『オルガン』は西荻窪を代表する人気ビストロだ。この店が目当てでわざわざ西荻窪まで足を延ばそうという食客で、常に予約はいっぱい。 「古いものを残したまま、変わりつつある町が好きで。『ウグイス』を出した頃の三茶もそうだった」と、オーナーシェフの紺野真さん。 三軒茶屋の『ウグイス』というビストロを人気店にし、ここ西荻窪というフィールドでもまた大成功を収めている。...
三軒茶屋『ウグイス』の2号店『オルガン』が、昭和の香りが残る西荻窪駅南口の商店街にオープンした。西荻窪といえばここ最近、若い店主の店が個性を競う注目のエリアでもある。 「古いものを残したまま、変わりつつある町が好きで。『ウグイス』を出した頃の三茶もそうだった」と、オーナーシェフの紺野真さん。 「狭かったりワインの置き場所がなかったりと、お客さんや自分たちにとって不便だった部分をここでは解消できた。でも、やっていることは...
2011年5月にオープンのこちらの『ラグー』は、明るいサーモンピンクの壁が南欧らしい雰囲気で女性客が目立つ居心地のいい店だ。 フレンチテイストを取り入れたメニューは、バルとビストロの融合といった趣。看板メニューは「ラグー」という店名通りの煮込み料理やリエットなどで、値段もお手頃価格。駅からはやや離れているが、訪れたらば"良い店発見"の気分間違いなしだ。...
明るいサーモンピンクの壁が南欧らしい雰囲気のこの店、実は5月12日にオープンしたばかりの新鋭だ。フレンチテイストを取り入れたメニューは、バルとビストロの融合といった趣。看板メニューは店名通りの煮込み料理やリエットなどで、価格もお手頃。駅からやや離れているが、訪れたらば"良い店発見"の気分間違いなしだ。...
鼻に抜けるような辣油の爽快な香りとコクのある胡麻の風味、そしてオレンジがかった赤色のスープが食欲をそそる。 一口スープをすすれば、見た目ほど辛みのインパクトはないものの、食べ進むうち汗がにじみ出る。 その辛みの持久力は自家製辣油のなせる技。辛みと旨みのバランスも上々だ。 全体に均整のとれた美味しさ。巧みな酢の効かせ方が舌を飽きさせない逸品だ。...
鼻に抜けるような辣油の爽快な香りとコクのある胡麻の風味、そしてオレンジがかった赤色のスープが食欲をそそる。一口スープをすすれば、見た目ほど辛みのインパクトはないものの、食べ進むうち汗がにじみ出る。 その辛みの持久力は自家製辣油のなせる技。辛みと旨みのバランスも上々だ。全体に均整のとれた美味しさ。巧みな酢の効かせ方が舌を飽きさせない逸品だ。...
ユニークな店名は、八百屋を営んでいた奥様の祖父、仙太郎氏にちなんだものだとか。『龍の子』や『目黒雅叙園』などで修業を積み、さらには上海でも研修を重ねたご主人の早田哲也氏。その実力のほどは、メニューを彩る多彩な料理アイテムからも伝わってくる。 名物の豚ヒレ肉の黒酢炒めに砂鍋獅子頭といった上海の代表的な逸品から麻婆豆腐、水煮牛肉などおなじみの四川菜、そして黒板メニューにはラム肉のクミン炒めといった清真料理的ひ...
牛肉受難時代が続く中、豚を凌ぐダークホースが登場。羊肉である。2005年は正にジンギスカンの当たり年。L−カルニチン効果で脂肪が燃焼するという触れ込みが女子のハートも捉え、店舗数は、前年の6倍以上に及ぶ200店に激増! ブームは1年ほどで終息するものの、フレンチやイタリアンでも仔羊を注文する客が増えるなど、羊肉への偏見を和らげた功績は大きい。 同時期、スペインバルが大流行。立ち飲みやバルも増殖し、さまざまなワインをグラスで手...
夜も更けて、〆に訪れたのは『西荻スイッチ』。店を切り盛りする田崎希由子さんは、荻窪生まれの荻窪育ち。 「飲むのが好き。スタンディングにしたのもハシゴするのが好きだから」と、筋金入りの呑み助店主。今宵の仕上げに、甘いラムで一日をゆっくり振り返る。西荻を満喫すること計5時間、この街がすっかり好きになっていた。 ~Order~ ・スパークリングワイン ¥700 ・ロンサカパ ¥800 ・クエルボ トラディショナル ¥8...
「うちはお洒落バルと言うよりも飲み屋って感覚。枝豆もハイボールも出しますよ」と、茶目っ気たっぷりに話すのは、店主の田崎季由子さん。そんな気取らぬ空気と田崎さんが作る味に吸い寄せられるように、今宵もひっきりなしに客が訪れる。メニューは"枝豆もハイボールも"出すが、基本はシンプルなスペインタパスとワイン。 例えば、スペイン風オムレツなんて何気ないタパスだけれど、表面はしっかりと焼き目が付くほどに焼き上げ、中は...
「うちはお洒落バルじゃない。枝豆もハイボールも出しますよ」と、茶目っ気たっぷりに話すのは、店主の田崎季由子さん。そんな気取らぬ空気と田崎さんが作る味に吸い寄せられるように、今宵もひっきりなしに客が訪れる。"枝豆もハイボールも"だが、基本はシンプルなスペインタパスとワイン。例えば、スペイン風オムレツなんて何気ないタパスだけれど、表面はしっかりと焼き目が付くほどに焼き上げ、中はとろりの技あり料理。チーズやズッキーニ...
そんな風景を楽しみつつ、目指すは、『オステリア・クイント』。美食家が集う隠れた名店と聞き、商店街へ足を伸ばす。 お目当ては、福間透シェフが「10数年前イタリアで出会った」という「クラテッロ ディ ジベッロ」。何でも豚の尻部をワインに漬け、熟成させた希少な品だとか。ふわりと薫るワインの風味と、穏やかな塩味。幻の味との対面に、感激しきり。 ~Order~ ・クラテッロ ディ ジベッロ(ハーフ) ¥850 ・チーズの盛り...
美食家が集う隠れた名店と聞き、西荻窪の商店街へ足を伸ばす。お目当ては、福間透シェフが「2001年ごろ、イタリアで出会って感動した味」というクラテッロ ディ ジベッロ。豚の尻部をワインに漬け、熟成させた希少な品だとか。 ふわりと薫るワインの風味と、穏やかな塩味。幻の味との対面に、感激しきり。稀少な生ハムにワインが止まらない。...
そろそろお腹が空いてきた。串揚げでもつまむかと、『ハル kushiage』へ向かう。串は1本100円~と、気軽に味わえるのが嬉しい。 目移りしつつ、一番人気のこんにゃく、芝エビしそ巻、アスパラ豚バラ巻をオーダー。「パン粉がきめ細かいのでもたれないですよ」と、店主の吉野喜代治氏。確かに軽い食感で、いくらでもイケる。やっぱりここはビールを合わせつつ、イカスミと、自家製ソースが煮込まれた名物・ブラックカレーで、お腹も心も大満足。 ...
串を気軽に味わえるのが嬉しい『ハル Kushiage』。オシャレな店内は串揚げバルと呼びたくなる雰囲気だ。 多数のメニューに目移りしつつ、一番人気のこんにゃく、芝エビしそ巻、アスパラ豚バラ巻をオーダーする。 「パン粉がきめ細かいのでもたれないですよ」と、店主の吉野喜代治氏。確かに軽い食感で、いくらでもイケる。やっぱりここはビールを合わせつつ、イカスミと、自家製ソースが煮込まれた名物・ブラックカレーで、お腹も心も大満足。...
西荻窪は飲み時間のスタートが早い。駅前の飲み屋街は昼から煙を上げ、酔客を誘っている。 バルで昼時からオープンしている使い勝手のいい店がこちらの『ライズ』。ランチのほか、カフェ、ディナー、ワインバーなど時間帯によって表情が変化する。 もちろん、昼からワインとタパスなんて使い方も可能で、利用者のスタイル次第。ちょっと一杯ワインでも、と気軽に足を運びたくなる店だ。...
洗練されたカフェのような雰囲気のバル。昼時からオープンしており、ランチのほか、カフェ、ディナー、ワインバーなど時間帯によって表情が変化。もちろん、昼からワインとタパスなんて使い方も可能で、利用者のスタイル次第という使い勝手の良さは嬉しい限り。開店2年目ながら、すでに2店舗目を展開する人気も、訪れれば納得だ。...
店主の佐藤緑さんは、語学留学した際に、すっかりスペインの食文化に魅了され、ついには店を構えるまでになった。 「タパスやピンチョスを軽くつまんで、コストパフォーマンスの良いスペインワインをがぶ飲み。それを一晩に何軒もハシゴするのがスペインのスタイル。そんな店のひとつになれればなぁと思って」と佐藤さん。 "自分たちが食べたいもの"のシンプルな基準で作るメニューは、枝豆のペペロンチーノや鶏軟骨のガーリック煮など、ひと工夫加え...
店主の佐藤緑さんは、語学留学した際に、すっかりスペインの食文化に魅了され、ついには店を構えるまでになった。「タパスやピンチョスを軽くつまんで、コストパフォーマンスの良いスペインワインをがぶ飲み。それを一晩に何軒もハシゴするのがスペインのスタイル。そんな店のひとつになれればなぁと思って」と佐藤さん。"自分たちが食べたいもの"のシンプルな基準で作るメニューは、枝豆のペペロンチーノや鶏軟骨のガーリック煮など、ひと工夫加えたタパスを中心に...
雑居ビルの二階にこんなに美味しい店があるのだから、西荻窪の食文化は奥が深い。 実は元はスナックだったという店の造りはそのまま、壁一面をポップなアートで彩り、ラフで居心地のいい空間に仕上がっている。 ネクタリンのソースを添えた鴨のローストなど、季節の野菜や果物をたっぷり使ったメニューは日替わりで、〆にうれしいパスタも充実。寡黙なイケメン店主とかわいいマダムのコンビも素敵です。...
記憶に残るほど美味しいものに出合えるのが、コスパのいいお店、と紹介するのは『トラットリア29』。 店名と同様に、ストレートに29“ニク”の美味さを伝える竹内シェフの技術を楽しみに常連が集う、住宅街の名店だ。...
“29(ニク)”という店名同様(正式にはヴェンティノーヴェと読む)ストレートに肉の旨さを伝える竹内悠介シェフ。フィレンツェの精肉店&レストラン『チェッキーニ』仕込みの肉焼き術に定評があり、美味しい肉を求めるゲストで連日にぎわう。 竹内シェフが「牛にはない香味がある」と惚れ込んでいるのが、岩手の岩中豚と三重の松阪ポークだ。炭火で焼く際、牛の場合は極レアで、豚はしっかり時間をかけて火を入れたあと、肉を休ませながら予熱で仕上げるの...
シェフの竹内悠介氏は『trattoria29』の開店時から、毎月29日はニクの日にちなんだイベントをやろうと思っていたという。なにせ、店名も29なら、オープンしたのも2月9日。竹内氏自身、イタリア・トスカーナのビステッカの名店『チェッキーニ』で学んだとあって、肉料理への思い入れは人一倍だ。 ニク(29)の日に供されるスペシャルコースは、鶏レバーのクロスティーニや馬肉のタルタル、自慢のビステッカなど、肉好きによ...
イタリアンの魅力は、その土地によって食材や味付けが異なる点にあるという料理人も多いが、今年2月、西荻窪に『trattoria29』をオープンさせた竹内悠介シェフも、そんなイタリアンの特性に魅了されたひとりである。 トスカーナやボローニャなど、イタリア各地のレストランで経験を積んだ竹内シェフが旨とするのは、いわゆる“土着料理”。フィレンツェ近郊の、リストランテが併設されている精肉店で働いていたこともあり、と...
世界技術大会でも多くの賞を獲得する、実力派シャルキュトリーが勢ぞろいする当店。 中でもカモスモークは、肉本来の旨みを活かすよう、シンプルな調味でありながら食べ応え十分だ。食欲をかき立てるカモスモークの薫香は、ワインとの相性も抜群だ。お酒好きが集まる席に是非。...
『喬家柵』のメニューには、上海名物ショウロンポウやスモークダックなど魅力的なメニューがずらり。デザートまで入れると、その数はざっと145種以上にもなる。 その中で何をおいても食すべきはエビのプリプリした食感と豚肉の旨みを同時に楽しめる焼餃子。 餡を皮で包んだあとに、一度冷凍してから焼き上げるため、かぶりついた瞬間に肉汁がピューッと飛び出る。 ちなみに、金曜は紹興酒が半額とのこと。餃子とともに心地酔いひと時を楽しもう。...
『喬家柵(ジョカサア)』のメニューには、上海名物ショウロンポウやスモークダックなど魅力的なメニューがずらり。 デザートまで入れると、その数はざっと145種以上にもなる。その中で何をおいても食すべきはエビのプリプリした食感と豚肉の旨みを同時に楽しめる焼餃子。 餡を皮で包んだあとに、一度冷凍してから焼き上げるため、かぶりついた瞬間に肉汁がピューッと飛び出る。 ちなみに、金曜は紹興酒が半額とのこと。餃子とともに心地酔い...
『喬家柵』のメニューには、上海名物ショウロンポウやスモークダックなど魅力的なメニューがずらり。デザートまで入れると、その数はざっと145種以上にもなる。 その中で何をおいても食すべきはエビのプリプリした食感と豚肉の旨みを同時に楽しめる焼餃子。餡を皮で包んだあとに、一度冷凍してから焼き上げるため、かぶりついた瞬間に肉汁がピューッと飛び出る。ちなみに、金曜は紹興酒が半額とのこと。餃子とともに心地酔いひと時を楽...