元彼の結婚。 適齢期の女性にとって、これほどまでに打ちのめされる出来事があるだろうか。 元彼がエリートだったら、なおさらだ。 どうして私じゃなかったの。私になくて、彼女にあるものって何? 東京で華やかな生活を送るエリートたちが、妻を選んだ理由、元カノと結婚しなかった理由を探ってみる。 先週、外交官の元彼・康作に本心を見抜かれていた奈緒。さて、今回は・・・? ー結婚式って、やっぱり素敵よねぇ。 ...
期待に胸をふくらませていると、まず登場したのが断面の鮮やかなワインカラーがまぶしい「バザス牛のステーキ」だ。フレンチの新店といっても、上品なポーションではなく、がっつりいただけるのがうれしい。 この店のこだわりはフランス産の牛肉。ボルドーから60km南の高級牛肉の名産地バザスで生産される牛で、サシが適度に入る黒毛和牛とは対照的にこちらの肉は一切サシがないのが特徴だ。...
—今日は何を着て行こうかな・・・ 鏡の前で、私はさっきから何枚も洋服を取っ替え引っ替えしている。今日のデート相手は、千代田区のいわゆる“番町”と呼ばれるエリアに住む達郎(35歳)。 彼はバツイチだという噂もあるが、独身でいることが不思議なくらい、誠実そうで清潔感がある。 また、何を隠そう彼の父親は有名な政治家だ。 彼は現在、不動産関係の会社に勤めているのだが、どうして私とデートする気になったのか不思議な...
別に、結婚だけが女の幸せではない。 自ら望んで独身を貫くのなら、何も問題はない。 しかし実際には「結婚したいのに、結婚できない」と嘆く女たちが数多く存在し、彼女たちは今日も、東京の熾烈な婚活市場で戦っているのである。 これまで、自分にも相手にも厳しい“ストイックな36歳独身女”や、アイドルに恋する女、3人の男をキープする女、場末感漂う35歳、家が好きすぎる女、独身貴族の女社長、胸キュン希望の38歳、ペットを飼う女...
~鴨の数字に込められた、グランメゾンの歴史とプライド~ 言わずとしれた『トゥールダルジャン』のシグネチャーディッシュといえば、“幼鴨フィレ肉のロースト マルコポーロ”である。 これは、4種の胡椒のソースで仕上げた幼鴨のローストで、一羽ごとのナンバリングがあまりにも有名。このナンバリングは19世紀末から始まり、それは鴨の産地への強いこだわりを表すものでもあった。...
シャンパーニュグラスの中に立ち昇る繊細な泡をイメージしたボンボンショコラ。 フランスのアルザス地方で作った洋梨のリキュールを使い、一粒ずつ丁寧に手作りした生トリュフショコラと、苺と赤すぐりのハート型ガナッシュをクリスタルガラスに詰め合わせ。 特別な人への贈り物にぴったりな、豪華な一品に仕上がっている。...
さっくりと香ばしく焼き上げたタルトに、みずみずしく鮮やかなあまおうを、これでもかというくらい敷き詰めた。上には金箔が施され、写真映えも文句ナシ。「ホテルニューオータニ」だけのオリジナルスイーツ。オリーブオイル風味ビスキュイ、バニラ風味のムースリーヌクリームが、あまおうの甘みを引き立てる。...
フランス・パリで400年の歴史を誇るグランメゾン『トゥールダルジャン』。その世界唯一の支店『トゥールダルジャン 東京』でのフルコースが、このプラン1日目のディナー。 他にはない上質かつラグジュアリーな店内と極上のフレンチで、多くの美食家を魅了する超一流レストラン。初日から同店でディナーとは、贅沢すぎやしないだろうか。 なんとここでは、宿泊プランの特典として、「ボルドー5大シャトー」のフルボトルワイン...
開催店舗:トゥールダルジャン 東京 期間: 【ランチ】6/1(木)~6/18(日)※木曜~日曜限定 【ディナー】5/31(水)~7/4(火)※月曜定休 時間: 【ランチ】12:00~(13:30 最終ご入店時間) 【ディナー】17:30~(20:30 最終ご入店時間) 料金: 【ランチ】9,000円/15,000円/22,000円 【ディナー】18,000円/25,000円/32,000円 ...
京子さんが、特別な日に利用するフレンチの名門『トゥールダルジャン』。ホテルニューオータニにある伝統的グランメゾン。スペシャリテは「幼鴨フィレ肉のロースト マルコポーロ」。歴史に彩られた華麗な空間で美食を味わえる。...
店名を訳せば「銀の塔」。1582年3月4日、パリ5区・セーヌ河畔のサンルイ島前にできた旅籠から見えていた、銀色に輝く塔に因んでいるという。 旅籠の主が、店の紋章にこの塔を描いたのが、その後430年以上にわたり名店としての地位を保ち続けている『トゥールダルジャン』のルーツである。ここで供していた鴨料理が評判となり、加えて、料理した鴨をナンバリングするというアイデアによって、その名は世界に轟いた。...
※『マキシム・ド・パリ』は現在、閉店しております。この記事は閉店前の情報です。...
濵田氏は初めて訪れた時に料理、サービスともに日本のフレンチで一番だと思ったそうだ。 1984年に東京にオープンしてから変わらずフランスの食文化を伝えてきた『トゥールダルジャン』は、クラシックでありながら常に進化を続けているグランメゾンである。 氏はフランス料理の伝統を重んじた一皿一皿に、これこそがフレンチだと感じたと言う。また、とにかくサービスが素晴らしいそう。氏はこちらが要求したことが本当にできる...
ディナーは憧れの『トゥールダルジャン』でのフルコース。昨年春にパリ本店を経て東京店のエグゼクティブシェフに就任したルノー・オージェ氏によるメインディッシュは、“幼鴨のローストマルコポーロ”。これはオープン当初からのシグネチャーメニューであり、食した著名人も数知れず。ソースはグリーンペッパーの香りをたたせクリーミーに仕上げている。そしてその料理に添えてゲストに渡されるのが、同レストランが手がけた鴨のナンバーを記し...
待ち合わせの『オー バカナル 紀尾井町』のテラス席に現れた真美。 グレーのファーストールにミキモトのパールピアス、そして手元にはケリーバッグ、とまさしく女性誌で“理想の妻”として取り上げられそうな雰囲気で登場した。 「夫、弘樹と出会ったのは私が29歳の時でした。最初の印象は...そうですね、神経質そうな人だなぁと。」 おっとりと笑いながら、綺麗に手入れされたセミロングのヘアを掻き上げる真美。声には、余裕がある...
エリカは昔のように、一切の遠慮もなく、ベッドの上でも他の男の話を口にした。 「浮気ばかりしているくせに、夫がなかなか離婚に同意してくれない」 「医者の彼氏は紳士で優しいが、いまいち色気に欠け、つまらない」 「トレーダーの男はセンスも抜群で楽しいが、やっぱり自分に年下は向いていない」 学生時代、『オー バカナル』のテラスでよくお茶をしていたのと、僕らの話題は何ら変わりなかった。 「でも、潤といるときが一番落...
「ねぇ、潤くん。私の悲しい話、聞いてくれない?」 エリカはそう言って、さも親し気に僕の腕をぐぃと引き寄せ、スタスタと歩き始めた。挙動不審な僕の様子は、彼女は全く気にならないようだ。 「『オー バカナル』に行こう。」 彼女は聞き慣れない言葉を発し、どんどん先を歩いた。 『オー バカナル』は大学から少し歩いたところにある、お洒落なカフェだった。エリカは慣れた様子でテラス席に座り、ホットチ...
彼が予約したレストランは、『ル・ファヴォリ』。「東京ガーデンテラス紀尾井町」にある隠れ家で、周辺は緑も多く、静かな雰囲気。 席はもちろん、個室。モダンだけど、どこかノスタルジックな空間で、初めてだけど、とても落ち着く。 彼の説明によると、シェフは「フランスが世界に誇る巨匠の右腕として活躍した人」とのこと。普段より、畏まった彼の話しぶりに、期待はどんどん膨らんでいく。 こんな夜はやっぱり「モエ アンペリアル」で乾杯。...
特別な日だから、大切にしたい。だからといって、意気込み過ぎるのは、大人のデートには不向き。 真の名店は、料理もおもてなしも。さりげないが上質。だからこそ、舌と心に特別な記憶を刻むことができるのだ。 そんなハレの日にこそ、ぜひ使いたいレストランがこちら!...
【フェラガモを履く女】 名前:真由美 年齢:34歳 職業:専業主婦 住まい:紀尾井町 好きな店:『No.4』『ル・ファヴォリ 紀尾井町』...
【X'MAS LUNCH】 <7,000円 COURSE> ・ラングーストとオレイユドメールのクリスマス前菜 ・寒平目のアルベール風 ・国産和牛のポワレ ソースヴァンルージュ ・クリスマスのデザート盛り合わせ ショコラ・テリーヌ ピスタチオのアイスクリーム ・café ・プチフール 7,000円+10% service charge...
華麗でクラシカルな佇まいの『赤坂プリンス クラシックハウス』は、大人の休日を素敵に演出してくれる。中でも、緑豊かで静謐な空間のテラス席は、恋する二人が優雅に過ごす昼下がりのデートに最適なスポットなのだ! そして、寛ぎのひと時に欠かせないのが「アフタヌーンティーセット」。お茶は、コーヒー3種、紅茶9種のラインナップから選択。紅茶は、上海の紅茶ブランド「ザ・バンド・ティーカンパニー」のもので、おかわりも茶葉の交換も自由!...
今日の女子会は赤坂の『takazawa』。 いつもお店選びは薫の仕事だ。 食感の違う野菜のコンビネーションを一口で味わうラタトゥイユは有名な逸品。シェフの繊細さが凝縮されていて、薫は毎回驚いてしまう。...
「赤坂」という名の通り坂が多いこの街は、地形の高低差により街の表情が異なる。都内でも屈指のグルメエリアとして知られ、路地裏にひっそりと佇む名店も数多い。 日枝神社のほど近く、外堀通り沿いのビル2階に店を構えるのは、2012年にリニューアルを行った『TAKAZAWA』。...
主、自らが客人のために奔走して集めた食材を、創意工夫を凝らした料理にしてもてなす「千利休の茶の心」をコンセプトに謳う。シェフの高澤義明氏が供するのは、全国各地の情熱ある生産者を訪ね、納得のいく素材でゲストのために腕をふるったオートクチュールの料理。クリエイティビティに溢れ、感性さえも刺激する。洗練された空間、まさに隠れ家、という立地、店へのアプローチなど、すべてが特別だ。 (この店舗は店名を変更しておりま...
「来週水曜の夜、空いてる?」 雲一つない秋晴れが気持ちの良い朝、アプリで新聞を斜め読みしながら会社まで速足で向かっていると、楓の携帯に須藤からのLINE通知が表示された。 少し驚きながらも、仕事のスケジュールを頭の中で振り返る。その週はプロジェクトの境目で、比較的落ち着いているはずだった。 「-21時前には出られるかと思います。」 「了解。21時半に『セレブール』で。」 素早く打ち返すと3秒後にメ...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ:SANDEMAN ROYAL 前菜:リカールとホワイト ポートのジュレ 貝のマリネ、夏野菜のタルタル 肉料理: 鴨胸肉とフォアグラのロースト ファイン リッチ マディラとトウニー ポートソース 魚料理、肉料理、デザート、コーヒー今回の中野シェフのチャレンジは、味わいのハーモニーが際立つメニューである。アペリテ...
今はなき『クロ・ド・ミャン』で一世を風靡した、ソムリエ兼シェフを務める宮永久嗣氏が、品質管理に定評のある明石浦漁協から仕入れる魚や、広島県産の無農薬野菜といった厳選した旬の食材を使った料理を、客のリクエストに応じたオートクチュールスタイルのコース(¥8,000〜)で供する『Amrit』。 となれば、内容も旬の食材ありきで、決まっているのはパスタ用の強力粉と卵のみで仕立て、3日間の熟成させた自家製極細麺を使うということだけ。今...
オステルリーとは欧州のフランス語圏にある食事を提供する旅籠を表すという。この店に宿泊施設はないが、店名には、郷土色にあふれたオステルリーのように温かくもてなしたいという願いが込められている。 料理はどれも一見してクラシック。しかし緻密な作業による磨き上げられたエレガントさ、火入れの丁寧さが際立ち、ソースとの調和が美しい。「お店の雰囲気はカジュアルに、でも料理はレストランでありたかった」というセリフが、味わうごとに説得力を持って実...