「仕事にまつわる小物は大切にしたいので、靴は念入りに手入れしています。 仕事の疲れを吹き飛ばしてくれる、常に笑顔の女性が理想。」 ―出没スポット― ...
大輝が予約してくれたのは『アルカナ東京』だった。 店選びのセンスも良い上に、食事が始まってからもシャンパンやワインのセレクトも上手で感心していた。 そし...
食事の予約は『アルカナ東京』にした。 最初は皆スローペースで飲んでいたが、お酒が進むにつれ各々の好きなタイプや恋愛観の話になる。 「沙羅ち...
「さあ、貴之と奈緒さんのお家ですよ」 続いてお母さんも「そうそう」と付け足す。 「子ども部屋は3部屋なんだけど、足りるかしら」 奈緒...
こんにちは。奈々美(27)です。丸の内にある大手損害保険会社で、総合職で営業をしています。 最近、ある男性とお付き合いを始めました。 彼と...
美容と健康が共存する「体にやさしいフレンチ」を提供するお店。テラス席は、樹木を囲むように円卓が設けられている気持ちのいい空間だ。 こちらで特筆すべき...
―本当に噂どおりなのね。 陽菜はげんなりした気持ちで、手をふる。 平岡の勤める外資系コンサル会社には、待ち合わせ場所を自社ビルの下にする男...
【ジミー チュウを履く女】 名前:香織 年齢:32歳 職業:保険会社営業 勤務地:丸の内 住まい:四ツ谷 好きな店:『レゾナンス』『ア...
「では、ご唱和ください。ラグジュアリーな夜に……」 「乾杯!」 植木くんが掛け声をかけると、男性陣は一糸乱れぬ動作で一斉にグラスを傾けた。...
「ねぇ…いい雰囲気だけど恋人未満の彼にクリスマスプレゼントをあげるとしたら、何がいいと思う?」 ビジネスマンやOLたちで賑わう、金曜夜の丸の内。 新丸ビルの『MAISON BARSAC』にて、人生の一大事かのごとく真剣な面持ちを浮かべる女性がいた。 橋口舞。損害保険会社の丸の内本社で働く32歳だ。 「イケてるハイスペ男子に贈る、重くないけど気の利いたプレゼントってなんだろう…? まだ付き合ってるわ...
東京駅において、丸の内側の赤レンガ駅舎の圧倒的な存在感は、どこまでもフォトジェニックで我々を魅了してやまない。『MAISON BARSAC』は、そんな赤レンガ駅舎を一望する新丸ビル5階に、2017年7月にオープンしたばかりの新店だ。 天井が高く、カジュアルとエレガントが混在するフレンチモダンな内装は、窓ガラスに広がる駅舎と溶け合い、抜群の雰囲気を醸し出す。女心をくすぐる、丸の内の新名所として覚えておきたい。...
クリスマス前の週末。 舞は朝から半身浴をし、いつもの3倍の時間をかけてメイクし、この日のために新調したワンピースを着て、待ち合わせの有楽町へ降り立った。 手にはもちろん、用意しておいたプレゼントをさりげなく持っている。 間もなく到着した健斗は、舞を見つけると甘い笑顔で手を振った。 健斗はこの日のディナーに、丸ビル35階にある『Sens & Saveurs』を予約してくれている。二人が有楽町で待ち合わせをした...
それから半年後。 「川口さん、書類出来てる?」 担当弁護士に尋ねられ、春香は慣れた手つきで書類を揃えて渡す。 「ありがとう!いつも助かるよ」 裁判所に向かう弁護士の背中を見送りながら、ホッと一息ついた春香の肩を、事務長が軽く叩いた。 「最近よく頑張ってるじゃない」 この半年間、春香はまるで人が変わったように仕事に没頭している。 きっかけは、仕事から逃げ出したくて祐也に依存していた自分の...
『サンス・エ・サヴール』に人は何を求めて通うのか。それは安定でなく、刺激なのだろう。 「海と大地を表現した皿です」と鴨田猛料理長が話すのは、この日に供された前菜。 ぽってり丸みを帯びた白イカの周りに、フォアグラやジャガイモのニョッキ、大黒ホンシメジを整然と。ゴボウは素揚げのほか、ピュレにも使われ、イカを支える土台になっている。 ナイフを入れた瞬間、イカの身から溢れ出すのはカポナータ。ズッキーニ...
朝のオフィスで、有希は熱心にインターネットを検索していた。 今日は、先日の完全紹介制パーティーで出会った康孝とのランチの日。 「ディナーに行くまでの女性かは分からないが、興味はあります」程度で気軽に誘えるランチは、いくつかの話題をなぞっているうちに終了してしまうことが多い。 たった45分から1時間の短い時間しか過ごさないランチは、「楽しかった」と思わせるのが難しく、誘う難易度に比べて次につ...
今日の会場は、港区を少し離れた丸ビルの中にある『サンス・エ・サヴール』。バー・カウンター奥にある個室は、丸の内エリアの夜景を見渡すことができ、出会いの場としては抜群の雰囲気だ。 「名刺交換させていただいて良いですか。」 最初に有希に名乗りをあげてきたのが、外資系弁護事務所の隆志だった。「3人で来ていたうちの1人」の次は名刺交換での印象付けだ。 名刺から読み取れる情報は「会社名」、「役職」そして...
「実は、毎年期間限定で開催しているタイアップキャンペーンがとても楽しみで。丸ビル35、36Fの参加店舗でお得なコースが用意されるので、普段行くには少し高級なお店を狙って行くんです」とコッソリ教えてくれた町田さん。 この『サンス・エ・サヴール』にも、今年のキャンペーン中に同僚と訪れたそう。本店は、南仏・モンペリエの『ル・ジャルダン・デ・サンス』。 モダン・キュイジーヌの先駆的なグランメゾンだ。ここ東京...
世界中の美食家を魅了し続ける南仏・モンペリエ『ル・ジャルダン・デ・サンス』の東京店。店名はフランス語で五感の追求を意味する。 モダン・キュイジーヌの先駆者プルセル兄弟の下で研鑽を積んだ鴨田猛シェフにも、その精神は受け継がれている。陸と海の食材をひと皿にのせる「テール・エ・メール(大地と海)」の手法もそのひとつ。...
優子からLINEをもらったのは、仲良くなってから半年くらい経った時だった。 —颯太さん。相談があるんですが、今度の金曜の夜空いてますか? このLINEを見て、僕はすぐにわかった。きっと二人きりでの食事を意味しているのだろう、と。 —もちろん!大丈夫?何か食べたい物&都合の良いエリアがあれば言ってね。 こう返信を打ちながら、どうしようかと考える。 —何でもどこでも嬉しいです! 優子からの返信に...
そんな淡い恋心を抱き続けていたものの、私は“彼の迷惑になるかも”と思い、何も行動できずにいた。 しかし、同僚の香奈に相談したのがキッカケで後押しをされ、思い切って自分から誘ってみることにした。 —颯太さん。相談があるんですが、今度の金曜の夜空いてますか? 緊張しながら送ったLINEに、彼はすぐに返事をくれた。 —もちろん!大丈夫?何か食べたい物&都合の良いエリアがあれば言ってね。 —何でもどこでも...
実は鉄平が焦りを募らせる相手は、瑛士だけではない。 先輩からも可愛がられ、「若手の中で頭ひとつ飛び抜けている」と信じていた自分が、実はもう若手とは言えない年齢になっているのだと気付かされる出来事が最近あった。 26歳の帰国子女がぐんぐん頭角を現してきたのだ。 「どうせ、親の七光りだろう」 彼の父親はそこそこ名の知れた企業の社長だ。親の七光りで入社した、英語しかできない男だと思っていた彼が...
以前から彼女と頻繁に訪れているお気に入りのレストラン。8月のリニューアル後も店内の雰囲気の良さは変わらず、更にリーズナブルになったのが嬉しいです。...
ディナーのおすすめは『レゾナンス』です。最近はリニューアルをして、雰囲気の良さはそのままに、以前より価格はリーズナブルに。 私の職場から眺める、仲通りのイルミネーションはとても綺麗。冬の残業も元気が出ます。...
約束の日、お客さんとその同僚がすでに席に着いていた。同僚の方がイケメンだった。 「こんなに美味しいお肉初めて食べました!」 実はここ3回めだけれど、ここはそう答えておく。皿ごとオーブンで焼きあげた熱々のステーキをみんなでシェアしたら妙な一体感も芽生えた。 会は盛り上がり、次は4:4の拡大バージョンでお食事会をすることになった。 私とイケメンの彼が幹事になって、場所はリニューアルしたばかり...
「そうなんですね、私たちも大手町ですよ♡」 大手町に本社を置く大手IT企業で働く男性たちを前に、優子が甘えるような声を出した。 場所は丸の内の『レゾナンス』ここに、男女3対3でテーブルに向かい合い、食事会がスタートした。 互いに探り合うようにして始まった会だが、食事と会話が進むにつれ打ち解けてきた。そして皆が盛り上がる中、美緒は男性の一人からある言葉を言われた。 「美緒ちゃん、なんか...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 彼女たちは、人生のパートナーとして、どのブランドの靴を選ぶのか。 靴と東京と私。靴なしでは、女の人生は語れない。...
ダイナミックなオープンキッチンで調理される、気取らず美味しい、普段使いができるフランス料理店。 K「森田恭通さんが内装を手がけていて、天井が高くてインテリアがかわいい。お洒落のしがいがあります。」...
「カナちゃん!」 金曜日の夜。 週末に向けて開放感が一気に高まる今夜は、丸ビル最上階の36階にある『レストラン・モナリザ』で、食事会で出会った高橋と初デートだ。...
丸ビル最上階の36階。近隣に勤めるOLたちにとってもそのフロアだけはやはり特別。 「足を踏み入れる機会はそうないぶん、初めて訪れたときの感動は今も鮮明」。 そう目を輝かす髙木さん。役員秘書ゆえ仕事柄、気を遣う機会も多い彼女。 それだけに、同世代の男性が〝私に〟気を使って丸の内きっての高級レストランに誘ってくれた思い出は、忘れられないそう。...
丸ビル最上階で唯一のフレンチレストラン。店名には“モナリザのような笑顔が絶えないお店にしたい”との思いが込められており、料理の美しさや美味しさに思わず笑顔がこぼれるようなメニューやあたたかなサービスを提案。 伝統を守りつつも新しい発想を盛り込んだ四季折々の食材を使った料理は、絵画のように繊細で目と舌を喜ばせてくれる。こちらは「丸の内15周年アニバーサリーメニュー」(¥14,040/サ別)。 旬の食材...
お風呂から上がるなり、数時間放置していたLINEをチェックする。 雄太からそろそろ連絡がきているのではないか。そんな淡い期待を抱いてスクロールするが、それらしきものは一切見当たらなかった。 −どうしよう。 言いようのない寂しさと後悔が、あずさを震えさせる。 家を飛び出し、病気の夫を一人ぼっちにさせてしまったのだ。雄太のことを支えたいという気持ちは嘘ではないのに、どうして自分はいつも真逆の行動ばかりしてし...
「よっ、おつかれ」 今日のランチは、ブリックスクエアの『ミクニ マルノウチ』を河村が予約してくれていた。 平日限定のクイックランチとはいえ、ミクニらしい、野菜をふんだんに使った美しく健康的なプレートが楽しめる。 ブリックスクエアには三菱一号館美術館や中庭があり、ここは平日の殺伐とした空気からエスケープ出来る丸の内のオアシスだ。 「おいしい〜!」 あずさが感嘆の声をあげると、河村は「良かった」と言っ...
「湯川。実は、来週の人事異動で湯川のNYへの異動辞令が出ることになった。」 その言葉を聞いた可奈子は、ビックリしすぎて一瞬事態が飲み込めなかった。 「え、私がNYですか?」 「うん、そう。ずっと海外に行きたいって希望していただろう。湯川にはいつも人一倍働いて貰ってるし、次の海外駐在員の派遣がある時には送りたいと推薦してたんだ。」 「そうだったんですか…。それは、どうもありがとうござい...
紀子の専業主婦になるという決断は、彼女を知る人にとっては、もはや山口百恵や堀北真希の引退くらいのインパクトがあった。 キャリアの絶頂期で、なぜ“わざわざ”専業主婦なのか。休職でも産休でもなく、彼女は完全に退職してしまったのだ。 経済力もある夫婦なら家政婦やベビーシッターを雇うことも容易だろうし、あれほどの栄光を手にしたキャリア女が、専業主婦で満足できるものなのだろうか。 きっと夫がよほどの...
「以前、友人と“ザ・女子会”をテーマに出かけたことがあって(笑)。優雅に銀ブラをしてから、食事をしたのが『mikuni MARUMOUCHI』でした。料理には野菜がたっぷり使われていて、見た目も本当にきれい。」と町田さん。 「『一号館広場』を見下ろすロケーションもよく、今の時期ならイルミネーションも綺麗。女性なら喜ぶこと間違いなしの1軒だと思います」とお勧めしてくれた。...
退社後にオフィスビルのエントランスで落ち合った由香は、ベビーピンクのノースリーブのサマーニットに、真っ白なフレアスカートを合わせていた。 肩にはセットアップのカーディガンをちょこんと乗せ、耳元には静かに揺れる華奢なパールのピアス。よくよく由香を観察すると、直人の勧めるコーディネートそのものだ。 「ダメもとで誘ったのに、杏子が来てくれるなんて思わなかった。美人がいると男性喜ぶから嬉しい♪」 ...
三國清三氏がプロデュースするレストランのコンセプトは、レストランのたたずむ丸の内にちなんでいる。東京駅という東京を象徴する中心エリアだからこそ、“都産”にこだわった料理を展開。東村山や桧原村、西東京などから稀少な露地栽培の東京野菜を、およそ20種類取り寄せる。さらに、東京軍鶏や秋川牛などのブランド肉から、青ヶ島の塩などの調味料に至るまで徹底。 しっかりとしたコース料理を用意する一方、ビジネス街という場所な...
春本番を味わうコース。美しいキャヴィアの下にたらば蟹サラダを隠したサプライズの前菜、旬の桜鱒の繊細な味わいが際立つメニュー、ホワイトアスパラガスと伊勢海老をシンプルに味わうお料理などをお届け! ■コース内容 ・キャヴィアとたらば蟹のシュープリーズ ・桜鱒の軽いフュメ 春野菜添え 木苺とドライトマトのヴィネグレット ・茹でたてホワイトアスパラガスに伊勢海老のソテを添えて など、その他5品で構成。...
【DATA】 店名:ブラン ルージュ 場所:東京ステーションホテル2F TEL:03-5220-0014 営業時間:11:30~LO14:00/17:30~LO21:00 席数:70席(個室3室 ※個室料¥10,800~)...
総料理長石原雅弘が創りあげる、桜をイメージした春限定メニュー。ふわりと香る真鯛の桜花塩漬けマリネからはじまり、春菊の香りを纏った蕪のスープ、イトヨリのポワレ、ロゼ色にローストしたフランス産仔牛を桜塩でどうぞ。旬の食材をふんだんに使った‟春を食すコース“となっている。 ・……………………………………・ 【メニュー概要】 メニュー名:Menu SAKURA 時間:11:30~(L.O.14:00) 価...
時計の針は18時50分を指していた。 オフィスの窓からふと外を見やると、隣のビルの会議室が目に入った。ぞろぞろとスーツ姿の男たちが集まってくる。これから打ち合わせが始まるのだろう。コンプライアンスが声高に叫ばれるご時世とはいえ、丸の内では今日も変わらず、あちこちでサービス残業が行われるにちがいない。 「やれやれ」 僕は胸の内で呟きながら帰り支度を始めた。 「明日は大雪でも降るのかね。勘弁...
総料理長の石原雅弘氏による国産の食材を使った美しいお料理に、 シェフソムリエの鈴木利幸氏がセレクションしたワインが楽しめるペアリングディナーコース、それが「Mariage(マリアージュ)」だ(¥13,800税込サ別)。 石原氏はフランスの星付きレストランで研鑽を積み、’08年の北海道洞爺湖サミットの晩餐会に参加。鈴木氏もまた同サミットにシェフソムリエとして参加するなどの実績を持つ。 実は、二人は約3...
『東京ステーションホテル』が誕生したのは大正4年のこと。日本の近代化を担う首都・東京に急増する国内外の賓客を迎えるためだった。 その歴史は、2012年秋に新たな局面を迎えた。国の重要文化財である赤煉瓦の丸の内駅舎が創建当時の姿に甦り、『東京ステーションホテル』も伝統やおもてなしの精神はそのままに、現代のホテルに求められる快適性を満たす空間に生まれ変わったのだ。...
ホテルのフレンチでデートと言うとややかしこまった響きだが、東京ステーションホテルの『ブラン ルージュ』なら、外資系ホテルにはない日本的な気さくさとフレンドリーなサービスで、肩肘張らずに楽しめる。 しかもここは自前の熟成庫で1ヶ月ほど熟成させた黒毛和牛を、フレンチならではのスタイリッシュなアレンジで食べられるというのが最大のポイント。A5に限らず赤身とサシのバランスの良い状態の肉を見極めて使うというこだわり...
老若男女から愛され続けるハンバーグやオムライスが人気の洋食の名店。「南の島豚のストロガノフ バターライス添え」は、宮崎のブランド豚「南の島豚」を使用。歯ごたえがあり、肉がきめ細かく甘みがある。(¥2,000) ご注文いただいたお客様には、サービスドリンクあり。...
ハヤシライスにオムレツ、マカロニグラタンなど誰もが好きなメニューを揃える洋食の名店。おなじみのメニューも健在で、その他季節ごとに旬の素材を取り入れた限定料理も展開。 多彩なハンバーグやゴロっとした塊肉の入ったビーフシチューなど肉好きの心をくすぐるメインディッシュも用意し、そのラインアップは選ぶのに迷うほど。 肉に合わせたワインもリーズナブルなものから提供あり。...
きっと啓介さんは毎日定時で帰りそうなその彼女に、「頑張る女」の魅力を感じていない。私のように、髪振り乱して馬車馬の如く走り続ける女の方が好きなんだ。私はそういう面では、啓介さんの一番なんだ。だから頑張った。 啓介さんと親しくなってから、私の営業成績はあっと言う間にチームトップになった。上期の査定ではボーナスも弾み、年収が上がった。 彼のアドバイスのお蔭でもあるが、トップでなくなったら見向きもされなくなる気がしてめち...
「うーん」 自分の顔が一瞬曇ったのを自覚した。あれ、とみんなに顔を覗き込まれる。 「仙台に行ってすぐ、支店の先輩と付き合ったって話だったよね?社内でも有名な、エリートと」 「で、彼は先に東京戻ってたんでしょう?」 「えっ!じゃあ東京でやっと一緒になれたんだー!結婚する??よね??」 ちょっと待ってよ、みんな。 仙台支店で出会い、付き合いだした2歳年上の彼・誠は、付き合って半年経ったころ東京へ異動...
『レストラン ランス ヤナギダテ』の姉妹店。「カニとキノコのツボ焼き」は、カニと季節のキノコを合わせたホワイトソース仕立てのスープを、パン生地をかぶせてオーブンで焼き上げた秋らしい温かな料理。1日10食限定。(¥1,080/サ別)...
そんな状態が続いたせいか、私、円形脱毛症になってしまったんですよ。 夫のことが大好きだったし、子供達のためにと愚痴も言わずに我慢していたんですが…。 あれは、31歳の時でした。 ちょうど2人目が産まれて寝不足で、上の子もイヤイヤ期真っ最中だというのに、お義母さま、私の育児をあの調子でやんわり批判し続けてきたんです。 「あら、スマホ見せてるの?しょうがないわよね、赤ちゃん生まれたばかりで忙しいんだもの。で...
出張帰りになんとか新幹線に滑り込んだ。約束の20時には間に合いそうだとほっと息をつく。彼女には「待ち合わせは東京で。」と伝えてある。 4つ下の彼女はよく気のきくしっかり者。普段は歳の差を感じさせないのに、笑うとあどけなく、仕事で疲れた時こそ彼女の笑顔が見たくなってしまう。 「あの辺はランチしかしたこと無いの、なんかワクワクする!」彼女からの返信を見て頭に浮かんだ店が、『AUXAMIS TOKYO』だ。丸ビルの35階から...
丸の内線を降り、新丸ビルの方までヒールをカツカツと鳴らしながら闊歩する。今朝車内で読んだ日経新聞電子版の記事を思い返しながら、会社に着くや否や鬼のように溜まっているメールを整理し、11時からアポを取っている新規顧客への営業資料整理に取り掛かる。香織の朝は兎にも角にも忙しい。 「真美ちゃん、この前頼んでいたリサーチ結果どうなってる?」 「あ、すみません...まだ終わってないので、すぐに取り掛かりま...
東京駅側の夜景を見渡しながら正統派のフレンチをいただけるレストラン。 それも、ディナーコース(¥6,480/サ別)はワインをほどよく飲んでも安心できるプライス。...
「今度の課長、すっごい苦手―」 期末の最終日を終えた夜、祐奈は同期の女子たちとブリックスクエアの『マルゴ』に集合していた。 ワイングラスを片手に、祐奈は丸の内の夜空に向かって叫ぶようにそう言った。 「なんで?野村課長素敵じゃん!綺麗だし、仕事もできるし!」 ―ちょっとキャリア志向の強い子は、すぐこういうことを言う。 「嘘でしょー。おじさん課長の方が扱いやすくてよかったよ・・・。今日も帰り際に、仕事...
「ねぇ、聞いてもいいかな?」 初めて会ったときのマシンガントークが嘘のように、春樹がそっと尋ねてきたので、彼のLINEの返信をふと思い出した。 『藤沢さんがどんな状態でも僕はOKです、もちろん1ミリも会いたくなければ話は別ですが笑』 色々と考えた後に送ったであろうその返事に、優しさが垣間見えて千尋は誘いに応じたのだった。 「あの、聞いていいのか分からないと言いつつ聞いちゃうんだけど…、好きだった相手って、速...
「じゃあ綾乃ちゃんと穂花ちゃんは、小学校からずっと一緒なの?」 太郎たちは『マルゴ丸の内』で、楽しく食事会をしていた。ここは今日太郎が連れてきた同期のチョイスだが、手ごろな値段で食事もワインも楽しめる、いい雰囲気の店だった。...
よく行くお店:『マルゴ丸の内』 通勤バッグ:LONGCHAMP 好きな有名人:井川 遥 男性のタイプ:クマみたいな見た目で背が高く、がっしりした体型の人 美の秘訣:我慢をしない、ストレスを極力溜めないこと...
「へぇ、お前の嫁もやるじゃないか。となると、お前は立場ナシだな。それで成城からノコノコ退散してきたってワケか」 会社帰りの『マルゴ 丸の内』にて、吾郎は白ワインを飲みながら涼しい顔で言った。遠慮のない嫌味口調は相変わらずだが、今日の松田に反抗できる気力はない。...
健全な雰囲気のお店が良いだろうという武田の計らいで『マルゴ 丸の内』にやってきた。 「大西さんも、子育ての為に仕事をセーブする男性って、キャリアを妥協したと思いますか?」 「う~ん、そうですね…正直に言うと、今迄はフロントからバックオフィスにうつる方って、昇進を諦めたのかなって思っていた節がありました。でも、今日のお話を受けて、それって結婚とか子育てを現実のこととして捉えていなかったからだと気付...
どの季節よりも断然、気分が盛り上がる夏の夜。界隈のオフィスで働く丸の内男子であれば、近場の店を使いこなすことが、デキるビジネスマンの心得だというもの。 とくにこの季節、丸の内男子の出没率が増えるのが、ブリックスクエア内にある『Marugo』だ。...
レンガ造りのレトロな佇まいと緑が豊かな中庭は、女性ウケが抜群。グラスワインの種類が豊富で、料理も美味しくてリーズナブル。デートにも使えるお店です。...
仕事後の楽しみは『マルゴ』での一杯。テラス席が気持ちよくデートにおすすめです。ワインの種類も豊富だから、好みの味を探すのも楽しいです。 丸の内は夫と出会った思い出深い街。仕事で毎日来ているのに、飽きないですね。...
緑豊かな中庭とレンガ造りの建物が見えるテラス席は、どこか懐かしい雰囲気が漂い異国情緒が感じられる。テラス席からの眺めは、まるでフランスのとある風景を切り取ったかのよう。 フランス郷土料理を中心とした小皿主体のビストロ料理は、カジュアルプライスで楽しめる。おすすめは、月間約30頭しか出荷されず“幻の牛肉”と呼ばれる「本日の〝尾崎牛″」(¥2,100~)。様々な部位をグリルで楽しむことができる。また、ワインの...
新東京ビル1F パリの下町にあるブラッスリーのように、フランスの郷土料理を温かな雰囲気で食す店。 夜のプリフィックス(前菜+主菜+デザート)がなんと¥3,218という良心価格なので、仕事終わりに仲間と気軽に来るにも最適だ。 生きたまま届くモンサンミッシェル産ムール貝のワイン蒸しやディジョンマスタードをつけて食べるステーキフリットなど、現地の定番メニューにワインが進むのは言わずもがな。 「豚肉と鶏白レバー...
「アリサさん、私、結婚したいんです。」 『ブラッスリー・オザミ』で食事中、突然真顔で愛華に“結婚したい宣言”をされ、一瞬反応に困ってしまった。 「そう...いいんじゃない?」 宣言する相手が違うのでは?と思いながら、豚のトマト煮込みを自分のお皿に移す手は止めず、曖昧な返事をする。 愛華が和樹と交際を開始して、約半年。 妙齢だし、結婚を意識するのは当然と言えば当然のこと。しかも前から結婚願望の強い愛...
丸の内のオフィス街の一角、左右に三菱系のビル、正面に有楽町国際フォーラムがそびえる、オフィスビルど真ん中の路地に店を構えた、パリ風のたたずまいの『ブラッスリー・オザミ』。 丸の内に3つの支店を出している銀座『オザミデヴァン』の4番目の支店で、パリ指向の強い『オザミ』グループの中でも、最もパリっぽい内装の店。 店に入った瞬間パリの町中のレストランを思わせる雰囲気が漂ってくる。...
丸の内のオフィス街の一角、左右に三菱系のビル、正面に有楽町国際フォーラムがそびえる、いかにも都会っぽい裏路地に店を構えた、パリっぽいたたずまいのブラッスリー。丸の内に3つの支店を出している銀座『オザミデヴァン』の4番目の支店で、パリ指向の強い『オザミ』グループの中でも、最もパリっぽい内装の店だ。 入口脇はカウンターで、ワイン立ち飲みのバール利用も可。舗道に出た客席はカフェ利用も可。使い勝手のよさが素晴らし...
「おめでとうございます!」 愛知県から上京している義母の還暦のお祝いということで、『グリル うかい 丸の内』の個室には、康介の兄弟とその家族も集まり大変賑やかだ。...
丸の内の中心――。重要文化財の明治生命館などトラディショナルな建物が立ち並ぶ景観にシンクロするかのようにレトロモダンな空間を演出、非日常のひとときを楽しませてくれるのが『GRILL UKAI MARUNOUCHI』だ。 大正ロマンの薫り漂う店内は、ステンドグラスの天井にアールデコのシャンデリアが印象的。拭き漆を施したケヤキの梁や柱など和の設いの中に、現代アーティストのガラス工芸品がシックに融合する、この独自の様式美がいわゆる...
開放的で洗練された空間はとても居心地がいいです。選りすぐりの高級食材を使ったメニューとワインを、中庭を眺めながら楽しむ時間は、リラックスできて女性にも満足してもらえます。...
フレンチをベースに、厳選素材を用いたグリル料理を提供している『GRILL うかい』丸の内店。黒毛和牛に始まり、新鮮な魚介や旬の野菜料理も味わえる。炭火でじっくりと火を加えることで、食材の持つ旨みをギュッと凝縮させる。 炭火焼き特有の香ばしさと、薫り高い味を生み出している。ラリックのシャンデリアやステンドグラスをあしらったガラス天井と、アールヌーヴォーに彩られた店内はどこまでも瀟洒な雰囲気。 一流店の...
親友の結婚式から東京に戻る新幹線の中、詩音はすっかり塞ぎこんでいた。新郎の地元だという神戸で行われた結婚式で、輝くような幸せオーラを全身で放つ女友達は、今の詩音には眩しすぎたのだ。 詩音にも一緒に暮らして2年目になる裕介がいる。しかし27歳になり、プロポーズが無いままの関係に不安を覚え、一度同棲をやめてみようかという気持ちにすらなっていた。 東京に着くと今にも雨が降り出しそうな空だった。スマホには、...
フレンチをベースに、厳選素材を用いたグリル料理を提供している『GRILL うかい』丸の内店。黒毛和牛に始まり、新鮮な魚介や旬の野菜料理も味わえる。炭火でじっくりと火を加えることで、食材の持つ旨みをギュッと凝縮させる。 炭火焼き特有の香ばしさと、薫り高い味を生み出している。ラリックのシャンデリアやステンドグラスをあしらったガラス天井と、アールヌーヴォーに彩られた店内はどこまでも瀟洒な雰囲気。大切な人と共に訪...
.........なんか、変だったわ......。 杏子は、何とも形容し難い不完全燃焼感に苛まれていた。 認めたくないのだが、『グリルうかい』での松岡とのディナーは、帝国ホテルの『ランデブーラウンジ』でお茶をしたのと同様、正直、あまり盛り上がらなかった。 しかし、お互いに好感を持っているのは、間違いないはずなのだ。 それは、いつもの勘違いでは決してない。 普段は前のめりがちな杏...
仲通りのイルミネーションは、想像以上に素晴らしかった。 丸の内勤務の杏子にとって、このイルミネーションは特に珍しくもない風物詩である。それに、独り身にはかえって辛いイベントの一つだった。 多くのカップルがこの美しい並木道をスマホ片手に歩く中、女一人で早歩きするほど惨めなことはない。自分の行く手を阻む男女には、舌打ちしたい気分になったことが何度もある。 しかし今、杏子は、この超絶スマートな松...
接待を成功させる極意は、旨い食事と酒だけではない。細やかな気配りこそ、相手の印象に深く残るもの。 高級店が並ぶ丸の内でもさすが“うかい〟と言わしめる贅沢な店構え、これを見ただけでまずはこちらの意気込みが伝わる。 席に着くとショープレートが出迎える。店内の至る所に飾られた芸術作品の数々も合わせれば、料理が運ばれるまでの会話にも困らない。...
フレンチをベースに、厳選素材を用いたグリル料理を提供。 黒毛和牛に始まり、新鮮な魚介や旬の野菜料理も味わえる。炭火でじっくりと火を加えることで、食材の持つ旨みをギュッと凝縮。炭火焼き特有の香ばしさと、薫り高い味を生み出している。 ラリックのシャンデリアやステンドグラスをあしらったガラス天井と、アールヌーヴォーに彩られた店内はどこまでも瀟洒な雰囲気。大切な人と共に訪れ、特別な時間を過ごしてみたい。...
「ねえ、あずさ。なんか良いことあった?」 『VIRON』でのランチタイム。同期の美奈が身を乗り出して聞いてきた。 「え?」 「悩んでた時とは全然違って、すっごく明るい表情だから」 美奈はそう言って笑った。 雄太が無事に復職出来たことや、まだあまり周りには言わないで欲しいが、子どもを授かったことを報告すると、美奈が「おめでとう!良かったね」と大喜びしてくれた。 「雄太さん、疲れていたのかな。復...
フランス小麦を使ったバゲットが人気のブーランジェリー。「フランス産 バザス種 熟成牛リブロース(500g)のグリル」は、4~5人でシェアして楽しめる、ボリューム満点の一皿。 希少種の熟成肉の旨みと香りを堪能できる一品。(時期によって変更の可能性あり)(¥27,000/サ別)...
フランス版“人間国宝”と称されるM.O.Fを受賞した、エリック・トロション氏。彼が手掛けるビストロが、日本に初出店! エリック流にアレンジされた定番のビストロ料理やパリで人気のトレンド料理に、これまでに無い新鮮さを覚える。 ぜひともデートに利用したい、お洒落な雰囲気の店内にも注目だ。...