古民家を改造した、趣のある佇まいの隠れ家風ビストロ。定番前菜からパスタや鹿肉のハンバーガーまで、幅広いラインナップが魅力だ。 自由なメニュー構成だが、ガストロノミーの現場である一流レストランで腕を磨いたシェフの技が光る。ワインはイタリア産が中心。 店内にはカウンター席もあり、シェフの達人技を目の前で見られるのも嬉しい。...
「英里さん...それは、絶対にご主人が悪いですよ!!」 「やっぱりそうよね。新一くん、若いのによく分かってくれるね!」 ひょんなことから後輩の新一と二人で飲むことになった英里は、彼の聞き上手な一面にすっかり心開いていた。 二人は東銀座の隠れ家風ビストロ『スモールワンダーランド』のカウンター席で、名物の鹿肉のハンバーガーを仲良く頬張っている。 健康志向の強い吾郎であれば、「夕飯にハンバーガーとフライドポテ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、タワマンの篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがあっけなく終わる。ワンナイトや社内恋愛も経験し、涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲し、純一との不倫も経験した。築地の健一郎や人形町の祐介など、デート相手はいるが、結婚相手にはまだ出会えず…? 前回 vol.13:5歳下メガバ...
授業の後、『ビストロバーンヤード ギンザ』での食事会に参加した。幹事の麻布おじさんのセレクトである。...
生産者直送の食材で作るカリフォルニア料理を提供。自慢の肉料理は月替りで、和牛や外国産ラム肉など肉本来の旨味をじっくりと味あわせてくれる。1500本以上のオーガニックワインが眠るウォークインセラーでは試飲もOK。 店内もウッド調の落ち着いた雰囲気なので、大人の合コンを楽しむにはうってつけスポットだ。...
最近鳴りやんでいたLINEがまた急に賑やかになってきた。その相手は、2週間前に出会った外資系IT系企業に勤める洋介だ。 彼とは、銀座の『ビストロ バーンヤード ギンザ』での食事会で出会った。この店は、オーガニック野菜と新鮮な肉や魚が楽しめるビストロで、ウッディな店内も小洒落ている。ここでの食事会は女子ウケがいい。...
コンセプトはファームトゥーテーブル。信頼できる生産者から仕入れた有機無農薬の野菜を始め、国産のチーズや自然派のワイン、こだわりの食材がそろう。料理は素材を生かしたカリフォルニアテイストで野菜がたっぷり盛り込まれている。 「特別コース」は、前菜からスープ、魚、肉、デザートまでのフルコース。毎日焼き上げる自家製パンが添えられ、それぞれの料理とマッチングさせながら食べるという楽しい趣向。東京カレンダー特典は、乾...
どうも。副編集長の日紫喜(ヒシキ)です。某ちょい不良雑誌を離れてはや2年、すっかりモテるロジックは忘れていますが……、とはいえ、男たるもの、いくつになっても女性を意識しなくてはなりません(よね)!そりゃ、レストラン選びも同様かと。 ということで、、、、ここでは、私なりにモテるレストランを理由とともに、ご紹介しようかと。栄えある(?)第一回目は、『キラリトギンザ』の『bistro BARNYARD GINZ...
内装、料理、スタッフワークにいたるまで、この店を構成する要素の根底にあるのは、パリのビストロの再現。その意思が最も伝えられるのがボリュームあるワンポーションだ。 たとえばヒナ鶏のローストをまろやかなトマトソースでコーティングした逸品は、両手の拳を並べたほどのサイズ感。これをかぶりつきつつ、豪快にビールで喉を潤せば、真夏の疲れは瞬時に彼方へ消えていく。...
そしてようやく実現した、3回目の約束。『IBAIA』で、誰もが唸る絶品の赤身肉を食べながら、僕は色々と考えていた。 「瑞穂の好きなタイプってどういう人なの?」 「そうだなぁ〜一緒にいて、尊敬できる人かな。辰哉は?」 「うん、僕は一緒にいて楽しい人かな。あと結婚したいから、結婚できる人がいいな」 「それは大事だよね。私も早く結婚したいなぁ〜」 「え・・・!?瑞穂って、結婚願望あるの?」 意外だった。毎日忙しそ...
楽しかった初デートを終え、次に会う日程を決めようとしたのだが、夏は旅行やBBQなどのイベントも多く、なかなか予定が合わずにいた。 —瑞穂:ごめん、今週忙しくて・・・今月は、月末しか空いてないかも(涙) —辰哉:そっか、忙しいんだね。そしたら、会える時あったらいつでも連絡して!僕も連絡するね。 辰哉は宣言通り、ちょこちょこと連絡をくれた。 そして初デートから2週間後、ようやくタイミングが合い、私たちはお互いそ...
銀座に屈指の赤身メニューで、ゲストを引きつける肉焼き名人の店あり。 それがここ『IBAIA』。 小体な飲食店が立ち並ぶ裏通りという控えめで上品なロケーションとは裏腹に、圧倒的な人気を誇るのが味もボリュームも申し分なし!のパワフルな肉料理。 お肉が焼き手によって、こうも変わるのか、と衝撃を受けるゲストが絶えない。 肉焼きこそが自分の道、と身を投じて19年。 日夜肉を見極め、触れ、...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉好きにはたまらないボリューミーなメニューが満載だ。 牛もいいが鴨肉も内臓も捨てがたい。肉好きにとってこの店の存在は、なんと有難い...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 こういう、気さくだけど強烈に旨い店を知っていると、男の株が上がるというもの。...
ここ『イバイア』は、目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。 店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 こちらはバスク料理の定番を押さえた気軽なビストロで、その肉力の高さで話題。メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシンプルだ。 噛むほどに口中にジューシーな旨みが広がる、肉...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。...
まず、銀座三丁目でおすすめしたいレストランエリアは、東銀座の裏通りだ。ここ『イバイア』は、目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシス。店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 こちらはバスク料理の定番を押さえた気軽なビストロで、その肉力の高さで話題。メニューの中心となる自慢の肉料理は、飾り気がなくあくまでもシ...
目立たぬ狭い路地沿いにありながら、肉好きたちがこぞって通うオアシスがある。店の戸を開けば、カウンターでステーキを食べる女性のひとり客もいれば、仔羊の煮込みをシェアするカップルなどさまざま。 『マルディグラ』で12年間スーシェフを務めた深味雄二さんが肉に火を入れていると聞けば、肉を楽しむ客が多いのも納得だろう。絶妙な火入れはもちろん、スパイスを巧みに使い肉の旨みを引き出すのもお見事。店の穏やかな空気感も美味...
肩ひじ張らないコージー感がなんとも居心地良い、肉フレンチビストロ『IBAIA(イバイア)』は、その名の通り、メニューを見れば、本当に肉料理ばかりが揃い、魚料理は1種あるか無いかという徹底ぶり。 シェフ・深味氏は、肉料理に定評があるフレンチの名店『マルディ・グラ』のスーシェフを務めた実力派で、多くの肉好きを魅了する。 同店の人気メニューが「牛のヒレカツ」¥3,000~。超厚切りの牛ヒレを、絶妙な火入れ...
「噛むと煮汁がブワッと口に広がる。あれは形を保ったスープです!」と絶賛するのは「牛のヒレカツ」。 重たさは一切なく、口当たりは驚くほど軽い。深味雄二シェフの火入れの特徴は、肉を休ませず、肉汁が弾けるように仕上げること。「技術が凄すぎる。」と田辺氏も唸るばかりだ。...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、2013年、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』...
バスク語で川を意味する店名の通り、フレンチバスクのエッセンスを加味したメニューが売り…のはずが、今や“路地裏の肉ビストロ”としての知名度の方が高い同店。 肉焼きの力強さと豪快な塊肉で肉ラバーの心を鷲掴みにしている。お馴染みのTボーンステーキや牛ヒレカツetc. 人気メニューが数ある中で、知る人ぞ知る裏メニューがこの“骨付きリブロースステーキ”だ。 Tボーンステーキと同じくUS牛を使用しているが、リ...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、この7月に、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、...
疲労回復やアンチエイジングは、現代人にとって欠かせないテーマ。医師と薬剤師がメニューをプロデュースするこちらは、そんな風潮にぴったりの“食べて元気になる”ビストロだ。「野菜のデトックス薬膳酵素カレー」は、塩分や油分を極力控え、生薬やスパイスで疲労回復など、健康に役立つ配合に調整された一品。 約20種類そろうワインのほか、リフレッシュ、胃腸を整えるなど、体調に合わせて選べるハーブと生薬を漬け込んだ8種類のハーブ・生薬ワインもあ...
疲労回復やアンチエイジングは、現代人にとって欠かせないテーマ。医師と薬剤師がメニューをプロデュースするこちらは、そんな風潮にぴったりの“食べて元気になる”ビストロだ。「野菜のデトックス薬膳カレー」は、塩分や油分を極力控え、生薬やスパイスで疲労回復など、健康に役立つ配合に調整された一品。 約20種類そろうワインのほか、リフレッシュ、胃腸を整えるなど、体調に合わせて選べるハーブと生薬を漬け込んだ8種類のハーブ・生薬ワインもある。...
疲労回復やアンチエイジングは、現代人にとって欠かせないテーマ。医師と薬剤師がメニューをプロデュースするこちらは、そんな風潮にぴったりの“食べて元気になる”ビストロだ。 野菜のデトックス薬膳カレー¥2,800は、塩分や油分を極力控え、生薬やスパイスで疲労回復など、健康に役立つ配合に調整された一品。ルウはワイン、生薬、ハーブ・酵素を使って約5日間煮込む。野菜たっぷりでカロリー控えめで女性も嬉しい。...
疲労回復やアンチエイジングは、現代人にとって欠かせないテーマ。医師と薬剤師がメニューをプロデュースするこちらは、そんな風潮にぴったりの“食べて元気になる”ビストロだ。「野菜のデトックス薬膳カレー」は、塩分や油分を極力控え、生薬やスパイスで疲労回復など、健康に役立つ配合に調整された一品。 約20種類そろうワインのほか、リフレッシュ、胃腸を整えるなど、体調に合わせて選べるハーブと生薬を漬け込んだ8種類のハーブ...
“ジュ~”という音を立てながら登場する赤身は、インパクト抜群! シェフの菊地佑自氏は「焼き立ての温度や肉の匂いを存分に感じてもらいたい」という思いから、熱した南部鉄器のプレートに盛り付ける。 肉と一緒に焼かれたニンニクやハーブの香りも立ち上り、否が応にも食欲を刺激する。 「田村牧場短角牛ロースト」¥5,800(2名分)は、赤身の味わいが濃い「カメノコ(写真右側)」と味わいは淡白ながら力強い食感の「トモサンカク...
温かなサービスと合わせて提供されるのは“シンプルで香りのある料理”。例えば脂身の美味しい栃木・さくら市の豚は、ローストされてからハーブとともに熱々の鉄板で登場する。するとハーブの香りが鉄板上で開き、さらにジュウジュウと音と湯気をたて、食べる前から楽しさが広がる。 「大事にしているのはリアル感」と菊地佑自シェフは言い、確かに写真というより動画を撮りたくなるようなビストロである。...
この店を一度訪れれば、香りの効用の大きさを思い知らされる。シェフが提案する「熱々で香り立つ料理」は、目の前でココットの蓋を開ける瞬間や、湯気立つ鉄板が運ばれてきた瞬間に、香りがぶわっと広がる。 また、口に入れる直前直後にも鼻腔をくすぐる。そうして香りに刺激された味覚が、今度は十二分に美味しさを感じ取るのだ。最良の素材を使ってシンプルに仕上げられたフルコース(¥6,000)を食せば、きっと記憶に残るはずだ。...
「最初はメニューに載せていたんですが、ほとんどのお客さまがブイヤベースとメインの肉を味わうと満腹になってしまって……。だから今では裏メニューになっています」そう話してくれたのは、昨年9月のオープンより瞬く間に人気店へと駆け上がってきた『ビストロ シンバ』の菊地佑自シェフ。 できたての香りや音を食膳まで届ける五感を刺激する料理は、裏メニューでも健在。熱々で運ばれるココット鍋を開いた際の、炊きたてごはんの香り...
フランス各地のレストランやビストロで10年間を過ごした菊地佑自シェフにとって、牛肉とは、すなわち“赤身”。 『ビストロ シンバ』では北海道の短角牛、土佐や熊本のあか牛など、さまざまな牛を使っているが、選定基準となるのは「赤身の美味しさ」だと言う。 最近の菊地シェフのお気に入りは、天然記念物にも指定されている見島牛の血統を持つ見蘭牛。 じっと火を入れ、ゆっくり休ませながら焼き上げるイチボを噛みし...
舌で料理を味わうまえに、香りで絶対的な美味しさを確信する。そんな体験ができるのが『ビストロ シンバ』だ。 10年間、フランス各地のレストランで経験を積んだ菊地佑自シェフが身上とするのは、シンプルで力強い香りをまとった料理。 南部鉄器で供される酵素ポークやジビエの香気には、食べ手の心を揺さぶるパワーが。記憶の深部に残るビストロノミー体験を、この秋ぜひ!...
千葉県佐倉市にある自社農場から届く無農薬・無化学肥料による野菜を使ったビストロ。 野菜そのものの味を活かすために余計な調理はせずシンプルが基本。例えば皮ごと生の人参は自家製味噌をつけて食べる。これが野菜にしてワインのいいつまみになる良品。 ひとり単価約¥3,000で健康的な食事ができるとあって女子会など女性人気も高い。相手が野菜好きなら喜ばれること請け合いだ。...
千葉県佐倉市にある自社農場から届く無農薬・無化学肥料による野菜を使ったビストロ。 野菜そのものの味を活かすために余計な調理はせずシンプルが基本。例えば皮ごと生の人参は自家製味噌をつけて食べる。これが野菜にしてワインのいいつまみになる良品。 ひとり単価約¥3,000で健康的な食事ができるとあって女性人気も高い。...
お腹いっぱいで店を出て、2軒目は『ぶーみんヴィノム』へ。神田でワインバーを営んでいたオーナーが池袋の豚肉料理専門店『ブーミン』とコラボして作った、豚肉料理とワインの店だ。軽く1杯と1皿でも、しっかり食事でも、その日の気分で使い分けられる店で、今日はここでメインを食べるつもり。 まずはアミューズのチーズをつまみに、泡で乾杯。そして「ぶーみんの豚焼き」を注文。独特のタレの旨味が染みたしょうが焼き感覚の豚肩ロースの上には、生野菜が...
ぶーみんの「ぶー」は豚の「ぶー」。メニューの主役は豚肉料理である。「ワインと豚と世界のお料理」を掲げているから、豚抜きメニューもたくさんあるが、上手に選べば前菜から〆まで、めくるめく夢の豚フルコースが堪能できる。豚ラヴァーにとっては地上の楽園のようなレストランなのである。 オーナーの白根智彦氏によると「近所の人たちはみんな、ここは銀座じゃない、新富町だ、下町なんだって言い切るんですよ」とのことだが、銀座からも歩いてすぐ。...
ぶーみんの「ぶー」は豚の「ぶー」。メニューの主役は豚肉料理である。店のテーマに「ワインと豚と世界のお料理」を掲げているから、上手に選べば前菜から〆まで、めくるめく夢の豚フルコースが堪能できる。 店構えはパリのワインビストロ。食べて飲んで、ワイワイするぞ、な気分の時は思わず立ち寄ってしまう豚ビストロである。豚ラヴァーにとっては、まさに地上の楽園のようなレストランだ。「もち豚肩ロースステーキ」は見ているだけで...
中でも賑わっているのが『東京ワインバル八十郎 築地店』。船橋に開業した業界で話題の人気店『八十郎商店』の東京初進出店だ。以前7時頃に店の前を通りかかった時、あまりの賑わいに気後れしてひとりで入れなかったため、今回は予約して連れと初訪問した。 和風な店名とは裏腹に、レンガや石を使った内装はヨーロッパ的な雰囲気。なかなか落ち着く。ワインはボトルで注文して残ったら持ち帰りできると言われたが、この後もハシゴするのでグラスで注文。赤白...
多くのジビエ好きの心をつかんできた『Gyoran』が白金から八丁堀に移店。 狩猟免許を持ち、シーズン中は自らも狩りに出る羽立昌史シェフの料理はどっしりしたボルドーワインと好相性の骨太フレンチだ。 移店前から当店に通うゲストからは「肉の個性を際立たせるソース使いが秀逸」との声も。丁寧な調理を施した一期一会の料理は大勢でありがたくいただきたい。...
白金のビストロ『Gyoran gyoran』で活躍した羽立昌史シェフが八丁堀に移って開いたのは、パリの香りが漂うブラッスリー。ここで楽しめるのは、シェフが愛する「時代に逆行するようなクラシックなフランス料理」だ。 たとえば赤ワインでマリネしてからコンフィにしたフォアグラの冷製は、インゲンのサラダを添えた伝統的なスタイル。高級食材のカエルは名産地ドンブ産の小ぶりのものを香草でマリネし、注文ごとに素揚げしてエスカルゴバターで和え...
鮮度の良い食材は、そのヴィヴィッドな味わいで食後も記憶に残るもの。そんなデートを体験できるのが、新富町にひっそりと居をかまえる『サンシビリテ』。 静岡市出身のご夫婦が営むこの店では、静岡県の野菜と北海道からの魚を直接仕入れ使用している。函館で朝あがった魚は、その日のうちに空輸され、カルパッチョやグリルに変身。同じくとれたての野菜がわきに添えられ、一緒に食したときの滋味深さは格別だ。 客層は中央区在住の落ち着いたカップル...