冬期休暇の帰省直前、りか子が俺の目を見つめて「両親に挨拶を」と口にした瞬間、とっさに返した言葉が彼女を傷つけたことは間違いない。 俺が「面倒だから」と言ったとき、りか子はぐっと下唇を噛んでいた。 出会った頃は、不機嫌になると下唇を噛むりか子のことを、あんなに愛しいと思っていたはずなのに。今や「煩わしい」とすら感じてしまう。 それ以来、なるべくりか子と顔を合わせないよう予定を詰め込んでいる。 ◆ 「...
赤といえば「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色。まさに、六本木的な色であり、闘牛よろしく、赤の元では心を静かに……なんて、到底無理な話。 『東京ミッドタウン』の中でも、異彩を放つ『GENIE'S TOKYO』はエントランスから、赤に導かれる、まさにお食事会向けのレストランだ。...
毎年大人気を博している『GENIE’S TOKYO』のテラスBBQが今年も帰ってきた! 9/30(日)までの期間限定で、恒例のバーベキュープラン「GENIE’S TOKYO 真夏のBBQ 2018」を絶賛展開中。 上質な肉やシーフードのグリルをはじめ、フレンチテイストを効かせたメニューと、お馴染みとなったシャンドンのフリーフローも健在! この夏も、都会のど真ん中の開放的なテラスで楽しめる贅沢B...
店名:GRILL&WINE GENIE’S TOKYO 住所:港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン プラザ 1F 営業時間: 【月曜~水曜・日曜】 ランチ:11:00~15:00(L.O.14:00) ディナー:17:00~24:00(L.O.23:00) 【木曜~土曜】 ランチ:11:00~15:00(L.O.14:00) ディナー:17:00~28:00(L.O.27:00) HP:htt...
コース名:GENIE'S TOKYOノエルコース 場所:GRILL & WINE GENIE'S TOKYO(港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン プラザ1F) 提供期間:12/1(金)~12/25(月) 提供時間: 【月曜~水曜・日曜】 ランチ:11:00~15:00 (L.O.14:00) ディナー:17:00~24:00(L.O.23:00) 【木曜~土曜】 ランチ:11:00~15:00...
「げっ...じょ、冗談でしょ...」 今夜は東京ミッドタウン内の『GRILL & WINE GENIE'S TOKYO』で、みゆきの会社の同僚から呼ばれた、いわば「アウェー」の食事会であるはずだった。 自分主催でない出会いの場は、新たな人脈が開拓される可能性が高い。そのため、麻里は普段よりもさらに臨戦態勢バッチリで試合に臨む。 しかし、店内に入ってソファ席に案内された途端、麻里はサッと全身...
30分もすると、たたみか掛けるようにバタバタと皆がやって来て、アリサさんは相変わらず他を圧倒するオーラを纏いながら、『グリル アンド ワイン ジーニーズトーキョー』に入ってきた。 アリサさんが来ると、その場の空気が一瞬で変わる。 うまく表現できないけれど、美人とかそんな安易な言葉では収まらないような、もっと根本から人を惹きつける魅力があるのだ。 「アリサ、今日は可愛い子連れてきたね。」...
プラン名:GENIE'S TOKYO Summer French Grill(ジーニーズ トウキョウ サマーフレンチグリル) 期間:6/29(木)~9/30(土) 詳細: ・バリュープラン 7,500円(税込) ・ラグジュアリープラン 9,000円(税込) ・プレミアムグリルプラン 12,000円(税込) ※フリードリンクは各2時間制(L.O.30分前・オプションで延長可)...
「若い女と飲みたいなら、キャバクラに行けっつーの!」 深夜の六本木。夜を愉しむ男女が集うミッドタウンの『GRILL&WINE GENIE’S TOKYO』のソファ席で、涼子の無遠慮な叫びが響いた。 「お前さ、飲み過ぎ。」 涼子に「ボリュームを落とせ」と合図しながら、仕事終わりに合流した大学同期のマモルが、また赤ワインを飲み干そうとする涼子を呆れ顔で制する。 「だって、飲まなきゃやって...
派手過ぎないけど、ハロウィンらしいトリックが効いたメニューを、ヴーヴ・クリコ“イエローラベル”とともに楽しめるディナーデートはいかが? 本日10/10(月・祝)から10/31(月)まで、『GRILL&WINE GENIE‘S TOKYO(グリル&ワイン ジーニーズトーキョー)』にて、黄色のラベルでお馴染みのシャンパンブランド「ヴーヴ・クリコ」とコラボしたハロウィンディナー「GENIE’S TOKYO Ye...
フレンチなのにカジュアルに使える、大人だったらそんな隠れ家を一つは知っておきたいもの。西麻布だったらまず、ここを抑えよう。 星条旗通りの裏通りに誕生したフランス料理店『FRENCH MONSTAR』。グランメゾンでも、ビストロでも、ワインバーでもない、自宅に友を招き入れるような“ターブル・ドート”でもてなす。 扉を開けると、カウンター席に囲まれたキッチンがあり、シェフからはすべての客席が見渡せるようになっている。...
星条旗通りの裏通りに誕生したのは、『ひらまつ』出身の錦織宏尚氏による大人が集う一軒。 グランメゾンでも、ビストロでも、ワインバーでもない、自宅に友を招き入れるような“ターブル・ドート”でもてなす。 スペシャリテに欠かせない食材は、錦織氏の故郷である徳島で、飼料にすだちを加えて育てた「すだち牛」。 ローストと好相性の「シャンベルタン・ドメーヌ・アルマン・ルソー・ ペール・エ・フィス2008」など、ブルゴーニュを中心...
昨秋、西麻布の裏通りに誕生したフランス料理店。扉を開けると、カウンター席に囲まれたキッチンがあり、シェフからはすべての客席が見渡せるようになっている。...
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。食っちゃ寝の毎日で正月は、ほぼ終了した大槻です。今年も何とぞごひいきに。 と言うことで、新年一発目。頭を飾るのに相応しい、新店を紹介します。それが『フレンチ・モンスター』。...
階段を下りて地下1階の店に入ると、そこは西麻布のど真ん中とは思えない柔らかな空気が流れる小体なワインビストロ。 メニューボードにはフランスの田舎料理が書かれ、それらは主に1000円以下でノーチャージという良心価格も嬉しい。 計15席を店主の堀川裕治さんがひとりで切り盛りするここ『Lis』は、ネットでの情報も少なく、メディアに載せることが常連のひとり客たちに申し訳なくなる穴場である。...
今宵、速水氏が訪れたのは西麻布にひっそり佇む良質ビストロ。西麻布というと、何もかも他のエリアより、お高め、と思いがちだが、こちらはそんな雰囲気は皆無! そして、まるで自宅のような居心地の良さに常連が多数。そんな、止まり木のようなビストロ、速水さん、いかがですか?階段を下りて地下1階の店に入ると、そこは西麻布のど真ん中とは思えない柔らかな空気が流れる小体なワインビストロ。 メニューボードにはフランスの田舎料理が書かれ、それらは...
ワイン好きな彼女に最高のディナーをプレゼントできる店がこちら。彼女にぴったりの1本が必ず見つかる。 金融マンとして世界各地を食べ歩いたオーナーが厳選した、フランス産ワインが豊富に揃い、かつグラスが¥1,000前後と価格もお手頃なので、いろいろと飲み比べしてみるのも楽しそう。 料理はアラカルトが中心で、契約農家から仕入れる野菜や鮮度にこだわった肉や魚を使った創造性の高いメニューが並ぶ。落ち着いた雰囲気の店内もデートに最適だ。...
そんな想い出に浸っていたときのこと。友人から深夜の西麻布で旨いスープを飲んだ、という連絡が。「それ、何?」と聞くと、なんとその「スープドガルビュ」だというじゃありませんか。そこで、上記のようなエピソードを話したところ、なんとそのお店のシェフは『コムアラメゾン』で修業をし、その味を伝承してもらった方だと。 「これはデスティニー!」とばかりに早速、そのお店を訪れました。...
『格之進R+(アールプラス)』では、格之進が誇る王道の焼き肉スタイル「塊焼き」をメインに、贅沢なコースメニューを提供。 肉汁をしっかり閉じ込める、格之進独自の...
イベリコ豚の輸入元の直営店。イベリコ豚の生ハムの中でも最高峰とされる4年熟成のハモン・イベリコ・ベジョーダがグラム単位で楽しめる。 日本国内では珍しくイベリコ...
『シャングリラズシークレット』で、きのこがぐつぐつと煮える「宝茸黒湯」を前に、ふと優子に目をやる。 すると彼女は急ピッチでドリンクを飲んでいる。彼女がこん...
その一方で、若い世代や女性には、すんなり受け入れられるのを感じるという。 「彼女から美容の知識や情報を教えてもらうことも多いです。食事もそう。きのこ鍋が絶...
「信じられないわよね。あの日の外銀飲みのメンバー、浩一さんも含め、全員既婚者だったのよ。私たち、まんまと騙されたわね」 みゆきは眉をひそめて嘆い...
漆黒に輝く「宝茸黒湯」は、中国雲南省の山岳地帯シャングリラの天然キノコを約30種類も使用し、秘伝のレシピによって煮出した栄養価の高いスープ。そこに、たもぎ...
食事会は、『シャングリラズ シークレット』で行われた。 カリナの友人の男性陣は、皆揃いも揃っておっとりとした雰囲気で、麻耶の苦手なギラギラとした...
『シャングリラズ シークレット』の宝茸黒湯は、中国雲南省の山岳地帯シャングリラの天然キノコを約30種類も使用し、秘伝のレシピによって煮出したスープ。 ...
本日11月27日に2周年を迎える六本木『シャングリラズ シークレット』から、これを読んでいる人だけが得をする、なんともスペシャルな企画が登場! こち...
仕事柄、高い物から安い物まで、毎日美味しいものを目にしている『東京カレンダー』編集部員たち。はたしてプライベートでは、どんなお店に行っている? それ...
『シャングリラズ シークレット』の宝茸黒湯は、中国雲南省の山岳地帯シャングリラの天然キノコを約30種類も使用し、秘伝のレシピによって煮出したスープ。そのス...
「2年前の話です。そうですね…振り返ってみれば、最初から嫌な予感はあったかもしれません」 リッツ・カールトン東京の『ザ・ロビーラウンジ』で、今回の報告者・美希はゆっくりと語り出した。 洗練された仕草で前髪をふわりとかきあげる。そして姿勢をピンと美しく保ったまま、ほんの少し眉間にシワを寄せた。 広告代理店の営業として働く美希の横顔には、美しさの隙間に隠しきれぬ聡明さが滲んでいる。よく通るハリのある声も聞き取りや...
「え…?司?」 知らない番号だったので、てっきり宅配便かなにかだと思っていたら、なんと電話の相手は元夫・司であった。 「カナ、久しぶり…。電話出てくれて、ありがとう。もう二度と話せないんじゃないかと思ってたよ」 知らない番号だったから応答しただけで、別にあなたの電話に出たわけじゃないんだけど、と思ったが、既に会話はスタートしてしまっている。 「それよりカナ、大丈夫?なんか、鼻声じゃないか」 しかし...
「本当に来るんですかね…」 『ザ・ロビーラウンジ』で、リョウと宏樹は、とある人物を待っている。 営業部のエースに留まらず、経理担当まで引き抜こうとした加納を呼び出したのだ。...
「ザ・リッツ・カールトン東京」の45階。そのメインロビーにある『ザ・ロビーラウンジ』から、この夏限定の特別メニューが登場! それが、フランス発祥のスイーツやセイボリーを揃えた新作アフタヌーンティーと、テイクアウトも可能なかわいらしいシュークリームだ。 世界各地の茶葉を集めた厳選のティーセレクションや、ジャムバトラーによるジャムセッション、そして抜群の眺望も魅力の『ザ・ロビーラウンジ』。 屋外の...
―どうして私が、敦史の婚約者なんかと会うことに...。 理恵子は大きな溜息を何度も吐きながらも、オフィスの化粧室で念入りにメイクを直していた。 ただファンデーションやリップを足すだけでは、見栄えは良くなっても肌の疲れが逆に目立つことがある。 よって、オイルで軽く肌艶を整えてから、リキッドタイプのファンデーションを少量ずつ丁寧にのせていく。リップもアイラインも敢えて控えめに、自然かつ巧妙なナ...
リッツカールトン東京の『ザ・ロビーラウンジ』で、目の前に座る絢子は、スコーンやフィンガーサンドイッチを楽しそうにつまんでは次々と口の中に入れていく。 一口ごとに「美味しい~」と、たれ目の目尻をさらに下げながら至福の表情を浮かべる絢子。 そこに媚びや計算高さは一切感じられず、明るく素直な絢子といると、こちらまで幸せな気分になる。 ひと目で上質と分かるシンプルな黒いワンピースに身を包み、トープ...
東京の街を高層階から眺めていると、不意に自分がちっぽけな人間に思えて仕方ない時がある。 この街に飲まれていくような、不思議な感覚。 そんなことを思いながら窓から見える景色を眺めていると、背後から声が聞こえた。 「彩乃ちゃん、ごめんね〜。お待たせ!」 ザ・リッツ・カールトン東京にある『ザ・ロビーラウンジ』に15分も遅刻してやって来た真理亜を見て、私は思わず彼女の手元から目が離せなくなる...
でも、あの時はさすがに恐ろしかったなぁ。 いやね、相手は職場に来ていたアルバイトの女性ですよ。それも、年もそう若くない女性。ただ彼女聞き上手で、なんとなく母に似ているところもあって。愚痴を聞いてもらってただけです。 まぁ何度目かに食事に行った時に、自然な流れで色々ありまして。LINEを交換していたのですが…。 それを見つけた愛の反応が、とにかく、恐ろしかった。 女っていうのは、常に自...
「あれ。夏海、仕事楽しいって言ってなかった?」 小雪がすかさず尋ねると、夏海は眉をひそめた。 「わかってないなあ、お姉ちゃん。仕事は楽しいけど、いつかはやめるってわかってるから楽しめるのよ。ずっと働き続けるとなると話は別でしょ、そんなのまっぴら」 平然と言ってのける夏海を見て、トムは心の底から驚いていた。 トムが育った街・パリでは、「専業主婦」にはほとんど会ったことがない。何より、「...
提供日時:3/13(月)~4/16(日) 12:00~17:00 ※予約制 価格:1名 4,200円 / 7,000円(税サ別)※2種用意 ロゼスパークリングワインも同時にご提供(別料金)...
希子の一家は現在、香港を生活拠点にしている。日本滞在用に借りているのは東京ミッドタウン・レジデンシィズで、家賃は毎月150万円ほど。 『ザ・ロビーラウンジ』に希子が現れるや否や、一目で彼女だと分かった。グレーのミンクファーコートに、綺麗にレースが施されているヴァレンティノの黒いワンピース。手元にはエルメスのクロコのバーキン。 しかしそんなアイテムにも引けを取らぬほど希子は可愛らしく、想像以上に小...
【サマーナイト ハイティー】 天井高約8mもある優雅な空間で、窓の外に広がる壮大な眺望を眺めながら、スパークリングワインなどと共に夕暮れ時から楽しめる。 時間:17:00~19:00/2時間制 価格:7,500円...
そのすべては、あらゆるゲストのニーズに応えるため。これぞ、リッツ伝統のホスピタリティと日本のおもてなし精神の為せる業。デートに接待に会食に、これからますます『ザ・リッツ・カールトン東京』に足を運ぶ機会が増えそうだ。...
ザ・リッツ・カールトン東京のカウントダウンイベントは、『ザ・ロビーラウンジ』を舞台に5名のスペシャルバンドによるライブミュージック・パフォーマンスを展開。 パーティの間、好きなだけいただけるフリーフローのシャンーパーニュは、ドン・ペリニヨン(¥38,000)とペリエ・ジュエ グラン・ブリュット ノンヴィンテージ(¥25,000)の2種類から選択できる。 しかも、このイベントではロブスター、キャビア、フォアグ...
ゴロンと球体に近いパテはおよそ180gの目方あり。かつ、つなぎの一切入らない、黒毛和牛100%で、粗くカットされているから、ハンバーグというよりも、ステーキに近い食感。滴る脂の甘みもたまらない。 「レアでも、ミディアムレアでも、焼き加減はお好みでどうぞ」とは料理長の弁だ。 高さ軽々10㎝オーバーの迫力満点ハンバーガーの正体はホテルのラウンジで供される「WOWバーガー」。見た瞬間に誰もが「ワォ」となる...
2014年5月、西麻布にオープンしたカウンタースタイルの焼き鳥店『西麻布 晩鶏』。 扉を開けて店内へ進むと、まず最初に驚くのは、その美しくまるで寿司店のようなカウンター。 店主は新橋の「鶏繁」出身。カウンターで焼き上げた鶏を一本ずつ提供するスタイルは「鶏繁」同様。 おススメのメニューは焼き物のコース。6本コースは2,100円、10本は3,350円と西麻布とは思えないリーズナブルな価格にも驚きだ。...
エリートとはフランス語のéliteが由来で、「選び抜かれた人」という意味だ。 日本で言われる“エリート”とは、学歴が高く且つ年収の高い男性を指す場合が多い。 東京大学出身、その後大学院を経て世界的IT企業のアメリカ本社への転職が決まっている亮介は、まさに世に言う”エリート”。 ビザ取得のため、日本に一時帰国している半年の間に、亮介は日本での婚活を決意する。 しかし、亮介の婚活はなかなか苦戦を強いられた。 ...
2014年5月、西麻布にオープンしたカウンタースタイルの焼き鳥店『西麻布 晩鶏』。扉を開けて店内へ進むと、まず驚くのは、その美しくまるで寿司店のようなカウンター。 店主は新橋の「鶏繁」出身。カウンターで焼き上げた鶏を一本ずつ提供するスタイルは「鶏繁」同様。 おススメのメニューは焼き物のコース。6本コースは2,100円、10本は3,350円と西麻布とは思えないリーズナブルな価格にも驚きだ。...
2014年5月、西麻布にカウンタースタイルの焼鳥店がオープンした。店主の荻田直紀氏は新橋の『鶏繁』出身。「前の店から“鶏”という字を、四国にある実家の旅館から“晩”という字を取りました。夜の街、西麻布の店という意味も込めて、晩鶏です(笑)」。こちらでは『鶏繁』同様カウンターで焼き上げた鶏を一本ずつ提供する。 使用する千葉の水郷赤鶏は「身が大きく、味が濃厚。ずっしりとした歯応えを感じられる」と荻田氏。鶏は3...
2014年5月、西麻布にオープンしたカウンタースタイルの焼き鳥店『西麻布 晩鶏』。扉を開けて店内へ進むと、まず最初に驚くのは、その美しくまるで寿司店のようなカウンター。 店主は新橋の「鶏繁」出身。カウンターで焼き上げた鶏を一本ずつ提供するスタイルは「鶏繁」同様。 おススメのメニューは焼き物のコース。6本コースは2,100円、10本は3,350円と西麻布とは思えないリーズナブルな価格にも驚きだ。...
「本当に大丈夫ですか?」 ここは東京ミッドタウンにあるレストラン『orange』。目の前には結菜と藍が座り、先ほどから不安そうな表情で私の顔を覗き込んでいる。 15分ほど前、通行人の女が突然ぶつかってきて、私は足を痛めてしまった。 急いで結菜が近くの薬局に走ってくれて、ミッドタウンで応急手当をしてから今に至っている。 「もう大丈夫だよ。ありがとう」 足はじんじんと痛いが、笑顔を作ってお礼を言う。す...
六本木ミッドタウン『オランジェ』にたどり着いた私は、はやる気持ちを押し殺して足を止めた。 ここに来るタクシーの中で何度も繰り返したことだが、念のため再度確認をしなければならない。 私はいそいそとバッグから手鏡を取り出し、もう一度、入念なチェックを行った。 くっきりとした線を描く二重瞼の目の下が、黒くなってはいないか。 シュッと美しく通った鼻のてっぺんが、テカってはいないか。 −大丈夫、完璧だわ。 ...
◆ 杏奈と出会った、その週末。 買い物がてらに行った東京ミッドタウンで、僕は信じられない光景を目の当たりにした。 『オランジェ』前あたりで、一際目を引く女の子が歩いていた。僕はすぐに杏奈だと気がつき、大きな声で「あんな〜」と呼ぼうとしたが、その背後に、一人の男性がいることに気がついた。 杏奈は笑顔で一生懸命話しかけているものの、その男性はどこか仏頂面で、しかも早足で歩いている。 ...
あなたの遊び方、間違っていないだろうか? 大人になり、ある程度の経済力を手にすると、遊び方の流儀が問われるようになる。 酸いも甘いも経験し、東京で遊び尽くした港区民たちの、次なる遊び方。 彼らの最新事情を、飲食店経営者であり港区おじさんジュニアと呼ばれる剛(32歳)が探っていく。 これまでに、パーティールームで興じるトランプの楽しさや、タクシー代は渡さない新ルール、世界中どこでも通じるネ...
「会社から近い六本木は、仕事終わりに来ることが多いですね。よく行くのは東京ミッドタウンの『orange』。夜遅くまで営業しているので、2次会で行くことも多いお店です。女子会にもおすすめ」...
◆ 「ねぇ、慎吾。最近どうなの?」 目の前の美穂はまだ不機嫌そうだった。マリエから、 「美穂には、今夜会ったこと内緒ね。密会の方が楽しいでしょ?」 と言われていた。美穂とは昔からの付き合いだし、昨夜マリエに会ったことを言いたかった。だけど、マリエとの約束だ。やっぱり言うのはやめておこう。 「最近仕事が忙しくて。東京って家賃高いし、働いたお金が全部家賃に消えていくけどね。美穂は?...
ロゼの果実味が鴨の旨みを最大限に引き立てる モエ・エ・シャンドンをフルラインナップで用意する六本木のシャンパンビストロ『オランジェ』は、特にモ工好きには堪らない一軒。その厨房を取り仕切る三浦和樹シェフが「口ゼ アシペリアル」とのマリアージュにと薦めてくれたのは「鴨のコンフィ」だ。 「低温の泌で煮ることで、肉の旨みをギュッと凝縮させることができます。ロゼならではの旨みと響きあうはずですよ」果実味溢れる...
シャンパンビストロとして、ミッドタウンの一角に店を構え、明るい時間からシャンパンを楽しむゲストも、ちらほら。ここは1階に面しているためテラス席を希望するゲストも多いが、基本的に予約は受けていない。ただし直前であれば、電話で席をキープしておいてくれるというサービスも。 そしてオープン時から揺るぎない人気を持つメニューが、店名の由来であるオレンジを使った、ミモザと1日50皿出ることもあるというフレンチフライと...
うにの土鍋御飯というと、蒸しうにで提供するお店が多いが、『魚輝』ではレアであるのも特徴。いくらも同様にほぼ生の状態でごはんの上にたっぷりと盛られる。 土鍋のふたを取った瞬間、うにといくらの迫力のビジュアルとふんわり香るダシが食欲を刺激してくれる。 うにといくらは毎朝8時に築地でご主人自ら選び抜いたものを使用。うには産地にこだわらず、その時土鍋に一番合ううにを選んでいるそう。この日は北海道産。いくらは北海道産の醤油漬けを...
美女が愛するのは寛ぎと厳選素材!銀座の紹介制高級寿司店出身の主人がこっそり営業する六本木の人気店はお魚好きな美女が思わず無防備になる秘密の穴場。 場所は六本木「国立新美術館」そばの裏道…気が付かなければ通り過ぎてしまう程だ。 料理の美味しさやボリューム感・リーズナブルな値段は勿論大事だが、美女はそれだけではダメ!お1人様でも居心地良く過ごせる大人の空間こそ重要なポイント。 入り口でまず靴を脱ぎ、全席脱ぎ掘りごたつ...
「日が浅いとお互い気を遣ってしまうので、『うにいくら土鍋飯』をはじめどんな人にも喜んでもらえそうな料理があるのでおすすめです。六本木という立地も◎ですね」...
送別会は、秀人が六本木『魚輝』を貸切予約していた。 約束の19時、誰よりも早く店に着いた理香は、「30歳ともなると、仲間うちの集まりにも和食を選ぶようになるのね」などと妙な感慨にふける。 掘りごたつに足を伸ばし、手持ち無沙汰にスマホをスクロールしていると、聞き覚えのある声がした。 「あれ?理香も来れたんだ...」 顔を上げると、冷ややかに理香を見下ろすあゆみと目があった。 「息...
つやめくようなうに、そしていくら! このメニューがいただけるのは六本木の路地裏にある『魚輝』。 うにの土鍋御飯というと蒸しうにで提供するお店が多いが、こちらではほぼ生の状態でごはんの上にたっぷりと盛られる。 土鍋のふたを取った瞬間、うにといくらの迫力のビジュアルとふんわり香るダシが食欲を刺激してくれる。 うにといくらは毎朝8時に築地で店主・高柳氏が自ら選び抜いたものを使用。うには産地にこだわら...
『今夜空いてる?』昼過ぎに来た社内メールの差出人は、別フロアで働く男の同期からだった。普段は仕事を終えたメンバーから集まり、最終的には大所帯となって飲むことが多い。なので、『今日は、サシで。』と続いて届いたメールに少し驚く。 連れられたのは、東京ミッドタウン近くにある『魚輝』。てっきり社員御用達のいつもの居酒屋と思っていたので、「よさそう!」と彼の腕をバシバシ叩いて喜んだ。顔をしかめてたしなめながら、彼も...
やっとの想いで取り付けた美女との食事の約束。今夜は絶対失敗できない!そんな紳士を絶品料理でアシストするのが六本木の『魚輝』である。 店主・高柳氏が作り出す美しく、繊細な料理の数々は、どれもお酒のペースを早めるパワーを秘めている。重なる杯、弾む会話……そんな2人の距離をグッと縮めるチャンスはシメにやってくる。 そっと注文しておいた魚輝自慢の「うにといくらの土鍋御飯」が登場!輝くうにといくらに彼女から歓...
涼子が時間ぎりぎりに六本木の『魚輝』に到着すると、既にいつもの大学同期の仲間たちが勢ぞろいしていた。平日なのに誰も遅刻してこないとは。さすがは愛が主役の会だ。 愛は慶応幼稚舎出身。大学卒業後は、(おそらく上得意客だからという理由で採用された)某ハイブランドに入社。新人は販売スタッフからスタートするはずだが、愛だけは特別待遇で最初からPRに配属されていた。 愛は正真正銘のお嬢様だが、実態はどちらか...
場所は六本木「国立新美術館」そばの裏道…気が付かなければ通り過ぎてしまいそうな場所に佇む『魚輝』。 入り口でまず靴を脱ぎ、全席掘りごたつ式のこじんまりとした店内に入れば、まるで家に帰ってきたかのような寛ぎとアットホームな空気感に包まれる。...
土鍋のふたを取った瞬間、うにといくらの迫力のビジュアルとふんわり香るダシが食欲を刺激してくれる。 土鍋御飯というと、蒸しうにで提供するお店が多いが、ここ『魚輝』ではレアであるのも特徴。いくらも同様に生の状態でごはんの上にたっぷりと盛られる。 うにといくらは毎朝8時に築地でご主人自ら選び抜いたものを使用。うには産地にこだわらず、その時土鍋に一番合ううにを選んでいるそう。この日は北海道産。いくらは北海道...
鉄板焼きというと、カジュアルでワイワイ楽しむか、はたまた高級ホテルのカウンターでシェフが目の前で焼いてくれるスタイルか、両極端。だが、ここ『ナガオカ サクモ』は、くずし鉄板スタイルで普段のデート使いにちょうどいい。これぞ、西麻布と言えよう。 西麻布の裏路地に、真っ白な壁が映える建物を見つける。窓がなく、中を覗き込むこともできないから、「ここは一体何のお店なのだろう」と通り過ぎる人々は思うかもしれない。 20年間、神戸で...
20年間、神戸でお好み焼きを焼いてきた店主の長岡作茂氏は、〝最高級の食材〞と〝お好み焼き〞を同じ鉄板で焼く。 A5ランクの和牛や車海老もお好み焼き用のテコで焼く姿は、不思議と違和感がない。火力の強い鉄板の扱いは百戦錬磨で、素材ごとの水分量に合わせた繊細な焼きのテクニックはさすがだ。 食材や酒の持ち込みは自由で、これが食べたい!といえば、鉄板を使って一番旨い焼き方で仕上げてくれる。...
20年間、神戸でお好み焼きを焼いてきた店主の長岡作茂氏は、“最高級の食材”と“お好み焼き”を同じ鉄板で焼く。A5ランクの和牛や車海老もお好み焼き用のテコで焼く姿は、不思議と違和感がない。 火力の強い鉄板の扱いは百戦錬磨で、素材ごとの水分量に合わせた繊細な焼きのテクニックはさすがだ。 そしてお客の食べるスピードや好みもさっと察知し、それに合わせて食材や味付け、焼き方も調節してくれる、鉄板のプロフェッショナ...
バーにおける男のステイタスシンボルといえば、ボトルキープ。『ザ・リッツ・カールトン東京』の『ザ・バー』では、店内に設えた美しいボトルロッカーの一角を年間契約で借りることができる。 ボトルの形状によっても容量は異なるが、10本前後のウィスキーが収納可能だ。この限られたスペースの〝オーナー〞となるのは、なかなかハードルが高いが、現在、すでに約8割のロッカーが埋まっている状況だという。...
時間:19:00から90分間 ※限定50名様 料金:お1人様 ・10,000円(「ペリエ ジュエ グランブリュット (NV)」) ・25,000円(「ドンペリニヨン ヴィンテージ 2006」) ※追加料金でシェアリングバイトメニューのご提供...
ほのかな酸味が爽やか、リッチでフルーティーな味わいの「エターナル サクラ」。トッピングされているのは、甘酒のエスプーマ。 他にもサクラカクテル コレクションには、「フローティング リーブス」(2,600円)、「サクラブロッサムフィズ」(2,800円)、「ワンス エブリー スプリング」(2,400円)、「桜ダイキリ」(2,400円)の4種類が用意されている。...
そこから、翔太とのデートは何回か続いた。 翔太と一緒に過ごして気がついたことが幾つかある。 まず、友達は同じ経済状況の人としか関わらない。最近圭介と絡まなくなったのは、行けるお店が限られてくるからだと言う。 「俺が行きたい店に行こうとすると、割り勘にした時に圭介に悪いから。」 そして翔太のお気に入りはホテルのバー。二人でいる時はザ・リッツ・カールトン東京の『ザ・バー』やグランドハイアット...
地上約200mから見渡す、日本一といわれる絶景。予約ができないバーで、この特等席を手に入れたならば、オーダーも抜かりなく。愛らしいシグネチャーカクテルや300~400種揃うジャパニーズウィスキーなどからアルコールを選んだら、それらに重なり合うような紅茶とチョコレートもぜひ。その行為から、彼女は自ずと大切にされていると感じるはず。...
【シトラスカクテル】 夏にぴったりのシトラスカクテルを『ザ・バー』のバーテンダーがご紹介。オリジナルの「カフィア サンライズ」は、カフィアライムの香りと洗練された爽やかな味わいが特徴。 価格:2,400円 ・……………………………………………………………・ 【シャンパーニュ フリーフロー】 また『ザ・バー』は、地上200mから眼下に広がる神宮外苑の花火を鑑賞できる絶好のロケーションにある。シャンパ...
また、ムーディーな現代和風の内装も、都会で生きる大人のセンスを刺激する。アルミの竹屏風やモダンアートのような漆塗り、手磨きで水面を模した石のオブジェなど、隅々まで行き届いた美意識は、日本人には心地良く、外国人ゲストにも喜ばれそうだ。 料理にしても、以前の味を受け継ぎつつ、外国人好みのメニュー対応も強化した。...