古い店ばかりかと思えば『居酒屋 和』のような新しい店も元気。 ここは基本的なメニューはあるものの、常連客は皆、食べたいものを口ぐちに。材料があればなんでも作ってくれ、手頃な価格で飲んで食べられる酒場は、家の食卓に限りなく近い雰囲気。 店主や女将の気遣いも行き届いていて、一見でも遠慮せず寛げる。だし巻き玉子、じゃがバターならぬ玉バターは人気。...
とんかつ激戦区の蒲田を代表する行列必至の人気店。塩で食べるとんかつが評判で、時間をかけた丁寧な揚げと蒸らしによって、時間が経っても衣と肉の食感をキープ。全メニュー持ち帰り可能。最短受け取り20分前までに電話予約すれば待たずに名店の味を楽しめる。...
肉厚でジューシーな鳥取県産「匠の大山鶏」をメインに使用する鶏料理店『鶏と酒 毘央志』。料理に合う全国の日本酒や焼酎を店主の目利きで揃えている、酒好きにはたまらない店が蒲田にある。 抜群の鮮度だからこそ楽しめる『鶏ささみのユッケ』が店の看板料理。ぽてっとした濃厚な卵黄を鶏ささみとしっかり混ぜ、口の中へ運ぶ。そこへ日本酒をくいっと…、これが酒好きにとっては至福の時なのである。...
餃子好きなら蒲田は外せない街!そのなかでも老舗のこちらをお勧めします。 羽根つき焼き餃子は、蒲田が発祥って知ってました?皮からしみ出る水分と皮についた粉が焼けて羽根ができるのを、もっとしっかり羽根をつけようと、小麦粉を溶いた水を加えて焼くようになったのだとか。それが餃子の羽根のルーツなのです。 この店は羽根つき焼き餃子が有名ですが、それだけを食べて帰ったらもったいない。ここの水餃子は、旧正月になると近くの中国人がこぞっ...
2015年末にオープンした丼専門のお店。看板メニューは並、大、メガと3サイズそろう「レアローストビーフ丼」だ。 3日間かけて丁寧に味を入れた柔らかローストビーフ100g(並)が、ドームさながらご飯を包むように折り重なる。ねっとりした赤身肉とニンニクを効かせたピリ辛の醤油ベースダレが抜群のコンビネーションを見せる傍らで、隠し味のコチュジャンもキラリと光る。 良きタイミングで肉山に鎮座する黄味を崩せばまろやかさが加わり、さ...
ビル最上階にある人気イタリアンの夏の名物が、屋上テラスでシェフが焼くバーベキュー。厳選された6種類のお肉を食べ比べできる。 前菜と〆にトマトカレーが付いて4,000円(~9/30まで。夜のみ。要予約)。生ビールをはじめ、ワインやカクテルなどの飲み放題プランも。...
付き合いが始まり、週末は彼が住む蒲田に通うようになった。都会的な派手さを嫌う彼は、庶民的な店が多く点在する蒲田という土地がとても気に入っているようだった。駅中に入っている『グランデュオ』で食材を買って簡単な料理を作ることもあったし、家の近くにあるお店に行くことも多かった。 彼のお気に入りは羽根つき餃子が有名な『你好』。パリパリの薄い羽根がついているジューシーな焼き餃子を出すこの店は、いつも大繁盛で活気に満ち溢れていた。3人兄...
そんな穏やかな付き合いが3ヶ月ほど続いたが、徐々にすれ違いが生じてきた。 きっかけは絵理奈の仕事だった。4月から任されている新規プロジェクトで、初めてチームを1人で束ねる経験に予想以上に苦戦していた。自分で実務をこなしながら、メンバーにも動いてもらうよう進めなくてはいけない。進捗が芳しくなく、結局1人で残業しながら進めることもあった。 仕事の愚痴を恋人に言うことは自分のプライドが許さなかった。しかし、チームのメンバ...
前回のあらすじ 関西出身のインターネット広告営業マンのシンゴ(28)は、社会人6年目で突如、東京転勤に。 シンゴが担当する受注が決定していた案件が、実施直前で中止の危機に。クライアントのキーマンである宿敵、小和田常務への「秘儀:高級寿司土下座」によって乗り切り、無事トラブルを解決する。一人、蒲田でひっそりと祝杯を上げていたシンゴの前に、突如現れたのは…!? 東京☆ビギナーズ 第6話:倍返しだ!「寿司土下座」で挑む、羽...
「頭をあげなさい。」 小和田常務の声に、それでも決してシンゴは寿司土下座を止めなかった。なおの事、首は重力の何倍もの力を受けて、頭を床へとめり込ませる。 「私は、銀座の『久兵衛』や 、『青空』によく行くんだがね、あそこの職人たちの、力強くも繊細な握り方が大好きなんだよ。そして、君は一流の寿司屋と、普通の寿司屋の違いを知ってるか?」 ―なんの話をしているんだ…。― シンゴの心の声を他所に、小和田常務は続け...
銭湯を越えてさらに進むと昔ながらの中華屋さん、『登亭』の看板が。赤い暖簾がはためく、古きよき大衆中華のお手本のような店構え。 創業40年以上、御年80歳超えのご主人が今でも自転車で出前もしています。 ご主人に聞いたところによると、かつてはこの通り、40軒近くの店が並んでいた時代もあったとか。『登亭』同様、とんかつで有名な『双葉食堂』や『明鮨』など古くからの店が今も残り、地元の客で賑わっています。 ま...
某ラジオ番組の聴取者投票で“イチオシ”に選出されたこともある、この店のフィッシュ&チップス。開業時に在籍したイギリス人の家に伝わるレシピを採用しており、衣に炭酸水などを加えて、サクッとした軽さを実現。 鱈も冷凍物を一切使わないこだわりを貫き、ホクホクでジューシィに仕上げている。 訪れた際には、ぜひウイスキーのベンリアックとのペアリングを。極上のシェリーフレーバーとの相性を楽しんで。...
某ラジオ番組の聴取者投票で“イチオシ”に選出されたこともある、この店のフィッシュ&チップス。開業時に在籍したイギリス人の家に伝わるレシピを採用しており、衣に炭酸水などを加えて、サクッとした軽さを実現。鱈も冷凍物を一切使わないこだわりを貫き、ホクホクでジューシィに仕上げている。 合わせるウイスキーはベンリアック。ウイスキーとソーダを1対1で割ったロック“ハーフロック”で。ハイボールより香りがしっかり楽しめ、パンチも残存。その個...
友人のオススメは『上海わんたん 食彩厨房』。上海人のソウルフード、ワンタンのおいしさを紹介したいと2007年にオープン。 店主が上海出身の奥様と2人で開いた小さな工房で、喉ごしつるっとしたワンタンを製造、販売している。 白濁したスープはとんこつ100%だが臭みなく、特製の皮に包まれたワンタンは大ぶりだがつるりとした食感のよさも手伝って次々べられてしまう。椎茸わんたん756円、海老わんたん843円(各8個)。ミックス、増減もあ...