セルリアンの裏手、桜丘町の奥へと足を向けると、ふわりと漂ってくる食欲をそそるスパイスの香り。ここ『ネパリコ』がその香りの出処だ。 7年前、オーナーのバダムさんが「本当のネパール料理を日本の人に楽しんでもらいたい」とオープンさせた同店。...
開店当初はネパールの家庭料理“ダルバート”に特化しようと考えたが、当時はまだ東京に「純然たるネパール料理店」が少なかったことから、メニューのバリエーションを増やすことに。その目新しさが話題を呼び、瞬く間に人気店となったのが『ネパリコ』だ。...
続いて紹介するのが、1983年大阪にて創業の『上等カレー渋谷本店』の「トンカツカレー(880円)」だ。大量の和牛バラ肉と玉ねぎを使って作られたこちらのカレールーは存分に旨味、甘味、コクが抽出されており、一口目はほんのりとした甘さを感じさせながらもその後に感じる辛さも程よく、バランスの良い仕上がりとなっている。 このルーとトッピングのトンカツとの相性が実によく、衣にカレールーがよく馴染んでおり、絶妙な一体感を感じさせてくれる。...
春菜は「腹が減っては戦ができないわ」という理佐と、こっそり早めにランチに出た。 5月の風はカラリとしていて気持ちがいい。 春菜は基本、お昼ご飯も経理室で1人お弁当を食べることが多い。 ごく稀に同期達とランチに行くが、他部署は昼休憩を長くとっても何も言われないのに、経理部だとそうはいかない。 口うるさいおつぼねーずが目を光らせているため、のんびりランチもできず、いつも同期より先に店を出ることになって肩身が狭い...
モッ、ハーィ、バー、ヨーのかけ声が時折、聴こえてくる。「乾杯」の発声だ。地元の味を求めるベトナム人のお客たちと、ヘルシーフードを求めるOLの姿が〝不思議〞に共存する景色は、ここ『ハノイのホイさん』ならでは。 名物のフォー(平たい米粉麺)は出汁を取って作る。ボー(ビーフ)のフォーは牛テール、ガー(チキン)のフォーは鶏ガラを12時間も煮込む。...
印象的な店名はオーナーがベトナムで修業の際に知り合った方の名前。 「昼でも夜でもサクッとひとりでフォーを食べに来ることが多いです。 化学調味料を使わずに現地の味を再現するこだわりよう。レアで出てくる牛肉の旨さと、しっかりとした味の牛テールスープが絶品。 タピオカ粉が入った本場の乾麺は、もっちりしていて喉ごしも◎」...
幼なじみ同士2人で2011年に開店したハンバーガー専門店。 「カウンターのみでカジュアルながら本格派! トリプルパティのシャルロットゲンズバーガーは、牛100%で様々な部位を混ぜ粗く挽いた、ステーキのような食感とスパイス強めの味や炭焼きバンズが好み。 ほかにケビンベーコンやサラジェシカバーガーなど、ネーミングが最高!」...
食の激戦区といわれる渋谷にて、21年もの長きにわたり、オリジナルのインドネシア料理で暖簾を守り続ける『アユンテラス』。 桜丘町のシンボルである桜並木の坂道「さくら通り」の突き当たり、インフォスタワーの裏手にあたる路地に佇み、オリエンタルな空気を漂わせている。...
満を持して旅行とまではいかないが、南米とはどんなもんか?と少しでも思ったら、迷わず桜丘町の坂道を登るべし、だ。 そこにはペルー料理の同店があるのだから。 店主はなかなかのこだわり派で日本で手に入る食材で応用せず、トウモロコシや唐辛子は敢えてペルーから輸入。作り置かず、料理はすべて注文を受けてから作るという。...
立派な杉玉を目印に扉を開けると、落ち着いた大人の空間が広がる。熊本産のブランド鶏「天草大王」を使った、胸肉の昆布〆や白レバーの瞬間燻製などの盛り合わせ「江戸前シャルキュトリー」は必食。 カウンター内にある焼き場でじっくりと仕上げる串も名物だ。お酒は日本ワイン、ビオワイン、日本酒を主軸にそろえるこだわりよう。...
杉玉を掲げた外観を目印に、扉を開けると焼鳥屋らしからぬ空間が現れる。香りや音などを五感で感じることができるカウンター席も捨てがたいが、ふたりの時間を楽しみたければぜひ個室を。格子扉なので、程良いプライベート感が演出できる。 ブランド鶏「天草大王」や「阿蘇赤牛」をはじめ、熊本食材を看板にするこちらでは、7月からエスニック串もスタート。パクチーやグリーンカレーなどを焼鳥に合わせたオリジナリティあふれるメニューが面白い。お酒は、日...
立派な杉玉を目印に扉を開けると、落ち着いた大人の空間が広がる。 香りや音などを五感で感じることができるカウンター席も捨てがたいが、ふたりの時間を楽しみたければぜひ個室を。格子扉なので、程良いプライベート感が演出できる。...
2016年に誕生した鮨の新店がこちらの『鮨 須賀』。すし職人歴31年の大将・浅香秀雄氏が、日本の伝統的な“本物”の江戸前ずしを味わえる店を桜丘にオープンさせた。 浅香氏は、日本ならではの江戸前ずしの伝統を守り抜き、幅広い世代に発信していくことを目指しているのだという。...
2016年4月に開店したばかりだが、店主はこの道30年のベテラン鮨職人。時間をかけて仕込んだ煮蛤など、伝統的な仕事を施す鮨に熟練の技が冴え渡る。...
非日常的な空間こそ、最高の恋の媚薬。15階まで一気にエレベーターを昇り切ると、華やかな空間が出現する。 劇場がテーマの店内では、オープンキッチンを舞台、メインフロアを観客席に見立て、次々に料理を仕上げる姿を臨場感たっぷりのショーとして鑑賞できる。 運ばれてくるのは世界各国の厳選素材と調理法を取り入れたエクレクティックキュイジーヌ(素材折衷料理)。ドライエイジングビーフやトリュフ、フォアグラなど女性が喜ぶメニューも多い。...
イベント名:Moët & Chandon カウントダウンパーティー 開催期間:12/31(日)21:30~2018/1/1(月)5:00 会場:レガート(渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー 15F) 料金:男性 1名4,000円 女性 1名2,000円 Moët & Chandonのボトル(10,000円)をエントランスで1本ご購入でエントランス料金がフリーに! 【問い合わせ先】 TEL:03-5784...
世界各国から集めた厳選素材を用い、和・洋・中の枠にとらわれない調理法で“エクレクティック・キュイジーヌ”を提供してくれる『Legato(レガート)』。 料理のクオリティはもちろん、道玄坂のタワービル最上階から望む眺望と、渋谷の喧騒から離れた大人な雰囲気も魅力のレストランだ。...
あの早紀が、目の前にいる。 渋谷区円山町にある『レガート』で、エリカは早紀を改めて見た。彼女が目の前にいるのが、未だ信じられない。 「エリカちゃん、久しぶりね」 早紀はそう言って、ニコリと微笑んだ。 早紀の人を惹きつける笑顔は、健在だ。体にぴったりフィットした黒いニットに、同色系のタイトスカート。あの頃より服装はシンプルだが、妖艶なオーラが加わり、彼女の魅力はさらに増したようだ。 ...
『Legato』のコンセプトは「劇場」。ゆったりとしたソファと木目調のテーブルがあたたかな雰囲気のダイニングで、世界各国の厳選素材を使用した料理を提供。 メインダイニングより高く設定されたキッチンステージでは、スタッフが次々と料理を仕上げる模様を鑑賞することができる。...
特選佐賀牛、厳選国産黒毛和牛にこだわる『蔵元』は、肉本来の味が楽しめると評判の焼き肉店。これまで山口・福岡で4店舗を展開してきたが、今回満を持しての関東進出だ。 「特選牛トロ炙り寿司」、希少な「佐賀牛シャトーブリアン」など肉ラバーにはたまらないメニューばかり。また、コンセプトの違うさまざまな個室が揃っているので、記念日やお祝いごと、接待まで様々な利用シーンに対応可能。和のテイストにも溢れているので、海外からのVIP接待にも使える。...
「女なんて、どうせ金を持っている男が好きなんだろう。そう、思っていました。」 商社に勤める拓哉(25歳)は、千葉県浦安市で生まれ育ち慶應義塾大学経済学部を卒業。現在3年目のまだまだ青い下っ端の使い走り。これからお話するのは、就職を機に千葉から出て東京でひとり暮らしを始めた拓哉の、金と仕事と女に奮闘しながら年齢を重ね上り詰めていく、人生ゲームのようなお話です。 僕が、大学2年生のときの冬休み。 就職活動には少し早い、け...
デートだと、和食だったら『並木橋なかむら』がいいですよ。ちなみに、内装が可愛らしくて、男同士だと絶対入れないけど、『ビストログルマン』のハンバーグは、すげえうまい。焼肉が食べたくなったら渋谷にもできた『うしごろバンビーナ』。代官山の『鉢山』もあるけど、あそこは、僕にとっては、ちょっとまだ高いけど、うまいですよね。 イタリアンなら、少し高いけど『トラットリア シチリアーナ ドンチッチョ』や、『オステリアウララ』、『ミニヨン...
「いつも遊ぶのは港区。渋谷はちょっと騒がしくて苦手……」とぬかす小娘を「ここはそういう渋谷とは違うから!」と、半ば強引にでも連れて行きたくなる名店がある。 渋谷駅を降り、スクランブル交差点を渡ってセンター街方面へと歩を進める。「これぞ渋谷」と言わんばかりの喧騒を抜けながら連れの女性の脳裏には不安がよぎっているかもしれない。しかし、そんな不安は店の戸を開けた瞬間に消し飛ぶだろう。 「え、こんなレストラン渋谷にあったんだ」...
扉を開けると、そこには白を基調にまとめられた空間が広がる。凛とした空気が漂いながらも、どこか温かみがあり、寛げる雰囲気だ。 実は、横浜『SALONE2007』や南青山『イル テアトリーノ ダ サローネ』と同系列、いわゆる〝『サローネ』系〞の一店であるこちら。リラックスできて、かつ味やサービスについては妥協しない食事が楽しめるとオープン以来、着実に評価を高めてきた。...
便利だが、大人のグルメのイメージが薄い渋谷。でも、だからこそ渋谷でいい店を知ってると、本当にアンテナが張ったグルメな人だなと思える。 渋谷のリストランテならココ!という人気店『ビオディナミコ』は、何度足を運んでも感動を味わえる場所。今回は、毎月訪れたくなる『ビオディナミコ』の魅力を紹介しよう。...
シェフはイタリアはトスカーナのトラットリアなどで5年間修業を積んだ辻大輔氏。体で覚えたトスカーナの味を基本に、独自の解釈を加えたひと皿ひと皿を完成させる。華のある盛り付けも魅力。...
「短い間でしたが、お世話になりました!」 頭を下げ、心ばかりのお礼のお菓子を配りながら、狭いオフィス内を回る。 聖羅から、自分を疎んじていた篠崎ちゃんの話を聞いて以来、やはり気まずさが拭えなくなってしまったからだ。 スピード感のある華やかなオフィス。 ここで働き始めた頃は、専業主婦時代に感じていた退屈さや出口の見えないモヤモヤが解消されたような気がした。 だが、子供の熱で思うように出社できず、会社...
返信がない、というのはやはり怒っている証拠だ。付き合ってからというもの、朝の出勤時、昼休み、仕事が終わってから。常にLINEで連絡を取っていたのだ。 こういうときは、自分の思いを真摯に伝える以外に方法はない。付き合うときも、耕二はしつこくアタックし続けようやく振り向いてもらったのだ。 ランチをした月曜からずっと無視され続け、不安で握りしめていたスマホが鳴ったのは、金曜の23時だった。 「明日、20時からだった...
渋谷ヒカリエ11階、開放感溢れるカジュアルダイニングの店。席数は204席。広々とした店内には、半円形のソファ席やボックスシートがゆったりと配置され、渋谷の街を見渡せる爽快なテラス席も完備。気軽なランチから夜景を眺めながらのディナーまで様々なシーンに対応可能だ。 同店の料理の監修を手掛けたのは、『アロマフレスカ』の原田慎次氏。若者だけでなく、大人も遊べるエリアへと進化した街・渋谷にフィットする〝ネオトラット...
今夜は気軽に寿司をつまんで、握りだけじゃなくつまみもある店で楽しく飲みたい!そんなわがままな望みにこたえてくれるのが『KINKA SUSHI BAR IZAKAYA』。 2016年9月にオープンした、渋谷のコスパ抜群な寿司店を紹介しよう。...