青山の喧騒を感じさせずひっそりとたたずむ、邸宅のようなフレンチがこちら。 1989年から京橋『シェ・イノ』で学び、その後に渡仏し、数々の星付きレストランで研鑽...
あおいの勤める監査法人は閑散期と繁忙期がハッキリしている上に、昨今の過重労働撲滅の流れに沿って定時に帰宅できる日も多い。 土日祝日もきっちり休めるため、単...
それまで男性を知らなかった私は、その一言にとても傷ついた。己の出自を初めて恥じたと同時に、彼を深く恨んだ。 そして、私はこう決意した。 「もう...
「明日の夜は、空いてるかしら?」 そのそっけない一文が来た時、ちょうど静香さんの大好きなお酒、ラガヴーリンにチャレンジしているところだった。 ...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ:アプリコットシャンパン 前菜:ビーツを...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にイ...
どんなに素敵なレストランをセッティングしても、エスコートがぎくしゃくしていたら台無し。あまりにマニュアル本通りに展開されると堅苦しくて息がつまりそう......
銘店『シェ・イノ』をはじめ、名だたる三ツ星レストランで修業を積んだ岡本英樹シェフが、青山の住宅街に満を持してオープンさせた隠れ家的レストラン。輝かしい経歴...
『ランベリー ナオト・キシモト』 ~8年連続星を獲得する名フレンチ~ テロワールを尊重する「キュイジーヌ・ナチュレール」がコンセプト。岸本直人氏自らが全国各地を訪れて食材を探す。ディナー¥14,040...
塩分を含む草「ソルトブッシュ」を食べて育った「ソルトブッシュラム」は、繊細で柔らかな肉質で、上品な脂身が特徴的。夏にしか食べられない風物詩的なお肉だ。 原産国であるオーストラリアでも非常に入手しにくいのだが、今回は東京カレンダー読者のために特別に作ってもらった。潮の香りを感じるスペシャルな一皿である。 そんなレア肉にも負けない「モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ 2006」という熟成泡のボリュームに、きっと圧倒...
奥さま:二人の誕生日が二日違いということもあり、お誕生日には平日デートを楽しんでいます。今年は、、表参道のフレンチレストラン『L’EMBELLIR』。お味はもちろんのこと、店名の由来にもなっている「美しくする」をお料理で表現されている心躍るお店です。出されるお料理は、どれも色彩鮮やかで見ているだけでワクワクします。ぜひ、特別な記念日にオススメです。 旦那さま:広尾の『Incanto』も良かったですね。オー...
青山エリアの中心ともいえる南青山は、国内外の有名ブランドが軒を連ね、ファッションだけでなくカルチャーの発信地としても名高い。 『ランベリー』は日本の滋味をコンセプトとしたフレンチ。素材の繊維にまで着目した、岸本直人シェフの美食への飽くなき探求心は、最高級を食べ尽くした青山マダム達からも絶大な支持を得ている。...
バレンタインは年に1度、女性から愛の言葉を伝える日。365日で1番の愛情を伝えたい。そんな女性の想いに応えて、男性もとびっきりのレストランを予約してみては。愛が加速する夜をお約束・女性が今一番行きたいお店4選。『ウルフギャング』『ルースズクリス』など、ステーキハウス数あれど、次に女性が狙うのは中目黒にある『Steak Dining Vitis』。特製煉瓦造りの炉窯で焼き上げるスタイルは東京でも珍しい。炭火でカリ...
「海のジビエ」。『ランベリー』シェフ・岸本直人氏は、ふぐのことをそう称する。銀座『小十』奥田透氏の元に通って修練を積み、数年前、ふぐ調理師免許を取得。ふぐを扱い、日本料理のエッセンスを取り入れながらも、着地点は見事にフレンチへと導く皿が、今冬も店を彩る。 「 筋肉の塊であるふぐは天然なら4日寝かせてもいいほど。じっくり熟成させることで大きめの切り身が生き、フレンチらしくなるんです」 白子のロワイヤルに張った...
実はこのパテ・ド・カンパーニュ、注文すると普段は長さ50㎝はあろうかという巨大なオーバルプレートに乗ってくる。それが食べ放題で1000円! さすがに全部平らげた人はいないが、ゲストは皆このパテを楽しみにやって来る。「基本は普通のパテですがレバーは多め。パンにスムーズに塗れるしっとり感にこだわっています。後は沢山の野菜をミキサーにかけて味に奥行きを出しています。ワインと共に楽しんでいただけるよう塩分も少し強め」。...
勇輝不在で迎えた週末。 私は大学時代の友人・裕子、そして結婚が決まったばかりの花苗と三人で集まっていた。 先日裕子と二人で買いに行った結婚祝いも渡したかったし、皆でランチしようよ!と自ら声をかけたのだ。 こういう時は友達と過ごすに限る。独りでいると余計なことばかり考えて、つい余計なことをしてしまいがちだから。 3人で集まったのは、コスパ抜群で女性に人気だという表参道の『ラス』。 「結婚式は?新居は...
金曜は「何か」あった時のために、カジュアル過ぎない装いを心がけていると話す萩原さんは、ラメとプリーツが程よい華やかさの『マイストラーダ』のニットワンピに身を包んでいた。 淡いパープルの色合いとシルエットがほどよい女性らしさを醸す。足元のシルバーのパンプスも、金曜にふさわしく華やかだ。 「金曜日は夜更かしできるから、時間を気にしないで飲む、というこの日だけの贅沢を存分に味わいたい。だから、長居したくなるほど、料理とお酒の...
デートで行きたいレストランといえば、予約の取れないこの店だろう。 店に入るとまず、開放的過ぎるほど開かれたオープンキッチンに目を奪われる。 カトラリーは自らテーブルの引き出しを開けて取り出すシステム。 ゲストを受け身にさせないエンターテインメント性たっぷりの演出は、もちろんデートの味方だ。...
「今日はここを予約してます」 明治神宮を後にし、田中に連れられてきたのは、表参道の『ラス』。これまで、田中が選ぶのは学生っぽさの抜けない店が多かったため、奈々子はあっと驚く。 席に着くと、「ペアリングがオススメらしいです」という気の利いたアドバイスをし、再び奈々子を驚かせた。 「このお店、奈々子さんに教えてもらった雑誌に載ってて・・・。この前も、教えてもらったお店を会社の接待で使ったら上司...
店に入るとまず、開放的過ぎるほど開かれたオープンキッチンに目を奪われる。カトラリーは自らテーブルの引き出しを開けて取り出すシステム。 ゲストを受け身にさせないエンターテインメント性たっぷりの演出は、もちろんデートの味方だ。...
クラシカルからモダンまで、シンプルで洗練されたフランス料理とワインをゆったりと楽しめる正統派レストラン。「空間にもホスピタリティにも温かみがあふれています。世界的にも名高い若手シェフのおまかせフルコースのコスパが高い上、驚きにあふれていて、同伴者はきっと喜んでくれるはず」...
人気店『カラペティバトゥバ!』から独立した兼子大輔シェフが2012年にオープンさせたのが当店。 メニューはランチ、ディナーともに¥5,000の「おまかせ1コース」のみ。コース内容は約3週間で入れ替わるため、毎回旬な食材が楽しめる。 コースのはじめにいただく名物のフォアグラのクリスピーサンドは、一度食べたら忘れられないはず。...
「美貴、久しぶり。ずいぶん、大人っぽくなったね」 ゆるくウェーブのかかったロングヘアをなびかせながら、エミリは5分ほど遅れて『ラス』に到着した。...
麻布十番の人気店『カラペティバトゥバ!』から独立した兼子大輔シェフが2012年にオープンさせたのが表参道『ラス(L'AS)』。 メニューはランチ、ディナーともに¥5,000の「おまかせ1コース」のみで、その内容は約3週間で入れ替わるから毎回旬な食材が楽しめる。圧倒的な満足感を見出すコース設定で、 “楽しさ“ や “驚き“ がぎっしりと詰まっている。 その人気コースの最初に頂くのが名物の「フォアグラの...
「愛子さんって何であんなに嫌な奴なの?だから一生独身なんだよ!」 入稿が終わり、『ラス』で同僚の美奈子とシャンパンとワインのペアリングコースを頼み、上機嫌になっていた。上司の愚痴は、同期に発散するに限る。...
主婦友達、仕事関係で繋がった友人とのランチやディナーも、週に2~3回の頻度で参加をする。 「同性の友人は、私にとって欠かせない存在です。私はまだ子供はいませんが、友人の子供に会えば癒されるし、仕事関係の友人からは良い刺激をもらったり、情報交換もできます。」 おしゃべりの時間はストレス解消になり、また女子会トークでの情報交換は仕事にも生かせる。忙しい時期も、友人との時間は積極的に作るのが詩織さんの...
出会いは、国内の大手アパレルメーカーでPRをやる友人に誘われたパーティー。そこのECサイトを運営している孝太郎は27歳、青山学院大学出身だった。そのサイトでよく買い物していたので自然と話が盛り上がり、立食式のパーティーで30分以上もしゃべっていた。 彼は背が高い上に顔が小さく、モデルのような体型をしていた。大学時代は読者モデルをしていたらしい。男性の顔にこだわりはない絵理奈だったが、彼は別格だった。整...
東京での生活を歩き出した希。仲の良い同期・眞希子と、二階堂が主催する合コンに参加するも、そこまで楽しめなかったが、合コン以上に、同期2人の優しさに触れることができ大満足の希だった。東京での新生活も何となく乗りこなせそうな予感がする一方、地元の恋人との関係は・・・?どうなっていくのだろうか?...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!?今週の女子は、とにかく痩せてることが正義!表参道在住の女性たち《表参道女子》です。 前回:東京女子図鑑 :アラレちゃん眼鏡が都内イチ似合う、“なかめ”女子 原宿・青山地区のエリアを一般的に「表...
~人気のワケは、ストレート、一本勝負にあり!~ 「青山に“ラス”あり」と食通たちの間で叫ばれるようになってから久しくなるが、その人気たるや相変わらずお見事である。予約の受付を開始する1ヵ月前には、即日埋まるという人気ぶりだ。麻布十番『カラペティバトゥバ!』の初代シェフ、兼子大輔氏がこの店を開いたのが2012年2月。以来瞬く間に話題を集め、現在に至るまでずっと予約困難店だ。 店に入るとまず、開放的過ぎ...
「(『L’AS』のシェフである)兼子くんはうちの卒業生なんですよ。」と、少し嬉しそうに微笑む斉須氏。 「彼はとてもセンスのよい子で、本当はクラシックのテクニックをきちんと体得しているんです。でも、今の時代にうまくマッチングするよう、考えに考えた上であの店のスタイルを作り上げたのです。もしかするといろいろな意見があるかもしれないけれど、彼はすべてわかった上で敢えてあのスタイルが最善だと判断したのです」...
緊急アンケートを取った結果、最もロマンティックなエピソードが多かったレストランは『L'AS』(外苑前)でした。...
「愛子ちゃん、あけましておめでとう!覚えてるかな?雅人です。」 新年と共に続々と入る男性からのザオラルメールにはうんざりだが、1通のメールに目が留まる。クリスマスパーティーで出会った弁護士の雅人(36)だ。弁護士もピンキリだが、大手4大法律事務所のどこかに勤めていたと記憶している。愛子のチェックは抜け目がない。 「あけましておめでとうございます。覚えてますよ。笑」 淡白ながら文末の「笑」に親近...
『コルク』と同時にオープンされた店と聞けば、ワインのレベルの高さは察しがつくはず。計8品のコースは、うち5品に合わせたワインをペアリングできる。似た地で育ったワインと素材が、舌の上で再会するような感覚を体験できるだろう。...
カウンターか向き合うテーブル席か。カジュアルに親近感を演出したい時、ここのカウンターは心強い。シェフの福嶌博志氏はイタリア、フランスなどを渡り歩き、『龍吟』、『スリオラ』で料理を学んだ。炊き込み御飯があったり、和の食材を使ったりと、これぞ福嶌流。 軍鶏のローストでは鶏の脂で照り焼き風に仕上げ、にんにくをペースト状にするなど、どの料理にも通じるのは驚きや意外性。お酒は泡酒から日本酒、ワインと幅広く、酒呑みな彼女にも最適。...
ここは和の素材を使ったフレンチの創作料理店で、季節により変わるアラカルトはどれも美味だが、特にゲストの要望に合わせて作る炊き込みご飯が評判だった。 「私、7歳下の女の子に、おばさんって言われたんです。事実そのとおりなんですけど、言葉の威力ってすごいですね。昨日のことなのに、いまだに心に残ってしまって」 牛ランプ肉の炊き込みご飯を取り分けながら、葉子は昨夜起こったことに対する胸中を吐露した。 才島と会うのは二度目...
さ、その二股男になるためには、堂々とデートを挑み続けたいところだけど、彼氏のいる女性って本当に忙しいの。基本的に休日は彼氏、平日に女子会やら会食。モテる女はとにかく忙しい。そうなると、正直、あなたに避ける時間は意地悪してるわけでも何でもなく、本当にあまり無いわけ。 正面突破で果敢に挑むも、なかなかデートの確約をもらえないあなたに朗報。彼氏のいる女は、デートにおいても二番手戦略が有効。 夜の予定を...
ファーストデートでは、かなり気合を入れて頑張ったわよね。いい思いをした女は、次を期待しながら、「待て」を強いられ、おかわりを今か今かと待ちわびてるわ。 そんな2回目で気をつけるべきは、1回目に引き続き高得点を狙いつつ男としての幅の演出よ。あくまで、まだ2回目。ギャップは狙え、されど侮るな。 ギャップと言っても、点数を下げたり力を抜いて、赤提灯系!ということじゃないのよ。次元の同じところで、振れ幅を大...
フレンチ 外苑前 山本氏のオフィスから至近で、深夜の“小腹減った”を満たしてくれる一軒がここ。カウンターで店を仕切る福嶌博志さんは、ベルギーやフランスなどヨーロッパで経験を積み、帰国後は六本木『龍吟』で日本料理、麻布十番にあった『スリオラ』でモダンスパニッシュを体得した実力派だ。 鰆のカルパッチョやウナギの炭焼きなどジャンルにとらわれず、和の食材の持ち味を引き出すことに注力した一皿は胃袋のみならず心...
メイン食材は牛タンと穴子。牛はわかるが、なぜ穴子で大地讃頌? と思うなかれ。『Hiroya』の福嶌博志シェフといえば、料理や食材のジャンルを超えたハイブリッドメニューを生み出すことで有名。 単に素材をかけあわせるのではなく、食材が持つ要素を分析して相性の良さを考えるのが福嶌流だ。今回の“肉コレ”メニューのテーマは「土っぽい香りの組み合わせ」。 野菜や酒とともに6時間ほど炊いた柔らかい牛タンに、花山椒...
あぁ、忙しい。メーカー勤務の智弘(30)、弁護士事務所勤務の雅人(36)とのセカンドデートの調整に、間を縫っての合コンのオファー。スマイソンの手帳は既にびっしりと埋まっている。手帳とにらめっこをしていると、LINEが鳴った。 「愛子ちゃん。突然だけど今日夜ごはんでもどう?」先週の金曜日の合コンで出会った六本木の外資系投資銀行勤務に勤める浩(29)だ。 愛子が勤める航空業界をカバーしているアナリストで...
カウンター主体のレストランとかけて泡酒と解く。その心は?どちらも心躍る楽しさです、と謎かけをしたくなるほど気分が高まる良店が誕生した。青山の裏通りに9月にオープンした『Hiroya』は、計り知れないポテンシャルを秘めたカウンターメインのレストランだ。 オーナーシェフの福嶌博志氏はベルギーやフランスのレストランを転々とし、帰国後は六本木『龍吟』や、麻布十番の『スリオラ』で腕に磨きをかけた実力派。料理のジャンルに...
南青山の予約が取れない店で有名な『ラス』に併設されているのが『コルク』。ここではワインと料理のマリアージュを楽しめるコースを用意しており、独自のスタイルが話題に。 まずはワインありきで、シェフソムリエがワインをセレクト。そしてそのワインのテロワール(郷土感)を想像し歴史や風土、文化を徹底的に調べて、できる限りの情報を得る。 そのワインのイメージと食材を、シェフの兼子氏が食材で再構築していく。それでいてどちらが出しゃばる...
微妙な盛り上がりだった食事会が終わり、幹事同士で二次会に行くかの攻防戦を繰り広げている。その様子を人ごとのように眺めていると、洋介が話しかけてきた。皆といるときは空気を読んで大人しくしていたようだが、どうやらレイナを気に入っていたようだ。 こだわりの強い彼の高いハードルを自分がクリアしたのかと思うと、不覚にも少し心が躍った。 その日以来、洋介から頻繁に連絡を来るようになった。 初めてのデートは、表参道の『コル...
神奈川県の公立高校から、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、丸の内の大手人材会社に勤める絵理奈(30)。周りの友人たちは“恋愛対象になるのは最低でも早慶レベル"と口を揃え、その言葉を証明するかのように42歳の「元」慶應ボーイ・芹沢やコスパ重視の一橋卒・淳一郎など様々な学歴の男性とのデートを試みる。 その中でも東工大卒の健二の誠実さに惹かれ付き合うが、女心が分からない彼に我慢ができず別れてしまう。その後京大...
なに? 君は28歳か。君が男をみせるのは来年でもいいじゃないか! 若さという特権を十二分に活用して、甘えて甘えて奢ってもらえ。お会計を自分で持つということは考えなくていいんだ。相手の自尊心を傷つけず、自分の財布も傷つけない。それが年上女性に対する、28歳男のデートってもんだ(……遠い目) 百戦錬磨のお姉さんにとっては、年下が頑張りすぎても響かないんじゃないか。素直に身を委ねろ! ストレートに「美味い美味い...
「で?それから何も進展ないの?」 今日は西麻布にある『ラ カーヴ ド ノア』で、大学時代からの友人の亜希子とご飯を食べに来た。先日の紗季と出会ったパーティ...
「あ、大知からLINEが入ってる。昔から本当にマメだよね〜。毎回こうやって飲んだらお礼のLINEくれるし、女性陣みーーんなに優しいし。」 美沙の発言に、私...
「この前も楽しかったよね〜。」 2回目のデート。『ラ カーヴ ド ノア』でワイングラスをくるくると回しながら無邪気に笑う涼子に、僕は笑顔で答える。...
里緒との約束の場所は、『ラ・カーヴ・ド・ノア』にした。ここのフォアグラリゾットを好きだと言っていたし、カウンター席の方が話しやすいと思ったからだ。...
「じゃあメインは…鴨肉のロティにしましょう」 西麻布の『ラ カーヴ ド ノア』での食事中、私の彼、圭吾は眼鏡のふちに手をやりながら、神経質そうに...
美女が愛するのは、自由度の高さ!すべての料理をハーフポーション対応してくれる。このさりげない優しさが美女お1人様にはぐっとくる。 場所は西麻布交差点...
大学ゼミの仲間で、同じ総合商社に勤める同期のあきらとは、確かにしょっちゅう一緒に飲んでいる。 今日は21時過ぎに帰宅しようとしたら、オフィスエン...
なぜ、女性は自己顕示欲が強いのだろうか。男性の中にも異様に自己顕示欲が強い人もいる。しかしInstagramを見ている限り、女性の方がその数は多いだろ...
一流店で経験を積んだソムリエの島本氏が独立。セラーに収まる1,500本のワインをざっくばらんに享楽的に味わって欲しいそう。...
店の奥のカウンターは、テーブル席部分より一段高く、さながらステージ。7つの椅子は特等席だ。 オーナーソムリエの島本永秀氏は『ア・ニュルトゥルヴェ・ヴ...
本格的なビストロの味が深夜まで楽しめる店。ノスタルジックな店名には「気軽に立ち寄れるフランス料理店」というシェフの思いが込められている。...
本格的なビストロの味が深夜まで楽しめる店。 ノスタルジックな店名には「気軽に立ち寄れるフランス料理店」というシェフの思いが込められている。 メインディッ...
全面ガラス張りながら落ち着いた店内。メインディッシュには、和牛や仔羊など肉を中心に用意。とくに横田シェフのハンバーグは絶品だ。...
店名からはちょっと想像しにくいが、実はここ、本格的なビストロの味が楽しめる隠れた名店。 “食堂”というだけあって、おひとりさま女子でも人目を気にせず...
青山「根津美術館」前から西麻布方向へと抜ける一方通行。今年この道沿いに続々とビストロができ“平成のビストロ通り”(若い方のために解説すると、昭和の頃“ビス...
結局、僕が予約したのは『アズール エ マサウエキ』の個室だった。 ここの個室は店奥にあるが、店員さんたちの対応や気遣いが素晴らしいので、きっとうまくしてくれるに違いない。そう思い、この店にしたのだ。...
初対面の日からちょうど一週間後。友達と六本木で食事をしていた時に、仁からLINEが入った。 —仁:今六本木で飲んでいるんだけど、どこか近くで飲んでいたりしないよね? 仁からのメッセージを見て、嬉しくなる。 出会った翌日にお礼のLINEを送りあったままそれっきりだったが、心のどこかでは連絡を待っていた。私はすぐに返信を打つ。 —英理奈: 私も今、乃木坂にいます!後で合流しますか(^^)? こうして、...
「英理奈ちゃんって、今彼氏いるの?」 気合を入れて予約した『アズール エ マサウエキ』で 、あくまでも平静を装って聞いてみる。 いつも集団でいたため、これまでなかなか突っ込んだ質問ができずにいたのだ。 「半年前に別れて以来、彼氏はいないよ〜。仁さんは?」 僕も数ヶ月前に別れたばかりで、現在彼女はいない。何ともタイミングの良い出会いに、一人で舞い上がる。 「そうなんだ!でも英理奈...
グルメ激戦区でもある西麻布で異彩を放っているのが、こちらの『AZUR et MASA UEKI』だ。フレンチの鬼才・植木将仁氏とカリフォルニア・ナパバレーの名門ワイナリー『AZUR WINES』がタッグを組み誕生したワイナリーレストランである。 植木氏といえば、南仏で修業を積み、帰国後は東京や軽井沢で数々の名店を手がけてきた海外からの評価も高いシェフ。そんな植木氏が、日本の食材と伝統文化をフレンチを通...
西麻布の交差点を抜け一方通行の小道に入ると、金曜日の夜らしく寄り添って歩くカップルにつかえてしまい、タクシーは中々前に進まなくなってしまった。 今日は、先日のお礼にと武田に『アズール エ マサウエキ』に誘われているのだ。19時半の待ち合わせまで後5分しかない。 歩くのと変わらないスピードになってしまった車内で、先程までメールの確認をしていた携帯をしまい鏡を取り出す。わずかな明かりに照らされた表情から...
「龍平さ〜ん♡」 西麻布にある『AZUR et MASA UEKI』にやって来たのは、先日知人の紹介で知り合った綾子だ。 「龍平さんとこうして二人っきりでお食事できるの、すごく楽しみにしてたんです♡」 綺麗な真っ白い歯を見せながらニコッと可愛らしく綾子に微笑まれ、龍平は思わずたじろぐ。 綾子を紹介してくれたのは、龍平の学生時代の友人・勝(マサル)だった。 「いい加減に、誰かと向...
今回の食事会は、先週、西麻布の『アズール エ マサウエキ』の個室で開催されたものだった。...
いよいよ迎えた、陽介との約束の日。 聡子は久しぶりに、女子力全開で食事会に臨んだ。 お肌は毎晩シートパックで潤し、バスタブには美容効果の高いオイルを混ぜ、風呂上がりにはマッサージをしながら全身にボディクリームを塗り込むのも欠かさなかった。 何より気合いを入れたのは、ヘアメイクとファッションだ。 念入りなベースメイクに、春らしい色のチークやリップ。アイメイクは敢えて控えめに、柔らかな印...
◆ その連絡からちょうど1時間後に、夏希は久しぶりに孝之と向かい合っていた。 「…久しぶりだね」 2週間ほど会っていなかっただけなのに、少しギクシャクした感じだ。 しかしお酒が進むと緊張もほぐれ、孝之は夏希の顔を見つめて、こう言った。 「少し会わない間に、雰囲気変わったな。…綺麗になった」...
◆ 「あの日、既読になったのになかなか返信がなかったから…。何か失礼なことしちゃったかなって、気が気じゃなかったです」 西麻布にある『アズール エ マサ ウエキ』で、透君はそう言ってほほ笑んだ。普段すっきりした切れ長の目は、笑うと思いきり目尻が垂れて、その顔を見ると一気に緊張が解きほぐれる。 その日、私たちはたくさんのことを話しながら、ワインを楽しんだ。ワイン好きな私のために、本格的なペアリン...
西麻布交差点から徒歩3分の好立地に位置するのがこちら。フレンチの鬼才と称される植木将仁氏を招聘し、カリフォルニア最上級ワインと日本の優れた食材とフレンチのマリアージュが堪能できる。素材に寄り添い、“野菜は野菜以上に、魚は魚以上に”表現するシェフ・植木氏の料理が、五感を刺激すると食通からも注目を集めている。 写真は月替わりのコース(¥15,000)「秋の装い」のメイン、「荒波を乗り越えて(能登島イノシシのガ...
店名:AZUR et MASA UEKI(アズール エ マサウエキ) 住所:港区西麻布2-24-7 西麻布MAビルディング 1F 電話:03-6805-1147 営業時間:17:00~23:30(最終入店 22:00) 定休日:日曜 席数:60席(メインダイニング34席/バー6席/プライベートダイニング3室20席) URL:www.restaurant-azur.com 予約フォーム:https:...
名前:悟(36歳) 職業:国際弁護士 推定年収:2,500万超 「この間まで、暑かったような気がするのに、急に寒くなってきましたね」 そう言いながら金曜日の22時、青山の『トウキョウ ウィスキー ライブラリー』に、悟さんは現れた。 仕事をいつもより早く切り上げたという彼は、ニューヨーク州の弁護士資格をも持つ国際弁護士で、現在は大手渉外事務所に所属している。 悟さんの体型は、細身だがしっかり筋肉は...
店名:TOKYO Whisky Library 住所:港区南青山5-5-24 南青山サンタキアラ教会2F 営業時間: 【月曜~金曜】18:00~27:00(L.O.26:00) 【土曜】15:00~27:00(L.O.26:00) 【日曜・祝日最終日】15:00~24:00(L.O.23:00) 定休日:無休 電話番号:03-6434-1163 HP:http://tokyo-whisky-library.com/...
今夜は飲みたいと思う時。お酒の種類の多さは、心ときめく条件のひとつ。 尋常でないお酒へのこだわりがあるゆえ、料理、空間ともにこだわる名店が多い。 ワイン、ウイスキー、日本酒…東京でも突出した、美酒に酔えるお店を厳選した。 まず一軒目は、いま東京でもっとも人を集めるワインダイニングといっても過言ではない、『THE RIGOLETTO』。六本木、丸の内、銀座など主要な街にあり、連日満席状態!カジュアル...
◆ 「恭子さん、考え事ですか?」 周平君に名前を呼ばれて我に帰る。少し、ぼんやりしていたみたいだ。 私と周平君は『トウキョウウイスキーライブラリー』で2人きりで飲んでいた。 理奈の計らいで再会した日から、私たちは頻繁に会うようになった。仕事が遅くなった日でも、たった数時間でいいから会うことを、お互いに求めていた。一度離れてしまった距離を急スピードで縮めるかのように。 真剣に仕事...
スコッチ、バーボン、ジャパニーズ、アイリッシュ、オールドボトルなど、約1,000種類をセレクション。国別、地域別、ヴィンテージ違いなど、テーマごとの“テイスティングフライト”も用意されている。 色々な味を体験し、好みのウィスキーをえらんでいただきたい見つけるにはぴったりだ。 圧巻のウィスキー棚はもちろん、東京らしい大人の酒場ラウンジという空間を表現。カウンターをはじめ、ソファや個室など、さまざまな...
肝心の東出は、一向に来る気配がなかった。小日向も「アイツは、大人数の飲み会で見たことがない」と言っており、さほど気にしていない様子だ。 「やっぱり、言った通りじゃん」 東出を呼ぶことに反対していた瑛士はそう皮肉を言ったが、蒼汰が「まぁ、そのうち来るでしょ」となだめた。 皆の話題は、4月に入ってきた新入社員のことへと移った。まだ第一営業部に配属はされていないが、フロアに見学に来ていたのだ。誰...
店名:TOKYO Whisky Library(トウキョウ ウィスキー ライブラリー) 住所:港区南青山5-5-24 南青山サンタキアラ教会 2F TEL:03-6434-1163 営業時間:【月~土】18:00~27:00(L.O.26:00) 【日】17:00~24:00(L.O.23:00) URL:http://tokyo-whisky-library.com...
可動式のワインセラーという隠し扉の向こうにはVIPルームがあるスタイリッシュで開放的なラウンジスタイルの店内にはテーブル席もあり、鹿のハンティングトロフィーまで飾られる...
店名:TOKYO Whisky Library(トウキョウ ウィスキー ライブラリー) 住所:港区南青山5-5-24 南青山サンタキアラ教会2F TEL:03-6434-1163 営業時間:【月~土】18:00~27:00(L.O.26:00) 【日】17:00~24:00(L.O.23:00) 金額:カクテル1,500円~2,000円 / チャージなし HP:http://tokyo-w...
アンティークの味わい深いインテリアが並ぶ空間で、フランス製の鋳物鍋STAUB(ストウブ)を使用したココット料理が楽しめるネオビストロ。 伝統的なフランス料理をベースにしたオリジナルメニューが豊富で、食材は国産、ワインは自然派にこだわっている。...
西麻布の交差点から徒歩数分。ひっそりとした路地裏に、まるでマンションのようなエントランス。こんな場所に店があるなんて、誰が想像するだろう? 「え?もしかして自宅マンション?」と驚かせてしまうかもしれないが、中に案内すればホッと一安心。 入り口の隠れ家感とは裏腹に、店内は木のぬくもりを感じるアットホームな空間。まるで自宅のような、気取らずカジュアルな大人のデートに“ちょうどいい”雰囲気がある。...
奈緒と康作が出会ったのは、4年前の食事会だった。 康作は、浅黒い肌に彫りの深い顔立ち、身長180cmのがっしりした体型に真っ黒なロングコートを羽織っており、欧米人に引けを取らないオーラを纏っていた。当時、康作は32歳。 駐妻に強い憧れを抱いていた奈緒は、康作と付き合い始めた直後から結婚を意識し、「将来は駐妻だね」と周囲に煽てられ、奈緒もすっかりその気になっていた。 プール付きの家で家事はメ...
西麻布の交差点から徒歩数分。ひっそりとした路地裏に、まるでマンションのようなエントランス。こんな場所に店があるなんて、誰が想像するだろう? 「え?もしかして自宅マンション?」と驚かせてしまうかもしれないが、中に案内すればホッと一安心。 入り口の隠れ家感とは裏腹に、店内は木のぬくもりを感じるアットホームな空間。まるで自宅のような、気取らずカジュアルな大人のデートに“ちょうどいい”雰囲気がある...
西麻布のカジュアルフレンチ『ハウス』。弾んだ男女の声を妙に遠くに感じながら、香奈はワイングラスに映る自分の唇をじっと見つめていた。 ―倉田さんの奥さん、2人目妊娠中だって。 ここに来る前、食事会までの時間を潰していた『ローダーデール』で、西麻布仲間の愛が香奈に告げた言葉が頭から離れない。 “そんなはずはない”という希望と、“やっぱり”という諦めが、交互に香奈を揺さぶる。「妻とは別れる」と言...
西麻布の路地裏。夜な夜な美女たちが集うのは、アンティークのインテリアが心地よいネオビストロ。彼女たちのお目当ては、新鮮な旬の食材を使い「ストウブ」で仕上げたココット料理だ。 「このスタイルでお出しすると会話が一層弾みますね」とはフロア中川知志氏。これからの季節はさらに活躍の場が増え、テーブルには熱々の状態の料理が並ぶ。料理に合わせてセレクトした自然派ワインと一緒にココット鍋を囲めば、ゲストとの距離もぐっと...
アンティークの味わい深いインテリアが並ぶ空間で、フランス製の鋳物鍋STAUB(ストウブ)を使用したココット料理が楽しめるネオビストロ。伝統的なフランス料理をベースにしたオリジナルメニューが豊富で、食材は国産、ワインは自然派にこだわっている。西麻布にありながら、ほっこりとした空気感があるので、デイリーなデートにも、女子会にも使える店だろう。 K「合コンにはここの半個室がおすすめ。外からは見えづらいけど、中か...
―確かあれって元商社勤務の…。名前は思い出せないけど、似てる。 32歳になったレイナが行った食事会に、見覚えのある顔があった。 食事会の場所は、西麻布の『ハウス』。20時のスタートとともに何とか駆け込んだ。32歳になったレイナは今年マネージャーに昇格し、仕事は多忙を極めている。 今日の相手は、IT系の会社経営者だったはずだった。しかし、犬のような人懐っこい笑顔が4年ほど前に出会ったあの商社...
アンティークの味わい深いインテリアが並ぶ空間で、フランス製の鋳物鍋STAUB(ストウブ)を使用したココット料理が楽しめるネオビストロ。 伝統的なフランス料理をベースにしたオリジナルメニューが豊富で、食材は国産、ワインは自然派にこだわっている。 女子会でも人気の一店。これから寒くなる時期に向けて覚えておきたい一店だ。...
こちらの定番メニューはなんといってもココット料理。数あるメニューの中でも、脂肪が溶けにくい不飽和脂肪酸を含む土佐赤牛の赤身肉ハンバーグが高垣さんのお気に入り。中には旨味を足すフォアグラが入っていて、ちょっぴり大人味。...
◆ 太一との気まずい日々を送っている愛子に、寛から連絡が来た。愛子はあの苦い思い出から迷いながらも、今回の件を寛に相談しようと心に決め、約束を取り付けた。 当日、先に着いたのは愛子だった。愛子が西麻布の『ハウス』を選んだのは、最近の荒んだ心を、ウッディな店内とストウブで仕上げるココット料理で温めてもらいたいと思ってのことだった。...
こちらの定番メニューはなんといってもココット料理。数あるメニューの中でも、脂肪が溶けにくい不飽和脂肪酸を含む土佐赤牛の赤身肉ハンバーグが人気。中には旨味を足すフォアグラが入っていて、ちょっぴり大人味。 活気溢れるカジュアルなオープンキッチンと、同じ椅子やテーブルはないのに統一感のある内装は女子ウケも良さそう。ワインも種類豊富に取り揃え、居心地の良さについ長居をしてしまう。...
西麻布の『HOUSE』は、ちょっと大人の隠れ家的雰囲気があって好き。西麻布にありながら、ほっこりとした空気感があるので、デイリーなデートにも、女子会にも使える店だろう。 ここに来たくなるのは秋。というのも、STAUBで調理したメニューが多数あるからだ。その中でもフォアグラが中に入ったハンバーグは最高! STAUBで調理すると、食材の旨みがギュッと抽出される気がしていい。 使われる牛肉は脂肪が溶けにく...
家に帰ってきたかのようなくつろぎ。フランス製の鋳物鍋「staub」を使ったメニューが自慢だ。...
東京生まれ東京育ちの彼女たちと比べ、私が外見や収入で劣っているわけではない。 人脈も多くオシャレと評判の私は、むしろ皆のリーダー的ポジションであった。しっかり者で、食事会や誕生日会の幹事も大抵私がこなす。 ...けれど、やはり根本が違う気がするのだ。 例えば彼女たちは芸能人やモデルを見ても、絶対に驚かない。親の名前を聞くと、誰もが知っている老舗企業の重役だったりする。私からしたら信じられないような金額を、平気...
西麻布の大通りから少し離れた住宅街にひっそりと姿を表す。毎日入店のための暗証番号が変わり、予約時に教えてもらうというシステムに、入店時から心が踊る。 元々は普通の住宅だったという一軒家バー。1階はプライベートラウンジとしてソファが置かれ、2階はバーカウンター、3階は個室という作りだ。家の中で居場所を探すように、自分の好きな場所を探すのがおすすめの使い方。 実際「○階のあの場所で」という指定を予約時にしてくる人は多いとか...
西麻布交差点に立つ度に、胸がざわつくのは何故だろうか。 上京してから10年経ち、もう心は東京にある。それなのに、ふと虚しくて不安になる気持ちを、未だに私は抱えている。 ◆ 「美咲、Happy Birthday~!!!」 『サイタブリア バー』に、歓喜の声が湧き上がる。扉を開けると、たくさんのバルーンで装飾された部屋に、いつもの仲間。そして色鮮やかなお花が、いたるところに飾られてあった...
イノッチはすぐに電話をくれ、近場の『サイタブリア バー』で落ち合うことになった。 アイスコーヒーを一口すすり、財布から小銭を出す。イノッチと会えることでようやく気分が落ち着いたが、自分をあそこまで拒否する潤の反応を未だに心が処理しきれていない。 自分の手を振り払った時の、あの冷たい目。まるで汚らわしいものを見ているかのような目つきで麻耶を一瞥し、振り向きもしないで去っていった潤。 なんであ...
男というのは何故、何歳になっても考えることが変わらないのだろうか。 どんなに年齢を重ねても考えていることは基本的に変わらず、女性にモテたい、カッコ良く見られたいという欲が湧く。そして自分達が一番だと信じている。 “彼ら”を見ていると、港区という狭い世界で必死に何かを守ろうと、縄張り争いをしているようにしか見えなかった。 ◆ 「凛子ちゃんは、ゴルフするの?」 今日は美奈子の誕生日...
「香奈、30歳おめでとうー!」 港区女子仲間に呼び出されて『サイタブリアバー』に到着すると、馴染の顔ぶれが集まって香奈を待ち構えていた。仲間たちが、香奈のサプライズバースデーパーティーを開いてくれたのだ。 正確には、香奈の誕生日はまだ2週間以上先である。しかし港区女子は、お誕生日は月で祝う。つまり、今月は幾度となく香奈のお誕生日会という名目のパーティーが開かれる予定である。今日は、その第一弾に過...
“みゆきちゃん、用事終わったらここおいでよ。俺の友達、紹介する!https://tabelog...” 付き合って1か月になる彼、太一から届いたLINEをこっそり見て、みゆきは周囲に気づかれぬよう俯いたまま、にんまりと微笑んだ。 今宵、みゆきは西麻布の『サイタブリア バー』にいる。 港区でよく遊んでいる女友達の誕生日会に顔を出しているのだが、そろそろ飽きてきたところだった。 そもそも...
「そうなの?なんでそう思うの?」 「俺が将来田舎に住みたい、って言ったらNiceって言ってくれて。俺のこのロハス精神に理解を示してくれてさぁ。」 アキが田舎暮らしに興味があるとは、意外だった。青山で生まれ育った自分にとって、都心以外で暮らすなんて、到底考えられない。 「それでアキちゃんが圭介のこと好きなのかどうかは分からないけど。」 アキの上昇志向と“東京の女”という感じが好きだった...
西麻布の大通りから少し離れた住宅街にひっそりと姿を表す。毎日入店のための暗証番号が変わり、予約時に教えてもらうというシステムに、入店時から心が踊る。元々は普通の住宅だったという一軒家バー。 1階はプライベートラウンジとしてソファが置かれている。2階はバーカウンター、3階は個室という作りだ。家の中で居場所を探すように、自分の好きな場所を探すのがおすすめの使い方。...
<23歳・東京出身者・必須アイテム> ☆女性版 ・女子大生という冠はもう失ったという自覚 ・去年までチヤホヤしてくれていた経営者・芸能人の見極め(いらないアイテムは削除) ・ワンランク上の世界を見せてくれる年上のリッチな彼氏 ・西麻布のバーとホテルのバー(『サイタブリア バー』『MADURO』など) ☆男性版 ・学生時代とは違う、カジュアル且つ初任給でも払えるような話題のお洒落なお...
※1『ル ブトン』。木の扉を開けるとそこは日本人のためのビストロ※2『サイタブリア バー』。2階のバーカウンターの側にあるプライベ—トラウンジ。インテリアはすべてニューヨークで買い付けたもの...
代官山の焼肉『鉢山』が最強の肉の知識&ルートを駆使したバルが、表参道にあるのだ。 テリーヌ、コンフィ、リエットとおなじみのビストロメニューをすべてA5ランクの黒毛和牛で作るという稀有な店が『黒毛和牛レストランHACHI』だ。...
テリーヌ、コンフィ、リエットとおなじみのビストロメニューをすべてA5ランクの黒毛和牛で作るという稀有な店が『黒毛 WAGYU BARU & STEAK HACHI』だ。 なかでも食べるべきは、生肉好き垂涎の雌牛のユッケ。一度食べたら思い出す度に禁断症状を起こす甘美な味わいである。 オシャレな店内で生肉を堪能しよう。...
代官山の焼肉『鉢山』が最強の肉の知識&ルートを駆使したバルを10月8日表参道にオープンさせた。 テリーヌ、コンフィ、リエットとおなじみのビストロメニューをすべてA5ランクの黒毛和牛で作るという稀有な店が『黒毛 WAGYU BARU & STEAK HACHI』だ。 なかでも食べるべきは、生肉好き垂涎の雌牛のユッケ。一度食べたら思い出す度に禁断症状を起こす甘美な味わいである。...
西麻布の最高級フレンチ『レフェルヴェソンス』。 ハッとするほど真っ白なテーブルクロスの上で、琥珀色のシャンパンが華奢なグラスに注がれてゆく。きめ細かな泡が勢いよく立ち上がるその様を、私はただうっとりと眺めた。 「じゃあ…今月もよく働いた私たちに」 向かいの席で、ボブヘアーの美女がそっとグラスを傾けた。同じ外資系消費財メーカーで働く、同い年の同期だ。 私たちは“ご褒美会”と称し、こうして月1で贅沢ディナー...
実は、祐一の他にも私を「好きだ」と言ってくれている人がいる。 同じITベンチャーに勤める同い年の同僚で、柴田という男だ。あるアプリ開発のプロジェクトで頻繁に関わるようになり、自然と親しくなった。 彼氏の祐一と違いサービス精神旺盛なタイプで、フレンチとお寿司が好きだと言えば『レフェルヴェソンス』でご馳走してくれたり、今月末には金沢の『小松弥助』の予約までとってくれ、グランクラスで日帰りしようと誘われている。 何...
知之さんが予約してくれたのは、西麻布にある『レフェルヴェソンス』だった。 噂には聞いていたが、実際に店に足を運ぶのは初めてで、期待に胸を膨らませながら食事が始まる。...
西麻布にある『レフェルヴェソンス』は、ここ一番の勝負で使う店だ。繊細で美しい料理はもちろんのこと、良いワインが揃っている。...
“男の愛情の大きさは、女にいくらお金をかけるかに比例するの。” 大学時代から、明日香がいつも隣で口癖のように言っているのを、愛子はこれまで笑って聞き流していた。だけど今日に限って、その言葉が蘇り、頭から離れない。 サークルの友人たちと明日香の渋谷のマンションを訪れた日の夜、自宅で夕飯の皿洗いをしながら、愛子はその日明日香と交わした会話を思い返していた—。 「ねえ、明日香は公平さんのどう...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧の...
埼玉県出身のユリ、27歳。大手損害保険会社でエリア総合職として勤務。強い自立心を持った彼女が、彼氏と同棲していた港区を抜け出し、代々木上原という地で、迷い、葛藤しながら自分らしさを取り戻す。 代々木上原での生活を始め徐々に自分らしさを取り戻すユリだったが、将来への不安は尽きない。転職サイトに登録したり、会社の先輩・綾子に相談して強烈なダメ出しをされたり、何とか打開策を見つけようとする。 そんなとき、...
理沙:この間、彼と『レフェルヴェソンス』に行ってきたんだけど、その時にプロポーズしてくれたんだ。どの料理も美味しさと驚きがあるんだけど、特にフォアグラは他では食べられないような軽さと爽やかさがあって本当に美味しかったよ。また行こうって約束しちゃった。 さりげなく婚約指輪を触りながら話題レストランの思い出を話す理沙の顔には、隠しきれない自慢気な笑顔が滲み出ている。...
「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。 海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。 そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない 。彼氏がいる訳ではないので、複...
西麻布でのBBQから1週間後、芹沢から連絡が来た。1週間後に連絡が来るということは、あの場にいた女性に断られ、思いついたように連絡したのだろう。こういう誘いは普段なら断るが、今はデートしている相手もおらずGW明けの暇な休日だ。ふいに「OK」のスタンプを押してしまった。 誘われたレストランは西麻布の『レフェルヴェンソンス』だった。他の女性の代打要員だろう、そんな意地悪な気持ちはあったが、この店だったら断る理...
高級店に行くことも多いが、ランチで気軽に使う時もあるので、やはりコスパは良い。 「最近はゴルフもほとんどやらなくなっちゃったので、美味しい店を探すのが趣味のようなものですね」...
そして、数ヶ月前の合コンで出会ったのが今の彼女。丸の内に本社がある美人が多いと有名な保険会社Tの一般職の英理(23歳)。同期4人と、鼻息荒く参戦した合コンで出会いました。ほっそりとした色白美人。現在交際3ヶ月目です。 先日、彼女の誕生日に、大奮発して、『レフェルヴェソンス』に連れて行ったんですよ。高樹町の交差点までタクシーで乗り付けて、長谷寺がある路地を入っていくんだけど、246から一本入るだけで、喧...
10日間で、出会いから恋愛成就、さらには、彼女の女友だちから大絶賛される素敵彼氏になるためのとびっきりのレシピをご紹介。ナビゲーターは、1,000人以上の男性を見てきた私・桜子! さ、この連載も残す所あと2回。前回、レストランデートの次に待ち受けるホテルデートの基本について押さえたわよね。今回は、さらに実践的なレッスンよ。恋人たちの総決算、クリスマス!まだまだ先と思いきや、いつの間にか、1ヶ月余り。時...
旬の食材とフレンチの技法を使い、個人と食材、人と人の出会いから生じるエネルギーを具現化する生江史伸シェフ。 レストランの語源となるフランス語の原語「レストレ」が"回復させる"の意を持つことから、ゲストの心を癒す空間作りに務めている。 ランチでもディナーでも評判のメインの鴨料理は、そんな生江シェフの個人的な体験を写しとり、様々な食材を一体化させた芸術的一皿。食せば、鴨に対するイメージが底上げされる。...
六本木ヒルズけやき坂コンプレックスの『Lauderdale』(ローダーデール)は特にIT業界では朝活のメッカとして人気処。 営業時間は朝7時(土日祝日は8時)から24時までと非常に長い。朝食やランチではアメリカンダイナーなテイストだが、夜は本格派ビストロへと豹変する。 あの著名フレンチ『L'Effervescence』(レフェルベソンス)の立ち上げに携わった小室 肇氏が、2012年シェフに就任。本格的な...
「アジアのベスト・レストラン50」にも選出され、日本のみならず世界のグルマンから耳目を集める。エグゼクティブシェフである生江史伸氏が紡ぎ出す料理は、非常にロジカル、かつ、自然への敬意に満ちている。 この夏、秋田・白神山地を歩いた際、たまたま目に留まったオオバコによって「何か、意識のスイッチが入った」という。「食材=栽培や飼育できるものに特化してはいないか?と感じたのです」。そこで、この料理では、野生のオオ...
西瓜の香りを加えた鮎やイチジクの酸味を添えたフォアグラ、丸ごと火入れしたカブなど。豊かな感性で生み出される料理は、永く記憶に刻まれる逸品。...
「それぞれ独自性を持って料理に相対する、ふたりの教えを融合した店にしたい」 9月にオープンした新店でエグゼクティブ・シェフに就任した、生江史伸氏は言う。「ふたり」とはミシェル・ブラスとヘストン・ブルメンタールで、北海道『ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン』と英国にある3つ星店『ザ・ファット ダック』、2軒の名店でスーシェフを務めたのだ。 自然からインスピレーションを得て直感で作るシェフと、レストランと別にラ...
「真子…久しぶり」 「俊…!?」 大学のサークル仲間との久しぶりの飲み会。そこに現れたのは、真子が忘れたくても忘れられなかった元彼の俊だった。 「どうしてここに?いつ帰国したの…?」 真子は、俊が帰国していたなんて、全く知らなかったのだ。 「仲いい同期に報告したら、今日集まるって聞いてさ…」 「そうなんだ…」 真子は動揺を悟られないように、少しぎこちない笑顔を浮かべた。 「あ、真子さ…」...
仕事と家の往復しかなく、合コンにも行かなくなったので(笑)たまのリフレッシュとして、春香と近所の美味しいお店を開拓するようになりました。広尾は都内でもレストランの激戦区。蒲田や芝浦時代はレストラン不毛地帯でしたから、嬉しい限りです。 定番の『ラボンバンス』から始まり、家から近い高樹町付近の南青山7丁目の日赤通りのお店はかなり開拓しました。イタリアンの激戦区なんですよね。『イル テアトリーノ ダ サローネ』、『ペガソ』や『...
~イタリアの伝統料理をリストランテ仕立てに昇華~ 店名の由来である”小劇場”でシェフが腕を振るう“魅せる”イタリアン。全12皿の月替りのコースは、イタリアの伝統料理や地方料理を再構築したクチーナクレアティーヴァ。 現地で感銘を受けたメニューを、シェフがリストランテ仕立てに昇華。スパイスによる味の変化や、盛り付けなどを工夫し、絵画のように繊細な作品を生む。それらに感嘆の声を上げる客の姿、店名が意味する...
気心知れた間柄の人と訪れるという瀬川さん。もちろん、この店にもワインのポイントがある。 「イタリアのビオワインが楽しめます。自分も知らないような面白い品種があって、こんなものがあるんだ!というワインが出てきます。新しいマリアージュの楽しみを教えてくれるお店です」...
ここは、横浜随一のイタリアンと呼び声も高い『サローネ2007』が手掛けるリストランテである。カウンターに立つのは、同店でフロアマネージャーを務めた西嶋大明氏だ。料理は、統括シェフとして腕を揮ってきた樋口敬洋氏が担当し、素材の質感、味と香りの組み合わせに妙味を湛えた料理をコースに絞って供す。両者が絶妙に融合した、注目のカウンターイタリアンだ。...
“ちょっとだけ、素敵な時間を過ごしたい”誰しもそんな日があるだろう。そんな時に、気軽に立ち寄れてリラックスできる、『Bistro plein』が丁度良い。 レストランほどフォーマルではないけれども、ブラッスリーやカフェほど日常的ではない。 “ちょっといい日。”を演出するのが、同店のコンセプトだ。...
表参道駅から徒歩7分。『Bistro plein(ビストロ プラン)』は、カジュアルデートにぴったりの小さなビストロだ。 22席というこぢんまりとした店内には、アットホームな空気が流れており、「お家ビストロ」と呼ぶにふさわしい雰囲気。 良い意味で青山らしくない、肩肘張らずに食事を楽しむことができるお店だ。...
店名:Bistro plein(ビストロ プラン) 住所:港区南青山6-3-13 サーラ南青山 B1F 営業時間: 【水曜~土曜】17:30~23:30(L.O.23:00) 【日曜】17:30~22:00(L.O.21:30) 定休日:月曜・火曜(貸切・各種イベントご希望の方はお問合せ下さい) 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-6452-6077 URL:https://selec...