下北沢の住宅街に潜む、星を獲り続ける名店。実直な仕事を貫く、店主の技と人柄が光る
小肌。身質がキュッとしまった小肌は“名刺代わり”の1貫として。 流麗なフォルムに目が奪われる。 握りはすべて¥11,000の「握りのみのコース」の一例。...
2020年一発目となる月刊誌東京カレンダー最新号は、「世田谷」を大特集。 三軒茶屋、三宿、下北沢、二子玉川、成城、経堂、祖師ヶ谷大蔵、尾山台などなど広い「世田...
三宿で50年続く老舗は、江戸っ子の粋を感じる“楽しい鮨”
都内に鮨の名店数あれど、三宿の『金多楼』は〝笑いの絶えない〞名店である。それは店に入ってすぐに察知できること。 まず、威圧感がない。つけ場に立つのは、50年前にこの店をオープンさせた大将の野口四郎さんと息子の剛さん。 『金多楼』とは四郎さんが修業していた神田の名店『金多楼寿司』からもらった名前だ。 息子の剛さんは小学生の頃から「大きくなったらお鮨屋さんになるんだよね」といった常連の言葉を真に受け、早いうちから将来...
鮨はご主人と二代目の剛さんがネタによって握りわける。 艶やかなまぐろのヅケは、ねっとりとした旨みと清涼感のある青唐辛子の辛みが絶妙。 鯵は旬の走りの時期のみ皮つきで供す。酢で〆めてあるにも関わらず、血合の色が美しい。 煮あげた穴子は皮がブリンと弾け、淡雪のように口中で溶ける。桜色のガリはたおやかに甘く、後引く旨さだ。...
日頃、全身全霊でお客に美味しいものを提供しているシェフが、通いつめてしまうお店があるとしたら、 そこは美味しくって、居心地いいに違いない!! そこで様々なジャンルの名店のシェフ達に、彼らのとっておきの行きつけのお店を教えていただいた。 お気に入りポイントやエピソードなどもあわせてどうぞ! ………………………………………………………………………………………… 質問項目は5つ。 ■Q1.下記①~⑧の...
旬のネタをその場で選んで、気さくに鮨が楽しめる!有名人もお忍びで通う隠れ家的店
魚介だけでなく、野菜やフルーツも使って旬の美味しさを楽しませてくれるのが今回紹介する『鮨ほり川』だ。 新子やあわび、松茸まで、これから旬を迎える食材を好きなだけ楽しめる老舗寿司店の魅力を余すところなくお伝えしよう。...
口の中に広がる旬の味。ネタの個性に合わせた最高のパフォーマンス
駒沢の裏通りに店を構えて3年目。予約客はひきもきらず、まさにいま“脂がのっている”状態の『鮨辰』。人気の秘密は店主・浜野章さんの握りの技術の高さ。そして、築地から仕入れる抜群のネタを扱いながら、おまかせコースが1万3000円からというコストパフォーマンスの高さだ。築地通いが日課の浜野さんは「いまは7軒の仲卸さんとお付き合いさせていただいていますが、貝類を仕入れるのはそのうち2軒。ただ、今年は水温の関係でなかなか漁獲が難しいようです...
穴場中の穴場。この鮨店を訪れたなら、誰もがそう思うはずだ。昨年9月、駒沢に開店した『鮨辰』。ここ数年、東京では住宅街でその実力を発揮する鮨店が増えているが、この店の費用対効果と店主の志の高さには、思わず目を見張るものがある。 おまかせは1万円からと、住宅街の鮨店の平均価格帯といったところだが、つまみ3品に刺身が5点、焼魚もしくは煮魚に握りが7貫供されるという充実の内容。つまみはかき揚げや自家製の塩辛などシンプルながらバラエティに...