神楽坂は、割烹料亭から和風ダイニング、蕎麦屋などが競い合う日本酒激戦区。その地で1年前にオープンし、早くも日本酒ファンの心をつかんだ居酒屋がここだ。 好みは千差万別、ワガママな日本酒ファンの熱い想いを満たすべく、うまくて飲み飽きしない酒をレアバージョンまでそろえている。ご主人の中村大、氏は懐石料理で修業を積んだだけあって、旬を踏まえた山海の食材で包丁をふるう肴は絶品。 ここで味わえるおすすめの名酒2選は……...
ふたりの距離も近づけるためにおすすめしたいのが、この店。オレンジに塗られた壁やフランス語が飛び交う店内にいると、日本であることを忘れさせられる。 「もしフランスに焼鳥屋があったらこんな感じ?」という発想のもと店を開いたという店主の保立 薫さん。話を聞くと彼、銀座にある老舗有名焼鳥店の3代目だという。「お客様の印象に残るような料理を提供したいです」と語るだけあり、焼鳥は噛むとジューシーな肉汁が広がり絶品。また、小鴨や真鴨などの...
ふたりの距離も近づけるためにおすすめしたいのが、この店。オレンジに塗られた壁やフランス語が飛び交う店内にいると、日本であることを忘れさせられる。 「もしフランスに焼鳥屋があったらこんな感じ?」という発想のもと店を開いたという店主の保立 薫さん。話を聞くと彼、銀座にある老舗有名焼鳥店の3代目だという。 「お客様の印象に残るような料理を提供したいです」と語るだけあり、焼鳥は噛むとジューシーな肉汁が広がり絶品。また、小鴨や真...
『エスタシオン』で〆のお米料理をいただき、バスク風チーズケーキを食べ終わる頃、部長はいつの間にかお会計を済ませていた。 「近くでもう一軒行きませんか?」と誘ったものの、「ふたりでゆっくりしてきなよ」と私と後輩を残し帰っていった。 周辺にいい感じの小さなワインバーもあったけれど、明日も仕事のためお茶をすることに。『カナルカフェ』は、今年で創業100年を迎えるボート乗り場の老舗『東京水上倶楽部』が1996年にオープンさせた...
「あなた大人しい顔して、ずいぶん派手な人生を経験してるわね」 昼下がりのティータイム。飯田橋『カナルカフェ』でお堀を眺めながらチクリと言ったのは、元監査法人の先輩、倉田さんである。これまでの経緯をすべて話した後の感想だ。 倉田さんにはユキを紹介してもらい、独立当初仕事がない時代に多くの仕事を振っていただいた恩人である。 しかしユキとは別れ、経営していた事務所を追われてしまった。恩を仇で返す、とはこのことであろ...
名前:薫さん 年齢:34歳 子ども:7歳(女の子) 子どもの学校:白百合学園小学校 飯田橋の『カナルカフェ』は、いつ訪れても懐かしい気持ちになる。 昼下がりのテラス席は水面がキラキラと眩しく輝き、時折通り抜けていく気持ちの良い風に、取材班が目を細めていた時だった。 「お待たせしました」 時間ぴったりだというのに、先に席に着いていた取材班を目にすると、薫さんは小走りで近寄って...
「男性に“奢ってもらって当たり前”。そんな浅はかな思考回路を持つ港区女子のような女性は、年収3,000万を稼ぐ夫の妻の座は到底得られないと思います。」 そう断言する友希だが、彼女が3,000万の夫を手に入れた経緯を聞けば、この言葉に納得せざるを得ないだろう。 ◆ 友希は元々日系の広告代理店にいたが5年前に転職し、現在の職に至る。待ち合わせの『カナルカフェ』に現れた彼女は黒目が美しく、小柄な...
「人間は環境に馴染む後天的な生き物。住む街が、人を変え、そして人を作ることもある。」と目黒女子は語った。 ならば、歴史の香りと異国文化が融合する、神楽坂に住む男性たちはどうだろうか。メイン通りから小道に入れば、思いがけない情緒が溢れるこの街のように、趣ある男性たちなのだろうか。 そこの所を探るべく、神楽坂に住む「神楽坂の男」を紹介していきたい。前回は、フランスかぶれのワイン男子・裕太を紹介した。今回...
「カフェ」とあるが、奥のレストランがとても秀逸。川に沿って抜けた風景が西向きで、都会に沈む夕日を楽しむことができるのだ。 お料理は、「窯で焼くピッツァやココット鍋で提供されるムール貝などがおすすめ」とNさん。2人のデートならば気持ちの良い季節にテラス席で楽しめる。...
「東京には、あんなクルクルパーマの弁護士よりイイ男、たくさんいるわよ。私が英里にピッタリな人ちゃんと紹介してあげるから」 咲子の提案というのは、新しい出会いだった。 「吾郎くんって、そんなに嫌な人?私、そんなに望みない?」 英里はムキになり、声を荒立ててしまう。 二人は神社近くの『トラットリア グランボッカ』に移動し、大きな窓の外に広がるお濠の景色を眺めながら、遅めの週末ランチをとっていた。...
コスパの高いトラットリアでガッツリ肉料理を味わう 飯田橋駅西口から徒歩すぐ、サクラテラスの2階にある。広々とした空間にテーブルが置かれ、天井が高く大きなガラス張りの窓から、陽の光がたっぷり差し込み、開放的な気分になる。お濠の若葉色の木々を眺めながらの食事は最高! 心華やぐトラットリアだ。 ライブ感が楽しめるオープンキッチンも魅力で、テラス席はペット連れも可能だ。同店は北参道で人気のイタリアン『タンタボッカ』の姉妹店。...
店にはモロッコの先住民、ベルベル人の伝統的な料理が並ぶ。名物は44種もの香辛料と、牛肉やにんじん、おくらなどを蒸し煮にしたタジン鍋。水を一切使わず野菜の水分のみで仕上げるヘルシー料理だ。 過酷な砂漠に生きる彼らならではの本場メシである。...
~先住民ベルベル人が好むスパイスを効かせたマリネ~ 唐辛子などで和えた柔らかいオリーブのピリ辛マリネは、ベルベル人の伝統料理。スパイシーな味わいが食欲を掻き立てる。モロッコは世界でも有数のオリーブの生産・消費国でモロッコの食卓に欠かせないものである。モロッコワインとも相性も抜群。...
置かれているワインは、すべて“ヴァン・ナチュール”(無添加の自然派ワイン)。まだそんな言葉に耳馴染みのない、2003年のオープン当時からのスタイルだ。 やさしくて吞み口がスムーズなものが多く、仕事帰りで疲れていてもごくごくいける。 料理も素朴で体にやさしい「こねくり回さない料理」。契約農家や産地直送の野菜や魚貝、肉を用い、ハムやソーセージもできる限り自家製。ワインと一緒に楽しめば癒されること間違いなし。...
「ここはマニアックな無添加の自然派ワインのみ。おっ、何これって驚きのあるものが多くて非常に勉強になります。」と濵田氏。 好きなワインの名前をいくつか挙げると、ソムリエものってきてくれ、面白いものを出してくる。そのやりとりが楽しいそうだ。そんなワインに合わせた料理は化学調味料を一切使用していない郷土料理。 契約農家からの有機野菜、魚は九州天草から直送される天然もの、肉はすべてオーガニックミートといった体に優しい料理を提供...
往年の名コピーではないが〝何も足さない、何も引かない〞美学を感じるのが『膳楽房』の担々麺。クリーム色のスープは、濃厚でこってりした味を想像させるが、後味はすっきりクリア。椀の中にまず、たっぷりの芝麻醤を入れ、鶏ガラスープでのばして醤油と塩で味を調えるというシンプル(すぎる!?)調理法にして、心をぐっと掴まれる旨さだ。 麺はスープによく絡むように中細のちぢれ麺を使用、胡麻の風味を消さないよう肉味噌を炒める際も甜麺醤は使わないと...
「心地よいコシがあって、食べ終えても罪悪感ゼロ。酒を飲んだ後の〆にも最適な身体思いの逸品です」と渡部氏がオススメするのは、神楽坂『中国菜 膳楽房』の「里麺」。鮮やかなグリーンの麺は、ヘルシーなクロレラを練り込んだものだ。 『龍口酒家』出身の榛澤知弥シェフが手掛ける料理は、前菜からメインまで野菜を巧みに使い、軽やかで優しい味わいが印象的。店名の「楽房」はラボ(研究所)の意味も込められており、調味料からチャーシュー、ベーコンなど...
東京レストラン新店事情的には、今年はチャイニーズの当たり年なのだけれど、こちらもまた、オープンまもなくから、名だたる食いしん坊の間で話題になっているお店。 オーナーシェフの榛澤知弥さんは、食道楽の間で愛されている名店、幡ヶ谷『チャイナハウス龍口酒家』で10年みっちり修業を積んでの独立。実年齢よりお若く見える爽やかな青年なのですが、内に秘めたる思いはかなーり熱く。 ラー油や醤類、ベーコンや腸詰は軒並み自家製で...
大体の女性が、神楽坂で行きたがるカフェは決まっており『神楽坂茶寮』は目黒女子に近い、お洒落ナチュラル系美人、『カナルカフェ』は港区好きだが港区には住んでいない港区アウェー女子、『紀の善』は食べるのが好きなグルメ女子、『あかぎカフェ』はパワースポット好きのスピリチュアル系、『la kagu』は上質な暮らしを好むクリエイティブ女子、『ムギマル2』は猫好きほっこりタイプというように分けられるそうだが、真偽のほどは定かではない。 ...
2015年に彗星のように現れ、カレーマニアの注目を集めたカレーバル。スパイスつまみが得意な店主の安川さんが考案した「タンから」は、タンドリーチキン用に仕込んだ鶏肉を唐揚げにしたもの。ランチのどんぶりにしたところヒットしたとか。 味噌汁代わりのダルカレーが付いて、カレーと唐揚げがWで楽しめる。「タンから丼」¥900。...
冒頭でもお伝えしたように、香港で絶大なる人気を誇る『出前一丁』。香港と出前一丁の出会いは古い。日本発売の翌年である1969年には輸入され、あまりの人気ゆえ1985年には香港に工場をつくり現地オリジナルの商品の製造が始まっていたというから驚きだ! また、香港でしか販売されていない種類も多く日本人観光客のお土産としても人気の模様。香港限定商品ゆえに、現地でしか味わえないかと思いきや、実は日本でも食することが可能!それが叶うのが香...
グランメゾンの世界で成功を収めたバットンシェフの原点は、初めて働いたパリの老舗ビストロにある。そこのタルトフランベが好きで、高級店時代も時折懐かしんだ。2000年代の東京にビストロは少なく、安くて旨いフランス料理を、と開業。 ある日タルトフランベを無性に欲して作り、共に食べたアルザスの友人が「メニューに載せるべき旨さ」と。それからの定番メニュー。 薄い生地にベーコン、オニオン、サワークリームをのせ高温でカリッと焼き上げ...