港区のマンション地下で愉しむ非日常。美酒と音楽に酔いしれる夜
まさかごく普通のマンションの地下で音楽会が行われているとは、前の小径を歩いただけでは微塵も感じないだろう。 『霞町音楽堂』のオープンは昨年の5月。クラシックを美しく響かせる音響を備え、その生音は感動モノ。 しかし、よく見れば外壁と同系色の音符が飾られ、その下に本日の演目が記されている。 演目スケジュールはHPにも記載されているが、ふらっと入るのも粋だ。...
巷のレストラン情報を見ると、大人な雰囲気を表現するために「隠れ家」という言葉が乱用され過ぎている気がする。 果たしてそのすべては、良質なレストランなのだろうか...
イタリアの郷土色豊かなパスタを楽しもう!厳選された自然派ワインも揃う
下北沢の『クオーレ・フォルテ』など、都内の人気店で活躍してきたソムリエの大本陽介氏が独立し2016年にオープンしたのが『アウレリオ』だ。 大本氏がイタリア全土のワイナリーを巡った経験を活かし、セレクトするワインは料理の味に寄り添いながらも、それぞれの個性を放ち、食に彩りをプラスしてくれるものばかり。...
遅くなった新年会がてら、友達とちょっと集まりたい今日この頃。 友人同士で集まる、気取らずに過ごせるお店をお探しならば『アウレリオ』を訪れてみてはいかが? 料理に加え、デザートまで全てが絶品尽くしで、ワインも進み、友人との会話も盛り上がること間違いなしだ!メインとしてオーダーしたのは名物の「豚ばら肉のポルケッタ」。 豚ばら肉を開いたとところに、ニンニクとタイムやイタリアンパセリなど5種類のハーブを散らし、一晩以上寝...
「レフォスコは酸が強い品種ですが、デニスさんは甘みを乗せるのが上手。スキンヘッドですけど」 カウンター越しにワインと生産者を語る店主の大本陽介氏。2016年の7月に遡る独立を前に、店主として大本氏が挑んだのはイタリア全土のワイナリー巡り。ワインに合う料理を手掛ける鈴木崇夫シェフも北部を中心に5年ほど、現地で研鑽を積んだ本格派で、手打ちパスタで9種を用意。 「北東部の人は甘酸っぱい料理が好きでデニスの...
下北沢の『クオーレ・フォルテ』など、都内の人気店で活躍してきたソムリエの大本陽介氏が独立。店名は、イタリアで太陽のように陽気な男の子に付けられる名前から。 ワインは、自身が実際に造り手に会いに行った約40ヵ所のワイナリーをメインに160種をそろえる。初めて訪れたエミリア・ロマーニャの「カミッロドナーティ ソーヴィニヨン」(グラス¥700、ボトル¥4,200)は、スターターに最適な一杯だ。 イタリア5...
青山にいながら“まるでパリ”な気分に浸れるBAR。グラスワインは常時20種を揃える
扉を開いた瞬間にここが日本だということを忘れる圧倒的な外国感! 広々としたカウンターにガラス張りのセラー、ワイングラスのアートワークに縁どられた大窓からは、月の灯りが静かに差し込む。 青山にいながら「まるで、パリ」な気分にひたれるのが『apero. WINE BAR AOYAMA』だ。 カウンターでは品のよい外国人夫婦がワイングラスをゆったりと傾け、テーブル席では〝洗練〞を身にまとった人々が食事とワインを楽しむ姿が。...
名だたるハイブランドのショップたち、女子なら誰しもが知るヘアサロンなど、青山を構成するすべてがファッショナブル。 そして行き交う人々も、お洒落で大人。同じ港区...
青山カルチャーを愛する個性派が集うバー。深夜の小腹を満たす、九条ネギ焼は必食
シャンソン歌手で作家の戸川昌子氏が渋谷2丁目で営んでいた伝説のバー、『青い部屋』。 多くの文化人が集うサロンのような存在だった同店へのオマージュを込めて名付けられた『赤い部屋』は、今、青山でその存在を無視できないほど、知る人ぞ知る店。 六本木通りに程近いビルの地下は、連日夜23時ともなれば、この賑わい。 編集者、ミュージシャン、広告マンなどひとクセもふたクセもありそうな面々が集い、音楽と自然派ワイン、熱々のお好み...
地下は会員限定の秘密基地!港区の住宅街に潜むBARで、優越感に浸る
派手でなくてもいい、目立たなくてもいい。だが、自分たちの扱いは特別でありたい。この店の地下には、会員のみが使用できるVIPルームがある。 1Fはビジターでも使用可能だが、地下は選ばれた者のみの秘密空間。選民意識をくすぐるこの仕掛けが、優越感を刺激する。...
何故、彼らはそこに集うのか。 一体、あの交差点界隈に、何が潜んでいるというのか。 今回、月刊誌の舞台となるのは、西麻布を中心とした「港区」。 絶対...
ビストロ料理とワインのペアリングが楽しめる、神泉のワインバー
『平野屋酒店』のお隣にあるのは、あの押上の人気ビストロ『遠藤利三郎商店』の3店舗目。 上質なワインをリーズナブルに飲めるのは押上と同様だが、こちらはよりアッパーな趣向。 フレンチをベースにしたビストロ料理とシニアソムリエの店長が厳選したワインのペアリングが楽しめる。最近「裏渋谷通り」と命名されたグルメストリートの要となる名店だ。...
3万本ものワインに囲まれて。ムードが盛り上がる、大人の隠れ家バー
大人の男ならば、行きつけと呼べる店を備えておくことも大事な嗜みの一つ。 「今日は行きつけの店に連れてくよ」と女性を誘い出すだけで、セクシーな自分を演出できるおすすめのワインバーがある。それは南青山の『ワインハウス 南青山』だ。...
地下に続く階段を降りた先は、広々とした空間にぎっしりとワインが並ぶ別世界! セラー内にはなんと3万本のワインが揃う、ワイン好きにとって天国のような場所がこちら。たとえワイン通でなくとも、経験豊富なソムリエに相談すれば、好みの1杯を提案してくれるはずだ。 料理のラインナップは、築地直送の鮮魚やフランス産のフォアグラといった高級食材を惜しみなく使用した1品料理のほか、ちょい飲みには最適な生ハム、チーズ、ピクルスなども揃い、目移り...
イタリア好きやワイン関係者が集う、恵比寿のイタリアンバール
イタリアをこよなく愛するオーナーが開いたエノテカバール。少しずつ形を変えながらもイタリアであることにこだわり続け、店は12年の歴史を重ねた。ゆったりとした天井高に立ち飲みもできる大理石のカウンター。江木義宏氏をはじめ、経験豊かなソムリエの美しい所作が映える。 グラスで約30種を提供するワインも、伝統的なものから自然派の造り手のものまで幅広く、好みに合わせたチョイスや示唆に富む飲み比べを提案。料理は気軽なつまみのほかに、地下1...
炭焼コンフィとワインの人気店。気分がアガる極上の肉料理を堪能しよう
今夜は飲もう!と、旅先の夜の解放感を思い出しつつ2軒目へ。『マルザック』は炭焼コンフィとワインの店。超人気店ゆえ、実はあらかじめ予約していたが、正解だった。20時の店内はスタンディング席もお客で埋まって大盛況。 メインのつもりでオーダーした「牛イチボの炭火焼」は、赤身独特の噛みごたえがいい。黒板の「本日のグラスワイン」の中から選んだ赤ワインは値段に比して味わい深く、心地良く牛の脂を流してくれ、テンションが上がる。 ~O...
全10席のこじんまりとした店内で。デートを盛り上げる究極のペアリングに心酔
昨年10月にオープンした『ワインのばか』は、全10席のみのひっそりとした佇まいの店。店主の石渡氏は、まず美味しいワインを見つけ、次にその味を最大限に生かす料理を考えることが多い。例えば、ミネラルの強いグルナッシュ主体のワインに合わせたのは、低加水パスタを使用した牡蠣のパスタ。他の魚介では太刀打ちできない大地のパワーを、牡蠣の旨みがふわっと緩和し、ワインを優しく仕上げてくれる。...