昔からスペイン随一の美食エリアとして知られるバスク地方。サン・セバスティアンには食に貪欲なバスク人らしく、数多のバルが集まる通りもある。そんなバル街の虜になった日本...
山田朋仙シェフはスペイン・バスクの三ツ星『マルティン ベラサテギ』で腕を磨いた実力派。 そんな本格バスク料理が評判を呼び、奥まった場所にもかかわらず美味しいも...
バル好きの巡礼地、サン・セバスチャンを擁し、独自の言語や食文化を持つ、バスク地方。本店は、現地の三ツ星レストラン『マルティンベラサテギ』の看板メニューを再...
銀座7丁目の路地裏に佇む、バスク料理のお店。バルのような外観が期待感を抱かせる。 バスクの三ツ星レストランでも腕を磨いた山田朋仙シェフが作り出す料理...
「優作さん、今日は何時に帰ってくる?ご飯いるかどうか連絡してね」 結婚して早半年。夕方、新妻の由美からメールが入っていた。真っ直ぐ家に帰ろうと思...
前回までのあらすじ 北岡涼子、30歳、元女優。社会人経験なし、資格なし、貯金なし。芸能界で活躍したが、徐々に干されて今に至る。就職活動をしようにも、...
気軽に寄れるが、ガツンと満足できる美味しい料理をいただけるのがこちら。 こちらの山田朋仙シェフはスペインの名店『マルティン・ベラサテギ』出身。その在...
昔からスペイン随一の美食エリアとして知られるバスク地方には、数多のバルが集まる通りがある。そんなバル街の虜になった日本人が2012年9月、銀座の地でバスク...
1階はオープンキッチンのバル使いができるカウンターで、1杯からふらりと立ち寄れるスタイル。一皿のポーションが小さいので、一人でも数種類味わえるところも魅力...
銀座といえば全国の都道府県のアンテナショップが点在するメッカとして有名だ。その銀座にスペインの一大物産館がある。 店は1階がショップ&バル、2階がレストランからなり、〝物産館に併設された〞といえば少し聞こえは悪い。...
銀座は鮨屋だけでなく、1986年開業の『しぇりークラブ』を筆頭にしてスペイン・バルが集中した町でもある。数だけなら恵比寿より多い。 その中で最も新しいのが、月島で1994年から『月島スペインクラブ』を経営している(株)スペインクラブが、銀座7丁目の裏通りに出した、1、2階合わせて120席の、大型スペイン・レストラン『スペインクラブ 銀座』だ。 銀座らしく、あづま通りと三原通りの両側から入ることができる1階は、スペインワ...
今では馴染み深くなったスペインバル。そのブームの火付け役となったのが実は銀座。スペインの食を知りたいなら銀座に行けと、美食家たちは銀座の小さな店の席を目指したもの。 そんな銀座の地に2012年9月、スペイングルメの一大物産館『スペインクラブ銀座』はオープン。「物産館に併設された」と聞くと少し聞こえは悪いかもしれない。しかし、経営母体は30年前からスペインワインや食品の直輸入を手掛けてきたスペインクラブグル...
銀座といえば全国の都道府県のアンテナショップが点在するメッカとして有名だ。今から一年ほど前、その銀座にスペインの一大物産館がオープンした。店は1階がショップ&バル、2階がレストランからなり、“物産館に併設された”といえば少し聞こえは悪い。しかし、その経営母体が30年前からスペインのワインや食品の直輸入を手がけてきた会社といえばどうだろう。 スペインの厳選食材を使った料理にはパエリアやアヒージョなどの定番が並び...
今から5~6年前、空前のスペインバルブームがあったのをご記憶だろうか。立ち飲みのカウンターでカヴァやタパスを供し、ハモンセラーノだ、イベリコ豚の骨付き炭火焼きだと各店が名物を競った。発火点は、そう、銀座。スペインの食を知りたいなら銀座に行けと、美食家たちが小さな店の席を目指した。あの熱狂から時を経て、再び、ここ銀座がスペイン食愛好家の注目を集めることになる。今年9月、銀座7丁目にスペイングルメの一大物産館『スペ...
早速、「ここ、いいじゃん」と3人の意見が一致したのが『バル・デ・エスパーニャ・ペロ』。 大きいガラス窓からスタイリッシュなカウンターが見えて、目を引く店だ。...
スペインワインと豊富なタパスの数々、本格パエリャを賑やかな雰囲気の中で楽しめる『LA BODEGA』。 おすすめの「ラ ボデガフェアコース」は、ハモンセラーノや牛リブロースのグリル、選べるパエリアがじっくり堪能できる(2時間飲み放題付き)。 気取らないスペインの空気感がひと味違う新年会を演出してくれるはず! ■コース概要 コース名:ラ ボデガフェアコース 提供期間:1/31(水)まで 価格:4,630円 ※飲...
3年ぶりの、恋人と過ごす誕生日。春香は幸せな気分に酔いしれていた。 「はるちゃん、お誕生日おめでとう」 銀座『スリオラ』で、シゲとモダンスペイン料理を堪能しながら、ふと春香はあることに気がついた。 シゲが、とても疲れているのだ。話をしていても心なしか少し上の空だし、目の下のクマも気になる。 —仕事、本当に忙しいんだな…。こんなに疲れてるのに今日ちゃんとお祝いしてくれて、感謝しなくっちゃ。 途端に申...
一方シゲは、こんな時間になってやっと連絡してきたかと思ったら、おめでとう!のスタンプと共に、店のURLと予約時間だけをポンと送ってきたのだ。 やりきれない気持ちでリンクを開くと、シゲが予約をしてくれたのは、銀座の『スリオラ』だった。 —あっ…一度行ってみたかったスペイン料理のお店だ…! 前回のデートで、スペイン料理が大好きだと言ったのを覚えていてくれたのかもしれない。そう思うと心がほんわかと温かくなる。 ...
フランスの三ツ星をはじめ、六本木『日本料理龍吟』、東京『サンパウ』で腕を磨いた本多誠一オーナーシェフが手がける、先鋭のスペイン料理。...
今春、スペインの『エル・ブリ』が閉店した。最後の晩餐時には続々訪れるセレブのヘリコプターで渋滞ができたという。約10年間に渡ってオートキュイジーヌの最新モードを提供し続けてきた3つ星レストランに相応しい、華やかな幕引きだったようだ。 泡状ソースのエスプーマ、液体窒素やアルギン酸を用いたアヴァンギャルドな品々。スペイン料理に限らず、フレンチ、イタリアン、果ては日本料理にまで影響を与えた『エル・ブリ』モードのその...
2016年1月6日グランドオープンの本格スパニッシュダイナー。パエリア発祥の地・バレンシア地方の人気店で学んだ、料理長の松岡氏自慢のパエリア「パエジャ バレンシア」は、絶品の看板メニュー。 フレンチ出身の料理長と本場スペイン出身の料理人による、今までにないスタイルの本格スペイン料理の数々に心が踊る。シニアソムリエがセレクトしたおすすめワインも300種以上と種類豊富。プロジェクションマッピングによる演出など、お店ならではの空間...
1986年の創業の世界でも稀なシェリー酒の専門店として、銀座に通い慣れた大人ご用達。 ボデガのような2階フロアは、約300種あるシェリー酒をカジュアルに楽しめる。歴史ある名門らしく、スペインでも王道のパエリアやタパスなどが美味しい。...
いわずと知れた「俺の」シリーズ唯一のスパニッシュ。つねに店前には人だかりが出来て、店内も本場スペインのバルのように活気であふれている。 気軽につまめるタパスから本格的な郷土料理まで、その日の気分や用途に合わせて幅広いスパニッシュを堪能できる。...
鉄板焼きレストランが多く見られる銀座に、『ステーキ トミナガ』が誕生したの2013年のこと。 石垣島のきたうち牧場直営の『ステーキ トミナガ』で扱うのは、深い...
鉄板焼きレストランが多く見られる銀座に、石垣島のきたうち牧場直営の『ステーキ トミナガ』が誕生したのが2013年。ここで扱うのは、深い香りと濃厚な味わいを持つ石垣島...
その言葉に彼は一瞬しかめっ面したように思ったが、あっさりと「いいですよ」と言って、さっとタクシーを拾い、『銀座 楼蘭』に連れて行ってくれた。 着いてからも...
◆ ドクン、ドクン・・・。 奈々子は、今にも心臓が飛び出しそうなほど緊張している。今日は、田中の両親との食事をする日だ。 食事が決まってからと...
「じゃあ、偶然の再会に乾杯!」 再会から10分後、真樹は竜太と向かい合ってテーブルを挟んでいた。 竜太に連れてこられた『銀座「楼蘭」』は、さっ...
ディナーは1 万円からという高級中国料理が2800 円で楽しめるのが、ランチの魅力。 モダンチャイニーズとは違って、老舗中華の迫力は随所に。サービス...
「それで、透子はいったい誰が本命なの?」 『アルマーニ リストランテ銀座』でゆったりとランチを味わい、食後の紅茶が運ばれてきた時、瞳はいたずらっ子のような...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう...。スマート...
2007年「アルマーニ/銀座タワー」の完成は、モード界の帝王、ジョルジオ・アルマーニ氏が4番目のコンセプトストアを開いた都市として、“銀座”の名を世界中に...
次の日、あれから一週間しか経っていないにも関わらず、咲良と祐一は銀座の『六雁』にいた。 『六雁』のキッチンはフルオープンで、中でもカウンター席は、和食の料理人...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジ...
名店ひしめく銀座にありながら、唯一無二の存在感を宿す『六雁』は、京料理に"粋"の精神を加えた、新・江戸前スタイルを提案する日本料理店。 O「“野菜の...
美加は学生の頃から結婚相手は医者に的を絞り、食事会に奔走している。医者にこだわるのは、単純に不自由のない暮らしを送りたいからだ。結婚したら優雅な専業主...
理沙:エンタメ性が高くて好きなのは銀座『六雁』や神保町『傳』。どちらも枠に囚われない独自のスタイルで、味だけでなく五感を刺激するライブ感や遊び心に富ん...
春色のダイアンのワンピース、華奢な腕にはショパールの時計。可愛らしいルックスからは想像できないが、日本人の平均年収(約500万円)の◯倍以上の年収を得る、...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如...
禅を愛するスティーブ・ジョブズであれば歌舞伎も愛したであろうことは想像に難くない。...
まるで我が子を愛でるような眼差しで野菜と向き合う、秋山能久総料理長。その哲学は、長く精進料理の世界に身を置いた経験がベースである。「不機嫌なときや疲れが出...
銀座・並木通りのスタイリッシュなビルの2フロアに展開する日本料理店。現在、同店を任されるのは、18歳で料理の道を志し、学芸大学『割烹すずき』、神宮前『月心...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した店主の山西和文氏。コースには先付けから〆ものまで少量ずつ10品以上が並び、多彩な味を楽しませてくれる。 きんぴらや...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した山西和文氏。そこに加わるのはきんぴらごぼうなどの家庭料理。好対照に地味で素朴だが、出しを煮含ませた大根の味わいは日本料理...
銀座7丁目の中でも異彩を放つ「第2新橋会館」。2014年、その6階にオープンしたのが『銀座芳園』だ。こちらを率いるのが、広東料理一筋20年以上の横尾博志氏。前任のウ...
2014年の1月にオープンした『銀座芳園』は、ウェスティンホテル東京『龍天門』出身の横尾博志氏の味が楽しめる。広東料理一筋23年。トップシェフ陳啓明氏の秘蔵っ子とも...
2014年の1月にオープンした『銀座芳園』は、ウェスティンホテル東京『龍天門』出身の横尾博志氏の味が楽しめる。広東料理一筋23年。トップシェフ陳啓明氏の秘...
『お茶屋Bar楓』に着くと、ベージュの柔らかいシルク地のシャツにチェックのタイトスカートを履いた彼女が、一人でカウンター席に座っていた。 今日は珍しく、ウ...
お客様が心から寛げるよう、カウンター席を座敷にしています。京都祇園の歴史あるお茶屋のように、奥行きが感じられる造り。カウンター背面に竹林の坪庭を配し、また靴を脱いだ...
ザ・最高級。豚骨や丸鶏などで6時間かけてとる極上のスープと、フカヒレを煮込んだ濃厚スープが器の中で層を成し、ほぐしたフカヒレと喉ごしのよい細麺によく絡む。...
~入手困難な希少部位をオンザライスで堪能!~ 「ステーキ丼(¥2,500)」の肉は、黒毛和牛の肩芯という希少部位。口溶けのよい脂の甘さが特徴で、銀座茶寮特製の...
「成人おめでとう!」 旅行から帰った1週間後、梨々香の成人を祝うディナーで、野村一家は帝国ホテルの『ラ ブラスリー』を訪れていた。 晴れてアルコール解禁となった梨々香を祝し、シャンパンで乾杯する。 お酒が大好きな優花里にとって、娘とともにお酒を楽しむのは長年の夢だった。 待ちわびていた瞬間が訪れ、涙腺が少しだけ緩んでしまう。 「ねえ、ヨーロッパはどうだったの?」 母に似てお酒に強いらしい梨々...
~料理長のチャレンジが生んだ、後世に引き継がれるホテルの顔~ シャリアピンステーキが、『帝国ホテル』に滞在していたオペラ歌手、フョードル・イワノビッチ・シャリアピンのために生み出されたものとはよく知られた話。 1936年に来日した際、シャリアピンは歯痛に悩まされていたがどうしてもステーキが食べたかった。そのリクエストに、当時『ニューグリル』の料理長だった筒井福夫が機転を効かせてすぐさま対応。...
今日は、龍平が会社員時代からお世話になっている陽介に呼び出され、帝国ホテルの『ラ ブラスリー』へやって来た。 ここのワゴンで運んで来るローストビーフは絶品で、龍平は久しぶりに食べるその味に思いを馳せながら先輩・陽介を待つ。 普段は男性の相談はあまり受けないが、今回は番外編と言ったところだろうか。 「龍平、久しぶりだなぁ。元気だったか?」 「はい、お陰様で何とか。陽介先輩もお元気そうですね...
−この人が、大地くんのお母さん…。 帝国ホテルのトラディショナルダイニング『ラ ブラスリー』の個室。 大地の後に続いて部屋へと足を進めた私は、上座にいる彼の父親、そしてその隣で静かに微笑を浮かべる母親を一目見て…強敵だ、と悟った。 童顔で、綺麗と言うよりは可愛らしい雰囲気。しかし人当たりの良い穏やかなその笑顔は、滲み出る知性をカモフラージュしているようにも見えた。 こういう女性は、油...
1890年(明治23年)開業。昨年125周年を迎えた日本を代表するグランドホテルといえば、『帝国ホテル』だ。その長い歴史を彩る“食”のトピックとしては、シャリアピンステーキや、ブフェスタイルのレストラン「バイキング」を生み出したことが有名だが、もうひとつ忘れてはならぬのが、ローストビーフ。 現在、館内の『ラ ブラスリー』と『インペリアルバイキング サール』で供されているこの料理もまた、帝国ホテルの伝統を彩...