「加代ちゃん、俺たち付き合おう」 健太は、加代と『グリルエフ』 でランチをしている時、動揺した勢いで告白した。29歳でこんな間抜けな告白をした自分が情けなかったが、加代は優しく笑ってくれた。 こうして、健太と加代は付き合い始めた。 9年間付き合った彼女と別れて以来、久しぶりの恋愛に戸惑うことも多いが、とにかく毎日が楽しくなった。 仕事中もLINEで連絡を取り合い、週末は加代が泊まりに来る。五反田で食事し...
駅前ロータリーを渡って向かったのは『グリルエフ』 。 加代を案内すると、この店が建つ細い路地にまず驚き、次はこの店の外観に驚いていた。 彼女が驚くのも無理はない。外壁を覆うように生い茂る植物と店の看板に使われている特徴的なフォントは、いつからかここだけ時の流れが止まっているのではないかと思えてくる。 「昭和25年からやってる洋食屋さんなんだ。ここのハヤシライスが有名なんだよ」 健太が得意気に言うと、加代...
五反田の老舗洋食店といえばここ『グリルエフ』。先代より引き継いだという、漆黒のデミグラスソースが有名ですが、このやわらかいクリーム色のグラタンだって美味しいんです。 この日はカニグラタンを注文しましたが、他にもハム、ポーク、チキン、エビと種類は豊富で¥1,200均一。ものすごいコクがあるわけでも、超絶クリーミーなわけでもないけれど、決して自分では作ることができないんだろうな、と感じさせる深みのあるソースが...
けれど、そんな日々からはもうすぐ開放される。 私は先週届いたTOEICの結果を何度も見返しては、自分の夢に一歩ずつ着実に近づいていることを確信していた。 ...
食通の間で注目の街・白金に、この名店はある。 道路を挟んだ目の前には、「東京都庭園美術館」の豊かな緑が広がり、都会らしからぬ開放感のある立地。 この場所...
目黒駅からも白金台駅からも6分程度、タクシーなら千円以内のいい距離感に位置する名店がこちら。 広々とした空間にテーブルが並べられ、壁にはアーチ状にレ...
ポルケッタは仔豚にハーブやスパイスを巻き込みオーブンで丸ごと焼く肉料理。 「ここのポルケッタは本場そのもの。皮面がパリッとしていて中はジューシー。パ...
広々とした空間にテーブルが並べられ、壁にはアーチ状にレンガが施された、ザ・トラットリアという印象。ここに、本場さながらの料理を求めるグルマンが集まって、初...
デートのお店は琢磨に任せてみた。 指定されたのは、白金にある『トラットリア ダル・ビルバンテ・ジョコンド』。失礼だが意外なチョイスで少し見直した...
広々とした店内にセンスよくテーブルが並べられ、席間もゆったり。壁にはアーチ状にレンガが施された、ザ•トラットリアといった印象。ここでは、ローマっ子が愛する...
白金台のプラチナ通り沿いに佇む『リストランテ ラ プリムラ』は、大人の男がここ一番のときこそ足を運びたい店だ。 エントランスへと続く長い階段が、非現実の世界へ...
いつの時代も、靴が女性を素敵な場所へと誘う。 どんな靴を履くのか。そこに女性の今後の人生に対する、強い意思が宿る。 2017年の東京を歩きゆく女たち。 ...
プラチナ通り沿いに立つビルの地階に位置するリストランテ『ラ プリムラ』。エントランスへ向かう階段の長さが、空間の優雅さを予感させる。奇をてらわず、本物だけ...
白金台のプラチナ通り沿いに佇む『リストランテ ラ プリムラ』。 エントランスへと続く長い階段が、非現実の世界へとゲストを誘う。重厚な扉を開けると、そ...
玲子が20代の時に勤めていた会社は、可愛い子が多いことで有名である。 「みんな可愛いくてオシャレな子ばかり。ただ会社に行くだけなのに気が抜けた服装は絶対に...
「主役はゲスト。ですから、できる限りさりげなく、レストランからの無言のお祝いとして、一輪のバラの花をプレゼントしています」と語るのは、オーナーシェフの岸田周三氏。 ...
白金にその産声をあげたのは12年前のこと。オープン当初から、新進気鋭の若手シェフとして食通たちの注視を浴びてきた岸田周三シェフ。5年前、独立と共に御殿山の...
ー1年前 その日は11月だというのにまるで春のような陽気だった。だが、藤田の気分は重い。 せっかく、予約の取れないことで有名な『カンテサン...
ウッディな北欧インテリアと、温かみのある照明。 店内は想像よりもずっと心地良い雰囲気で、カウンター席に案内されると、詩織の警戒心は自然と緩んだ。...
世間一般的には、三度のデートが男女が深い仲になるための試金石とされている。 三度のデートとは、すなわち2人で三度レストランに行くこと。 一度目...
大都市・東京と言う舞台を最大限に活かし、目を輝かせながら東京生活を謳歌する人がいる一方で、大都市の黒い波に呑まれて奈落の底に突き落とされる人もいる。 ...
「男は40代からが勝負」 精神的、また経済的にも豊かになる40代。血気盛んな40代はまだまだ多く、その余裕ある姿に憧れ、その男性が未婚か既婚かに...
女:「昨日『カンテサンス 』行ってきたんだけど、やっぱり素敵だよね。」 男:「今日のお食事会の中で、誰が一番可愛い?」 女:「そう言えば、...
<彼氏> 名前:浩一郎 年齢:39歳 職業:IT会社経営 推定年収:8千万 住まい:赤坂のタワーマンション 「知人の紹介を通じて知りあ...
8年連続でミシュラン3つ星を獲得し、食べログでも常に上位に位置する、日本フレンチの最高峰として名高い北品川の『カンテサンス』。 潔いほどに純白な山羊...
常に新鮮なセンスで、味覚と感性を楽しませてくれる『カンテサンス』。...
ーそんな素敵な早野夫妻。お気に入りのレストランを教えてください!ー 旦那さま: 閑静な広尾の住宅街にたたずむ一軒家レストラン『イルブッテロ』は...
予約受付は午前9時半から。まずはこの時間の連絡を心がけたい。もしすでに満席でも、ウェイティングリストに登録しておけば、キャンセルが出た時に電話をもらえる。...
あの“予約の取れない店”として名高い三ツ星フレンチ『カンテサンス』が2013年8月に御殿山に移転し、その人気がさらに高まっている。 スペシャリテの「...
あの“予約の取れない店”として名高い三ツ星フレンチ『カンテサンス』が、2013年8月末に、御殿山に移転オープンした。「実は以前から店内で気になる部分がたく...
潔いほどに純白な山羊乳のヴァバロアに合わせるのは、3種のオリーブオイル、フランス・ゲランド産の天然塩、食感にコントラストを与えるナッツと百合根。実にシンプ...
出逢いは多分、6年前のこと。小山薫堂さんが自身の会社「オレンジ・アンド・パートナーズ」を立ち上げた時と『カンテサンス』がオープンしたのは、ほぼ同時期。まだ...
「今の時期、やっぱりテラスが最高ですね」 『GARDEN CAFÉ with TERRACE BAR』で、今回の報告者・畠田麻友は随分とご機嫌な様子でシャンパングラスを手に取った。 それもそのはず。彼女は2年付き合っていた彼氏から半年前にプロポーズされ、現在婚約中なのだ。 2歳年上でエリート弁護士だという彰久との出会いは、なんとフライト中。機内食の変更に快く応じてくれた彰久に麻友が個別でお礼を言いにいき、その...
『GARDEN CAFÉ with TERRACE BAR』に現れた、今回の報告者・畠田麻友は、2年付き合っていた彼氏から半年前にプロポーズされ、現在婚約中とのこと。 2歳年上でエリート弁護士だという婚約者・彰久との出会いは、なんとフライト中で、機内食の変更に快く応じてくれた彰久に麻友が個別でお礼を言いにいき、その際に名刺を渡されたのがきっかけだという。 「最初から狙ってたんじゃないかってよく言われるけど、そんなことな...
緑溢れるロケーションは、そのバックグラウンドに理由あり。店舗は旧宮家の邸宅跡地に位置し、かつて敷地内には広大な庭もあった。明治後半に造られた邸宅はその後建て替えられたが、庭の樹木と池は引き継がれ、いまはテラスを爽やかに彩る。 そんなテラスは計88席と大箱。8~10名用のソファ席も多数あり、仲間との飲みの舞台としてももってこい。緑と空に囲まれたとびきり開放的な空間では、自分を取りつくろうことなくオープンな会...
日時:2/8(水)19:00~21:00 会場:ガーデンカフェ ウィズ テラスバー (港区高輪3-13-3 品川グース内3F) TEL:03-5447-1151 HP:http://www.landmark-tokyo.com/restaurant/gardencafe.html 参加費:3,000円(税込) 定員:100名 申し込み方法:下記のURLよりお申し込みください http://tok...
品川といえば新幹線の発着駅で羽田への京急線一本で繋がる、言わずと知れた東京のアクセス拠点。交通の便を住まい探しの軸としていた二人にとっては、最寄り駅が品川というのはとても効率的な選択だった。 「妻も僕も出張が多いので、品川徒歩圏の住まいは本当に便利。ここに住むまでは品川ってアクセス以外いまいちパッとしないイメージだったんですけど、見くびってましたね。 最近は駅ビルも拡張してちょっとした買い物には...
その後、わたしはお母さんの勧めで地元の会社に就職し、月日はあっという間に流れていった。 ◆ 「ひとみちゃん、お昼行こうか」 財布とスマホだけが入るような小さなバッグを持ち、人の良さそうな笑みを浮かべた太田さんに話しかけられた。小学校1年生の子どもがいるという太田さんは、今34歳で、週4日だけこの会社で事務のパートをしている。 わたしがこの小さな印刷会社の事務員として働き始めて、もう直ぐ1年になる。 ...
品川駅高輪口からすぐの場所にある一軒家レストラン。マーライオンに出迎えられ階段を上がると、もうそこはシンガポールだ。テラスを抜け中に入ると、開放感溢れる異国空間に胸が高鳴る。 この店では、シンガポールで人気のレストラン4店のスぺシャリテを楽しむことができる。本場の味を品川で楽しめるのは、シンガポール政府公認のこの店だけ!シンガポールの夕日をイメージした、シンガポールを代表するカクテルの「シンガポールスリング」(¥780)。デ...
シンガポール政府がおすすめする4店が集まり、その味を一堂に楽しめるレストラン。重厚な建物は南国の雰囲気そのもの。ほぼ毎日空輸される名物の“活きたマッドクラブ”はもちろん、野菜やその他の魚介類なども豊富に揃う。...
「先生、今日はなんだかいつもと様子が違いましたよね…。顔色もすごく悪いですよ…。失礼ですけど、何かありました?」 そう声をかけてきてくれたのは、麻衣子だ。 このサロンに来てくれている生徒の中では割と年が上な方で、今年で38になる。昨年結婚をしたばかりで、子供はいないという。 私と彼女は年齢が近いこともあり、日頃からわりと何でも話し合える間柄なのだ。 「もしよかったら、お茶しません?」 普段はあまり...
名前:舞花 年齢:35歳 職業:専業主婦 パートナーの職業と年収:大手小売業 ・1,400万 結婚歴:7年 結婚のタイプ:格差婚 白金にあるシェラトン都ホテルの『ロビーラウンジ バンブー』に現れた舞花。 白い肌に、華やかな顔立ち。その美しさは遠くからでも目立つものの、装いの方は黒の膝下丈スカートに黒のニット。フラットなバレエシューズに、アクセサリーはパールのネックレスと、かなり控えめだ。 「あま...
―でも、たとえ湯水のように使えるお金がなくても、私達のようなOB一族には幼稚舎の品位を継承していく役割があるはずだわ。 今の由紀を支えているのは、そんな選民思想にも似た義務感だ。 ―卒業生の子供だからといって入学できるほど甘い世界でないことは分かっている。だからこそ、人一倍努力をしなければ… そんな思いで気合いを入れ直した時、スマホの通知が鳴った。大学時代の友人・美優からのLINEだった。...
「遼君、相談があるの。」 菜々子と最初に仲良くなったキッカケは、彼女の恋愛相談に乗ったことだった。 共通の男友達を介して知り合った菜々子だが、スラリと背が高く、端正な佇まいが印象的な和風美人。 そんな菜々子から相談を持ちかけられ、急遽シェラトン都ホテルの『ラウンジ バンブー』で、二人で会うことになったのが約一ヶ月前のこと。 「遼君、彼と同じ業界にいるから分かるかなと思って...」 ...
「ホテルのラウンジの食事なんてお上品な量なんでしょ?」という疑念を晴らしてあまりあるのが、ここのビーフステーキ丼。日本庭園を眺めつつ、和テイストの大盛り丼で満足感を。海の幸たっぷりの海鮮丼もおすすめ。 赤身を残したジューシーなステーキに野菜がたっぷり。味に変化をつけたい時のアクセントになるのが手前の山葵漬け。ファンも多い隠れた名品だ。...
チキンやトマト、レタスなどの定番の具材を、軽い食感のパンでやさしくふんわりとサンドしている。 さっぱりとした味わいで、女性でも一皿ペロリといただける。昼夜問わず食べたくなるメニュー。¥2,160。...
シェフの神長明弘氏が目指すのは、“きちんと食事のできるラウンジ”。ビーフステーキ丼やオムライスなどもあり、味もボリュームも大満足の内容。食事をとるために来るゲストも多い。...
なぜこのホテルがフリーフロー付きのハイティーを提供するかといえば、そのロケーションを満喫して欲しいから。 『テーブルナイントウキョウ』は地上140mに位置し、巨大な窓が立ち並ぶ。 窓の外にはパノラミックな景色が広がり、夕暮れどきとなれば刻々と色を変える空が幻想的なほど美しい! そんなシーンを間近に、支払い額を気にせず飲めるとは貴重。 ミニバーガーや国産牛のビーフシチューなどの料理に加え、10種のスイーツもつ...
『TABLE 9 TOKYO』@品川プリンスホテル ホテルとしては異例の朝4時まで遊べる場所が、「品川プリンスホテル」39Fに入る『DINING & BAR TABLE 9 TOKYO』内の3つのバーだ。 地上140mに位置しバックボードの向こうには東京の夜景が広がる。インテリアはアールデコをモダンに表現した洒脱なもので艶やかさも満点。...
観音扉を開けて現れるのは、地上約140mの夜景と豪奢なダイニングテーブル。 ここは、『品川プリンスホテル』39Fの『ダイニング & バー テーブルナイントウキョウ』にある特別な個室だ。 天井のガラス細工もカーペットも家具も、内装はすべてオーダーメイド。中に入ればなんと専属シェフがいる!...
昨年末、「品川プリンスホテル」の39Fに、9つのバー&レストランからなる『DINING & BAR TABLE 9 TOKYO』というダイニング&バーフロアがオープンした。 そのなかで注目なのが、3つのバーのひとつ『COCKTAIL BAR』である。 店内へ足を踏み入れると、圧巻の東京の夜景が目に飛び込んでくる。そこは地上約140mに位置する、まさに天空のバーなのだ。 夜景は広範囲に渡り、港区...
イベント名:Strawberry Sweets Buffet 開催期間:3/31(土)まで/13:00~17:00 場所:『DINING & BAR TABLE 9 TOKYO』 AWA LOUNGE 料金:おとな 3,800円、こども(4~12才)2,500円 【予約・問い合わせ先】 TEL:03-5421-1114(レストラン総合予約 9:30~20:00) ※表記料金には消費税が含まれ...
2017年12月に誕生したばかりの『TABLE 9 TOKYO』は、品川駅徒歩2分の品川プリンスホテル39F。9つのエリアから成る2,000㎡のダイニング&バーで、地上約140メートルの眺望が彩る自由度の高いウエディングパーティが自慢だ。 ウェイティングは窓際の「AWA LOUNGE」で。ダイナミックな景色を見下ろしながらソファでゆったりと開宴を待ちわびる。...
初デートは、目黒にある僕のお気に入りのイタリアンにした。 決して有名店なわけでもないし、高価な店でもない。ご夫婦で営んでいる小さな店で、僕はここの雰囲気が好きでよく来ている。 「このお店、可愛いですね!初めて来ました」 麻里奈が喜んでくれたことに、一安心する。しかしこのあとから徐々に、僕は焦り始めたのだ。 「良かった、気に入ってもらえて。ここさ、素朴なんだけど美味しいからよく来るんだ。ワインとかもお手頃...
1回目のデートは弦太がよく行くという、目黒にあるカジュアルフレンチのお店になった。 「このお店、可愛いですね!初めて来ました」 小さな店舗ではあったが、内装もおしゃれで、ご夫婦で営んでいるというアットホームな感じもまた良い。 「良かった、気に入ってもらえて。ここさ、素朴なんだけど美味しいからよく来るんだ。ワインとかもお手頃な物が揃っているし、好きなんだよね〜何飲む?」 「そしたら、ワイン頂こうかな♡何が...
八芳園内にある『槐樹』では、2月26日より、お花見プランの予約をスタートする。窓の外には、東京の中心とは思えないほどの大きな庭園がある。四季折々の食材を使った料理を楽しみながら、春の訪れを感じたい。お花見プランも用意されているので、まずはお問い合わせを。...
窓いっぱいに映し出されるのは、季節ごとに移りゆく自然の風景。八芳園の中、広大な庭園を見下ろす『槐樹』で過ごすランチタイムは、都心にいることをつい忘れてしまう時間でもある。その美食は伝統の日本料理に自由な発想をプラスしたもの。例えば白金膳の名物料理が和風出汁で炊いたフォアグラ。斬新さへの戸惑いは、口に運ぶとすぐさま喜びに変わることになる。食後は庭園の散策へ。特別なランチに、またとない店である。...
名前:神山真理子 42歳(仮名) 住まい:白金高輪/平日、富山/週末 職業:元女医 家族:開業医の夫と娘1人(8歳) アッパー層は、子供の教育に惜しみなくお金をかけることができる。子供の教育のためなら、地方と東京でデュアルライフを送ることさえ厭わない人もいる。 真理子は、都内の大学病院で内科医として勤務していた元女医。結婚して母親になった現在は、娘を東京の有名私立小学校に通わせるために平日は白金高輪に住み...
「明子ちゃん。あのね、どうも相手は恵比寿に住んでいるような気がするの」 「ウッソー!なんでそんなことがわかるの?」 ここは、1万2,000坪という広大な庭園を望める『スラッシュカフェ』のラウンジです。向かいの席で大きな目を見開いているのは、会社員時代の私と夫の関係を知る、唯一の後輩・明子ちゃん。 明子ちゃんは一昨年イタリア人の男性と結婚し、子供をもうけずDINKS生活を謳歌しています。 ...
結婚式の二次会も終わり、すっかりお開きとなったタイミングで、杏奈が「少しお茶しない?」と声をかけてくれた。 独身ふたりが囁き合っているのに気づいたのか、有希もアイコンタクトをしてくる。そして3人でもう少し話そうと、『スラッシュカフェ』に向かった。 軽めの前菜をいくつか注文し、オリジナルビールで再度乾杯する。 気付けば、独身はこの3人だけ。既婚者組は披露宴の後すぐ、それぞれの家族の元へと帰っ...
八芳園の『スラッシュカフェ』の片隅に、可愛いと綺麗が高次元で融合したような顔立ちの女性が緊張した面持ちで座っていた。 こちらに気付き、立ち上がって挨拶をする所作の美しさにも見惚れてしまう。華やかでありながらも派手では無く、Van Cleef & Arpelsのアルハンブラのペンダントがとても良く似合っていた。 ◆ やっぱり個室のある所にすれば良かったかしら…。あまり、人様にお話しできる事で...
「......まるで茶番ね」 一連の報告を済ませると、みゆきは呆れたように笑った。 「それで、結婚願望については?ラブラブなうちに、きちんと確認した方がいいわよ」 今日は白金台の八芳園内にある『スラッシュカフェ』に来ている。ここはテラス席あり、広々とした庭園の眺めも最高で、使い勝手の良いカフェだ。 「はっきりとは聞いてないけど...。でも優樹くん、“麻里ちゃんを俺のものにしたい”なん...
イベント名:Farm to Table “MOON BEER TERRACE” 開催期間:9/30(土)まで 場所:スラッシュカフェ(港区白金台1-1-1 八芳園内) 営業時間: 【月曜~金曜】17:00~20:00入店(2時間制) 【土曜・日曜・祝日】17:00~19:00、19:45~21:45(2部制) 公式サイト:http://www.happo-en.com/event/beerterra...
丁寧に整えられた庭園は、訪れたゲストたちの目をいつでも楽しませてくれる。そして今回のディナーを供する『スラッシュカフェ』は、心も身体も元気になり、人生までもが豊かになるような、人に優しい料理をモットーとしたカフェだ。 そして今回の「Farm To Table」のこだわりは、その日、その時、農園から届いた野菜を使って、古山料理長が丹精込めた料理に仕上げるというものだ。もちろん、ワインの品揃えも自慢のラインナ...
東京のセレブと言えばシロガネーゼ、そしてなんとなく高い場所が好き、という単純な私たち夫婦は、白金に新しいタワーマンションが建つと聞き、購入を決意し今に至ります。 入居をした日は、それはもう泣くほど感動。寝室の窓から見えるレインボーブリッジや六本木ヒルズを眺めていると、ずっと憧れていた東京で、やっと自分の家、居場所を手に入れたという喜びと達成感で一杯でした。 「やまとなでしこ」を観て憧れていたように、...
「この庭は裏表なく、八方から眺めて美しい」それが八芳園 昭和25年(1950) 「東京のオアシス」というキャッチフレーズでオープン。伝統と格式のある大名庭園は、今でも人々を魅了してやまない。本館1階のカフェは、どの席からでも庭の緑を鑑賞できる。 ことに桜のシーズンはテラス席が特等席。咲き誇った花たちと触れあえるほどの近さ。お茶を飲みながら、鳥のさえずり、木々や風の音を耳に、安らかな気分になれる特別な...
"控えめの美学"を想起させる白金の名店らしく、店の入り口は少々分かりづらい。 細い路地沿いに立つビルの横手にある、レンガのアーチをくぐり階段を下るとそこが扉だ。...
オープン当初から予約困難になるのは必然と騒がれた『リストランテ センソ』は、2月で2年目を迎えた。 イタリアの『St.Hubertus』や『Villa Crespi』で6年間腕を磨き、2010年から『Locanda del Pilone』で1つ星を維持したという近藤正之氏がシェフを務めることで話題となった。...
華美ではないが、上質な空気が流れる白金台。そこで過ごす人々に寄り添うような安定感のある街。 そんな白金の街のような女性がいる。どんなテイストの店でも、きまって「ん〜美味しい!」とこちらを安心させるものの、決して隙を見せることはない。もちろんこだわりの店には違いないが、彼女の本音はその柔らかい雰囲気に隠されたまま。そんな彼女を、我を忘れて心から楽しませる店が、白金の地で3年目を迎える。...
イタリアのミシュラン星付きレストランで長年腕を振るってきた近藤正之シェフが帰国。2016年2月のオープンから実力派シェフの新店として話題の的に。 感性を喚起させる料理を得意とする近藤さんが選んだビールは、イタリア中部ウンブリア地方のブルワリーのもの。造りの確かさに裏打ちされた個性際立つイタリアビールは近藤さんの料理とも相性がいい。 モダンな料理のコースの最初を飾るのは発想が楽しいスナック類で、ビール...
白金の閑静な街並みを、庭園美術館を眺めながら住宅地に入っていくと『リストランテ センソ』がある。今年2月にオープンしたばかりの話題の新店だ。 階段を降りて扉を開ければ、さまざまなグラッパが迎えてくれ、まるでイタリアにいるような錯覚に陥ってしまう。気取った雰囲気はないがきっちりとアイロンがかかった大きめのナプキンやテーブルクロス、洗練されたサービスが店の質の高さを感じさせる。 上質だが居心地のいい空間...