まさに日本酒が主役。極上の酒とアテをゆっくりと味わえる、湯島の名店
『壺中』を切り盛りするのは、番頭の神田實祐さんとお燗番の伊藤理絵さん。仕入れた酒は常温で保存。「開栓して、呑み頃を見計らってからお出ししています」と伊藤さん。日本酒は要冷蔵、開栓後は、すぐ飲み切るべしという“常識”は、かつての吟醸酒全盛時代に定着したもの。生酛を始め、しっかりとした造りの純米酒は、空気に触れることで秘めた素質が徐々に花開くのだ。 「あくまでも日本酒が主役ですから」と、神田さんが用意する料理はいわゆる“酒のアテ...
明治から鶏鍋ひと筋!五臓六腑に染み渡る絶品鍋を、湯島の一軒家で頂こう
3. 〆はさらりと汁かけご飯 最後はお櫃に入ったご飯とお新香が登場。スープのみをかけて味わうのがスタンダードだが、つくねを残しておいてのせるのも、また一興...
日本料理の常識を覆す!伝統の中にユーモアをちりばめた、世界も注目する店
メニューはおまかせコースのみ。旬によって毎日変わる。 「好きなお店はメニューがなくて、おまかせが多いですね。長谷川シェフのエンターテインメントに富んだ調理法は常にサプライズが味わえ、創意工夫に満ちた料理は日本人はもちろん海外からのゲストにも喜ばれます」...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏は、この夏、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催。そこでアリの「食材としての奥深さ」に開眼したという。 「アリは決してゲテモノではなく、貴重なタンパク源として食されていました。そして、食を、生命維持のためのみならく、エンターテインメントに昇華させられ...