枝魯枝魯 神楽坂』だ。サプライズ感がありながら、リーズナブル。 そして、場所は神楽坂の裏路地、とデートで訪れるのに持ってこいの店である。今では一般的に使われるようになった“くずし割烹”という言葉を生んだのも同店の本店の料理長・枝國栄...
もし、『枝魯枝魯 神楽坂』で逢瀬を企てるのであれば、一度は下見した方が賢明。なぜなら、そこが易々と辿り着ける場所ではないから。元・花街ならではの小さな路地を進み、左手に小道、そして足元には石畳、見上げれば〝枝魯枝魯〞の看板。奥に進み、扉を開ければ、〝くずし割烹〞の生みの親・枝國栄一氏のショータイムのはじまりだ。 2014年1月、京都の名店『枝魯枝魯ひとしな』が東京・神楽坂に出店。1階にはコの字型のカウンタ...
サプライズ感がありながら、リーズナブル。そして、場所は神楽坂の裏路地、とデートで訪れるのに持ってこいのお店だ。 オープンは2014年1月。京都に本店を持つ『枝魯枝魯ひとしな』が東京・神楽坂に初出店を果たした。1階はコの字型のカウンターで、職人と相対しながら料理を楽しめる。そして、2階には個室もあり、接待やデートでの利用も可能。 こちらで楽しめるのは、月替わりで内容が変わる先付けから甘味までの8皿15品(¥4...
赤城神社がある路地裏を進んだ曲がり角に立つおよそ築70年の一軒家。 黒塀に沿って玄関に回り込むと看板やお品書きが現れ、ようやく飲食店だとわかる。玄関の引き戸を開けると、古き良き時代の姿を保った内装に迎えられる。 日が暮れれば、店の看板と提灯の光が浮かび上がりさらに情緒が漂う。...
打ち合わせや会食のふとした帰り道に、ちょっと一息つきたいときがある。 この日常的なシーンに最適なのが、神楽坂の『カド』なのだ。 入り口の隣に用意された6畳ほどの立ち呑みスペースで、まずはビールを1杯かたむけよう。...
飲み会の帰り道、ほっと一息つきたいときがある。この日常的なシーンに最適なのが神楽坂『カド』だ。入り口の隣に用意された6畳ほどの立ち呑みスペースで、まずはビールを1杯。 常時6~7品が並ぶ黒板メニューから、いくつかつまむうちにお腹も心も満たされていく。〆におでんと熱燗で一杯やれば、家路に着くまでの道のりもほっこり。...
店から出て目白通りまで歩き、神田川を越えて歩いて5分ほどのところに彼のマンションはあった。飯田橋2丁目、繁華街の反対側にあるこの辺りは、多くのマンションが立ち並ぶ住宅街だ。...
その後、美術館内にあるカフェでコーヒーを飲み、17時近くになった。この後どうするのか、お互いに探るような時間が来る。 「とりあえず出ようか。」 そう言われた時に、今夜レストランを予約してくれている訳ではないのか、とがっかりした気持ちになる。 それだけでテンションが下がるなんで、すごく手馴れた女になってしまったような気がして少し自己嫌悪に陥った。 しかし、彼の「とりあえず出ようか」は本...
神楽坂という場所で、やはり抑えておきたいのは美味しい和食を楽しめる場所。 しかし知りたいのはかしこまった割烹ではなく、雰囲気よくコスパもよい、ちょうどいい和食店ではないだろうか。 そんなときには今回紹介する『季彩や ひで』を訪れてみて欲しい。彼が作り出す料理は、来る人の心までも温めてくれる愛情の詰まった品ばかり。 肩肘張らずに和食を楽しみたい夜は、『季彩や ひで』を訪れてみてはいかがだろう。...
タカシが予約をしてくれた店は、神楽坂の鉄板懐石料理店『いわ倉』。お店のチョイスから、これまでにデートをしていた同世代の男性とは違う、大人の男のセンスを感じる。 ライブ感を楽しめるカウンター席で食事を楽しみながら、瑠璃子は、彼との距離が自然と縮まっていくような気がした。 ただ、さっきからタカシが瑠璃子の顔をじっと穴があくほど見つめているのが、気にかかる。 「あの…もしかして私の顔に、何かついてますか?」 瑠璃...
今日案内されたのは、飯田橋駅から徒歩4分のマンション。 築3年で家賃は13万5,000円、管理費1万のワンルームで25平米。13階建ての3階のため残念ながら、窓からの眺望はあまり良いとは言えなかった。 「東京大神宮も近くにありますので、婚活中のサトコさんにはちょうど良いのではありませんか?」 「ああ、縁結びの神様で有名なところですね」 さっき行ってきましたとは言えず、さらりと流した。 ―お参りする...
たまに、無性にこんな澄んだラーメンが食べたくなる時がある。 美しく透きとおったスープに、麺と柚子のみというビジュアルがたまらない! シンプルでありながら深い旨味が後を引き、訪れる人を虜にする『澄まし麺 ふくぼく』を動画で紹介しよう。...
美しく透きとおったスープに、麺と柚子のみというビジュアルがたまらない! シンプルでありながら深い旨味が後を引き、訪れる人を虜にする新店を神楽坂に発見! そんな潔さを感じさせる逸品が味わえる『澄まし麺 ふくぼく』を紹介しよう。店名の「ふくぼく」とは中国の思想家・荘子の言葉に由来する。職人は修養中の身は工夫も凝らすが、真に道を極めていけば、何も飾る必要は無く、純朴な姿になる。その「原点回帰」こそが本物なのだ。 まさに...
魚介や野菜が美味しさを最大限に発揮する冬。この時期はやはり、素材そのものの味わいを活かした和食を食べたくなる。 都内最高ランクの神楽坂の名店『石かわ』グループから、初の銀座進出を果たした『蓮』では、最高の旬の美味が味わえる。 この注目の和食店を訪れれば、きっと冬に感謝したくなるほどの絶品体験が待っているだろう。『石かわ』での修業時代からヱビス党という店主・三科氏。元は、お酒はあまり得意ではなかった彼がビールの美味しさに...
寒くなるほどに、魚介が脂をたっぷり蓄え、美味しさを増してくる。そんな食材の味わいを心ゆくまで堪能するなら、やはり和食に限る。 今回訪れたのは神楽坂で人気を博し、今年いよいよ銀座に進出した若き名店『蓮』だ。 店主の三科氏が作り出す正統派の和食に、ビールを合わせて味わう最高のひと時をお届けしよう。続いては「クエのしゃぶしゃぶ」を紹介したい。寒くなるほどに美味しさを増していくクエ。 こちらでは10㎏以上の大きなクエのみ...
同年代の活躍は、どんなスターの存在よりも刺激になるもの。だからこそ、日本料理の最前線で、店を任されている料理長が同年代というのは、ただ背伸びして料理を楽しむだけではない、刺激をもらえる。 ここ『蓮』で腕を振るう三科 惇氏は34歳。2つ上の先輩が、この星付き店を取り仕切る姿は、食べ手に大いに刺激を与えるはずだ。 三科氏は、幼少期から食の道を夢み、邁進してきた。『石かわ』グループの〝末っ子〞であり、師匠...
「かくれんぼ横丁」でも、ひと際目を引くのが、こちら。 夜になると黒塀が並ぶ趣ある小路の軒先に行灯がともり、密やかで美しい大人の風情を漂わせる。 夜に紛れる黒い外壁に灯る、中の温かな光。引き戸を開けると、温もりに満ちた和モダンな空間が迎えてくれる。...
店を出すなら神楽坂、と決めていたらしい。花街としての歴史があり、和への意識が高い場所で、いざ勝負。とはいえメイン通りはいい物件がなく、路地に入れば超名店揃い。 2011年、夫婦で営む小さな店は大久保通り沿いで縁あって開業。メニューには魚と野菜がずらりと並び、基本的に肉はない。たとえば前菜五種盛は、甘・苦・酸を巧みに配合、塩を利かせた酒肴とは一線を画した繊細な味付けだ。...
~職人気質なシェフが紡ぐ丁寧なイタリア料理~ 裏路地の奥・道の突き当たりにそこはある。こだわり抜いたセレクトで集められたワインは思わず笑みがこぼれる1本だ。 ...
グルメなら押さえておかなければならない四川料理の名店『神楽坂芝蘭』。 ここでは麻婆豆腐が必食と言われているが、〆に忘れてはならないのが 「芝蘭汁なしタンタンメン」だ。 オーナーが10年程前に四川で食べた本場の味が忘れられず、再現した思い入れのある一杯。 使用する麺は、美しく流れる白糸の滝のような特注麺。四川の細くてストレートタイプの無鹹水麺は、本場の味の再現には欠かせない存在である。 その細い麺には肉味噌が...
よく混ぜると、ソフトでもちもちの麺に旨辛のタレが絡む。ピリ辛だけど、後味はすっきりしている。 半分ほど頂いたところで、トッピングの卵をプラス。卵黄だけをのせてまろやかな辛さを楽しむもよし。全卵をよく溶いてから麺にかけて、よりマイルドにいただくもよし。2段階でタンタンメンの美味しさを楽しむことができる。 食べたいメニューが多くて、良い意味で迷う。迷うのは道くらいかと思いきや、ここでもはまっていく。そんなノスタルジックな世...
よく混ぜると、ソフトでもちもちの麺に旨辛のタレが絡む。ピリ辛だけど、後味はすっきりしている。 半分ほど頂いたところで、トッピングの卵をプラス。卵黄だけをのせてまろやかな辛さを楽しむもよし。全卵をよく溶いてから麺にかけて、よりマイルドにいただくもよし。2段階でタンタンメンの美味しさを楽しむことができる。 食べたいメニューが多くて、良い意味で迷う。迷うのは道くらいかと思いきや、ここでもはまっていく。そん...
江戸時代にタイムスリップしたような情緒あふれる神楽坂。石畳の路地「かくれんぼ横丁」の一角に黒塀、格子で街並みに調和した四川料理の名店『神楽坂 芝蘭』がある。 ここで一番人気は「本場四川麻婆豆腐」! ランチ(ご飯、漬物、デザート食べ放題)では、100人中50人は頼む程売れ筋の商品だ。 真っ赤なオイルに浮かぶ麻婆豆腐! 常連客はその辛さに熱をあげるようだ。...
グルメなら押さえておかなければならない四川料理の名店『神楽坂芝蘭』。 ここでは麻婆豆腐が必食と言われているが、〆に忘れてはならないのが 「芝蘭汁なしタンタンメン」だ。...
東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『芝蘭 神楽坂店』はそんな店の一つだ。 ここで一番人気は「本場四川麻婆豆腐」。訪れる人の半数はオーダーするという人気メニューの辛さの決め手は豆板醤にある。 ジャーサン豆板醤と3年熟成したピーシェンの2種類をブレンドし、寝かせて発酵させてから使用するこだわりの豆板醤は、辛さだけでなくしっかり...
醤油と酢、スープ、自家製芝麻醤に辣油が丼の中で美しく層をなす同店の担々麺は、〝日式四川担々麺〞の元祖!?といわれる『赤坂四川飯店』直系のスタイル。 だが、フェンネルやローリエなどすっきり系の香りをもつ香辛料を中心に玉ねぎやにんじん、香菜の茎などなど香味野菜をふんだんに用いるのが『芝蘭』式辣油の特微だ。この特性辣油が加わることで味の幅が広がり、奥行きのある風味が生まれる。...
東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『神楽坂芝蘭』はそんな店の一つだ。 ここで一番人気は「本場四川麻婆豆腐」。訪れる人の半数はオーダーするという人気メニューの辛さの決め手は豆板醤にある。 ジャーサン豆板醤と3年熟成したピーシェンの2種類をブレンドし、寝かせて発酵させてから使用するこだわりの豆板醤は、辛さだけでなくしっかりと旨...
東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『芝蘭』はそんな店の一つだ。 一番人気は「本場四川麻婆豆腐」!ランチ(ご飯、漬物、デザート食べ放題込みで1,230円)では、100人中50人は頼む程売れ筋の商品だ。 真っ赤なオイルに浮かぶ麻婆豆腐!常連客はその辛さに熱をあげるようだ。 辛さの決め手は、豆板醤だ!鷹の爪の粉末と一緒にゆ...
大人の街、神楽坂にある『芝蘭』は、おしゃれな店内で、女子の心をぎゅっと掴みます。餃子デートをするなら、こういうお店がいいですね。 『芝蘭』の四川名小吃 水餃子辛子ソースは、何度でも食べたくなる、クセになる水餃子。 つるんと口の中に入っていく小ぶりな餃子を噛むと、肉汁が口の中に広がっていきます。 餃子にかかっているのは、甘いたまりしょうゆを注ぎ足してつくられた秘伝のタレ。酢が入っているので、コク...
東京都内には、グルメなら押さえておかなければならない麻婆豆腐の基本の名店がいくつかある。今回ご紹介する四川料理の『芝蘭』はそんな店の一つだ。 四川料理といっても、一口に辛いだけでは語りきれない魅力に迫ろう!...
美香は、濃厚うにパスタを巻くフォークを止めて、考える素振りをする。 「私も今まで色々な人とデートしたり付き合ったりしてきたけど、そういう細かい持ち物ほど案外、その人の価値観とか性格が出る気がする。気のせいかもしれないけどさ」 「え、そう? 私、全然わかんない」 「優子は明日デートなんでしょ? 相手がどんな筆記具を持っているか、ちょっと見てきて」 美香はフォークを振りながら、熱っぽく言う。 「...
神楽坂仲通りと本多横丁をつなぐ石畳の「芸者新路」は明治時代、芸者たちがお座敷に出るため近道に利用していた小路。 普段、こうした大人の蘊蓄は煙たがれるものだが、この街では、その歴史を知れば、見える景色はさらに奥深いものに感じられる。 この小道のマンションの2階にあるのが『夏目亭』だ。看板こそ出ているものの、外からは店があるとは想像しがたい。...
1970年に麹町の三番町で先代が創業した歴史のあるお店。神楽坂に移っても尚、変わらず愛され続けている。 神楽坂芸者新路にポツンとたたずむが、数々の食通が足を運ぶ実力店なのだ。昔ながらのビストロをテーマに、アラカルトはなんと40種類以上を数える。ブルゴーニュ地方の伝統的な料理をベースにした本格フレンチを今でも追求している。 店内に並ぶディティールに凝った家具を眺めるのも楽しい。...
1970年に麹町の三番町で先代が創業した歴史のあるお店。神楽坂に移っても尚、変わらず愛され続けている。 昔ながらのビストロをテーマに、アラカルトはなんと40種類以上を数える。ブルゴーニュ地方の伝統的な料理をベースにした本格フレンチを今でも追求している。...
1970年に麹町の三番町で先代が創業した歴史のあるお店。神楽坂に移っても尚、変わらず愛され続けている。 昔ながらのビストロをテーマに、アラカルトはなんと40種類以上を数える。ブルゴーニュ地方の伝統的な料理をベースにした本格フレンチを今でも追求している。 店内に並ぶディティールに凝った家具を眺めるのも楽しい。ペザン彫刻が施された椅子は先代から受け継がれている...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる。 東京生活を生き抜く上で、知っておくべきルール。 武器も持たず、手探り状態で進む人より、先に攻略法を知っている人が得をし、 東京ゲームを制する仕組みになっている。 ステップアップしていくのか、道を踏み外すのか...... 一つの選択が、人生を大き...
神楽坂の『ルグドゥノム ブション リヨネ』に呼び出されたあおいは、副編集長が来るまでの間にも、せっせとInstagramの更新に勤しんでいた。...
通称「プチ・フランス」と呼ばれる神楽坂。なぜこの街にフランス人は集まってくるのだろうか? そもそもはここに在日フランス人たちの学校があったため、周辺に住むフランス人が多いことがきっかけになっている。さらに1952年にできた、フランス文化の発信拠点・東京日仏学院(現アンスティチュ・フランセ)の影響も大きいといわれる。...
~本物のリヨン料理を届けるレストラン“ブショネ”~ 遠い異国である日本に一目ぼれしたシェフ、クリストフ・ポコ氏。店を構えるときに、自身の生まれた地のイメージを忠実に再現するために、内装から料理まで、本場リヨンにこだわりぬいた店。料理に対するこだわりは「素材のもち味を生かすこと」だ。...
「近所の総菜屋さんには必ず自家製ソーセージがあってね。毎日食べていたよ」。リヨン育ちのポコシェフにとって、ソーセージは自家製が基本。リヨン風を名乗る条件は最高の豚肉のみを使い、そこに3%以上のピスタチオ、またはトリュフを入れること。 製法は基本に忠実。ただし、提供する際、バーガーにしたり、煮込んだりと季節毎に変化を付けるのが氏の真骨頂。リヨンの友人も認めるこの味。是非一度ご賞味あれ。...
神楽坂通りから1本入ると、外に漏れた店内の明かりが道案内の役目を果たしてくれる。フランス人の前オーナーが「石畳と坂の街である神楽坂は、パリのモンマルトルに雰囲気が似ている」と、この地に店を構えて以来、約20年。 ほとんどのメニューがオープン当初から変わらず、日本風のアレンジは一切なし。「フランス人が毎日食べても飽きないメニューを」という開店当初からのコンセプトを、今も貫いている。...
若い頃通った恵比寿や渋谷のビストロでは、どうにも居心地が悪くなってきた今日このごろ。我々世代にしっくりくるのは、路地にひっそりと佇むビストロだ。 神楽坂通りから1本入ると、外に漏れた店内の明かりが道案内の役目を果たしてくれる。フランス人の前オーナーが「石畳と坂の街である神楽坂は、パリのモンマルトルに雰囲気が似ている」と、この地に店を構えて以来、約20年。...
女性や大事な相手を連れていく場として「神楽坂」を選んだならば、やはり「こんなところ知っているなんて、さすが!」という言葉を期待したいところ。 そして「神楽坂」で隠れ家和食では当たり前すぎる。さてどこへ行こうかと悩んだ時に最適のプライベートレストラン『ディリット』を紹介しよう。昼夜ともに「おまかせコース」のみを提供する『ディリット』。ディナーでいきなり行くのは緊張する……という人は、ぜひ一度ランチ(1名4,000円+席料300...
神楽坂でもとくに静かな軽子坂。そこにひっそりとあるモダンな天ぷら店だ。 見逃してしまいそうな、控えめな外観。夜はメニューと店名が書かれた看板がひっそりと輝く。 階段を降りていくアプローチに、自然と胸が高鳴る。小さなエントランスを入ると奥にはさらに茶室のにじり口。...
神楽坂でもとくに静かな軽子坂。そこにひっそりとあるモダンな天ぷら店だ。 たどり着くまでのアプローチが今夜のディナーへの序章となる。見逃してしまいそうな、控えめな外観。 夜はメニューと店名が書かれた看板がひっそりと輝く。 階段を降りていくアプローチに、自然と胸が高鳴る。小さなエントランスを入ると奥にはさらに茶室のにじり口。...
~名店のセカンドラインで本格天ぷら~ ハリウッドスターにも愛されたお座敷天婦羅の老舗、神楽坂『天孝』。名店のクォリティはそのままに、よりカジュアルに楽しめるのがここ『天婦羅あら井』。この8月17日にオープンしたばかりの話題店だ。 「天孝の天ぷらをもっと多くの人に知って頂きたくて」とは二代目の新井 均氏。 和モダンのシックな店内で味わう松茸など旬の天ぷらの数々は、カラッと揚がった衣も香ばしく、口...
~カウンターでいただく豊富なチーズ料理が面白い~ とにかく”食いしん坊”に愛されたいと作ったワインバル。霧島黒豚のチーズカツレツなどチーズを使った料理が豊富。日替わりのグラスワインと素材を活かした料理が待っている。...
花街の艶っぽさと、日本情緒を漂わせる神楽坂。ここに通う人々には、他人には教えたくない自分だけの一軒がある。 「街に歴史がある神楽坂は、落ち着きがありますね。20代の頃に遊んできた街とはまったく趣が違います。30代になって、大人としていきつけにしたい店をもつには、ちょうどいい街じゃないかな」。...
宮崎の両親は、娘が東京で1人働くことについても心配している上に、監査法人という多忙なイメージの職場に就職したことを、誇りにも心配の種にもしている。 だが、大学の単位を取りながら資格習得の勉強をこなしていたあおいは、少々の激務ではへこたれない。タフな仕事ぶりで上司からの信頼も厚かった。 「今日のお昼、どこに行くんだろう。」 社会人としての生活リズムにも慣れ、心と時間にも余裕のできたあおいの最近の楽しみは、会社の...
六本木『ザ・リッツ・カールトン東京』の開業が2007年、日本料理『ひのきざか』を筆頭に和食部門の統括料理長を務めた黒須浩之さんが2012年、神楽坂に店を開いた。 築40年の民家を改装した店は1階、2階合わせて15席。兵庫横丁の先の小路という奥まった場所ながら、早くも夜は予約至難の盛況ぶりである。 『ザ・リッツ・カールトン東京』以前にも長くホテルで料理長を務めてきた黒須さん。施設の顏ともいえる飲食部門の一角を担い、諸外国...