あなたの遊び方、間違っていないだろうか? 大人になり、ある程度の経済力を手にすると、遊び方の流儀が問われるようになる。 酸いも甘いも経験し、東京で遊び尽くした港区民たちの、次なる遊び方。 彼らの最新事情を、飲食店経営者であり港区おじさんジュニアと呼ばれる剛(32歳)が探っていく。 前回は週末の新たな過ごし方を知った剛。さて、今回は? 「剛さん、Instagramのアカウント持ってますか?」 くっきり...
路地にまかれた打ち水、軒先に置かれた鉢植え……そんな下町情緒溢れる路地を行くと、古式ゆかしい木造家屋がふいに現れる。ビビッドな色ガラスの扉を開き、上り框で靴を脱ぐ。 どこか懐かしい店内に歩を進めれば小さな中庭を囲むようにしてテーブル席、備長炭が煌々と燃え盛る炉。その周囲にはカウンター席が設けられている。 大正時代に建てられた一軒家をモダンに改築した設えに俄然、期待が膨らむ。ゲストの高揚に応えてくれるのは、“肉の総本山”...
路地にまかれた打ち水、軒先に置かれた鉢植え……そんな下町情緒溢れる路地を行った先にふいに現れる木造家屋が『江戸肉割烹 さゝや』だ。 大正時代に建てられた一軒家をモダンに改築したという店内に歩を進めれば、小さな中庭を囲むようにしてテーブル席、備長炭が煌々と燃え盛る炉。その周囲にはカウンター席が設けられている。 ゲストの高揚に応えてくれるのは、“肉の総本山”を名乗る同店ならではの美味の数々。...
食前酒を飲みながら「なんだかお互い、いい歳になったよね」そう言って香織は笑った。 相手は香織より15歳年上の48歳。名前は白鳥健一郎。小さな不動産会社を経営し、新富町に事務所を持っている。 本人からはっきりと聞いたことはないが、千代田区にある大病院の娘を母に持ち、仕事なんてしなくても十分に余裕のある暮らしが送れるほどの財力を持つ家庭に生まれたそうだ。今は彼の従兄弟が4代目の院長を務めているらしいと共...
古民家を改造した、趣のある佇まいの隠れ家風ビストロ。定番前菜からパスタや鹿肉のハンバーガーまで、幅広いラインナップが魅力だ。 自由なメニュー構成だが、ガストロノミーの現場である一流レストランで腕を磨いたシェフの技が光る。ワインはイタリア産が中心。 店内にはカウンター席もあり、シェフの達人技を目の前で見られるのも嬉しい。...
「英里さん...それは、絶対にご主人が悪いですよ!!」 「やっぱりそうよね。新一くん、若いのによく分かってくれるね!」 ひょんなことから後輩の新一と二人で飲むことになった英里は、彼の聞き上手な一面にすっかり心開いていた。 二人は東銀座の隠れ家風ビストロ『スモールワンダーランド』のカウンター席で、名物の鹿肉のハンバーガーを仲良く頬張っている。 健康志向の強い吾郎であれば、「夕飯にハンバーガーとフライドポテ...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、タワマンの篤志や弁護士の孝太郎と付き合うがあっけなく終わる。ワンナイトや社内恋愛も経験し、涼とは恵比寿での半同棲を経て中目黒で同棲し、純一との不倫も経験した。築地の健一郎や人形町の祐介など、デート相手はいるが、結婚相手にはまだ出会えず…? 前回 vol.13:5歳下メガバ...
日本のイタリア料理界を牽引する落合務シェフが50歳にして構えたイタリア食堂『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』。彼の「多くの人に気軽に美味しいイタリアンを味わってほしい」という素直な世界観を表現しているのが、ディナーコースである。 『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』オープン当時イタリアンは「高級」というイメージがまだまだ強かった時代。そんなイタリアンを、親しみやすい料理へと導いたのが同店なのだ。 前菜、パスタ、メインのメニューの...
銀座で有名シェフの絶品イタリアンが3,800円で食べられる……そんな奇跡を体験できるのが『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』だ。 日本のイタリア料理界を牽引する落合務シェフが銀座1丁目に構えたイタリア食堂は、今年で20周年!この店がなかったらイタリアンはここまで普及していなかったに違いない。 コースは組み合わせ自由で迷う事必至!抑えておきたい名物から常連が好む変わり種まで、組み合わせの極意を伝授しよう。...
"コメ・イル・ソーリト"。これはいつも変わらず、同じものを作り続けることへの敬意を表すイタリアの言葉だそうで、まさに、ここ『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』はそれを地で行く1軒。3,990円のコース価格に、選ぶ楽しみを満喫させてくれる豊富なメニューと変わらぬ味。開店して15年以上、予約の取れないレストランとして、人気を誇る理由はそこにある。 いずれ劣らぬ人気メニューの中でも、落合務シェフ自身、思い入れの深いひ...
オープン直後はさすがに厳しいが、平日の午後9時以降だと比較的に予約がとりやすい。そして覚えておきたいのが、ランチでも電話予約が可能ということ。特に月曜から水曜までの、午後1時以降が狙い目だ。...
プリフィクスコース¥3,990のメインから選べる。仔牛のロース肉を薄く叩いてのばし、少量の油でじっくりと焼き揚げたミラノ風カツレツのベットラ版。本来なら骨付き仔牛で作るところ、ここでは、仔牛のかわりに、品質的に安全な群馬のクイーンポークを使用。サラダ油とオリーブ油にバターを加えて風味良く柔らかに仕上げている。トマトやルーコラをあしらい、サラダ感覚で食べられるのも人気の秘密。...
日本のイタリア料理界を牽引する落合シェフの功績は枚挙に遑がない。ホテルニューオータニを経てイタリアへ渡り、帰国後、本場仕込みの料理を出す『グラナータ』の初代料理長に。その後、50歳にして構えたイタリア食堂『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』で果敢に挑んだサンパチコースは一世を風靡。"安い"は据え置き、"旨い"は右肩上がりという感動のコースは、「多くの人に気軽に美味しいイタリアンを味わってほしい」という素直な氏の世界観...
新富町の静かな通りに、白い壁と開放感のある空間がひと際目立つイタリアン『トラットリア ドゥ タスク』。 大きな扉を開けて中へ入ってみると、まるでイタリアにいるかのような明るい空間と高級感がありながらもどこか落ち着く雰囲気の店内。ここで楽しむ本格パスタランチが人気なのだ。 ランチタイムには通りに大きな看板が出ているから、気になって立ち寄ってみる一見客もちらほらと。 大きな扉を開けて中へ入ってみると、まるでイタリアに...
入籍を間近に控えたある日、私は衝撃的な話を健人から聞かされたのだ。 「あの人、私の目を見て言ったのよ。“ミホとは結婚できない”って。しかもね、浮気相手の女は妊娠までしてるんだって。思わず婚約指輪投げつけちゃった…。」 『銀座 よし澤』のカウンターで、次々運ばれる料理を口に運びながら、つい先日の悲惨な出来事を一つ一つ噛みしめるように思い出していた。 入籍を予定していた、私の32歳の誕生日。たった一人で過ごすには辛す...
階段の途中に鎮座する鍾馗様に導かれるまま、下へ向かうと飛石に砂利、蹲の設え。一枚板の美しい檜のカウンターに腰を落ち着ければ、何とも贅沢。ランチとは思えない健やかで落ち着いた心持ちになる。 国内外で高い評価を集める『ぎんざ 一二岐』。店主である吉澤定久氏は長く京都で研鑽を積んだ気鋭の料理人。自身の名を冠した、この店を新たに開いたのは一昨年末のことで、以来、ランチも夜と同等の懐石料理を供してきた。 それにしても、コース¥5...
続いて、渡部さんがおすすめするのは、ナポリピッツァを日本に広めたパイオニア的存在、サルヴァトーレ・クオモ。そこの窯焼きピッツァがいち押しだという。そのほかイタリアンのメニューも充実している。 「世界一の本格ピッツァを手軽に食べられるのが最大の魅力。ランチもいいし、ブッフェもいい。広いからパーティーにも使えますね」(渡部建) 銀座で幅広く「使える」なピッツァの大型店だ。...
割烹料理のテイストで味わう家庭のお惣菜。そんな粋な晩餐を約束してくれるのが、東銀座『寛幸』だ。 それも、店主の佐藤寛幸氏が、岐阜の名店『たか田八祥』、三田『晴山』出身と聞けば納得。 秋の定番〝秋刀魚の塩焼き〞も、大根おろしの巧みなアレンジが新鮮な美味を堪能させてくれる。...
~センスが光るオリジナル割烹料理~ 割烹料理のテイストで味わう家庭のお惣菜。そんな粋な晩餐を約束してくれるのが、東銀座『寛幸』だ。それも、店主の佐藤寛幸氏が、岐阜の名店『たか田八祥』、三田『晴山』出身と聞けば納得。コースには〝すっぽんとなめこの秋巻〞や八丁味噌ソースの〝飛騨牛ハンバーグ〞など一捻りした料理が並ぶ。 とはいえ、いずれもきちんと和食に落とし込んでいるのはさすが。秋の定番〝秋刀魚の塩焼き〞も、大根おろしの巧み...
銀座4丁目。昭和通りにほど近い、真新しいビルの6階に『寛幸』はある。店主・佐藤寛幸さんは予約のとれない割烹の名店『晴山』に務めたのち昨年秋に独立。そう聞くと正統派和食と構えがちだが、出来たお店は意外すぎるほどにカジュアル。 バーのような趣と、BGMのジャズが心地よい使い勝手のいい料理店だ。席数は8席。隣客との適度な距離感も落ち着く。 「うちは深夜まで営業していますし、堅苦しくない雰囲気にしたかったの...
「まだ喧嘩中なの?」 結局、何の予定もない金曜日に耐えられず、恵梨香は友人の綾子を『銀座 ル・コチア』に呼び出したのだ。 快く誘いに乗ってくれた綾子に感謝していた。しかし、恋愛の話になると大きく目を見開きダメ出しするので、苦笑いを浮かべながら曖昧な返事になってしまう。 「喧嘩っていうほどじゃ。ちょっと距離が必要かなって…」 建築デザイン会社を経営している男・近藤壮太とは付き合ってもう2年になる。海外との取引...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆったり話しながら食べて...
2016年7月に銀座『銀座ル・コフレ』の姉妹店としてオープンした『銀座ル・コチア』。オープンに合わせて開発したのが、今やランチで大人気の「トリュフヌードル」である。 席に運ばれて来た瞬間に、トリュフの芳醇な香りがあたり一面に広がり、食欲を刺激されずにはいられない! そんな絶品ヌードルの開発には試行錯誤があったという。こだわったのは、フレンチレストランで提供するヌードルであること。 お客様がゆっ...
テーブルに運ばれてきた瞬間にトリュフの香りが立ちのぼる、絶品の「トリュフヌードル」をご存じだろうか? 銀座に2016年7月に誕生した『ル・コチア』の大人気メニューで、これが驚くほど旨い! その美味しさの訳に迫りつつ、フレンチとしての使い勝手も抜群にいい『ル・コチア』の魅力を紹介しよう。...
麻布十番でリストランテ、銀座7丁目でワインレストラン、ハワイでも店を展開する『ベルニーニ』のピッツェリア。 1枚の直径は34cmと大ぶりで、具材が異なる20種以上のピッツァが揃う。 店内は広くグループでも盛り上がれる造り。契約農家直送の野菜や築地の新鮮魚介を取り入れたアンティパストと共に、クリスピーなピッツァを召し上がれ。...
薄くクリスピーな生地が特徴のロマーナピッツァが看板メニュー。築地の魚介に、山形県の契約農家直送の肉、契約農家が作る野菜など厳選素材が光る。...
「銀座」が銀座たる所以は、たとえ高級店でなくとも上質であること。 銀座2丁目の昭和通りに近い路地にある『ピッツェリアロマーナベルニーニ』も、本物を追求している一軒だ。看板メニューは、薄くてクリスピーな生地が特徴のロマーナ(ローマ風)ピッツァ。厚くもっちりとした生地そのものを味わうナポリ風ピッツァとは対照的に、具材の美味しさを存分に楽しめるピッツァである。 「食材はしっかりと選んでますね。魚介類は毎朝築地で仕...
2015年6月オープン。利き酒師の資格を持つ女将が厳選した35種以上の日本酒のラインナップが自慢で、料理や客の好みに合わせて提案してくれる。 料理は毛ガニをはじめ、女将の出身地・函館から直送される海の幸などをふんだんに使用。コースは6,000円、8,000円、10,000円から選べる。女将は元ツアーコンダクターという接客のプロ。英語も堪能で外国人をもてなすのにも最適である。...