2010年のオープン以来、連日連夜、がぶ飲みワインと気取りのないビストロ料理を求めて、多くの酔客が集う人気店だ。驚くべきはその値段。夜でも前菜とメイン、パン、デザートが付いたコースが2700円~。2011年の春先に始めたランチ限定の1日に70食は出るローストビーフセットは、ボリュームも圧倒的で、1人前約200g。夜のハラミステーキなら250g見当だ。 「量ったことなんてないですけど」と笑う小濵純一シェフ。 開店当初から...
築50年の長屋を改装した『ブラッスリーザン』のコンセプトは、“カウンターで楽しむ豪快フレンチ”。 梁が剥き出しの天井や古びた壁の釘が印象的なレトロな店内で、一際目を引くのが店自慢のロティサリー機だ。こちらでじっくりとローストされたひな鳥のロティは、この店のアイデンティティともいえる。 生レモンをギュッと搾って、そのまま手でほぐしワイルドに食したい。これこそが、本場パリの老舗ビストロスタイルなのだ。...
ご存じだろうか? ここ数年で神田は急激に肉料理店が増え、愛好家達の熱い視線を集める。 ここでは、強いこだわりが提供スタイルに表れた個性派な肉ビストロ店を紹介する。塩とコショウを丹念に揉み込んだアメリカ産の牛肩ロース1キロを一日寝かしたのち、低温のオーブンでじっくりと焼き上げる。そして、そのままの塊をゲストの元へ運び、スタッフがリクエスト通りの厚さにカットする。この『ブッチャーブラザーズ』の名物メニューである、塊ローストビーフは、...
長屋の面影残る風情。木材や梁がむき出しの天井など、情緒満点の外観で目を引くのが、ロティサリー機。鶏1羽がぐるぐると回りながらローストされる様は食欲がそそられる。 無骨な、まるで倉庫のような町場系ブラッスリー。こちらのコンセプトは、カウンターで楽しむ豪快フレンチ。産直にこだわったひな鶏を始め、産直の有機野菜を自慢のロティサリー機で塊のままじっくりと火を通し、その肉汁溢れる美味しさを、かぶりつきで楽しんでもらう。...
地下1階のダイニングでいただけるのは、料理長・浜田統之氏が手がける日本の食材とフレンチの技法を組み合わせた料理。 ヒバの箱から現れるのは鰆がメインのひと皿。炭化させた葱のパウダーで書いた魚偏の隣は、鰆を中心に春の恵みを表している。...
客室は3タイプで、定員3名の「菊」は80㎡。500スレッドのシーツは極上の肌触り...
ワイン好きたちをつぎつぎと骨抜きにする、ワイン食堂。通を気取らなくても、好みを伝えれば料理もワインも快くおすすめを紹介してくれる、人と人の距離が近さが魅力。 ひとりでもデートでもグラスを片手に楽しい時間を過ごせる。ワインと、和食や焼き鳥などの組み合わせで秋葉原をにぎわす「葡萄屋」の姉妹店。...
昭和32年創業。大手町で最初に暖簾を掲げた鮨屋として、長年、たくさんの人に愛され続けている『鮨 今よし』。 板場をあずかる3代目店主の今井彦人氏は、この道一筋20年以上の生粋の鮨職人。誠実で丁寧な仕事ぶりが伝わる、旬を映し出した握りや一品料理は、大手町で働く舌の肥えたビジネスマンの心を掴んで離さない。場を和ませる親しみやすい穏和な人柄も、厚い支持を得ている所以だ。ネタは毎朝、今井氏が築地に足を運び、信頼の置ける仲卸からその日...
和食出身の店主と、鮨屋出身の料理人が板場に立つ割烹料理店。魚の鮮度と目利きに絶対の自信を持ち、北海道や九州から当日便で空輸した産直高級魚を使用する。その自慢の魚料理を堪能できる1名客限定の「藍」コースがすごい。 熟成させた白身魚を中心とした握りをはじめ、旬の魚、珍味、当日の逸品など10品¥6,000で提供。ワンランク上のコースとほぼ同じ内容が約半額!これを機に、ひとり割烹デビューしてみては。...
もてなす相手が肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。 ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。...
ゲストが肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。 この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。5つの個室があり、さらにそれらの仕切りを取り払って大広間にすることも可能なのだ。 その中でいただく焼肉は、格別の味わい。もちろん雰囲...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏が、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催したとき、それをきっかけに「食材としての奥深さ」に開眼したという。 アリは決してゲテモノではない、貴重なタンパク源のひとつ。ならば、生命維持のためだけでなく、エンターテインメントに昇華させられるのでは?という思...
前回のUnder30女子が女子会でマウンティングできるフレンチとは? に引き続き、女子会の攻防戦の様子を。前回の様子を遡りながら読むと、より楽しめるかと思います。 【今宵のメンバー】 理沙(保険会社一般職・広告代理店勤務の彼と婚約中) 由美(メガバンク営業職・地元の彼と遠距離恋愛中) 麻奈(化粧品会社営業・IT企業社長と訳あり交際中) 絵理(外資系投資運用会社秘書・交際は秘密の箱入り娘) 全員大学の同級生で...
メニューはおまかせコースのみ。旬によって毎日変わる。 「好きなお店はメニューがなくて、おまかせが多いですね。長谷川シェフのエンターテインメントに富んだ調理法は常にサプライズが味わえ、創意工夫に満ちた料理は日本人はもちろん海外からのゲストにも喜ばれます」...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏は、この夏、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催。そこでアリの「食材としての奥深さ」に開眼したという。 「アリは決してゲテモノではなく、貴重なタンパク源として食されていました。そして、食を、生命維持のためのみならく、エンターテイン...
「美貴、ちょっといい加減ため息つくのやめてよ。」 転職面談の帰り道、エミリにLINEで相談すると「私でよければ明日話聞くよ。」と言ってくれた。 エミリが久しぶりにシンガポール料理が食べたいと、『新東記クラーク・キー』を予約してくれた。明るい雰囲気の店内で、美味しいチリ・クラブを食べていると、嫌なことも少し忘れられ、心がスーッと癒されていくような気がした。...
夕方ともなると、頭の中はビールで一杯…この時期、そんな日々を過ごすビジネスマンにとって、本日の乾杯をどの店で遂行するかは死活問題。 がしかし、迷える子羊たちを一手に引き受ける、夏にぴったりの店がオープンしたとの情報が! 早速やってきたのは、大手町のオフィスビル「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」だ。...
シンガポール政府観光局認定第1号として人気を誇る『恵比寿 新東記』の姉妹店が、2016年5月にオープン。厨房に立つのは、グランド ハイアット 東京『チャイナルーム』料理長として活躍してきた中里卓氏。 今夏あらたにメニューに加わったご飯ものは、いずれもごちそう感たっぷり。「金銀海南鶏飯」は、ゆっくりと蒸した定番のチキンと、多彩な漢方と醤油で炊き上げたチキンの2種類を盛り合わせたチキンライス。...
白地に〝けい吾〞の文字も凛々しい暖簾をくぐれば、木肌の温もりが伝わる憩いの空間。フラットなカウンターの向こうで、ひとり寡黙に料理を作るのはご主人の阿部圭吾氏。西麻布の日本料理店で基礎を学び、さらに好きな蕎麦を極めるべく神保町の名店『松翁』で修業。今年の4月、晴れて独立を果たした気鋭の料理人だ。 「和食は引き算の面白さがある。そこが魅力」とは阿部氏。素材の持ち味を最大限に引き出すため、如何にシンプルに、かつ独自の味を打ち出して...
こちらも負けず劣らずの老舗店。肉屋として明治5年に創業し、すき焼きの提供は、同12年から。以来、愛されてきた老舗の美味はミシュランからも評価され、星を獲得している。 美味しさの理由はいくつもある。使用される黒毛和牛はもちろんA5だが、中でも飛び抜けて美味しいことから「トビ」と呼ばれるものであること。その脂は融点が低く、口に含むとゆるりとトロけ、コクある肉の味がグッと広がる。 その肉を受け止める割り下は、一子相伝のレシピ...
肉屋として明治5年に創業。すき焼きの提供は、同12年から。以来、愛されてきた老舗の美味はミシュランからも評価され、星を獲得している。 その肉を受け止める割り下は、一子相伝のレシピで作られていること。上品な甘さで、肉に程よく絡み、肉の美味しさを引き立ててくれるのだ。さらにそれをくぐらせる溶き卵は、肉に負けないようにと2Lサイズ。そして、仲居さんが食べ手のスピードに合わせ、肉を一枚ずつ丁寧に焼いて供してくれるのだ。これで美味しく...
明治12年に創業したすき焼きの老舗『いし橋』。高垣麗子さんは、ここにいるだけで“落ち着く”と話す。 「ここは木造建築で、戦後すぐに建てられたお店はとても趣きがあって落ち着きます。私はお肉が大好きなのですが、すき焼きならここが一番! 仲居さんがついて丁寧に焼いてくれるのですが、その焼き加減が絶妙です。仲居さんたちがいるからこそ、上質なお肉がこの味にまで仕上がるんでしょうね。実は、この取材の1週間後にも予約を...
肉屋として明治5年に創業。すき焼きの提供は、同12年から。以来、愛されてきた老舗の美味はミシュランからも評価され、星を獲得している。 美味しさの理由はいくつもある。使用される黒毛和牛はもちろんA5だが、中でも飛び抜けて美味しいことから「トビ」と呼ばれるものであること。その脂は融点が低く、口に含むとゆるりとトロけ、コクある肉の味がグッと広がる。...
扉の先に広がる、どこかレトロで艶やかな空間。1階のカウンターには、和服の女将が立ちゲストをもてなす。オーナーが呉服店を営むとあって、スタッフは男性も含め皆和服。でも実はワインバーという意外性がまずポイント。 ワインは仏伊のヴァンナチュールを中心に100種ほど。加えて日本酒も揃い、がめ煮から自家製ピザまで気の利いたつまみが食後でも楽しめるポーションで揃うのも嬉しい。路地裏に立つ隠れ家的な佇まいと機知に富む接客には、大人の事情を...
「のぞみ、『味仙』のラーメン食いに行こう」 そう言って笑うのは、忘れもしないあの日の食事会の男性側幹事・真斗(まさと)だ。 私たちは、最近付き合い始めた。 真斗も私も同じ愛知県出身なので、一緒に名古屋グルメを食べ歩いたりしている。 あの夜、内心は真斗に惹かれていたものの、見せかけの友人たちの視線が気になりアプローチできずにいた。 だが後日、どうしても気になって私から連絡し、自然と付き合うようになったの...
名古屋の激辛激ウマなご当地ラーメンといえば、「台湾ラーメン」!その元祖台湾ラーメンを提供するのが『郭 政良 味仙』 東京神田店、神田西口店だ。 看板商品は、もちろん「台湾ラーメン」!「台湾ラーメン」とは、麺の上に秘伝の台湾ミンチ、青ネギ、ニラが乗っているのが特徴。ゴロっとしたニンニクで風味を、輪切りの唐辛子で辛味を主張させている。...
名古屋の激辛激ウマなご当地ラーメンといえば、「台湾ラーメン」!その元祖台湾ラーメンを提供するのが『郭 政良 味仙』 東京神田店、神田西口店だ。 看板商品は、もちろん「台湾ラーメン」!「台湾ラーメン」とは、麺の上に秘伝の台湾ミンチ、青ネギ、ニラが乗っているのが特徴。 ゴロっとしたニンニクで風味を、輪切りの唐辛子で辛味を主張させている。...
名古屋の激辛激ウマなご当地ラーメンといえば、「台湾ラーメン」! その元祖台湾ラーメンを提供する『郭 政良 味仙 東京神田店』が2016年8月にオープンした。 「あの脳天をつくほどの激辛ラーメンを東京でも食べたい!」と懇願していた味仙ファンよ、とうとうその日が来た。2016年8月、東京と秋葉原の中間地点であり、ラーメン激戦区でもある神田駅からすぐの場所に待望のオープンを果たしたのだ!...
静かな通りに突如現れるアジアンな外観。何かと中を覗けば、大勢のビジネスマンが、タイガービール片手に笑い合っている。 本格的なシンガポールの味を求める人々で毎日賑わっているのがここ、『松記鶏飯』だ。今や東京を代表するシンガポール料理店に。...
シンガポール料理と自然なつくりのワインを楽しませるビストロとして注目を集める『松記鶏飯』。軟らかい鶏の胸肉をパクチーとともに食すシンガポールライスはもちろん、脇を固めるメニューも酒場らしいラインアップで足繁く通いたくなる要素が満載。...