34歳、国立大卒の美しき才女、高木帆希(たかぎ・ほまれ)。 父親は作家の傍らコメンテーターとしても人気の有名人で「家事手伝い」という名の「無業」で10年もの間、ぬくぬくと過ごしてきた帆希。 そんな働かずとも裕福に暮らしてきた彼女に、突如、降りかかった「父の死」。 再び「社会」と向き合わざるを得なくなった帆希は、5年の付き合いになる年下の彼氏・牧野涼輔の家に転がりこもうとする。 だが、涼輔の裏切りによって帆希...
真野さんの行きつけは、馬刺しや水炊き、博多もつ鍋といった代表的な九州料理や鍋料理を提供する『麻布十番しも井』。産地直送の食材を惜しげもなく使用した、本格的な現地の味わいが堪能できる。 「麻布十番でレタしゃぶが食べられる数少ないお店。豚肉の旨みとレタスのシャキシャキ感が最高の一品です。ほかにもいくつかお鍋の種類があるし、一品料理も豊富で美味しいので、何を食べたいか決められないときはとりあえず行ったりしています」。...
「これが本当の博多の味」開口一番、きっぱりと言い切るのは『霞町すゑとみ』のご主人末冨康雄氏。氏によれば、博多っ子にとってのもつ鍋とは、大阪人のお好み焼きのように、いわばソウルフード。身近な存在なのだとか。その懐かしの味を東京で味わえるのが、ここ『遊食亭 ばり博多』だ。 「本場の味はあっさりしているんですよ」とは女将の福澤順子さん。確かに昆布と鰹を効かせた出汁は、見た目にも淡く甘さも控えめ。甘辛味の脂ギッシュなそれとは一線を画...
人は、“麻布十番”という街にどんなイメージを持つだろうか? 港区民が住まうセレブタウン。都内屈指の名店が集まるグルメの街。それとも、庶民的で気取らない、下町風情を残した居心地の良さ? 訪れる人によって、十人十色の景色を見せるこの街。 これは、麻布十番在住の少々奇抜な男女の生態記録である。 これまでは犬を溺愛する美人妻、大人の色気漂う“十番おじさん”、イケメン外資マーケターを紹介したが、今週は...? <今...
人は、“麻布十番”という街にどんなイメージを持つだろうか? 港区民が住まうセレブタウン。都内屈指の名店が集まるグルメの街。それとも、庶民的で気取らない、下町風情を残した居心地の良さ? 訪れる人によって、十人十色の景色を見せるこの街。 これは、麻布十番在住の少々奇抜な男女の生態記録である。 先週は犬を溺愛する美人妻を紹介したが、今週は...? <今週の麻布十番住人> 名前:譲治 年齢:39歳 出身...
「龍平さん、私が結婚できない理由って何だと思いますか?」 麻布十番にある『桂浜』の席に着くや否や、紗弥加が真剣な表情で龍平に尋ねてきた。 彼女は丸の内で働く28歳。龍平の後輩が、一時期仲良くしていた女性だ。 ちょっとつり目の猫のような顔の、小柄で可愛らしい、典型的なにゃんにゃんOLである。 気配りもできるし、性格もいい。 一見、何の落ち度も見当たらない。見当たらないどころか、も...
【クリスチャン ルブタンを履く女】 名前:麻耶 年齢:28歳 職業:自営業 住まい:麻布十番 好きな店:『飄香 麻布十番本店』『土佐料理 桂浜』...
レストランも大好きな佐伯さん。自身の食費は月に10万円ほどだが、交際費にカウントするデートでの食事代を積み上げると月25万円程度は使うという。よく行くエリアは、銀座と麻布十番。 和食であれば、麻布十番の土佐料理『桂浜(かつらはま)』によく出没するという。東銀座にある完全予約制の『井雪(いゆき)』はなかなか予約が取れないが、王道和食として一度は食べて欲しいと語る。 特に鮨が好きだという佐伯さんは、...
「優秀な人材がくすぶっているところをサポートすることにやりがいを感じます。もっと転職が当たり前の世の中にしたいですね」と笑う。 自身も新卒でITベンチャー企業にて開発をした後、現在の会社へキャリアチェンジ。 人と企業を繋ぐ仕事であり「人の心は読めない部分があるので難しい」と悩むことも多い。 3年間日記をつけていて、毎日2年前と今の自分を見比べ、どれぐらい成長しているのかを見るのが息抜き。昔は結婚願望がなかったが、周囲か...
「平日は人に会いすぎなんでしょうねえ。土日はその反動で家に篭っていることが多いです」 週に3回はパートナーや投資家、投資先との食事会があり、基本的に秘書が店を選定してくれる。会社からアクセスの良い神田や、銀座、西麻布、六本木にある、肩肘張らないカジュアルな店を毎回選んでもらってるようだ。取材の前日には、『博多ほたる 麻布十番店』に行ったと教えてくれた。 プライベートで利用する店も、気軽に行ける店の方が好きだ。現在住...
陽子が愚痴りたそうだったので、2人で軽く夕飯を食べて帰ることにし、『オルソ』に立ち寄った。 「私もすでに結婚している友達何人かいますけど、あそこまで露骨に...
仕事が終わり、麗子に指定された麻布十番の『オルソ』に向かった。この店は地下にワインセラーが併設されており、ワイン好きな麗子とたまに来る店だ。...
新宿の名店『オステリア ヴィンチェロ』の齋藤シェフの監修のもと、南イタリアのマンマの味を予算6,000円から気軽に楽しめる穴場的な店。フードメニューは勿論...
暮れかけた夕日を背に、昨日のコンサート成功も兼ねて乾杯する二人。仕事終わりの夏のビールは、どうしてこんなに美味いのだ。 ◆ 「で?どうなのよ阿部さん...
今回、美紗子ちゃんのリクエストにぴったりと叶った店がここ、『エル ブランシュ』。 雰囲気は、パリ16区のブローニュの森のそばに立つアパルトマンの一室、そんな静...
小川智寛シェフはかつて、フランス各地で3年間の修業を積んだ実力派。特に素材にはこだわり、野菜はシェフの故郷・福井の契約農家から届く無農薬野菜が主。魚、肉も...
◆ 「ほんと久しぶりだな、元気にしてた?」 「あ、はい。まぁぼちぼちと…。飯田さんは?向こうでもご活躍されてるって聞きましたよ」 私たちは場所を移...
真理子がニューヨーク一人旅から戻って、あっという間に1か月が過ぎた。 宏人とは、あれから緩やかなペースで連絡を取り合っていたが、今日は出張で日本にやってき...
麻布十番にある、和食料理『暗闇坂 宮下』のカウンター席で、気づけば、本日2合目となる日本酒が既に空いていた。 「美佳さん、何かあったんですか・・...
「真由子ちゃん、こっちよ」 待ち合わせ場所の『ル・クラビエール有栖川』で、妙子がこちらに手を振っている。...
「デートのおすすめは?」という質問に「パークハイアットの『ニューヨークバー』は、医学生時代に女性を落とす定番スポットでした」と笑う、大岩さんも現在は3児の父。 ...
オーナーの吉田正俊氏は『カンテサンス』など名店でサービスに従事してきた美食のプロ。 その経験を生かし、ここでは20種のお酒を少しずつと、それぞれに合...
【今週の港区おじさん】 名前:秀樹 年齢:38歳 職業:IT関連会社経営 好きな店:『ジ イノセント カーベリー』『ル・クラビエール 有栖...
まるで時間の感覚がなくなる店である。めくるめく20のマリアージュが、面白い舞台をみているかのようにエンターテイメント性があるのだ。オーナーの吉田正俊氏は『...
カンテサンスで初代支配人を務めた吉田正俊さんが、自分の店を開け、腰を据えたと耳にした。旧テレ朝通り沿いの古いマンション地下。「こんな場所に?」と惑いながら...
はい、もちろんお菓子の名前ではありません。フランス・アルザス地方発祥の煮込み料理のこと。 ザウアークラウトと同様の意味で使われることもあるが、料理としてはザウアークラウトをソーセージやベーコン、豚のすね肉などとともに煮て、ゆでたジャガイモをつけ合わせた、フランス東部アルザス地方の料理。 ビールがとまらなくなること請け合いの逸品である。...
5年間、パリの星付きレストランで修業をした須藤亮祐シェフのビストロ料理が味わえる。 肉々しい郷土料理をはじめ、扱いにくい内臓系も「丁寧」が身上。魚や野菜もいいがパワーと緻密さが同居する肉料理でコースを楽しもう。...
「ここ、私のモデルのお友達がみんな通ってるんですよね。」 2回目に来店し、麗子を指名したカナは自分の友達だと言って、今活躍中のモデルやタレントなど、この店に通ってくれている客の名前を挙げた。 大半は麗子が担当している客だが、彼らからカナの話が出たことは一度もない。 どうやらカナの、一方的な片思いのようだ。 カナは、「モデルのみんなと同じ」セラピスト・麗子の元に通っていることで、自分も...
熾烈を極める東京婚活市場。 その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。 ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。 これまで、24時の誘いに乗る女、〆のラーメンに行く女、花嫁修業する女、港区女子、2番手の女、理想は父親、イケメン好き、などの事例を紹介してきた。 今回は、とにかくいつ会っても完璧、な結...
生粋のパリジャンであるフローラン・ダバディ氏が足繁く通う麻布十番の『ビストロコティディアン』。 須藤亮祐シェフが作る骨太なビストロ料理のなかでも、とくに豚肉を使ったメニューがお気に入りで、「フロマージュ・ド・テット ラビゴットソース(豚の頭のカリカリ焼き)」は、あれば必ずオーダーするのだとか。...
『ビストロ・コティディアン』で供されるのは、ビストロ料理に間違いないが、クオリティは高級店に匹敵すると言っていいだろう。須藤亮祐シェフは5年間、パリの星付きレストランで修業をした人物。「ビストロの醍醐味を味わってもらいたいので、素材そのものをシンプルに、素直に『旨い!』と思えるものを安く食べてもらいたいと思っていますが、プロセスはグランメゾンでやることと変わりませんね(笑)」。 肉々しい郷土料理をはじめ、扱い...
フランス各地の定番郷土料理を、そのままのスタイルで提供するビストロ。フランスの星付きレストランを渡り歩いた須藤亮祐シェフの技が活きている。...
恵比寿『ル・ビストロ』で須藤亮祐氏がシェフを務めた当時、別のフレンチで働く北野勝也氏は、その味に心惹かれ足繁く通った。 その後、須藤氏が自店を開くにあたり、縁あってふたりは共に働くことに。それが現店である。 須藤氏はガストロノミーに憧れて渡仏するも、パリの日常に溶け込み、愛されるビストロを体感して、自身の方向性を決めた。 「長い日々を経て残る定番には、それだけの理由と意味がある」と須藤氏。フランス各地の定...
打ちっ放しの後は、一度車を置きに帰ってから、囲炉裏が印象的な、『然(sabi)』に再集合することになった。ディナーのため、健太が先に店の予約を済ませておいてくれたのだ。 美味しい料理と共に、会話も弾む。...
美波との初デートは、ゴルフの打ちっ放しに行った後、一度車を置いてから夜ご飯へ行くというプランにした。 車で迎えに行くと、褒め上手な美波は乗り込むやいなや僕の愛車を褒めてくれる。 「健太さんって、素敵な車に乗っているんですね!」 昨年買ったばかりの新車で、自分の中でちょっと背伸びをしたものの、前から乗りたかった高級外車だ。 「そう?ありがとう。ちょっと頑張ったけど、やっぱり男も30歳になる前に良い車くらい...
ゆう君が指定してきたお店『然(sabi)』は、ゆう君らしいセレクトだった。ちょっと艶やかさもありつつ、でも囲炉裏があって落ち着く店内。 魚介のブイヤベースを囲炉裏で食べられたり、出てくる料理もしっかり楽しめた。...
久しぶりの再会にふさわしい店はどこだろうかと散々考えた挙句、広尾にある『然(sabi)』にした。 この店なら雰囲気も良く、カウンター席の目の前にある囲炉裏で料理を楽しみながら、ゆっくりと会話ができる。 いきなり個室よりも、オープンに会話を楽しめつつも、且つそこまで席数が多くない、半個室のような店が最適だと思った。...
広尾から徒歩10分程の静かな場所に佇む『sabi』は、イタリアンをベースにした本格的な創作料理が味わえる。 木目を基調とした落ち着いた雰囲気の店内には、カウンター12席、テーブル4席のほか、個室を完備しているからデートはもちろん、接待利用も可能だ。 この店の注目はなんと言っても、カウンターの目の前の囲炉裏。この囲炉裏を使っていただくのは、ヨーロッパの技法をベースにイタリアンの要素を取り入れた「創作囲...
お礼のLINEを送ると、すぐに彰人から返信が来た。私はいつもの定型文を送っただけだったが、彰人の方は実際に誘ってきてくれたのだ。 とんとん拍子に話は進み、二人で食事へ行くことになった。だが私はこの食事が進むにつれて、彼に対して疑問を抱いていくことになる。 当日、彰人は『honda』を予約してくれており、私は期待に胸を膨らませて、十番商店街の一本奥の通りにある店の扉を開いた。 「さすが彰人さん、素敵なお店知って...
香織との初デートは、麻布十番にある『honda』にした。木のカウンターが落ち着いた雰囲気を醸し出しており、雰囲気が良いだけでなく、味も良い。 「さすが彰人さん、素敵なお店知ってますね!」 「そう?瑞穂ちゃんと飲むときはもっとカジュアルなお店が多いから、秘密ね(笑)怒られちゃうよ」 男は単純だから、店選びへの気合いはその女性に対する本気度に比例する。 瑞穂は仲の良い女の子の一人であるが、今回ほど気合の入っ...
「龍ちゃ〜ん、おひさ♡」 麻布十番の『honda』に、一際目立つ女性がやって来た。 しかも彼女は、良い年をしたおっさんに向かって“龍ちゃん”なんて大声で呼んでくる。 龍平は思わず苦笑いをしながら、美咲を迎えた。 「美咲、なんか雰囲気変わった?」 美咲はとても可愛らしく、そこらのアイドルに負けない容姿の持ち主だった。 数年前まではどっぷりと港区に浸かっていた港区女子で、当時...
美しい模様のサペリの一枚板カウンターを飾るのは、個性的な器の数々。知人陶芸家の作品というその器に、四季折々の素材を使った料理が盛り付けられると、仄明かりの中に美しい和食が浮かびあがる。 魚は函館と沼津、野菜は各地の契約農家の極上素材ばかりで、手間暇かけた優しい味わいに体も心も解れていく。ムーディーながら肩肘張らず楽しめる、デートにうってつけの和食店だ。...
夜には真っ暗になってしまう裏路地のビルの2階。この店のカウンターには、男性も女性もひとりで晩酌する姿がよく似合う。 「いぶりがっこポテサラ」「真鯛の玉子とじ」などそそられる小鉢メニューはリーズナブルに提供。 看板料理の「炊き込みいか飯」は、丸ごと揚げたいかを土鍋で炊いた逸品。蓋を開け、いかをカットすると中からとろりと肝が出て、身やご飯に絡まり合う。〆のはずが、その光景に再び酒が進んでしまう。...
「香奈ちゃん、男関係激しいらしいよ?噂じゃ友だちの彼氏でも不倫でも、手段を選ばないらしい。仕事も見た目もちゃんとしているから、皆騙されるらしいけど。」 初め、亮介は片瀬が誰のことを言っているのか分からなかった。しかし、香奈に対して何となく引っかかっていたことを思い出した。 「本当にあの香奈ちゃんが?人違いじゃなくて・・・?」 「どうやらそうらしいんだ。パーティーに来ていた2、3人の女の子が香奈...
涼子と誠は、カウンター席に並んで座った。 ひとまずビールで乾杯し、当たり障りのない会話で場を繋ぐ。涼子は必死に誠との距離を推し量っているのだが、彼はそんな涼子の駆け引きなど素知らぬ顔だ。 ―一体どういうつもりなんだろう? 麻美は涼子を彼女候補、として紹介しているはずだが、彼からは初対面の女性に対する遠慮や気遣いを一切感じない。涼子の存在は空気か何かのように、誠はただ気ままに食事を楽しんでい...
夏になると無性に食べたくなるものの一つである、肉。焼肉デートの定番「焼肉KINTAN」では、夏の新メニューを販売開始! 希少な部位を贅沢に使用した「プラチナタンとサーロインのユッケ ハーフ&ハーフ」や、濃厚なデミグラスソースが堪らない「こくうま牛タンシチュー」など、魅力的なメニューが揃う。 今回は、そんな夏の新メニュー6品をご紹介しよう。サーロインのユッケに、香りや味わいの異なる2種のチーズ“ミモレット”と“パルミジャ...
肉質、雰囲気、サービスと三拍子揃った〝東京焼肉〞の筆頭格といえばご存じ『KINTAN』。ワインやサイドメニューも豊富に揃えており、デートでもお食事会でも「絶対にスベらない焼肉店」として、すっかりおなじみの存在だ。 現在は都心を中心に15店舗を展開しているが、遊び慣れた大人が集う街とあって『麻布十番焼肉 KINTAN』には俄然、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。メインダイニングのほかに個室が5つ。 +3,000円の室料で、こ...
店舗ごとに異なるコンセプトで楽しませてくれる『焼肉KINTAN』。麻布十番店は、ジャズメンの絵が象徴的な空間。モダンな雰囲気のインテリアもいい感じだ。 メニューは、“KINTAN”といえば、な名物メニューから、麻布十番店限定も多数。 「トリュフロース」は、柔らかい食感の赤身の希少部位に、サマートリュフをふんだんに使用した、コントラストも美しい極上のとろけるロース。 トリュフを赤身肉で包み、片面...
店舗ごとに異なるコンセプトで楽しませてくれる『焼肉KINTAN』。7店舗目となる、6月にオープンした麻布十番店は、ジャズメンの絵が象徴的な空間。モダンな雰囲気のインテリアもいい感じだ。 また、テイストの異なる個室が5つあり、中にはテラス付きの部屋まであるから、シチュエーションに合わせて使い分けられる。メニューは、“KINTAN”といえば、な名物メニューから、麻布十番店限定も多数。訪れる楽しみが増している。...
編集部、船山です。またしても、美女とデート。ありがたや……。今回のお相手は「世界の果てまでイッテQ!」の"出川ガール"としてお馴染み、ViVi専属モデルでタレントの谷 まりあさん。「美しすぎる」と話題沸騰の現役早大生モデルの彼女、実はかなりの肉食系だという噂をキャッチ。早速、デートにこぎつけた。 待ち合わせ場所に現れた、谷 まりあさん。何とも彫り深く、美形なそのお顔に見とれていると、「よろしくお願いします...
柔らかい食感の赤身の希少部位に、サマートリュフをふんだんに使用した、コントラストも美しい極上のとろけるロース。 トリュフを赤身肉で包み、片面炙り焼きでいただくことによって、香りと食感のマリアージュを心ゆくまで堪能できる。...
月曜の夜。南美は、大学時代のダンスサークル仲間・茉里奈と秀人を呼び出した。 朝から長く続いた雨が上がり、麻布十番の濡れた路上はゆっくり走る車のライトで光り輝いている。 三人は、『ピッツェリア ロマーナ ジャニコロ』に集合していた。 大学を卒業してから7年。二人とはずっと関係性は変わらない。 話題が何一つなかったとしても「とりあえず会おうか」と言っては平日の夜を共にする。 ただ、この日の議題は決まっ...
名店『サバティーニ』で20余年に亘りローマ料理に携ったオーナーソムリエの渡邊浩氏の想いを凝縮して誕生した新店。 こだわりのピッツァはナポリで100年の歴史を持つマリオ・アクントの薪窯を使って仕上げたローマ風。 具の種類が豊富で食感の軽いピッツァはワインとの相性も抜群。その他、ルーツ農法の野菜などを使った窯焼き料理も豊富。...
看板メニューは薪窯で焼き上げるローマ風ピッツァ。食感が軽く、具の種類も豊富なピッツァはワインとの相性も抜群。そのほか窯焼き料理も豊富に揃う。...
「翔太って、本当に最低な男ね」 棘のある言葉とは裏腹に楽しそうにニヤリと微笑んだのは、麻布十番の『ALLIE』で落ち合った由利子です。...
<今週の麻布十番住人> 名前:麻里奈 年齢:27歳 出身:埼玉 職業:PR会社勤務 ステータス:独身 趣味:ワークアウト 好きな店:『ヴィア ブリアンツァ』 『ALLIE』のカウンター席に現れた麻里奈は、“都心の最前線の女”をそのまま体現するような外見をしていた。 スリムな身体に、目鼻立ちが品よく整った綺麗な顔。肌は艶々と輝いているし、シックなミニワンピから伸びる形の良い脚に思わず目を奪われて...
そのドヤ顔...いや、得意気な表情は、まるで小学生の男子がプラモデルを自慢するような幼さがあり、やはり何となく憎めない。 29歳、外資系メーカーで活躍するマーケター、そして、この甘いマスク。 要するに彼は今、この熾烈極める東京恋愛市場に於いても、向かうところほぼ敵ナシ状態なのである。多少調子に乗るのも致し方ない。 「まぁ...そうですね。今彼女はいませんけど、デートする子には困ってないかな...
―優樹くん、まだあの人と連絡とってたんだ...。 自宅に戻った麻里は、つい先ほどの衝撃的な場面が頭から離れず、一人胸を痛めていた。 しかし、自分だって人のことをとやかく言える立場でない。麻里こそ、昨晩は和也と一線を超えるところだったのだ。 今年も残すところあと少し。クリスマスも目前と迫っているというのに、この皮肉な状況に、麻里はほとんど心が折れかけている。 ―優樹くんと年内婚約なんて...
朝5時、恵は眠いながらも早起きし、顔を洗って薄化粧をする。ジョギングをするのですぐに取れてしまうが、それでもすっぴんという訳にはいかない。 たまに会う亮介という男は、六本木に住んでいて、IT系の会社に勤めていると言っていた。 彼の後ろを走っていた時、タオルを拾って渡したことをきっかけに、色々と話すようになったのだ。 港区には美男美女が溢れているが、亮介には、見た目以上に人を惹きつける何かが...
翌日の金曜日、あゆみは桜井と麻布十番の『アリエ』 に来ていた。 「桜井くん、成人式以来かしら?もう10年以上経つけど本当に変わってないわね」 「あゆみは綺麗になったよな~。すっかり東京の女って感じがする」 「あら、ありがとう。もう東京に出てきて10年以上になるから、確かにもう東京の女ではあるわね」 そう言って、桜井と目を合わせて笑い合った。 桜井とあゆみは、中学の同級生だ。中...
目に美しく華やかで、味わい深く、食後感は軽やか。食べ慣れた大人が望む理想のフレンチを作ってくれる原島忠士シェフは、「日本人の心にささり、リラックスして楽しんでもらえるフランス料理」を目指し、秋は秋刀魚、冬はフグなど、誰にとっても馴染み深い旬の食材を生かすことに心を砕く。 たとえば秋刀魚は塩で締めてミキュイにし、トラフグはフリットやロティにするといった具合で、どの料理も脂分控えめで滋味深く、野菜もたっぷり。...
グルメな友人に「最近一番美味しかった店教えて」と聞いて、変ってきた答えがこの『アリエ』。麻布十番に最近できた店で、ミシュラン一つ星フレンチ『ランベリー』から独立したシェフとソムリエが2人でやっているらしい。 シェフがフグ調理師免許を持っていて和の食材も扱うそうだ。そのフグのフリットがびっくりするほど美味しかったと言うのだ。 コースはお任せで10,000円、アラカルトもある。ワインも白なら6〜7,00...