鮨屋で野菜。そう聞くと、山の幸を握る、高知の田舎鮨のようなものを思い浮かべるかもしれないが、さにあらず!この日先付で登場したのは、軽く茹でた野菜を、西京味噌のソースで食べさせる逸品で、趣はまさに和風バーニャカウダ。 ほかにも、菜の花を添えたタコとタケノコの炊き合わせがあったり、貝類と春野菜のヌタがあったり。3種ある夜のおまかせ、すべてで飲兵衛の心を鷲掴みにする野菜料理が繰り出されるのだ。...
温野菜を西京味噌のソースで味わったり、夏野菜のお浸しをコンソメジュレがけにしたり。 寿司職人として長いキャリアを持つ星廣幸氏が打ち出すのは、野菜料理で和ませつつ、握りも堪能できる独自のスタイル。 「寿司に野菜を加えることで、健康的でより完全な料理が完成する」との氏の持論は、その味で見事に証明されている。...
温野菜を西京味噌のソースで味わったり、夏野菜のお浸しをコンソメジュレがけにしたり。 鮨職人として長いキャリアを持つ星廣幸氏が打ち出すのは、野菜料理で和ませつつ、握りも堪能できる独自のスタイル。 「鮨に野菜を加えることで、健康的でより完全な料理が完成する」との氏の持論は、その味で見事に証明されている。...
鮨屋で野菜。そう聞くと、山の幸を握る、高知の田舎鮨のようなものを思い浮かべるかもしれないが、さにあらず。この日、先付で登場したのは軽く茹でた野菜を、西京味噌のソースで食べさせる逸品で、趣はまさに和風バーニャカウダ。ほかにも、菜の花を添えたタコとタケノコの炊き合わせがあったり、貝類と春野菜のヌタがあったり。3種ある夜のおまかせ、すべてで飲兵衛の心を鷲掴みにする野菜料理が繰り出されるのだ。 店主の星廣幸氏は言う。...
店主の石田大樹氏自ら、常に各地の食材を探し求め、丁寧な仕込みと機敏な技でもてなす。巷の鮨屋とは一線を画するエンターテインメント性の高さに魅了されること必至。超予約困難店のプレミアシートにエスコートされて喜ばない女子なんていない!...
産地直送の旬魚に、手業を凝らした正統派の鮨と、本格的な料理の二本立てが楽しめる『鮨 心白』は2014年12月に誕生。店主・石田大樹氏は、『青山えさき』を皮切りに、恵比寿『幸せ三昧』、中目黒の日本酒専門店『酒人あぎ』で料理長を務めた。 若き実力派のコースを味わえるとあって人気の同店は、「23時最終入店&閉店はゲストが満足するまで」という点も、深夜族を惹きつける魅力♥ まずは先付、刺身に焼き物、天ぷら、小鍋につまみを繰り出...
産地直送の旬魚に手業を凝らした正統派の鮨と、本格的な料理の二本立ての店が2014年12月に誕生した。店主・石田大樹氏は『青山えさき』を皮切りに、恵比寿『幸せ三昧』、中目黒の日本酒専門店『酒人あぎ』で料理長を務めた若き実力派。「お客様との会話を大切にした店を」と、白木のカウンターに立つさらしの仕事を志したという。 まずは先付、刺身に焼き物、天ぷら、小鍋につまみを繰り出しつつ、佳境の握りへ。福井・日向の漁師か...
取引先の人に頼まれて行った食事会。絵理奈の顔がとてもタイプだった。婚約した二人が主役だったので当然かもしれないが、聞き役に徹していて大人しい印象だった。 見た目は明るい感じだったので、その様子が気になった。何か悩み事でもあるのだろうか。昔から困っている女の子を見ると放っておけない習性がある。 もう少し話したいと思い、翌日連絡をした。すると、彼女の方から「飲みたい」という突然の誘い。女性に誘われた...
産地直送の旬魚に手業を凝らした正統派の鮨と、本格的な料理の二本立て。それもコース¥8,800という待望の新店が2014年12月に誕生した。 店主・石田大樹氏は『青山えさき』を皮切りに、恵比寿『幸せ三昧』、中目黒の日本酒専門店『酒人あぎ』で料理長を務めた若き実力派。 「お客様との会話を大切にした店を」と、白木のカウンターに立つさらしの仕事を志したという。まずは先付、刺身に焼き物、天ぷら、小鍋につまみを...
オープン1年を待たずして、“熟成鮨”の名店と言われるが、その魅力は、絶妙な温度管理で熟成をかける技術力のみならず、店主・石田大樹さんが現地を訪れ、生産者の熱意溢れるものを仕入れていること。それが客を惹きつけるのだろう。 たとえば米は、宮城県の木村正明さんが育てる「かぐや姫」を。これはササニシキの突然変異で、通常よりも長い時間をかけて成熟するためアッサリとしており、主張しすぎないうま味があるという。...
2010年にオープン。L字のカウンターにわずか6席の設えはもちろん、シャリに赤酢を使った端正な鮨も、店主・荒川真也氏の慈しむように握る所作も、相変わらず。店名に掲げた通り、「主役はお客さま」の志を貫いてきた。 偶然、見つけた西麻布の物件だったが、路地裏にあるため、フラッと入る一見はおらず、誰もがこの店を目指してやってくる。 それは、すぐ近くに駅がなく、目的を持つ人しか訪れない街の性格にも似ていて、改めて「西麻布で良かっ...
赤酢と粟国の塩のみを使うシャリは、ネタを選ばない柔和な佇まい。各地から届く旬魚と共に、店主・荒川真也氏の手で至高の鮨へと昇華される。...
西麻布交差点裏の6・5坪の店。新店とはいえどんな気難しい職人がお客を待っているのか、と思いきや。暖簾をくぐればいい意味で拍子抜けする。わずか6席のL字カウンター。「つい買い過ぎちゃった」土ものを中心とした器、修業先の大将から祝いにと贈られた田中正秋氏のシルクスクリーン、解いて額装したのは叔母の帯……。そんな「好きなもの」に囲まれ威勢のいい声でお客を迎えるのが、店主・荒川真也氏だ。 店の名には「主役はお客さま」...
広尾駅を商店街側に降り立つと、外国のファミリーや上品そうな主婦たちで賑わう明治屋ストアがある。 その前を恵比寿方面へ進み、商店街の賑わいも落ち着いた、天現寺交差点のほど近くに、一軒の鮨屋がある。 初めての二人が広尾で鮨…。いかにも狙い過ぎな響きである。まだ探り合いの段階で誘ったサシ飯が鮨だったなら、彼女も少し身構えてしまうかもしれない。...
魅力は、産地にこだわったメニューの数々。米はオーナーの阿部浩さんの父勝さんが新潟県魚沼市で生産したものを使用。魚介類は、契約したいくつかの漁港に限定して入荷している。 また、だし醤油にもこだわりあり。スタッフの田中政夫さんが、鰹節をじっくり煮込んで仕上げる、味わい深いものになっている。...
お香の奥ゆかしい香りが漂う小さな玄関を靴を脱いで上がると、廊下の先にこじんまりしたカウンターが現れる。 古い建具や設えには古民家を思わせる雰囲気があるが、艶っ...
「騙されたフリをするのも優しさのうち。」 そう言い切る正義は、化粧品会社を経営しており、周囲に女性も多い。それゆえ、港区女子の扱いも手馴れたものである。 ...
広尾駅から約10分歩いた、明治通り沿いに軒を構える『天現寺小野』。上品なお香の香りが漂うこぢんまりとした店には、店主・小野美勝氏の技に惚れ込んだ美食家たち...
あの日から3週間後。 私は、恵比寿にある『和BISTRO 88WANOBA』で、知り合いの仲間を集めた交流会に来ている。 ほんの数日前までは、家と会社の...
『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信する場でありたい”という想いが込められている。友達とのカジュアルな夕食や忘新年会など、いつでも気軽に使えるお店だ。 店主...
今夜、太一は恵比寿の『和BISTRO88WANOBA』にいる。 エネルギー系企業に勤める大学サークル仲間のひとりが米国から一時帰国しており、せっ...
「優作さん元気ですか?結婚したと風の噂で聞きました。今月から会社に戻り、ようやく社会復帰しました(笑)」 やる気を削がれていた水曜日の午後、一通...
こちらは、食事会やパーティー利用が多いため、ゆっくり味わうことのないままの星つけが多いのではないだろうか。 『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信す...
恵比寿ガーデンプレイス勤務が18年続く平良さんは、恵比寿にはレストランでもバーでも、「人と会話のできる店が多い」と話す。 そのうちのひとつが、この『...
囲炉裏や将棋盤が置かれ、思わず「ただいま」と言いたくなる懐かしい雰囲気の炭火焼き店。パチパチと炭が焼ける音に耳を傾けながら、金目鯛、のどぐろ、穴子などの魚の一夜干し...
祐樹(31歳)は出版社に勤めるファッション誌の広告営業マンだ。東京生まれの東京育ち。大学卒業後、新卒でこの出版社に入社した。 20代の頃は仕事に追われる毎...
パチパチと炭が焼ける音に耳を傾けながら、金目鯛、のどぐろ、穴子などの魚の一夜干しと一緒に、「野菜嫌いをも虜にする」という『My Room 雲母』。 ...
—大丈夫だったかな。 心配になりつつも、話を別の方向へと持って行く。 「麻里奈は、普段どういう所でご飯食べてるの?」 「友達と行くのは『槐樹』とか『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』とかかな。家族だと家が近いから、シェラトン都ホテルの『中華料理 四川』にはよく行きますね」 —おお、有名店を普段使いするんだな・・・。 「さすが麻里奈、セレクトするお店がオシャレだね〜」 そう言いながらも、もしかし...
「麻里奈は、普段どういう所でご飯食べてるの?」 気を許してきてくれたのか、突然呼び捨てになっていた弦太に少し驚きつつも、私は幾つかの店の名前を挙げる。 「友達と行くのは『槐樹』とか『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』とかかな。家族だと家が近いから、シェラトン都ホテルの『中華料理 四川』にはよく行きますね」 食べることが好きで、お店には詳しい方だと思う。でもその知識を男性にひけらかすのは、最も意味のないことだと重...
下野シェフがひとつの食材をふたつの料理へと仕立てる「ムニュードゥコンパレゾン」。素材の様々な可能性が感じられる魅力あるコースは、想像力の賜物だ。シェフがこだわりである”ありのまま”というスタイル。何度訪れても、そのたびに新しい発見と驚きがある。...
広尾の『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』は行きたかったお店だ。これは返信を打つべき理由がある。すぐに開封し、返信を打つ。 周りの友達からデートの鉄板、としてよく名が挙がってきていた『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』だが、実はまだ未訪問で、一度行きたいとかねてから思っていたお店だった。...
多忙かと思った里奈とのデートだが、日程はFIXできた。次は店選びだ。色々と店候補を頭の中で整理する。 広尾だったら、素材本来の味が楽しめるフレンチ『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』だったら間違いない。でも里奈のことだ、きっと色々な店に行っているだろう。 西麻布にできた話題の新店、『珀狼』などどうだろうか。そんなことを考えながら里奈とLINEしているうちに、徐々に不安になってきたことがある。 ...
フランス語で“ありのまま”を意味するア・ニュ。その瞬間の素材の魅力をありのままに伝えたいという想いから付いた店名だ。 多くのフレンチ通から支持される下野シェフが2009年にオープン、以来2010年から3年連続でミシュランガイドの1つ星を獲得している世の女性の憧れの店。...
「わぁ、素敵なお店!」 「よかった。しかも、今日は期間限定でフレンチと日本酒のマリアージュが特別に楽しめるんだ」 「日本酒とフレンチ?あまり想像ができないけど。ワインとかシャンパンはよく飲むけど、なかなか日本酒って飲む機会が少なくて」 「そうだよね。でも、きっと驚くから楽しみにしてて」 「サトシさん、日本酒まで詳しいんですね。日本酒に詳しい男性って素敵です」 「日本酒ビギナーのリサ...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ: 淡味 前菜:鮎のフリット グレープフルーツフィノ風味、他1品 アミューズ、魚料理 肉料理:石垣牛のロティ その内臓とひしおマデラ酒煮込み デザート、食後のお飲み物下野シェフは3種の「サンデマン」の持ち味を夏のランチメニューに活かした。 アペリティフには、新生姜と「ホワイト ポート」を合わ...
「桃子、村上春樹が好きって言う先生がいるよ」 二次会の途中で美里が強引につれてきた浩史は、背は高くないが胸板が厚く堂々としたたたずまいで、袖口からはパテック フィリップの時計が覗いていた。『風の歌を聴け』が愛読書だという彼。とんとん拍子に食事の約束が決まった。 彼が予約してくれたのは、広尾の『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』。王道に見えて、実は個性的でスパイシー。浩史らしい選択だ。...
様々な弁護士のライフスタイルや婚活事情を取材し、弁護士業界の現状や、弁護士の素顔に迫ってきた「弁護士婚活事情」。 最終回となる今回は、元プロ女子大生の美人弁護士が登場する。モテ職業の代表格である男性弁護士とは対照的に、女性は弁護士になった途端モテなくなると言われているが、そんな原則にはあてはまらない女性弁護士もいるようだ。<今週の東京婚活弁護士> 名前:芽衣27歳 勤務先事務所:銀座エリアの小規模法律...
同じ食材を「温かい料理」「冷たい料理」といった異なる温度や調理法で楽しめる、「ムニュードゥコンパレゾン」が『ア・ニュ』での瀬川さんのお気に入り。 「例えば、鴨を使ったお料理でも、胸肉のロティとコクのある肝のテリーヌの2皿がでてきます。その違いを楽しむのが醍醐味です。」 瀬川さん曰く『ア・ニュ』の雰囲気はデート向きで、デートでも訪れてみたいという。...
フレンチ業界きっての、シャンパンラヴァーなシェフといえば誰だろう?と思い、多方面にキキコミを敢行。その結果、白羽の矢を立てました、この方に! 広尾『ア・ニュル・トゥルヴェ・ヴー』の下野昌平氏である。 フランス滞在中にシャンパンの魅力に開眼し、オフの日も、料理のジャンルにとらわれることなく、食事と一緒に楽しむことが多いというからかなりのもの。 ハウスシャンパンに選んでいるのはアンリ・ジロー。「アンリ・ジロー...
ライチョウ特有の風味はエサとして食べてきた針葉樹のフレッシュな香りが由来だとされる。これを野ウサギ料理の定番、リエブル・ロワイヤルをイメージして、赤ワインで煮込んだ。コースにも組み込めるが、アラカルトでしっかりと味わうのがお薦めだ。¥10,000...
圭介が恵比寿の家に帰宅したのは22時頃だった。新規顧客獲得のため日帰り出張が続き、このところその報告や対応に追われ疲れが溜まっている。 これまでの実家暮らしなら、残業となると、残業中か会社帰りに適当に夕食を摂るのが習慣だった。圭介の両親も共働きでそれぞれ自由にやっているから、平日の夕食は基本的に用意されていなかったのだ。 だからこんな日は適当に食べて帰ってもよいのだが、「何か作るね!」と張り切る遥のLINEを見ると...
モダンで若々しく、でもどこかホッとするクラシカルな面も兼ね備えている。 ボノミーで4年間シェフを務めた岩田秀一郎さんが開いたのは、今時のパリにありそうなキュートなフレンチ。 何かひとつ熱々の料理を出したいと考えた結果、シグネチャーはシェフ自身も大好きなパイ包みに。冬はジビエ、夏は魚介など訪れる度に違うフィリングに出会える。...
—2週間前— 正式に会社を辞める前に、有給消化期間として丸一ヶ月時間があった。 その間に新しい会社の準備や打ち合わせなどをしながらも、僕はこの期間を色々な人に会う時間にすると決めていた。 そんな中、僕が真っ先に連絡したのは龍太だった。 「へぇ、サトシ会社辞めたんだ。意外だな」 会社を辞めたことを伝えると、龍太は心底驚いていた。 ポーカーフェイスの彼が目を見開くくらい、僕が...
五反田の『ボノミー』で研鑽を積んだ岩田秀一郎シェフによる独立店。クラシックな技法による味わいをモダンなビジュアルに仕立てた料理で、CPの高さに定評あり。 肩肘張らずリラックスできる居心地のよさ。「また連れてきて♥」と必ず言われると話すエビダンも!...
和也が予約してくれた『ici』は、カジュアルながらもきちんとした雰囲気のある、本格フレンチの店だった。同い年の男の子なのに、店選びのセンスは抜群だ。 また、和也は少し幼いのジャニーズ系の顔をした、ハルくんとはまた違ったタイプのイケメンである。 麻里は男の外見を重視するタイプではないが、カッコいい男の子とカウンター席に並ぶのは、もちろん悪い気はしない。 「で、麻里ちゃんは、何人彼氏いるの?」...
東京で30代前半のバツイチ女性は、モテる。 とにかくモテて、モテすぎる。 30代前半に限れば、結婚経験のない女性よりもバツイチ女性の方がモテるといっても過言ではないらしい。 計らずともバツイチとなり、落ち込んでいたあゆみ(32歳)だったが、離婚の先には薔薇色のバツイチ生活が待っていた!? 離婚後、食事会で知り合った6歳下の春馬から、結婚前から口説かれていた幸夫には婚約者がいると知らされる...
「あなた一体何がしたいのよ?」 春馬に呼び出された恵比寿の『イスィ』で、あゆみは問い質した。どうして彼はこんなにつっかかってくるのか。その理由が知りたいのだ。 あゆみの言葉を聞くと、春馬はしばしの沈黙の後ようやく口を開いた。 「別に、何がしたいとか目的なんてないよ。ただ、あゆみさんみたいにイタい女の人を見てるのが面白くて」 春馬は両方の眉を大げさなくらい上げて、「わかるでしょ?」とで...
翌週デスクでコーヒーを飲んでいると、後輩の女子社員からおずおずとしながら報告された。最近あゆみの下に配属されてきた27歳だ。 「あの、実はこの度結婚が決まりまして……」 「あら、そうなの。おめでとう!」 あゆみは心からの祝福を込めてそう言った。だが、後輩はなんだか申し訳なさそうにしているのだ。 ―もしかして、気を遣われてる……? あゆみの中で、離婚はもう終わったこと。後ろめたさ...
テーマは「フランスの美味しさをカジュアルなコースで」。そこで岩田シェフが腕を磨いたパリのレストラン『SENDERENS』やビストロでの味をプリフィクスで供してくれる。 そこには素材の力強さ、美味しさを「最小の足し算」でまとめあげた品々が並び、加えて、ドイツで活躍する韓国人作家の皿や南部鉄器の急須を使用するなど、アジアな雰囲気も随所に演出される。シェフの技術とマインドがちりばめられている(¥5,800)。可...
モダンで若々しく、でもどこかホッとするクラシカルな面も兼ね備えている。ボノミーで4年間シェフを務めた岩田秀一郎さんが開いたのは、今時のパリにありそうなキュートなフレンチ。 何かひとつ熱々の料理を出したいと考えた結果、シグネチャーはシェフ自身も大好きなパイ包みに。冬はジビエ、夏は魚介など訪れる度に違うフィリングに出会える。基本はプリフィクスコースだが、夜9時以降はワインと単品もOKと、深まる秋の夜にもおすすめだ。...
自分のInstagramを開き、彩奈にそのドラ◯ンボールが見事に再現された写真を見せる。 すると彩奈は瞬きをしながら、とびきりの笑顔を見せてくれた。 「わぁ〜!なにこれ。面白いですね〜。今度行ってみたいなぁ!」 「広尾は良い店がたくさんあるんだよ。こことかどうかな?僕の好きな店なんだけどね...」 僕は、『レストランオカダ』や『イル・ブッテロ』など、他の店の写真も見せた。 「これ哲也さんのアカウン...
どんなに行き届いたレストランにも必ず“死角”がある。それは、いい意味でゲスト同士が濃密な時間を過ごせるよう、レストラン側が払う配慮というものだ。 そんな死角とも言うべき半個室の空間を大切にするレストランがある。岡田宏シェフは、4年半のフランス滞在で、地素材をフル活用した本場のビストロ料理を極めた。 そのスピリットを東京で体現すべく、ここでは天然の魚介類や有機野菜など、国内外の吟味された食材を用いた季節感溢れる料理が看板...
フランスで修業した岡田シェフが腕をふるう。国内外の吟味された食材、有機野菜や魚介類を使った料理を季節感あふれる料理に仕立てる。 また、シェフはフランス滞在中に、住み込みでワイン造りに従事した貴重な経験をもつ。美味しい料理と厳選したワインを温かみのある店内でいただく幸せなひと時だ。...
いつ来ても美味しい発見のある店。『レストランオカダ』を形容するなら、この一言に尽きる。岡田シェフが吟味した山口県萩市の魚介類や国内外の良質な肉類などの食材を、フレンチベースの季節感を楽しめるメニューに仕立て、日替わりで提供。 ギャルソンの接客、店の雰囲気ともに温かく、極上の料理と心地よさについワインが進んでしまう。...
「慎吾、また痩せた?」 久しぶりに会う慎吾はどこか元気が無く、前からそこまでがっちりした体型ではなかったのに、更に痩せた気がする。 「慎吾、ちゃんとご飯食べてる?誰かご飯作ってくれる人とかいないの?」 つい、母親のような口調になってしまった。人が弱っているところを見ると、どうも放っておけない。何としてでも助けたくなってしまう。それが大事な慎吾なら尚更だ。 「俺は大丈夫だよ。それより美...
シェフが4年半のフランス滞在で学んだ、ビストロ料理を中心とした本場フランス料理が楽しめる店。 山口県萩より取り寄せている天然の魚介類や、長野県蓼科から届く有機野菜など、国内外の食材を用いた料理と美味しいワインを味わえば、誰もが自然と笑顔になる。カジュアルなデートにもおすすめだ。...
広尾の『レストラン オカダ』では、半個室の席を用意してもらった。人目があると話しづらい恋の話題も、ここなら安心だ。好みに合わせて選ぶフレンチのコースメニューという点も、みんなの好き嫌いを気にせず楽しめる為女子会にはぴったりだった。...
加奈子:カジュアルフレンチだと、広尾の『レストラン オカダ』も女子会の定番な気がします。 紗羅:確かに『レストラン オカダ』のコストパフォーマンスは最高。5,500円のコースで、前菜2品メイン一品と、かなり使い勝手の良いお店ですね。最後の焼きたてのフィナンシェ美味しいからどんなにおなかいっぱいでも食べてしまいます(笑)。客層も素敵で大人が安心して使えるお店ですよね。 淳子:私は最近和食での女子会も多...
シェフが4 年半のフランス滞在で学んだ、ビストロ料理を中心とした本場フランス料理が楽しめる店。 山口県萩より取り寄せている天然の魚介類や、長野県蓼科から届く有機野菜など、国内外の食材を用いた料理と美味しいワインを味わえば、誰もが自然と笑顔になる。...
どんなに行き届いたレストランにも必ず“死角”がある。それは、いい意味でゲスト同士が濃密な時間を過ごせるよう、レストラン側が払う配慮というものだ。 そんな死角とも言うべき半個室の空間を大切にするレストランがある。岡田宏シェフは、4年半のフランス滞在で、地素材をフル活用した本場のビストロ料理を極めた。 そのスピリッツを東京で体現すべく、ここでは山口県萩より取り寄せる天然の魚介類、長野県蓼科から届く有機野...
ー浩平くん。来週の金曜日空いてる?広尾に美味しいビストロ見つけたんだけど一緒にどうかな?ー この前の気まずい夜。 油断して最後に飲んだ桜色のカクテルは可愛いくせして度数が強かったようだ。 表面張力ギリギリの意識で結衣の勝ち逃げとなるつもりだったのに。 春を目前にして悪あがきのような底冷えの寒さに、帰り道、浩平はさも自然に結衣の手を握って、そして結衣は抗わなかった。 もちろん罪滅ぼしの気...
二回目のデートで二軒目の『Bar Rage』に誘えたかと思いきや、その場に親しげな他の男が出てきた。しかも自分より明らかにハイスペック。デューデリジェンスが厳しい結衣のことだ、おそらくあの男の方が自分より好みだろう。 深追いするのは、止めにしよう。 そう浩平はあの晩に結論を下した。すると数日後、結衣からのLINEが鳴った。 —浩平くん。来週の金曜日空いてる?広尾に美味しいビストロ見つけたんだけ...
南美と数也は休日のモーニングをコーヒーだけで済ませ、友達と別れ、店を出た。 クロックムッシュをオーダーしなかったのは、1時間後には南青山の『アクアパッツァ』でパスタを堪能するからだ。 「でもウチの親父は、朝ご飯しっかり食べてきそうだなぁ」 手を繋いで歩き出すと、数也が言った。 数也の父・昭一は、仕事をリタイアしたことを機に夫婦でハワイへ移住し、悠々自適の生活をしている。 そして今回、かつての仕事の事情...
日本ならではの食材を活かした東京発のイタリアンの旗印を作り、また優良な生産者と食べ手を結ぶ架け橋の役割を担ってきた日髙良実シェフ。パスタもイタリア伝統の郷土料理から和の食材を用いたひと品などさまざまで、ディナーにはパスタで締る4皿にドルチェを付けた7,350円のコースも用意する。旬の直送鮮魚を使った魚料理ももちろん、必食。...
五感で夏を堪能したいなら一流イタリアンへ。旬の太刀魚に刻んだミントを加えた香草パン粉焼きは、パリッと爽やか。ピュレ、グリル、フリットと味や食感を変えたズッキーニとのハーモニーは格別。...
広尾商店街沿いの地下にオープンした『お肉屋けいすけ三男坊』。三男坊ってことは、長男、次男、と兄弟店があるかと思いきや、ここが1号店目なのだ。 こちらの看板となる肉は「高森和牛」で、東京で扱っている店は珍しい。オーナーが希少で上質な高森和牛に惚れ込み、生産者に交渉した結果、仕入れることができた。...
オーナーのけいすけ氏が理想とする「厚切り焼肉」を最高の状態で提供すべく、山口県産の高森和牛のさまざまな部位を揃え、無煙ロースターの遠赤外線で焼いてくれるのがこちら。 ¥5,000から¥2,500刻みで3種類用意された焼肉コースの主役は、その日一番おすすめの赤身を2名分(160g)以上にカットした「極上塊肉」だ。...
デートで焼肉店を訪れるなら、肉の美味しさはもちろん、店の雰囲気も大切。肉食女子をエスコートして間違いないのが、今年5月、広尾商店街にオープンした『お肉屋 けいすけ 三男坊』だ。 オーナーの井上景介さんが「血統、飼育環境、育成方針のすべてにほれ込んだ」という山口県の高森和牛が堪能できるコースは¥5,000から用意。ゲストの前でスタッフが時間をかけて丁寧に焼き上げる塊肉は、見て眼福、食べて至福。味もコストパフ...
意外に昼の打ち合わせがや他の仕事が長引いてしまい、一度家へ戻りトップスは変えず、慌ててスカートだけチェンジ。女子会なので派手柄スカートで参加。 今日のお店は、2016年6月にオープンしたばかりで、友達の間で話題のお店『お肉屋けいすけ三男坊』へ。 女子会の場所は「美味しくて、話題のお店」が鉄板。グルメな友達からの口コミは非常に信頼でき、食べログよりもグルメな友達を頼りに。...
広尾商店街沿いの地下に5/16よりグランドオープンする『お肉屋けいすけ三男坊』。三男坊ってことは、長男、次男、と兄弟店があるかと思いきや、ここが1号店目なのだ。 通常8000円のコースが半額になるということは、半額の4000円!まさかの価格破壊だ! こんな太っ腹な話、狐につままれたように信じがたい。それでいて、肉の量も質もバツグンに良いのだ。〆に出てきたのは、本格的な白濁の牛骨スープ。実はここの運営...
拓也さんとすぐに日程が合い、お店は『ポンテ デル ピアット』を予約してくれた。 お店の扉を開けると、上質なインテリアで統一された優雅な空間が広がり、私はこの雰囲気に魅せられた。...
初デートの日程は、すぐに決まった。 予定がなかなか合わないとテンションも下がるが、こうしてスムーズに決まるのは幸先がいい気がして嬉しくなる。 僕たちの初デートは広尾にある『ポンテ デル ピアット』になった。 一見、入口だけでは何の店か分からない。しかし階段を下ると優雅な空間が広がっている、今予約困難な人気イタリアンレストランなのである。...
お食事会当日、指定された広尾の『ポンテ デル ピアット』に集まった女性陣は、いつものメンバーである。つまり、大学サークル同期のリカ、はるか、そして未央。 そして男性陣はというと、幹事であるリカの友人で外資系投資ファンドの男・カズ、そしてリカのリクエスト通り医師の松山という男、IT系企業の経営者・孝太の3名だ。 在籍期間がかぶっておらず、サークルなどにも所属していなかったようで知らなかったが、5歳...
広尾商店街沿いのビルの1階だが、奥まった場所にある入り口に期待が高まる。扉を開けると、上質なインテリアで統一された優雅な空間がもてなしてくれる。じわじわと人気を集め、オープンから1年を迎える前には予約困難な人気店に。 シェフを務める忠内秀哲氏は、マルケの『ウリアッシ』や、トスカーナの『ダ ブラカリ』をはじめとするイタリア本国の星付きレストランで修業を重ね、ヴェネトの三ツ星レストラン『レ カランドレ』では、...
未婚率が年々上昇中の現代ニッポン。極論、結婚不要説を唱える若者もいるが、素敵な毎日を送る華麗なる夫婦がいることも確か。本連載では、未婚率上昇・少子高齢化のニッポンに、待ったをかけるべく(!)ため息が出るほど素敵な結婚生活を送る夫婦ご紹介。結婚への希望、憧れを募らせる若者がひとりでも増えることを祈願!先週ご紹介した社内恋愛から結婚に発展したという現在結婚8年目の横田夫妻。某インターネット企業の執行役員と広報・IR...
まるで肉のオブジェの如きこの迫力! 肉ラバーならずとも思わず息を呑む豪快な一品は、イタリア料理店『アンビグラム』の一押しメニューだ。 同店の代表マネージャーは、あの『ドン・チッチョ』で表の顔を努めた米津真寛氏。ここでは、『ピンキオーリ』などのリストランテ畑を歩いてきた伊沢浩久シェフとタッグを組み、リストランテの繊細さとトラットリアの骨太さを兼ね備えた新たな味とスタイルを目指している。 肉料理も然り。写真の仔牛のロ...
「おしゃれして来てくれた?嬉しいなぁ」 待ち合わせに、一ノ瀬先輩は思いがけず時間より前に来ていた。私の姿を見つけると開口一番そう言って、「綺麗だね」と付け加える。 「素敵なお店を予約していただいたので」 一ノ瀬先輩が指定したのは広尾の『アンビグラム』。おしゃれな人たちのインスタグラムで、私も以前からチェックしていたお店だった。さすがは、モテ男である。 私もそれに応え、お気に入りのワンピースで臨んだ。 ...
暑すぎる夏だからこそ、おしゃれなスパークリングワインを飲んで盛り上がりたい! そんな遊び上手な大人にこそ味わって欲しいのが、話題の泡酒「コンタディ・カスタルディ フランチャコルタ ロゼ」である。 実はこのコンタディ・カスタルディは、先日開催された『東カレバチェラーNIGHT』にて、ボトル100本すべて飲み干されたスパークリングワインである。 今回は、噂のお酒を東カレ読者5名様にプレゼント!応募フォーム...
ファッション関係者も多く通う人気イタリアンの看板メニューは仔牛のロースト。 「塊でドンと出される仔牛は迫力があって、いつも一緒に来た友人たちが驚きます。そしてナイフを入れるとしっとりと柔らかく、お肉のくさみもまったくない。中心はほのかなピンク色で、お肉の優しい旨みを感じられます。1kgを8名くらいで食べるのもいいですね」...
後日、広尾の『アンビグラム』へ行き、それから月に2〜3回会うようになった。気が楽だったのは、彼は一切恋愛や結婚願望を持っていなかったことだ。一度目の結婚で自分は長期的な恋愛や結婚に向いていないと痛感したそうだ。 だからたくさんの女性とデートをするが、特定の誰かと付き合うこともしないと言い切る彼は、逆に信頼できる気がした。 「50過ぎて、老後のことが心配になったら考えようと思ってるよ」と悪びれることな...
2 ヵ月以内など、予約できる期日が決まっている店が多いなか、こちらは遠くの日程でも予約可能。念のため訪れる1 ヵ月前には、予約の再確認を忘れずに。...