美食を唸らせるパイ包みスープは必食。伝統フランス料理とともに熟成ワインを
代官山の人気フレンチ『Äta』が登場したのは2012年のこと。それから7年。 40歳になったオーナーシェフ・掛川哲司さんが、これまで手がけた店とは趣の異なる、クラシックな料理と古酒をそろえた大人向けのレストランを、広尾駅から徒歩10分の地に開いた。...
この3月、恵比寿に新しきフレンチ『au deco』がオープンした。仕掛け人はあの掛川哲司シェフ。代官山『アタ』や恵比寿の『Good Luck Curry』など話題店を次々と立ち上げてきた辣腕だ。その掛川シェフが想いを込めてこう語る。 「僕も今年で40歳。これまでを振り返り、フランス料理に憧れてこの世界に入った頃のクラシックなフレンチが懐かしくなって……。で、料理人になって20年の節目の年に、今一度伝統のフランス料理をキチ...
東京カレンダー最新号は『2019年、間違いなかった店』を大特集! 思わず何度も通ってしまった「日常を豊かにする店」、ここぞの時に使った「納得感のある高級店」、...
正統派フレンチに一服の日本的感性をプラス!繊細な料理に思わず感嘆
ディナーのコースは8,000円、1万2,000円、2万円の3つがあるが、いずれも内容はおまかせ。その季節に味わってもらいたいベストな食材を『ラ・クレリエール』ならではの料理に仕上げることに心を砕く。 たとえば、出身地である北海道産の牡蠣に〝鉄板〞の組み合わせであるほうれん草とセップ茸を添えた一品は、牡蠣の加熱時間と温度を「51℃で約20分」と定めた。いろいろな温度で試した結果これがベストだったから、だという。 だが、楽...
店のアイコニックなアミューズブーシュが、ブーダンノワールとりんご、トマトを挟んだプチバーガー白を貴重にしていながら優しい印象の店内...
3日かけて作られる牛ホホ肉のブレゼは、肉質の柔らかさと真心の深い味わいに驚く。さらに、こだわりが他にもある。 ガルニチュールの野菜は、牛ホホ肉とあえて縦に平行して盛り付けられている。メインの奥においてソースにかかっていると野菜の味がわからなくなるから、素材感を大切にして並べている。野菜の味を知ってから、濃厚なソースと合わせてほしいという想いが込められているのだ。...
そもそも柴田シェフがフランス料理の道に進んだのは、少年時代に憧れた洋菓子を学びたかったため。 実はキジバトのブーダンノワールも、チョコレートとチェリーのケーキ「フォレノワール」をイメージしたもので、グリオットのピュレや、ゴボウを練り込んだブラウニーを乾燥させたパウダーなどを使っている。 「家庭で作れない手のかかるものこそレストランに出かけて食べる意味がある」と考える柴田シェフは、パイ包みなどの手間がかか...
一流な大人たちの立ち振る舞いに触れ、自分を磨き上げる。 そのためには、慣れ親しんだテリトリーを脱して、新たなフェーズへ。 ずっと気にはなっていたが、大人...
カンテサンス出身のシェフが生み出す、進化し続けるフレンチの形に心躍る
白金の北里通りにある『アルゴリズム』もこのエリアを語るならば覚えておきたい名店。 オーナーシェフの深谷博輝氏は、『カンテサンス』でスーシェフを務めた新鋭。『レカン』『ボンファム』などでも経験を積んでいる実力派である。...
常に上を見続ける成功者ほど、常に「新しいもの」を追いかける。 ともすればミーハーとも言われかねないが、原動力は常に新しいものへの「好奇心」。 そこからくる、瞬発力にも似た行動力の差で、成功を収めてきたのだ。 ゆえに、新しいお店を常にチェックしている彼らだが、特にアンテナが敏感に反応するのが「名店出身」の肩書きを持った新店だ。...
何故、彼らはそこに集うのか。 一体、あの交差点界隈に、何が潜んでいるというのか。 今回、月刊誌の舞台となるのは、西麻布を中心とした「港区」。 絶対...