この時は、全く何の疑問も抱いていなかった。 そして和也に返信を打った後、女友達たちが待つ『イプシロン アオヤマ』へと向かう。 今日は和也が遅くなるとのことで、女四人で、前から骨董通りを通るたびに気になっていた話題の店をチェックしようということになっていた。...
骨董通りを歩いていたなら、思わず足を止めてしまうオシャレなお店の造り。この外観を目にした時点で、今宵の女子会へのテンションがアップすること間違いない。 扉を開けると、外側から続く3つのアーチ状の天井が、店内の奥まで続く。...
イタリアをこよなく愛するオーナーが開いたエノテカバール。少しずつ形を変えながらもイタリアであることにこだわり続け、店は12年の歴史を重ねた。ゆったりとした天井高に立ち飲みもできる大理石のカウンター。江木義宏氏をはじめ、経験豊かなソムリエの美しい所作が映える。 グラスで約30種を提供するワインも、伝統的なものから自然派の造り手のものまで幅広く、好みに合わせたチョイスや示唆に富む飲み比べを提案。料理は気軽なつまみのほかに、地下1...
20年程前、「葉巻が吸えるバーが欲しい」というオーナーによって誕生したシガーバー。年代物の家具が並ぶ店内の奥には、立派なウォークイン・ヒュミドールが贅沢に設置されており、ボトルキープならぬ、シガーキープにも応じてくれる。 アルコールは、洋酒がメインだが、和酒も常備。フードは「金柑のシャンパン煮」など日替わりのメニューのほか、徒歩15秒の某有名和食店から〆をデリバリーするのもOKだ。 さらに、閉店時間はお客様次第とか。こ...
昨秋こっそりと骨董通りにオープンしたこちらは、恵比寿『ebis balkujila』の2号店。聞けば、店名がしりとりになっているとか。 名物の「ポーク焼きカツレツ」は、『LACCO』でも健在。油で揚げていないのでさっぱりとしているが、チーズをまとった衣は満足感充分だ。クレソンや大葉などと一緒に巻いて、自家製の玉ねぎドレッシングにつけていただく。 食べ始めると、もう1個、2個と、つい手が伸びてしまう。ブルガリアやベネズエ...
「あ、大知からLINEが入ってる。昔から本当にマメだよね〜。毎回こうやって飲んだらお礼のLINEくれるし、女性陣みーーんなに優しいし。」 美沙の発言に、私...
「この前も楽しかったよね〜。」 2回目のデート。『ラ カーヴ ド ノア』でワイングラスをくるくると回しながら無邪気に笑う涼子に、僕は笑顔で答える。...
里緒との約束の場所は、『ラ・カーヴ・ド・ノア』にした。ここのフォアグラリゾットを好きだと言っていたし、カウンター席の方が話しやすいと思ったからだ。...
「じゃあメインは…鴨肉のロティにしましょう」 西麻布の『ラ カーヴ ド ノア』での食事中、私の彼、圭吾は眼鏡のふちに手をやりながら、神経質そうに...
美女が愛するのは、自由度の高さ!すべての料理をハーフポーション対応してくれる。このさりげない優しさが美女お1人様にはぐっとくる。 場所は西麻布交差点...
大学ゼミの仲間で、同じ総合商社に勤める同期のあきらとは、確かにしょっちゅう一緒に飲んでいる。 今日は21時過ぎに帰宅しようとしたら、オフィスエン...
なぜ、女性は自己顕示欲が強いのだろうか。男性の中にも異様に自己顕示欲が強い人もいる。しかしInstagramを見ている限り、女性の方がその数は多いだろ...
一流店で経験を積んだソムリエの島本氏が独立。セラーに収まる1,500本のワインをざっくばらんに享楽的に味わって欲しいそう。...
店の奥のカウンターは、テーブル席部分より一段高く、さながらステージ。7つの椅子は特等席だ。 オーナーソムリエの島本永秀氏は『ア・ニュルトゥルヴェ・ヴ...
南青山の『フリック』は色鮮やかな野菜を使用した料理に定評があるイタリアン。 シェフの深田景氏は3年間イタリアに渡ってトスカーナ料理を学んだ後、『イルギオットー...
1軒目は、南青山『フリック』。 この6月、8席のカウンターを作った。店名にあった「リストランテ」も、テーブルクロスも見当たらない。カジュアル仕様にした深田景氏が意...
知之さんが予約してくれたのは、西麻布にある『レフェルヴェソンス』だった。 噂には聞いていたが、実際に店に足を運ぶのは初めてで、期待に胸を膨らませながら食事が始まる。...
西麻布にある『レフェルヴェソンス』は、ここ一番の勝負で使う店だ。繊細で美しい料理はもちろんのこと、良いワインが揃っている。...
“男の愛情の大きさは、女にいくらお金をかけるかに比例するの。” 大学時代から、明日香がいつも隣で口癖のように言っているのを、愛子はこれまで笑って聞き流していた。だけど今日に限って、その言葉が蘇り、頭から離れない。 サークルの友人たちと明日香の渋谷のマンションを訪れた日の夜、自宅で夕飯の皿洗いをしながら、愛子はその日明日香と交わした会話を思い返していた—。 「ねえ、明日香は公平さんのどう...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧の...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い、葛藤しながら自分らしさを取り戻す。 代々木上原での生活を始め徐々に自分らしさを取り戻すユリだったが、将来への不安は尽きない。転職サイトに登録したり、会社の先輩・綾子に相談して強烈なダメ出しをされたり、何とか打開策を見つけようとする。 そんなとき、...
理沙:この間、彼と『レフェルヴェソンス』に行ってきたんだけど、その時にプロポーズしてくれたんだ。どの料理も美味しさと驚きがあるんだけど、特にフォアグラは他では食べられないような軽さと爽やかさがあって本当に美味しかったよ。また行こうって約束しちゃった。 さりげなく婚約指輪を触りながら話題レストランの思い出を話す理沙の顔には、隠しきれない自慢気な笑顔が滲み出ている。...
「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。 海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。 そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない 。彼氏がいる訳ではないので、複...
西麻布でのBBQから1週間後、芹沢から連絡が来た。1週間後に連絡が来るということは、あの場にいた女性に断られ、思いついたように連絡したのだろう。こういう誘いは普段なら断るが、今はデートしている相手もおらずGW明けの暇な休日だ。ふいに「OK」のスタンプを押してしまった。 誘われたレストランは西麻布の『レフェルヴェンソンス』だった。他の女性の代打要員だろう、そんな意地悪な気持ちはあったが、この店だったら断る理...
高級店に行くことも多いが、ランチで気軽に使う時もあるので、やはりコスパは良い。 「最近はゴルフもほとんどやらなくなっちゃったので、美味しい店を探すのが趣味のようなものですね」...
そして、数ヶ月前の合コンで出会ったのが今の彼女。丸の内に本社がある美人が多いと有名な保険会社Tの一般職の英理(23歳)。同期4人と、鼻息荒く参戦した合コンで出会いました。ほっそりとした色白美人。現在交際3ヶ月目です。 先日、彼女の誕生日に、大奮発して、『レフェルヴェソンス』に連れて行ったんですよ。高樹町の交差点までタクシーで乗り付けて、長谷寺がある路地を入っていくんだけど、246から一本入るだけで、喧...
10日間で、出会いから恋愛成就、さらには、彼女の女友だちから大絶賛される素敵彼氏になるためのとびっきりのレシピをご紹介。ナビゲーターは、1,000人以上の男性を見てきた私・桜子! さ、この連載も残す所あと2回。前回、レストランデートの次に待ち受けるホテルデートの基本について押さえたわよね。今回は、さらに実践的なレッスンよ。恋人たちの総決算、クリスマス!まだまだ先と思いきや、いつの間にか、1ヶ月余り。時...
旬の食材とフレンチの技法を使い、個人と食材、人と人の出会いから生じるエネルギーを具現化する生江史伸シェフ。 レストランの語源となるフランス語の原語「レストレ」が"回復させる"の意を持つことから、ゲストの心を癒す空間作りに務めている。 ランチでもディナーでも評判のメインの鴨料理は、そんな生江シェフの個人的な体験を写しとり、様々な食材を一体化させた芸術的一皿。食せば、鴨に対するイメージが底上げされる。...
六本木ヒルズけやき坂コンプレックスの『Lauderdale』(ローダーデール)は特にIT業界では朝活のメッカとして人気処。 営業時間は朝7時(土日祝日は8時)から24時までと非常に長い。朝食やランチではアメリカンダイナーなテイストだが、夜は本格派ビストロへと豹変する。 あの著名フレンチ『L'Effervescence』(レフェルベソンス)の立ち上げに携わった小室 肇氏が、2012年シェフに就任。本格的な...
「アジアのベスト・レストラン50」にも選出され、日本のみならず世界のグルマンから耳目を集める。エグゼクティブシェフである生江史伸氏が紡ぎ出す料理は、非常にロジカル、かつ、自然への敬意に満ちている。 この夏、秋田・白神山地を歩いた際、たまたま目に留まったオオバコによって「何か、意識のスイッチが入った」という。「食材=栽培や飼育できるものに特化してはいないか?と感じたのです」。そこで、この料理では、野生のオオ...
西瓜の香りを加えた鮎やイチジクの酸味を添えたフォアグラ、丸ごと火入れしたカブなど。豊かな感性で生み出される料理は、永く記憶に刻まれる逸品。...
「それぞれ独自性を持って料理に相対する、ふたりの教えを融合した店にしたい」 9月にオープンした新店でエグゼクティブ・シェフに就任した、生江史伸氏は言う。「ふたり」とはミシェル・ブラスとヘストン・ブルメンタールで、北海道『ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン』と英国にある3つ星店『ザ・ファット ダック』、2軒の名店でスーシェフを務めたのだ。 自然からインスピレーションを得て直感で作るシェフと、レストランと別にラ...
店名:ビストロ シロ 住所:渋谷区広尾3-2-13 岡野ビル 1F 営業時間: 【月~金】 18:00~23:00(L.O.21:30) 【土日祝】 ランチ:11:30~15:00(L.O.14:00) ディナー:18:00~23:00(L.O.21:30) 定休日:不定休 電話番号:03-6427-9200 席数:約24席/個室1室 アクセス:JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅 徒歩14分 東京...
『ビストロ シロ』を訪れたならぜひ注文してほしいのが「生うにのガーリックトースト」だ。 生うにを箱で味わえる店は多々あるが、同店のガーリックトーストにのせて味わうスタイルは珍しい。 この発想は、シンプルにうに本来の美味しさを味わって欲しいという想いから誕生したもの。それ故、素材選びへのこだわりも強い。...
うに好き必見! うに丼やうにパスタだけじゃなく、ビストロでおしゃれに箱うにを堪能できるメニューをご存知だろうか? 恵比寿駅前の喧騒からは少し離れた場所に位置する『ビストロ シロ』は、大人の女性が通う一軒家ビストロ。 アミューズからメインまでシーフードにこだわった料理が楽しめる。 シャンパン片手に語り明かしたい夜にうってつけの、絶品うにグルメをご紹介しよう。...
美味しいものを肩ひじ張らず味わってほしい、そんなテーマを掲げた恵比寿の定番ビストロ。「とにかく魚料理がどれも美味しい」(桑原さん)というように、その日ごとに仕入れた魚介の旨みたっぷりの特製ブイヤベースが看板メニュー。 脇には牡蠣やムール貝、車海老の海鮮盛りをオーダーしたい。魚介メニューに合わせて、白を中心にソムリエが厳選した150種ものフランス&イタリアワインを堪能できるのも魅力だ。...
フォアグラやキャビアといった高級食材、“シャンパンの王様”クリュッグなどがお値打ち価格で堪能できるお店。 初めて訪れる際には、ディナー全7品¥5,000のコースがおすすめ。 多量のキャビアと上質の生クリーム、そしてお米ムースを組み合わせたチャイは、リピーターが後を絶たないスペシャリテだ。...
1日10人限定のプライベートレストラン。「木曜、土曜のアラカルトデーなら、男ひとりでも利用しやすい。素材を大切にし、野菜が美味しいのでサラダが食べたくなる店です」...
舌だけではなく、目や耳など五感をフル活用して楽しむ、いわゆる“劇場型”レストラン。普通の店では物足りないという欲張りな彼女をぜひ招待して欲しい。 レストラン自体がまるでひとつの舞台のような特別感があり、目の前で食材が華麗に調理されていく姿を楽しむことができるのだ。 店のコンセプトは「無垢」と「調和」。そのイメージの通り、店内は黒を基調にしたしっとり洗練された特別な空間が広がる。...
広尾の日赤通り沿いといえば、駅から離れているにも関わらず名店が揃う、“できれば人には教えたくない店”が立ち並ぶエリア。ここに、また新たな名店がオープンしてしまった! 舌だけではなく、目や耳など五感をフル活用して楽しむ、いわゆる“劇場型”レストラン。普通の店では物足りないという欲張りな彼女をぜひ招待して欲しい。 レストラン自体がまるでひとつの舞台のような特別感があり、目の前で食材が華麗に調理されていく...
〝無垢と調和〞をテーマに、空間、料理、酒、すべてにオーナーシェフである渡辺史門氏の感性がちりばめられている『Si』。木曜と土曜はアラカルトのみ。それ以外の曜日は、一斉スタートのペアリングディナーが供される。 ジャンルレスの料理だが、刺激の強いスパイスや砂糖は不使用で、塩やみりん、オリーブオイルなどは数種類を使い分けるこだわりをもつ。ワインはビオ、日本酒は長期熟成タイプなど、合わせるお酒にも個性が光る。 ...
店名:フレンチごはん 西麻布GINA 住所:港区西麻布2-26-20 ドゥーエ西麻布2 B1F 営業時間: 月曜~金曜 18:00~27:00(L.O.25:00) 土曜 18:00~23:00(L.O.22:00) 定休日:日曜・祝日 ※12/23(土)、12/24(日)は営業 HP:http://gina.tokyo/ 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-3486-7222...
プラン名:プレミアムフライデーコース 店舗:フレンチごはん 西麻布GINA 住所:港区西麻布2-26-20 ドゥーエ西麻布2 B1F 料金: ・プレミアムフライデーシェフのおまかせコース / 9,800円 ※税サ別 ・プレミアムフライデーワインペアリングコース / 12,000円 ※税サ込 ※部屋代は無料 ※利用人数は6名~8名まで ※ドリンクは別途、ご注文 ※映画などのDVDは、お店にはご用意がありませんので、お客...
旬の和食材や出汁を素材として、フレンチの技法で丁寧に作り上げた “フレンチごはん”を提供するこちらのお店。 しっかりとした食事にはコース、ちょっと小腹が空いた深めの時間には、シェフオリジナルのちょうどよいごはん、シチュエーションによってさまざまな楽しみ方ができる。決して適当なごはんで済ませたくない、東京の深夜族にはありがたいお店なのだ。...
コンセプトは「午前0時のフレンチごはん」。深夜でも、末棟孝シェフによる一流ホテル仕込みの味と盛り付け、健康にも配慮した逸品を堪能できる。仕事で多忙な美食家にとって、待望の店だ。...
夜が深い街の代名詞でもある西麻布に、昨年12月、いままでありそうでなかった店がオープンした。立地は西麻布の交差点に近い六本木通り沿いの地下1階。 それだけ聞くとギラッとした店を想像してしまいがちだが、ドアを開ければ、そこには女性ひとり客も癒される白を基調とした空間が広がっている。店名の『gina』は映画『紅の豚』に登場するヒロイン、マダム・ジーナが由来。 誰もが知るあのテーマ曲も似合う優しい雰囲気の...
ファーストデートは、金曜21時、麻布十番を指定された。実は、結構遊び人なのかもしれないと、気を引き締めた。 絵理奈は、早稲田男子に嫌われないよう、分かりやすいブランド物は避けることにした。いつも使っているイヴ・サンローランからFURLAの鞄に持ち替える。 デート当日、浩哉はすでに待ち合わせの改札にいた。ゆっくりと近づきながら彼の様子を観察する。 身長が高く、ラグビーをやっていた彼は、私服よ...
ずいぶん冷え込むようになった、表参道の並木通り。 私はショーウインドーの前で、かれこれ10分くらい立ち尽くしていた。 見つめる先には、約60万するシャネルの鞄があった。 頑張って働いたとしても、1ヶ月のお給料でも到底足りない。だけど、頑張ったら何とか買える気もするマトラッセ。 喉から手が出るほど欲しいのに、色々考えると買えない。 そんな虚しさを感じながら、私は『ダイニズ・テーブル』へと向かった。 ...
1981年オープン。大皿から取り分けるような伝統的な中華のスタイルを一新し、フレンチレストランのようにひとりひと皿ずつ美しく盛りつけた料理を供する“ヌーベル・キュイジーヌ・シノワーズ”の先駆けとして、また、オーナー・岡田大貳氏の美意識に満ちた空間としてつとに知られる店である。 そんな長寿店が、今年変貌を遂げた。それまでは、料理の提供の仕方こそフレンチ的ながら料理はあくまで伝統的な中華を貫いていたのが、フランス料理を追求し続け...
「全然モデルっぽくないって言われます(笑)。でも私は、美味しいものをガッツリ食べないと逆に元気がなくなっちゃう。それに大のお米好きなので、ごはんが進むおかずに目がないんです」と高垣さん。 おすすめしてくれたのは、撮影の合間のランチでよく行くという『DAINI'Stable』。「黒酢の酢豚は必食!野菜よりお肉が多くて、ボリュームにもびっくりするけど、毎回結局、完食できちゃう!」...
フレンチの料理人が考案した中華料理、という「ヌーベル キュイジーヌ シノワーズ」を標榜するこちらのお店では、出るものすべてが革新的で面白い。で、特にささったのが、チャーハン。なんと細かく刻んだトリュフがかかっているというシロモノ。チャーハンの香ばしさと、芳醇なるトリュフの香りは未体験の味。単品でもぜひ出してほしい! ヤミツキ度高な逸品です。...
ワイン好きだからといって、高級ワインでもてなしたところで、ありがちな接待で終わってしまう。ならば、お目にかかれない、レアモノで攻めてみるというのも一考だ。 祇園の『リストランテキメラ』の姉妹店であるここは、イタリアンでありながら、シャンパーニュは約100種、ワインは500種以上を誇る。有名どころを押さえながらも、小さなドメーヌによる生産量の少ない銘柄が充実するリストは、1万円前後が中心。知る人ぞ知る銘柄が中心ゆえ、価格が...
前回までのあらすじ 慶應大学卒業後とある総合商社に勤めた拓哉。20代を「渋谷」「西麻布」で過ごし、挫折を経験し「蒲田」へと引っ越す。その後スタートアップ企業「5MINUTES」へと転職し、経営幹部に。仕事の光が見えてきた、拓哉の38歳の時のお話。 東京人生ゲーム第4話:35歳芝浦での勝負。大企業の看板を下ろした僕は通用するのか? 皆さん、こんにちは。 突然ですが、かの有名な藤沢数希先生はこう言っています。「1回...
その日の夜。 楓は西麻布のフレンチ、『コントワール ミサゴ』のカウンターでシャンパンのグラスを傾けていた。 荒れに荒れたプロジェクトがようやく終息し、久しぶりに大学時代の同級生・美里と食事でも行こうとなったのだ。 美里はこの4月から、港区の総合病院で研修医生活をスタートしたばかりだ。 楓と同じくらい多忙な美里には、病院からも徒歩数分のこのレストランはうってつけだろう。 「待たせちゃってごめんー!」...
コッテリよりもあっさり。とくに、和の要素を取り入れた創作フレンチをお好みの高垣さんが、最近ご夫婦で気に入っているのが『コントワール ミサゴ』。 「カウンターキッチンなのでシェフとのコミュニケーションも楽しいし、豊富な食材はどれも新鮮! シェフは元鮨職人なので、とくに魚介の鮮度はピカイチ。冬に訪ねたときは、白子のムニエルや牡蠣のグラタン、しめ鯖のカルパッチョが最高に美味しかった♡」...
西麻布にオープンしたのが2010年。フレンチをベースにしつつも、枠にとらわれない豊かな発想で、グルマン達の胃袋を魅了するビストロ。 「食事の〆というと、日本人が食べたいのはパンじゃないんですよね。ご飯もいいのですが、私ならやはり喉越しのよい麺を食べたい」とオーナーシェフの土切祥正さんは、〆の麺でも多彩な引き出しを披露する。 例えば、羊肉のポトフで余ったスープに、ベトナム麺のフォーを入れたり、鴨で取っ...
幼い頃から、カウンターで鮨を握る父親の背中を見て育った。一枚の“板”を挟んで繰り広げられる店主と客のやりとりは、子供の眼にも魅力的に映っただろう。 今年8月、日赤通りに看板を掲げた『コントワール ミサゴ』。カウンター主体の店内で腕を揮うのは土切祥正氏だ。広尾の名店『ブラッスリー マノワ』の立ち上げ当初からシェフを任され、ジビエのノウハウを独学で学んだ。 「実家の鮨屋を継がなかったのは、単純にフレンチっていい...