控えめな店構えながら、確かな味と良心的なボリュームが評判を呼び、ランチ時は行列ができるほどの人気店。店主の小菅ケイ子さんは「豚骨、豚皮、鶏ガラから取っただしと野菜だしをブレンドしたスープがうちのちゃんぽんの味の決め手ね」と胸を張る。 白濁したスープはなるほど、いくつもの素材の味が醸し出す深みのある味。太いちゃんぽん麺にも、しっかりと味が乗る。 食べごたえアリの餃子や、ニラのほか玉ねぎや人参の入るニラ玉ハムカツ、シュウマ...
聞けば、通の間で“カレーラーメンの元祖”といわれているのがコレ。ルーツは、昭和30年開店の千葉・小見川にある『ミノワ食堂』の人気メニュー。この店の2代目にあたる『かれー麺実之和』の創業者が、その味をブラッシュアップし、専門店を立ち上げたのだ。 コクはあるが脂っぽさは控えめなカレースープに合うのはチャーシューより豚バラ肉と、しゃぶしゃぶ用の薄切りをトッピング。 なるほど、これは妙案。夜は名物鍋やサイドメニュー、アルコール...
いわゆる「そば前」というスタイルが生まれたのは江戸時代。職人たちが仕事の後、一杯やるのに足繁く通ったのだとか。 そんな江戸時代のそば屋の現代版をめざし、六本木のまん中にオープンした店が『蕎麦六本』。...
いわゆる「そば前」というスタイルが生まれたのは江戸時代。職人たちが仕事の後、一杯やるのに足繁く通ったのだとか。 そんな江戸時代のそば屋の現代版をめざし、六本木のまん中にオープンした店がこちら。...
「嘘だろ?」 こちらを見つめる渡辺まりえの驚いた顔で、リョウは自分が心の声を表に出してしまっていることに気がついた。 まりえはバツが悪そうにぺこりと頭を下げると、さっさと自席に戻ってしまった。 加納が去ってから、これで2人目の退職希望者だ。1人目は、間違いなく会社の業績を押し上げてくれていた営業担当の長瀬だった。 宏樹が急ぎで後任候補探しに当たってくれているが、どうも様子がおかしい。...
いわゆる「そば前」というスタイルが生まれたのは江戸時代。職人たちが仕事の後、一杯やるのに足繁く通ったのだとか。そんな江戸時代のそば屋の現代版をめざし、六本木のまん中にオープンした店。 だし巻き玉子や天ぷらなど、なじみ深いメニューで一杯やった後は、二八の「石臼挽きそば」で〆る。カジュアルだけど本格派。ありそうでなかったお店だけに、注目が集まる。...
六本木交差点からほど近く、高い天井にコンクリート壁のモダンな内観。NY で「SOBA」の真髄を知らしめた小張幸一氏が手掛ける名店だ。 この空間でいただけるのは、石臼粗挽きのそば粉をその日の分だけ店内で打つ香りの豊かなそば。一口すすれば、会津や福井の新鮮なそばの香りが口内にほとばしる。 店内には、昼間からワインや日本酒とともにそば前をつまんでいる客もちらほら。ゆったりとした大人の時間がここには流れている。...
のしたそばのように見える和紙や、そば切り包丁をイメージした間仕切りなどモダンな造りの店内。これは、ニューヨーク店も手掛けたデザイナーによるアイデアだ。 この空間でいただけるのは、石臼粗挽きのそば粉をその日の分だけ店内で打つ香りの豊かなそば。一口すすれば、会津や福井の新鮮なそばの香りが口内にほとばしる。 店内には、昼間からワインや日本酒とともにそば前をつまんでいる客もちらほら。ゆったりとした大人の時間がここには流れている。...
蕎麦 六本木 高い天井にコンクリート壁、そして現代アートの数々。NY で「SOBA」の真髄を知らしめた小張幸一氏が手掛けるこちらは、従来の蕎麦屋に対する概念を打ち砕くモダンな佇まいの一軒だ。 石臼挽きの蕎麦粉で丁寧に打った手打ち蕎麦には、伝統を継承しつつ、それに胡坐をかかない老舗の矜持が感じられる。ちなみに大八木氏の一押しは名物の「生うに蕎麦」(時価)。惜しげもなく盛られたうにを蕎麦とつゆによく絡め...
サントリー美術館の横に佇む店は「和食屋が手掛ける蕎麦屋」という、コンセプトで2016年の3月にオープンした。ジャパニーズモダンな店の料理は、和食中心。 魚料理は店主が漁師の経験もあるだけに、仕入れた魚は自信を持っての選りすぐり。蕎麦のメニューは「海老と季節野菜の天婦羅蕎麦」、「鴨南蛮蕎麦」など温冷豊富だ。...
西麻布の日本料理店『ふるけん』の店主、古川弘英さんがラーメン店をオープン。和の料理人らしく昆布、鰹節、煮干し、どんこでとった極上出汁と動物系の出汁を合わせたスープは澄んだ味わい。定番の「醤油ラーメン」¥850は香る醤油が食欲をかきたてる。 低温調理したハーブ風味の薄切りと角煮のようなトロトロの厚切りの2枚の異なるチャーシューも手が込んでいる。夜は「煮穴子」や「馬刺し」などの一品料理で飲んでラーメンで〆る居酒屋としても使える。...
熾烈を極める東京婚活市場。 その中で「結婚したいのに結婚できない」と嘆く女には、いくつかの共通点がある。 ある行動により自分の市場価値を無駄に下げる女、逆に実態なく価値を上げ過ぎて機会損失している女……。 これまで、24時の誘いに乗る女、都合のいい女、提案してしまう女、王子様を探す女、食事会NG通告を受けた女などの事例を紹介してきた。 今回登場するのは、読者モデルをしている真子。美しい彼女が、結婚できない理...
劇場型の内装で、六本木らしくシャンパンを開けたくなるスタイリッシュな雰囲気。だが、派手なパフォーマンスをするBARではない。ここはラーメン一筋の店なのだ。 オーナーの入江瑛起氏は、福岡県で『玄黄』や『麺劇場 玄瑛』、東京・広尾で完全予約制のラーメンダイニング『ゲンエイワガン』をオープンさせてきた。 昨年10月にオープンした新店の『麺劇場 玄瑛 六本木店』でもまた数々の創作メニューを生み出し続けている。通常メニューは、2...
2012年、惜しまれつつ閉店した恵比寿の人気店「らーめん香月」が今年1月、六本木で復活。 スープに背脂を散らせてコクを出す、いわゆる「背脂チャッチャ系」元祖のあの味は健在! 背脂のこってりとした風味はありつつ、後味はさっぱり。このスープの後引く旨さ、ほどよいコクは中毒レベル。...
前回までのあらすじ 結婚後、子どもを持たない生活を選んだ太一と愛子。結婚前と同様に時間とお金を自由に使い、お互いを尊重し干渉しない暮らしに満足している2人。 夫・太一の浮気に勘づいた愛子は、6年振りに偶然再会した昔の恋人・寛と2回目のデートに出かけた。一夜を共にする気でいた愛子だったが、寛には全くその気はなく、自信を喪失。太一の浮気相手・葵は、太一に本気になり始め、愛子に対する嫉妬を膨らませていた…。 東京DIN...