「驚かせちゃってごめんね。会いたくなっちゃって」 仕事を終えた優里が、康一郎から指定された『スカイバー スペード』へ足早に向かった。 わざわざ優里の職場に来てこっそり2度目のデートに誘ってくれた彼は、先に到着していて一人でビールを飲みながら甘いセリフを口にする。 「困らせないでよ、もう!」 優里がわざと困った顔をすると、康一郎は「ごめん、ごめん」と、頭を撫でる。 だが、口ではそう言っても、優里もこ...
『Ar's Italian Cuisine』の特等席から少し移動して、是非伺って欲しいのが、世界大会ファイナリストのフレアバーテンダーが在籍するオーセンティックとエンターテイメントの相対的な空間が交わるバー。 カウンター席とテーブル席があるので、シチュエーションによって使い分けられる。高層階からの眺望は格別だ。 旬のフルーツカクテルをはじめ、1400本もの世界各国のワインや銘酒を取りそろえる。 技術を要する「フロ...
早速、「ここ、いいじゃん」と3人の意見が一致したのが『バル・デ・エスパーニャ・ペロ』。 大きいガラス窓からスタイリッシュなカウンターが見えて、目を引く店だ。...
銀座のコリドー街といえば、若者にとってのホットスポット。約400m続く高架下の飲食店街だが、週末になれば、多くのビジネスマンが訪れ、賑わいを見せている。...
日本酒ラバーならずとも、店内にあふれる日本酒へのこだわり、奥深さを体感できると評判の『ぬる燗佐藤』が、本日9/9(金)銀座コリドー街にオープンする。名前は『ぬる燗佐藤銀座』。 これまでの店と同様、豊富な日本酒ラインナップとそれに合うおつまみ、本格和食を丁寧におとどけ。その上で、新店がさらにこだわるポイントは、なんと”音楽”だ!...
季節感ある京料理のエッセンスを生かした酒肴の数々で、日本酒をはじめ、国産ワインや焼酎との上質なマリアージュが楽しめる。 そんな『下鴨茶寮 のまえ』からは、京都の老舗料亭『下鴨茶寮』の味を銀座で気軽に愉しめる全8品のコースを! ■コース概要 コース名:日本酒バル のまえコース 提供期間:1/31(水)まで 価格:5,800円...
計24ものレストランが入っている『GINZA SIX』。どこに行くべきか迷うところだが、シーンを選ばずに利用できる手堅い一軒が、『ソルト グリル&タパスバー』だ。 ここはオーストラリアのスターシェフであるルーク・マンガン氏が手がける日本で2軒めの店。新丸ビルの『ソルトバイ ルーク マンガン』の上質さをそのままに、より気軽に利用できる形態となっている。 速水もこみちさんが気に入ったのはカウンター席だった。 「一店舗...
ダンディズムとは、これ即ち上質へのこだわりにほかならない。それが贔屓の飲み屋なら、なお男のこだわりがわかる。 銀座の中心にありながらも、見えるのは表札と小さな行灯だけ。だがここは、京都最高峰と呼ばれる奥座敷『高台寺和久傳』をはじめ、海外の一流ホテルで料理長を歴任した島田博司氏の店だ。 ひとりン万円の会席を作り続けてきた彼が、自身ではじめたのはなんと立ち飲み屋。...
ダンディズムとは、これ即ち上質へのこだわりにほかならない。それが贔屓の飲み屋なら、なお男のこだわりがわかる。 ちょっとした時に、「この辺でいい店あるんだ、寄っていかない?」と出すカードが、こんな店なら最高に気が利いている。...
キメ過ぎても堅苦しく、かといってラフ過ぎるのもどうか。記念日デートよりも、平日のちょっとしたデートに使う店のセレクトにこそ、男は意外と頭を悩ませる。そんな時に『銀座しまだ』のような存在は実にありがたい。銀座にあって意表を突く立ち飲みという空間、それでいて出てくる料理はどれも一級品なのである。 黒板に認めたメニューは、ポテトサラダ、おひたしなどの酒場メニューから、からすみ蕎麦といった渾身の一品までおよそ40...
キメ過ぎても堅苦しく、かといってラフ過ぎるのもどうか。平日のちょっとしたデートに使う店のセレクトにこそ、男は意外と頭を悩ませる。そんな時に『銀座しまだ』のような存在は実にありがたい。 銀座にあって意表を突く立ち飲みという空間、それでいて出てくる料理はどれも一級品なのである。店主の島田博司氏は京都の『高台寺和久傳』をはじめ、海外の一流ホテルなどで料理長を歴任してきた人物。 黒板に認めたメニューは、ポテ...
『しまだ』は、良心価格で本格割烹を味わえる立ち飲み店。 「ここに行くときはふらっとひとりで。混んでいても詰めて入れてくれるから行きやすいです。もちろんクオリティーもバッチリで割烹好きな僕も大満足! おすすめはからすみそば(¥1,600)ですね」(渡部建) 10人程度のカウンターに4人座敷も用意。夢の“銀座で割烹”を手軽に満喫できる。...
本格フレンチのくせに立ち食いで格安料金なのが『俺のフレンチ』なら、本格和食のくせに立ち食いで格安料金なのが、この『しまだ』。『俺のフレンチ』(銀座店)のシェフがミシュラン一ツ星の『シェ松尾』の元シェフならば、こちらの店主の島田博司はミシュラン三ツ星の『幸村』の出身。銀座っ子の間では、『俺のフレンチ』と同じくらい話題の店だ。 場所はコリドー街の裏路地。木の引き戸に路地行灯という高級割烹風の店構えは、いかにも...
シンゴは、銀座駅から程なく近い店、立ち飲み屋『しまだ』にいた。 彼は新宿のインターネット広告代理店に勤務しているため、正直なところ、中々銀座エリアまで足を運ぶことはすくない。なぜ彼は、そんな街、銀座に舞い降りたのか。 ― ここが、溝口がテリトリーとしている、銀座… ― 溝口は、以前、大きなプロジェクトのチャンスがあった際、先方のクライアントキーマンにぴったりマークをしていた、港区の大手総合...
まず紹介してもらったのは、『銀座しまだ』。 2軒目以降に丁度いい立ち飲み割烹だが、高垣さんは比較的入りやすい開店直前を狙うとか。これだけを食べに来る人もいるという名物の「からすみ蕎麦」もさることながら、飛騨高山は「中谷製麺」の二八蕎麦も絶品だ。...
年季の入った雑居ビルの2階。あらかじめ存在を知らなければ少々見つけづらいロケーションだが、それだけに、毎夜銀座に通じた紳士淑女で賑わう。店主の松井邦夫氏は、昭和52年に銀座で自身の店を構え、55年から現在の場所へ。 マグロ、あわび、毛ガニなど上質な鮮魚料理のほか、メニューには肉じゃが、卵焼きといった家庭の食卓に並ぶような品もあるが、職人のひと仕事が施されたその味は、違いが歴然。長年、ナイトシーンで名を轟かす所以だ。...
仕事が終わった後、田代シェフが“ほっとしたい時”に訪れるのが、銀座で30年以上も小料理屋を営む『きく』。 シェフのお気に入りは、今や『きく』の代名詞になりつつある「小アジフライ」だそう。 「『きく』は河豚や煮つけなど、他のものも美味しいんだけど、 “あの小アジフライを食べたいな”と思ったらすぐ行きますね。」...
創業40年、2008年に現在の場所に移転した。71歳になった初代小林次寛氏が引退し、現在は2代目の娘夫婦が切り盛りする。 毎日、経木に手書きされるお品書きは、刺身、焼物、煮物、酢物、揚物など50種類以上。その最初を飾るのが、自慢の「本まぐろの中おち」だ。上質なものを安く提供できるのは、長年の付き合いがあるからこそ。 昔からの常連のほか、ここの料理の虜になった女性のひとり客も多い。...
創業40年、2008年に現在の場所に移転した。71歳になった初代小林次寛氏が引退し、現在は2代目の娘夫婦が切り盛りする。 毎日、経木に手書きされるお品書きは、刺身、焼物、煮物、酢物、揚物など50種類以上。その最初を飾るのが、自慢の「本まぐろの中おち」だ。上質なものを安く提供できるのは、長年の付き合いがあるからこそ。昔からの常連のほか、ここの料理の虜になった女性のひとり客も多い。...
ナポリタン ¥8901963年創業の知る人ぞ知るパブ。誰もがイメージする“なつかしの味”をベースに、日々新メニューを開発。 「名物のナポリタンのケチャップ感がたまらない!」。 ハム、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームというシンプルな具材がケチャップと麺の味わいを際立たせる。...
「うちは変わんないんだけど、周りがどんどん変わっていくんだよね」と店主。 その言葉通り、今年で43年目を迎える大衆酒場。全国の日本酒(¥630~)を取り揃えており、週替わりのレアな日本酒も必見。店主が書く1000文字近い解説も見物だ。牛すじ煮込み¥750、アンチョビ入りポテトサラダ¥610は必食。...
田中に手を引かれてやってきたのは、カジュアルに四川料理が楽しめる『百菜百味』。 田中は、下調べをもとに、肉片を唐辛子や花椒で煮込んだ「水煮牛肉」をオーダーする。本場四川では、麻婆豆腐と並んで定番料理らしい。 水煮牛肉は、真っ赤な見た目に違わず超激辛だったが、ビリビリと唇を痺らせながら食べるのがやみつきになる。 ヒィヒィ言いながら激辛料理を堪能した後、デザートを待ちながら温かいジャスミンティーをすすっていると、...
国産和酒専門『庫裏』が銀座・新橋に続き、立ち呑み店を昨年新橋駅前ビルに開業した。店はオーナー・栗原広信さんのご母堂・伊津子さんが切り盛りする。飲食店は初体験だが、酒販店では30年強のキャリアを誇る伊津子さんの蔵元との太く強いパイプを活かし、季節限定を中心とした日本酒を1回につき基本1升だけ仕入れて売り切るスタイル。 ファン垂涎の銘柄約20種は日々入れ替わるので、毎日通っても選択に困ることがない。百戦錬磨の酒好きも初心者も、遅れて...