明治18年創業のそば所。2016年の2月に7丁目から移転し、コリドー街そばへ。名物の「コロッケそば」¥1,050は、初代店主が発案したもの。 コロッケと言うが、鳥のミンチと山芋を合わせ、素揚げしたもの。やさしい味わいが特徴で、多くの人が注文する。蕎麦前を楽しんだ〆に食べたい銀座名物の一杯だ。...
丸鴨から取った鴨ならではの味わい深いスープがポイント。細やかな温度管理で絶妙の加減に仕上げた半熟鴨チャーシューも旨い。 トッピングをプラスするなら、濃厚な卵黄にほんのり昆布の風味を移した「昆布〆卵黄」がおすすめ。...
以前、銀座の割烹で料理人をしていた店主が目指したのは、割烹の人気メニューだった「鯛茶漬け」の味わいを彷彿とさせるようなラーメン。...
以前、銀座の割烹で料理人をしていた店主が目指したのは、割烹の人気メニューだった「鯛茶漬け」の味わいを彷彿とさせるようなラーメン。 さっぱりと上品な味わいの中にもしっかり奥行きを感じさせるようなスープは、〆の「鯛飯」でも味わって!...
ニュー新橋ビルの隠れた名店。立ち食い蕎麦店にも関わらず、名物は15種類のスパイスを使った本格インドカレー¥450。専門店顔負けの味に、新橋のサラリーマンもノックアウト!...
手打ち蕎麦、炊き込みご飯をはじめ、契約農家から届く信州の新鮮な食材を使用した一品料理が揃う『銀座 真田 SIX』。 信州の地酒やワインも充実しており、ディナーからランチまで、さまざまなシーンで利用できるレストランだ。 料理から器、店内の装飾にいたるまで一つひとつ丁寧に作りこまれた、手作りの温もりを感じる、家庭的な雰囲気が特徴的。...
店名:銀座 真田 SIX 住所:中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F 電話:03-3573-8871 営業時間: ・ランチ:11:00~17:00 ・ディナー:17:00~23:30(フード L.O.22:30 / ドリンク L.O.23:00) 席数:99席(半個室2部屋 / 6〜8名様用1室、8名様用1室) 公式サイト:http://ginza-sanada.com/...
ご夫婦で切り盛りする、居心地のよいラーメン店。当初より続けている自家製麺は、コシのあるちぢれ細麺で、懐かしさ漂うシンプルな醤油味のスープと相性ばっちり。無化調・無添加のホッとする味わいだ。...
終日行列が絶えない人気店。動物系と魚介系のWスープ仕立ての濃厚なつけ汁は、仕上げにかつおの粉末を溶かしたポークオイルが振り掛けられ、コクのあるしっかりした味わい。 初めて訪れたなら、炙りチャーシューと味玉がのった「特製」を選ぶべき!...
秘伝のタレにコクのあるゴマやピリ辛のラー油などを加えた独特のスープが特徴。食べているうちに、徐々にゴマの濃厚な香りが感じられるよう「二段仕込み」に仕上げてあるのが自慢だ。 限定20食の「あさり入りらーめん」や「濃厚魚介系つけ麺」も人気。...
「自分で飲食店をやることになるなんて考えたこともなかった。それが、今じゃ銀座で手打ち蕎麦の店をやってるんだから、人生って本当に面白いものですよね」。そう言って笑顔を見せるのは、今年で開店5年目を迎える『銀蕎麦 國定』の店主、國定美恵さんだ。群馬に生まれ、栃木で育ち、大学卒業後は、ドイツ・ミュンヘンの大手百貨店に勤めた。 「デパート勤務時代は、販売やバイヤーなど、いろいろなことを経験しました。海外に出てみると、日本の良さを客観視で...
◎飲みの雰囲気 ~はじめは真面目に経済を語り…~ 社内飲み=個別のプロジェクトの打ち上げ。その際の会話はマクロ経済としょうもない話が半々。1次会で終わるときもあれば4次会まで続きキャバクラに流れることもある。 ◎会計内訳 ~一夜でひとり5万なんて豪快な夜も~ 打ち上げの場合は会社経費が出る。かつては青天井だったらしいが今はひとり¥5,000。私費の場合、若手は¥3,000、マネージャー1万円、パートナー3万円程度。...
以前勤めていた出版社は、サラリーマンの聖地新橋。ランチタイムはこの世の天国と言われるほど、多彩なジャンルの選択肢があり、しかもどれもリーズナブル。なかでも当時、よく通っていたのが『七蔵』。久方ぶりに再訪してきました。...
天ぷらの常識をことごとく打ち破り、ひたすらに自身の道を邁進する近藤文夫氏。50余年もの研鑽の果てに生まれた名作たちは、東京で食せる天ぷらの中でもひときわ目映い輝きを...
『てんぷら近藤』のメニューは、海老や海鮮も入るが、多彩な野菜によって構成されている。 現在でこそこの構成が一般的になったが、近藤氏が「山の上ホテル」に就職した...
日本で一、二を争う天ぷら名人の近藤文夫が「天ぷらは蒸し料理」とこだわるコース料理。そのなかに同じくイタリアンの道を極めんとする料理人が愛してやまない「小エ...
「二回目のデートで何を食べたい?と女性に聞いた時、真っ先に“天ぷら”と答える女性って少ないですよね?(笑)」 確かに、イタリアンやフレンチ、和食...
ごま油のなかでみごとな“作品”を作る『てんぷら近藤』の近藤文夫さん。出てくる天ぷらは、こんな組み合わせまで! と驚くようなものもある。それと同時に感心する...
天ぷらの常識をことごとく打ち破り、ひたすらに自身の道を邁進する近藤文夫氏。50余年もの研鑽の果てに生まれた名作たちは、東京で食せる天ぷらの中でもひときわ目...
『山の上ホテル』の時代から、揚げ手としての才覚を発揮していた主人の近藤文夫氏が目指したのは、「誰にでも来てもらえ、食べてもらえる天ぷら屋」。名店だが、誰に...
北は北海道、南は沖縄まで。店主の近藤文夫氏は、全国の産地に直接赴き、その時期、最も美味しい状態の素材が手に入るよう労を惜しまない。そうして出会ったものであ...
『山の上ホテル』の時代から、揚げ手としての才覚を発揮していた主人の近藤文夫氏が目指したのは、「誰にでも来てもらえ、食べてもらえる天ぷら屋」。ごま油のみで香...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した店主の山西和文氏。コースには先付けから〆ものまで少量ずつ10品以上が並び、多彩な味を楽しませてくれる。 きんぴらや...
銀座『うち山』、赤坂『津やま』を経て独立した山西和文氏。そこに加わるのはきんぴらごぼうなどの家庭料理。好対照に地味で素朴だが、出しを煮含ませた大根の味わいは日本料理...
名前:稔(35歳) 職業:大手メーカー勤務 推定年収:900万 水曜18時半。待ち合わせの『インペリアルラウンジ アクア』に稔さんは、5分前に現れ...
17F『インペリアルラウンジ アクア』では、なんとL.O.24時のミッドナイトハイティーを提供。 乾杯用シャンパンに、三段スタンドには和牛イチボ肉の赤ワイ...
メールを送ってから15分ほど経った頃、期待していなかった彼女から返信がきた。 「今、『インペリアルラウンジ アクア』にいるの」 ー帝国ホテルな...
私、まだいけるよね?まだ、大丈夫だよね? 俊哉さんに背を向け、瞼を閉じた。 ◆ 「満理奈、この間の雑誌も見たよ!新しいミニ財布、可愛...
「帝国ホテル 東京」本館最上階に位置するバーラウンジ『インペリアルラウンジ アクア』でも、フリーフローが開催中だ。 この通称「アクア」は、夕方は落ち...
『お茶屋Bar楓』に着くと、ベージュの柔らかいシルク地のシャツにチェックのタイトスカートを履いた彼女が、一人でカウンター席に座っていた。 今日は珍しく、ウ...
お客様が心から寛げるよう、カウンター席を座敷にしています。京都祇園の歴史あるお茶屋のように、奥行きが感じられる造り。カウンター背面に竹林の坪庭を配し、また靴を脱いだ...
筋金入りの日本酒好きは、秋の到来を待ち望む。なぜか。ひやおろしが発売されるからである。ひやおろしとは、秋から春に醸した酒を蔵で静かに寝かせ、ひと夏越えたところで出荷...
結果から言うと、宮瀬の効果は絶大だった。 すぐに噂の発信源を突き止め(元から当たりはついていたらしい)、その人物を説得してきたらしい。何をどうしたのかは教えてくれなかったが。 氷室が昼食に出ようとしていたところ、今朝失礼な態度を取って来たアソシエイトが、わざわざ追いかけてきてランチに同行したいと言ってきたのには驚いた。 宮瀬が風向きを変えたのは、明白だった。 氷室は、女性のネットワークの恐ろしさを感じた...
森田実沙子、30歳です。今、8ヶ月になる娘がいて、専業主婦をしています。 専業主婦をしている上で大変なこと…。 うーん、そうですね…でも家事代行の方も来てくださっているし、おかげさまで睡眠時間が少なくてもなんとかやれていますよ。お料理は好きですし、苦になりません。 ただ一つ。 初めて会うママさんには、あまり自分の素性を話さないように気をつけています。 それからどんなに仲良くなっても名前には“さん”...
梅雨入り前の5月の東京は、都会とはいえ緑豊かだ。 日比谷公園の青々と茂る美しい新緑を眺めながら、私と両親は、帝国ホテルの『レ セゾン』に向かった。 老舗ホテルの重厚感のあるエントランスを、セルジオロッシのハイヒールで通り抜ける。 私はここ数年の東京生活で、こういった場所に足を踏み入れる緊張感は、ほとんどなくなった。むしろこの洗練された空間に入るほど、小気味よく気が引き締まり、背筋がすっと伸...
亜希は、帝国ホテルの『レ セゾン』で長年の恋人・雄二を待っている。...
『帝国ホテル 東京』内にある『レ セゾン』の「『レ セゾン』の朝食フルコース ル スティル ティエリー」¥9,000(税込サ別)が凄すぎると話題だ! まず、一品めの卵料理から、すでに朝食のレベルを遥かに越えている。 銅製の鍋を使いゆっくり丁寧に仕上げ、バターとプロヴァンスオリーブオイルを香らせたスクランブルエッグは、通常のモノとはまるで違うなめらかな口あたり。そして黒トリュフが惜しみなく加えられ、さ...
「裕子さんは、どちら出身なの?」 「裕子さんは、どちらの大学に通ってらしたの?」 そんな彼女の質問攻めが行われたのは、帝国ホテルの『レ セゾン』だ。母親は、ここのフレンチが好物で、東京に来る時は必ずここを使う。藤色の着物を綺麗に着こなし、しかしこの場にはその一寸の隙もない着物姿は威圧的に映るだけな気がした。 彼女に会わせたのは、桜が美しく咲き乱れる4月の、まだ寒さが残る日だった。可哀そうに、質...
彼に毎年連れて行ってもらう『レ セゾン』でのディナーも、今年で10回目になりました。 彼は裁判官をやめて、今年から東京で弁護士事務所を始めたそうです。「良い裁判官が良い弁護士になれるとは限らないからね」と笑う洵の少し増えた白髪を見ながら、単身赴任を終えて家族と過ごす彼の姿を想像しました。 そのときの私には、彼が東京に戻ってきたことを喜ぶ気持ちも、家族と同居することを恨む気持ちもありませんでした。...
神奈川県の公立高校から、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、丸の内の大手人材会社に勤める絵理奈(30)。周りの友人たちは“恋愛対象になるのは最低でも早慶レベル"と口を揃え、その言葉を証明するかのように42歳の「元」慶應ボーイ・芹沢やコスパ重視の一橋卒・淳一郎など様々な学歴の男性とのデートを試みる。 その中でも東工大卒の健二の誠実さに惹かれ付き合うが、女心が分からない彼に我慢ができず別れてしまう。その後京大...
『帝国ホテル』のロビーに行って、2人で本館中2階『レ セゾン』の個室で食事することにしました。 お店に着いたのは、ちょうど夕方と夜が交替するような時刻で、私がいちばん好きな時間でした。それを話したら、「こういう時間は、逢魔時(おうまがとき)と言って、交通事故がいちばん多い時間なのよ」なんて久美子が言いました。 「では私がいま会っているのが、魔物ってこと?」と言ってみました。彼女は学生時代から、すぐに...
「家を売って、妻と子を連れて東京へやって来た。その腰と肝の据わり方に、改めて『彼しかいない』と思ったんだ」『帝国ホテル 東京』総料理長・田中健一郎氏がつぶやいた言葉だ。 同ホテル『レ セゾン』リニューアルに際し、小林哲也社長と田中氏が出逢ったのが、シャンパーニュ地方の三ツ星レストラン『ボワイエ・レ・レクイエール』でシェフを務めていたティエリー・ヴォワザン氏である。小林・田中両氏との幸福な遭遇を得て、6年半...
同期会も後半は環奈と離れ、僕らはお互いに別々の輪の中にいた。 「すごく雰囲気変わったよな、大人っぽくなって」 同意を求められるように囁かれ、遠目に環奈をもう一度見る。 学生時代、ともにロボット研究に勤しんでいた彼女は桜蔭出身だった。熾烈な中学受験を戦い抜いた共通点があるせいか、よく話したわけでないが、どことなく馬が合ったのを思い出す。 「うーん。そうなのかなぁ」 僕は曖昧に言葉を濁す。 ―環奈も...
「夏希。ちゃんとお付き合いしてる人、いないの?」 ひと月ぶりに顔を合わせた母は、『鮨 竜介』で最後の一貫を食べ終わると早々にため息をついた。 毎月定例の、母とのランチ。 毎回母のご機嫌を損ねないよう細心の注意を払っているものの、ここ最近は不機嫌そうに「結婚」をほのめかすことが増えていた。 「仕事もいいけど、このままじゃあひとりぼっちよ?お母さん、心配だわ。」 そう言った母の目には、はっきりと失望の...
『鮨 竜介』へと下りる階段は狭く、まるでトンネルのよう。だが、下りきった先に品格のある白木の扉が待つ。 そして扉の奥には7席だけの小さな空間。そこにあしらわれた檜のカウンターが、凛とした高級感を漂わせる。 とはいえ、大将の山根竜介さんは39歳と同世代。共通の話題も多く、すぐに打ち解け、会話が弾む。...
「へぇ。その彼氏とは長いの?喧嘩でもしたのか?」 —なんだ、恋愛相談か。 龍平はいつものことだと思い、ぷっくりとした厚みのある『鮨 竜介』の大トロの握りに視線を戻す。 龍平は何故か昔から、女性の恋愛相談に乗ることが多かった。 話しやすいのか、男として見られていないのかは分からないが、“的確なアドバイスをくれる”と、女性陣からの信頼は厚いのだ。 —はぁ...なんて美味しいんだ。 ...
銀座で食事ならこのジャンルは外せない。今夜は鮨で決まりだ。 ところで多くの鮨店は18時〜と20時〜という2回転での営業が多い。会社帰りのデートは必然的に2回転目、20時からの食事となった。 待ち合わせは19時。つかの間の〝銀ブラ〞を今、断然人気の『ギンザ シックス』でしているうちに、いつしか時間は20時近くに。『銀座久兵衛』などで腕を磨いた若き大将・山根氏は銀座の店ながら“楽しく食べられる店”を心が...
記念すべき初デートは、今一番好きだと言っても過言ではない『鮨 竜介』にした。 ここ数ヶ月の間、毎月欠かさず通っている店で、かなりお気に入りだった。 よく通っているうちに大将にも顔を覚えてもらっており、下手な女性は連れて行きたくない。瑠里子こそ、この店がふさわしいように思った。 凛として、美しい彼女との初デート。中途半端な店に連れて行き、“この程度か”と思われるのは嫌だ。 初デートで鮨...
「お待たせしました。」 待ち合わせ時間に5分くらい遅れて登場した瞬間、航平さんが眩しそうに私を見つめる。 私は、男性からのこの視線が大好きだ。 毎回、ちょっと気合いを入れて身体のラインが分かる服装をしていると、男性は嬉しそうに私を見つめてくる。 —今日は、どの角度から見られても大丈夫。 お寿司屋さんのちょっと明るめの照明にも耐えられるよう、毛穴のカバーは完璧にしてきた。...
塩昆布かと思いきや、香り高いトリュフが散らされたヒラメのつまみ。『鮨 竜介』では、鮨屋ではあまり見かけない食材も登場する。 「お客様が喜んでくれるなら、もっと自由でいいと思います」と語るのは、36歳で独立を果たした山根竜介氏。 トリュフのほか、キャビアやフォアグラといった食材もおまかせのコースのなかで、違和感なく供される。もちろん握りも秀逸。赤酢と米酢の酢飯を種によって使い分けている。...
塩昆布かと思いきや、香り高いトリュフが散らされたヒラメのつまみ。『鮨 竜介』では、鮨屋ではあまり見かけない食材も登場する。 「お客様が喜んでくれるなら、もっと自由でいいと思います」と語るのは、36歳で独立を果たした山根竜介氏。...
「へぇ......結局、ひな子はあの若者が好きだったのね」 久しぶりに会った慶子は感心するように頷きながら、琥珀色のシャンパンに口を付ける。 先日は女子会に突然恋人の俊介を連れてこられたため、二人は険悪ムードに突入していたが、今日は思い切ってひな子から銀座のシャネル屋上の『ル・ジャルダン・ドゥ・ツイード』に誘った。 とにかく、親友の慶子に裕太の話を聞いて欲しかったのだ。 以前は「同...
指定された銀座の『鮨 竜介』に到着すると、直樹はすでに清潔感のある白木のカウンターに座っていた。 若かりし頃にやんちゃな恋に落ちた直樹と品の良い鮨屋で肩を並べているなんて、随分と大人になった気がしてしまう。...
「え?何よ急に...」 「ひな子、『たきや』以来、例の若者には会ってないわよね?」 不意打ちで探りを入れられ、ひな子はぎくっとする。裕太のことは黙っておきたかったが、勘の良い彼女に隠し事をするのは難しそうだった。 「何よ、若者って......裕太くんは同い年よ。あのあと『竜介』と『かわむら』にも一緒に行ったけど......」 「うそでしょ?まさか、それもワリカンだったんじゃ........
―私の好きなメニュー、考えてくれるんじゃなかったの...! ひな子の密かな期待とは裏腹に、『竜介』の誘い以来、裕太からの連絡はしばらく途絶えていた。 LINEの通知が来るたびに、ひな子はどうしても裕太の顔を思い浮かべてしまうのだが、相手は星の数ほどいる男友達(通称“おしょくじがかり”)ばかりである。 日に日に苛立ちが募り、ひな子はスマホが鳴る度に、舌打ちしたいほどの感情に駆られていた。 ...
柄にもなく、ひな子は前回よりもさらに緊張した足取りで『鮨 竜介』に向かっていた。裕太の提案する店は、やはり同い年とは思えないセンスの良さだ。 銀座でも指折りの鮨屋に向かう高揚感もさることながら、自分でも信じられないが、ひな子は裕太に会うこと自体に、説明のつかない気恥ずかしさを覚えている。 それが割り勘に対する恐れなのか、慶子に指摘されたような感情のためなのか、ひな子は判断できない。 ―もう...
「今朝は最高の鮪が仕入れられました」大間で釣れたという立派なハラカミを前に、柔らかく微笑む店主の山根竜介氏。銀座という激戦地に店を構えて早一年。巡る四季を経てますます充実のときを迎えている。 握りは王道。ネタの旨みの濃淡に応じて、シャリは2種類を使い分ける。鮪なら赤。「鮨屋ですから、しっかり食べてほしい」。そんな思いを込め、夜のおまかせで13貫は握る。口に運べば、ネタとシャリの一体感が圧倒的。真っ直ぐな旨...
「…千明さん、大丈夫ですか?」 『NAMIKI667 Bar&Lounge』のカウンターで、右隣から、聖が私を心配そうに覗き込む。 「もしかして、遅れてきたこと怒ってますか?そうですよね…自分から誘っておいて待たせたりして…」 勝手に反省を始めた聖を、私は慌てて制した。 「違う違う。怒ってない。っていうかそもそも私が早く着いただけで、聖くん遅刻してないし。ちょっと疲れてボーッとしちゃって…で、何の話だっ...
【平井家・結婚3年目当時の事情】 妻:真琴 年齢:31歳 職業:外資系化粧品会社勤務 夫:和也 年齢:31歳 職業:外資系コンサルティングファーム勤務 「夫が浮気している。それを知ってしまった瞬間、妻がどういう気持ちになるかわかります?…あの絶望はきっと一生、忘れられないですね」 ハイアットセントリック銀座のバー『NAMIKI667 Bar&Lounge』のカウンター席に姿勢良く腰掛けた美女は、...
名前:真琴(仮名) 年齢:36歳 職業:外資系化粧品会社勤務 「夫が浮気している。それを知ってしまった瞬間、妻がどういう気持ちになるかわかります?あの絶望はきっと一生、忘れられないですね」 真琴は、外資系コンサルティングファームに勤める同い年の夫・和也と8年前に結婚。子どもはまだおらず、外資系化粧品会社のマーケティング部門で働いている。 そんな二人の世帯年収は二千万円を超えており、都会のD...
後輩・酒井聖と待ち合わせをしたのは、銀座の一等地にありながら落ち着いた雰囲気が魅力の、ハイアットセントリック銀座のバー『NAMIKI667 Bar&Lounge』。 少し早めに着いてしまったが、後輩に遠慮することもないだろう。先に一杯頼んで待っているとするか…。 そう思って足を進めたとき、カウンター奥に、見知った顔があることに気がついた。 −あれって…村尾くん? 私か彼、どちらかが人...
本日1/22(火)は、『ハイアット セントリック 銀座 東京』の、1stアニバーサリー! 開業1周年を記念して、ゲストに驚きと喜びをもたらすスペシャルアニバーサリープランが登場した。期間限定の「1周年ステイプラン」や、人気のダイニング・バー&ラウンジ『NAMIKI667』で提供する「1周年ディナー・ランチセット」、さらにはオリジナルの「1周年カクテル」をご用意! リピーターはもちろん、まだ一度も訪れ...
「まさか、麗華に誘われるとは思わなかった」 シフトのない週末に待ち合わせをしたハイアットセントリック銀座のオールデイダイニング『NAMIKI667』で、テーブルに着くなり花音はそう小さく呟き、こちらをチラと睨んだ。 といっても、その目に以前のような嫌悪は滲んでいない。むしろ俊介の一件で仲違いをしてしまう前…普通に仲の良い同僚だった時にもなかったような、ある種の連帯感のようなものさえ感じる。 ...
「はぁ。今日もお酒が美味しいわ」 ハイアット セントリックの『NAMIKI667』のカウンター席。 龍平の隣で、ため息交じりにドライマティーニを飲んでいる洋子が呟いた。 洋子は、龍平が以前勤めていた会社の後輩で、今でもたまに飲みに行く仲だ。 「相変わらず龍平さんは若いですよね。何も変わっていないというか」 そう言う洋子の顔は、どこか疲れているようにも見えた。 「どうした?...
店名:NAMIKI667 住所:中央区銀座6-6-7 ハイアット セントリック 銀座 東京 3F 営業時間: ■ダイニング 朝食 7:00~11:00(Buffet close 10:30) ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00) ディナー 18:00~22:00(L.O.21:00) ■バー 土曜~水曜 11:00~24:00 木曜・金曜 11:00~25:00 【問い合...
こだわりの鱧やふぐ、天然鮎を使った料理が自慢の『銀座 福和』。 なかでも鱧は、1寸で24切れの包丁を入れないと美味しく味わえないことから、熟練の技を必要とする食材。...
こだわりの鱧やふぐ、天然鮎を使った料理が自慢の『銀座 福和』。なかでも鱧は、1寸で24切れの包丁を入れないと美味しく味わえないことから、熟練の技を必要とする食材。 それを惜しげもなく、たっぷりといただけるのが鱧野菜天丼。野菜も近江人参など色と食感のよいものを使用している。...
博多・春吉に本店を構える『金蔦』。独創性に溢れる鍋料理「博多 炊き肉鍋」を看板に掲げる名店の東京店が銀座コリドー街にある。 「炊き肉鍋」とは、牛テールスープの中に肉や野菜を入れ、しゃぶしゃぶの要領で火を通して食すオリジナル料理。塩ベースとトマトベースの2種のスープをつけダレにして味わう。 自家製の梅味噌をスープに溶けば、ピリッと辛く、よいアクセントとなり、いくらでも箸が進んでしまうだろう。...
博多・春吉に本店を構える『金蔦』。独創性に溢れる鍋料理「博多 炊き肉鍋」を看板に掲げる名店の東京2号店が、2015年11月銀座にオープンした。 「炊き肉鍋」とは、牛テールスープの中に肉や野菜を入れ、しゃぶしゃぶの要領で火を通して食すオリジナル料理。塩ベースとトマトベースの2種のスープをつけダレにして味わう。 自家製の梅味噌をスープに溶けば、ピリッと辛く、よいアクセントとなり、いくらでも箸が進んでしまうだろう。...
博多・春吉に本店を構える『金蔦』。独創性に溢れる鍋料理「博多 炊き肉鍋」を看板に掲げる名店の東京2号店が、2015年11月銀座にオープンした。 「炊き肉鍋」とは、牛テールスープの中に肉や野菜を入れ、しゃぶしゃぶの要領で火を通して食すオリジナル料理。塩ベースとトマトベースの2種のスープをつけダレにして味わう。自家製の梅味噌をスープに溶けば、ピリッと辛く、よいアクセントとなり、いくらでも箸が進んでしまうだろう。...