シックなインテリアで落ち着いた雰囲気の店内は、デートから女子会まで幅広く使える。箱で出すウニスケッタとウニホイップ¥1,900など、ビールにあうおつまみがそろう。カールスバーグ¥800。 ■店舗概要 住所:渋谷区恵比寿1-26-16 柴田ビル 1F TEL:03-3446-1551 営業時間:18:00~(L.O.27:30) 定休日:無休 席数:38席...
ミキは大学卒業前に菜々子と『マーサーカフェ 恵比寿』を訪れていた。...
留美に「ちょっとだけ飲んで帰ろう。」と言われ、タクシーに押し込められた。 『マーサーカフェ 恵比寿』に着き、モヒートを勢い良く飲むと「ああ~やっと好きなお酒が飲めるわ。」と口をついて出てしまった。 「えっ?夏希ってばカマトトぶってお酒飲むの我慢してたの!?」 「あ、いや、飲み放題じゃ無くて、割り勘で良いからシャンパンとか飲みたかったなと思って。」 今日は男性陣に7,000円ほど奢ってもら...
“高級食材をカジュアルに食す”というコンセプトをより追求したカフェ飯は、舌の肥えた大人のみならず連れの女性のハートをも必ずや掴むこと請け合い。 深夜でも美食にこだわる女子の胃袋を満足させられる、知っていると心強いアドレスだ。...
「何でうちの会社を辞めたいと思ったんだ…?」 美貴が転職することを告げると、課長は見たことがないくらい動揺し、大変驚いた様子だった。 そのことをエミリに告げると、「そりゃ20年以上も勤めてきた課長からしてみれば、『こんな良い会社を辞めるなんて信じられない』って感じなんでしょう。」とエミリは笑っていた。 11月下旬の日曜日の夜、「昨日、飲みすぎたから」というエミリのリクエストで『マーサーカフ...
こちらは恵比寿の『MERCER CAFE』。〝夜カフェ〞のパイオニアが、オープン10年目を前にリニューアルしたのをご存じだろうか。 コンセプトは、「いろいろなレストランのスペシャリテにありそうなものでそろえた」というカッティングエッジなもの。しかも、コースのメインや〆などではなく、アラカルトでこれ一皿だけ食べて帰れるから、3次会やひとり飯など使い方は多彩。 ラストオーダーが午前3時なのに、こんな豊富...
インテリアもメニューもよりリッチに一新! 名物の「濃厚オマールビスクらーめん」(¥2,400)や「黒胡椒を効かせたトリュフフォアグラごはん」(¥2,600)、「焼きトリュフユッケ」(¥2,300)など、高級食材をふんだんに使用したカフェ飯は、舌の肥えた大人のみならず、連れの女性のハートをも必ずやつかむこと請け合い。...
女性なら一度は行ったことがあるであろう、マーサーカフェ系列のお店。恵比寿界隈だけでも『マーサーカフェ 恵比寿』、『M House』、『マーサーbis 恵比寿』と数多く店舗を展開している。 そんな大人気のマーサーカフェだが、この度6周年を記念して『マーサーカフェ ダンロ』がさらに艶やかになってリニューアルオープンした。 アニバサリーパーティーと題されたイベントには、華やかなゲストが集い、美味しい料理と...
クアラルンプールの街並みが、どんどんと小さくなる。 離陸時の小刻みな揺れに包まれながら、南美は飛行機の窓から五日間を過ごした街を見下ろしていた。 上空から俯瞰することで、散策時には洗練された都会だと思っていた街にも、少し離れれば退廃した地区があると分かる。 ―どんなに綺麗な場所でも暗部はある。 それはまるで、南美の心の内のようだ。 数也を愛し信じる心。そこに生じた、ほんのわずかな疑念。 「本...
名前:竹内美樹さん(仮名) 職業:看護師 年齢:31歳 「一人暮らしの女性がペットを飼うと婚期を逃す」 まことしやかにささやかれるジンクスを打ち破り、幸せになった女性がいる。 その女性の名前は、竹内美樹さん(仮名)。彼女は、60万円かけてチワワのチョコを手に入れた。 愛犬と一緒に現れたのは、広尾の『ボンダイ カフェ』。大きな目が印象的で色が白く、人目を引く美人だ。そして不思議なことに、犬のチョコも飼...
「ごめん、舞子。私、全然気づいてなかった。」 私は『ボンダイカフェ』で、舞子と向き合って座っていた。 舞子とは、さっき偶然近所のスーパーで再会した。そして彼女は、切羽詰まった表情で小さく、けれど確かに「うらやましい」と言ったのだ。 その様子は、私が知っている舞子とは遠くかけ離れた弱々しい姿で、そんな彼女を放っておくこともできず、私は近くにあるこの店に連れてきたのだった。 最初は他愛の...
「…20代の頃は、六本木ヒルズに住んでたんですけどね」 午後1時、広尾の『ボンダイカフェ』。 慣れた様子でソファにくつろぐ梨華は、こちらからは何も聞いていないのに、あえてそう付け加えた。 彼女はこの近くにオフィスを構える、WEB系の広告会社で働いているらしい。 しかしほぼノーメイクに近い薄化粧に、谷間がくっきり見えるほど胸元の開いたニットワンピース、表に“BALEN”と大きくデザイン...
天然木をふんだんにあしらい、贅沢に配置されたテーブルは、まるでビーチサイドのカフェを訪れたよう。開放感のあるテラス席には気持ちよい風が流れ込み、静かでゆったりとした空気が流れる。犬の同伴も可能。...
昼下がりの広尾。 駅前の『ボンダイカフェ』に現れたエミさんは、意外にもデニムとボーダーTというラフな装いだった。 とは言っても、どれもこだわり抜かれた上質感漂うアイテムであり、バッグにはHマークが輝いていたが。 教育熱心なお受験ママは、一律コンサバファッションに身を包んでいるものだと思い込んでいたが、どうやらそういうワケではないらしい。 エミさんは、7歳の男の子と4歳の女の子をもつ2児の...
「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。 海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。 そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない。彼氏がいる訳ではないので、複数...
「公園」を軸に東京の魅力を探る「東京パークライフ」。 初回は、東京で最も芸能人遭遇率が高いと言われる「駒沢公園周辺で週末を過ごすという選択」をお送りしたが、第2回は、東京カレンダー読者におなじみの港区、有栖川宮記念公園(以下、有栖川公園)を紹介する。 麻布が坂の多い土地であることは、よく知られているが、その地形を生かした有栖川公園は、丘陵あり渓谷あり、大小2つの滝もあり、という起伏に富んだ日本庭園だ。耳...
西麻布から少し足を伸ばして、訪れたいのがこちらのカフェ。店内はオーストラリアの高級リゾート・ボンダイビーチをテーマに仕上げている。 朝食はアサイーボウルにエッグベネディクト、ブレッドサンドにパンケーキとオールスターの様相。ヘルシー派には美容効果も高い「アサイーボウル」を。 グラノーラとスーパーフルーツ、アサイーピューレをザクザク混ぜれば、食感楽しく気分もアガる。...
洋介さんとの出会いは、女友達・涼子のお誕生日会だった。 東京にいると幾度も経験する“お誕生日会”。 主役の涼子さえ知らないような、見ず知らずの友達の友達も集まる、典型的な東京らしいパーティー。 基本的に、こういう集まりで出会う男性はあまり信用していない。皆遊び慣れていて、本心が見えにくいから。 そんな中、洋介さんは周囲と少し違うオーラを放っていた。無理矢理連れてこられた感が凄くて、他の人たちが馬鹿騒ぎ...
ニューヨーク・ユニオンスクエアで1990年の開業以来、25年に渡り、愛されている『ザ シティ ベーカリー』の味を楽しめるこちらのお店。 2013年のオープン時には、海外初出店としても話題を呼んだ。以来、着実にファンを増やし続けている。内田さんも、そのひとりなんだとか。 「家族の朝食は毎日パンなので、よく活用しています。ここはホールウィートの食パンやクロワッサンが美味しくて、ホットサンドも作ってくれるのが嬉しいです。ここ...
東口から徒歩5分ほど。静かな路地裏に、ひっそりと、しかし毎夜賑わいを見せるレストランがある。それが、『EBISUBASHI 珊瑚』だ。 カウンター中心だが、テラス風なソファ席もあり、非常に快適。この光景に出くわしたことがある人も多いだろう。 実は本棚に隠し扉があり、そこから階段を下りると地下の個室があるという忍者屋敷並みのからくりがあるのだ。店に着いてもどこに個室があるかはまったく分からず、その意外性にまず盛り上がるこ...
夜には大型スクリーンで映画を見ることができるなど、おうち感覚でくつろげるソファテラス席が自慢のお店。 料理も気軽に食べられるメニューが多く、旬の食材をシンプルに調理した一品が並ぶ。「シェフの前菜おまかせプレート」(1人前¥1,000~)は、色々な種類を少しずつ楽しめると人気のメニュー。好みを伝えれば客に合わせたアレンジもしてくれるとか。...
東口から徒歩5分ほど。静かな路地裏に、ひっそりと、しかし毎夜賑わいを見せるレストランがある。それが、『EBISUBASHI 珊瑚』だ。カウンター中心だが、テラス風なソファ席もあり、非常に快適。この光景に出くわしたことがある人も多いだろう。しかし、今回紹介したいのは、隠れ個室! 実は本棚に隠し扉があり、そこから階段を下りると地下の個室があるという忍者屋敷並みのからくりがあるのだ。店に着いてもどこに個室がある...
「美咲、つまり研二さんといい感じ?」 食事会の前に、美咲は真千子と早めに待ち合わせをし、『ルコント 広尾本店』で、コーヒータイムを楽しんでいた。 「そうなの。研二さん、お仕事忙しいはずなのにすごくマメに連絡くれるの。返信も早いし、これって脈ありだよね?」 真千子に同意を求めながら、昨夜もスマホで「男性の脈ありサインまとめ」のサイトを閲覧し、一喜一憂していたことを思い出した。 まとめサイトによると、「LI...
1968年にフランス人パティシエのアンドレ・ルコントさんが、六本木にお店をオープン。これが、日本で本格的なフランス菓子が広まるきっかけとなった。 その後、2010年に一旦は幕を下ろした『ルコント』が、2013年に広尾で復活。かつて親しんだ味との再会を喜んだ人も多いはず!...
“日本で初めて誕生したフランス菓子店”として長らく愛されていたパティスリーが『ルコント』だ。アンドレ・ルコントさんが1968年に六本木に開いたその店の歴史は、2010年まで続いた。 私の『ルコント』にまつわる記憶をひもとくと、1978年に六本木から移転した青山本店の光景が思い出される。小学生の頃、青山ツインタワーの中にある病院に通っており、その行き帰りに同じビルの地下にある『ルコント』に立ち寄ることが多かった...
「ほら、真理亜を連れてきたよ。」 バーに入ると、長身で艶やかな黒髪が印象的なモデル風の子がポツンと座っていた。 「松田さ〜ん♡待ってましたよぉ。」 「この子、真理亜の話を聞きたいんだって。」 聞けば元々読者モデルで、今はインスタグラマーとなり、自分でアパレル系の会社を立ち上げたい、とのこと。 どこかで聞いたことがあるような話だなと思いながらも、私は黙ってその子の話を聞きながら、ぼんやりと考えた。 ...
「...なっちゃん、どういうことなの?」 美加は静かに菜月に問う。 いつもニコニコと底抜けに明るい親友の顔は、不信に歪んでいる。ここまでどう辿り着いたのか記憶は曖昧だが、美加と菜月は『カフェ・デ・プレ』に移動していた。 広尾駅からすぐ、パリの街角を思わせるフレンチスタイルの落ち着いたこのカフェは居心地も良く、コーヒーも軽食もデザートも絶品で、二人のお気に入りだった。...
店名:カフェ・デ・プレ 住所:港区南麻布5-1-27 電話:03-3448-0039 営業時間:10:00~22:00 定休日:火曜 公式HP:https://www.hiramatsurestaurant.jp/despres/...
店舗名:賛否両論 寄り道 住所:渋谷区広尾5-17-4 電話:03-6409-6855 時間:10:00~21:00(L.O.20:30) 定休:月曜 席数:23席 公式Facebook:https://www.facebook.com/ kasaharamasahiro.yorimichi/...
最近、ワイン界で注目されている〝モルドバワイン〞を知っていれば、高貴なワイン女子に一石を投じられるかも。こちらは、世界最古のワイン産地のひとつであるモルドバ共和国のワインで、ロシアのロマノフ王朝に愛されたことで有名。土壌に優れており高品質なワインが多いため、昨年からじわじわと話題に。 『広尾B.cafe』はモルドバワインのインポーター直営のカフェで、グラス800円〜、ボトル2,900円〜と気軽に味わえる。料理は500円〜、ワ...
「なんか...私、毎回手土産で悩んでいる気がするわ。」 灼熱の太陽が降り注ぐ街中から逃げるように駆け込んだ広尾の『ベーカリー&カフェ 沢村広尾プラザ店』で、さとみと二人で頭を抱えていた。 冷えた水出しアイスコーヒーが、体の熱をすっと冷ましていく。 「ホストの田中さん。良い物をたくさん知ってそうだし、奥様はお酒も飲まないし...中々手強いね。」 また、今回も手土産問題が発生している。 雑誌を...
AKB48が初出場を果たした紅白を友人宅で見て、さとみの2007年は幕を下ろした。新たな恋は始まっていない。さとみのことを運命の相手だと言った潤とも、結局付き合うには至っていない。 『天現寺カフェ』での思いがけない告白は、嬉しくなかったと言えば嘘になる。だが、こちらが運命を感じていないのに熱烈なアピールをされても、温度差が広がるばかりだ。 潤にはきちんと断ったが、それでも彼は「そんなに簡単に諦めないよ」と言って、さ...
8月のある日、菜々子と映画に行く約束をしていた土曜日に、彼女の体調不良でドタキャンされた。仕方なく一人で観に行こうかとも思ったが、なんとなく誰かと話しがしたくて、当日に誘ってきてくれそうな相手を考えた時、潤のことを思い出した。 彼に特別な興味がない分、明るい時間に会うことも特に抵抗はなかった。ちょっと意地悪心も働いて「今からなら時間あるけど。お茶でもどう?」とmixiからメッセージを送ると、10分もしない間に返事が来た。...
あの日から3週間後。 私は、恵比寿にある『和BISTRO 88WANOBA』で、知り合いの仲間を集めた交流会に来ている。 ほんの数日前までは、家と会社の...
『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信する場でありたい”という想いが込められている。友達とのカジュアルな夕食や忘新年会など、いつでも気軽に使えるお店だ。 店主...
今夜、太一は恵比寿の『和BISTRO88WANOBA』にいる。 エネルギー系企業に勤める大学サークル仲間のひとりが米国から一時帰国しており、せっ...
「優作さん元気ですか?結婚したと風の噂で聞きました。今月から会社に戻り、ようやく社会復帰しました(笑)」 やる気を削がれていた水曜日の午後、一通...
こちらは、食事会やパーティー利用が多いため、ゆっくり味わうことのないままの星つけが多いのではないだろうか。 『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信す...
恵比寿ガーデンプレイス勤務が18年続く平良さんは、恵比寿にはレストランでもバーでも、「人と会話のできる店が多い」と話す。 そのうちのひとつが、この『...
南美と数也は休日のモーニングをコーヒーだけで済ませ、友達と別れ、店を出た。 クロックムッシュをオーダーしなかったのは、1時間後には南青山の『アクアパッツァ』でパスタを堪能するからだ。 「でもウチの親父は、朝ご飯しっかり食べてきそうだなぁ」 手を繋いで歩き出すと、数也が言った。 数也の父・昭一は、仕事をリタイアしたことを機に夫婦でハワイへ移住し、悠々自適の生活をしている。 そして今回、かつての仕事の事情...
日本ならではの食材を活かした東京発のイタリアンの旗印を作り、また優良な生産者と食べ手を結ぶ架け橋の役割を担ってきた日髙良実シェフ。パスタもイタリア伝統の郷土料理から和の食材を用いたひと品などさまざまで、ディナーにはパスタで締る4皿にドルチェを付けた7,350円のコースも用意する。旬の直送鮮魚を使った魚料理ももちろん、必食。...
五感で夏を堪能したいなら一流イタリアンへ。旬の太刀魚に刻んだミントを加えた香草パン粉焼きは、パリッと爽やか。ピュレ、グリル、フリットと味や食感を変えたズッキーニとのハーモニーは格別。...
鮨屋で野菜。そう聞くと、山の幸を握る、高知の田舎鮨のようなものを思い浮かべるかもしれないが、さにあらず!この日先付で登場したのは、軽く茹でた野菜を、西京味噌のソースで食べさせる逸品で、趣はまさに和風バーニャカウダ。 ほかにも、菜の花を添えたタコとタケノコの炊き合わせがあったり、貝類と春野菜のヌタがあったり。3種ある夜のおまかせ、すべてで飲兵衛の心を鷲掴みにする野菜料理が繰り出されるのだ。...
温野菜を西京味噌のソースで味わったり、夏野菜のお浸しをコンソメジュレがけにしたり。 寿司職人として長いキャリアを持つ星廣幸氏が打ち出すのは、野菜料理で和ませつつ、握りも堪能できる独自のスタイル。 「寿司に野菜を加えることで、健康的でより完全な料理が完成する」との氏の持論は、その味で見事に証明されている。...
温野菜を西京味噌のソースで味わったり、夏野菜のお浸しをコンソメジュレがけにしたり。 鮨職人として長いキャリアを持つ星廣幸氏が打ち出すのは、野菜料理で和ませつつ、握りも堪能できる独自のスタイル。 「鮨に野菜を加えることで、健康的でより完全な料理が完成する」との氏の持論は、その味で見事に証明されている。...
鮨屋で野菜。そう聞くと、山の幸を握る、高知の田舎鮨のようなものを思い浮かべるかもしれないが、さにあらず。この日、先付で登場したのは軽く茹でた野菜を、西京味噌のソースで食べさせる逸品で、趣はまさに和風バーニャカウダ。ほかにも、菜の花を添えたタコとタケノコの炊き合わせがあったり、貝類と春野菜のヌタがあったり。3種ある夜のおまかせ、すべてで飲兵衛の心を鷲掴みにする野菜料理が繰り出されるのだ。 店主の星廣幸氏は言う。...
圭介が恵比寿の家に帰宅したのは22時頃だった。新規顧客獲得のため日帰り出張が続き、このところその報告や対応に追われ疲れが溜まっている。 これまでの実家暮らしなら、残業となると、残業中か会社帰りに適当に夕食を摂るのが習慣だった。圭介の両親も共働きでそれぞれ自由にやっているから、平日の夕食は基本的に用意されていなかったのだ。 だからこんな日は適当に食べて帰ってもよいのだが、「何か作るね!」と張り切る遥のLINEを見ると...
モダンで若々しく、でもどこかホッとするクラシカルな面も兼ね備えている。 ボノミーで4年間シェフを務めた岩田秀一郎さんが開いたのは、今時のパリにありそうなキュートなフレンチ。 何かひとつ熱々の料理を出したいと考えた結果、シグネチャーはシェフ自身も大好きなパイ包みに。冬はジビエ、夏は魚介など訪れる度に違うフィリングに出会える。...
—2週間前— 正式に会社を辞める前に、有給消化期間として丸一ヶ月時間があった。 その間に新しい会社の準備や打ち合わせなどをしながらも、僕はこの期間を色々な人に会う時間にすると決めていた。 そんな中、僕が真っ先に連絡したのは龍太だった。 「へぇ、サトシ会社辞めたんだ。意外だな」 会社を辞めたことを伝えると、龍太は心底驚いていた。 ポーカーフェイスの彼が目を見開くくらい、僕が...
五反田の『ボノミー』で研鑽を積んだ岩田秀一郎シェフによる独立店。クラシックな技法による味わいをモダンなビジュアルに仕立てた料理で、CPの高さに定評あり。 肩肘張らずリラックスできる居心地のよさ。「また連れてきて♥」と必ず言われると話すエビダンも!...
和也が予約してくれた『ici』は、カジュアルながらもきちんとした雰囲気のある、本格フレンチの店だった。同い年の男の子なのに、店選びのセンスは抜群だ。 また、和也は少し幼いのジャニーズ系の顔をした、ハルくんとはまた違ったタイプのイケメンである。 麻里は男の外見を重視するタイプではないが、カッコいい男の子とカウンター席に並ぶのは、もちろん悪い気はしない。 「で、麻里ちゃんは、何人彼氏いるの?」...
東京で30代前半のバツイチ女性は、モテる。 とにかくモテて、モテすぎる。 30代前半に限れば、結婚経験のない女性よりもバツイチ女性の方がモテるといっても過言ではないらしい。 計らずともバツイチとなり、落ち込んでいたあゆみ(32歳)だったが、離婚の先には薔薇色のバツイチ生活が待っていた!? 離婚後、食事会で知り合った6歳下の春馬から、結婚前から口説かれていた幸夫には婚約者がいると知らされる...
「あなた一体何がしたいのよ?」 春馬に呼び出された恵比寿の『イスィ』で、あゆみは問い質した。どうして彼はこんなにつっかかってくるのか。その理由が知りたいのだ。 あゆみの言葉を聞くと、春馬はしばしの沈黙の後ようやく口を開いた。 「別に、何がしたいとか目的なんてないよ。ただ、あゆみさんみたいにイタい女の人を見てるのが面白くて」 春馬は両方の眉を大げさなくらい上げて、「わかるでしょ?」とで...
翌週デスクでコーヒーを飲んでいると、後輩の女子社員からおずおずとしながら報告された。最近あゆみの下に配属されてきた27歳だ。 「あの、実はこの度結婚が決まりまして……」 「あら、そうなの。おめでとう!」 あゆみは心からの祝福を込めてそう言った。だが、後輩はなんだか申し訳なさそうにしているのだ。 ―もしかして、気を遣われてる……? あゆみの中で、離婚はもう終わったこと。後ろめたさ...
テーマは「フランスの美味しさをカジュアルなコースで」。そこで岩田シェフが腕を磨いたパリのレストラン『SENDERENS』やビストロでの味をプリフィクスで供してくれる。 そこには素材の力強さ、美味しさを「最小の足し算」でまとめあげた品々が並び、加えて、ドイツで活躍する韓国人作家の皿や南部鉄器の急須を使用するなど、アジアな雰囲気も随所に演出される。シェフの技術とマインドがちりばめられている(¥5,800)。可...
モダンで若々しく、でもどこかホッとするクラシカルな面も兼ね備えている。ボノミーで4年間シェフを務めた岩田秀一郎さんが開いたのは、今時のパリにありそうなキュートなフレンチ。 何かひとつ熱々の料理を出したいと考えた結果、シグネチャーはシェフ自身も大好きなパイ包みに。冬はジビエ、夏は魚介など訪れる度に違うフィリングに出会える。基本はプリフィクスコースだが、夜9時以降はワインと単品もOKと、深まる秋の夜にもおすすめだ。...
自分のInstagramを開き、彩奈にそのドラ◯ンボールが見事に再現された写真を見せる。 すると彩奈は瞬きをしながら、とびきりの笑顔を見せてくれた。 「わぁ〜!なにこれ。面白いですね〜。今度行ってみたいなぁ!」 「広尾は良い店がたくさんあるんだよ。こことかどうかな?僕の好きな店なんだけどね...」 僕は、『レストランオカダ』や『イル・ブッテロ』など、他の店の写真も見せた。 「これ哲也さんのアカウン...
どんなに行き届いたレストランにも必ず“死角”がある。それは、いい意味でゲスト同士が濃密な時間を過ごせるよう、レストラン側が払う配慮というものだ。 そんな死角とも言うべき半個室の空間を大切にするレストランがある。岡田宏シェフは、4年半のフランス滞在で、地素材をフル活用した本場のビストロ料理を極めた。 そのスピリットを東京で体現すべく、ここでは天然の魚介類や有機野菜など、国内外の吟味された食材を用いた季節感溢れる料理が看板...
フランスで修業した岡田シェフが腕をふるう。国内外の吟味された食材、有機野菜や魚介類を使った料理を季節感あふれる料理に仕立てる。 また、シェフはフランス滞在中に、住み込みでワイン造りに従事した貴重な経験をもつ。美味しい料理と厳選したワインを温かみのある店内でいただく幸せなひと時だ。...
いつ来ても美味しい発見のある店。『レストランオカダ』を形容するなら、この一言に尽きる。岡田シェフが吟味した山口県萩市の魚介類や国内外の良質な肉類などの食材を、フレンチベースの季節感を楽しめるメニューに仕立て、日替わりで提供。 ギャルソンの接客、店の雰囲気ともに温かく、極上の料理と心地よさについワインが進んでしまう。...
「慎吾、また痩せた?」 久しぶりに会う慎吾はどこか元気が無く、前からそこまでがっちりした体型ではなかったのに、更に痩せた気がする。 「慎吾、ちゃんとご飯食べてる?誰かご飯作ってくれる人とかいないの?」 つい、母親のような口調になってしまった。人が弱っているところを見ると、どうも放っておけない。何としてでも助けたくなってしまう。それが大事な慎吾なら尚更だ。 「俺は大丈夫だよ。それより美...
シェフが4年半のフランス滞在で学んだ、ビストロ料理を中心とした本場フランス料理が楽しめる店。 山口県萩より取り寄せている天然の魚介類や、長野県蓼科から届く有機野菜など、国内外の食材を用いた料理と美味しいワインを味わえば、誰もが自然と笑顔になる。カジュアルなデートにもおすすめだ。...
広尾の『レストラン オカダ』では、半個室の席を用意してもらった。人目があると話しづらい恋の話題も、ここなら安心だ。好みに合わせて選ぶフレンチのコースメニューという点も、みんなの好き嫌いを気にせず楽しめる為女子会にはぴったりだった。...
加奈子:カジュアルフレンチだと、広尾の『レストラン オカダ』も女子会の定番な気がします。 紗羅:確かに『レストラン オカダ』のコストパフォーマンスは最高。5,500円のコースで、前菜2品メイン一品と、かなり使い勝手の良いお店ですね。最後の焼きたてのフィナンシェ美味しいからどんなにおなかいっぱいでも食べてしまいます(笑)。客層も素敵で大人が安心して使えるお店ですよね。 淳子:私は最近和食での女子会も多...
シェフが4 年半のフランス滞在で学んだ、ビストロ料理を中心とした本場フランス料理が楽しめる店。 山口県萩より取り寄せている天然の魚介類や、長野県蓼科から届く有機野菜など、国内外の食材を用いた料理と美味しいワインを味わえば、誰もが自然と笑顔になる。...
どんなに行き届いたレストランにも必ず“死角”がある。それは、いい意味でゲスト同士が濃密な時間を過ごせるよう、レストラン側が払う配慮というものだ。 そんな死角とも言うべき半個室の空間を大切にするレストランがある。岡田宏シェフは、4年半のフランス滞在で、地素材をフル活用した本場のビストロ料理を極めた。 そのスピリッツを東京で体現すべく、ここでは山口県萩より取り寄せる天然の魚介類、長野県蓼科から届く有機野...
ー浩平くん。来週の金曜日空いてる?広尾に美味しいビストロ見つけたんだけど一緒にどうかな?ー この前の気まずい夜。 油断して最後に飲んだ桜色のカクテルは可愛いくせして度数が強かったようだ。 表面張力ギリギリの意識で結衣の勝ち逃げとなるつもりだったのに。 春を目前にして悪あがきのような底冷えの寒さに、帰り道、浩平はさも自然に結衣の手を握って、そして結衣は抗わなかった。 もちろん罪滅ぼしの気...
二回目のデートで二軒目の『Bar Rage』に誘えたかと思いきや、その場に親しげな他の男が出てきた。しかも自分より明らかにハイスペック。デューデリジェンスが厳しい結衣のことだ、おそらくあの男の方が自分より好みだろう。 深追いするのは、止めにしよう。 そう浩平はあの晩に結論を下した。すると数日後、結衣からのLINEが鳴った。 —浩平くん。来週の金曜日空いてる?広尾に美味しいビストロ見つけたんだけ...
広尾商店街沿いの地下にオープンした『お肉屋けいすけ三男坊』。三男坊ってことは、長男、次男、と兄弟店があるかと思いきや、ここが1号店目なのだ。 こちらの看板となる肉は「高森和牛」で、東京で扱っている店は珍しい。オーナーが希少で上質な高森和牛に惚れ込み、生産者に交渉した結果、仕入れることができた。...
オーナーのけいすけ氏が理想とする「厚切り焼肉」を最高の状態で提供すべく、山口県産の高森和牛のさまざまな部位を揃え、無煙ロースターの遠赤外線で焼いてくれるのがこちら。 ¥5,000から¥2,500刻みで3種類用意された焼肉コースの主役は、その日一番おすすめの赤身を2名分(160g)以上にカットした「極上塊肉」だ。...
デートで焼肉店を訪れるなら、肉の美味しさはもちろん、店の雰囲気も大切。肉食女子をエスコートして間違いないのが、今年5月、広尾商店街にオープンした『お肉屋 けいすけ 三男坊』だ。 オーナーの井上景介さんが「血統、飼育環境、育成方針のすべてにほれ込んだ」という山口県の高森和牛が堪能できるコースは¥5,000から用意。ゲストの前でスタッフが時間をかけて丁寧に焼き上げる塊肉は、見て眼福、食べて至福。味もコストパフ...
意外に昼の打ち合わせがや他の仕事が長引いてしまい、一度家へ戻りトップスは変えず、慌ててスカートだけチェンジ。女子会なので派手柄スカートで参加。 今日のお店は、2016年6月にオープンしたばかりで、友達の間で話題のお店『お肉屋けいすけ三男坊』へ。 女子会の場所は「美味しくて、話題のお店」が鉄板。グルメな友達からの口コミは非常に信頼でき、食べログよりもグルメな友達を頼りに。...
広尾商店街沿いの地下に5/16よりグランドオープンする『お肉屋けいすけ三男坊』。三男坊ってことは、長男、次男、と兄弟店があるかと思いきや、ここが1号店目なのだ。 通常8000円のコースが半額になるということは、半額の4000円!まさかの価格破壊だ! こんな太っ腹な話、狐につままれたように信じがたい。それでいて、肉の量も質もバツグンに良いのだ。〆に出てきたのは、本格的な白濁の牛骨スープ。実はここの運営...
その夜、『ラビスボッチャ』に集まった3人の女のうち、僕は1番好みだった(つまり、小柄で童顔で胸が大きい)マリエを口説き落とすことに成功した。 “有名私立大学出身”の“商社マン”という肩書きは、思っていた以上に武器となるらしい。 …というのは冗談で、実際のところ、タフで繊細な交渉を要する商談や四方八方に気を遣って臨む接待を通じて身につけた立ち居振る舞い、そして自信が、女性関係にも大いに役立ったのだ。 難なく自由が丘...
メインダイニングのグリルで焼かれるフィレンツェ風ステーキをはじめ、ダイナミックな料理は1993年創業当時のまま。本場感溢れる空間やサービスも人気の理由だ。 イタリアの風を感じるような開放感のあるこの店は、ワゴンで食材を選べるのも楽しい。...
料理から内装まで徹底的に本場仕込みのイタリアンレストランの定番メニュー。塩で味付けした黒毛和牛を炭火で焼いたビステッカは、肉の旨みを存分に堪能できる。 陽気で気取らない雰囲気は、仕事の打ち上げや仲間との語らいにピッタリ。ザックザックとイタリアンを食べたい時や、みんなで楽しみたい時に大活躍のお店だ。...
料理から内装まで徹底的に本場仕込みのイタリアンレストランの定番メニュー。塩で味付けした黒毛和牛を炭火で焼いたビステッカは、肉の旨みを存分に堪能できる。「主に仕事の打ち上げなどでザックザックとイタリアンを食べたいときに活用する、みんなで楽しめるお店です」...
「接待は、公私混同でいいと思うんです」と福田氏は断言する。365日毎日手抜きのない外食だからこそ、接待においても「1回の接待がつまらないなんて、許せない!世界の人口が70億人なのに一生でご飯を一緒に食べることができる人数は、8,000人くらいしかいない計算になるんですよ。だからこそ、その日接待をする相手には史上最高ハッピーな夜を過ごして欲しいんです。そうなるとやっぱり小手先の気遣いじゃ足りない。恋人との初デート...
深夜まで本格的なイタリアンがいただける界隈では貴重な店。2軒目のバー使いも可能。 メニューはアラカルトが豊富で、ワイン好きにはたまらない小皿が並ぶ。カウンター以外にテーブル席もあり、シチュエーションに応じてチョイスを。...
最初は、そこまで気にしていなかった。 しかしそれまで毎日にように来ていた連絡が来なくなり、無性に気になるようになった。“女は押しに弱い”と言うけれど、押しだけでなく“寂しさ”にはもっと弱い。 同時に、 心のどこかでこれまで裕翔をセーフティーネットのように使っていた自分を責める。 好意にあぐらをかいていた自分がダメなのだが、人は近くにいすぎるとその人の大切さや価値を忘れるもの。 幾度となく裕翔から送られて...
そんな中、麻衣子から連絡が来て、僕たちは久しぶりに二人で食事へ行くことになった。 「そっか〜じゃあ裕翔くんは転職するの?」 『ティグレ』の肉をつまみにしながら赤ワインを飲む麻衣子は、今日も一段と美しい。 「そうなんですよね。今の会社もいいんですけど。前から声をかけてくれている会社へ行こうかなと思っています。今みたいな大企業ではなくてベンチャーだし、将来は分からないですけれど」 「裕翔...
緩やかな坂の途中に、ひっそりと佇む『ティグレ』。一見入りづらい印象だが、扉を開ければフレンドリーな店主が温かく迎えてくれる。 料理は『リストランテ寺内』などで修業を積んだシェフが担当し、和牛や魚介のグリルをはじめ、パテからパスタまで多彩に揃う。 量は男気あふれるが、味は緻密で繊細。少しだけ食べたいときは、ハーフポーションにも応じてくれる。ワインの品揃えも申し分なく、グラスは常時4~6種(650円~)...
緩やかな坂の途中に、ひっそりと佇む『ティグレ』。一見入りづらい印象だが、扉を開ければフレンドリーな店主が温かく迎えてくれる。 料理は『リストランテ寺内』などで修業を積んだシェフが担当し、和牛や魚介のグリルをはじめ、パテからパスタまで多彩に揃う。「ワインに合う奇をてらわない男の料理」がテーマとあり、メインやパスタは2人でシェアしても十分なポーション。 量は男気あふれるが、味は緻密で繊細。少しだけ食べた...
拓也さんとすぐに日程が合い、お店は『ポンテ デル ピアット』を予約してくれた。 お店の扉を開けると、上質なインテリアで統一された優雅な空間が広がり、私はこの雰囲気に魅せられた。...
初デートの日程は、すぐに決まった。 予定がなかなか合わないとテンションも下がるが、こうしてスムーズに決まるのは幸先がいい気がして嬉しくなる。 僕たちの初デートは広尾にある『ポンテ デル ピアット』になった。 一見、入口だけでは何の店か分からない。しかし階段を下ると優雅な空間が広がっている、今予約困難な人気イタリアンレストランなのである。...
お食事会当日、指定された広尾の『ポンテ デル ピアット』に集まった女性陣は、いつものメンバーである。つまり、大学サークル同期のリカ、はるか、そして未央。 そして男性陣はというと、幹事であるリカの友人で外資系投資ファンドの男・カズ、そしてリカのリクエスト通り医師の松山という男、IT系企業の経営者・孝太の3名だ。 在籍期間がかぶっておらず、サークルなどにも所属していなかったようで知らなかったが、5歳...
広尾商店街沿いのビルの1階だが、奥まった場所にある入り口に期待が高まる。扉を開けると、上質なインテリアで統一された優雅な空間がもてなしてくれる。じわじわと人気を集め、オープンから1年を迎える前には予約困難な人気店に。 シェフを務める忠内秀哲氏は、マルケの『ウリアッシ』や、トスカーナの『ダ ブラカリ』をはじめとするイタリア本国の星付きレストランで修業を重ね、ヴェネトの三ツ星レストラン『レ カランドレ』では、...
未婚率が年々上昇中の現代ニッポン。極論、結婚不要説を唱える若者もいるが、素敵な毎日を送る華麗なる夫婦がいることも確か。本連載では、未婚率上昇・少子高齢化のニッポンに、待ったをかけるべく(!)ため息が出るほど素敵な結婚生活を送る夫婦ご紹介。結婚への希望、憧れを募らせる若者がひとりでも増えることを祈願!先週ご紹介した社内恋愛から結婚に発展したという現在結婚8年目の横田夫妻。某インターネット企業の執行役員と広報・IR...
古酒とのマリアージュを追求するこの店には、「ソースこそ最もワインを引き立てるものである」という考えに基づき、ソースを主役にした一皿「ラ・ソース」がある。おまかせコースの他の料理を白い皿で出すのに対し、「ラ・ソース」を黒い皿で出すのは、「感性を研ぎ澄ませて楽しんでほしい」という思いに基づく演出。 写真はベルジュ(完熟前のブドウ果汁)をベースに、仔牛のフォンと仔牛のアキレス腱、ブドウを加えたソース。1981年のシャンボール・ミュ...