「仕事にまつわる小物は大切にしたいので、靴は念入りに手入れしています。 仕事の疲れを吹き飛ばしてくれる、常に笑顔の女性が理想。」 ―出没スポット― ...
大輝が予約してくれたのは『アルカナ東京』だった。 店選びのセンスも良い上に、食事が始まってからもシャンパンやワインのセレクトも上手で感心していた。 そし...
食事の予約は『アルカナ東京』にした。 最初は皆スローペースで飲んでいたが、お酒が進むにつれ各々の好きなタイプや恋愛観の話になる。 「沙羅ち...
「さあ、貴之と奈緒さんのお家ですよ」 続いてお母さんも「そうそう」と付け足す。 「子ども部屋は3部屋なんだけど、足りるかしら」 奈緒...
こんにちは。奈々美(27)です。丸の内にある大手損害保険会社で、総合職で営業をしています。 最近、ある男性とお付き合いを始めました。 彼と...
美容と健康が共存する「体にやさしいフレンチ」を提供するお店。テラス席は、樹木を囲むように円卓が設けられている気持ちのいい空間だ。 こちらで特筆すべき...
―本当に噂どおりなのね。 陽菜はげんなりした気持ちで、手をふる。 平岡の勤める外資系コンサル会社には、待ち合わせ場所を自社ビルの下にする男...
【ジミー チュウを履く女】 名前:香織 年齢:32歳 職業:保険会社営業 勤務地:丸の内 住まい:四ツ谷 好きな店:『レゾナンス』『ア...
「では、ご唱和ください。ラグジュアリーな夜に……」 「乾杯!」 植木くんが掛け声をかけると、男性陣は一糸乱れぬ動作で一斉にグラスを傾けた。...
「あー、泉!久しぶりー。元気にしてた?」 「浩子、美樹、久しぶり!」 湿った空気の中に、ほんのりと秋の気配が漂い始めた金曜日の夜。私は大学時代からの...
初デートは、戦場と言っても過言ではない。 会話を盛り上げるために頭を高速回転させる男。それに合わせつつ、ちょっとした言動や会話で男をふるいにかける女。 ...
7月28日(木)、20時。 早速、今回めでたく東カレによりマッチングし、初デートすることになった2人の経歴を紹介したい。 男性の名前は誠人...
6月の週末の夜、希は昌大と一緒に銀座へ向かっていた。 「たまには、素敵な所で食事しよう。銀座のレストランを予約したから、おしゃれしてきてね」 ...
世界最高峰の美食タウン・銀座において、多くのグルメを魅了してきたフレンチ『ラール・エ・ラ・マニエール』。 そんな名店がこの5月、新たなシェフを迎え、...
来月、付き合って3年になる彼女が30歳の誕生日を迎えます。メモリアルな30歳という日を、どのようなレストランでお祝いすればよいでしょうか?お店選びに悩んで...
シェフの清水将氏は、フランスの3ツ星『マルクベーラ』時代、朝の4時から野山に分け入り山菜やキノコを収穫。『アルページュ』では自家菜園を持つアラン・パッサー...
銀座の中でも超一等地、和光ビルを見下ろす場所に位置する『ティエリー・マルクス/ダイニング』。 華やかな料理と選び抜かれたワイン、またティータイムには美味しいカフェを楽しむことが出来る人気のレストランだ。 今回、撮影の被写体として選んだのは、名物「マルクスバーガー」が入ったアフタヌーンティーセットと、写真映え抜群と話題の「4丁目(シメ)パフェ」だ。 これは被写体として不足なし! ◆詳しいお料理の情報はギャ...
※写真は@matsu_matsu_lifestyleさんの投稿よりイベント名:パルム・ドール 2008 ヴィンテージ ローンチングパーティー 開催日:10/21(月) 会場:ティエリー・マルクス ダイニング(中央区銀座 5-8-1 銀座プレイス 7F) ※今回は『東カレ倶楽部』メンバー5名が参加しました。...
花音の広報部への異動が正式にアナウンスされた日、私たちはお祝いと称し、仕事終わりに『ビストロ・マルクス』で乾杯をした。 俊介の一件で疎遠にはなってしまったが、彼女の仕事への取り組み方は私から見ても素晴らしいもので、販売実績もトップクラス。 抜け駆けするように本社異動が決まっても、周囲を納得させるだけの存在感があった。 「花音、おめでとう」 「広報部なんて素敵!さすがだわ」 同僚たち...
店名:BISTRO MARX(ビストロ・マルクス) 住所:中央区銀座5-8-1 GINZA PLACE 7F 営業時間:ランチ 11:30~14:30 カフェタイム 14:00~16:30 ディナー 18:00~23:00 バータイム 21:30~24:00 定休日:無休、バータイムは日曜・祝日定休日 電話番号:03-6280-6234 URL:http://www...
ーたしかに…。これは問題だわ。 旬とのやりとりのあと、しおりと会社の近くにあるバラエティショップに向かった。そこでキャッチコピーが書かれているポスターを見て愕然としたのだった。 葵の言うとおり、美琴が担当している新商品のキャッチコピーとそれは、たしかに酷似してる。 同価格帯のライバルブランド化粧品については毎日のようにチェックしていたが、ティーン向けのプチプラコスメまで完全に把握できていな...
名前:宏美 年齢:30歳 職業:化粧品メーカー勤務 年収:400万 結婚歴:2年 前夫の年齢と職業:35歳・大手食品メーカー(父の会社)勤務 黒の麻素材のワンピースにフラットシューズ、そしてカゴバッグというカジュアルな装いで、銀座の『ビストロ・マルクス』に現れた宏美。 「前夫の譲治とは、食事会で知り合いました。その時私は27歳で、とにかく結婚したくてしたくて、たまらなかったんです」...
お酒を楽しんだ後や、ちょっとハードな仕事を終えてお疲れの時、無性に甘いものを食べたくなる人が多いのでは? そこで注目してほしいのが、銀座4丁目交差点の「GINZA PLACE」内にある『BISTRO MARX(ビストロ・マルクス)』。 同店では、ちょっと遅めの20:30から「GINZA4丁目(シメ)パフェ」を展開。これが女子に大好評で、ついに第3弾となる新ラインナップがお目見えしたのだ。 夜に...
銀座の街並みを我がものにできるテラスが人気!おなじみGINZA PLACE内『ビストロ マルクス』から、極上のスイーツタイムを約束する新メニューを紹介したい。 それが、「アフタヌーンティー“ルージュ”」と、20:30から提供スタートとなる「GINZA4丁目(シメ)パフェ」だ。 開放的な昼下がりを楽しんだり、ディナーデート後に夜風を浴びながら銀座の夜景を満喫したり。 お好みのシーンに合わせて、最...
銀座に繰り出した私たちは、当時オープンしたばかりの『ビストロ・マルクス』に奇跡的に入ることができ、はしゃぎながら席についた。 しばらくは職場での近況などをアップデートしていたが、ふいに会話が途切れたとき、開放感とワインの力も手伝って、私は健太のことを吐き出してしまいたい衝動に駆られた。 しかしオフィスでの百合さんの含んだ表情を思い出し、そっと、様子を伺うようにして彼女を覗き込んでみる。 私...
日程:6/30(金)まで 時間:11:30~15:30(L.O.14:00) 18:00~22:00(L.O.20:30) 料金:1名様 ¥7,500(税サ込) (90分制フリーフロー、前菜3種のプレート) ※天候やテラス席の空き状況により、テラス席をご用意できない場合もございます。ご了承ください。 《ご予約・お問い合わせ》 店名:BISTRO MARX 住所:中央区銀座5-8-1 G...
あれほど憧れていた“プレ花嫁”なのに、周囲が盛り上がれば盛り上がるほど、英里はその肩書きに重さを感じてしまうのを無視できなくなってきた。 ―はぁ。 仕事終わりのエレベーターの中で、無意識に大きな溜め息をついてしまった自分が嫌になる。 ―もっと、幸せでいなきゃいけないのに...。 だが、きんちゃんを好きな気持ちに嘘はないはずなのだ。 さっさと帰宅して、彼の温かな身体に抱きつき、お...
巷で、よく耳にする格言がある。 「結婚したくないと言っていた男に限って、次の恋人とアッサリ電撃婚したりする」 というものだ。 結婚願望のない彼氏を持つアラサー女にとって、これほど悲惨な事態はない。 その男に、年単位の時間を費やしたのなら尚更だ。 英里が吾郎に執着し、惨めにすがったことで後味の悪い破局を迎えてしまったのは、そんな恐ろしい未来を危惧したからでもある。 吾郎のこ...
ブリオッシュならではのふわとろ、サクサク触感のフレンチトーストに「おいしい~!」と歓声を上げた英里を、きんちゃんがふざけて写真に収めようとしていた。 それに応えようと英里がそのまま笑顔を向けると、iPhoneを構えるきんちゃん越しに、信じられない光景が目に入った。 吾郎が、女の子と肩を並べて、店に入ってきたのだ。 英里の笑顔は、一瞬で凍った。 長身の吾郎は、ラフなジーンズにTシャツと...
「以前はコンサートの前とか、いまは映画やドラマの撮影で体力をつけなきゃというときにお肉を食べるんです。ハンバーガーも大好きです!食べた瞬間、思わず笑顔になっちゃう。元気注入フードですね(笑)」と、バーガーを見事に完食! 「ハンバーガー専門店が増えているのは知っていたけど、フレンチのシェフが作ったものを食べるのは初めて!肉も美味しいけど、パンもほんのり甘みがあって、バランスがいいですね」と無邪気にハンバーガ...
豊かな日本の食材と、洗練された技術によって生み出される、上質なフランス料理が愉しめる『BISTRO MARX』。昨今の日本フレンチ界で、まさに注目株のレストランのひとつである。 『BISTRO MARX』の特徴は、ブーランジェリーが併設されていること。パン職人としての顔を持つマルクス氏によって、「料理とパンの融合」をコンセプトに、絶品パンの数々が勢ぞろい! さらに、銀座の街を独占しているような気分に...
カジュアルでありながらも豊かな日本の食材と、洗練された技術によって生み出される、上質なフランス料理が愉しめるのが『ビストロ・マルクス』。そして一番銀座らしい眺めを独占できてしまう眺望が最高のテラスバー、さらにブーランジェリーを併設しているのも特徴的。 高名なフレンチシェフであると同時に、パン職人としての顔を持つマルクス氏。「料理とパンの融合」をコンセプトに絶品パンが勢ぞろいしそう。 中でもイチオシは...
優子からLINEをもらったのは、仲良くなってから半年くらい経った時だった。 —颯太さん。相談があるんですが、今度の金曜の夜空いてますか? このLINEを見て、僕はすぐにわかった。きっと二人きりでの食事を意味しているのだろう、と。 —もちろん!大丈夫?何か食べたい物&都合の良いエリアがあれば言ってね。 こう返信を打ちながら、どうしようかと考える。 —何でもどこでも嬉しいです! 優子からの返信に...
そんな淡い恋心を抱き続けていたものの、私は“彼の迷惑になるかも”と思い、何も行動できずにいた。 しかし、同僚の香奈に相談したのがキッカケで後押しをされ、思い切って自分から誘ってみることにした。 —颯太さん。相談があるんですが、今度の金曜の夜空いてますか? 緊張しながら送ったLINEに、彼はすぐに返事をくれた。 —もちろん!大丈夫?何か食べたい物&都合の良いエリアがあれば言ってね。 —何でもどこでも...
実は鉄平が焦りを募らせる相手は、瑛士だけではない。 先輩からも可愛がられ、「若手の中で頭ひとつ飛び抜けている」と信じていた自分が、実はもう若手とは言えない年齢になっているのだと気付かされる出来事が最近あった。 26歳の帰国子女がぐんぐん頭角を現してきたのだ。 「どうせ、親の七光りだろう」 彼の父親はそこそこ名の知れた企業の社長だ。親の七光りで入社した、英語しかできない男だと思っていた彼が...
以前から彼女と頻繁に訪れているお気に入りのレストラン。8月のリニューアル後も店内の雰囲気の良さは変わらず、更にリーズナブルになったのが嬉しいです。...
ディナーのおすすめは『レゾナンス』です。最近はリニューアルをして、雰囲気の良さはそのままに、以前より価格はリーズナブルに。 私の職場から眺める、仲通りのイルミネーションはとても綺麗。冬の残業も元気が出ます。...
約束の日、お客さんとその同僚がすでに席に着いていた。同僚の方がイケメンだった。 「こんなに美味しいお肉初めて食べました!」 実はここ3回めだけれど、ここはそう答えておく。皿ごとオーブンで焼きあげた熱々のステーキをみんなでシェアしたら妙な一体感も芽生えた。 会は盛り上がり、次は4:4の拡大バージョンでお食事会をすることになった。 私とイケメンの彼が幹事になって、場所はリニューアルしたばかり...
「そうなんですね、私たちも大手町ですよ♡」 大手町に本社を置く大手IT企業で働く男性たちを前に、優子が甘えるような声を出した。 場所は丸の内の『レゾナンス』ここに、男女3対3でテーブルに向かい合い、食事会がスタートした。 互いに探り合うようにして始まった会だが、食事と会話が進むにつれ打ち解けてきた。そして皆が盛り上がる中、美緒は男性の一人からある言葉を言われた。 「美緒ちゃん、なんか...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 彼女たちは、人生のパートナーとして、どのブランドの靴を選ぶのか。 靴と東京と私。靴なしでは、女の人生は語れない。...
ダイナミックなオープンキッチンで調理される、気取らず美味しい、普段使いができるフランス料理店。 K「森田恭通さんが内装を手がけていて、天井が高くてインテリアがかわいい。お洒落のしがいがあります。」...
ご主人との出会いは、5年前に遡ると言う。 先述した通り、丸の内の歯科医院で衛生士として働いていた時に患者としてやって来たのが、久志さんだった。 「最初は、本当に眼中になくて。だって、顔が全然タイプじゃなかったから(笑)」 当時、彼女は流行りの塩顔系の“イケメン”彼氏と交際中。彼は身長も180cm近くあり、とにかく全てがタイプだったそうだ。 しかしその彼は全く結婚願望がなく、28歳だった麻衣子さんは非常に焦っ...
東京の政治経済や文化の中心として発展し続ける丸の内。目と鼻の先には皇居が鎮座するこの地には、ほかのエリアとは異なる独特の品格が漂う。その一角に、日本屈指のグランメゾン『アピシウス』はある。...
「いいなぁ。」 本心から羨ましくなり、真希は思わずため息をついてしまう。自分よりも1年早く結婚したというのに、美香の夫はいつもこうして彼女を甘やかしてくれているのだ。 この旅行以外にも、美香のInstagramには“お誕生日に、バラの花束を持って帰ってきてくれました!”とか、“ディナーは『アピシウス』で贅沢なひと時。ステキな旦那様に恵まれて、私は本当にラッキーです♥”のような、夫から溺愛されてい...
「今日は、お仕事お休みなんですか?」 ジャケットは羽織っているものの、かっちりしたスーツではなく、どちらかと言うとスマートカジュアルな装いの知之さんに、そう聞いた。 「開業医だから。基本的に時間外は診察しないし、勤務医と違って比較的自由に働けるんだ。」 「そうなんですね!開業医なんて、すごいですね。」 ここで、私は自分の仕事のことを聞かれると思っていた。普通自分のことを聞かれたら、相...
「今日は、お仕事お休みなんですか?」 グラスシャンパンを飲みながら、僕たちのデートは始まった。 「開業医だから。基本的に時間外は診察しないし、勤務医と違って比較的自由に働けるんだ。」 「そうなんですね!開業医なんて、すごいですね。」 「そんな、全くすごくないよ。父親が医者だったから、その他の選択肢がなかっただけの話で。」 僕の家は、代々医者の家系である。弟も医者になったし、僕た...
ここ丸の内には、東京、否、日本屈指のグランドメゾンがある。その名は『アピシウス』。1983年に生まれた同店は、以降フランス料理界を牽引するレストランとして君臨してきた。 一体何が、『アピシウス』を一流たらしめているのか。その歴史と現在とを、じっくりと紐解いてみよう。さて、開店35年目に突入した『アピシウス』を切り盛りするチームを率いるのは、三代目料理長・岩元学氏。83年のオープン時に入社以来、高橋徳男シェ...
真美のもう一つのアカウント(裏アカ)を見せてもらうと、かなり値の張る高級店の写真ばかりがずらりと並んでいる。 『しのはら』『アピシウス』『虎白』『かんだ』に『スガラボ』『CHIUnE』...下手な港区おじさん達も真っ青の豪華なラインナップだ。...
男性から食事に誘われたら、必ずこう答える女がいる。 「メニューによります」 男をレストラン偏差値で査定する、高飛車美女ひな子が、中途半端なレストランに赴くことは決してない。 彼女に選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 最近は、セレブ王子・久保と『Naveno-Ism』、『茶禅華』での2on2、M気質な港区おじさんジュニアとの『...
「いやぁ......。何の前触れもなくコラーゲンをリクエストするひな子先生、流石としか言えません。それにしても、今日も一段とお美しい」 古典的なラグジュアリー感漂う老舗グランメゾン『アピシウス』の待合室に現れた増林(通称:マッスー)は、YOKO CHANのベージュのミニワンピを着たひな子に、遠慮がちな視線を向ける。 きっと、マノロブラニクのレースアップパンプスで飾った、ひな子自慢の生足への目のや...
柳「つまり、彼女を落とせるワインですか?」 ――ずばり言うとそうですね。 柳「しかし、妻帯者の私に聞いてどうするって感じの質問ですが」 ――おそらく柳さんもお若い時は、ワインで女性を口説かれていたのではないかと思いまして。 柳「若い時はお金がなかったから、ワインで女性を口説く発想はなかったですね。稼げるようになった頃は、すでに今の家内とつき合ってたし」 ――ということは、奥様を落と...
英一郎に連れてこられた『Crony』は、実は詩織がずっと気になっていたレストランだった。 『アピシウス』や『カンテサンス』などの名店出身者たちが去年12月にオープンしたばかりの店で、約250種類の豊富なワインの品ぞろえの評判も、噂に聞いていたのだ。...
全盛期のフランス宮廷文化を感じられる店で、クラシックでありながら進化する料理、ワインのラインナップの素晴らしさ、サービスマンの厚み、これぞグランメゾンの筆頭といえる『アピシウス』。 舌でも語られる、生命力の強さを澄んだスープに凝縮された「小笠原母島の青海亀のコンソメスープ シェリー酒風味」は、ここ『アピシウス』のスペシャリテである。ぜひ特別な日に大切な人と最高のグランメゾンという夢の世界を感じて欲しい。...
◆ 「翔太さんって、いつもこんなグランメゾン系のお店でお食事されてるんですかぁ〜?こんなレストラン、久々に来たかも...」 前回のドライブデートで、優子が完全に落ちたのは手にとるように分かったが、その反応の続きを見たくて今日は食事に誘ってみた。 『アピシウス』は元々好きな店で何度も来ているが、改めて重厚感と気品が溢れる店内を見渡してみる。やっぱり、良いレストランに連れて行けるセンスと財力が...
世間一般的には花形といわれる「年収1,000万円」。 平成26年度の民間給与実態統計調査(出典:年収ラボ)によると、年収1,000万円越えは日本の労働人口の4.1%。30代以下に限定するともっと比率は下がり、40,50代になると徐々に比率は上がるだろう。 年収1,000万円プレイヤーはどのようなライフスタイルを送っているのだろうか。世間が思うような夢の暮らしなのか、それとも……? これまでに独...
麻奈:フレンチなら最近は目新しさより王道が気分だな。『シェ・イノ』とか、『アピシウス』とかやっぱり歴史を感じるというか存在そのものにも価値があって、味わいも今の自分にはむしろ新鮮。同じフレンチでも別次元というかフレンチ食べてるんだって気持ちになる。古典があってこその現代風だし。 由美:デートに王道フレンチを選んでくれたら本物を知ってる気がしてドキッとするかも。最近はいつか行けたらいいなって敢えて選択肢...
美術館のように名画に囲まれた空間の中で、美食と芸術に満ち溢れたひとときを過ごせる、有楽町の老舗高級フレンチ。 今回『アピシウス』が提供するカレーは、岩手県産単角牛を使ったメンチカツを乗せた「短角牛のメンチカツカレー」。 ■店舗概要 名称:アピシウス 住所:千代田区有楽町 1-9-4 蚕糸会館ビル B1F 電話:03-3214-1361...
『アピシウス』は小澤氏の原点でもある。 レストラン業界に入る時、どうせならトップのお店で働きたいと『アピシウス』の門を叩いた。ここは入った瞬間から現実の中の非現実を感じることができる数少ないお店だそうだ。 「ディズニーランドって現実だけれど夢の世界に没頭できますよね。本当にプロフェッショナルを感じます。ある意味、それに近いイメージ」 全盛期のフランス宮廷文化を感じられる店で、クラシックでありな...
フレンチならば、リヨンの郷土料理であるクネル。 繊維質で臭みのある川魚をいかに旨く食すか、長年人々が探求した結果が皿にのる。...
創業30年以上のグランメゾン『アピシウス』。3代目にあたる現シェフ・岩元 学氏は、83年に入店。以後スーシェフ、そして2008年にシェフに就任。長年携わってきた『アピシウス』伝統の皿を守りつつ、自身の持ち味を発揮した新たな料理も創出している。 たとえば、写真の鮎を使ったひと皿。プロヴァンスなど南仏でポピュラーな、バジルを使った「ピストーソース」と、鮎の風味を凝縮させたソースや自家製のレザンオイル、ペッパー...
今年4月、めでたく創業30周年を迎えた『アピシウス』。オーセンティックなフランス料理と、贅を尽くした内装や調度品、そしてハイレベルなサービスの三拍子が揃った名店として、揺るぎない評価を得ている。 3代目にあたる現シェフ・岩元 学氏は、83年に入店。以後スーシェフ、そして2008年にシェフに就任。長年携わってきた『アピシウス』伝統の皿を守りつつ、自身の持ち味を発揮した新たな料理も創出している。 たとえば、左上...
時折、気になっていたのだ。オーガニックだのなんだのと言われているこのご時世に、ケミカルなものを肌に塗って出かけていいのかと。だって身体はそこかしこが食べ物だから、唇が吸ったそれらは胃の腑に落ちる。それで病気になった色男はいないけど、食の安心・安全を気にするならこれは失態かと。 ならば内から肌を輝かせるより他ないわけで、向かうは有楽町『アピシウス』、注文すべきは「海亀のコンソメスープ」だ。東京都漁業調整規則にの...
5丁目から1丁目へ銀座内移転を果たした『ドミニク・ブシェ トーキョー』。新店舗はシェフのアパルトマンにおよばれしたかのような、コージーで温かな雰囲気を演出。 料理や文化、技術の“継承”をテーマに、コースにはブシェ氏の料理人人生におけるエポックな料理が組み込まれる。2000年誕生の「牛テールの赤ワイン煮込み」もそのひとつ。添えたじゃがいものピュレにトリュフをあしらい強さを加えたのは、東京店シェフ・厚東創氏のアイデア。 フ...
しかし、そこから私は裕司さんの感情や思いが掴めず、物憂い気持ちを募らせることになる。 初回のデートは明らかに良い感じだったし、LINEも来る。向こうから誘いも来る。それなのに、一向に距離が縮まらないのだ。 2回目は、銀座の『ドミニク・ブシェ トーキョー』で食事を楽しみ 、その後はコンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を見ながら飲むという、典型的なデートコースで、私たちは夜景に酔いしれた。...
そこから、僕たちは何度かデートを繰り返した。 2回目のデートは、『ドミニク・ブシェ トーキョー』に行った。その後コンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を眺めながら飲んだ。 絵に描いたようなデートコースに彼女もうっとりしてくれていたと思う。 3回目は 『ディキシー ダイナー 恵比寿』で昼下がりにランチ。美由紀が飼っている犬に会いたいと、僕がリクエストしたのだ。 犬好きの僕は...
1丁目の路地。ビルの2階にあったのは『ドミニク・ブシェ トーキョー』だ。 店内はまるでシェフの邸宅を思わせるセンスよく温かな空間。壁も椅子も凛としたスタッフもすべてが上質。クラシックとは無縁の雰囲気。銀座らしくない、と思った。 案内された個室にはシェフズテーブル。目、耳、舌にも楽しいフレンチは、ただただ私を幸せにした。サービスも一流。銀座が私を許容してくれている。しかも「いい女」として。海外にいっし...
2015年夏、5丁目から1丁目へ銀座内移転を果たした『ドミニク・ブシェ トーキョー』。新店舗はシェフのアパルトマンにおよばれしたかのような、コージーで温かな雰囲気を演出。 料理や文化、技術の“継承”をテーマに、コースにはブシェ氏の料理人人生におけるエポックな料理が組み込まれる。2000年誕生の「牛テールの赤ワイン煮込み」もそのひとつ。添えたじゃがいものピュレにトリュフをあしらい強さを加えたのは、東京店シェ...
約束の週末、美咲は、雅彦に指定された店に向かった。銀座のフランス料理店『ドミニク・ブシェ トーキョー』だ。 美咲にとってはランチで訪問するのが精一杯の、憧れのレストランだ。雅彦からLINEで店のリンクが送られてきたときは小躍りしそうになるほど嬉しかった。 店に到着すると、雅彦が、同僚の男性と共に先にテーブルについていた。 「美咲さん、初めまして。雅彦くんと同期の光博といいます。」 そ...
クリスマス前の週末。 舞は朝から半身浴をし、いつもの3倍の時間をかけてメイクし、この日のために新調したワンピースを着て、待ち合わせの有楽町へ降り立った。 手にはもちろん、用意しておいたプレゼントをさりげなく持っている。 間もなく到着した健斗は、舞を見つけると甘い笑顔で手を振った。 健斗はこの日のディナーに、丸ビル35階にある『Sens & Saveurs』を予約してくれている。二人が有楽町で待ち合わせをした...
それから半年後。 「川口さん、書類出来てる?」 担当弁護士に尋ねられ、春香は慣れた手つきで書類を揃えて渡す。 「ありがとう!いつも助かるよ」 裁判所に向かう弁護士の背中を見送りながら、ホッと一息ついた春香の肩を、事務長が軽く叩いた。 「最近よく頑張ってるじゃない」 この半年間、春香はまるで人が変わったように仕事に没頭している。 きっかけは、仕事から逃げ出したくて祐也に依存していた自分の...
『サンス・エ・サヴール』に人は何を求めて通うのか。それは安定でなく、刺激なのだろう。 「海と大地を表現した皿です」と鴨田猛料理長が話すのは、この日に供された前菜。 ぽってり丸みを帯びた白イカの周りに、フォアグラやジャガイモのニョッキ、大黒ホンシメジを整然と。ゴボウは素揚げのほか、ピュレにも使われ、イカを支える土台になっている。 ナイフを入れた瞬間、イカの身から溢れ出すのはカポナータ。ズッキーニ...
朝のオフィスで、有希は熱心にインターネットを検索していた。 今日は、先日の完全紹介制パーティーで出会った康孝とのランチの日。 「ディナーに行くまでの女性かは分からないが、興味はあります」程度で気軽に誘えるランチは、いくつかの話題をなぞっているうちに終了してしまうことが多い。 たった45分から1時間の短い時間しか過ごさないランチは、「楽しかった」と思わせるのが難しく、誘う難易度に比べて次につ...
今日の会場は、港区を少し離れた丸ビルの中にある『サンス・エ・サヴール』。バー・カウンター奥にある個室は、丸の内エリアの夜景を見渡すことができ、出会いの場としては抜群の雰囲気だ。 「名刺交換させていただいて良いですか。」 最初に有希に名乗りをあげてきたのが、外資系弁護事務所の隆志だった。「3人で来ていたうちの1人」の次は名刺交換での印象付けだ。 名刺から読み取れる情報は「会社名」、「役職」そして...
「実は、毎年期間限定で開催しているタイアップキャンペーンがとても楽しみで。丸ビル35、36Fの参加店舗でお得なコースが用意されるので、普段行くには少し高級なお店を狙って行くんです」とコッソリ教えてくれた町田さん。 この『サンス・エ・サヴール』にも、今年のキャンペーン中に同僚と訪れたそう。本店は、南仏・モンペリエの『ル・ジャルダン・デ・サンス』。 モダン・キュイジーヌの先駆的なグランメゾンだ。ここ東京...
世界中の美食家を魅了し続ける南仏・モンペリエ『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。店名はフランス語で五感の追求を意味する。 モダン・キュイジーヌの先駆者プルセル兄弟の下で研鑽を積んだ鴨田猛シェフにも、その精神は受け継がれている。陸と海の食材をひと皿にのせる「テール・エ・メール(大地と海)」の手法もそのひとつ。...
「優里ちゃん、今日も最高にかわいいね」 『レストラン エール』に5分遅れで到着した優里を見るなり、隆一は目尻をぐにゃんと下げた。 優里が微笑むと、隆一はさらに目尻を下げて、ギョロギョロしたその目は、糸のように細くなる。 「今日はちょっと話したいことがあるんだ。ひとまず何か飲もう…そうだな、ロゼでも頼む?」 −話したいことって…。やっぱりね。 優里は、やはり隆一は自分に告白しようとしているのだと確信...
「七海、諒太くんとの同棲生活はどう?」 銀座の『レストラン エール』で、姉はにっこり微笑みながらそう尋ねた。 「うん、なかなか楽しくやってるよ」 今夜は、姉の沙耶と久々に姉妹水入らずのディナーを楽しんでいる。 専業主婦の姉には小学生の息子がいるため、こうして夕食をともにすることはめったにない。今日はそんな姉から「子どもがサマーキャンプ中だから、久々にディナーでも」と、浮かれた声で誘われたのだった。 ...
仕事を終えた奈々子は、田中から指定された『レストラン エール』に向かう。 奈々子がグルメ雑誌を教えてからというもの、田中は勉強を重ねているらしく、どんどんレストラン偏差値を上げている。 最近は、奈々子を喜ばせるお店ばかりを選ぶようになった。その度に、奈々子は田中の成長を嬉しく感じるのだ。...
銀座駅から中央通りを1ブロック歩いたビルの8階。『レストラン エール』は、女性と行けば必ずデートが成功するレストランとして口コミでも話題だ。その理由は、味だけじゃなく、見た目もフォトジェニックなメニューばかりが揃っているから。一皿一皿ごとに女性の歓声が上がること間違いナシのフレンチレストラン。 ここで味わいたいのは、インスタでも話題になっている「フォアグラのソフトクリーム」。...
翌週、あゆみは女友達と食事の約束をしていた。場所は銀座の『レストラン エール』。落ち着いた雰囲気で、見た目にも美しいフレンチがいただけるお店だ。 「インスタ映えする料理だから」と言って誘ってきたのは、2歳年下の瑠依。春馬と知り合った食事会に呼んでくれたのも、この瑠依だ。 「あゆみさん、あの後も春馬くんと会ったりしてます?」 春馬と、食事会の後で恵比寿の『イスィ』へ行ったことまでは話していた...
海外旅行やレストランの話は、内部生の仲間となら必ず盛り上がる鉄板ネタ。ネットで評判の人気店だけでなく、旅行好きの友人や赴任している現地の友人たちにオススメも聞いてお店を選ぶのが沙羅にとっては当たり前だった。 いつもの友達に話すそんなつもりで沙羅は話題を振ったが、彼は興味が無さそうだった 一方、大学時代から沙羅のことが気になっていた原田は、なんとか次につなげたいと言う一心で、少ない引き出しからレストラ...
-美鈴ちゃん、もし時間があれば、久しぶりに会えませんか?もちろんヒマ潰しでもOKです 18時の勤務終了とともに、ジョジョくんからラインが届いた。メーカー勤務の彼のお盆休みはかなり長いらしい。実は、夏休みに予定ゼロというジョジョくんに何度かデートに誘われたのだが、イマイチ気が乗らずに断っていた。 今日の女子会は、銀座の『レストラン エール』で20時からだ。時間潰しでいいと本人が言うなら、お茶くらい...
ランチは仲良しの同僚と繰り出す康松さん、その気になるディナー事情は? 「大学時代の5人組と、定期的にディナーに行くんです。このときばかりはオシャレな服を着て、メイクも丁寧に仕上げて。男性と行くより、女子会の方が気合いが入るんですよね(笑)」。 おすすめとして挙げてくれたのは、昨年9月『EXIT MELSA』8階に移転オープンした『レストラン エール』。 「実はまだ伺えていないのですが、移転前の...
理想的な結婚を、適齢期にした沙織、32歳。 誠実で、外見も稼ぎも良い夫と安定した結婚生活を送り、3年になる。 今回は38歳にして年下の会計士と結婚を決めた、生真面目な女の気合いに溢れた結婚式に出席することになった。しかしその緊張感溢れる会場で、沙織が目にした衝撃の光景とは……? 東京結婚式明細 vol.6:10年不倫を乗り越え結婚に辿り着いた女。その清々しいほどの幸せの秘密とは? 麗子は結婚でき...
合コンでかなりタイプの子と知り合い、初デートの場所を探していたところ食通仲間が「この店、絶対女子は好きだって!しかもそんなに高くない。」と教えてくれた。 早速ネットで調べてみると、野菜パフェやフォアグラのソフトクリームなど、確かに女性が喜びそうだ。食べログは4超えだから味は問題ないだろう。場所は銀座…、新しくなったエグジットメルサか。 雰囲気も良さそうだし、ディナーコース6,800円ならご馳走しても...
そもそも結婚願望があまりないという涼太。そんな彼が婚前契約を結ぶことに興味がないというのは当然だろう。 弁護士の結婚適齢期は大きく二つに分かれる。一つは、比較的早い時期。大学やロースクール時代からの彼女と、司法試験直後に、あるいは、司法修習時代からの彼女と、弁護士として働き始めて間もなく結婚するタイプだ。自分を支えてくれた彼女を大切にする誠実なタイプといえよう。もっとも、弁護士になってからは激務の毎日...
恵比寿の実力店『ビストロ 間』が、9月18日から『レストラン エール』として銀座で新たなスタートをきった。 形態としてはあくまでレストランだが、銀座にしてコース¥6,500と良心価格なのは変わらず。 それでいて料理は見目麗しいフレンチへと進化。このグラスのなかの鹿肉は、アートのようでいて食べれば肉としての充足感も万全である。...
「百合ちゃん、今日は誘ってくれてありがとう。こうやって二人きりでゆっくり話すのって、久しぶりだよね」 『ロテスリーレカン』でのランチを楽しみながら、美織はにっこりと微笑んだ。 美織と百合は、青山学院大学時代の同級生で、ともに29歳。 卒業してからはすっかり疎遠となっていたが、共通の友人の誕生日パーティーでバッタリと再会したのはつい先日のこと。それ以来、こうして再び連絡を取り合うようになっていた。 「私も...
40年以上続く老舗フランス料理店・銀座レカンの姉妹店。多様なローストの技術をコースにふんだんに駆使し、正統派フレンチを提供している。 ランチコースはリーズナブルながら、アミューズからキャフェに至るまで絶妙の火加減と充実のコース内容が舌を楽しませてくれる。とくに部位によって焦げ目や柔らかさの口当たりの変化が堪能できるローストチキンは絶品。 また、2014年にリニューアルした空間やサービスも、昼とは思えない優雅さが楽しめる...
40年以上続く老舗フランス料理店・銀座レカンの姉妹店。多様なローストの技術をコースにふんだんに駆使し、正統派フレンチを提供している。 ランチコースはリーズナブルながら、アミューズからキャフェに至るまで絶妙の火加減と充実のコース内容が舌を楽しませてくれる。とくに部位によって焦げ目や柔かさの口当たりの変化が堪能できるローストチキンは絶品。 また、2014年リニューアルした空間やサービスも、昼とは思えない...
2014年12月に移転オープンした『ロテスリーレカン』は、重厚なインテリアだった『銀座レカン』に対し、明るい空間とブルーの配色がとても爽やかだ。 しかし、『レカン』のエッセンスは店内にちりばめられている。カジュアルラインといってもホワイトクロスにはクリストフルのカトラリー、リーデルのグラスが並び、ロブマイヤーのシャンデリアはまばゆいばかり……。...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ:SANDEMANTE 前菜:オマール海老とホワイト ポートコンソメジュレ 桃のクーリーとアーモンドムースと共に アミューズ、魚料理 肉料理:ローストポーク マデラの芳香 デザート、ミニャルディーズ、コーヒー渡邉料理長がお届けするフェアのスタートは、夏の香り爽やかなアペリティフ。フレッシュな清...
前回の食事で、彰人に対してすでに“何だかなぁ・・・”という微妙な感情を抱いていたが、2度目の食事が決定打となった。彼の本性が、ついに露呈したのだ。 前回話した店『BREEZE OF TOKYO』を予約してくれていた彰人。しかし素敵なお店に入った途端に、私は彼のKYさに少し驚く。 前回いたはずの、彰人の友達がいなかったからだ。...
皆での食事は、香織が行きたいと言っていた『BREEZE OF TOKYO』にした。仕事後の約束時間に店へ行くと既に瑞穂は席に着いており、少し遅れて香織がやってきた。 「今日、男性は彰人さんお一人なんですね。両手に花じゃないですか〜」 もう一人、前の会にいた男友達を誘っても良かったのだが、女性陣は二人とも仲が良いし、人数が少ない方が話しやすいだろう。そう思い、結局3人にしたのだ。 ちなみに瑞穂もとても綺麗な女性...
コース名:2017クリスマス・ディナーコース 場所:ブリーズ・オブ・トウキョウ(千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F) 提供期間:12/22(金)~12/25(月) 提供時間: ・12/22(金)、12/25(月)18:00~23:30(L.O.22:00) ・12/23(土)、12/24(日)17:00~23:30(L.O.22:00) 料金:20,000円(税・サ別) 【予...
丸ビル最上階から眼下に広がる高速道路や、東京タワーが一望できるので、夜景好きな女性は必ず喜んでくれます。華やかなフレンチもより好感度をアゲてくれます。...
抜群の眺望が魅力のレストラン『ブリーズ・オブ・トウキョウ』から、9月末まで限定の「丸ビル15周年記念メニュー」をご紹介! その名の通り、丸の内ビルディングのオープン15周年を祝した特別コースが、ランチとディナーでそれぞれで展開中。 とりわけディナーコースは、話題の精肉店セレクトの黒毛和牛をフィーチャー。さらにボトルまたはフリーフローが付いてくるというコスパ最高のプランとなっている。 贅を尽くし...
大人の上質なレストランとして定評のあった同レストランが、アラカルトでもコースでも楽しめる「フレンチグリル&バー」に8月中旬、リニューアルオープン。 その目玉のひとつとなるのは、15周年特別コース(フリーフロー付き)『TOKYO COWBOY』特選和牛グリルほか全8品のディナーコース(¥16,200/サ別)。メインを選べる全5品グラスシャンパン付きランチコース(¥4860)もあり。...
「和樹さんもそう思います?」 丸ビル最上階にあり、リニューアルオープンしたばかりの『ブリーズ・オブ・トウキョウ』のトマトと瓜のガスパッチョを食べながら、さりげなく問いただす。...
店名:ブリーズ・オブ・トウキョウ 住所:千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 36F 電話番号:03-5220-5551 営業時間:ランチ 11:00~15:30(L.O.14:30) ディナー 18:00~23:30(コース L.O.21:00 / アラカルト L.O.22:30)※土日祝日は17:00~ ホームページ:http://www.breezeoftokyo.com/ ...
前回のあらすじ 東京女子・マリと扮した香港人・マギーは、何としても結ばれたいと願っていた理想の男性・裕二に婚約者がいることを知る。食事を終えた後、マギーの誘いでメインのダイニングに足を運んだ裕二が目にしたものは、婚約者・桃子と見知らぬ男が仲睦まじく笑い合う姿だった。それから月日は過ぎて、早3年。 香港ガールの野望 Vol.6:香港ガールの二面性に惹かれた、やり手弁護士の真実く東京での真の野望「マギー...
―なんて、そんな「運命の出会い」が現実にあるわけないけどね… シナリオ通りに進む展開に笑みをこらえつつ、マギーは丸ビルへと向かう裕二の後を追いかける。 「そういえば、足はもう大丈夫?」 相変わらず10センチほどのヒール靴を鳴らすマギーを気遣うように、裕二が問いかけた。 「はい、おかげさまで。お気遣い、ありがとうございます。」 軽く頭を下げて、微笑みながらお礼を述べる。「お礼」「お詫...
古民家を改造した、趣のある佇まいの隠れ家風ビストロ。定番前菜からパスタや鹿肉のハンバーガーまで、幅広いラインナップが魅力だ。 自由なメニュー構成だが、ガストロノミーの現場である一流レストランで腕を磨いたシェフの技が光る。ワインはイタリア産が中心。 店内にはカウンター席もあり、シェフの達人技を目の前で見られるのも嬉しい。...
「英里さん...それは、絶対にご主人が悪いですよ!!」 「やっぱりそうよね。新一くん、若いのによく分かってくれるね!」 ひょんなことから後輩の新一と二人で飲むことになった英里は、彼の聞き上手な一面にすっかり心開いていた。 二人は東銀座の隠れ家風ビストロ『スモールワンダーランド』のカウンター席で、名物の鹿肉のハンバーガーを仲良く頬張っている。 健康志向の強い吾郎であれば、「夕飯にハンバーガーとフライドポテ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、タワマンの篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがあっけなく終わる。ワンナイトや社内恋愛も経験し、涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲し、純一との不倫も経験した。築地の健一郎や人形町の祐介など、デート相手はいるが、結婚相手にはまだ出会えず…? 前回 vol.13:5歳下メガバ...
正直、さとみと同じ化粧品を使うなんて負けを認めるような気もしていたのだが、鏡に映る夏希はさとみとも違う、生き生きとしたオーラを放っていた。 すっかり見違えた姿にテンションが上がり、夏希は急に誰かに会いたくなった。今日、孝之は何をしているのだろうか。 しかしLINEのトークルームを開いたところで、手を止めた。 せっかく綺麗になった姿を見せるのだから、自分を無下に扱った孝之では惜しい。さとみと食事へ行ったことへの...
「愛華!久しぶり〜。元気だった?」 少し出てきたお腹をさすりながら、フラットシューズにゆったりとしたワンピース姿のアリサさんが『ティエリー・マルクス』へやって来た。...
銀座四丁目交差点に立つ「GINZA PLACE」内のガストロノミーレストラン『ティエリー・マルクス』が、ランチメニューをリニューアル! フランスの料理界を牽引するシェフの一人であるティエリー・マルクス氏監修の同店。このたび、氏のエッセンスをより気軽に堪能できるリーズナブルなコースも登場した。 銀座の街を眼下におさめる、大人のデートには持ってこいのロケーションで、贅沢なランチタイムを過ごしてみてはいか...
男性から食事に誘われたら、ひな子は必ずこう答える。 「メニューによります😏最近忙しいので......」 美貌・知性・若さという女の市場価値を決める3大条件、すべてにおいて最高値を誇る女・ひな子。 ―中途半端な店に、私を誘わないで― そのセリフの意図を汲み取った選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 『ペレグリーノ』、『Fu...
「ぜひ一度、『広尾湯』にも行ってみてください」 石神の言葉に、今度はサトコがこくりと頷いた。 サトコが選んだのは広尾の物件だった。住所は南麻布で、駅から徒歩7分の部屋。大きな特徴はないが、清潔感溢れる気持ちの良い部屋ではあった。 「決め手はなんだったんでしょうか。参考までに聞かせていただけませんか?」 石神が、ワインを喉に流しこみナプキンで口元を拭ったあとに言った。その一連の動作があまり...
マッスーが指定したのは、ひな子の予想通り『ティエリー・マルクス』であった。 去年秋にできたばかりで、今銀座で最も注目を浴びていると言える、正統派モダンフレンチのレストランだ。 店名でもあるティエリー・マルクス氏は、パリのジョエル・ロブションでもシェフを務めていたらしいが、期待値以上にクリエイティブで繊細な料理を堪能できると高評価が絶えない店である。 白を基調とした上品な店内を進むと、個室に...
—今日の食事会、銀座だって。遠くない? ホットヨガのクラスが終わり携帯を見ると、友人の咲子からLINEが入っていた。 —確かに、ちょっと遠いね。港区界隈で開催してくれればいいのに。 岩盤浴の上で行うヨガでかいた汗を拭きながら、返信を打つ。行くか行かないかはお店次第かな、と思いながら咲子の返事を待ってみる。 咲子は家賃30万の六本木のマンションに住んでおり、自称タレントだ。しかし顔は“...
店内は白を基調としたシンプル、かつ自宅に招かれたような温かみを感じられる空間を演出。革新的な料理を、繊細な技で味わえるガストロノミーを展開する。それが『ティエリー・マルクス』だ。 フランス料理の歴史として古くから受け継がれてきた伝統を守りつつ、新たな挑戦や革新を加える。マルクス氏独自の世界観がどんどん広がる。プライベート感がたっぷりな空間は、ダイニングも少人数で落ち着いた雰囲気。さらに奥へ進むと個室が1室...
パリが認めた日本人シェフは今でこそ珍しくないが、吉野 建シェフこそ先駆者だ。 8区の店で16年もオーナーシェフを務め、日本人の繊細な感性を活かして素材の滋味を素直に表現する「テロワ(大地)の料理」で本場を魅了してきた。 今秋で11周年を迎えた銀座店でも、重鎮のスタイルは不変。スペシャリテはジビエ料理だが、味わいはいたって上品で、フレンチ初心者にも向く軽やかさ。 驚くほど開放的な店内も壮観で特別な時間を共有する別格...
人生には思いがけない出来事が、いくつも用意されている。 良いことばかりが人生ではない。 受け止めきれずに取りこぼしてしまうこともあるだろう。時には呼吸ができないほど苦しい時もある。 そんな困難に直面し、心が折れてしまいそうになった時、ほんの少しだけ背中を押してくれる存在に出会えたら、人生は好転していくのかもしれない—。 これは生まれ月の違う12星座の女たちが、ある存在をキッカケに自分を取り戻していくストーリ...
ディナーの最中も、康一郎は優里の写真を撮ったり、手を握りしめたり、食事以外に忙しそうだった。 見かねた優里が「ちゃんと食べて!」とふざけて頬を膨らませると、「優里ちゃんといられるの、幸せなんだもん」と言って、止めようとはしなかった。 そんな康一郎が告白してくるのは、時間の問題だと思っていた。 優里の心は、もちろん「YES」。そして、今夜は康一郎と過ごすことになるのだと、心の準備を整える。 ...
世の中には2種類の妻がいる。 結婚して何年経っても夫にレストランで誕生日を祝ってもらえる妻と、そうでない妻。 かつて“女子力おばけ”と呼ばれた女、萌美(32)は、もちろん前者だ。 今日は『タテル ヨシノ銀座』で迎える32回目のバースデー。繊細なネイルアートが施された指先で、萌美はメニューをめくった。 「ランチでもメインは選べるのね。和牛のランプか、鴨か…テート・ドゥ・コション、って何...
吉野建シェフが盛りつけに対して重視するのは、「皿の中の色彩、曲線や流れ」。その哲学を示す好例が、写真の料理(¥23,100のコースの前菜)だ。 中央の手長エビのサラダ仕立ての周囲を飾るのは、エビと相性のよいカリフラワーのクリームの白い曲線と、バジルのソースの伸びやかな流れ。繊細な甘みをもつ手長エビは、殻つきのままソテーすることで、身に殻の香ばしさが移されている。 その手長エビの風味を引き立てるのが、...
『レストランタテル ヨシノ 銀座』 ~吉野建シェフの料理への情熱を体感~ 海の色を表現したネオ・トラディショナルな空間が印象的。吉野シェフのスペシャリテの数々が味わえる。ディナー¥10,000 ~...
吉野建シェフが焦がれた「テット・ド・ヴォー ソース・トルテュ(仔牛頭肉のゆで煮 ソース トルチュ)」。だがこの料理を、フランスのように仔牛を入手できる環境にはない日本で、再現するのは難しい。そのため吉野シェフは仔豚でこの煮込み料理を作り、彼自身のスペシャリテへと成長させた。 それがさらに進化したのが、「浜名湖すっぽんのココット煮」。下処理後、ぶつ切りにしたすっぽんをブイヨンで煮、その煮汁にセージやバジル、タイ...
つき合いの長いシェフでも、あらためてお料理を食べると感激を覚える、そんな店があるという。北島シェフにとって『GINZA Kansei』はその中のひとつだ。 『GINZA Kansei』は銀座7丁目に佇むスタイリッシュなレストラン。オーナーシェフの坂田氏は北島氏にとってフランス修業時代からの戦友で、かれこれ30年ほどの付き合いになるというが、先日訪問した際に食した「茹でた鮑に胆のソースを添えた料理」が最高に美味しかったという。...
連絡先を交換した一週間後、思い切って自分から和彦を食事へ誘ってみた。 —美羽:もし良ければ、お食事ご一緒させて頂けませんか? するとすぐに返信が来て、私たちは初デートをすることになった。しかも初デートは『ベージュ アラン・デュカス』で、私は更にテンションが上がっていた。...
—とは言え、ただの社交辞令だったんだろうなぁ。 彼女と連絡先を交換してから、僕はそう思っていた。それに立場上、“仕事の関係で繋がれば得をする”と思われることも多く、美羽もそんな感じの一人だと決めつけていた。 しかし美羽は他の子たちと違い、真剣に僕のことを恋愛対象として見てくれていたらしい。 —美羽:もし良ければ、お食事ご一緒させて頂けませんか? 知り合ってから一週間後に来たLINEに少し驚きつつも、断る...
まず一軒目は『ベージュ アラン・デュカス 東京』。東京の一等地にオープンして15年になる不動の名店だ。 店が入るのは「シャネル 銀座ビル」の10階。そう、ここはシャネルとフレンチの巨匠であるアラン・デュカス氏とのコラボレーションであるレストラン。 ハイブランドが並ぶ銀座には、ブランドを冠したレストランが点在しているが、その先がけが『ベージュ アラン・デュカス 東京』なのだ。...
2018年秋にリニューアルした同店のインテリアは、世界のシャネルブティックすべての設計を担当するデザイナーのピーター・マリノ氏がプロデュース。 総料理長を務めるのは、生産者に直接仕入れ交渉をするなど、アラン・デュカス氏のエスプリが受け継がれる小島 景氏。 シェフパティシエのシルヴァン・コンスタン氏によるアニバーサリーケーキは、シャネルの代表作のハンドバッグ「マトラッセ」を表現している。...
店名:ベージュ アラン・デュカス 東京 住所:中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 10F 営業時間:ランチ 11:30~16:00(L.O.14:00) ディナー 18:00~23:30(L.O.20:30) 定休日:月曜・火曜、夏季、年末年始 電話番号:03-5159-5500...
そこには『ベージュ アラン・デュカス』でにっこりと笑う、シャンパングラスを持った彼女の笑顔があった。他の投稿をみると、どうやら彼女は仕事で昇進したようだ。 ―すごい…。 なぜだか分からない。だが香織は彼女の投稿を見た瞬間、嫉妬よりも何よりも、“完敗だ…”と思わずにはいられなかった。 ―拓斗の本命で、その上仕事でも昇進して…。確かに雅也さんの言う通り、今の私では到底叶わない…。 しかし...
記念日に、彼女が大好きだからと奮発して連れて行った『ベージュ アラン・デュカス 東京』でも、「個室じゃないと落ち着かない。」と言われてしまって。彼女を喜ばせようと頑張っただけにショックでした。 また僕の仕事が忙しくなる一方で、彼女の唯一のレギュラー番組が終了することになりました。アナウンサーの世界って過酷ですよね。一流大学を出て、かつモデルの様なビジュアルの子の中での競争な訳ですから。 僕も近い...
「...僕のプリンセスへ」 シャネル銀座ビル最上階の『ベージュ・アラン・デュカス東京』にて、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツのデザートをうっとりと堪能していた美波は、この日、人生最大の幸福も一緒に味わった。 恋人の孝太郎がスッと人差し指を立てて店員に合図をすると、大きな白い薔薇の花束が目の前に現れたのだ。 「...ど、どうしたの...?急に、こんな素敵なお花...」 突然の演出に驚...
今まで25年間生きてきて一番嬉しかったのは、藤田さんから「結婚したい」って言われた時。 『ベージュ アラン・デュカス 東京』で食事中、何気なくプロポーズされた直後は、あまりにも突然すぎて冗談かと思った。...
コース名:クリスマス特別コース 場所:ベージュ アラン・デュカス 東京(中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング 10F) 提供期間:12/20(水)~12/25(月) 提供時間: ランチ 11:30〜(L.O.14:00) ディナー 18:00〜(L.O.20:30) 内容: ・12/20(水)※通常メニューあり ランチ 13,000円/ディナー 38,000円(税込・サ別) ・12...
スリリングな体験は恋に結びつきやすいと言われるが、そんな心理がデートにプラスに作用するのが高級フレンチ。たとえばフレンチの巨匠とシャネルが手を結ぶ『ベージュ アラン・デュカス 東京』は、凛とした緊張感のある空気に気分が上がる一軒だ。 「料理はファッションにおけるコレクションと同様、季節感を大切にするものです」というデュカスの考えに基づくコース(¥14,000〜税込サ別)は、重さを排除したモダンなスタイル。...
質の高い料理とサービスで、常に最高のものを提供する「アラン・デュカス・エンタープライズ」と最高級ファッションブランド「シャネル」に共通する“シンプルかつエレガント”なエスプリが、料理と空間の細部にいたるまで表現されている『ベージュ アラン・デュカス 東京』。 インテリアのすべては、世界のシャネルブティックすべての設計を担当するデザイナー、ピーター・マリノ氏が演出。 テーブルアートには、陶磁器やクリス...
◆ 翼から「会社を辞めようと思う」と言われた時は、本当に別れようと思った。だが、夢に向かって頑張る彼を、素直に応援したいと思えたし、そのタイミングで別れを切り出すのは酷なことに思えたのだ。 信じた通り、翼は自分の会社を始めて、順調に業績を伸ばし、最近はやっと時間の余裕もできたようだ。 ―この勢いに乗って結婚まで進めば理想的― そう思っていた矢先に、また翼が「忙しいから、しばらく会えな...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる 。 東京生活を生き抜く上で、知っておくべきルール。 武器も持たず、手探り状態で進む人より、先に攻略法を知っている人が得をし、 東京ゲームを制する仕組みになっている。 ステップアップしていくのか、道を踏み外すのか...... 一つの選択が、人生を大...
波乗りの後、夕方からの美帆との待ち合わせに大遅刻しました。その日は波が良くて、気づけば予定よりかなりの時間が過ぎてしまったんです。海の中では時間が分からないので……。 言い訳ですが、週末に湘南で波がいい日というのは、僕みたいなサラリーマンサーファーにとってはかなり希少なんです。さらに帰り道は大渋滞していて、結局、約束には3時間遅れ。 美帆は想像以上に怒っていました。渋滞で遅れる、と何度か伝えたに...
アラン・デュカス氏に「私の料理哲学を最も理解する日本人料理人」と言わしめた小島 景総料理長。使う野菜は、自らが毎朝、鎌倉の市場へ足を運んで仕入れるこだわりぶり。 食材はもとより、ソースひとつ、切り方ひとつ、美味しさと美しさのための手間暇を惜しまず、妥協なく作られた珠玉の料理が婚礼を彩る。「婚礼のゲストは年齢・出身地・性別が様々。その全てに喜ばれるメニューを心がけています」。 至福の祝宴がここに。...
テーブルマナーをはじめ、牡蠣や海老など魚貝類の食べ方で相手の考え方や生き方が見えます。つまり人生が見える。私は器用な食べ方より、どこか不器用さがある方が好きです。...
紅葉が終わらないと何となくクリスマスという気持ちにならないわよね。木枯らしが吹いて、裸になった木に電飾が巻きつけられた街の景色を見て、ようやく「あ、そろそろクリスマスか」とやる気になったところで、もう遅い。 もし、クリスマスを外でディナーしようと思ったら、10月から始めた方が賢明。レストランの予約も2ヶ月前から受け付けるところが多いと考えると、正確には、10月23日から始まるのよ。 12月になっ...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!? 本日は、人気の街《銀座》。秋田から上京して、アパレル企業に就職し「三軒茶屋」「恵比寿」に住んだ綾が、次に引っ越した街とは・・・? 前回:28歳OLが選ぶ街「恵比寿」。いつでも脱げる臨...
自宅から自転車で10分か15分。鎌倉駅の駐輪場にママチャリを置いたら、駅東口から徒歩3分ほどの鎌倉市農協連即売所に、急ぐ。 『ベージュ アラン・デュカス東京』総料理長・小島景氏の、いつもの日常だ。この市場に通い、既に10数年。ニース、モナコでの修業中に野菜に開眼した彼にとって、生まれ育った街に農家が直接販売を行うこの場所があることは、幸福な運命だったのだろう。 市場は正月三が日を除き、毎日開く。4班に分か...
お風呂から上がるなり、数時間放置していたLINEをチェックする。 雄太からそろそろ連絡がきているのではないか。そんな淡い期待を抱いてスクロールするが、それらしきものは一切見当たらなかった。 −どうしよう。 言いようのない寂しさと後悔が、あずさを震えさせる。 家を飛び出し、病気の夫を一人ぼっちにさせてしまったのだ。雄太のことを支えたいという気持ちは嘘ではないのに、どうして自分はいつも真逆の行動ばかりしてし...
「よっ、おつかれ」 今日のランチは、ブリックスクエアの『ミクニ マルノウチ』を河村が予約してくれていた。 平日限定のクイックランチとはいえ、ミクニらしい、野菜をふんだんに使った美しく健康的なプレートが楽しめる。 ブリックスクエアには三菱一号館美術館や中庭があり、ここは平日の殺伐とした空気からエスケープ出来る丸の内のオアシスだ。 「おいしい〜!」 あずさが感嘆の声をあげると、河村は「良かった」と言っ...
「湯川。実は、来週の人事異動で湯川のNYへの異動辞令が出ることになった。」 その言葉を聞いた可奈子は、ビックリしすぎて一瞬事態が飲み込めなかった。 「え、私がNYですか?」 「うん、そう。ずっと海外に行きたいって希望していただろう。湯川にはいつも人一倍働いて貰ってるし、次の海外駐在員の派遣がある時には送りたいと推薦してたんだ。」 「そうだったんですか…。それは、どうもありがとうござい...
紀子の専業主婦になるという決断は、彼女を知る人にとっては、もはや山口百恵や堀北真希の引退くらいのインパクトがあった。 キャリアの絶頂期で、なぜ“わざわざ”専業主婦なのか。休職でも産休でもなく、彼女は完全に退職してしまったのだ。 経済力もある夫婦なら家政婦やベビーシッターを雇うことも容易だろうし、あれほどの栄光を手にしたキャリア女が、専業主婦で満足できるものなのだろうか。 きっと夫がよほどの...
「以前、友人と“ザ・女子会”をテーマに出かけたことがあって(笑)。優雅に銀ブラをしてから、食事をしたのが『mikuni MARUMOUCHI』でした。料理には野菜がたっぷり使われていて、見た目も本当にきれい。」と町田さん。 「『一号館広場』を見下ろすロケーションもよく、今の時期ならイルミネーションも綺麗。女性なら喜ぶこと間違いなしの1軒だと思います」とお勧めしてくれた。...
退社後にオフィスビルのエントランスで落ち合った由香は、ベビーピンクのノースリーブのサマーニットに、真っ白なフレアスカートを合わせていた。 肩にはセットアップのカーディガンをちょこんと乗せ、耳元には静かに揺れる華奢なパールのピアス。よくよく由香を観察すると、直人の勧めるコーディネートそのものだ。 「ダメもとで誘ったのに、杏子が来てくれるなんて思わなかった。美人がいると男性喜ぶから嬉しい♪」 ...
三國清三氏がプロデュースするレストランのコンセプトは、レストランのたたずむ丸の内にちなんでいる。東京駅という東京を象徴する中心エリアだからこそ、“都産”にこだわった料理を展開。東村山や桧原村、西東京などから稀少な露地栽培の東京野菜を、およそ20種類取り寄せる。さらに、東京軍鶏や秋川牛などのブランド肉から、青ヶ島の塩などの調味料に至るまで徹底。 しっかりとしたコース料理を用意する一方、ビジネス街という場所な...
「カナちゃん!」 金曜日の夜。 週末に向けて開放感が一気に高まる今夜は、丸ビル最上階の36階にある『レストラン・モナリザ』で、食事会で出会った高橋と初デートだ。...
丸ビル最上階の36階。近隣に勤めるOLたちにとってもそのフロアだけはやはり特別。 「足を踏み入れる機会はそうないぶん、初めて訪れたときの感動は今も鮮明」。 そう目を輝かす髙木さん。役員秘書ゆえ仕事柄、気を遣う機会も多い彼女。 それだけに、同世代の男性が〝私に〟気を使って丸の内きっての高級レストランに誘ってくれた思い出は、忘れられないそう。...
丸ビル最上階で唯一のフレンチレストラン。店名には“モナリザのような笑顔が絶えないお店にしたい”との思いが込められており、料理の美しさや美味しさに思わず笑顔がこぼれるようなメニューやあたたかなサービスを提案。 伝統を守りつつも新しい発想を盛り込んだ四季折々の食材を使った料理は、絵画のように繊細で目と舌を喜ばせてくれる。こちらは「丸の内15周年アニバーサリーメニュー」(¥14,040/サ別)。 旬の食材...
「まだ喧嘩中なの?」 結局、何の予定もない金曜日に耐えられず、恵梨香は友人の綾子を『銀座 ル・コチア』に呼び出したのだ。 快く誘いに乗ってくれた綾子に感謝していた。しかし、恋愛の話になると大きく目を見開きダメ出しするので、苦笑いを浮かべながら曖昧な返事になってしまう。 「喧嘩っていうほどじゃ。ちょっと距離が必要かなって…」 建築デザイン会社を経営している男・近藤壮太とは付き合ってもう2年になる。海外との取引...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆったり話しながら食べて...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆっ...
テーブルに運ばれてきた瞬間にトリュフの香りが立ちのぼる、絶品の「トリュフヌードル」をご存じだろうか? 銀座に2016年7月に誕生した『ル・コチア』の大人気メニューで、これが驚くほど旨い! その美味しさの訳に迫りつつ、フレンチとしての使い勝手も抜群にいい『ル・コチア』の魅力を紹介しよう。...
斬新な趣向を凝らしたり奇をてらったりするよりも、王道のお店をチョイスすることが多いですね。『シェ・イノ』はかなりの頻度で利用させて頂いております。 ホスピタリティが素晴らしく、料理内容や時間なども臨機応変にお客様に合わせてくれるので、あらゆる世代のお客様や海外からのお客様も安心してお連れできます。50年間も第一線で活躍する井上シェフの真髄を極めた料理は、どんな美食家のお客様にも喜ばれ上司にも褒められるので、秘書冥利に尽きます...
由美:このあいだ取引先の社長が連れていってくれた『エクアトゥール』が素敵だったな。後で知ったんだけど、かなり予約困難なんだってね。予約して貰ったから全然知らなかったけど、隠れ家みたいな雰囲気が素敵だったよ。 理沙:『エクアトゥール』行きたいけど全然予約取れない。紹介だと少しは取りやすいみたいだけど。いつか行けたらいいけどね。由美は営業だし、たくさん出会いがあるからツテがあるもんね。 由美:次回予約したから、その時に...
華の都・パリの美食家達が集う『グランメゾン』を継承して、正統派フランス料理店として京橋に開店。 今回『シェ・イノ』が提供するカレーは、「パクチーサラダとオリジナルのバターチキンカレー」を提供する予定とのこと。 ■店舗概要 名称:シェ・ノイ 住所:中央区京橋2-4-16 明治京橋ビル 1F 電話:03-3274-2020...
仔牛の胸腺肉であるリ・ド・ヴォーを牛乳に浸し血抜きをして臭みを取り除き、真空袋に入れ低温で湯煎した後、袋ごと氷水で冷やす。 するとプリッと弾け、とろける独特の食感に。最終的にソースであるマディラソースの中で軽く煮ることで、風味豊かな仕上がり。...
正統派ザ・フレンチ。コンサルティング会社経営者Nさんいわく「男性から『彼女の誕生日祝いにどこがいい?』『彼女とやり直すにはどこがいい?』と問われておすすめしたら、後で丁寧なお礼が来るくらい」。 スペシャリテの仔羊のパイ包焼き「マリアカラス」は、贅沢にトリュフとフォワグラも入り、濃厚なソースと絡めていただいて。...
¥7,770。フォアグラとトリュフをくるんだ仔羊の背肉をパイ生地で包み、オーブンで15分ほど焼き上げる。ロゼの仕上がりには時間と温度、何より勘が頼りとなる。そこに添えられた、コニャックとポルト酒などをゆっくり煮詰めたソース・ペリグー。「ソースのトロワグロ」と称されるジャン・トロワグロ氏の下で修業した井上旭シェフの魂であり、真骨頂ともいえるこのソースもまた主役。オペラ歌手・マリアカラスへのオマージュとして命名され...