その夜、2人は浅草にある老舗のとんかつ屋『すぎ田』を訪れた。 明日葉がテレビで見て以来、ずっと行きたかった店で人気店らしく、たくさんの人が列をなしている。 夜7時すぎだっただろうか、テーブルの上に置いていた千尋の携帯のバイブレーションが、談笑中の2人の間に割って入った。手に取って確かめると、それは父からだった。 ―お父さん?急に何の用事だろう?...
普段女子には縁遠いメニューであるとんかつ。そのボリュームもさることながら、食べ終わった後の重たさを想像して選ばない女子は多いだろう。 でも“ミシュランに輝いたとんかつ”となれば、女子も目の色を変える。 浅草の老舗『すぎ田』は人気店ゆえ、行列も当たり前。長蛇の列に並ぶのも、エンターテインメント性感あふれる浅草だからできること。 珍しいのは、列をなす多くが女性客であることだ。女子を魅了するのは、黄金色の衣をまとったシ...
普段女子には縁遠いメニューであるとんかつ。そのボリュームもさることながら、食べ終わった後の重たさを想像して選ばない女子は多いだろう。 でも“ミシュランに輝いたとんかつ”となれば、女子も目の色を変える。 浅草の老舗『すぎ田』は人気店ゆえ、行列も当たり前。長蛇の列に並ぶのも、エンターテインメント性感あふれる浅草だからできること。 珍しいのは、列をなす多くが女性客であることだ。女子を魅了するのは、黄...
現在は二代目が腕をふるう蔵前の名店。温度の異なる鍋で丁寧に揚げるとんかつは絶品。中温で旨味を閉じ込め、低温で火を通す。最後に再び中温で油ぎれをよくする。 2015年ミシュランのビブグルマンに選ばれ、外国人客向けに英語メニューも置くようになった。アットホームな接客も人気の秘訣だろう。 土日は行列になるが、回転も速いのでご安心を。...
都内ナンバーワンの呼び声も高く、すべてに渡って丁寧な仕事ぶりがわかるとんかつがこちら。 ロースもヒレも、とりわけ肉の厚み、幅、質から考え、口に入れた時に最も美味しくなるよう細い幅で切りそろえる供し方は秀逸 中央がほんのりピンク色の揚げ加減も絶妙だ。...
ランチにとんかつ、なんてチョイスはいつもならありえない。でも“ミシュランに輝いたとんかつ”となれば、女子も目の色を変える。 浅草の老舗『すぎ田』は人気店ゆえ、行列も当たり前。長蛇の列に並ぶのも、エンターテインメント性感あふれる浅草だからできること。珍しいのは、列をなす多くが女性客であることだ。女子を魅了するのは、黄金色の衣をまとったシンプルなロースかつ。 食べやすいよう薄めにカットされていて、女子に...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトで苦い思いを経験することになり、香織の恋愛遍歴は積み重なっていくが……。 日比谷線の女 vol.3:早稲田出身自称やり手営業マンと、八丁堀で迎えた苦い朝...
「肉、衣、揚げ方、すべてがパーフェクト!」とマッキー氏も絶賛する当店が2位にランクイン。 親方は「旨いヒレが食べたいときはここ」と決めているとのこと。とんかつはにぴったりと張り付く細かいパン粉の衣がカリカリ食感が特徴。食べ飽きることなく、ごはんが進んでしまう。...
「すべてに渡って丁寧な仕事ぶりがわかるとんかつ。ロースもヒレも、とりわけ肉の厚み、幅、質から考え、口に入れた時に最も美味しくなるよう細い幅で切りそろえる供し方は秀逸」 中央がほんのりピンク色の揚げ加減も絶妙だ。...
牧元:とんかつは蕎麦とか焼き魚と同じように、日本人に生まれてしみじみよかったと思えるもののひとつだと思うんです。 浦風:そのうえ私には、子どもの頃から家族で外食するときのごちそうでもあって。大人になってからも、ハレの日の料理というイメージは変わりません。 角界に入ったとき、部屋の近くに『いもや』(飯田橋)があったんです(※閉店のため紹介は割愛)。当時お金はなかったんですが、店の方は私が相撲取りと知っ...
現在は二代目が腕をふるう蔵前の名店。温度の異なる鍋で丁寧に揚げるカツは絶品。「ぽん多本家同様、ご馳走といえる『非日常のとんかつ』です。」(牧元)...
シンプル故に奥深いとんかつの基本は、ただ手間を惜しまず、丁寧に作ることだという。 自家製パン粉はサクッと軽く、上質な"やまと豚"は甘くジューシー。 こまめに取り替えられている、綿実油を加えたオリジナルブレンドの揚げ油で、高温で一気に火を通す。 そんなとんかつは、藻塩で味わうのもおすすめ。ボリューム満点でありながら胃もたれがない、と評判だ。 丁寧な弛まぬ職人の姿勢から、このようなとんかつが生み出されるのだろう...
天ぷら、鰻、洋食……。さまざまな老舗の飲食店が軒を連ねる浅草の地で、戦後すぐに創業して以来、六十余年もの間人気を博し続けているのが『とんかつ ゆたか』。 パン粉は粗めに挽いた自家製、肉は脂の旨みが際立つやまと豚のロースを利用している。綿実油を加えたオリジナルブレンドの揚げ油はこまめに取り替えられ、高温で一気に火を通す。シンプル故に奥深いとんかつの基本は、ただ手間を惜しまず、丁寧に作ることだという。 「ボリューム満点であ...
名店がそろう浅草の人情味ある下町食堂的雰囲気のこちら。「小ざっぱりとした、しもた屋風の粋な店構え。腹が膨らまない程度の、しかし酒飲みのツボを心得た肴が充実しており、とんかつ愛を少し焦らして“かつ前”を堪能したい名店」とマッキー氏。 ちなみに“かつ前”とは、とんかつを食べる前に飲む酒のこと。とんかつ以外に、塩辛や、焼き鳥などがそろう当店で酒を頼まない訳にはいかない。...
明日はマッキー牧本氏の、ベストとんかつ10~4位を発表!お見逃しなく!...
シンプル故に奥深いとんかつの基本は、ただ手間を惜しまず、丁寧に作ることだという。 自家製パン粉はサクッと軽く、上質な"やまと豚"は甘くジューシー。綿実油を加えたオリジナルブレンドの揚げ油はこまめに取り替えられ、高温で一気に火を通す。 そんなとんかつは、藻塩で味わうのもおすすめ。ボリューム満点でありながら胃もたれがない、と評判だ。 丁寧な弛まぬ職人の姿勢にから、このようなとんかつが生み出されるの...
大変申し訳ないのだが、上野と言えば昔ながらの名店が多く、新しいお店と言えば最近話題になっていた『ナベノ-イズム』など数店舗くらいしか知らない自分がいる。 「ふふ、上野って聞くと、みんなパンダか上野公園くらいしか思い浮かばないでしょ?でもね、意外にこの界隈は住みやすくていい所なんだよ」 ワインで乾杯しながら、今一度竜二郎を見つめ直す。 深い緑色のニットとネクタイの組み合わせから彼のこだわりが垣間見られるが、テン...
「30歳のお誕生日、おめでとう」 麻里子は、30歳という節目の誕生日を高史に祝ってもらっていた。 高史が予約してくれていたのは、最近話題の『ナベノ-イズム』。以前、麻里子が行ってみたいと言ったのを覚えてくれていたようで、サプライズで連れて来てくれた。 その優しさが、よけいに麻里子を喜ばせた。 少し前までの麻里子の予定では、この日は大きなダイヤモンドの指輪が左手薬指できらめいているはずだった。まさか、...
ー数日前ー 「千晶、会いたかった」 隅田川沿いをふらふらと歩いていた千晶を、涼ちゃんは背後から包み込んだ。 その瞬間、千晶の中で長らく渦巻いていた、疑い、嫉妬、不安などの負の感情が一気に消えていく。 −ああ私、ずっと涼ちゃんに抱かれたかった。 抗いようのない本音に気づいてしまったら、もう強がっていられなかった。私は、やっぱり涼ちゃんが好きなんだ。そう認めるほかない。 「私...
男性から食事に誘われたら、必ずこう答える女がいる。 「メニューによります」 男をレストラン偏差値で査定する、高飛車美女ひな子が、中途半端なレストランに赴くことは決してない。 彼女に選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 最近は、セレブ王子・久保と『Naveno-Ism』、『茶禅華』での2on2、M気質な港区おじさんジュニアとの『...
グルメな友人たちのSNSで頻繁に見てはいたが、窓から目前にスカイツリーを望む『ナベノイズム』の店内は、期待以上に素敵だった。 これから提供される、目にも舌にも美しい料理を想像すると心が踊る。 正木はすでに着席していて、千晶を認めると会釈をし、軽く手を挙げた。 「千晶さんは、いつもオシャレですね」 開口一番、正木は紳士的にそう言ってくれたが、その社交辞令的な言い方から、褒め言葉かどうか...
−今夜は、19時にここで。 プラチナ通りを歩きながら、正木から届いたLINEを確認する。 後輩・あずの紹介で初めて会った翌日から、彼とはほぼ毎日LINEのやりとりが続いていた。 彼は会っている時はもちろん、LINEのやりとりすら紳士的で優しく、常に気を遣ってくれるから居心地が良い。 随分前に予約していたのだという『ナベノイズム』に同行する相手に選んでくれたことも、素直に嬉しい。 ...
「いつまでも、姫のお兄さん扱いに甘んじていられませんからね」 先日の『ナベノイズム』での久保の一言が、ふと耳に蘇る。 -ずっと、食事だけの関係ってワケにも行かないのかしら。 そんな風に思うと、ひな子は何となく、胸の奥にむず痒さを感じてしまう。 男たちに蝶よ花よと扱われるのはもちろん嫌いではないし、気分が乗れば、多少イチャつくことだってある。ふざけて色っぽい駆け引きのような会話をするの...
夕暮れ時のその美しい景観に、ひな子は素直に感動と癒しを覚えた。 「姫、いかがですか。なかなかロマンチックな場所でしょう」 「本当に、素敵なところ...」 そして、早々に運ばれた『Nabeno-Ism』のシグネチャーであるアミューズ・ブーシュに、ひな子はさっそく心を奪われた。...
「ミシュランガイド東京2017」の一つ星をはじめ、本誌の「2016レストラン・オブ・イヤー」でグランプリにも輝くなど、多くの受賞歴を持つ浅草の話題店。 『ジョエル・ロブション』元総料理長を務めた渡辺雄一郎さんがエグゼクティブシェフとなり、腕を振るう本格派フレンチ。 浅草という立地を活かしながら、日本人シェフという出自も踏まえ、和食材を積極的に取り入れた独自色、独創的な料理が多くの人を虜に。ディナーコ...
11月21日発売の月刊誌『東京カレンダー』のカバーガールの米倉涼子さんは、実は「東京カレンダー」愛読者。「気になったお店を予約して、〝東京カレンダーを見て来ました〞と伝えたりしますよ」と、かなりの食通。 ドラマ撮影前夜は和食の惣菜と焼き魚を作ったそうで、話を聞く限り本当に食べることが好きそうだ。そんな米倉さんが、グランプリの『Nabeno-Ism』を訪れてコースをテイスティングした。 まず米倉さんが...
ミシュラン三ツ星に輝き続ける『ジョエル・ロブション』のエグゼクティブシェフを務め上げた渡辺雄一郎シェフが、待望の独立を果たした。料理人生の集大成に選んだ場所は、浅草駒形の隅田川沿い。 アミューズには駒形『種亀』の最中や御徒町『大心堂』の雷おこしが並び、スペシャリテには、両国にある『ほそ川』の朝挽きした蕎麦粉を使用。江戸ソバリエの資格を取得した際、特に感銘を受けた一軒で、シェフ自らが出勤前に取りに行く。...
ミシュランの星を世界で最も多く獲得した『ジョエル・ロブション』。その日本一号店である、恵比寿の『シャトーレストラン ジョエル・ロブション』のエグゼクティブシェフとして11年間支え、3つ星を9年間守り続けた渡辺雄一郎氏。 ジョエル・ロブションの元に21年間勤め上げた渡辺シェフが築いた、自身のメゾン『ナベノ-イズム』は浅草の駒形。隅田川のほとりで日ごと催される宴はいったいどんなものなのだろうか?...
すっぽんほど食材の良しあしと炊く技術がはっきり分かれるものはないように思う。クリアなスープを飲み進めても、最後のひと匙に泥臭さを感じる残念な例がある。そんな経験者にこそ訪れて欲しいのがここ、浅草寺裏にある『つち田』だ。 店主・土田裕氏の母上が開いた小料理屋『栗ちゃん』を父上が引き継ぐ形で約40年前に創業。ふぐを看板としてきたが、現在は浜名湖産を中心としたすっぽんが人気だ。...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトで苦い思いを経験することになり、香織の恋愛遍歴は積み重なっていくが……。 日比谷線の女 vol.3:早稲田出身自称やり手営業マンと、八丁堀で迎えた苦い朝「久しぶりね」 ...
浅草で50年近く、ふぐやすっぽん、鱧(はも)料理などを手がけてきた店。おすすめはコラーゲンたっぷりで女性にも人気の高い「スッポン鍋コース」。国産の活すっぽんを酒で煮込み、身が柔らかくなったものを味つけして鍋にする。 すっぽん独特の深い味わいが滲み出たスープは絶品なので、〆の雑炊も欠かさず味わってほしい。橙(だいだい)を絞って作る自家製ポン酢もポイント。...
すっぽんほど食材の良しあしと炊く技術がはっきり分かれるものはないように思う。クリアなスープを飲み進めても、最後のひと匙に泥臭さを感じる残念な例がある。そんな苦手意識がある人にこそ訪れて欲しいのがここ、浅草寺裏にある『つち田』だ。 店主・土田裕氏の母上が開いた小料理屋『栗ちゃん』を父上が引き継ぐ形で1966年に創業。ふぐを看板としてきたが、現在は浜名湖産を中心としたすっぽんが人気だ。 基本コースの構成...
そして、スッポンである。『つち田』の鍋にはささがきしたごぼうと斜め切りしたネギのみが入る。豆腐など水気が出るものは加えない。せっかくの出汁の旨みを薄めてしまうからだ。 日本酒に漬けた胆嚢と心臓をつるり、レバーを塩とごま油でしゃくしゃくと嚙み、黄金色の出汁とコラーゲンたっぷりの身を流し込めば、翌朝を待つことなく身体は火照り、額が光る。 単純なのに、味も効能も深い。...
隅田川クルーズの船着き場を見下ろすビルの上階にある『バンキーナ』は、旬の食材を使った料理が評判のレストラン。シェフ渾身の美味とともに常連客を魅了しているのが、雅な光を放つ東京スカイツリーだ。 メインダイニングで食事を楽しんだあとは、屋上スペースへ。夜風を感じながら、ロマンティックなひとときを過ごしてみてはいかがだろう。...
【隅田川花火大会】 隅田川クルーズの船着き場を見下ろすビルの上階にある『バンキーナ』は、旬の食材を使った料理が評判のレストラン。シェフ渾身の美味とともに常連客を魅了しているのが、雅な光を放つ東京スカイツリーだ。 隅田川花火大会当日は、その景観にもさらなる“華”が添えられる。メインダイニングで食事を楽しんだあとは、屋上スペースへ。夜風を感じながら、ロマンティックなひとときを過ごしてみてはいかがだろう。...
ホテルならではのエレガントな空気がある。しかし下町浅草らしい活気もある。シックなバーの面影もあり、ダイニングの開放感もある。およそあらゆる要素を内包し、どんなゲストもその懐に受け入れる。それがここ『R レストラン&バー』の持ち味だ。 エレベーターで13階に上りフロントを通り抜けると、東京スカイツリーを望む煌びやかな夜景にまず圧倒される。特等席のテーブルに落ち着くか、夜景を背にバーカウンターに陣取るか、それとも寒さに負けず絶景...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。 地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。店内の雑貨はもとより、ハーブや野菜などもタイ産を使用。料理はタイ人シェフ。 現地の味を日本人向けにアレンジせず...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。 地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられて旅した初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。 以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
怪しげな地下街に、まるで現地の路地裏に迷い込んだかのような錯覚を受ける。 地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。 銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。 店内の雑...
かつては、上野から浅草へ向かう人々が行き交うメインストリートだったというかっぱ橋本通り。延長線上に東京スカイツリーを望むこの商店街で、今も昔も変わらず食道楽の胃袋をわし掴みにしているのが『牧野』である。 店外に下げられた提灯からもわかるように、ここはふぐ料理の専門店だ。下関から仕入れる活とらふぐの身を網上で焼いて食す“焼きふぐ”や、特製の橙酢がふぐの風味を引き立てる“ちり鍋”も最高に美味だが、ここ数年、ふぐに迫る人気を見せて...
寒い季節に恋しくなるのは、身も心も温めてくれる鍋。 都内随一の強烈なビジュアルで食べる前から圧倒される、『牧野』の「かに大根鍋」をご紹介しよう。 毛ガニにバターを加え、さらに〆にはイクラまで登場する、ずる過ぎる美味しさなのだ!人気店だけに毎年冬場の予約は争奪戦。忘年会シーズンに突入する12月の予約はほぼ予約は埋まっている状態だが、11月ならばまだ予約できる可能性もあるとか! 浅草きっての名店で...
「港区・渋谷区界隈に住んでおり、あの辺りから一歩も出たくない女性たちを落としたいならマストな一店。それが、稲荷町にある『牧野』です。」 梨沙の住む中目黒から稲荷町は遠い。普段、タクシーで1,000円以上の所は行きたくない港区・渋谷区界隈に住む女性たちにとって、稲荷町はまるでプチ遠足だ。 「店の場所を言うと、ほとんどの女性のテンションが下がります(笑)。でも、それがいいんです。食事が終わった後は、...
ふぐの有名店で、ふぐに劣らず人気なのがこの鍋。味つけはシンプルに出汁と味噌のみで、毛蟹の味噌や出汁がしみた大根が客を魅了する。唐辛子もいいアクセントに。「冬は無性に温かいものが食べたくなります。そんな時に食べるのがここの蟹大根鍋。〆の雑炊も最高!」...
江戸っ子の気風の良さを地でいく焼肉店である。焼肉店のメッカとして知られる浅草でコアなファンの支持を集める『肉のすずき』。 厚さ2cm弱の極上の和牛タンは思わず息を(涎も)呑む、店の看板メニュー。肉の卸直営店とあって、そのコストパフォーマンスの高さに心がしびれる。...
江戸っ子の気風の良さを地でいく焼肉店である。焼肉店のメッカとして知られる浅草でコアなファンの支持を集める『肉のすずき』。 厚さ2㎝弱の極上の和牛タンや大胆なカットに思わず息を(涎も)呑むハラミなど、名物は数知れず。肉の卸直営店とあって、そのコストパフォーマンスの高さに心がしびれる。...
江戸っ子の気風の良さを地でいく焼肉店である。焼肉店のメッカとして知られる浅草でコアなファンの支持を集める『肉のすずき』。 厚さ2cm弱の極上の和牛タンや大胆なカットに思わず息を(涎も)呑むハラミなど、名物は数知れず。肉の卸直営店とあって、そのコストパフォーマンスの高さに心がしびれる。...
賑やかな浅草の観光地から離れた浅草寺の裏手側、〝観音裏〞と呼ばれるエリアがいまアツい。もとは花街として栄え、そこに集まる芸者に合わせて、玄人好みな店が点在していた。 その流れを受け、近年は若き店主によるお洒落な店が急増。そして、観音裏ブームを爆発させたのがここ『ペタンク』だ。人の少ない時間であればカウンター越しの会話も醍醐味。速水さんはハンガリーとフランスで料理経験のある山田氏の話に興味津々。 「ハンガリーのクルマはス...
浅草寺を裏手に抜けて、しばらく歩くと辿り付く閑静な一角。この界隈は観音裏と呼ばれ、いま、食通たちがこぞって訪れる注目のエリアとなっている。 そんな最旬のグルメ街に、2017年新たに誕生した超新星『ペタンク』を紹介しよう!カラアゲにビールを一杯楽しんでチャハーンを食べて帰って行く男性もいれば、女性二人でワインと小皿料理をしこたま楽しむ人もいる。『ペタンク』の楽しみ方は、訪れた人がその時の気分で決めればいい。山田シェフも「美味し...
伝法院通りからつくばエキスプレスの浅草駅へと通じる浅草六区通り。その一角に佇むのが『珈琲 天国』である。言わずと知れたホットケーキの名店だ。 週末には行列ができることもあり、なかには海外から通ってくる人もいるそうだ。そこまで人を惹きつけ、虜にしてしまうホットケーキとはどのように作られているのか? まずは、作り方の工程からその美味しさの訳を探っていこう。...
せっかくの浅草だから、あれもこれも食べたい!食いしん坊のカップルは、誘惑の多い浅草を歩くと、胃袋がひとつであることを恨めしく思うだろう。そんな二人が立ち寄るべきは『珈琲天国』。 20cm超のソーセージが大胆にコッペパンからはみ出す「プレーンホットドック」¥360は、その迫力から、外国人観光客たちが“バッファロー”と呼ぶほど。ひと口でパンまでたどり着くのは至難の業だ。 しかし、この店のコンセプトは「食べ歩いた後でもお腹に...
都内でも指折りのホットケーキの名店『珈琲 天国』。浅草寺のそばにあり、常ににぎわっている人気店だ。 「先に天国行ってるね」と声をかけてご夫婦が待ち合わせするというユニークな光景も。 今回は大人気のホットケーキを徹底解剖。その美味しさはまさに昇天ものなのだ!他にも、浅草寺にお参りに来た初老の男性が奥様に「先に天国行って待っているわね」と言われ、ドキッとしたという話も。 このように、『珈琲 天国』...
豪快な厚切りで登場するため、見た目のインパクトは抜群!肉好きには堪らない店『本とさや』は、「日本一の焼肉好き」を自認するオーナーが、自らの舌で確かめた和牛だけを使用する。 煙の立つ炭火七輪も、五感すべてで焼肉のライブ感を味わうためのこだわりだという。...
浅草の中でもとりわけ、通好みの名店がひしめく西浅草エリア。浅草ビューホテルから至近の路地裏に店を構えるのが『本とさや』だ。 この地ですでに30年余。いかにも年季の入った店構えを見ただけでも、食欲が湧いてくるというもの。...
観光客が少ない国際通りの裏道に佇む『本とさや』は、昼から深夜までノンストップで営業する人気店。 看板の「味は最高、量はタップリ」に偽りなく、店内の壁を埋め尽くす著名人のサインも目を見張る。 焼肉慣れした女子の心をも揺さぶる極厚カットに定評があり「肉と情はとにかく厚く!」という先代からの教えを受け継いでいる。 なかでも2cm超えの特上カルビは、赤身とサシのバランスが秀逸で、表面をカリッと焼いて食...
浅草の中でもとりわけ、通好みの名店がひしめく西浅草エリア。浅草ビューホテルから至近の路地裏に店を構えるのが『本とさや』だ。 この地ですでに30年余。いかにも年季の入った店構えを見ただけでも、食欲が湧いてくる。...
浅草で30年以上愛され続けている人気焼肉店。この店を教えてくれたのは、タレントの東貴博さん。「ここは小学生の頃から家族で来ていて。路地裏にあるいかにも下町の焼肉店なのに肉には高級感がある、特別な店。分厚いタンにステーキみたいなカルビ。こんなキレイな肉は焼き方にもこだわらなきゃ。ここでは、もうもうの煙の中でただ肉を食べることに専念する。オシャレもいらない、煙まみれでガッツリ食べるのがいいんだから(笑)」と東さん。...
提供されるのは「日本一の焼肉好き」を自認するオーナーが自らの舌で確かめた和牛だけ。さらに豪快な厚切りで登場するため、見た目のインパクトも抜群。煙の立つ炭火七輪も、五感すべてで焼肉のライブ感を味わうためのこだわりだ。店内2階、3階と別館は無煙ロースターがある。...