東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
中目黒の山手通り沿いに佇む隠れ家。本格和食をアラカルトで気ままに楽しめる
中目黒で和食。それもコースでもなく居酒屋でもない、きちんと美味しい和食となると、選択肢はそう多くはない。 適度な席数で、席間隔にゆとりがあって、落ち着いた雰囲気でくつろげる点も譲れないし、外食ならではの丁寧な仕事が光る料理も堪能したい。 そんな大人ゆえの“わがまま”を大きな懐で叶えてくれる良店がニトリの先の山手通り沿いにある。 駅からそれなりに歩く覚悟さえあれば、『楽食ふじた』はふたりにとって最高の隠れ家だ。...
かつては「ファッションの街」と言われ、いまだに脈々と引き継がれる、絶対的なお洒落イメージ。 といっても、港区的な“ギラギラ感”はなく、あくまでも地に足がついた...
和食の真髄に触れる体験を。削りたての鰹節で引く「出汁」にこだわる、日本料理店
日が沈むと目黒川の裏手を東西に貫く目黒学院前の細道に、出迎えのハイヤーが横付けされる。その光景は、まるで港区。 道路に面した個室からのぞく椅子の脚だけが、ここが飲食店であることを匂わす。 肩肘張らないこなれた店が多い中目黒において、『炎水』はむしろ異色の存在ともいうべき超高級和食店だ。...
店主の伊藤龍亮さんは『龍吟』に9年半勤め、後半は副料理長として焼き場を任されていた。独立すると昨年12月に『炎水』をオープン。 「料理人が一番美味しいと思った瞬間のお出汁を味わっていただきたい」と、語る。つまり一番美味しいお出汁とは、伊藤さんの味見と同じ状態の一番出汁のことだ。 せっかくカウンターで鰹節を削った出汁を通常のように濾してしまっては、フィルターで失われる香りがあると思ったそう。 そこで、鍋からお玉...
最初の醍醐味は、ひと組ごとに目の前で鰹節を削って一番出汁をとるプレゼンテーション。 「削りたてが最高到達点。削りたてにしかない香りを提供したい」と話す伊藤さん。 出汁に使うのは鹿児島県指宿市産の本枯節。 鰹節は非常に切れ味の鋭いカンナで削るため、横幅が広くツルツルした断面となる。それが香り豊かな出汁の秘訣なのだ。岐阜のお米「初霜」を土釜で炊き、ホタルイカとふき、若豆をのせた〆のご飯。 釜...
ニューヨークにある和食店の雰囲気を再現。心地よい音楽と本格和食を楽しめる店
カウンターの向こうで焼き上げる炭火焼きも自慢。 「鰻の白焼き」は関西風の仕上がり。大きめの鰻を使って、蒸さずにそのまま炭火で火入れ。脂を逃すことなくパリパリふわふわが堪能できる。...
遊び心ある演出が光るコースは、女性ウケ抜群!デートにぴったりな中目黒の本格和食店
中目黒は鮨や蕎麦の名店はあるが、大人が満足できる和食店を探すとなると、意外と悩んでしまう。 だが、この店を押さえておけば、「今日は和食な気分」という彼女のリクエストにもスマートに応えることができる。 『割烹 柚葉』の、12品前後が登場するコースは、可愛らしい見た目の名物“くまちゃん最中”でスタートする。 『割烹 柚葉』のカウンターは、広々としていてくつろげると評判。店奥には窓外に桜が見える“特等席“も。 調...
中目黒の住宅街に潜む和食店。伊勢湾の内海で育つ大ぶりの“はまぐりしゃぶ”が絶品
靴を脱いであがる『割烹 藤』の掘りごたつで鍋をいただくふたり。 個室となっているが、仕切りが障子なので圧迫感がなくくつろげる。...
元は民家だった3階建ての一軒家。季節の魚と野菜を使った、正統派のお洒落和食
夜のコース6,600円の和食店と聞くと、正直、空間にも料理にも期待しない人が多いはず。 しかし、そんな先入観は『庵樹 ANJU』にて覆される。舞台は元々民家だった3階建て一軒家。 中に入ると蔵のような独特の空気感があり、グレーの壁や左官仕上げのモルタルカウンターがセンスを醸す。 カウンターでは、料理長の堀内さんの丁寧な包丁捌きを日本酒片手に堪能したい。 実は建築事業をメインとする会社が作った店だそうで、...
ゲストの好みに合わせて、メニューをカスタマイズ!割烹初心者に優しい一軒
割烹といえば、白木のカウンターに和の設えが定番。だが『割烹TAJIMA』は、モノトーンでまとめたカウンターがモダンビストロを思わせる、しゃれた店内だ。 そして店主の田島和彦さんはシルバーヘアにピアスと、こちらも和の料理人らしからぬ、いでたち。 そんな空間で供されるのは、包丁の入れ方や、味のふくませ方が際立つ伝統的な日本料理だ。田島さんは、京都『割烹八寸』で5年、神楽坂『懐石 小室』で2年修業を積み、31歳で独立。 ...
恵比寿。圧倒的な「交通の利便性」を誇りながら、代官山、広尾、白金、目黒に隣接するがゆえに、しっかり「お洒落感」がある。 西麻布あたりの「港区」的なギラギラ感と...
仕入れに合わせてメニューは毎日変更!芸能人や食通も通う、和食の名店
中目黒の隠れ家的なエリアに、芸能人や食通がこぞって訪れる名店がある。 「わざわざ銀座に行かずとも、気軽に割烹料理を楽しんで欲しい」そんな店主・高橋一幸さんの想いから誕生した、くずし割烹『一饗』。 こちらの名物はシメの「生ハムおにぎり」。居心地も抜群で何を頼んでも美味しい名店の魅力をお伝えしよう。...
季節の食材の土鍋ごはんは必食!中目黒で覚えておきたい上質な和食店
真摯に食材と向き合った、飾らないまっとうな料理が中目黒で愛されている『夕月』。 ウニの炊き込みごはんが名物だが、土鍋の食材は旬に合わせて変化するもの楽しい。今回撮影したのは「貝づくしの土鍋ごはん」だ。こちらは、ハマグリとアサリから取った出汁で米に旨みをギュッと吸わせて炊き上げ、蒸らしでウニと貝を加える。 軽く熱をかけたウニやホタテからは、生とは違うあまやかさが立ち上る。火を入れるのがもったいないほどの極上、大粒のウニは...