創業は昭和50年頃。初代が大阪で修業を積み、本場の味を持ち込んだ。東京における串カツ専門店の草分け的な店である。 串カツは、肉や魚、野菜など全25種類が揃う。もちろん、どれも旨いが、おすすめは若どりだ。歯を立てれば、カリッとした衣が香ばしく、中からはジューシーな鶏肉の旨みがジワリ。衣はきめが細かく薄いため、いくら食べてももたれないのがいい。ちなみに、ソースは関西にならい2度漬け禁止だ。覚えておこう。...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがどちらもあっけなく終わる。初めてのワンナイトや社内恋愛も経験したが、恵比寿に住んでいた涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲したが、彼の裏切りによりその恋も終わった。住む場所も失い、失意のどん底にいる香織は……? 日比谷...
創業は今から40年ほど前。初代が大阪で修業を積み、本場の味を持ち込んだ。東京における串カツ専門店の草分け的な店である。 串カツは、肉や魚、野菜など全25種類が揃う。もちろん、どれも旨いが、おすすめは若どり190円だ。歯を立てれば、カリッとした衣が香ばしく、中からはジューシーな鶏肉の旨みがジワリ。衣はきめが細かく薄いため、いくら食べてももたれないのがいい。ちなみに、ソースは関西にならい2度漬け禁止だ。覚えておこう。...
打ちっぱなしのコンクリートの壁、黒を基調とした店内は洒落た雰囲気。「けど、やっていることは下町の親父仕様(笑)」と店主の井上紀之さん。 だから、レモンサワーも当然あってベースはキンミヤ。「この焼酎を美味しく飲むために」考えたのが自家製レモンサワーだ。冷凍した国産レモンを丸ごと鰹節のように削って作る。「庶民的な味を自分なりの手法で」。苦くて塩気もしっかり。北千住らしく武骨で力強いが、旨い。...
北千住駅前から番地を頼りに道を進んでいくと「ここで合っているのか?」と、正直若干怯んでしまいそうな猥雑な路地裏に店はある。でかでかと掲げられた「焼」「肉」という看板が目印だ。 昭和43年に開店。当時焼肉に使う肉はホルスタインが主流だった。が、そんな時代にあって店主の岩田俊光氏は「扱うのは松阪牛と近江牛の牝のみ」というポリシーを貫いた。...
店主は日本料理ひと筋で40年以上になる料理人。看板にある「割烹くずし」とは、伝統を大切にしつつも気軽に日本料理を楽しんでもらいたいとの想いを込めて、自ら考案した造語だ。 だから、ここで味わえる日替わりの料理は立ち呑みのレベルを遙かに超えている。刺身にしろ、煮物にしろ、酢の物にしろ、料理のひとつひとつに、ちゃんと職人の仕事が施されているのだ。しかも、ほとんどが324円均一でいただけるからありがたい。肴の相棒には、名物の徳ハイ(...
店主は日本料理ひと筋で半世紀近く腕を振るってきた料理人。看板にある「割烹くずし」とは、伝統を大切にしつつも気軽に日本料理を楽しんでもらいたいとの想いを込めて、自ら考案した造語だ。 だから、ここで味わえる日替わりの料理は立ち呑みのレベルを遙かに超えている。刺身にしろ、煮物にしろ、酢の物にしろ、料理のひとつひとつに、ちゃんと職人の仕事が施されているのだ。しかも、ほとんどが数百円でいただけるからありがたい。肴の相棒には、名物の徳ハ...
北千住には宿場町通りという商店街があり、その周辺には昭和から続く大衆居酒屋や立ち飲み屋があるほか、女性が好きそうな、小洒落たバルやビストロも点在する。 北千住の飲食店は窓が大きい店が多い印象がある。そのため、どんなお客がどれくらいいるのか、店の内装や雰囲気はどうかということが分かり、初めての店でも臆せずに入りやすかった。 敷居が高くなく「とりあえず、食べて行きなよ。みんな大歓迎!」とでも言ってく...
店主は日本料理ひと筋で40年になる料理人。看板にある「割烹くずし」とは、伝統を大切にしつつも気軽に日本料理を楽しんでもらいたいとの想いを込めて、自ら考案した造語だ。 だから、ここで味わえる日替わりの料理は立ち呑みのレベルを遙かに超えている。刺身にしろ、煮物にしろ、酢の物にしろ、料理のひとつひとつに、ちゃんと職人の仕事が施されているのだ。しかも、ほとんどが315円均一でいただけるからありがたい。肴の相棒には、名...
北千住駅の大踏切のそばに2015年9月にオープン。麻布の割烹や和食店で腕を磨いた店主の小池忠氏は“下町割烹”の看板を掲げ、手間を惜しまない和食を提供する。 「都心と変わらない旨い料理を下町価格で楽しんでください」と小池氏。 テイスティンググラスでサーブされる日本酒は半合からオーダーできるので、いろいろな銘酒を試してみたい。コースは3500円(税別)~。...
北千住駅前の商店街を1本入ったところにある、かわいらしいブルーパブ。以前は大手ビールメーカーで商品開発や醸造を担当していたという女性醸造士が作り出すスタウトやIPA、ヴァイツェンなどのビールは、発酵を丁寧に行ったこだわりの味。 2016年3月の開店以来、近隣住民たちの間で評判となり、目下の悩みは醸造が追いつかないことだとか。...
駅周辺だけでも300軒以上の飲食店がひしめく北千住で「餃子といえばここ!」の声も多い『亜GALICO 餃子楼』。週末は明け方まで営業しているとあって、深夜でも店内は活気に溢れている。 1日300個以上のオーダーが入るという手作り餃子は、20種以上の食材を練り込んだ餡と全粒粉を練り込んだ厚皮のバランスが秀逸。鶏パイタンやサンラータンの水餃子など、変化球メニューも目白押し。飲んだ〆に寄ったつもりが、ついつい長居になってしまうのも...
手作りにこだわったビストロ料理とワインをカジュアルに楽しめる。オーナーシェフの須崎昭治氏のスペシャリテはジビエ。知り合いのハンターから届く本州鹿やイノシシなどを巧みなフレンチの技法で調理してくれる。 店内にはブーランジェリーも併設。専任の職人が焼く天然酵母のパンがディナーはチャージ500円(税別)で食べ放題、さらにはテイクアウトもOKという太っ腹だ。...
店が面する宿場通り商店街は旧街道筋。〝名物にうまいものあり北千住。牛の煮込みでわたる大橋〟の川柳に目を留めると「伊藤晴雨さんっているでしょ? 好きで通ってらっしゃいました」。明治の頃から活躍した絵師の名を、4代目のご主人がにこやかに教えてくれた。 創業は明治10年。そこから数えればきっと現存する都内の居酒屋の中でも最古参。築100年以上の建物自体は残しつつ10年ほど前に店内を改装したが、それにしてもカウンター、テーブル、どこ...
散歩中のおじいちゃんに日向ぼっこ中のネコ。そんな光景が似合う路地裏に潜むのは、地元密着型イタリアン『オステリア ヨシ』。 「見た目のカッコよさよりも、腹いっぱいになってもらえる料理をお出ししたいと思っています」とは、オーナーの露木慶典氏。その言葉通り、自家栽培だからこその濃厚野菜を楽しめる神奈川野菜のサラダは「これでもか!」のてんこ盛り。黒胡椒を利かせた鶏レバーのパテは口あたりまろやかで、こちらもボリューミー。 開店から18...