日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧のジャンルで「行きつけ...
六本木交差点から芋洗坂をすこし下った所にある『サルーチェ』。深夜でも絶品パスタがいただけるこの店は、女性が一人で立ち寄っても様になるし、落ち着く上品な空間だ。 夜21時以降は、アラカルトでの提供も可能となるため、〆のパスタで来店される常連さんも多くいるという。 店主・佐藤光さんは、素材の持ち味を充分に引き出すことに強いこだわりをもつ料理人。テーブルに運ばれる皿の上には、目にも美しく色鮮やかな絵画のような料理が出される。女子...
彼女から本命認定を受けるためには、余裕の男を演じなければいけないわ。腹が減っては戦はできぬというけれど、空腹で狼みたいな唸り声を出してる男、がっつきすぎて頂けないもの。 そのためにも、キャンセル待ちが出なかった事態を想定して、食いっぱぐれないための1軒を用意しておく必要があるわ。それで余裕を持ってまてるというもの。 近頃流行りの恋愛工学で、女性にしたら不都合な事実が書かれているの。それは、案件を...
「佐藤光シェフが作るパスタを食べたいから行くんです」と目を輝かせて小澤氏は語り始めた。 そのお店は、『サルーチェ』(六本木)。 2年前に常連のお客様から話を聞いて訪れたところ、あまりの美味しさに驚いてそれ以来通い続ける。 「東京で一番美味しいパスタを作ると思う。本当にレベルが違うんです」と大絶賛。 特にペペロンチーノと トマトソースは極上の味だそうだ。創作系も絶品で、最近食べた、薄切りの鳥レ...
小田原『リストランテ・ヒロマーレ(現イルマーレ)』、恵比寿『ダルマット』などを経て、昨年5月、六本木に自身の店をオープンさせた佐藤光シェフ。素材の味を生かしたイタリアンが評判を呼んでいる。「9時以降はアラカルトのオーダーも可能なので、飲んだ締めにパスタというのも大歓迎」と佐藤シェフ。深夜3時まで営業しているのも心強い。...
六本木交差点から麻布十番方面に下る芋洗坂。その坂の途中に、隠れ家的な雰囲気のイタリアンがある。 夏は「宮崎完熟マンゴーの冷製パスタ」や、シャンパンにもピッタリな「濃縮トマトの冷製アラビアータ」など、旬の食材の味や香りを活かしたプリモ・ピアットも評判だ。 芸術心を刺激されたら、お食事も当然アートであるべし!!...
六本木交差点から芋洗坂をすこし下った所にある『サルーチェ』。深夜もおいしいパスタがいただけるこの店に、黒のワンピースで現れた桜沢さん。供されたお料理の上に散らされた小さな花が気になるようで。 「実はそれ、ニラの花なんですよ。ニラ以上にニラの味がするんです」という店主・佐藤光さんの発言に、ひとつ花を口に運んだ桜沢さん、「ホントですね!」と目をキラキラ。 好奇心旺盛な桜沢さんだが、現在は二児の母ということもあり...
シェフの佐藤光氏は32歳の若さで独立した期待の若手。今年の4月には濱本シェフも加わり、厨房はふたり体制に。さらに進化した同店の未来に期待。...
—瑠璃子ちゃん、先日はありがとうございました。良かったら今度あらためて食事に行きませんか!? 起き抜けにベッドの中で、ケンジからのLINEのメッセージを見た途端、瑠璃子は驚いて飛び起きた。 ケンジとは、2週間前に『トラットリア イルフィーゴ インゴルド』で開かれた食事会で出会った。それは、瑠璃子の大学時代の同級生・マイに誘われて顔を出した食事会だった。 ケンジは、群馬・高崎に本社を構える自動車部品の専門商社の...
弘樹が指定してきた『トラットリア イル フィーゴ インゴルド』は私の好きなイタリアンのお店の一つでもあった。...
六本木の裏通りにある『トラットリア イル フィーゴ インゴルド』は駅から少し遠いにも関わらず、相変わらず混んでいて、にぎやかな店内には熱気が溢れていた。 何だか妙に緊張してしまい、テーブルに置かれた水を飲み干す。前回の流れを考えると、良い感じなことは間違いない。一人で色々思い巡らせているところに、さゆりは登場した。 「このお店、雰囲気よくて素敵だね。弘樹くんのオススメ教えて!」 「でしょ?ここ...
六本木の裏路地。イタリアの伝統料理と活気溢れるサービスで人気の「トラットリア イル フィーゴ インゴルド」。 尾崎牛のランイチや徳島産すだち牛のフィレ肉等を、備長炭でシンプルに焼き上げるビステッカの旨さでも定評のある同店で、今、ブレイクしているのが長期熟成の“阿蘇王”こと熊本のあか牛。 この春からの新アイテムだ。あか牛を扱うにあたり「ありとあらゆるあか牛を試してみました。その中から選んだのがこ...
六本木は芋洗坂にある肉ビストロが『RRR』だ。この店ではまず味わいたいのは、3種類が用意された黒毛和牛の炭火焼ステーキ。これらを100gから、100g単位で食べたい分だけカットしてくれるのも、肉食党にとっては見逃せないサービスでは? 霜降り派なら“近江牛サーロインA5”もいいが、昨今流行の旨い赤身肉をお望みなら“兵庫県産最高級神戸牛ウチモモ”をぜひ。どうせならガツンと500~600gの塊を焼いてもらうのが得策だ。 ほど...
とある金曜の夜。美咲は真千子に誘われ、六本木のビストロ『トリプルアール』で久々に2人での食事を楽しんでいた。 豊富に取り揃うワインリストの中から、美咲はカリフォルニア・ナパヴァレーのカベルネ・ソーヴィニョンをセレクトした。完熟したブラックベリーやドライハーブ、ほのかなスミレの香りが漂うフルボディの赤ワインだ。 「実は、今日は報告があるの」 口の中に広がるワインの余韻を楽しみながら、和牛のステーキを堪能している...
そんなことを考えていたら、「ごめん!遅れちゃって!」と見知らぬ男性、もとい西野さんが現れた。 「あ、西野です。お久しぶりというか、初めましてというか」と、はにかむように笑っている。 そして、「これお詫びに」と、『フィオレンティーナ』の包を私に差し出してきた。中身はクッキーみたい。 「いま買ったんですね(笑)」 「そう、気づかれないだろうと思って(笑)」 「考えごとをしていて、全然見てなかったで...
今年のデートの締めくくりはやっぱり熟成肉とシャンパンを!それだけでもう何も言うことはない位、彼女を満足させられる店だ。 神戸牛や近江牛などの熟成肉と100種類以上のワインが自慢。ドライエンジングで旨みをギュッと凝縮した熟成肉は、食感がよく、とてもジューシーな仕上がりになっている。 種類豊富なアルコールの中でも、リーズナブルな価格設定になっているシャンパンは、ぜひチェックしたい。...
異変を感じたのは、プロモーションリーダーに抜擢された翌週のことだった。 その日は朝から体調が悪く、メイク中に吐き気がしたり、通勤電車では立っているのが辛いほど下半身が重い。 生理にでもなるのかな。そう思って、ハッとした。 −そういえば、前に生理が来たの、いつだっけ...? グーグルカレンダーを開き、スケジュールから必死で記憶を手繰り寄せる。 ふつう、沙耶くらいの年齢の女性は基礎体温を測ったり生理周...
ー2週間後ー 「あゆみ、お誕生日おめでとう!」 週末のランチタイム、六本木ヒルズの『イルブリオ』。 理香のかけ声に合わせて、そっとシャンパングラスを合わせた。子どもを産んでから飲まなくなった理香だけは、ジンジャエールだけれど。 19歳の時に日吉キャンパスで出会った沙耶たちは、もう10年以上こうしてお互いのお誕生日をお祝いしている。 変わらないのは、本人が主役の時以外はいつも理香がお店を予約し、花束...
仮氏1:聡 年齢33歳 職業:外資コンサル 推定年収:4千万円 住まい:六本木のタワーマンション 「一応仮氏の中でもメインはいます。」 またさらりと話す百合の話によると、とりあえず仮氏の中にも順位があって、1位の聡とは適度に連絡を取り合い、お互いの休みが合う日には何となく会っているらしい 。『KNOCK』や『Napule』、または『オークドア』などのカジュアルなお店でご飯を食べる。 「正直に言うと...
店内は全面ガラス張りで、どの席からもけやき坂通りのイルミネーションが眺められる。まるでイルミネーションの中心で食事をするような感覚は、ふたりの雰囲気を必然的に盛り上げていく。 『アンディアーモ』でいただけるのは、シェフがイタリア各地で出会って感動した郷土料理を、旬の食材で表現するイタリアン。 「ステラコース」(¥14,040)は、甘く濃厚な生ウニのソースが絡んだモチモチの自家製フェットチーネや、カリフラワーとひよこ豆の...
一番のポイントは、トッピングのグラニテを「チンザノ アスティ」で作ったこと。このグラニテとトマトソースを一緒に食べると、これまでにない味の発見となるはずだ。“レジネッテ”とはイタリア語で“若い女王”を意味し、サヴォイアの若き王妃マファルダ女王のドレスのレースに見立てて名づけられたそう。日本で親しまれているカルボナーラと違って、クリームソースを使わず、最後に卵をあえて仕上げている。 ローマの伝統的な調理法だ。みぞの多いレジネッ...
紹介制のバーレストラン。料理+飲み放題つきのリーズナブルなコースプランには女子会プランも用意。入口が別でよりプライベート感を満喫できる個室は会食、女子会、各種パーティーなど様々なシーンに利用できる。 【Karaoke data】 料金の目安:料金、プランは要問い合わせ 予約方法:「東京カレンダーを見た」で電話予約 混雑具合:日によって当日予約もOK...
瑠璃子は元々、男に海外経験や語学力を求めてはいなかったのだが、先日のデートで彼が見せた自信たっぷりの態度とのあまりのギャップに、がっかりと肩を落とした。 ◆ 龍太郎の件を、恭子たちに話し終えると、理奈が笑いを堪えながら言った。 「昔デートしてた人で、そういう人いた!語学留学しただけなのに、アメリカ人気取りだったの。地方出身の人だったけど、東京の一流大学に入ったから地元に帰ると英雄扱いなんだって。そんな彼が海外...
スタンディングで気軽に楽しめる13mのバーカウンターや、東京タワーを望む個室もあるスパニッシュイタリアン店。「大箱で値段もリーズナブル、雰囲気もよく、お食事会や二次会向き。飲みやすいのにアルコール強めなロングアイランドアイスティーのデキャンタは、みんなで酔っ払えて盛り上がります」...
週末になれば店前の通路にまで客が溢れ、中は景気がいいイケイケなアジアの都市のような盛り上がり。27mにもおよぶカウンターの周辺では、出会ったばかりの男女が視線を交わし合い、それは清々しいほどのハンティングだ。 グリル料理やタパスを気軽に楽しめる『リゴレット』でお食事会をするメリットは、そんな客たちが発する熱に影響を受け、自分たちの調子も上がること。...
厨房でひときわ存在感を放つのは、鉄工職人と日本橋の老舗窯職人に特注した一点物の薪窯。 「味わい深い粉の美味しさを届けたい」と語るオーナー山口昇吾氏の言葉通り、薪窯で焼かれるピザは小麦粉本来の風味が感じられる逸品。 白を基調にしたインテリアもピッツァ3種のみというメニュー構成もいたってシンプル。カジュアルに本格派の味を満喫できる。...
ジローラモ氏のご指名は、六本木『フレイズフェイマスピッツェリア』。言うまでもない、故郷ナポリの代表食ピッツァを目指して訪れる。東京にピッツェリアは数あれど、「ここはホンモノだと思うよ。その証拠に、食べた後の消化がいい。生地をきちんと発酵させているからだよ」。 オーダーは、決まってマルゲリータ。トマトソースとモッツァレッラ、バジリコのみのシンプルさだからこそ、職人の個性が出るという。「ファッションにも“かっこいい”の方程式はあるけ...
「...ねぇ沙耶、ママってそんなに偉いの?」 六本木ヒルズの『毛利 サルヴァトーレ クオモ』のテラス席。 心地よい夜風に吹かれながら気持ちよく白ワインを飲み干したあゆみは、勢いに任せるようにしてそんな言葉を吐き出した。 「え?」 −理香に何か言われたんだな。 あゆみが理香のことを言っていることはすぐにわかったが、なんと答えて良いものかわからず、沙耶は曖昧に受け流す。 しかしあゆみはこの話を流...
カジュアルイタリアン『毛利 サルヴァトーレ クオモ』が用意したのは、山椒やヒノキ、玉露、柚子などが香る、京都蒸留所のクラフトジン「季の美」に、柚子を入れた和が薫る「ジントニック」(842円)。 柚子胡椒を効かせたアンガス肉と焼き野菜をBBQスタイルに仕上げた「ブラックアンガス牛ハラミの鉄板焼」(2,462円)をお供に。...
ニューヨークでも予約が取れない人気のイタリアン『イル・ムリーノ ニューヨーク』。クラシカルな雰囲気のなかでいただく料理は、ガーリックやオリーブオイルをふんだんに使った「ガッツィー&ガーリッキー」が特徴。 こちらのクリスマスディナー(¥22,680)は、全6品。トリュフ入りの濃厚なクリームソースで味わうラビオリは東京店の名物で、「舌平目のムニエル モンサンミッシェル産ムール貝とカラスミパウダー レモンバターソース」は、NY本店...
ー素敵な今井ご夫妻ですが、ここぞの記念日で使ったレストランを教えてくださいー 旦那さま:前回お伝えしたように日頃『あろいなたべた』とか、庶民的なお店が好きなので、東京カレンダーに紹介できるようなお店に足繁く通ってないので難しいですが・・・(汗) 記念日など特別な時にお邪魔したくなるのは、ふたりとも、イタリアンが好きなので、六本木の『il mulino』は良かったですね。20年以上にわたり「ザガット・サーべイ ニュー...
賑やかな六本木界隈から少し離れた飯倉片町の交差点。路地を入ったビルの最上階に、その店はある。このあたりは昔から知る人ぞ知る名店がちらほらあり、年齢層も高く落ち着いたエリア。 昨年夏にオープンした『SALONE SELFISH』は、その名の通り、何かとうるさい大人のわがままに全力で応えてくれるダイニングバーだ。 「飯倉片町といえば、遊びを知り尽くした人たちが集うワンランク上の場所、というイメージ。このあたりになじみの店が...