肉料理のつけ合わせとしてよく出てくる、フランス・オーベルニュ地方の郷土料理。じゃがいもとチーズがたっぷり入った、粘り気のあるいも料理。 フランスの中南部オーブラック地方の郷土料理。粘度が非常に高く、餅のようによく伸びる。 『ビストロ アリゴ』では店名に掲げているように、看板メニューに据えている。ビストロでこのメニューが出てくると、ほっとして嬉しくなる一品だ。...
ここだけ時が止まっているかのような木造建築。ガラス戸を開くと、ワイングラスを片手に人々が語り合う空間が広がる。意外性のあるこの光景が『ビストロ アリゴ』の魅力。 相手の驚いた表情を眺めつつ、酒を酌み交わせば愛情も一層深まるというもの。供されるのは男らしい骨太ビストロ料理と、これもまた予想外。...
軒先には木箱に入った空のワイン瓶、ビストロなのに和のテイストが漂う店構え。がらりと引き戸を開けると、すでにあふれんばかりの人が! 1階は立ち飲み、2階は座敷。立ち飲みカウンターで、少しずつ場所を譲り合ってくれるお客たちに紛れ込んで、ようやくひと心地つく。さあ、ワインだ! 木造の元氷屋の建物をリノベーションした店内。立ち飲みなら商店時代の店先から入り、2階の座敷なら横の玄関から入る。...
神保町の路地裏はここ数年で随分と古本屋が増えた。元来、世界的古書店街として知られる街だが、より趣味性の強い小さな店が生まれている。そんな界隈を散策すると、ランチメニューの黒板を掲げた古い家が。軒先には木箱に入った空のワイン瓶。聞けばビストロだそうだ。 ならばと勇んで夜7時半、がらりと引き戸を開けると、すでにあふれんばかりの人が! 1階は立ち飲み、2階は座敷。少しずつ場所を譲り合ってくれるお客たちに紛れ込ん...
神保町駅の近くにある『石釜 bake brread 茶房 TAM TAM』は、昭和47年に創業した老舗喫茶店だった。2014年9月にビルの老朽化による改築工事をきっかけに現在のスタイルへとリニューアル。 それと同時に提供を開始したのが今回紹介するホットケーキだ。その美味しさと迫力のビジュアルが話題となり、現在では行列のできる人気店となっている。...
このど迫力のビジュアル、そして必ずまた食べたくなる美味しさ……。 カリッと香ばしく焼き上がった表面と、中のふわふわ感のギャップがたまらない! 今回は絶品ホットケーキを提供する『石釜 bake brread 茶房 TAM TAM』の、美味しさの秘密に迫った!行列必至の人気店『石釜 bake brread 茶房 TAM TAM』。14時30分以降は、「石窯焼きホットケーキ」や「石窯焼きフレンチトースト」の提供には2...
もっと美味しいナポリタンは他にもあるかもしれません。でも、私は神保町『さぼうる 2』のもの、と決めています。 友人の少ない大学生活を過ごした私の、ひとり遊びコースはこうです。道路を挟んで向かいにある「岩波ホール」で映画を観賞。スクリーンがひとつしかないミニシアターの先駆け的存在です。ストーリーにどっぷり漬かったまま、この老舗喫茶店のぼんやりとした照明の下、少し酸っぱいナポリタンをいただきます。 お腹がいっぱいになる頃に...
明治時代から続く酒屋が母体。2005年、先代から店を引き継いだ橋本一明氏がいち早くバルスタイルを取り入れたことで、徐々に酒場ファンの間で火が付いた。 「マスターに話を聞いてもらいたくて週に1度は訪れます」と常連客。このアットホームな空間で連れをもてなすことこそが、立ち呑み上級者の証である。...
「お仕事の合間に一人でふらっと入るなら、オシャレなカフェより昭和な喫茶店。タイムスリップしたようなお店の落ち着いた雰囲気も、サービスの絶妙な距離感も心地いい」 「お気に入りの店はいろいろあるけれど、仕事で通うことの多い神保町にある『さぼうる』は昔からの行きつけ。中でもお気に入りなのが、ここのナポリタン! とにかく量がたっぷりなので、たくさん食べる私にとっては大満足です」 高垣さんオススメのナポリタン(¥650)は、写真...
気のおけない仲間たちと、ビール片手にワイワイ楽しむような忘年会なら、2015年話題になった「手づかみシーフード」という手も。とにかく、インパクトがすごい。 バケツサイズの鍋で登場する「モンスターコンボ」の頂上に鎮座するのは、真っ赤にスチームされたロブスター2匹。その下にはズワイガニやタラバガニの脚がいっぱい。 ムール貝や有頭エビ、ハマグリのほか、とうもろこしやソーセージなどの野菜もたっぷり詰まっている。これをハサミ片手...
もてなす相手が肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。 ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。...
ゲストが肉好きを公言しているなら、そこを攻めない手はない。ただ、商談や接待となれば、やはり店の雰囲気にも気を使いたいところだ。 この条件を満たすのが“料亭での焼肉”を謳う『翔山亭』である。ここは、喧騒や立ち上る煙とは無縁の焼肉屋。一歩足を踏み入れると、凛とした大人に似合う和の空間が広がる。5つの個室があり、さらにそれらの仕切りを取り払って大広間にすることも可能なのだ。 その中でいただく焼肉は、格別の味わい。もちろん雰囲...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏が、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催したとき、それをきっかけに「食材としての奥深さ」に開眼したという。 アリは決してゲテモノではない、貴重なタンパク源のひとつ。ならば、生命維持のためだけでなく、エンターテインメントに昇華させられるのでは?という思...
前回のUnder30女子が女子会でマウンティングできるフレンチとは? に引き続き、女子会の攻防戦の様子を。前回の様子を遡りながら読むと、より楽しめるかと思います。 【今宵のメンバー】 理沙(保険会社一般職・広告代理店勤務の彼と婚約中) 由美(メガバンク営業職・地元の彼と遠距離恋愛中) 麻奈(化粧品会社営業・IT企業社長と訳あり交際中) 絵理(外資系投資運用会社秘書・交際は秘密の箱入り娘) 全員大学の同級生で...
メニューはおまかせコースのみ。旬によって毎日変わる。 「好きなお店はメニューがなくて、おまかせが多いですね。長谷川シェフのエンターテインメントに富んだ調理法は常にサプライズが味わえ、創意工夫に満ちた料理は日本人はもちろん海外からのゲストにも喜ばれます」...
石に見立てた焼締の上には、まごうかたなき、アリ。食用のクロトゲアリである。 長谷川在佑氏は、この夏、ブラジルの有名店『D.O.M』へ赴き、世界的に注目を集めるシェフのアレックス・アタラ氏とのコラボレーションイベントを開催。そこでアリの「食材としての奥深さ」に開眼したという。 「アリは決してゲテモノではなく、貴重なタンパク源として食されていました。そして、食を、生命維持のためのみならく、エンターテイン...
88年の歴史を誇る西洋料理店の逸品。その時々で質の良い黒毛和牛を厳選し使用する。肉から出る脂で焼き、肉汁や玉ねぎ、チャツネなどがブレンドされたルウと共に土鍋で煮込む。良質だからこその奥深さを堪能あれ。...
神田神保町一丁目奇数番地エリアにある『バルマラケシュ』。 同店があるエリアはかつて「神田村」と呼ばれた、書籍・雑誌の小規模取次店が数多く並んだ界隈。2003年に再開発が完了し、その数は減ったが、まだいくつかは残る。 そんな、とある本の仲卸店倉庫を改造した店舗は、1階奥のキッチン前と手前ドリンクスペースとにカウンター席、2階にテーブル席を有する。...
神田神保町一丁目奇数番地エリアにある『バルマラケシュ』。 同店があるエリアはかつて「神田村」と呼ばれた、書籍・雑誌の小規模取次店が数多く並んだ界隈。2003年に再開発が完了し、その数は減ったが、まだいくつかは残る。 そんな、とある本の仲卸店倉庫を改造した店舗は、1階奥のキッチン前と手前ドリンクスペースとにカウンター席、2階にテーブル席を有する。 吹き抜けとなった手前ステンレス製コの字カウンターはスタンディング席。...
推定築70年の倉庫をリノベーションした風情あるバル。ベースは伝統的なフレンチながらクミン、オレガノ、アニスなど地中海のハーブ&スパイスを“ガツン”と効かせた酒の進むメニューがそろう。 また都内ではなかなかお目にかかれないブリューワーズブリュー武蔵野限定アルトビールの存在は、ビール党の注目の的。フルーティな口当たりが、料理の爽快な刺激を優しく包み込むこの感覚に、ファンは酔いしれる。...
端の開いた餃子で知られる名店だ。包まれていないから焼く過程で粗挽き豚の旨みが皮にも浸透。底面はパリッと香ばしいが、皮自体がしっかり美味しく、餡で肉の存在感も十分という、この店の餃子は仕上がるのだ。変種と思われがちだが、昭和7年の中国・大連で始まり、神保町での開店も昭和11年の出自を聞けば、これこそが、巷に溢れる焼餃子のオリジンでは? 単品をビールで攻めるもよし、ご飯と一緒に喰らいつくもよし。この国に餃子がある幸せを噛み締める。...
社会人として初めて入った出版社がお茶の水にあり、ランチはいつも神保町だった。なかでも餃子しかない『スヰートポーヅ』は本当に好きでよく通ったものだ。昭和30年から営業する老舗。 野菜よりも肉が強い餡は、まさに僕好み。ちなみに本場の中国ではニンニクをかじりながら餃子を食べるそうで、、、本場を意識したこちらの餃子にはニンニクが入っていないので、その後、打ち合わせがあっても大丈夫。 これにご飯とみそ汁が付いた定食を食べると、若...
超人気の焼き鳥店『蘭奢待(らんじゃたい)』。 趣向が凝らされたメニューの数々が、食通から大切に愛されている名店だ。 今回は「おまかせコース」の美味しさを紹介しつつ、同店の魅力に迫りたい。その洗練された味わいは「焼き鳥」とは違ったジャンルに達しているといえるだろう。 焼き鳥好きならずとも、一度は訪れておきたい名店のひとつである。...
「焼き鳥だと思わせたら負け」と語るのは、店主の和田浜英之氏。内容は旬の食材によって変わるが、千葉県・浅野ファームの野菜の盛り合わせや、低温調理した砂肝なども登場する。 焼き台に並ぶ串は、塩やタレのほか、バター、シェリービネガー、バルサミコ、鶏の脂、出汁などを使い分けて仕上げている。希少部位も然り。焼き鳥を軸に、その域を超えて食べ手に訴えかけてくるようだ。...
神保町で昭和33年から長く愛されている老舗『神田餃子屋』。 同店のおすすめは「スープ餃子」。旨みたっぷりの鶏ガラスープに、もち肌の餃子を入れた一品。 特徴は、もちもちとした餃子の皮の食感。パーフェクトなもちもち具合に、一度食べると誰もがファンになってしまうほど。...
一度食べれば胃袋を掴まれ病みつきになる客が多いという「豚丼」。多い日には200杯出ることも。 厚みのある豚肉がバラの花のように盛りつけられ、一筋縄では攻略できなさそうな迫力満点のビジュアル。しかし、肉表面のカリッと香ばしい食感と醤油ベースの甘辛いタレが相乗効果を生み、いとも簡単に肉とご飯の無限ループへ誘われるだろう。 醤油ダレと豚バラのガチンコ飯。野性本能に従い、最後の米ひと粒まで平らげよ!...
今や日本中で食べられている冷やし中華の生みの親といわれているのが、神保町の『揚子江菜館』だ。 明治39年創業の老舗中華料理店『揚子江菜館』で、冷やし中華が誕生したのは昭和8年のこと。二代目オーナーが考案した冷やし中華は、今や日本中で親しまれる味となっている。...
明治39年創業の老舗中華料理店『揚子江菜館』で、冷やし中華が誕生したのは昭和8年こと。二代目オーナーが考案した冷やし中華は、今や日本中で親しまれる味となっている。 「冷やし中華」と聞き、麺の上に山状に盛られた具という絵を思い浮かべる人が多いはずである。その原型を作り出したのが『揚子江菜館』の二代目オーナーなのだ。 オーナーは神保町の店舗から見えた富士山からインスピレーションを受けたという。具が模る山の上にふんわりとのる...
明治39年創業の老舗中華料理店『揚子江菜館』で、冷やし中華が誕生したのは昭和8年こと。二代目オーナーが考案した冷やし中華は、今や日本中で親しまれる味となっている。 「冷やし中華」と聞き、麺の上に山状に盛られた具という絵を思い浮かべる人が多いはずである。その原型を作り出したのが「揚子江菜館」の二代目オーナーなのだ。オーナーは神保町の店舗から見えた富士山からインスピレーションを受けたという。具が模る山の上にふ...
創業明治39年の老舗中華料理店であるこちらは、昭和8年にざるそばをヒントに冷やし中華を生み出した発祥の店としても知られる。五目冷やしそば¥1,510のこんもりとした盛り付けは、かつて窓から見えた富士山がモチーフだ。 周囲を彩る具材は、チャーシューが春の大地、きゅうりが夏、たけのこが秋の落ち葉、糸寒天が冬の景色と四季を表現。均一の長さ、太さに切ることで、見た目に美しく、また食感や麺との相性もよくしている。 ...
塊肉とワインを気軽に楽しめる『ブッチャーズ』の最新店はラムに特化したヘルシーな肉バルだ。「ラブ・ミー・テンダー」ならず『ラム・ミート・テンダー』という店名は、ラム肉ラバーの琴線に触れるはず。 当店では国産黒毛和羊の信州サフォークや、オーストラリア産のサフォーククロスといった羊の新しい食べ方を提案する。 フレンチ出身のシェフが作る料理はバラエティに富んでおり、ヘルシーでフレッシュなラム肉の魅力をたっぷり堪能できる。目の前...