「あー、泉!久しぶりー。元気にしてた?」 「浩子、美樹、久しぶり!」 湿った空気の中に、ほんのりと秋の気配が漂い始めた金曜日の夜。私は大学時代からの...
初デートは、戦場と言っても過言ではない。 会話を盛り上げるために頭を高速回転させる男。それに合わせつつ、ちょっとした言動や会話で男をふるいにかける女。 ...
7月28日(木)、20時。 早速、今回めでたく東カレによりマッチングし、初デートすることになった2人の経歴を紹介したい。 男性の名前は誠人...
6月の週末の夜、希は昌大と一緒に銀座へ向かっていた。 「たまには、素敵な所で食事しよう。銀座のレストランを予約したから、おしゃれしてきてね」 ...
世界最高峰の美食タウン・銀座において、多くのグルメを魅了してきたフレンチ『ラール・エ・ラ・マニエール』。 そんな名店がこの5月、新たなシェフを迎え、...
来月、付き合って3年になる彼女が30歳の誕生日を迎えます。メモリアルな30歳という日を、どのようなレストランでお祝いすればよいでしょうか?お店選びに悩んで...
シェフの清水将氏は、フランスの3ツ星『マルクベーラ』時代、朝の4時から野山に分け入り山菜やキノコを収穫。『アルページュ』では自家菜園を持つアラン・パッサー...
優子からLINEをもらったのは、仲良くなってから半年くらい経った時だった。 —颯太さん。相談があるんですが、今度の金曜の夜空いてますか? このLINEを見て、僕はすぐにわかった。きっと二人きりでの食事を意味しているのだろう、と。 —もちろん!大丈夫?何か食べたい物&都合の良いエリアがあれば言ってね。 こう返信を打ちながら、どうしようかと考える。 —何でもどこでも嬉しいです! 優子からの返信に...
そんな淡い恋心を抱き続けていたものの、私は“彼の迷惑になるかも”と思い、何も行動できずにいた。 しかし、同僚の香奈に相談したのがキッカケで後押しをされ、思い切って自分から誘ってみることにした。 —颯太さん。相談があるんですが、今度の金曜の夜空いてますか? 緊張しながら送ったLINEに、彼はすぐに返事をくれた。 —もちろん!大丈夫?何か食べたい物&都合の良いエリアがあれば言ってね。 —何でもどこでも...
実は鉄平が焦りを募らせる相手は、瑛士だけではない。 先輩からも可愛がられ、「若手の中で頭ひとつ飛び抜けている」と信じていた自分が、実はもう若手とは言えない年齢になっているのだと気付かされる出来事が最近あった。 26歳の帰国子女がぐんぐん頭角を現してきたのだ。 「どうせ、親の七光りだろう」 彼の父親はそこそこ名の知れた企業の社長だ。親の七光りで入社した、英語しかできない男だと思っていた彼が...
以前から彼女と頻繁に訪れているお気に入りのレストラン。8月のリニューアル後も店内の雰囲気の良さは変わらず、更にリーズナブルになったのが嬉しいです。...
ディナーのおすすめは『レゾナンス』です。最近はリニューアルをして、雰囲気の良さはそのままに、以前より価格はリーズナブルに。 私の職場から眺める、仲通りのイルミネーションはとても綺麗。冬の残業も元気が出ます。...
約束の日、お客さんとその同僚がすでに席に着いていた。同僚の方がイケメンだった。 「こんなに美味しいお肉初めて食べました!」 実はここ3回めだけれど、ここはそう答えておく。皿ごとオーブンで焼きあげた熱々のステーキをみんなでシェアしたら妙な一体感も芽生えた。 会は盛り上がり、次は4:4の拡大バージョンでお食事会をすることになった。 私とイケメンの彼が幹事になって、場所はリニューアルしたばかり...
「そうなんですね、私たちも大手町ですよ♡」 大手町に本社を置く大手IT企業で働く男性たちを前に、優子が甘えるような声を出した。 場所は丸の内の『レゾナンス』ここに、男女3対3でテーブルに向かい合い、食事会がスタートした。 互いに探り合うようにして始まった会だが、食事と会話が進むにつれ打ち解けてきた。そして皆が盛り上がる中、美緒は男性の一人からある言葉を言われた。 「美緒ちゃん、なんか...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 彼女たちは、人生のパートナーとして、どのブランドの靴を選ぶのか。 靴と東京と私。靴なしでは、女の人生は語れない。...
ダイナミックなオープンキッチンで調理される、気取らず美味しい、普段使いができるフランス料理店。 K「森田恭通さんが内装を手がけていて、天井が高くてインテリアがかわいい。お洒落のしがいがあります。」...
5丁目から1丁目へ銀座内移転を果たした『ドミニク・ブシェ トーキョー』。新店舗はシェフのアパルトマンにおよばれしたかのような、コージーで温かな雰囲気を演出。 料理や文化、技術の“継承”をテーマに、コースにはブシェ氏の料理人人生におけるエポックな料理が組み込まれる。2000年誕生の「牛テールの赤ワイン煮込み」もそのひとつ。添えたじゃがいものピュレにトリュフをあしらい強さを加えたのは、東京店シェフ・厚東創氏のアイデア。 フ...
しかし、そこから私は裕司さんの感情や思いが掴めず、物憂い気持ちを募らせることになる。 初回のデートは明らかに良い感じだったし、LINEも来る。向こうから誘いも来る。それなのに、一向に距離が縮まらないのだ。 2回目は、銀座の『ドミニク・ブシェ トーキョー』で食事を楽しみ 、その後はコンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を見ながら飲むという、典型的なデートコースで、私たちは夜景に酔いしれた。...
そこから、僕たちは何度かデートを繰り返した。 2回目のデートは、『ドミニク・ブシェ トーキョー』に行った。その後コンラッド東京のバー 『Twenty Eight』で夜景を眺めながら飲んだ。 絵に描いたようなデートコースに彼女もうっとりしてくれていたと思う。 3回目は 『ディキシー ダイナー 恵比寿』で昼下がりにランチ。美由紀が飼っている犬に会いたいと、僕がリクエストしたのだ。 犬好きの僕は...
1丁目の路地。ビルの2階にあったのは『ドミニク・ブシェ トーキョー』だ。 店内はまるでシェフの邸宅を思わせるセンスよく温かな空間。壁も椅子も凛としたスタッフもすべてが上質。クラシックとは無縁の雰囲気。銀座らしくない、と思った。 案内された個室にはシェフズテーブル。目、耳、舌にも楽しいフレンチは、ただただ私を幸せにした。サービスも一流。銀座が私を許容してくれている。しかも「いい女」として。海外にいっし...
2015年夏、5丁目から1丁目へ銀座内移転を果たした『ドミニク・ブシェ トーキョー』。新店舗はシェフのアパルトマンにおよばれしたかのような、コージーで温かな雰囲気を演出。 料理や文化、技術の“継承”をテーマに、コースにはブシェ氏の料理人人生におけるエポックな料理が組み込まれる。2000年誕生の「牛テールの赤ワイン煮込み」もそのひとつ。添えたじゃがいものピュレにトリュフをあしらい強さを加えたのは、東京店シェ...
約束の週末、美咲は、雅彦に指定された店に向かった。銀座のフランス料理店『ドミニク・ブシェ トーキョー』だ。 美咲にとってはランチで訪問するのが精一杯の、憧れのレストランだ。雅彦からLINEで店のリンクが送られてきたときは小躍りしそうになるほど嬉しかった。 店に到着すると、雅彦が、同僚の男性と共に先にテーブルについていた。 「美咲さん、初めまして。雅彦くんと同期の光博といいます。」 そ...
連絡先を交換した一週間後、思い切って自分から和彦を食事へ誘ってみた。 —美羽:もし良ければ、お食事ご一緒させて頂けませんか? するとすぐに返信が来て、私たちは初デートをすることになった。しかも初デートは『ベージュ アラン・デュカス』で、私は更にテンションが上がっていた。...
—とは言え、ただの社交辞令だったんだろうなぁ。 彼女と連絡先を交換してから、僕はそう思っていた。それに立場上、“仕事の関係で繋がれば得をする”と思われることも多く、美羽もそんな感じの一人だと決めつけていた。 しかし美羽は他の子たちと違い、真剣に僕のことを恋愛対象として見てくれていたらしい。 —美羽:もし良ければ、お食事ご一緒させて頂けませんか? 知り合ってから一週間後に来たLINEに少し驚きつつも、断る...
まず一軒目は『ベージュ アラン・デュカス 東京』。東京の一等地にオープンして15年になる不動の名店だ。 店が入るのは「シャネル 銀座ビル」の10階。そう、ここはシャネルとフレンチの巨匠であるアラン・デュカス氏とのコラボレーションであるレストラン。 ハイブランドが並ぶ銀座には、ブランドを冠したレストランが点在しているが、その先がけが『ベージュ アラン・デュカス 東京』なのだ。...
2018年秋にリニューアルした同店のインテリアは、世界のシャネルブティックすべての設計を担当するデザイナーのピーター・マリノ氏がプロデュース。 総料理長を務めるのは、生産者に直接仕入れ交渉をするなど、アラン・デュカス氏のエスプリが受け継がれる小島 景氏。 シェフパティシエのシルヴァン・コンスタン氏によるアニバーサリーケーキは、シャネルの代表作のハンドバッグ「マトラッセ」を表現している。...
店名:ベージュ アラン・デュカス 東京 住所:中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 10F 営業時間:ランチ 11:30~16:00(L.O.14:00) ディナー 18:00~23:30(L.O.20:30) 定休日:月曜・火曜、夏季、年末年始 電話番号:03-5159-5500...
そこには『ベージュ アラン・デュカス』でにっこりと笑う、シャンパングラスを持った彼女の笑顔があった。他の投稿をみると、どうやら彼女は仕事で昇進したようだ。 ―すごい…。 なぜだか分からない。だが香織は彼女の投稿を見た瞬間、嫉妬よりも何よりも、“完敗だ…”と思わずにはいられなかった。 ―拓斗の本命で、その上仕事でも昇進して…。確かに雅也さんの言う通り、今の私では到底叶わない…。 しかし...
記念日に、彼女が大好きだからと奮発して連れて行った『ベージュ アラン・デュカス 東京』でも、「個室じゃないと落ち着かない。」と言われてしまって。彼女を喜ばせようと頑張っただけにショックでした。 また僕の仕事が忙しくなる一方で、彼女の唯一のレギュラー番組が終了することになりました。アナウンサーの世界って過酷ですよね。一流大学を出て、かつモデルの様なビジュアルの子の中での競争な訳ですから。 僕も近い...
「...僕のプリンセスへ」 シャネル銀座ビル最上階の『ベージュ・アラン・デュカス東京』にて、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツのデザートをうっとりと堪能していた美波は、この日、人生最大の幸福も一緒に味わった。 恋人の孝太郎がスッと人差し指を立てて店員に合図をすると、大きな白い薔薇の花束が目の前に現れたのだ。 「...ど、どうしたの...?急に、こんな素敵なお花...」 突然の演出に驚...
今まで25年間生きてきて一番嬉しかったのは、藤田さんから「結婚したい」って言われた時。 『ベージュ アラン・デュカス 東京』で食事中、何気なくプロポーズされた直後は、あまりにも突然すぎて冗談かと思った。...
コース名:クリスマス特別コース 場所:ベージュ アラン・デュカス 東京(中央区銀座 3-5-3 シャネル銀座ビルディング 10F) 提供期間:12/20(水)~12/25(月) 提供時間: ランチ 11:30〜(L.O.14:00) ディナー 18:00〜(L.O.20:30) 内容: ・12/20(水)※通常メニューあり ランチ 13,000円/ディナー 38,000円(税込・サ別) ・12...
スリリングな体験は恋に結びつきやすいと言われるが、そんな心理がデートにプラスに作用するのが高級フレンチ。たとえばフレンチの巨匠とシャネルが手を結ぶ『ベージュ アラン・デュカス 東京』は、凛とした緊張感のある空気に気分が上がる一軒だ。 「料理はファッションにおけるコレクションと同様、季節感を大切にするものです」というデュカスの考えに基づくコース(¥14,000〜税込サ別)は、重さを排除したモダンなスタイル。...
質の高い料理とサービスで、常に最高のものを提供する「アラン・デュカス・エンタープライズ」と最高級ファッションブランド「シャネル」に共通する“シンプルかつエレガント”なエスプリが、料理と空間の細部にいたるまで表現されている『ベージュ アラン・デュカス 東京』。 インテリアのすべては、世界のシャネルブティックすべての設計を担当するデザイナー、ピーター・マリノ氏が演出。 テーブルアートには、陶磁器やクリス...
◆ 翼から「会社を辞めようと思う」と言われた時は、本当に別れようと思った。だが、夢に向かって頑張る彼を、素直に応援したいと思えたし、そのタイミングで別れを切り出すのは酷なことに思えたのだ。 信じた通り、翼は自分の会社を始めて、順調に業績を伸ばし、最近はやっと時間の余裕もできたようだ。 ―この勢いに乗って結婚まで進めば理想的― そう思っていた矢先に、また翼が「忙しいから、しばらく会えな...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる 。 東京生活を生き抜く上で、知っておくべきルール。 武器も持たず、手探り状態で進む人より、先に攻略法を知っている人が得をし、 東京ゲームを制する仕組みになっている。 ステップアップしていくのか、道を踏み外すのか...... 一つの選択が、人生を大...
波乗りの後、夕方からの美帆との待ち合わせに大遅刻しました。その日は波が良くて、気づけば予定よりかなりの時間が過ぎてしまったんです。海の中では時間が分からないので……。 言い訳ですが、週末に湘南で波がいい日というのは、僕みたいなサラリーマンサーファーにとってはかなり希少なんです。さらに帰り道は大渋滞していて、結局、約束には3時間遅れ。 美帆は想像以上に怒っていました。渋滞で遅れる、と何度か伝えたに...
アラン・デュカス氏に「私の料理哲学を最も理解する日本人料理人」と言わしめた小島 景総料理長。使う野菜は、自らが毎朝、鎌倉の市場へ足を運んで仕入れるこだわりぶり。 食材はもとより、ソースひとつ、切り方ひとつ、美味しさと美しさのための手間暇を惜しまず、妥協なく作られた珠玉の料理が婚礼を彩る。「婚礼のゲストは年齢・出身地・性別が様々。その全てに喜ばれるメニューを心がけています」。 至福の祝宴がここに。...
テーブルマナーをはじめ、牡蠣や海老など魚貝類の食べ方で相手の考え方や生き方が見えます。つまり人生が見える。私は器用な食べ方より、どこか不器用さがある方が好きです。...
紅葉が終わらないと何となくクリスマスという気持ちにならないわよね。木枯らしが吹いて、裸になった木に電飾が巻きつけられた街の景色を見て、ようやく「あ、そろそろクリスマスか」とやる気になったところで、もう遅い。 もし、クリスマスを外でディナーしようと思ったら、10月から始めた方が賢明。レストランの予約も2ヶ月前から受け付けるところが多いと考えると、正確には、10月23日から始まるのよ。 12月になっ...
東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カレンダーが、東京に住む女性たちをエリアごとに分類した「東京女子図鑑」女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていく!? 本日は、人気の街《銀座》。秋田から上京して、アパレル企業に就職し「三軒茶屋」「恵比寿」に住んだ綾が、次に引っ越した街とは・・・? 前回:28歳OLが選ぶ街「恵比寿」。いつでも脱げる臨...
自宅から自転車で10分か15分。鎌倉駅の駐輪場にママチャリを置いたら、駅東口から徒歩3分ほどの鎌倉市農協連即売所に、急ぐ。 『ベージュ アラン・デュカス東京』総料理長・小島景氏の、いつもの日常だ。この市場に通い、既に10数年。ニース、モナコでの修業中に野菜に開眼した彼にとって、生まれ育った街に農家が直接販売を行うこの場所があることは、幸福な運命だったのだろう。 市場は正月三が日を除き、毎日開く。4班に分か...
お風呂から上がるなり、数時間放置していたLINEをチェックする。 雄太からそろそろ連絡がきているのではないか。そんな淡い期待を抱いてスクロールするが、それらしきものは一切見当たらなかった。 −どうしよう。 言いようのない寂しさと後悔が、あずさを震えさせる。 家を飛び出し、病気の夫を一人ぼっちにさせてしまったのだ。雄太のことを支えたいという気持ちは嘘ではないのに、どうして自分はいつも真逆の行動ばかりしてし...
「よっ、おつかれ」 今日のランチは、ブリックスクエアの『ミクニ マルノウチ』を河村が予約してくれていた。 平日限定のクイックランチとはいえ、ミクニらしい、野菜をふんだんに使った美しく健康的なプレートが楽しめる。 ブリックスクエアには三菱一号館美術館や中庭があり、ここは平日の殺伐とした空気からエスケープ出来る丸の内のオアシスだ。 「おいしい〜!」 あずさが感嘆の声をあげると、河村は「良かった」と言っ...
「湯川。実は、来週の人事異動で湯川のNYへの異動辞令が出ることになった。」 その言葉を聞いた可奈子は、ビックリしすぎて一瞬事態が飲み込めなかった。 「え、私がNYですか?」 「うん、そう。ずっと海外に行きたいって希望していただろう。湯川にはいつも人一倍働いて貰ってるし、次の海外駐在員の派遣がある時には送りたいと推薦してたんだ。」 「そうだったんですか…。それは、どうもありがとうござい...
紀子の専業主婦になるという決断は、彼女を知る人にとっては、もはや山口百恵や堀北真希の引退くらいのインパクトがあった。 キャリアの絶頂期で、なぜ“わざわざ”専業主婦なのか。休職でも産休でもなく、彼女は完全に退職してしまったのだ。 経済力もある夫婦なら家政婦やベビーシッターを雇うことも容易だろうし、あれほどの栄光を手にしたキャリア女が、専業主婦で満足できるものなのだろうか。 きっと夫がよほどの...
「以前、友人と“ザ・女子会”をテーマに出かけたことがあって(笑)。優雅に銀ブラをしてから、食事をしたのが『mikuni MARUMOUCHI』でした。料理には野菜がたっぷり使われていて、見た目も本当にきれい。」と町田さん。 「『一号館広場』を見下ろすロケーションもよく、今の時期ならイルミネーションも綺麗。女性なら喜ぶこと間違いなしの1軒だと思います」とお勧めしてくれた。...
退社後にオフィスビルのエントランスで落ち合った由香は、ベビーピンクのノースリーブのサマーニットに、真っ白なフレアスカートを合わせていた。 肩にはセットアップのカーディガンをちょこんと乗せ、耳元には静かに揺れる華奢なパールのピアス。よくよく由香を観察すると、直人の勧めるコーディネートそのものだ。 「ダメもとで誘ったのに、杏子が来てくれるなんて思わなかった。美人がいると男性喜ぶから嬉しい♪」 ...
三國清三氏がプロデュースするレストランのコンセプトは、レストランのたたずむ丸の内にちなんでいる。東京駅という東京を象徴する中心エリアだからこそ、“都産”にこだわった料理を展開。東村山や桧原村、西東京などから稀少な露地栽培の東京野菜を、およそ20種類取り寄せる。さらに、東京軍鶏や秋川牛などのブランド肉から、青ヶ島の塩などの調味料に至るまで徹底。 しっかりとしたコース料理を用意する一方、ビジネス街という場所な...
2016年5月、同ビルの8F〜10Fに本格フレンチ『レストラン・オザミ』が満を持して登場した。丸山宏人さんが長年温めてきた構想を全て詰め込んだという「夢の集大成」が実現。 同社が長年培ってきたノウハウと、「自社ビルだからこそ実現できる」という破格のサービスが、レシピや盛り付けにも見事に発揮されている。...
世界中のセレブを虜にしてきた、イタリアの高級靴ブランド・レネカオヴィラ。 私がこの靴と最初に出会ったのは、大学の卒業旅行でイタリアを訪れた時だった。 あまりにも美しい、芸術作品とも呼べるクリスタルのビジューが施された靴を一目見て、私はすっかり恋に落ちた。 女性なら、誰もが一度はあるのではないだろうか? “靴と目が合い”、そしてその靴を“何としてでも持って帰りたい”という衝動に駆られたことが。 その...
銀座や丸の内を中心に、正統派フレンチレストランを展開するオザミ ワールド。銀座のど真ん中に所有する自社ビルの1~4階に3月にオープンした「プティ オザミ」もまだ記憶に新しいが、同ビルの8~10階に満を持してオープンしたのが本格フレンチの新店『レストラン・オザミ』だ。 細い路地に面した1階のテラス席は、本場のパリを彷彿とさせる開放的な雰囲気。ふと脇に目を向けると、小さな看板が、8階への入口を教えてくれる。...
「お肉といえば熟成肉でしょ。今度のデートも熟成肉に行きたい」という彼女のオファーにこたえるのもいいが、男たるものさらに上をいく提案をしたいもの。今の時期なら、「旬を迎えたジビエの鴨、食べてみたくない?」と返すのはいかがだろう。 フランス語で野生鳥獣を指すジビエは、牛や豚に比べ脂肪が少なく、香り良さ、肉の旨みが強烈な味わい。大人の冬のデートでは押さえておきたい味覚だ。せっかく行くなら銀座のフレンチ、こんなお店はいかがだろうか?...
「今度の課長、すっごい苦手―」 期末の最終日を終えた夜、祐奈は同期の女子たちとブリックスクエアの『マルゴ』に集合していた。 ワイングラスを片手に、祐奈は丸の内の夜空に向かって叫ぶようにそう言った。 「なんで?野村課長素敵じゃん!綺麗だし、仕事もできるし!」 ―ちょっとキャリア志向の強い子は、すぐこういうことを言う。 「嘘でしょー。おじさん課長の方が扱いやすくてよかったよ・・・。今日も帰り際に、仕事...
「ねぇ、聞いてもいいかな?」 初めて会ったときのマシンガントークが嘘のように、春樹がそっと尋ねてきたので、彼のLINEの返信をふと思い出した。 『藤沢さんがどんな状態でも僕はOKです、もちろん1ミリも会いたくなければ話は別ですが笑』 色々と考えた後に送ったであろうその返事に、優しさが垣間見えて千尋は誘いに応じたのだった。 「あの、聞いていいのか分からないと言いつつ聞いちゃうんだけど…、好きだった相手って、速...
「じゃあ綾乃ちゃんと穂花ちゃんは、小学校からずっと一緒なの?」 太郎たちは『マルゴ丸の内』で、楽しく食事会をしていた。ここは今日太郎が連れてきた同期のチョイスだが、手ごろな値段で食事もワインも楽しめる、いい雰囲気の店だった。...
よく行くお店:『マルゴ丸の内』 通勤バッグ:LONGCHAMP 好きな有名人:井川 遥 男性のタイプ:クマみたいな見た目で背が高く、がっしりした体型の人 美の秘訣:我慢をしない、ストレスを極力溜めないこと...
「へぇ、お前の嫁もやるじゃないか。となると、お前は立場ナシだな。それで成城からノコノコ退散してきたってワケか」 会社帰りの『マルゴ 丸の内』にて、吾郎は白ワインを飲みながら涼しい顔で言った。遠慮のない嫌味口調は相変わらずだが、今日の松田に反抗できる気力はない。...
健全な雰囲気のお店が良いだろうという武田の計らいで『マルゴ 丸の内』にやってきた。 「大西さんも、子育ての為に仕事をセーブする男性って、キャリアを妥協したと思いますか?」 「う~ん、そうですね…正直に言うと、今迄はフロントからバックオフィスにうつる方って、昇進を諦めたのかなって思っていた節がありました。でも、今日のお話を受けて、それって結婚とか子育てを現実のこととして捉えていなかったからだと気付...
どの季節よりも断然、気分が盛り上がる夏の夜。界隈のオフィスで働く丸の内男子であれば、近場の店を使いこなすことが、デキるビジネスマンの心得だというもの。 とくにこの季節、丸の内男子の出没率が増えるのが、ブリックスクエア内にある『Marugo』だ。...
レンガ造りのレトロな佇まいと緑が豊かな中庭は、女性ウケが抜群。グラスワインの種類が豊富で、料理も美味しくてリーズナブル。デートにも使えるお店です。...
仕事後の楽しみは『マルゴ』での一杯。テラス席が気持ちよくデートにおすすめです。ワインの種類も豊富だから、好みの味を探すのも楽しいです。 丸の内は夫と出会った思い出深い街。仕事で毎日来ているのに、飽きないですね。...
緑豊かな中庭とレンガ造りの建物が見えるテラス席は、どこか懐かしい雰囲気が漂い異国情緒が感じられる。テラス席からの眺めは、まるでフランスのとある風景を切り取ったかのよう。 フランス郷土料理を中心とした小皿主体のビストロ料理は、カジュアルプライスで楽しめる。おすすめは、月間約30頭しか出荷されず“幻の牛肉”と呼ばれる「本日の〝尾崎牛″」(¥2,100~)。様々な部位をグリルで楽しむことができる。また、ワインの...
新東京ビル1F パリの下町にあるブラッスリーのように、フランスの郷土料理を温かな雰囲気で食す店。 夜のプリフィックス(前菜+主菜+デザート)がなんと¥3,218という良心価格なので、仕事終わりに仲間と気軽に来るにも最適だ。 生きたまま届くモンサンミッシェル産ムール貝のワイン蒸しやディジョンマスタードをつけて食べるステーキフリットなど、現地の定番メニューにワインが進むのは言わずもがな。 「豚肉と鶏白レバー...
「アリサさん、私、結婚したいんです。」 『ブラッスリー・オザミ』で食事中、突然真顔で愛華に“結婚したい宣言”をされ、一瞬反応に困ってしまった。 「そう...いいんじゃない?」 宣言する相手が違うのでは?と思いながら、豚のトマト煮込みを自分のお皿に移す手は止めず、曖昧な返事をする。 愛華が和樹と交際を開始して、約半年。 妙齢だし、結婚を意識するのは当然と言えば当然のこと。しかも前から結婚願望の強い愛...
丸の内のオフィス街の一角、左右に三菱系のビル、正面に有楽町国際フォーラムがそびえる、オフィスビルど真ん中の路地に店を構えた、パリ風のたたずまいの『ブラッスリー・オザミ』。 丸の内に3つの支店を出している銀座『オザミデヴァン』の4番目の支店で、パリ指向の強い『オザミ』グループの中でも、最もパリっぽい内装の店。 店に入った瞬間パリの町中のレストランを思わせる雰囲気が漂ってくる。...
丸の内のオフィス街の一角、左右に三菱系のビル、正面に有楽町国際フォーラムがそびえる、いかにも都会っぽい裏路地に店を構えた、パリっぽいたたずまいのブラッスリー。丸の内に3つの支店を出している銀座『オザミデヴァン』の4番目の支店で、パリ指向の強い『オザミ』グループの中でも、最もパリっぽい内装の店だ。 入口脇はカウンターで、ワイン立ち飲みのバール利用も可。舗道に出た客席はカフェ利用も可。使い勝手のよさが素晴らし...
「肩肘張らずに美味しいものを食べてほしい」という十時シェフ。 銀座を代表するレストランのひとつでありながらも、かしこまることなく、ゆっくりと食事ができるのがうれしい。 日本の旬を大切にした料理は、国内から選りすぐった食材を使い、日本人に愛される優しく大らかなひと皿へと集約されている。 『銀座レカン』で長く総料理長を務めた十時シェフだけに、その確かな技術は揺るぎないが、今年は新しく溶岩グリラーを導入し、さらなる美味...
かつて『銀座レカン』の総料理長を務めた日本屈指のフレンチ料理人・十時シェフが自然派レストランをコンセプトに開店。 極上素材を使った正統派フレンチが食べられる。ハンバーグに使われる牛肉は、放し飼いで牧草を食べて育った健康的な赤毛和牛のもの。 荒く挽き、ごろごろとした肉の食感を残し、つなぎもほとんど使っていないため、食べると噛み応えがあり、肉本来の旨みが凝縮した味わい。香ばしくカリッと焼き上げた手作りのパンも、ぜひともお替...
食材の可能性を最大限に引き出す自然派レストラン 26歳の時、斉須氏が休暇で日本に帰ってきた際に、『銀座レカン』の料理長だった城さんから「若いやつがフランス行きたいというから話をしてやってくれ」と言われて話をしたのが最初の出会いだったという。 「まるで若いころの自分に会っているような感覚で仲良くなったんです」 斉須氏がこう話すのは、『GINZA TOTOKI』の十時亨シェフだ。 「フランス時代も、...
野菜や魚介類に旬があるように、肉にも季節の味がある。「これからの季節はまさに“仔羊の旬”。仔羊は初夏からが旨い!」 そう顔をほころばせるのは銀座で本物の味を追求し続けている『レディタン・ザ・トトキ』の十時亨シェフ。羊料理に定評があり、自身も羊を愛してやまないシェフが選んだ肉、それが「焼尻プレ・サレ」である。 「そもそもプレ・サレとはフランス・ブルターニュ地方の海岸で、潮風の塩分を豊富に含んだ牧草を食...
「おめでとうございます!」 愛知県から上京している義母の還暦のお祝いということで、『グリル うかい 丸の内』の個室には、康介の兄弟とその家族も集まり大変賑やかだ。...
丸の内の中心――。重要文化財の明治生命館などトラディショナルな建物が立ち並ぶ景観にシンクロするかのようにレトロモダンな空間を演出、非日常のひとときを楽しませてくれるのが『GRILL UKAI MARUNOUCHI』だ。 大正ロマンの薫り漂う店内は、ステンドグラスの天井にアールデコのシャンデリアが印象的。拭き漆を施したケヤキの梁や柱など和の設いの中に、現代アーティストのガラス工芸品がシックに融合する、この独自の様式美がいわゆる...
開放的で洗練された空間はとても居心地がいいです。選りすぐりの高級食材を使ったメニューとワインを、中庭を眺めながら楽しむ時間は、リラックスできて女性にも満足してもらえます。...
フレンチをベースに、厳選素材を用いたグリル料理を提供している『GRILL うかい』丸の内店。黒毛和牛に始まり、新鮮な魚介や旬の野菜料理も味わえる。炭火でじっくりと火を加えることで、食材の持つ旨みをギュッと凝縮させる。 炭火焼き特有の香ばしさと、薫り高い味を生み出している。ラリックのシャンデリアやステンドグラスをあしらったガラス天井と、アールヌーヴォーに彩られた店内はどこまでも瀟洒な雰囲気。 一流店の...
親友の結婚式から東京に戻る新幹線の中、詩音はすっかり塞ぎこんでいた。新郎の地元だという神戸で行われた結婚式で、輝くような幸せオーラを全身で放つ女友達は、今の詩音には眩しすぎたのだ。 詩音にも一緒に暮らして2年目になる裕介がいる。しかし27歳になり、プロポーズが無いままの関係に不安を覚え、一度同棲をやめてみようかという気持ちにすらなっていた。 東京に着くと今にも雨が降り出しそうな空だった。スマホには、...
フレンチをベースに、厳選素材を用いたグリル料理を提供している『GRILL うかい』丸の内店。黒毛和牛に始まり、新鮮な魚介や旬の野菜料理も味わえる。炭火でじっくりと火を加えることで、食材の持つ旨みをギュッと凝縮させる。 炭火焼き特有の香ばしさと、薫り高い味を生み出している。ラリックのシャンデリアやステンドグラスをあしらったガラス天井と、アールヌーヴォーに彩られた店内はどこまでも瀟洒な雰囲気。大切な人と共に訪...
.........なんか、変だったわ......。 杏子は、何とも形容し難い不完全燃焼感に苛まれていた。 認めたくないのだが、『グリルうかい』での松岡とのディナーは、帝国ホテルの『ランデブーラウンジ』でお茶をしたのと同様、正直、あまり盛り上がらなかった。 しかし、お互いに好感を持っているのは、間違いないはずなのだ。 それは、いつもの勘違いでは決してない。 普段は前のめりがちな杏...
仲通りのイルミネーションは、想像以上に素晴らしかった。 丸の内勤務の杏子にとって、このイルミネーションは特に珍しくもない風物詩である。それに、独り身にはかえって辛いイベントの一つだった。 多くのカップルがこの美しい並木道をスマホ片手に歩く中、女一人で早歩きするほど惨めなことはない。自分の行く手を阻む男女には、舌打ちしたい気分になったことが何度もある。 しかし今、杏子は、この超絶スマートな松...
接待を成功させる極意は、旨い食事と酒だけではない。細やかな気配りこそ、相手の印象に深く残るもの。 高級店が並ぶ丸の内でもさすが“うかい〟と言わしめる贅沢な店構え、これを見ただけでまずはこちらの意気込みが伝わる。 席に着くとショープレートが出迎える。店内の至る所に飾られた芸術作品の数々も合わせれば、料理が運ばれるまでの会話にも困らない。...
フレンチをベースに、厳選素材を用いたグリル料理を提供。 黒毛和牛に始まり、新鮮な魚介や旬の野菜料理も味わえる。炭火でじっくりと火を加えることで、食材の持つ旨みをギュッと凝縮。炭火焼き特有の香ばしさと、薫り高い味を生み出している。 ラリックのシャンデリアやステンドグラスをあしらったガラス天井と、アールヌーヴォーに彩られた店内はどこまでも瀟洒な雰囲気。大切な人と共に訪れ、特別な時間を過ごしてみたい。...
「ねえ、あずさ。なんか良いことあった?」 『VIRON』でのランチタイム。同期の美奈が身を乗り出して聞いてきた。 「え?」 「悩んでた時とは全然違って、すっごく明るい表情だから」 美奈はそう言って笑った。 雄太が無事に復職出来たことや、まだあまり周りには言わないで欲しいが、子どもを授かったことを報告すると、美奈が「おめでとう!良かったね」と大喜びしてくれた。 「雄太さん、疲れていたのかな。復...
フランス小麦を使ったバゲットが人気のブーランジェリー。「フランス産 バザス種 熟成牛リブロース(500g)のグリル」は、4~5人でシェアして楽しめる、ボリューム満点の一皿。 希少種の熟成肉の旨みと香りを堪能できる一品。(時期によって変更の可能性あり)(¥27,000/サ別)...
1974年に開業し、多くの人々に愛されてきた日本クラシックフレンチの代表格。 ビル建て替えのために2年4ヶ月もの休業を経て2017年6月にリニューアルオープン。重厚でゴージャスな内装から、明るく洗練されたムードのメインダイニングに生まれ変わった。 7代目料理長は、『ルシャスリヨン』や『ロテスリーレカン』の料理長を努めた渡邊幸司シェフ。 『銀座レカン』が培ってきた伝統的なフレンチのベースを崩すことなく、フレッシュな...
昭和40年代、それまでホテルの専売特許だったフランス料理が、その流れを街場へと移し始めた1974年、今はなき『マキシム・ド・パリ』や『ロオジエ』と共にグランメゾンの先駆けとしてオープンしたのが、ここ『銀座レカン』だ。 井上 旭氏や城 悦男氏など往年の名シェフ達を輩出してきたこの名店が、ミキモト本店の改修工事に伴い、しばしの眠りについたのは、2015年1月15日のこと。そして、およそ2年半の時を経て、新生『銀座レカン』が新たな...
ユキは、あることを決意した。 自分から、隆一に結婚の話を持ちかけようと。 もちろん少なからず、抵抗は感じている。普通は男からするものでは?と。 しかし、結婚した友人たちは彼氏に少しずつプレッシャーをかけていったことを思い出し、ユキは決意を固めたのだ。 隆一から言って欲しいという気持ちはあるが、彼からプロポーズされることを、今は期待できそうにない。 ◆ ユキと隆一の出会いは、大学の先輩である倉...
銀座のテッパンデートなら、こんな店がオススメだ。目の前でトリュフのハンバーグを仕上げてくれる『アヒル ギンザ』。 全てが一流の仕事が施され、見ていて飽きない。ハンバーグの上にかける赤ワインソースも2日間ほど煮込まれた特上のもの。 仔牛の骨と、ニンジンやタマネギなどの野菜を一緒に煮出してこして残ったフォンドヴォーに、赤ワインと赤ワインビネガーを加えた贅沢ソースだ。...
「もやはハンバーグの域を超えている」「これまで食べたハンバーグの中でベストかもしれない」。 食べた者の口からこんな感嘆の声が漏れると噂のハンバーグが、銀座にあるのをご存知だろうか? その正体は、フレンチ鉄板料理『ahill ginza』の看板メニュー「ahill特製ハンバーグステーキ」。あろうことか、中にフォアグラが隠れていて、ナイフでカットすると、とろ〜り顔をのぞかせるというではないか。...
こちらも銀座Velvia館の8Fにある『フレンチ鉄板焼き ahill ginza』。鉄板フレンチというジャンルを世に広めた西麻布『アヒル』の銀座店だ。 その趣は、白を基調に開放感に溢れ、奥にはシャンデリアを配した個室も用意。シェフは「プレゼンテーションに一層こだわりたい」と意欲的。コースは、プリフィクスとおまかせの全3種を用意。A5ランクの黒毛和牛とフォアグラのハンバーグなどスペシャリテはそのままに、野菜...
鉄板フレンチというジャンルを世に広めた西麻布『アヒル』の銀座店。その趣は、白を基調に開放感に溢れ、奥にはシャンデリアを配した個室も用意。白石智章シェフは「プレゼンテーションに一層こだわりたい」と意欲的。コースは、プリフィクスとおまかせの全3種を用意。A5ランクの黒毛和牛とフォアグラのハンバーグなどスペシャリテはそのままに、野菜を中心に素材の新規開拓にも余念がない。進化を重ね飛躍するその様をしかと見届けたい。...
デートは翌週の金曜になった。約束をしてから、私は浮き足立っていた。 久しぶりのデートに何を着て行こうかと悩みながら、弘毅からの連絡を待つ。 しかし、前日になっても何の連絡もない。 ようやく弘毅から連絡が来たのは、当日の朝だった。 ーどこ行きたい?気になっているお店とかある? え・・嘘でしょ? 初デートなのに、当日になってもまだお店の予約をしていないのだろうか? —どこでもいいよ...
優里との初デートは翌週の金曜だったが、その日は想像以上に早くやって来た。朝、優里にLINEを送る。 ーどこ行きたい?気になってるお店とかある? —どこでもいいよ。弘毅に任せる! 同期らしいあっさりとしたやり取りを終え、店を予約した。 同期とは言え、僕は優里の食の好みも今住んでいる家の場所も何も知らないことに気がつく。 とりあえず銀座ならば会社から程よい距離にあるし、間違いはないだろう。そう思い、気にな...
店内に入ると、足元を木漏れ日をイメージしたライトが照らし、その奥に流木が立ち並ぶ森が出現する。ここは『アジル』、開店1年目でミシュランの一ツ星を獲得したフレンチだ。そのウェイティングバーで彼女を待っている。 ただ高いだけ、有名なだけの店選びでは、誠意は伝わらない。味はもちろん、心から楽しめる身の丈に合った雰囲気も重要だ。...
―もう、あんな風にあの人と会うことはないんだから。しっかりしないと......。 詩織は正男のために自宅で手料理をしながら、英一郎を頭の中から追い払うことに努めていた。 鰹節と昆布から丁寧にとった出汁を、白身魚の煮つけ、味噌汁、青菜のお浸し、出汁巻き卵といったメニューに、それぞれの分量で取り分け少しずつ料理を仕上げていく。 計画的に献立を調理する流れ作業が、詩織は決して嫌いではなかった。 ...
「どうも、お久しぶりです」 あゆみはニコリと微笑み、ワイングラスを合わせた。目の前に座る松岡も、41歳の男性らしく、目尻に皺を寄せて深みのある笑顔を向けて来た。 松岡は、あゆみが勤務するインテリア会社の取引先で、大手百貨店の営業戦略部で部長をしている男だ。 これまで、何かのプロジェクトの区切りや担当者の異動のタイミングなどで、会食を重ねた相手だ。 松岡も離婚経験者で、もう何年も一人で...
名店『エスキス』が同じビルの2フロア下にオープンさせた姉妹店『アジル』。店名は、仏語で「泥」や「粘土」という意味。家畜の餌の牧草や、野菜、陶器の源が泥であることにちなんだネーミングだ。 根源的な自然の力強さを空間や皿の上にちりばめた『アジル』の料理は、主素材の存在感を出した骨太なアラカルト。コースで出される繊細な『エスキス』の料理とは対照的だが、村島輝樹シェフいわく共通点もあり、食材に対するアプローチ方法...
通常のコースもいいけれど、有名シェフの人気店ならば、シェフおすすめのメニューを楽しみたいもの。そこで今回は六本木『プロバンスミレイユ』、代官山『モン・プレヴォー』などのフレンチレストランで修業ののち、現在はオーナーシェルとして活躍する、内田 実さんに“東カレオリジナル”コースを作っていただいた。 同店の人気メニュー「函館大沼牛ロースステーキ(200g)」とアラカルトの前菜、サラダ、自家製パン、ハウスワイン(グラス)をチョイス...
伝説の料理人・プラール女史がモンサンミッシェルにオーベルジュを開店したのが1888年のこと。 その看板メニューが、"伝統のオムレツ"。以来120年の時を超え、今や世界中に知られるまでに。ここ丸の内店は、記念すべき海外初進出店。料理人は全て現地で修業を行い、本場同様の味を提供している。 一番人気は、やはりオムレツ。1人前3個分の卵を5分間かけて丁寧に泡立て、かつてない口溶けとふわふわの食感に仕上げている。 (※...
東京駅エリアの有名店『ラ・メール・プラール』。ここはフランスの世界遺産モン・サン=ミシェルにある名店の味を気軽に楽しめるビストロだ。 看板メニューの「ふわふわオムレツ」は、見たら絶対に食べてみたくなる。唯一無二のビジュアルと、口に入れた瞬間の驚きは、各界の著名人も虜にしたほど魅惑の味。 今回はふわふわオムレツの美味しさの秘密とともに、ビストロらしい一品料理もご紹介しよう。...
フランス西海岸サンマロ湾上に浮かぶ小島に築かれた世界遺産「モン・サン・ミッシェル」。その地で歴史と伝統を受け継いだ『ラ・メール・プラール』初の海外店で2011年にオープン。地下鉄有楽町駅とJR京葉線東京駅から駅直結、アクセス抜群だ。 本店の創業は1888年。マダム・プラールがモン・サン・ミッシェルを訪れる巡礼者のためにホテルを開業し、栄養価の高いオムレツでもてなしたのが始まりという。ふわふわのスフレオムレ...
伝説の料理人・プラール女史がモンサンミッシェルにオーベルジュを開店したのが1888年のこと。 その看板メニューが、"伝統のオムレツ"。以来120年の時を超え、今や世界中に知られるまでに。ここ丸の内店は、記念すべき海外初進出店。料理人は全て現地で修業を行い、本場同様の味を提供している。 一番人気は、やはりオムレツ。1人前3個分の卵を5分間かけて丁寧に泡立て、かつてない口溶けとふわふわの食感に仕上げている。...