—横田夫妻にとって思い出のデートを教えてくださいー 奥さま:デートというかわかりませんが、彼の優しさに感激したことがありました。大の犬好きの私ですが、3年前に11年連れ添った愛犬を病気で亡くしてしまい、とにかく現実を受け入れられなくて毎日悲しみにくれていました。そんなときに彼がリフレッシュにと連れて行ってくれた伊豆のオーベルジュ『arcanaizu』は、思い出深いですね。 旦那さま:この頃の彼女は、見ていられないほ...
江戸前握りの伝統的な型ながら、手数が多く、今ではほとんど使う職人がいない"本手返し"を継承。 シャリとネタが扇型になった姿勢のいい鮨を現出させるのは、三宿の住宅街に潜む鮨屋『金多楼』のご主人・野口四郎氏。 財界人や、著名人のファンも多い名職人だ。...
江戸前握りの伝統的な型ながら、手数が多く、今ではほとんど使う職人がいない"本手返し"を継承。 小ぶりな握りはどれもしみじみ旨く、こんな名店、もし銀座だったら二倍の値段はかかってしまうだろう。 艶やかなまぐろのヅケは、ねっとりとした旨みと清涼感のある青唐辛子の辛みが絶妙。鯵はこの時期のみ皮つきで供す。酢で〆めてあるにも関わらず、血合の色が美しい。...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧の...
江戸前握りの伝統的な型ながら、手数が多く、今ではほとんど使う職人がいない"本手返し"を継承。シャリとネタが扇型になった姿勢のいい鮨を現出させるのは、三宿の住宅街に潜む鮨屋『金多楼』のご主人・野口四郎氏。著名人のファンも多い名職人だ。 鮨はご主人と二代目の剛さんがネタによって握りわける。艶やかなまぐろのヅケは、ねっとりとした旨みと清涼感のある青唐辛子の辛みが絶妙。鯵はこの時期のみ皮つきで供す。酢で〆めてある...
カウンター寿司デビューとなる人でも気軽に利用できる『鮨まるばつ』。そうは言っても提供される寿司、料理は全て本格派の逸品ばかり。 寿司のみであれば4,500円で味わうことができるが、ぜひ注文したいのが前菜と寿司のコースだ。 「利益は余り出ていないので、NPO(非営利団体)のようなものですね」と店主・杉浦秀樹氏は笑うが、食べ進めていくとこの言葉の真意に気がつき、頭があがらなくなってくるほど、全てが旨い!杯がどんどん進んでしまう。...
カウンター鮨デビューとなる人でも気軽に利用できる『鮨まるばつ』。そうは言っても提供される鮨、料理は全て本格派の逸品ばかり。 鮨のみであれば4,500円で味わうことができるが、ぜひ注文したいのが前菜と鮨のコースだ。 「利益は余り出ていないので、NPO(非営利団体)のようなものですね」と店主・杉浦秀樹氏は笑うが、食べ進めていくとこの言葉の真意に気がつき、頭があがらなくなってくるほど、全てが旨い。杯がどんどん進み、彼女との会...
大将が目の前で握ってくれる「カウンター寿司」に憧れている人にこそ知って欲しい!渋谷にカウンターデビューを飾るにふさわしい名店がある。 その名も『鮨まるばつ』。美しく繊細な味わいの前菜に始まり、絶品寿司10貫も味わえるお得コースの全貌をお届けしよう! 最後には「東京カレンダーWEB読者」にだけ、嬉しい特典情報もあるのでお見逃しなく!...
立派な杉玉を目印に扉を開けると、落ち着いた大人の空間が広がる。熊本産のブランド鶏「天草大王」を使った、胸肉の昆布〆や白レバーの瞬間燻製などの盛り合わせ「江戸前シャルキュトリー」は必食。 カウンター内にある焼き場でじっくりと仕上げる串も名物だ。お酒は日本ワイン、ビオワイン、日本酒を主軸にそろえるこだわりよう。...
杉玉を掲げた外観を目印に、扉を開けると焼鳥屋らしからぬ空間が現れる。香りや音などを五感で感じることができるカウンター席も捨てがたいが、ふたりの時間を楽しみたければぜひ個室を。格子扉なので、程良いプライベート感が演出できる。 ブランド鶏「天草大王」や「阿蘇赤牛」をはじめ、熊本食材を看板にするこちらでは、7月からエスニック串もスタート。パクチーやグリーンカレーなどを焼鳥に合わせたオリジナリティあふれるメニューが面白い。お酒は、日...
立派な杉玉を目印に扉を開けると、落ち着いた大人の空間が広がる。 香りや音などを五感で感じることができるカウンター席も捨てがたいが、ふたりの時間を楽しみたければぜひ個室を。格子扉なので、程良いプライベート感が演出できる。...
お店に到着し、豊かな緑に囲まれたアプローチを抜けると、ノルディックテイストで統一されたカジュアルな空間が広がる。 「分子料理」で世界を驚かせたスペインの伝説的なレストラン『El Bulli』を筆頭に、革新的なレストランで経験を積んだオーナーシェフ・橋本宏一氏による季節のコースは、驚嘆と高揚の連続だ。 「モダンガストロノミー」や「イノベーティヴ」を謳うレストランの中には、敷居の高い空気感を発する店も少なくない中、『セララ...
代々木上原を本気デートの場として選ぶならば、イチオシはここだ! 訪れた人に驚きと感動を与え続ける超人気店『セララバアド』。 その予約のコツもお教えしよう!続いて4品目。料理とは思えないほど美しい設えで登場するのは「海辺」。 シラスやアンチョビで砂浜を作り出し、ひとつひとつ違った味付けを施された鮮やかな海藻、ハマグリのジュースをムース状にして描かれた波……海辺のワンシーンを切りとったこの一皿は、お客を高原から一気に...
茜が紹介してくれた、ビジネスホテルチェーンの御曹司・瀬尾さんから再び誘いがあったのは、初めて会った日から2ヶ月近くが経ってからだった。 家まで迎えに来るという申し出をどうにか断り、代々木上原の『セララバアド』で待ち合わせると、私を認めた瀬尾さんがわかりやすく嬉しそうな表情を浮かべるのが見えた。 「美和子さん。いや、なかなか時間が作れず本当にすみません」 「いえ、お忙しいと伺っていたので」 ...
中目黒在住の亜希子が、よく行く中目黒でお気に入りのレストランは、『ICARO』と『クオーレアズーロ』だ。 『ICARO』は、何を食べても美味しく、食べログ4超えにふさわしいさすがの実力で、『クオーレアズーロ』は、可愛らしく気軽に使えるお店でありながら、どの料理にも楽しい驚きが満載なところが気に入っているという。 付き合っていた彼と行って印象に残っているレストランは、代々木上原の『セララバアド』だ...
本年度の掲載店は1000店舗越え。個性溢れる気鋭店、進化する名店、気を吐く老舗店などなど、この中から今年もっとも輝きを放ったレストランを決定しようというのが、この「RESTAURANT OF THE YEAR2015」企画。(第1回目はこちら!) 膨大な店舗リストの中から、まっさきに『東京カレンダー』審査員たちが、受賞にふさわしいと決めたのがこの『セララバアド』だ。生き馬の目を抜くレストラン業界のなかで、...
合コンのたかが3時間。人となりを見極めるのは至難の技。テーブルで偶然隣に座った、彼氏に振られたばかりの女にみっちり泣き言言われ終了、「あーあの子と、もっと話したかったのに・・・」なんてことはよくあるわね。 でも、私たちは、そんな大惨事もチャンスに変えてくれるLINEという画期的なツールを手に入れたわ。 さ。気に入った子がいたら、恐れず「複数」にメールして。 これをいうと世間の女性を的に回すかも...
「世界ベストレストラン50」で幾度となくトップを獲得し、世界のレストランシーンのトップを走る『noma』や、それを追うスペインのガストロノミーの特徴の最たるものといえば、地元のナチュラルな素材を用い、ハッとするプレゼンテーションでみせること。そこには美味しさは言わずもがな、“新感覚の体験”があり、客たちはそれを求めて料金を支払う。 そんな体験を東京で体験できるガストロノミーが、2015年1月20日新たに誕...
席についてシャンパンで乾杯をした。 ルイナールのブラン・ド・ブラン。麻里は、美しいフォルムのボトルから静かに注がれるゴールドの煌めきを見つめ、健太郎は、シャンパンを見てるふりをして、麻里の目を盗み見る。 改めて見るとやはり特段ものすごい美人というわけではないが、目の前の相手の目をじっと見据える大きな目と、突拍子もない発言が次々に出てくる少し肉厚で上品な唇から目が離せない。 女の色気は頭の中身に比例...
「飯いきませんか?」 翌日健太郎は、病院の隅っこへと追いやられた狭い喫煙スペースで、文字を打っては消してを先ほどから何度も繰り返している。 ナースなら簡単だ。尻尾を振っている懐いた犬に餌を与えてやるような主従関係然とした暗黙の序列が存在する。医者という単語に目をキラキラさせるわかりやすい女性もたくさんいた。幼少の頃から幾多の女性たちからの惜しみない愛情のギフトによって磨きをかけた才能で、東大生が小学...
「世界ベストレストラン50」で幾度となくトップを獲得し、世界のレストランシーンを牽引する 『noma』や、それを追うスペインのガストロノミーの特徴のひとつといえば、 地元のナチュラルな素材を用い、はっとするプレゼンテーションでみせること。 そこには美味しさはもちろん、“新感覚の体験”というものがあって、客たちはそれを求めて料金を支払う。そんな体験を東京でごく手軽に体験できるガストロノミーが、この1月新たに...
『パンツェロッテリア』では、フレッシュでボリュームたっぷりな食材を、 高品質の小麦粉でつくったオリジナルの生地に包んでいる。 その生地を、植物性オイルの中で最高品種かつ、最もヘルシーと言われる 「綿実油」で揚げて完成するのが「パンツェロッティ」だ。 写真は、モッツァレッラ、ゴルゴンゾーラ、ゴーダ、そしてレッドチェダーの4種類のチーズと、イタリア産のペンネが混ざりあった味と風味はチーズ好きには堪らない「4種類のチーズ」。...
約20種類をラインアップする、フライドピッツァ専門店。具材を包み込み、植物油の中でも最もヘルシーとされている綿実油で揚げている。「サーモンとオムレツのチャウダーソース」(¥1,100)は、ソースを生地に入れて食べても◎。ペットOKなので、散歩途中にもぜひ。...
正直、オーストラリア料理と言われてもピンとくるものがない人が大半かもしれない。とはいえ豊かな自然が広がるオーストラリアは、食材の宝庫である。 「素材がいいからこそシンプルな料理が多そうですよね。イメージはBBQ。僕もステーキ用に赤身が美味しいオージービーフをよく買っていますよ」 オーストラリアは未開拓な速水氏が今回楽しみにしていたのは、この国を代表する動物でもあるカンガルーのステーキ。...
秀人からLINEが来たとき、すでに南美はベッドの中にいた。時刻はすでに深夜1時を回っている。 『話は茉里奈から聞いた。無理を承知で言う。今から会えないか?』 夜更かししたところで、明日は日曜だ。南美は体を起こす。 数也から別れを切り出され、茉里奈との関係も知ってから一週間。ずっと誰かに話を聞いてほしかった。 でもイチからすべての事情を話すことは、心が耐えられそうもない。 大体のことを知っている、も...
渋谷のBunkamuraで観劇や映画の後、確実に美味しい夜ごはんがいただけるのがこちら! 看板らしきものもない外観(入口横のショーケースに店名を記入したボードは置いてあるが)だが、ご心配なく。いったん足を踏み入れてみれば、とっぷり深夜まで飲んでしまいたくなる居心地の良さだ。 紫×黒レースの少々妖艶な雰囲気漂うラウンジ的な一角があり、さらに奥へ進むとカウンターキッチンと味わいのある大きなテーブルが現れる。...
最後のオススメは、渋谷は松濤にひっそりと佇む『LABO』。二軒目にもちょうどいい趣のある店だが、ここでは料理も是非食すべし。 「他にはないような食材の組み合わせのビストロ料理が、ユニークでオシャレで絶品なんです。とくに感動したのは『うなぎと栗のパエリア』!それに、フレッシュフルーツを使ったカクテルなど、下戸の私でも楽しめるお酒がいろいろあるのもうれしい」...
昭和51年創業以来、花街として栄えた渋谷円山町で愛されて続けている『おでん割烹 ひで』。 野菜なら、蕗や蕪、大根といった、旬の滋味溢れる各種があり、ロールキャベツやがんもどき、つみれなど、個性的で手の込んだ自家製も少なからず。およそ60~80種のおでんがそろう。 鍋の中は区画ごとに美しく整理され、お玉で出汁を回しかけ各々に味がよく行き渡るよう、時折、菜箸で上下を返す。 酒とほんの少し薄口も使い、鰹が香る上品な味だ。...
昭和51年にオープンしてから30年以上、花街として栄えた渋谷円山町で愛されて続けている『ひで』。 創業者で先代の女将の下へ、今のご主人が来て20年以上。鍋の中で区画ごとに美しく整理された、ひとつひとつを慈しむようにお玉で出汁を回しかけ、各々に味がよく行き渡るよう、時折、菜箸で上下を返す。この光景も受け継いだ。...
「鈴子姉さん、三味線の姉さん……そうですね、今はもう数えるぐらいしか円山町に芸者さんはいません」。 わずか40年ほど前に遡れば、多くの料亭が軒を連ね、芸者も数十名はいたという街の中心に『ひで』はある。オープンは昭和51年。 「9月までは1台、10月から3月までの冬場は2台になる」 鍋のおでんが今も変わらぬ看板メニューで、野菜なら、蕗や蕪、大根といった、旬の滋味溢れる各種があり、ロールキャベツや...
真夏の陽射しで身体がなんだかお疲れ気味・・・。そんな時には、敢えてのおでん♥ じっくり煮込んで味の染みたおでんが疲れた心身を癒して体力回復。 おでんは冬の代名詞という人も、真夏におでんはアリなんです!!東京駅直結、アクセスも抜群な「黒塀横丁」にあるおでん屋『羅かん』。 こちらでは関西風塩味ベースの「出汁おでん」と、合わせ味噌の「味噌おでん」、2通りの楽しみ方が出来るのが魅力の1つ。 「出...
「5年ぶりに連絡してきたから何の用かと思うじゃない。それなのに、ずーっと聞きたくもないノロケ話を聞かされたのよ?」 渋谷・円山町にある『カフェ ブリュ』で、亜希はビオワイン片手に遠慮なく鬱憤をぶちまける。 目の前に座り、亜希の愚痴を受け止めてくれているのはもちろん、亜希の心の友、エミである。 「そんなの決まってるじゃない。亜希に“成長した俺”を見せたかったんでしょ。だいたい男って、昔の彼女のことをいつまでも自...
「神泉エリアにはイイ店が多い。」そう言われるようになったのはここ数年だろうか。魅力的な店が集まることで注目を集める神泉仲通り。そのちょうど真ん中に店を構える『渋谷カフェ ブリュ』も人気店のひとつだ。 透明感のある外観とテラスデッキはとても開放感があり、思わずふらりと立ち寄りたくなってしまう。 もちろん店内もオシャレで明るく、手作りの温もりが感じられるアットホームな空気感がある。...
遅めの朝食から夜のワインまで、近所で暮らす人や働く人に親しまれている『カフェブリュ』。 開放的な空間と女将岩倉さんの頼もしくさばさばした人柄が、ひとりごはんの居心地の良さをつくっている。...
15時開店、気軽にオーダーできるアラカルトとバイザグラスのワインや日本酒が充実し、遅めのランチにも早めのディナーにも有り難いと人気のフレンチ『MARTINI HOUSE』。 シェフの宮澤政弘氏は、若手シェフながらクラシックを大切にした料理が身上。色とりどりで鮮やかな「一口フレンチ前菜の盛り合わせ」は女子なら誰でもテンションあがる見た目のかわいさ。 スズキのカルパッチョ、天使のエビカダイフ包、帆立の燻製、ローストビーフ、...
15時開店、気軽にオーダーできるアラカルトとバイザグラスのワインや日本酒が充実し、遅めのランチにも早めのディナーにも有り難い。 シェフの宮澤政弘氏は、25歳の若さながらクラシックを大切にした料理が身上。...
渋谷は松濤エリアにて深夜まで営業している人気店。 どの料理もボリュームがあってコスパはとても高い。それでいて繊細で本格的な味わいを堪能できるのがポイント。 仲間たちと集まって、会話を楽しみながらワインとともに盛り上がりたい。予約困難店のため、事前にみんなで日程を決めてから向かうべし。...
店名にある“ブション”とは、フランス・リヨンでのビストロの呼び方。 この街に惹かれた小笠原シェフの料理は、リヨンと同じく気取りがなくボリュームたっぷり。例えばハラミステーキはしっかり250gあり、ふたりでシェアしても食後にパワーが湧きそうな一品。 肉の鉄分を感じるハラミがエシャロットとパセリのソースともよく合い、赤ワインも止まらなくなる。 深夜まで営業しているので、遅めのデートでもステーキ&ワインが叶うのが嬉しい...
深夜まで営業している人気店。皿の上に鎮座する「大きい自家製ソーセージのグリエ」は、オープン時より続いている『LE BOUCHON OGASAWARA』らしい一皿だ(要予約)。 豚の部位8種類を使用して粗挽きに仕上げ、バリッ!ジュワッ!という食べ応えがたまらない。ソーセージというよりもまるでハンバーグやステーキにナイフを入れているような感覚に陥ってしまう。 レバームースや豚肉のテリーヌなど、早くて旨い...
リヨンは南東部のパリに次ぐ都市。ここでは居酒屋をビストロではなくブションと呼ぶ。安い素材で旨い料理を作り、文句なしのボリュームで提供する。 そんなブションに惚れ込んだ小笠原シェフの「サラダリヨネーゼ」は、たっぷりの野菜に肉々しい自家製ベーコンを大量投入。もはやサラダを超越した、氏の情熱をガツンと味わえる一皿。「うちのお客さんは最後、満腹で動けない」のだとか。これぞ食の喜び。...