薔薇色のバツイチ:恋と愛は別物。いつまでも恋ばかりしている女が、愛されるワケがない
「あゆみは再婚したいの?だったら春馬くんはやめなよ」 友達の容子にバッサリ言われて、あゆみは目が覚めるような気持ちだった。 六本木の『肉とスパイスJINDARI』でローズマリーとオリーブオイルでマリネした炭焼きステーキを前にして、大学からの友人である容子からは容赦ない言葉が止まらない。 容子はいつも的確なアドバイスをくれる、頼もしい相手だ。彼女自身は28歳の時に2歳年下の相手と結婚して、DINKS生活を謳歌し...