「で?それから何も進展ないの?」 今日は西麻布にある『ラ カーヴ ド ノア』で、大学時代からの友人の亜希子とご飯を食べに来た。先日の紗季と出会ったパーティ...
「あ、大知からLINEが入ってる。昔から本当にマメだよね〜。毎回こうやって飲んだらお礼のLINEくれるし、女性陣みーーんなに優しいし。」 美沙の発言に、私...
「この前も楽しかったよね〜。」 2回目のデート。『ラ カーヴ ド ノア』でワイングラスをくるくると回しながら無邪気に笑う涼子に、僕は笑顔で答える。...
里緒との約束の場所は、『ラ・カーヴ・ド・ノア』にした。ここのフォアグラリゾットを好きだと言っていたし、カウンター席の方が話しやすいと思ったからだ。...
「じゃあメインは…鴨肉のロティにしましょう」 西麻布の『ラ カーヴ ド ノア』での食事中、私の彼、圭吾は眼鏡のふちに手をやりながら、神経質そうに...
美女が愛するのは、自由度の高さ!すべての料理をハーフポーション対応してくれる。このさりげない優しさが美女お1人様にはぐっとくる。 場所は西麻布交差点...
大学ゼミの仲間で、同じ総合商社に勤める同期のあきらとは、確かにしょっちゅう一緒に飲んでいる。 今日は21時過ぎに帰宅しようとしたら、オフィスエン...
なぜ、女性は自己顕示欲が強いのだろうか。男性の中にも異様に自己顕示欲が強い人もいる。しかしInstagramを見ている限り、女性の方がその数は多いだろ...
一流店で経験を積んだソムリエの島本氏が独立。セラーに収まる1,500本のワインをざっくばらんに享楽的に味わって欲しいそう。...
店の奥のカウンターは、テーブル席部分より一段高く、さながらステージ。7つの椅子は特等席だ。 オーナーソムリエの島本永秀氏は『ア・ニュルトゥルヴェ・ヴ...
広尾の『LA TERRE』に現れた深山は、写真で見るより少しふっくらしていたが、そんなこと少しも気にならないくらいスマートな男だった。 品よくスーツを着こ...
この道30年以上のベテランシェフがふたり体制で営むという贅沢なフランス料理店『ラ・テール』。シャンデリアが煌めくゴージャスな客席に面したオープンキッチンでは、金子満...
「港区女子が求める見栄えの良さ・特別感など全てが揃っている店。経験値が高い麻里奈のハードルは高いですが、その分彼女が求めるニーズをよく熟知しておくこと...
この道30年以上のベテランシェフがふたり体制で営むという贅沢なフランス料理店『ラ・テール』。 シャンデリアが煌めくゴージャスな客席に面したオープンキ...
本格的なビストロの味が深夜まで楽しめる店。ノスタルジックな店名には「気軽に立ち寄れるフランス料理店」というシェフの思いが込められている。...
本格的なビストロの味が深夜まで楽しめる店。 ノスタルジックな店名には「気軽に立ち寄れるフランス料理店」というシェフの思いが込められている。 メインディッ...
全面ガラス張りながら落ち着いた店内。メインディッシュには、和牛や仔羊など肉を中心に用意。とくに横田シェフのハンバーグは絶品だ。...
店名からはちょっと想像しにくいが、実はここ、本格的なビストロの味が楽しめる隠れた名店。 “食堂”というだけあって、おひとりさま女子でも人目を気にせず...
青山「根津美術館」前から西麻布方向へと抜ける一方通行。今年この道沿いに続々とビストロができ“平成のビストロ通り”(若い方のために解説すると、昭和の頃“ビス...
結局、僕が予約したのは『アズール エ マサウエキ』の個室だった。 ここの個室は店奥にあるが、店員さんたちの対応や気遣いが素晴らしいので、きっとうまくしてくれるに違いない。そう思い、この店にしたのだ。...
初対面の日からちょうど一週間後。友達と六本木で食事をしていた時に、仁からLINEが入った。 —仁:今六本木で飲んでいるんだけど、どこか近くで飲んでいたりしないよね? 仁からのメッセージを見て、嬉しくなる。 出会った翌日にお礼のLINEを送りあったままそれっきりだったが、心のどこかでは連絡を待っていた。私はすぐに返信を打つ。 —英理奈: 私も今、乃木坂にいます!後で合流しますか(^^)? こうして、...
「英理奈ちゃんって、今彼氏いるの?」 気合を入れて予約した『アズール エ マサウエキ』で 、あくまでも平静を装って聞いてみる。 いつも集団でいたため、これまでなかなか突っ込んだ質問ができずにいたのだ。 「半年前に別れて以来、彼氏はいないよ〜。仁さんは?」 僕も数ヶ月前に別れたばかりで、現在彼女はいない。何ともタイミングの良い出会いに、一人で舞い上がる。 「そうなんだ!でも英理奈...
グルメ激戦区でもある西麻布で異彩を放っているのが、こちらの『AZUR et MASA UEKI』だ。フレンチの鬼才・植木将仁氏とカリフォルニア・ナパバレーの名門ワイナリー『AZUR WINES』がタッグを組み誕生したワイナリーレストランである。 植木氏といえば、南仏で修業を積み、帰国後は東京や軽井沢で数々の名店を手がけてきた海外からの評価も高いシェフ。そんな植木氏が、日本の食材と伝統文化をフレンチを通...
西麻布の交差点を抜け一方通行の小道に入ると、金曜日の夜らしく寄り添って歩くカップルにつかえてしまい、タクシーは中々前に進まなくなってしまった。 今日は、先日のお礼にと武田に『アズール エ マサウエキ』に誘われているのだ。19時半の待ち合わせまで後5分しかない。 歩くのと変わらないスピードになってしまった車内で、先程までメールの確認をしていた携帯をしまい鏡を取り出す。わずかな明かりに照らされた表情から...
「龍平さ〜ん♡」 西麻布にある『AZUR et MASA UEKI』にやって来たのは、先日知人の紹介で知り合った綾子だ。 「龍平さんとこうして二人っきりでお食事できるの、すごく楽しみにしてたんです♡」 綺麗な真っ白い歯を見せながらニコッと可愛らしく綾子に微笑まれ、龍平は思わずたじろぐ。 綾子を紹介してくれたのは、龍平の学生時代の友人・勝(マサル)だった。 「いい加減に、誰かと向...
今回の食事会は、先週、西麻布の『アズール エ マサウエキ』の個室で開催されたものだった。...
いよいよ迎えた、陽介との約束の日。 聡子は久しぶりに、女子力全開で食事会に臨んだ。 お肌は毎晩シートパックで潤し、バスタブには美容効果の高いオイルを混ぜ、風呂上がりにはマッサージをしながら全身にボディクリームを塗り込むのも欠かさなかった。 何より気合いを入れたのは、ヘアメイクとファッションだ。 念入りなベースメイクに、春らしい色のチークやリップ。アイメイクは敢えて控えめに、柔らかな印...
◆ その連絡からちょうど1時間後に、夏希は久しぶりに孝之と向かい合っていた。 「…久しぶりだね」 2週間ほど会っていなかっただけなのに、少しギクシャクした感じだ。 しかしお酒が進むと緊張もほぐれ、孝之は夏希の顔を見つめて、こう言った。 「少し会わない間に、雰囲気変わったな。…綺麗になった」...
◆ 「あの日、既読になったのになかなか返信がなかったから…。何か失礼なことしちゃったかなって、気が気じゃなかったです」 西麻布にある『アズール エ マサ ウエキ』で、透君はそう言ってほほ笑んだ。普段すっきりした切れ長の目は、笑うと思いきり目尻が垂れて、その顔を見ると一気に緊張が解きほぐれる。 その日、私たちはたくさんのことを話しながら、ワインを楽しんだ。ワイン好きな私のために、本格的なペアリン...
西麻布交差点から徒歩3分の好立地に位置するのがこちら。フレンチの鬼才と称される植木将仁氏を招聘し、カリフォルニア最上級ワインと日本の優れた食材とフレンチのマリアージュが堪能できる。素材に寄り添い、“野菜は野菜以上に、魚は魚以上に”表現するシェフ・植木氏の料理が、五感を刺激すると食通からも注目を集めている。 写真は月替わりのコース(¥15,000)「秋の装い」のメイン、「荒波を乗り越えて(能登島イノシシのガ...
店名:AZUR et MASA UEKI(アズール エ マサウエキ) 住所:港区西麻布2-24-7 西麻布MAビルディング 1F 電話:03-6805-1147 営業時間:17:00~23:30(最終入店 22:00) 定休日:日曜 席数:60席(メインダイニング34席/バー6席/プライベートダイニング3室20席) URL:www.restaurant-azur.com 予約フォーム:https:...
東京 西麻布「無機質な清潔感」をコンセプトにしている、『OHARA ET CIE(オオハラ エ シーアイイー)』。 エグゼクティブシェフの大原正彦氏による、繊細なフレンチ料理が堪能できるレストランだ。 同氏のチーズタルトは、手土産としてはもちろん、ぜひ自分へのご褒美としても活用頂きたい。...
グラハイのディナーは毎年恒例!...
「この仕事をしていると、正直よく出会うんです。…女子アナやモデルのようなトロフィーワイフを手に入れようと、躍起になっているようなタイプの男に」 グランドハイアット東京『フレンチキッチン』のテラス席で、今回の報告者・西嶋彩花は事もなさげに吐き捨てた。 28歳という年齢にはとても見えない、幼さの残る顔立ち。セミロングのストレートヘアに好感度抜群のナチュラルメイク。 清純を絵に描いたようなルックスでありながら、見る...
「この仕事をしていると、正直よく出会うんです。…女子アナやモデルのようなトロフィーワイフを手に入れようと、躍起になっているようなタイプの男に」 六本木にあるカフェで今回の報告者・西嶋彩花は事もなさげに吐き捨てた。 28歳という年齢にはとても見えない、幼さの残る顔立ち。ストレートヘアに好感度抜群のナチュラルメイク。 清純を絵に描いたようなルックスでありながら、見るものをドキッとさせる毒や色気も垣...
「ああ、LCCのお姉さん。この前はどうも」 「…こんにちは、松坂さん。お姉さんはやめてください、仙崎千佳です」 開口一番の挨拶に、私は腹立たしいのを通り越してなんだかがっくりとうなだれたい気持ちになる。 紗矢の結婚式2次会会場のグランドハイアット東京『フレンチキッチン』は、ジューンブライドも重なって、予約するのはとても大変だったという。 松阪海里は動画の編集を担当していて、今日は上...
「彼氏は途切れずいます。私、独りとか無理なので…」 心地よい風が吹く『フレンチ キッチン』のテラス席で、報告者・糸井美紗子は至極当然に言い切った。 シャンパングラスに伸ばした腕は白く、細い。メーカー営業をしているというが、およそ体力などないであろう華奢な体つきだ。 常に寄せている眉間をさらに顰め、美紗子は話を続けた。 「半年前は本当に辛かった。2年付き合った彼氏に突然フラれて。29歳...
「彼氏は途切れずいます。私、独りとか無理なので…」 心地よい風が吹く『フレンチ キッチン』のテラス席で、報告者・糸井美紗子は至極当然に言い切った。 シャンパングラスに伸ばした腕は白く、細い。メーカー営業をしているというが、およそ体力などないであろう華奢な体つきだ。 常に寄せている眉間をさらに顰め、美紗子は話を続けた。 「半年前は本当に辛かった。2年付き合った彼氏に突然フラれて。29歳から...
一昨年の夏のこと。 久しぶりに大学時代の仲間、梨華・早希・歩美の3人で集まろうという話になった。 SNSで交流はあるものの、梨華以外の二人はあまりプライベートを明かさないタイプであるため、近況についてはほとんど知らない。 とはいえ未だ結婚の報告は受けていなかったから、全員が独身であることは間違いなかった。二人とも昔から男勝りだったし、バリバリ働くうちに婚期を逃したのだろう。 婚期に関...
―理恵子、今夜は19時に『フレンチキッチン』よ。遅れないでね!! 数日後。 理恵子は茜からのLINEに急かされるようにグランドハイアット東京へと急いでいた。 あれから、新太郎とは連絡を取っていない。というより、いつもしつこい連絡はパタリと止んでいた。 あの夜は、新太郎のお陰で嫌というほど一晩中泣きじゃくる羽目になった。 そのため翌朝は信じられないほど顔が腫れ上がり、自分の美しい...
伝統的なビストロ料理をスタイリッシュにアレンジするオールデイ ダイニング『フレンチ キッチン』からは、ベルギーの郷土料理であるムール貝とフライドポテトのセットを好きなだけ楽しめるディナーメニューが新登場。 白ワインとガーリック、エシャロットとハーブを合わせて蒸したたっぷりのムール貝は、一人ずつポットに盛り付けて用意。ソムリエが厳選したムール貝にぴったりの白ワインとともに!...
「本当に僕で良かったんですか?」 いきなりディナーは重かったのでは…という夏希の心配を、爽やかな武田の声色が取り除いてくれた。 ジャケットこそ着ているものの、相変わらず図書館にいる大学院生といった感じだ。マリがインターンでお世話になったと言っていたから5歳位は上のはずだが、中性的な雰囲気のせいか若々しく見える。 先日、会社のチャリティ・ラッフルで当たった“ダイニング サティフィケート”のチ...
店名:フレンチ キッチン 住所:港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 2F 営業時間: 【月曜~金曜】 ブレックファスト:6:30~10:30 ランチ:11:30~14:30 アフタヌーン:14:30~17:30 ディナー:18:00~21:30 バー:11:00~21:30 【土曜・日曜・祝日】 ブレックファスト:6:30~10:30 ランチ:11:30~15:00 アフ...
『フレンチキッチン』の階段を早足で駆け上がりながら、直子は今までに交わしたDavidとのやり取りを振り返る。 Davidが直子のクライアントであるPファンドに転職してきたのはつい最近だ。以前、彼にIR取材を仲介したことはあったが、これまであまり個人的な話をする機会は無かった。 歳は直子より3、4つ上くらいだろうか。 挨拶もなく用件だけを短く投げてくる電話やメールでのやりとりからして、外資系...
「佐藤さん、今ちょっと良い?」 水で溶かして飲むタイプの栄養ドリンク(直子はそれを“完全栄養食”と呼んでいる)をシェイクし流し込んでいると、聞き慣れた声が直子の動きを止めた。 一瞬、息が乱れむせかける。 「…ごほっ。はい、何でしょう?」 ―相変わらずこの女は意図的なのか天然なのか、タイミングが悪いったらない。 脳内で軽く罵りながら、精いっぱい冷静な声で答える。振り返る先には、同...
【スパークリング テラス】 場所:フレンチ キッチン(港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 2F) 提供期間:9/30(日)まで 提供時間:17:30、18:00、20:00、20:30(2時間制) 価格: ・グラススパークリングワイン1杯付き 5,500円 ・グラスシャンパン「POMMERY BRUT」1杯付き 6,500円 ・シャンパン「POMMERY BRUT」・ワイン(赤・白...
「へー!真希もやるじゃない!」 グランド ハイアット 東京の『フレンチ キッチン』で、恵梨香がのんきな声を上げた。...
メニュー名:フローラル アフタヌーンティー 提供場所:フレンチ キッチン(港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 2F) 提供期間:5/31(木)まで 提供時間:15:00~17:30(L.O.16:00) ※90分制 ※スイーツブッフェ提供時間15:00~17:00 価格: ・平日 3,800円/土曜・日曜・祝日 4,200円(税サ別) ・グラスシャンパン1人1杯付き 5,800円(...
メニュー名:桜&ストロベリー アフタヌーンティー 提供場所:フレンチ キッチン(港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 2F) 提供期間:4/15(日)まで 提供時間:15:00~17:30(L.O.16:00) ※90分制 ※スイーツブッフェ提供時間15:00~17:00 料金: ・平日 3,800円/土曜・日曜・祝日 4,200円(税サ別) ・グラスシャンパン1人1杯付き 全日 5...
待ち合わせた梨奈は、『フレンチキッチン』で会った数ヶ月前よりも、さらに大人っぽく色気を増したように見えた。 普段は細身のデニムスタイルが多いのに、今夜は背中に大きくスリットが入ったタイトドレスを身に纏っているからだろうか。 「今夜のホストは、アプリ開発で成功した起業家なの。仕事関係で知り合ったんだけど…30半ばくらいかな。 あとは、彼の知り合いのIT界隈の男性と…インスタグラマーみたいな?...
“日曜のランチ、ハイアットでいい?” 社会人になって半年ほど経った、ある日のこと。 大学時代の同級生・梨奈から届いたLINEに、私は目を丸くした。 学生時代の私たちにとってランチといえば、単価1,000円ちょっとのカフェランチが常だった。それがいきなり、「ハイアットでいい?」に変わるとは。 −さすがは、代理店女子…! 私がそんなことを考えている間に、もう一人の同級生・聡子からも...
フランスの伝統的なビストロ料理を楽しめる同店は、会食の印象があるけれど、実は打ち合わせや仕事にも快適な空間。Wi-Fi接続にパスワードがいらない手軽さも魅力。 時間をかけてじっくり飲める巨大なアイスコーヒーがおすすめ! 【Judgement】 Wi-Fi :★★★★★ 長居 :★★★★☆ 電源 :★★★☆☆ メニュー:★★★★★ 空間 :★★★★☆...
メニュー名:ニューイヤー アフタヌーンティー 場所:フレンチ キッチン(港区六本木 6-10-3 グランド ハイアット 東京 2F) 提供期間:1/4(木)~1/31(水) 提供時間: 【月曜~金曜】14:30~17:30(L.O.16:00) 【土曜・日曜・祝日】15:00~17:30(L.O.16:00) 料金:3,500円(税抜、別途サービス料15%) 内容:スイーツ、セイボリー、ドリンク(...
夕暮れからの外飲みも気持ちがいいこの季節。目も舌も肥えた女子を誘うなら、『グランド ハイアット 東京』2F、『フレンチ キッチン』の「ガーデニックテラス バーベキュー」シャンパンフリーフロープランが間違いない。 ホテルダイニングにしてテラスという絶好のシチュエーション、そして赤・白・ロゼワインに加え、なんとヴーヴ・クリコが90分飲み放題でひとり¥8,600(税サ別)となんともハイコスパ。料理は“ガーデン”...
「六本木生まれ、六本木育ちなので、この街についてはなんでも知ってるかも(笑)。そんな私のお気に入りの店はグランド ハイアット 東京の『フレンチキッチン』。テラスは昼夜問わずくつろげておすすめです♡」...
「え?でも別にそれ、イノッチから振られたことになってなくない?」 グランドハイアットの『フレンチキッチン』で、目当てのエッグベネディクトをオーダーし終わると、カリナはさらりと言い放った。...
「東カレデート」の入会には、審査がある。 異性の既存会員の過半数の承認が得られれば、入会できるのだ。 ―この私が、落ちるわけないわ。こんなの楽勝よね。 心の中ではそう思いながらも、プロフィール写真を選ぶのにはかなりの時間を費やした。iPhoneのカメラロールをスクロールさせ、自分の美しさが最大限に分かるものを探す。 イメージはやはり、「清楚な秘書」と、一発で分かるものだ。水着ではしゃ...
スタイリッシュにアレンジしたビストロ料理が自慢の『フレンチ キッチン』がお届けするプランは、南仏風の“ガーデン”がテーマ。 ピクニック気分を味わえるテーブルセッティングが施され、開放的で洗練されたガーデンテラスバーベキューが満喫できる。...
そこは「グランド エグゼクティブ スイート」という、贅沢なお部屋だったのだ。 「どうしたの?こんなに素敵なお部屋......!」 私は興奮状態で、大きなソファやベッドルーム、バスルームまで、広々とした豪華な空間を素早く観察して回った。 これまで何度も高級ホテルを訪れたが、恋人とスイートルームに泊まるなんて経験は初めてだった。 そして感動しながら春斗を振り返ると、そこにはさらなるサプラ...
ホテル2階のオールデイ ダイニング『フレンチ キッチン』では、アフタヌーンティーとディナーを特別にご用意。 アフタヌーンティーでは、フランスの紅茶ブランド「NINA’S(ニナス)」社の「エカテリーナⅡティー」が世界初お披露目。最強の女帝といわれるエカテリーナ2世をイメージし、特別にブレンドされたものだ。 ディナーではロシアで定番の高級食材キャビアなどを使い、エルミタージュ美術館をイメージしたシェフ特...
ー年収1,000万円では、都心で豊かな暮らしを求めることはできない。 結婚後も都心暮らしを視野に据える賢い女性なら、肌感覚として誰もが知っていること。 現実的には年収2,000万円以上あれば...そう考えつつ、年収3,000万円と聞けば浮き足立つ女がいる。 国税庁の「民間給与実態統計調査」から推計すると、年収3,000万以上を稼ぎだすのは、約500人に1人以下。人口の0.2%程度。 そん...
朝からリッチな気分にさせてくれる、ホテル朝食の代名詞といえば「エッグベネディクト」。 グランド ハイアット 東京内のレストラン『フレンチ キッチン』でも例外なく、それを楽しむことができる。 構成要素はほぼ同じだからこそ、実力が出るとも言われるエッグベネディクトは食べ応えのある一品だ。...
・妻として母として、そして女として3つの顔を持つ ・未婚の場合、結婚に対して腹をくくる ・昔は全く眼中になかった人をもう一度洗い直してみる ・心の支えとなるようなパートナーを見つける ・優しい旦那(イクメン) ・子供のお受験攻略方法をマスター ・身近だけどちょっと気取れるテラスランチ(『Union Square Tokyo』『French Kitchen』『IVY place』など) ・綺麗な...
ここ10年ほどで、マッキントッシュというファッションブランドの知名度は飛躍的に上がった。マッキントッシュのブランド力アップを牽引してきたのが八木洋三さんだ。クリエイター、バイヤー、マスコミ関係者などなど、八木さんがお会いになる相手は多種多様。「洋服と同じで、会食をする場所はTPOに合わせて決めるようにしています」とのことだ。 いくつかの“持ち駒”の中で、フォーマルな場所に位置づけているのがフレンチキッチン...
ラグジュアリーホテル「グランドハイアット東京」の2階、フランスの伝統的なビストロ料理をスタイリッシュにアレンジするオールデイダイニング「フレンチ キッチン」。 ライブ感溢れるオープンキッチンカウンターも魅力的だが、この時期は絶対にテラスをチョイスしたい。六本木という都会の真ん中にありながら、オープンエアの開放的な雰囲気で上質な空気が流れるのは、まさにラグジュアリーホテルならでは。...
「Dating(デーティング)」という英単語をご存知だろうか。 海外、特に米国の若い男女の間でよく使用される言葉だ。正式な恋人関係ではなく、カジュアルにデートやそれ以上の行為を楽しむ。いわば「検討期間中」が「デーティング期間」にあたり、米国では文化として成り立っている。 そこから真剣交際、結婚に発展することも少なくはないが、そこであっさり離れてもお互いに責任は負わない。彼氏がいる訳ではないので、複数...
初婚は27歳のとき。まだまだ遊びたい盛りで家に寄り付かず、結局3年で結婚生活は破綻してしまった。そのときに成城の実家を2世帯住宅にしたが、その家が今でも僕を縛っている気がしてならない。 42歳、もう1度身を固めたいのが本音だ。絵理奈ちゃんのような真面目な子と結婚するのもアリなのかもしれない、と思い何度か食事に行った。しかし、CAやモデルと付き合っていた華やかな独身時代の生活からどうしても抜けきれない。...
仕込みから焼き加減、盛り付けに至るまで、副総料理長ダヴィッド ブラン氏の感性が細部に。 ホテルのベーカリーチームが作るパンドミは、トーストしてもサンドイッチの具材とマッチする8枚切りを使用。¥2,000。...
アメリカ版“おふくろの味”おめざなエナジーチャージャー 朝から様々なリュクスメニューが楽しめるフレンチキッチンのビュッフェでは、アラカルトから和食まで好みの朝ごはんで満足いくチャージができ、“My & Only”のブレックファストが堪能できる。 いま、パンケーキに続き耳目を集める“ザ・ネクストエッグ”が「パンプディング」だ。昔から“お母さんの味”として欧米で愛されているものだが、こちらのフレンチキッチン...
東京に住んでいる女性のライフスタイルを細かく分類して、消費行動や収入、嗜好などに基づき「●●女子」とカテゴライズした特集を見かけるたびに、そうじゃないのに・・・と歯がゆい気持ちになります。 実際の東京の女性の生態系はもっと華麗な進化を遂げているのです。 女性の趣味趣向は、居を構えたエリアに如実に現れ、よく行くレストラン、出没場所で形成、強化されていきます。 東京のライフスタイルを紹介して15年の東京カ...
アメリカ版“おふくろの味”的な卵料理がこちら。 朝から様々なリュクスメニューが楽しめる『フレンチ キッチン』ブュッフェでは、アラカルトから和食まで好みの朝ごはんで満足いくチャージができ、自分好みのブレックファストが堪能できる。いま、パンケーキに続く“ザ・ネクストエッグ”が「パンプディング」だ。昔から“お母さんの味”として欧米で愛されているものだが、こちらのフレンチキッチンでも人気のメニューだ。 朝食...
シェフお任せの料理とワインのフリーフローが付いた"ビストロ アンド ヴァン"が今季も登場。世界大会で優勝歴をもつパティシエによるデザートを好きなだけオーダーできるブッフェも加わり、女性に嬉しいビストロコースに。8名様以上の予約なら、チャージ無料で個室も利用できる。...
トマトの香草ロースト、ポテト、キノコ、ソーセージにクリスピーベーコンと付け合せも色とりどりの絵になる皿。ハムを使ったシンプルなものだが、ホウレンソウのグリーンとサラマンダーで付けた黄金の焼き色がアクセント。エッグベネディクト¥1,700...
店名:フレンチごはん 西麻布GINA 住所:港区西麻布2-26-20 ドゥーエ西麻布2 B1F 営業時間: 月曜~金曜 18:00~27:00(L.O.25:00) 土曜 18:00~23:00(L.O.22:00) 定休日:日曜・祝日 ※12/23(土)、12/24(日)は営業 HP:http://gina.tokyo/ 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-3486-7222...
プラン名:プレミアムフライデーコース 店舗:フレンチごはん 西麻布GINA 住所:港区西麻布2-26-20 ドゥーエ西麻布2 B1F 料金: ・プレミアムフライデーシェフのおまかせコース / 9,800円 ※税サ別 ・プレミアムフライデーワインペアリングコース / 12,000円 ※税サ込 ※部屋代は無料 ※利用人数は6名~8名まで ※ドリンクは別途、ご注文 ※映画などのDVDは、お店にはご用意がありませんので、お客...
旬の和食材や出汁を素材として、フレンチの技法で丁寧に作り上げた “フレンチごはん”を提供するこちらのお店。 しっかりとした食事にはコース、ちょっと小腹が空いた深めの時間には、シェフオリジナルのちょうどよいごはん、シチュエーションによってさまざまな楽しみ方ができる。決して適当なごはんで済ませたくない、東京の深夜族にはありがたいお店なのだ。...
コンセプトは「午前0時のフレンチごはん」。深夜でも、末棟孝シェフによる一流ホテル仕込みの味と盛り付け、健康にも配慮した逸品を堪能できる。仕事で多忙な美食家にとって、待望の店だ。...
夜が深い街の代名詞でもある西麻布に、昨年12月、いままでありそうでなかった店がオープンした。立地は西麻布の交差点に近い六本木通り沿いの地下1階。 それだけ聞くとギラッとした店を想像してしまいがちだが、ドアを開ければ、そこには女性ひとり客も癒される白を基調とした空間が広がっている。店名の『gina』は映画『紅の豚』に登場するヒロイン、マダム・ジーナが由来。 誰もが知るあのテーマ曲も似合う優しい雰囲気の...
ファーストデートは、金曜21時、麻布十番を指定された。実は、結構遊び人なのかもしれないと、気を引き締めた。 絵理奈は、早稲田男子に嫌われないよう、分かりやすいブランド物は避けることにした。いつも使っているイヴ・サンローランからFURLAの鞄に持ち替える。 デート当日、浩哉はすでに待ち合わせの改札にいた。ゆっくりと近づきながら彼の様子を観察する。 身長が高く、ラグビーをやっていた彼は、私服よ...
フレンチをベースに、素材の良さを最大限に生かしたビストロ料理が楽しめるお店。 「割烹感覚の洋食」とシェフの杉山氏が語るように、カウンター越しのやり取りからメニューにない料理が出てくることも。 前菜やデザートで使われる、作家さんによる唐津焼のお皿もお店のこだわりのひとつ。味の良さとディテールにこだわった店内に、誰もがコスパ良し、と納得するはずだ。...
「昨夜は海外からの友人のアテンドで、西麻布の『ル・ブトン(※1)』で食事をしてからショーパブ、西麻布の隠れ家バー『サイタブリア(※2)』、〆に『北青山サロン(※3)』までハシゴしていたんですよ(笑)」。 開口一番、“東京の夜の達人”ぶりを見せつけてくれる中村貞裕さん。これは頼もしい限り!...
大人の事情があり、名前は出せませんが某PRに勤務するピッチピチの23歳独身、美咲。食関係の仕事をする母に育てられ、幼少期より名だたる名店を訪問。趣味は料理人の見えるカウンターに陣取り、その手つきを眺めること。料理を食べれば、その味の仕組みを解析すべく、無言で一点を見つめる。そして、衝動的にメモを取り出す。 得てして、周囲からは「食べてるときの目がコワイ」「挙動が気持ち悪い」「食事に真剣すぎる」と恐れられる...
本格的でありながら、柔軟に和の技法を取り入れている杉山シェフ。ナポリタンやフォアグラのマカロンなど注目のひと皿が出迎える。...
先月号のフレンチ特集ではちらっとしかご紹介できなかった西麻布『Le Bouton』、6月4日に正式オープンと相成りました!というワケで、今回はこちらのページで改めてご紹介する次第。 オーナーシェフの杉山将章さん(と文面ではかしこまって書いてますが、ふだんは「杉ちゃん」呼ばわり……)は、白金『モレスク』『オー・ギャマン・ド・トキオ』という、経験値高くてうるさ方のゲストが多い2軒で鍛えられてきただけに、ベーシック...
住所:港区西麻布2-25-24 NISHIAZABU FTビル MB1F TEL:03-6712-5085 営業時間:18:00~(L.O.25:00) 定休日:日曜 席数:27席...
「食通の石神さんを連れて行くのにふさわしい店……」と散々悩んだ末、このレストランに決めたのだ。 オープンしてまだ1年も経っていないが、革新的な料理を繊細な技で味わえるガストロノミーとして話題の店だから、ここなら大丈夫だろうと自信を持てた。 「お客さんじゃなくなったら食事に行ってもらえるんですか?」と、勢いで言ったサトコの言葉に、石神は呆れながらも今回の食事を断ることはしなかった。 だが、い...
―光司君と付き合っていたの。 葵が付き合っていた相手は、杏奈が少し気になっていた同期・光司だった。 杏奈は今日、その光司と食事の約束をしている。待つ間、葵のことばかり思い出してしまう。 ―付き合っていたのは1年くらいでね、結婚も考えていたんだけど、すれ違いが続いちゃって…。 ◆ 「乾杯!」 今日約束していたのは、西麻布の『Crony』。光司と2人きりで食事するのは初めてな...
「誕生日会、楽しかった?」 同期の誕生会と嘘をつき、他の男と出かけたことを知らない恋人の正男は、その日、わざわざ詩織を迎えに来ようとした。 詩織は必死でそれを制し、慌てて『Crony』を後にしたのだった。 「同期の集まりなら、俺のことチラっと紹介してくれても良かったじゃん。俺たちの結婚式で、きっと余興とかお願いするだろうしさ」 正男の純粋さと図々しさは、紙一重だ。しかし彼には悪気がな...
結局詩織は、「今夜、同期の誕生会があるのを忘れていた」というありふれた嘘を正男に告げ、英一郎と出かける選択をしていた。 自分でも、とても信じ難い、説明のつかない行動だった。 英一郎は予告通り、翌日の18時きっかりに詩織の携帯を鳴らした。東銀座にあるマンションの外に出ると、黒塗りの高級車が、ハザードを出して停まっていた。 「それ、カシミヤ?素敵だね、詩織に似合ってるよ」 後部座席に座る...
「いま、家?」 一瞬の間のあと、詩織はうわずった声で「はい」と小さく答えた。本当は正男の部屋にいたが、咄嗟に嘘をついてしまった。 英一郎は、くくく、と、またしても詩織をからかうように笑う。 「ごめん。詩織みたいにイイ女が、こんな時間に一人でいるわけないよな」 「用件は、何ですか?ないなら、もう切ります」 普段は冷静な詩織だが、英一郎に対しては、なぜだか酷く感情を逆撫でされる。親...
店名は「永続的な茶飲み友達」の意。「居心地よく、素直な自分になれる仲間。そんな存在のお店で在りたいと命名しました」と語るのは小澤一貴氏。 これまで務めた『アピシウス』や『カンテサンス』などで共に働いた仲間が再会して開業に至ったのだが、彼らもそんな茶飲み友達だ。...
提供期間:3/10(日)~17(日) 会場:ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション (港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド 2F) 時間:18:00~(最終入店 21:00/L.O.21:30) 電話番号:03-5772-7500 (受付時間 11:00~21:00) 予約受付日:ご来店の前日まで 備考・注意事項 :甲殻類アレルギーをお持ちの方はご遠慮いただきますようお願いいたします。...
中には広い自宅マンションの一室を利用して、主婦仲間相手に講座を開催し、サロネーゼ生活を送る友人も。 はたして黒字なのかも怪しいところだが、ヴェルサイユ宮殿から抜け出してきたかのような内装の自宅に、薔薇をふんだんに散りばめたテーブルコーディネート。 SNSを通して惜しげも無く披露される友人の優雅な主婦生活に、夏海は憧れていた。...
真っ赤に熟れたトマトと野菜を、フランス東南部・プロヴァンス地方のオリーブオイルやシェリービネガーと共にジューサーにかけ、滑らかなに仕上げたフレッシュな冷たいスープ。 バジルの爽やかな香りと、クルトンの食感がアクセントとなっている。 ランチ、ディナー共に、アラカルトで1,000円(税込・サ―ビス料10%別)で提供される。...
愛し合うふたりが、カウンターで肩を並べながら世界最高峰のフレンチを楽しめる特別な空間。赤と黒で統一されたスタイリッシュな店内で楽しむ人気店のディナーは、気取らず、けれども本物を愛するパートナーに贈る最高のプレゼント。 『ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション』は、ミシュラン・ガイドの星を世界一多く持つ巨匠ジョエル・ロブションの、カウンター席が主体のフレンチレストラン。 クリスマスのディナーコースMen...
今年8月、パリのラトリエで4年間スーシェフを務めた関谷健一朗氏が、同店のシェフに就任した。「気軽に楽しむことがコンセプトだが、クラシックを踏まえたしっかりとした味つけ」を心掛けている、と関谷シェフ。それは、単に塩加減ということではなく、たとえばフォン(ジュ)。あるいは、目を閉じても何を食べているのかが判る、というシンプルさ。「最高の食材を選び、その自然な味を強調し、高みに持っていく」という哲学が生きたロブション...
金曜日。私は姉が着ているマックスマーラのブラックワンピースによく似たワンピースを着て、意気揚々と待ち合わせのお店、西麻布の『TSUBAKI』に向かった。 足元は、これまた姉がよく履いているヒールに似たものを選んだ。どれも値段はかなり控えめだが、私の体にぴったりと馴染んでいる。 緊張しながらお店のドアを開けると、既に滝沢は席についていた。高鳴る胸の鼓動を悟られないよう、余裕のある姉のように悠然と滝沢の元に向かう。 ...
しかし、せっかくの最高の景色も裕二の一言で少し霞み始める。 「よかった、喜んでもらえて。この店好きなんだよね」 「よく来られるんですか?」 「そうだね。もともと十番に住んでいたから、何かある時は毎回利用していたくらい。でも最近は引っ越して頻度が低くなっちゃったけど」 —よく来るんだ・・・しかし毎回、誰と来るんだろう? こんな素敵なお店、何度でも来るのは当然のこと。だから訪問頻度が多いことは構わないのだが、...
「よかった、喜んでもらえて。この店好きなんだよね」 「よく来られるんですか?」 麻未に笑顔で尋ねられ、僕は頷いた。 「そうだね。もともと十番に住んでいたから、何かある時は毎回利用していたくらい。でも最近は引っ越して頻度が低くなっちゃったけど」 「へぇ〜十番在住だったんですね!今はどちらにお住まいですか?」 店内の素敵な雰囲気に後押しされて、会話がポンポンと弾む。まだ若い麻未は、意外に東...
時折、このうちの誰かが放った冗談に、どっとその場が盛り上がる。 気心しれた男同士の開放的で楽しげな空気感は、個室からも漏れ伝わってくる。 次第に、彼らの存在が気になって仕方なくなった――。...
松井の言っていたことは気にかかったが、その晩、高野さんと西麻布『TSUBAKI』に居た。 先週が彼女の誕生日だったというので、少し良いワインでお祝いするか、ということになったのだ。 「須藤さん、お忙しいのにありがとうございます!」 生まれ年ヴィンテージには拘りが無いと言うので、美味しさだけで選んだボトルワインに目を輝かせる彼女を見ていると、松井の言っていたことなどどうでも良いか、という気にもな...
「深夜にしっかり食べられるワインバー。客層がよく、客としてのレベルも求められる店で、こういうお店を気軽に楽しめる男になりたいと思わせてくれる。これぞ港区という感じですね」...
「この水着は『Miranda』で購入しました。クロスの紐が可愛くて、お気に入り。今年はこんなクロス系が流行っているんですよ。あとは、色もビビット系よりも黒の方がシックで、スタイルが良く見えるから。」 亜梨沙さんのスタイルの良さが更に際立つ水着姿だが、プールに行く際には気をつけていることも。 「塗る日焼け止めだけでなく、飲む日焼け止めを飲んで、内側からケアしています。その分、遊ぶ時には思いっきり遊...
ここに来れば、誰もがソワニエになれる。仏語で「大切なお客」を指す言葉。 コースはあるものの、多くの客のオーダーは「フィレ肉を塩、胡椒だけで」「パスタは少量ずつ3種類」とまるでプライベートシェフへのそれ。深夜でも気分や腹に合わせた食事ができるとあって女子ウケは保証付きだが、スマートに……と気を張ることもない。オーナー城倉隆氏のホスピタリティがいつしか緊張を解す。 氏、かの『AZABU HAUS』の元主と聞けば納得。わがま...
ここに来れば、誰もがソワニエになれる。仏語で「大切なお客」を指す言葉。コースはあるものの、多くの客のオーダーは「フィレ肉を塩、胡椒だけで」「パスタは少量ずつ3種類」とまるでプライベートシェフへのそれ。翌3時までの営業で、深夜でも気分や腹に合わせた食事ができるとあって女子ウケは保証付きだが、スマートに……と気を張ることもない。がっつり食べたい彼とヘルシーに抑えたい彼女も大満足できる場所。 残業後のふたりに、オーナー城倉隆氏のホ...
ゲストの好みや気分で料理を決めてもらいたいからメニューはない。おまかせコースでは一杯を少なめにして皿数より杯数を多くすることも可能。元『AZABU HAUS』の店主らしい、すべてがゲスト中心のペアリングがここにはある。...
料理を通して今のフランスを感じてもらえるようにと、毎年2週間ほど渡仏して腕を磨き続けている菊地シェフ。 そこで学んだ味付けや盛り付けを、日本人としての感性を大切にしながらアレンジし供される日本の食材を駆使した一皿は、軽やかで且つ繊細。 名店『ル・ブルギニオン』を訪れ、夏の訪れを感じる料理を味わうひと時を過ごしてみてはいかがだろう?...
「摩季さん、ですか?」 約束の場所『ル・ブルギニオン』へ到着すると、背の高い清潔感のある男がさっと席を立った。 岡田哲也。花苗の婚約相手の同僚で、外資系製薬会社のMRをしているという彼は写真で見るよりずっといい男だった。 初回から少々改まったフレンチを指定され少しばかり気後れしていたのだが、少なくとも、楽しく食事ができそうな人ではある。私はホッとして笑顔を作った。 「今日はありがとう。時間作ってくれ...
六本木駅から徒歩約8分の庭のあるフレンチレストラン『ル・ブルギニオン』は、ミレニアムの年に産声を上げた。一度訪れた誰をも魅了するリピーターが後を絶たない人気店だ。 オーナーシェフ菊地美升氏は、20歳からフレンチの道に入り、25歳でフランスへ。ブルゴーニュ、モンペリエ、イタリアのフィレンツェなどで修業を重ね帰国。青山の『アンフォール』を経て現在に至る。...
ちょうど、アイスコーヒーが氷だけになった時、さとみが麻布十番の方から歩いてきた。久しぶりに顔を合わせた二人に、気まずい空気はなかった。さとみが、初めて見る潤の黒縁メガネ姿に「どうしたの?」と聞くと、「コンタクト買うの忘れてて」と潤は笑う。その笑顔に不本意ながら、さとみの心は落ち着いた。 けやき坂を歩いて『ル・ブルギニオン』に入る。席に着くとさとみは、前回の彼の態度について探りを入れるが、「実は体調が悪...
今年はUSA産の骨付き牛を塊で使用。骨付きなので煮込みに時間がかかるが、その分、牛骨の旨みが出る。そしてワイルドなビジュアルも魅力のひとつ。トッピングには牛肉の大定番ともいうべきオニオンとマッシュルーム、ベーコンを乗せて。パスタ付きで¥3,990...
「あ、きたきた。優一、こっち」 金曜20時、優一は西麻布交差点近くの『サル ドゥ マキノ』にやってきた。 店に入ると、奥の席でショートボブの女性が白い歯を見せながら手を振っている。 オフショルダーのワンピースからのぞく綺麗な鎖骨、無駄な肉のない華奢な二の腕。何もかも、あの頃のまま。彼女...恵美は、昔とまったく変わらぬ笑顔でそこにいた。 恵美と会うのは、5年ぶりだ。 奈々が家を出て行った直後に届い...
店名:サル ドゥ マキノ(Salle de Makino) 住所:港区西麻布2-12-6 電話:03-6805-1653 営業時間:18:00~23:00(L.O.21:00) 席数:25席(カウンター&テーブル) HP:http://salledemakino.com/ facebook:https://www.facebook.com/ Salle.de.Makino/...
—最近、女子会で使ったレストラン教えて下さい— 加奈子:西麻布の『サル ドゥ マキノ』ですね。昔よく女子会で使った『ビストロ間』の野菜のパフェに似たお肉のパフェが出てきて、とっても美味しかった。 紗羅:みんな『サル ドゥ マキノ』行ってますね。よくInstagramで見かけます。予約が全然とれなくて、念願叶って来週行きます。 淳子:『サル ドゥ マキノ』は、私もう2回行きました(笑)。メニュー...
一度足を運ぶと、店主の牧野氏が生み出す世界観にどっぷりハマってしまうという西麻布の『Salle de Makino(サル ドゥ マキノ)』。 これまでは店主のおまかせコース1本で提供してきたが、今年1月からプレミアムコースが新たに追加。いずれのコースも「ストーリー型コース」として展開されている。 牧野氏は、フランスの日本領事館で厨房を切り盛りした元“公邸料理人”。「和食の伝統」と「フランスでの経験」の組...
ストーリーのあるコースは、いつ訪れても新鮮。牧野シェフの鮮やかな手さばきを間近で眺められるカウンターが特等席。...
ーグルメな佳菜子さん。「女子会」もしますか? ー 佳菜子:好きですね。週に1回は女の子たちで集まってるかも。いろんな職種の子がいるので、お酒と合わせて合計1.5万円以内にするようにはしています。値段も手頃で美味しいお店という、一番ハードルが高い店選びですが、選ぶ手腕が問われるので、張り切って選んじゃいます。(笑) ー女子会のオススメのお店があったら教えてください。ー 佳菜子:『サルドゥマキノ』...
「結婚かぁ・・」 仕事始めの会社からの帰り道、由里(27)は歩きながら一人声に出してみて、堪らずため息をついた。年末年始は、こう着状態の恋が進むか退くか、その境界線であると誰かが言っていたが、その通りかもしれない。 由里は2年付き合った彼との関係で悩んでいた。おそらく次の誕生日にプロポーズされるだろう。最近では露骨に指輪のサイズや好きなデザインを確認してくる。大好きな彼との結婚は、女性なら誰しも夢見...
西麻布に佇むレストラン『プレート トキオ』が提案するケーキは、まるで大きなブーケのよう。エディブルフラワーの鮮度を考え、時間によっては自分たちで飾り付けることもできるので、より思い入れのあるケーキになること請け合い。(¥21,600) 【オーダー先は…】 住所:港区西麻布2-10-1 西麻布アジアビル 1F/3F TEL:080-4689-9059 予約:7日前までに電話またはメール〈arigatoinc@gmail....
デカ盛りブームも落ち着き、これからブームになりそうなのが、美意識が高い美味しい肉。職人技で盛りつけされた肉は、見ても楽しく、食べたら美味しい、インスタせずにはいられないほどの衝撃が待っている。注目の新店を一挙公開!恵比寿の実力店『ビストロ 間』が、9月18日から『レストラン エール』として銀座で新たなスタートをきった。 形態としてはあくまでレストランだが、銀座にしてコース¥6,500と良心価格なのは変わらず。 それでい...
西麻布では珍しく、薄暗くないレストラン『Takumi』で会食相手を待っていたとき、その男は入ってきた。...
西麻布の交差点からすぐ。路地を入った場所に、そのレストランはある。 印象的な外壁は周囲の建物とは一線を画し、存在感を放つ。...
西麻布にひっそりとフランス料理店が誕生した。オーナーシェフ・大槻卓伺氏は、1998年生まれ。マルセイユ『ル プティ ニース』、パリ『ジョンフランソワピエージュ』など計5軒の星付きで約3年にわたり研鑽を積み、独立。日本での経験は一切ない。 東京の食通たちが、すぐさま話題にするであろうレベルの高さに間違いはないが、料理を取り巻くプレゼンテーションが実にユニークだ。...