小粋な木製のドアを開くと、長いカウンターのシックなバーが現れる。 シングルモルトとワインがメインだが、実はイタリアンレストラン顔負けに料理が充実している。店主の増田晶さんは食べるのも作るのも好きで、手打ちのタリアテッレから自家製サルシッチャまで手がける本格派。 早い時間はこの料理を目当てに賑わうのだ。しかも、どれもバーメニューとは思えないボリューム。美味しいサラダとワイン一杯で、深夜の〆もヘルシーに。...
店内は白いクロスがかけられたテーブル席と、キッチン前のカウンター席とに分かれる。「カジュアル使用はカウンターを。接待などでの使用はテーブル席を。2つの使い方で楽しんでください」とシェフの上原さんは言う。 とはいえ、おすすめはカウンター席だ。シェフとの会話が楽しめ、彼の郷里・青森などから届く旬材を鮮やかな手つきでひと皿に仕上げていく様子が、コースで見ることができるのだ。美食大好き♥な彼女のために用意するべき、これ以上の特等席はない。...
池尻大橋の閑静な住宅街に佇む『Lien(リアン)』。そう、ここが話題の店なのだ。『Lien』とは、フランス語で“繋がり”を意味する。白を基調としたシンプルモダンな店内に、テーブル席の他、カウンター席を配し、ゲストと会話しやすい距離間を大切にしている。 オーナーシェフの上原浩一氏は、東京とパリでの修行を経て、2年ほど前に独立開業した。シェフ自身が「行きたい!」と思える理想の店を作る為、良い食材を追求し、仕入れコストを惜しまない...
炭火で焼いた豪快な肉料理に定評のある『ルリイロ』に土日のランチ限定でハンバーガーが登場。フレンチやイタリアンのエッセンスを加えたスカルモッツァチーズバーガー、ラタトゥイユバーガーなどオリジナリティが光る12種のバーガーのなかでもイチオシは、国産牛挽肉100%のパティに自家製ベーコンやフライドエッグを盛りこんだ「ルリイロバーガー」。 バターと卵をたっぷり使った自家製バンズが炭の香りをまとった肉の旨みを丸ごとホールド。レストラン...
築70年の古民家を改装した空間で、店名『ルリイロ』(瑠璃色)にちなんだ内装や器が目を惹く。多彩な炭火の肉料理を主役に、大皿料理がここでは味わえるのだ。 例えば約30cmの自家製ソーセージ、鴨のコンフィ、塩豚が一皿になった「カスレ」は4~5人で頼むのがちょうどいい。肉食女子会にはうってつけの店である。 ワインは、すべて身体想いの自然派のみというこだわり。フランス産を中心に500本をそろえており、身体にすっと馴染む感覚を愉...
外苑前の『ドゥエ コローリ』(2人の色)『エビイロ』(葡萄色)に続く3店舗目。築70年の古民家を改装した空間で、店名『ルリイロ』(瑠璃色)にちなんだ内装や器が目を惹く。多彩な炭火の肉料理を主役に、大皿料理がココならでは。 例えば約30cmの自家製ソーセージ、鴨のコンフィ、塩豚が一皿になった「豪快肉盛りと白インゲン豆の煮込み」は3~4人で頼むのがちょうどいい。 ワインは、すべて身体想いの自然派のみとい...
独り寝には広すぎるクイーンサイズのベッドに、昼の太陽が燦々と差し込む。 眠い目を擦りながら、武弘は枕元のスマホで時刻を確認した。 午前11時前。土曜日とはいえ少し寝すぎてしまったようだ。今日は何をして過ごそうか?あくびをしながら考える。 適当なカフェで美味しいコーヒーを飲みながら読書をしようか。それとも、女友達を誘ってフレンチ『デュ バリー』あたりで遅めのランチもいいかもしれない。 大抵のものが揃うここ...
老舗『レカン』で11年にわたりサービスを務めた谷田部靖氏が、乃木坂の名店『フウ』で副料理長を務めた山田勝好氏をシェフに迎え、2010年5月に開店。テラスの緑が爽やかな外観はガラス張りのオープンな雰囲気。日本独自の“ゆるカフェ”のリラックス感にヒントを得た店内は、ウッディーなぬくもりが漂い、ジャズやボサノヴァ、ハワイアンが流れる。 カフェとの決定的な違いは皿の上の端正な料理の緊張感。ウサギの煮込みにエストラゴンのジュレを添えたり、...
三宿交差点の近くにある香港料理店「香港麺 新記 本店」は、中華風スープカレーとごはんが別々なのが特徴。 豊富なメニューがあり小皿料理をつまみにお酒を飲んでいる客が多いが、最後の〆に評判なのがこの「チキンカレー」。 中華風の辛いカレーに柔らかく旨みたっぷりのチキンが入っている。口に運ぶとホロホロと溶けていく大きなブロッコリーも最高。...
三宿交差点の近くにある香港料理店「新記」は、中華風スープカレーとごはんが別々なのが特徴。豊富なメニューがあり小皿料理をつまみにお酒を飲んでいる客が多いが、最後の〆に評判なのがこの「チキンカレー」。 中華風の辛いカレーに柔らかく旨みたっぷりのチキンが入っている。口に運ぶとホロホロと溶けていく大きなブロッコリーも最高。...
三宿交差点の近くにある香港料理店「新記」は、中華風スープカレーとごはんが別々なのが特徴。 豊富なメニューがあり小皿料理をつまみにお酒を飲んでいる客が多いが、最後の〆に評判なのがこの「チキンカレー」。 中華風の辛いカレーに柔らかく旨みたっぷりのチキンが入っている。口に運ぶとホロホロと溶けていく大きなブロッコリーも最高。...
昭和25年創業の老舗、池尻大橋のロシア料理『サモワール』。人気はボルシチ。ロシアの代表かつ定番料理でもあり、世界三大スープのひとつだ。 味わいは野菜の甘みと酸味が染み出ており、口当たりはさらっとしていてやさしい。途中からサワークリームを混ぜ、味を変えながら食べるのもいい。なにより、ビーツから出たピンク色がこの上なく美しい。 実はボルシチ、本家本元はウクライナとかで、こちらにも2種類ある。豆と牛肉入りはウクライナ風。野菜...
昭和25年創業の老舗、池尻大橋のロシア料理『サモワール』。人気はボルシチ。ロシアの代表かつ定番料理でもあり、世界三大スープのひとつだ。味わいは野菜の甘みと酸味が染み出ており、口当たりはさらっとしていてやさしい。途中からサワークリームを混ぜ、味を変えながら食べるのもいい。なにより、ビーツから出たピンク色がこの上なく美しい。 実はボルシチ、本家本元はウクライナとかで、こちらにも2種類ある。豆と牛肉入りはウクライナ風。野菜のみのひ...
「男は40代からが勝負」 精神的、また経済的にも豊かになる40代。血気盛んな40代はまだまだ多く、その余裕ある姿に憧れ、その男性が未婚か既婚かに関わらず、恋に落ちる女性もまた数多い。 しかし、憧れのまま恋に落ち結ばれるときもあれば、40代というその年齢の実態を知り、その魅力は幻想だと考える女性もいる。 「40代からの魅力」は真実なのか幻想なのか?前回は、40代手前の男の危うさについて、IT企業...
毎朝たった3分で各国料理を作り上げる速水もこみちが、今度は時間のないビジネスマンのためにやてくれれた。東京にいながらにして世界旅行。本場さながらの各国料理を食べ歩く! この企画記念すべき第一弾は、ロシア料理。創業60年余の老舗、池尻大橋のロシア料理『サモワール』を訪ねた。食すのはボルシチ。ロシアの代表かつ定番料理でもあり、世界三大スープのひとつだ。「では、世界遺産の、キジ島の木造教会に想いを馳せて食べたいと思い...
彼女はインテリア専門の雑誌で編集をしており、センスも頭も良い女性だった。海外経験も豊富で、学生時代はフランスに留学。三宿に住んでいた彼女とは『OGINO』や『サモワール』によく行ったという。 しかし、落ち着いていて自立していた佐和子と会うのは週に1、2回。四六時中一緒にいる訳ではなく、平日夜のディナーが主だった。会話の内容は主に仕事の話で、佐和子は編集者として先輩だった浩二の話に常に真剣に耳を傾けていた。 浩二はそ...
~“予約困難”で、変わらぬ人気はワケがある~ 2007年にオープンしてから予約が困難な状況が続いている『OGINO』。前菜のパテやソーセージを“好きなだけ”というシステムなど、常にうれしい驚きを提供する。そんなゲストの心を掴むサービスに加え、素材の良さを引き出す腕前、独自の仕入れルートによる新鮮な食材とブレない追求が、変わらぬ支持の理由だ。 デリがメインの店舗も展開。商業施設への出店なども経て、気軽にOGINOの味を楽...
様々な利用シーンでの”キメるレストラン”を、4週に渡ってキュレーションアプリ「Antenna」総合プロデューサー町野健さんに聞いた。初回は池尻大橋の人気フレンチ『OGINO』だ。...
レバー多めで質感しっとり、奥深い味わいはたっぷり入った野菜によるもの。看板メニューのパテ・ド・カンパーニュは注文すれば自分で好きなだけ取り分けられる。 「パテがフレンチのお総菜のように日常的なものになれば」という店主の荻野伸也氏の思いが込められた一皿。...
国道246号沿いのモダンチャイニーズ。 「二人の娘が訪英で不在の折、夫と訪れたところ、あまりの美味しさにこの店の虜に。以来、家族でもたびたび訪れます。ディナーメニューは分量も程よく、いろいろと料理を楽しめるのがいいですね。家族でも¥20,000いかない程度。濃厚な酢豚は、付属するモチモチの中華クレープで包むのが最高!」...
どうも東京カレンダー副編集長の日紫喜(ヒシキ)です。我がホームタウン池尻大橋、その駅近くに地元民に話題の創作中華があります。その名は『喜臨軒』。 本当に駅前ビルの地下にある、知る人ぞ知る中華ですが、その創意工夫にあふれたメニューは食べ手を喜ばせる。 まずは、マジャクというヤドカリの一種をから揚げにしたもので乾杯!シャコのような感じでしょうか?カラッと揚がっておりまして、紹興酒常温が進みます!ちなみに大ぶりな唐辛子は食べ...
「和牛のオリンピック」で何度も一位に輝いているという、名実ともに日本一の牛肉「宮崎牛」。そんな国内最高評価を得続ける牛を「炙りカルパッチョ」、「ステーキ」、「もつ鍋」という3品で味わい尽くせるコースを、なんと飲み放題付4,900円で頂ける店がある。 実は芸能人もお忍びで通うという『ステーキ&バー サンキュー』だ。一体どんなお店なのか、コースの全貌とともにその魅力をお伝えしよう。...
「このバーは、幼なじみに連れてきてもらったんです。お肉もおいしいし、オーナーの大輝さんがすごいいい人だからひとりでサクッと来たり、今では教えてくれた友達よりよく来てます(笑)」と、水上さんが常連なのは、池尻大橋にあるステーキ&バー『サンキュー』。 強いわけではないが、酒は好きでほぼ毎日呑む。そんな水上さんが好むのは、気のおけない仲間たちとのカジュアルで楽しい酒。...
三宿の隠れ家バーに、24時過ぎでも頻繁にオーダーが入るカツサンドがある。深夜メシとしては重めのカツサンドも、ここ『バズ オフ』の場合、どこか軽やか。それにはふたつの理由がある。...
三宿の隠れ家バーに、24時過ぎでも頻繁にオーダーが入るカツサンドがある。深夜メシとしては重めのカツサンドも、ここ『バズ オフ』の場合、どこか軽やか。それにはふたつの理由がある。 ひとつはカツをエキストラヴァージンオリーブオイルで揚げていること。そして野菜を3時間煮込んだ自家製ソースにはヴィネガーが効いていて、心地よい酸味があるからだ。...
三宿の隠れ家バーに、24時過ぎでも頻繁にオーダーが入るカツサンドがある。深夜メシとしては重めのカツサンドも、ここ『バズ オフ』の場合、どこか軽やか。それにはふたつの理由がある。 ひとつはカツをエキストラヴァージンオリーブオイルで揚げていること。そして野菜を3時間煮込んだ自家製ソースにはヴィネガーが効いていて、心地よい酸味があるからだ。 さらにそこに名物カクテル“酎トニックすだちのかほり”を合わせると...
ソファに座って気軽に長時間いられる雰囲気のこちらでは、お酒と相性のいいカツサンドを頂きたい。厚切りのカツに自家製のソースをたっぷりくぐらせパンに挟む。名物のカツサンドをハイボールと合わせて夜更けに食べれば、肉とソースが混じり合うジューシーさやられてしまう。 そして『バズオフ』はバーのようでいて単なるバーじゃない。ここにはユニークなコンセプトがあるのだ。それは“1LBK”。リビング、バー、キッチン、1は「も...
バーのようでいて単なるバーじゃない。池尻大橋駅から少し離れた静かなエリアにある『バズ オフ』にはユニークなコンセプトがある。それは“1LBK”。リビング、バー、キッチン、1は「もう一つの何か」を意味し、たとえばそれは人との出会いだったりする。 オーナーの中島哲也さんが13年前に店をつくったとき、カルチャー好き同士が知り合える場になればという想いがあり、実際に今もクリエイターのお客は多い。現役クリエイターと...
心地よい疲労感に包まれた体に、白いシャツを纏わせる。結局、午後のほとんどを駅前のジムで過ごした武弘は、夕食前に着替えるために自宅へと戻っていた。 家から歩いて行ける『板蕎麦 山灯香』にでも行こうか。そう決めて玄関へと向かったその時、ポケットの中でスマホが鳴った。大学時代のテニスサークル仲間・翔からの着信だ。...
三宿交差点近くにある、毎晩夜明けまで客足が途絶えない店。夜遊び後の〆に立ち寄るグループ、仕事帰りの業界関係者、近隣に住むカップルなど客層はさまざまだが、皆のお目当ては、大きな木箱に盛られた「板蕎麦」。 ドリンクのメインは焼酎。そば茶割りやそば湯割り、そば湯氷のロックなどで味わえる。古民家風の内装に落とし気味の照明というムードのよさも、「デートに使えるそば屋」として変わらぬ人気を誇る理由のひとつだ。...