オーナーシェフが中国のものよりも美味しいと絶賛する日本の豆腐を引き立てるために、にんにくや生姜を使わない。時付けが四川直送の黒豆(豆鼓)とオリジナル豆板醤・挽肉を炒め中国溜り醤油。たっぷりの山椒が、辛さに奥深さを加える。 種類が豊富なランチは混雑必至!中華好きでなくとも毎日通いたくなるリーズナブルな価格と居心地の良い雰囲気も魅力だ。 夜は仲間と大皿を取り分けあうのもよし、昼はピリリと辛い麻婆豆腐でお腹を満たすもよし。気...
和・洋・中と、美味しいものは何でも愛する高垣さんだが、中でも中華率は高めだそう。 「以前ご近所でよく通っていたのが、恵比寿の『HOI』。辛いものに目がないのですが、ここの麻婆豆腐はしっかり辛くて美味しい! 汗をかきながら、白いゴハンにのせて食べるのがいつものスタイル(笑)。そして麻婆豆腐でピリッとした舌を、なめらかで優しい甘さの杏仁豆腐で癒やすのもお約束です」...
中国の本場の味を極めた料理を、アラカルトで気軽に楽しめる『中華香彩ジャスミン』。 繁盛の理由は、1にも2にも、味の確かさとセンスの良さ。 メニューには東坡肉の宝塔仕立てやよだれ鶏などの伝統料理がずらり。 加えて中国の大豆味噌を使った魚介の炒め物など、中国各地で今、楽しまれている味を紹介しているのも魅力的だ。...
上海、杭州、四川などの代表的な名菜や、シェフが中国各地で出合った郷土料理の数々を展開。スパイシーでクセになる味わいがゲストを虜にする。 パクチーがこんもり乗った「JASMINE名物“よだれ鶏”蒸し鶏の特性香ラー油」は辛さだけでなく、しっかりと旨味のある味わい。...
中国の本場の味を極めた料理を、アラカルトで気軽に楽しめる『中華香彩ジャスミン』。 繁盛の理由は、1にも2にも、味の確かさ、そして、センスの良さ。 メニューには東坡肉の宝塔仕立てやよだれ鶏などの伝統料理がずらり。加えて中国の大豆味噌を使った魚介の炒め物や、ハーブやスパイスが利いたシンガポールのニョニャソースを添えた魚料理など、中国各地で今、楽しまれている味を紹介しているのも魅力的だ。...
彩乃とLINEのやり取りをしている一方で、僕は全く気合を入れずに行った、広尾にある『中華香彩ジャスミン』で開催された食事会で、萌香という女性に出会った。 家が近いこともあり何度も通っている店だが、相変わらずここのよだれ鶏は辛さのバランスが絶妙で、何皿でも食べたくなる。...
2011年に広尾にオープンした『中華香彩ジャスミン』では、こだわりの料理をアラカルトで気軽に楽しめる。 メニューには東坡肉の宝塔仕立てやよだれ鶏などの伝統料理がずらり。加えて中国の大豆味噌を使った魚介の炒め物や、ハーブやスパイスが利いたシンガポールのニョニャソースを添えた魚料理など、中国各地で今、楽しまれている味を紹介しているのも魅力的だ。 看板料理はしっとりと蒸し上げた総州古白鶏に15種類の香辛料...
「中華オタク」。山口祐介料理長は自らをそう呼ぶ。ラーメン好きでラーメン屋さんに憧れていた山口少年が料理人を志したのは中学1年の頃。 横浜中華街で初めて食べた東坡肉の柔らかな美味しさに魅せられ、以来、お小遣いを貯めては中華街に通ったという。 「その頃から寝ても覚めても中華のことばかりでした」と山口シェフ。調理課程のある高校に進み、卒業後は都内の店で働きながら2年間中国語も学んだ。 そんな情熱が周...
2016年3月10日で開店5周年。御存知の通り、5年前のその時期といえば、人々の足はなかなか外食に向かわなかった(当然ですが)わけで、オープンしたばかりのこのお店の行く末を心配する向きも多かった。 が、そんな逆境を跳ね飛ばし、見事、繁盛店に。今や、「コレド日本橋」にも支店があるほどだ。その理由は、1にも2にも、味の確かさ、そして、センスの良さ。 シェフは、中学生の頃から中華の料理人に憧れて中華街通い...
あーーーーーー暑い!こうも暑いと、やはり身体が欲するのは冷やし麺!とある休日の昼時に向かったのが恵比寿の『中華香彩 JASMINE』です。 言わずとしれた人気店のため、予約は必須。それはランチ時でも然り。この日も、午前中に思い立って、電話で予約。この一手間が美味しいものにありつくためには必要なんですよね。 目的はこちら!JASMINE名物のよだれ鶏を使った「特製ラー油香る よだれ鶏のせ冷やし麺(¥1...
『廣安』は、麻婆豆腐の醍醐味は辣油にあると実感させられる店である。 土鍋の蓋を開けた瞬間、ぐつぐつ煮たった鍋から芳ばしい香りを伴う湯気が立ち上り、食欲のスイッチが入る。 スパイスが入り混じる香りの中枢となっているのは2種の辣油だ。 シェフの田部広一郎氏が作るその辣油は、ひとつは八角や中国山椒、豆板醤などが入ったフレーバーが強いもの。 もうひとつはごま油と一味唐辛子主体のシンプルなものだ。...
恵比寿と広尾の間、明治通りから広尾一丁目の交差点を曲がると『上海四川料理廣安』はある。ご主人の田部広一郎氏は、16歳から中華一筋の大ベテラン。 こちらの名物が「廣安シューマイ(注文は2ケから)」。粗挽きタイプの挽肉のジューシーさと、干し貝柱の風味がほどよい。また、クワイのシャキシャキ感と長ねぎのしまった甘みも味のアクセントになっている。 その他にも、自家製ラー油のほかに、10種のスパイスで作る香味油を使った麻婆豆腐など...
恵比寿と広尾の間、明治通りから広尾一丁目の交差点を曲がると『上海四川料理廣安』はある。ご主人の田部広一郎氏は、16歳から中華一筋の大ベテラン。 こちらの名物が「廣安シューマイ(注文は2ケから)」。粗挽きタイプの挽肉のジューシーさと、干し貝柱の風味がほどよい。また、クワイのシャキシャキ感と長ねぎのしまった甘みも味のアクセントになっている。 その他にも、自家製ラー油のほかに、10種のスパイスで作る香味油...
辣油と胡麻だれのハーモニー豊かな四川担々麺に、ビシっとしびれる辛さに汗が噴き出る麻辣担々麺、夏限定の冷やし担々麺から裏メニューの汁なし担々麺まで、実に4種類もの担々麺がそろう『廣安』。 それに合わせて辣油も、香辛料たっぷりの香り辣油に辛み辣油、旨み増幅のためのにんにく辣油など3種も用意するマニアックぶりだ。これらを巧みに使い分けた4種を食べ比べてみるのも一興だろう。...
トレンディな食の達人が集まる恵比寿~広尾界隈に、食いしん坊魂に火をつける個性派の中華料理店がある。 『上海四川料理廣安』と記された看板がなければ、ここが中華料理店とは思えぬほどの目立たぬ店構え。どこか居酒屋チックな印象を受けるインテリアにも関わらず、メニューを開けば、意欲的な料理の数々に、食指が動く。 ピータンの卵まきや温蒸し鶏とレタスの特製醤油ソース、完熟トマトのエビチリソースに豚トロのオイスター...
恵比寿と広尾の間、明治通りから広尾一丁目の交差点を曲がると『上海四川料理廣安』はある。ご主人の田部広一郎氏は、16歳から中華一筋の大ベテラン。こちらの名物が「廣安シューマイ(注文は2ケから)」。粗挽きタイプの挽肉のジューシーさと、干し貝柱の風味がほどよい。また、クワイのシャキシャキ感と長ねぎのしまった甘みも味のアクセントになっている。 その他にも、自家製ラー油のほかに、10種のスパイスで作る香味油を使った...
「先輩、今日は『蔭山樓』にいきましょう♪私あそこの鶏白湯塩そばが食べたいんです」...
1月に入り、寒さがさらに厳しくなるこの時期は、やっぱりあったか料理が恋しくなるもの。 そんな時には、カラダを芯から温めてくれる名店『蔭山樓 恵比寿店』の「鶏白湯塩そば」や、「ズワイ蟹とフカヒレのあんかけそば」はいかが?こんな絶品鶏白湯を使用した〆の料理は、食事ラストのお楽しみ。まずはビールや紹興酒とともに『蔭山樓』でしか味わえない一品料理を味わっていこう。 なかでも必食なのが「日本一ご飯に合うおかず」としてTVで紹介さ...
オーナーシェフの蔭山健一氏は、一風変わった経歴の持ち主。京王プラザホテル『南園』などの中国料理店で修業し、ふかひれ料理の名店『筑紫樓』で料理長を務めた後、故郷の千葉にラーメン店を開き独立。 特製の鶏白湯スープが話題を呼び、ラーメン界では一躍時の人となるも、再び中華の道を究めようと自由が丘に創作中華の店『蔭山樓』を構えた。 2009年のオープンから時間がたった今も、ランチは数カ月先まで予約でいっぱいと...
コク深く口に広がるとろりとした食感がクセになる絶品食材フカヒレ。「フカヒレ」=「高い」というイメージがあるが、恵比寿の『蔭山樓』のランチなら千円台で味わえてしまう! 今回はただでさえお得な名店が、さらに豪華でコスパが高い「東京カレンダー読者限定メニュー」を用意してくれた!この機会に名店でフカヒレの美味しさを味わってみるしかない。...
中華の枠にとらわれず、自慢のフカヒレとラーメンをとことん追求し、素材の質や量、見映えから味わい、創作性までこだわり抜く。 夏野菜とユーグレナの冷麺 フカヒレ刺身のせは、ミネラルやアミノ酸などを多く含むユーグレナを練り込んだ翡翠麺の上に、ぷるんと大ぶりのフカヒレがのり、和の味わいに満ちたタレが合うことこの上ない。皿を涼しげに彩る朝採れ野菜と3種のソースも美しい。8月31日まで。...
シックな雰囲気のため、夜はひとりで訪れるというより、複数人で訪れたい(なにより、デートに相応しい)。自由が丘に本店を持つ『蔭山樓 恵比寿店』は、『恵比寿 筑紫楼』などで腕をふるった蔭山料理長のふかひれを中心とした料理が楽しめる。しかし、男の一人飯として、流石にふかひれはハードルが高い。 そこで、いつも注文するのが、麺メニュー。『黒酢のきいたサンラー湯麺』や『名物こだわり麺鶏白湯塩そば』、『ヘーゼルナッツ風...
瑞希と水野のマンションは直線距離にして100mも離れていない。 行きは毎度『タイガー餃子軒』で現地集合だが、帰りはいつも2人で歩いて帰る。 徒歩5分にも満たない帰り道が、いつもより短いような、長いような、不思議な気持ちだ。 小さな三叉路に差し掛かると、満開の桜が街灯に照らされている。 …右に行けば瑞希のマンション、左に行けば水野のマンション。 二人は自然と立ち止まる。 「毎週は無理でしょうけど…...
―ふぅ、間に合った。 念のため、瑞希はバス停の時刻表と目的地をもう一度確認する。 日中でも1時間に1、2本しか通らないバスを乗り過ごすと、この田舎では致命的だ。 駅に向かう最終バスの定刻まで、10分はある。 田んぼの傍に申し訳程度に置かれたベンチに腰掛け、瑞希は先ほど聞いてきた話を思い返した。 休日を返上しても、はるばる来てよかった、と思える訪問だった。 ―あとはここからどうするか、ね。 ...
その穏やかで柔らかい声音とは裏腹に、小原の言葉には強い意志が感じられる。 「僕は、自分の親戚・知人・友人の全てを巻き込んでこの事業を立ち上げました。事業に対して全責任を負っているのはもちろん、この法人が根差す理念に共感して応援してくれた彼らのためにも、絶対に守らなければいけないものがあるんです。 『仕事だから』なんて理由で僕はこの事業やってないんですよね。 失礼ながら申し上げると、上野さん...
上司や先輩に連れられて高級レストランを訪れる機会は多々あるものの、この店のように、明らかに”デート向き”な店には普段なかなか訪れる機会が無い。 『タイガー餃子軒』では何気なく会話出来ていたはずなのに、場所が変わると急に、どういう話をしたものか戸惑ってしまう。 「…そういえば水野さんって最初日系大手の証券会社だったんですよね?どうして外資系ヘッジファンドに移ったんですか?」 プライベートに踏...
しかし今日は、この発言が仇となった。 「それなら良い奴居るから紹介してやるよ!俺の大学の同期なんだけど、彼女募集中だからさ」 ―うわぁ、余計なお世話なんですけど… 思わず本音が顔に出そうになるが、かろうじて唇の右端を引きつらせるだけに留めた。 「ほんとですか!さすが先輩、頼りになります!」 ここまで本音と逆のことを言って可愛がられる必要があるのか…と思いながらも、瑞希は半ばやけ...
「うーん、天才か!」 広尾商店街の『タイガー餃子軒』のカウンターで、瑞希は思わず唸った。 フェンネルやクミン、エキゾチックなスパイスがふんだんに練りこまれた羊肉餃子は、瑞希の想像力の遥か先を行く味わいだった。 「また大げさな...まあ、美味しいけど」 今日も水野はハイボール片手に麻辣餃子をつまんでいた。 「ていうか毎週来てるのに、ぷっくり餃子しか食べたこと無かったってオドロキだよ」...
じゅわ...と口の中に広がるひき肉の旨味とキャベツの甘味に瑞希は目を細めた。 「はぁ...ほんっとうに美味しい。人類は餃子以外のものを食べる必要があるのか立ち止まって考えちゃうぐらい、美味しい」 「大げさだなあ...まあ、美味しいけど」 40代半ばほどの大柄な男が、向かいで呆れながらハイボールを啜る。 土曜の夜、広尾商店街の『タイガー餃子軒』は家族連れから若いカップルまで、思い思いに...
元は日本橋の小さな餃子店。半年ほど前に恵比寿へ移転し、より広く、そして今風に変貌を遂げた。看板の餃子の中身は、8割が野菜とヘルシー系。だがしかし、あふれ出る肉汁のジューシーさと、何も付けずとも楽しめるしっかりした味付けが、ひき肉ラバーたちを満足させる。 近く浅草店もオープンし、通販も展開中。快進撃から目が離せない注目店である。...
『レギューム』が目指すのは、「ハレの日ではなく普段気軽に使える店」。そこで店内はカウンター中心のスタイルとし、フランスの田舎料理をベースにした気取らぬ家庭料理をアラ...
しつらえは上質、しかし居心地は抜群な店だ。フランスの田舎料理をベースにした気取らぬ家庭料理をアラカルトで楽しめる。 定番の「キャロット・ラペ」や「鴨のコンフィ...
あの日から3週間後。 私は、恵比寿にある『和BISTRO 88WANOBA』で、知り合いの仲間を集めた交流会に来ている。 ほんの数日前までは、家と会社の...
『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信する場でありたい”という想いが込められている。友達とのカジュアルな夕食や忘新年会など、いつでも気軽に使えるお店だ。 店主...
今夜、太一は恵比寿の『和BISTRO88WANOBA』にいる。 エネルギー系企業に勤める大学サークル仲間のひとりが米国から一時帰国しており、せっ...
「優作さん元気ですか?結婚したと風の噂で聞きました。今月から会社に戻り、ようやく社会復帰しました(笑)」 やる気を削がれていた水曜日の午後、一通...
こちらは、食事会やパーティー利用が多いため、ゆっくり味わうことのないままの星つけが多いのではないだろうか。 『ワノバ』の店名には、“和の文化を発信す...
恵比寿ガーデンプレイス勤務が18年続く平良さんは、恵比寿にはレストランでもバーでも、「人と会話のできる店が多い」と話す。 そのうちのひとつが、この『...
囲炉裏や将棋盤が置かれ、思わず「ただいま」と言いたくなる懐かしい雰囲気の炭火焼き店。パチパチと炭が焼ける音に耳を傾けながら、金目鯛、のどぐろ、穴子などの魚の一夜干し...
祐樹(31歳)は出版社に勤めるファッション誌の広告営業マンだ。東京生まれの東京育ち。大学卒業後、新卒でこの出版社に入社した。 20代の頃は仕事に追われる毎...
パチパチと炭が焼ける音に耳を傾けながら、金目鯛、のどぐろ、穴子などの魚の一夜干しと一緒に、「野菜嫌いをも虜にする」という『My Room 雲母』。 ...
南美と数也は休日のモーニングをコーヒーだけで済ませ、友達と別れ、店を出た。 クロックムッシュをオーダーしなかったのは、1時間後には南青山の『アクアパッツァ』でパスタを堪能するからだ。 「でもウチの親父は、朝ご飯しっかり食べてきそうだなぁ」 手を繋いで歩き出すと、数也が言った。 数也の父・昭一は、仕事をリタイアしたことを機に夫婦でハワイへ移住し、悠々自適の生活をしている。 そして今回、かつての仕事の事情...
日本ならではの食材を活かした東京発のイタリアンの旗印を作り、また優良な生産者と食べ手を結ぶ架け橋の役割を担ってきた日髙良実シェフ。パスタもイタリア伝統の郷土料理から和の食材を用いたひと品などさまざまで、ディナーにはパスタで締る4皿にドルチェを付けた7,350円のコースも用意する。旬の直送鮮魚を使った魚料理ももちろん、必食。...
五感で夏を堪能したいなら一流イタリアンへ。旬の太刀魚に刻んだミントを加えた香草パン粉焼きは、パリッと爽やか。ピュレ、グリル、フリットと味や食感を変えたズッキーニとのハーモニーは格別。...
—大丈夫だったかな。 心配になりつつも、話を別の方向へと持って行く。 「麻里奈は、普段どういう所でご飯食べてるの?」 「友達と行くのは『槐樹』とか『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』とかかな。家族だと家が近いから、シェラトン都ホテルの『中華料理 四川』にはよく行きますね」 —おお、有名店を普段使いするんだな・・・。 「さすが麻里奈、セレクトするお店がオシャレだね〜」 そう言いながらも、もしかし...
「麻里奈は、普段どういう所でご飯食べてるの?」 気を許してきてくれたのか、突然呼び捨てになっていた弦太に少し驚きつつも、私は幾つかの店の名前を挙げる。 「友達と行くのは『槐樹』とか『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』とかかな。家族だと家が近いから、シェラトン都ホテルの『中華料理 四川』にはよく行きますね」 食べることが好きで、お店には詳しい方だと思う。でもその知識を男性にひけらかすのは、最も意味のないことだと重...
下野シェフがひとつの食材をふたつの料理へと仕立てる「ムニュードゥコンパレゾン」。素材の様々な可能性が感じられる魅力あるコースは、想像力の賜物だ。シェフがこだわりである”ありのまま”というスタイル。何度訪れても、そのたびに新しい発見と驚きがある。...
広尾の『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』は行きたかったお店だ。これは返信を打つべき理由がある。すぐに開封し、返信を打つ。 周りの友達からデートの鉄板、としてよく名が挙がってきていた『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』だが、実はまだ未訪問で、一度行きたいとかねてから思っていたお店だった。...
多忙かと思った里奈とのデートだが、日程はFIXできた。次は店選びだ。色々と店候補を頭の中で整理する。 広尾だったら、素材本来の味が楽しめるフレンチ『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』だったら間違いない。でも里奈のことだ、きっと色々な店に行っているだろう。 西麻布にできた話題の新店、『珀狼』などどうだろうか。そんなことを考えながら里奈とLINEしているうちに、徐々に不安になってきたことがある。 ...
フランス語で“ありのまま”を意味するア・ニュ。その瞬間の素材の魅力をありのままに伝えたいという想いから付いた店名だ。 多くのフレンチ通から支持される下野シェフが2009年にオープン、以来2010年から3年連続でミシュランガイドの1つ星を獲得している世の女性の憧れの店。...
「わぁ、素敵なお店!」 「よかった。しかも、今日は期間限定でフレンチと日本酒のマリアージュが特別に楽しめるんだ」 「日本酒とフレンチ?あまり想像ができないけど。ワインとかシャンパンはよく飲むけど、なかなか日本酒って飲む機会が少なくて」 「そうだよね。でも、きっと驚くから楽しみにしてて」 「サトシさん、日本酒まで詳しいんですね。日本酒に詳しい男性って素敵です」 「日本酒ビギナーのリサ...
-+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+--+-+--+-+-+- アペリティフ: 淡味 前菜:鮎のフリット グレープフルーツフィノ風味、他1品 アミューズ、魚料理 肉料理:石垣牛のロティ その内臓とひしおマデラ酒煮込み デザート、食後のお飲み物下野シェフは3種の「サンデマン」の持ち味を夏のランチメニューに活かした。 アペリティフには、新生姜と「ホワイト ポート」を合わ...
「桃子、村上春樹が好きって言う先生がいるよ」 二次会の途中で美里が強引につれてきた浩史は、背は高くないが胸板が厚く堂々としたたたずまいで、袖口からはパテック フィリップの時計が覗いていた。『風の歌を聴け』が愛読書だという彼。とんとん拍子に食事の約束が決まった。 彼が予約してくれたのは、広尾の『ア・ニュ ルトゥルヴェ・ヴー』。王道に見えて、実は個性的でスパイシー。浩史らしい選択だ。...
様々な弁護士のライフスタイルや婚活事情を取材し、弁護士業界の現状や、弁護士の素顔に迫ってきた「弁護士婚活事情」。 最終回となる今回は、元プロ女子大生の美人弁護士が登場する。モテ職業の代表格である男性弁護士とは対照的に、女性は弁護士になった途端モテなくなると言われているが、そんな原則にはあてはまらない女性弁護士もいるようだ。<今週の東京婚活弁護士> 名前:芽衣27歳 勤務先事務所:銀座エリアの小規模法律...
同じ食材を「温かい料理」「冷たい料理」といった異なる温度や調理法で楽しめる、「ムニュードゥコンパレゾン」が『ア・ニュ』での瀬川さんのお気に入り。 「例えば、鴨を使ったお料理でも、胸肉のロティとコクのある肝のテリーヌの2皿がでてきます。その違いを楽しむのが醍醐味です。」 瀬川さん曰く『ア・ニュ』の雰囲気はデート向きで、デートでも訪れてみたいという。...
フレンチ業界きっての、シャンパンラヴァーなシェフといえば誰だろう?と思い、多方面にキキコミを敢行。その結果、白羽の矢を立てました、この方に! 広尾『ア・ニュル・トゥルヴェ・ヴー』の下野昌平氏である。 フランス滞在中にシャンパンの魅力に開眼し、オフの日も、料理のジャンルにとらわれることなく、食事と一緒に楽しむことが多いというからかなりのもの。 ハウスシャンパンに選んでいるのはアンリ・ジロー。「アンリ・ジロー...
ライチョウ特有の風味はエサとして食べてきた針葉樹のフレッシュな香りが由来だとされる。これを野ウサギ料理の定番、リエブル・ロワイヤルをイメージして、赤ワインで煮込んだ。コースにも組み込めるが、アラカルトでしっかりと味わうのがお薦めだ。¥10,000...
鮨屋で野菜。そう聞くと、山の幸を握る、高知の田舎鮨のようなものを思い浮かべるかもしれないが、さにあらず!この日先付で登場したのは、軽く茹でた野菜を、西京味噌のソースで食べさせる逸品で、趣はまさに和風バーニャカウダ。 ほかにも、菜の花を添えたタコとタケノコの炊き合わせがあったり、貝類と春野菜のヌタがあったり。3種ある夜のおまかせ、すべてで飲兵衛の心を鷲掴みにする野菜料理が繰り出されるのだ。...
温野菜を西京味噌のソースで味わったり、夏野菜のお浸しをコンソメジュレがけにしたり。 寿司職人として長いキャリアを持つ星廣幸氏が打ち出すのは、野菜料理で和ませつつ、握りも堪能できる独自のスタイル。 「寿司に野菜を加えることで、健康的でより完全な料理が完成する」との氏の持論は、その味で見事に証明されている。...
温野菜を西京味噌のソースで味わったり、夏野菜のお浸しをコンソメジュレがけにしたり。 鮨職人として長いキャリアを持つ星廣幸氏が打ち出すのは、野菜料理で和ませつつ、握りも堪能できる独自のスタイル。 「鮨に野菜を加えることで、健康的でより完全な料理が完成する」との氏の持論は、その味で見事に証明されている。...
鮨屋で野菜。そう聞くと、山の幸を握る、高知の田舎鮨のようなものを思い浮かべるかもしれないが、さにあらず。この日、先付で登場したのは軽く茹でた野菜を、西京味噌のソースで食べさせる逸品で、趣はまさに和風バーニャカウダ。ほかにも、菜の花を添えたタコとタケノコの炊き合わせがあったり、貝類と春野菜のヌタがあったり。3種ある夜のおまかせ、すべてで飲兵衛の心を鷲掴みにする野菜料理が繰り出されるのだ。 店主の星廣幸氏は言う。...
その夜、『ラビスボッチャ』に集まった3人の女のうち、僕は1番好みだった(つまり、小柄で童顔で胸が大きい)マリエを口説き落とすことに成功した。 “有名私立大学出身”の“商社マン”という肩書きは、思っていた以上に武器となるらしい。 …というのは冗談で、実際のところ、タフで繊細な交渉を要する商談や四方八方に気を遣って臨む接待を通じて身につけた立ち居振る舞い、そして自信が、女性関係にも大いに役立ったのだ。 難なく自由が丘...
メインダイニングのグリルで焼かれるフィレンツェ風ステーキをはじめ、ダイナミックな料理は1993年創業当時のまま。本場感溢れる空間やサービスも人気の理由だ。 イタリアの風を感じるような開放感のあるこの店は、ワゴンで食材を選べるのも楽しい。...
料理から内装まで徹底的に本場仕込みのイタリアンレストランの定番メニュー。塩で味付けした黒毛和牛を炭火で焼いたビステッカは、肉の旨みを存分に堪能できる。 陽気で気取らない雰囲気は、仕事の打ち上げや仲間との語らいにピッタリ。ザックザックとイタリアンを食べたい時や、みんなで楽しみたい時に大活躍のお店だ。...
料理から内装まで徹底的に本場仕込みのイタリアンレストランの定番メニュー。塩で味付けした黒毛和牛を炭火で焼いたビステッカは、肉の旨みを存分に堪能できる。「主に仕事の打ち上げなどでザックザックとイタリアンを食べたいときに活用する、みんなで楽しめるお店です」...
「接待は、公私混同でいいと思うんです」と福田氏は断言する。365日毎日手抜きのない外食だからこそ、接待においても「1回の接待がつまらないなんて、許せない!世界の人口が70億人なのに一生でご飯を一緒に食べることができる人数は、8,000人くらいしかいない計算になるんですよ。だからこそ、その日接待をする相手には史上最高ハッピーな夜を過ごして欲しいんです。そうなるとやっぱり小手先の気遣いじゃ足りない。恋人との初デート...
深夜まで本格的なイタリアンがいただける界隈では貴重な店。2軒目のバー使いも可能。 メニューはアラカルトが豊富で、ワイン好きにはたまらない小皿が並ぶ。カウンター以外にテーブル席もあり、シチュエーションに応じてチョイスを。...
最初は、そこまで気にしていなかった。 しかしそれまで毎日にように来ていた連絡が来なくなり、無性に気になるようになった。“女は押しに弱い”と言うけれど、押しだけでなく“寂しさ”にはもっと弱い。 同時に、 心のどこかでこれまで裕翔をセーフティーネットのように使っていた自分を責める。 好意にあぐらをかいていた自分がダメなのだが、人は近くにいすぎるとその人の大切さや価値を忘れるもの。 幾度となく裕翔から送られて...
そんな中、麻衣子から連絡が来て、僕たちは久しぶりに二人で食事へ行くことになった。 「そっか〜じゃあ裕翔くんは転職するの?」 『ティグレ』の肉をつまみにしながら赤ワインを飲む麻衣子は、今日も一段と美しい。 「そうなんですよね。今の会社もいいんですけど。前から声をかけてくれている会社へ行こうかなと思っています。今みたいな大企業ではなくてベンチャーだし、将来は分からないですけれど」 「裕翔...
緩やかな坂の途中に、ひっそりと佇む『ティグレ』。一見入りづらい印象だが、扉を開ければフレンドリーな店主が温かく迎えてくれる。 料理は『リストランテ寺内』などで修業を積んだシェフが担当し、和牛や魚介のグリルをはじめ、パテからパスタまで多彩に揃う。 量は男気あふれるが、味は緻密で繊細。少しだけ食べたいときは、ハーフポーションにも応じてくれる。ワインの品揃えも申し分なく、グラスは常時4~6種(650円~)...
緩やかな坂の途中に、ひっそりと佇む『ティグレ』。一見入りづらい印象だが、扉を開ければフレンドリーな店主が温かく迎えてくれる。 料理は『リストランテ寺内』などで修業を積んだシェフが担当し、和牛や魚介のグリルをはじめ、パテからパスタまで多彩に揃う。「ワインに合う奇をてらわない男の料理」がテーマとあり、メインやパスタは2人でシェアしても十分なポーション。 量は男気あふれるが、味は緻密で繊細。少しだけ食べた...
「結婚なんかしない」 そう、言い張っていた。 今の生活を手放すなんて考えられない。自由で気まぐれな独身貴族、それでいいと思っていた。 仕事が何より大事だと自分に言い聞かせ、次々にキャリア戦線を離脱してゆく女たちを尻目に、私はただひたすら一人で生きてゆくことを決意していたのに―。 ”想定外妊娠”に戸惑っていたのもつかの間、千華ははじめてのエコーで心を揺さぶられ、たとえ独身だろうと産む決意を固める。 元カ...
3大商社で順調にキャリアを歩んでいる彼らは、間違いなくエリートだ。 だが、20代の商社マンの給料は、年下である24歳の楓のそれを遥かに下回る。 楓は、高給取りが偉いなどと思ったことはこれっぽっちも無い。 確かに外銀でのハードワークは高給によって報われているとも言えるが、必ずしも人の仕事ぶりや努力と給料は比例しない。 金融という業界が高いマージンで回っているだけだし、その会社の構造だって関係してくる。 ...
薫と亜里抄と女子会をした翌週金曜日。 百合はずっと目標にしている女性とともに、有栖川公園近くの『クリオーゾ』にいた。...
「『クリオーゾ』は、オシャレをして、大人っぽい気分で出かけたくなる素敵なイタリアンです」 広尾駅からすぐの便利なアクセスだが、階段を下った地下に広がる店内には、ゆったりとした時間が流れる。食事の時間帯にコース料理を満喫するもよし、少し遅い時間に訪れてアラカルトとワインで過ごすもよしと知っていると重宝するレストランだ。 「実は私、トマトが苦手なのですが、こちらのお料理ならペロリといただけちゃうんです。...
フルオープンキッチンに面するカウンターの一角には旬の魚介を収めたショーケースが鎮座。この店内で、ゲストとの距離感と、扱う素材の状態に徹底してこだわるシェフの姿勢を明確に示している。その志はパスタも然り。食べて旨いのは当たり前。ときには大胆な発想から生まれる、主役が明確なパスタは美味の、その先にある楽しさまで伝えている。...
ANA・ひらまつ・自治体3者の熱い想いから実現したこの企画。納税者は「返礼食事券」を通じて、ふるさとに眠る美味しい食材と巡り会える絶好のチャンスが得られる。さらに一度ファンになれば、指名買いをしてくれる可能性も高く、地方自治体にとっては願ったり叶ったり! そんな両者の橋渡し役を担うのが、ひらまつグループのシェフたちだ。シェフ自らがその土地に直接出向き、生産者と語らい、味わった素晴らしい食材を厳選。その食材を使用した期間限定の...
小川大樹氏が料理長に就任した際、自らのセンスで「総合芸術としての料理」を追求するために意識したのは、「(お出しした時に)お客様の顔が明るくなるような盛りつけ」。ソースは味だけでなく、視覚的な華やかさを出すためにも不可欠だ。 コンソメを含ませた聖護院大根にフォアグラのソテを合わせた写真の前菜(ランチコースより)には、やわらかな酸味とコクのあるベアルネーズソースをたっぷりと添え、赤ワインとポルト酒で煮込んだ山椒を細い線のように配...
レストランウエディングの草分けである『レストランひらまつ』。「美味しい料理でもてなしたいから」と選ばれることも多い。 「美味しいことはもちろん、心まで満たされる祝宴となるように」と、常に期待される以上を目指し、スタッフの持つ力を最大限に発揮して婚礼を支えていく。 抜群のチームワークが強みだが、それは仕入れ先も含んでのこと。小川大樹料理長自らが信頼を寄せる産地から、安心できる良質な食材を直接仕入れている。...