『イレール 人形町』で再会した男は、寛と言った。 濃い眉毛に彫の深い顔立ちで、体は大きいがとても繊細そうな男だ、と祐実は思った。 「へぇ、最近人形町に引っ越されたんですか。でも何でまた、突然?」 その問いかけに、祐実は何も返すことができなかった。すると、寛はすぐに話を変えてくれた。 「……いろいろありますよね。僕は妻と別居してちょうど1年。前は中目黒に住んでいたんですけど、気分転換に、東京の東側に住んで...
祐実の会社には産休から復帰してキャリアを積む女性もいるが、それはほんの一握りだ。時短で働く女性のほとんどはいつもイライラして余裕がないか、女性として諦めているか。どちらかだ。 正直、どれにもなりたくない。 かと言って子どもがいない人生というのも、想像ができなかった。 全て欲しいのに、何も欲しくない。そんな気分だった。 麗子は結婚しているが、子どもはいない。こんな話をするのは、初めてだった。すると麗子...
フランスの星付きレストランで研鑽を積んだ島田哲也シェフ。彼が恵比寿にてオープンした名店『イレール』が、ビストロスタイルで人形町に移転。 「コスパの良さに加え、カジュアルで酒のツマミも揃っているので、お腹の具合と相談して、適度にバランスを調整できるのがいいですね。肉はもちろん旨いですが、女性には季節野菜のテリーヌがおすすめ。彩りよくヘルシーなので喜ばれますよ」。...
内装、料理、スタッフワークにいたるまで、この店を構成する要素の根底にあるのは、パリのビストロの再現。その意思が最も伝えられるのがボリュームあるワンポーションだ。 たとえばヒナ鶏のローストをまろやかなトマトソースでコーティングした逸品は、両手の拳を並べたほどのサイズ感。これをかぶりつきつつ、豪快にビールで喉を潤せば、真夏の疲れは瞬時に彼方へ消えていく。...
自分が旨いと思うものを出そうとしたら、ほぼ自然派の食材になった。フランスの自然派農業を経験し、ナチュラルな食材の魅力を知った店主。その日仕入れた旨い食材しか使わないからメニューは毎日変わる。どんな料理が楽しめるかは、来店するまでわからないのだ。 シェフが発案したリフトで炭火との距離を少しずつ調節し、じっくり肉に火を通す。絶妙な火入れ術と塩のみの味付けで、口中にじわじわと広がる優しい旨みが堪らない。...
『ラ・ピヨッシュ』には数々の稀少肉を塊で味わえる、肉の名店だ。鹿やイノシシなどのジビエはもちろん、不定期ながらすごい肉が入るという噂が肉ラバーの間では有名。 取材時に手に入ったのは北海道・駒谷牧場の完全放牧野生牛「ジビーフ」と、全寮制有機農業実践校である、愛農学園農業高等学校で生徒たちが育てる「愛農ナチュラルポーク」。...
マッキー牧元さんがいつも気になっている稀少肉。具体的にはどちらがオススメかたずねたところ、 「『ラ・ピヨッシュ』に不定期ながらすごい肉が入るらしいんだよ……!」とのご回答。 そこで、ご対面と相成ったのが、北海道・駒谷牧場の完全放牧野生牛「ジビーフ」と、全寮制有機農業実践校である、愛農学園農業高等学校で生徒たちが育てる「愛農ナチュラルポーク」。「愛農ナチュラルポークは何度か食べたことがあるんだけど、生の状...
自分が旨いと思うものを出そうとしたら、ほぼ自然派の食材になった。フランスの自然派農業を経験し、ナチュラルな食材の魅力を知った店主の林真也氏。その日仕入れた旨い食材しか使わないからメニューは毎日変わる。どんな料理が楽しめるかは、来店するまでわからないのだ。 宮崎シェフが発案したリフトで炭火との距離を少しずつ調節し、じっくり肉に火を通す。絶妙な火入れ術と塩のみの味付けで、口中にじわじわと広がる優しい旨みが堪ら...
どうやら最近ロバ肉がじわじわ来ているらしいとの噂。都内で提供している店はまだ少ないが、炭火で焼く肉料理で人気を集める人形町『ラ・ピヨッシュ』では、月に2回だけロバ肉の入荷があるという。 オーナーの林真也氏曰く、イタリアのピエモンテかヴェネト、エミリア=ロマーニャではレストランのメニューに載っていることも多いとか。シェフの宮崎智洋氏が丁寧に焼き上げるロバ肉の断面は、じんわり赤みがかっていて、見ためだけでは、...
「やっぱり“稀少な肉”はいつも気になるねえ」。今、食したい肉は?という問いかけに、そう即答したマッキー牧元さん。具体的には?「『ラ・ピヨッシュ』に不定期ながらすごい肉が入るらしいんだよ……!」。 そこで、ご対面と相成ったのが、北海道・駒谷牧場の完全放牧野生牛「ジビーフ」と、全寮制有機農業実践校である、愛農学園農業高等学校で生徒たちが育てる「愛農ナチュラルポーク」。 「愛農ナチュラルポークは何度か食べたことが...
先月号の肉特集では、1カ月間ほぼ毎日欠かさず牛肉を食べ続けたが、それにまったく飽き足らず、向かった先は6月に人形町にオープンした『ラピヨッシュ』。自然な造りのワインと炭火焼き料理がウリの店で、先日、京都に訪れた際に立ち寄った某ワインショップのスタッフも「東京にすごく素敵なビストロができたと聞いています」と話していた。 認知度は早くも全国区、ウワサを聞きつけたグルマンで、店は連日盛況だ。人気の秘密は、フランスの...
豚肉に特化したビストロ料理が評判の人形町『ラ ブーシュリー グートン』。 郷 卓也シェフが「ほかの品種と比べても風味の豊かさが明らかに違う」と惚れ込むのが、静岡の富士農場で育てられる満州豚だ。肉の芳醇な旨みと清らかな脂の味わいを生かすべく、半頭単位で仕入れて部位ごとにさまざまな調理法で供する。 郷シェフの火入れの技術が光る炭火焼きもおすすめだが、しっとりと柔らかなフィレ肉のコンソメ仕立ては思わず陶然とする美味しさ。 ...
最近、肉好きのあいだで「牛よりも豚」派がじわじわと増えている。 2015年5月、人形町にオープンしたこちらの店の郷 卓也シェフも「本当の豚の美味しさを知ったらヤミツキになる」と話す。メインにあつかうのは静岡・富士農場のLYB豚と満州豚。「満州豚の骨付きロース」の他にもワインに合う、豚料理料理を多数そろえる。 素材選び、下処理、火入れのすべてにこだわった豚料理を“とことん”味わってみては?...
『ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション』では、まるごとトマトを味わえるトマトのこちそうコースを提供中。トマトのドリンク、前菜、メインの構成で展開。 トマト、カニ、アボカドの色が鮮やかで、ほんのりスパイスが香るミルフィーユ仕立ての「トマトのガスパチョソース」。ガスパチョのソースは、トマトの甘味や酸味が絶妙なバランスで、より一層の深みを増してくれる。...
1歳年上の夫・雄太は、赤坂の戦略コンサルティング会社に勤務している。 東大経済学部卒。身長180cm、アバクロがよく似合う筋肉質の体型で、切れ長の目に鼻筋の通ったクールな顔立ち。 高学歴、高身長、高収入、加えてイケメンの、超優良物件だと言われてきた男だ。 二人の出会いは定番の食事会。そろそろ本気で結婚相手を探そうと思っていたあずさの前に現れたのが、雄太だった。 学歴、収入、ルックスの全てが高水準でバラン...
帰宅途中の電車の中で、あおいは頭を抱えた。 先に約束をした映画を優先するのが筋だが、食事会の予定をキャンセルして景子達に嫌われるのも困る。 映画は公開期間中ならいつでも行けるし、日程を変えて貰えばいいのではないか。優とは長い付き合いだから、きっと分かってくれるはずだ。 しかし、さすがに食事会の為に予定を変更させて欲しいとは言えず、仕事が入ったと連絡を入れた。 ーなんだ残念。でも仕事なら仕方ないよね、頑張...
5つ星ホテルだからこその、ベストオブベストのフレンチファインダインニング『シグネチャー』。料理、インテリア、ホスピタリティ全てがハイクオリティで、ドレスもきちんとキメて行きたい最高級店だ。 国内で唯一、ホテル直営の3つのレストランがミシュランの星を取得しており、そのひとつ。シルバーを基調としたスタイリッシュな空間の中で、料理長のニコラ・ブジェマが生み出す珠玉のフレンチが味わえる。...
2005年12月2日、日本橋に『マンダリン オリエンタル 東京』がオープン。スタイリッシュな中にも日本の伝統と気品が香る、最高級のホテルの誕生に世界中が注目した。 このラグジュアリーな5つ星ホテルには、和洋中あらゆる分野の一流レストランのみが集結。味はもちろん、遮るものの一切ない、圧倒的な眺望の中、東京スカイツリーの明滅が幻想的に映る。 せっかくなので、レストランからの絶景席をご紹介しよう。まず、3...
「これぞ、まさにTOKYO VIEW」。居合わせた外国人ビジネスマンが吐息混じりに呟いたひと言だ。日暮れの頃、茜色に染まる空に、くっきりと浮かび上がる富士山のシルエット。都心のビル群は間近に迫り、眼下には皇居の緑。その手前を新幹線がひと筋の矢のごとく走り抜けていく……。そんな最高の眺望の特別な席は、ホテルが誇るフレンチキュイジーヌの最奥部にある。 そして、料理。「何を食べているか、明確に伝えたい」とシェフ...
オープン当初よりペアリングを取り入れていた『シグネチャー』。というのも、シェフソムリエの加茂文彦氏は、12年のフランス滞在中のうち5年間はペアリングの元祖であるアラン・サンドラスの店で働いていた。そこではメニューの下にひとつずつグラスワインが明記されていたという。 「シグネチャーでは、新しい料理をすべてシェフとともに試食をして数種類のワインと合わせています。シェフがどんな想いでその料理を作っているかを理解して...
この6月、『シグネチャー』は新料理長にニコラ・ブジェマ氏を迎え、よりモダンでエレガントなレストランへと変貌をとげた。現在32歳のニコラ氏は、30歳でマンダリン オリエンタル 香港『ピエール』の料理長に就任し、ピエール・ガニェール氏からも厚い信頼をよせられる若き逸材。新生『シグネチャー』にはミニマム3皿からなるランチコースがあるが、男性相手の会食であれば4皿のコース“ル フィガロ”が量・時間的にちょうどよい。時間...
日本橋の摩天楼『マンダリン オリエンタル 東京』。その37階に位置するのが、富士の頂きまで見通すことが出来るフレンチインスパイアダイニング『シグネチャー』だ。ミシュランガイド東京で5年連続一ツ星を獲得した天空のレストランで腕を揮うのは、南仏出身の料理長、オリヴィエ・ロドリゲズ氏。伝統の技を大切に、自由な発想でクリエイティビティを加速させ、唯一無二のひと皿をゲストの眼前に表出させる。 ワインを担当するのはシ...
37階に位置する『センス』は、ミシュラン1ツ星を掲げるモダンな本格広東料理の名店。ホテル内にあるレストランやバーの中でも、抜群の夜景を誇るのがこちら。 メトロポリスの地平線を背景にしてそびえる東京スカイツリーが一望でき、運が良ければ東京ディズニーランドの花火も眺められ、ドラマチック。鄧徳勝料理長が全国から届く厳選食材を駆使し、繊細ながら勢いのある広東料理を、モダンかつ美しいプレゼンテーションで提供する。...
37階の『センス』から見渡せる遥か下の東京の街は、まるで迷宮のように明滅する絶景だ。周囲から隔絶された個室では、さらに中空に浮かんだような浮遊感が心地いい。 そこへ運ばれるのは、ミシュランの星に輝く広東料理。しなやかな感性と滋味の奥深さをたたえた料理から上湯の高貴な香りが部屋に満ちると、外国にいる錯覚を覚える。空間と美食による、めくるめく高揚感を心から堪能したい。...
同じく37F『広東料理 センス』、窓際の席からは、メトロポリスの地平線を背景にしてそびえる東京スカイツリーが一望でき、運が良ければ東京ディズニーランドの花火も眺められ、ドラマチック。 38F、『鮨そら』は窓一面で望むことのできる夜景のほか、カウンターのみわずか8席という空間性も魅力。盆栽や蹲つくばい、畳紙、江戸手ぬぐいの指拭きなど、和の意匠が巧みに配されており、外国人観光客に好評だ。 と、ここまで『...
【1日数組限定】 独占欲は、大切だ。悪しき響きにたじろぐ必要はない。大事な誰か、特別な時間を、自分だけのものにしたい気持ちは、否定のしようがないもの。食事時で、さえ。 完全予約貸切制の店、『日本料理エドア』には、そんな気持ちを抑えられないお客たちが時々、訪れる。予約時間内は誰とも顔を合わせず、自分たちだけで、クローズドな空間と店主・高村直子さんの料理を堪能できる...
「完全貸切予約制」 八丁堀の一角にこの9月開業した『日本料理 エドア』の営業スタイルである。銀座から至近距離にありながら、通勤時間と昼休み以外、人気の少ないこのビジネス街に、ぽつんと開いたこの店は、一見、食器かインテリアのショールームと見紛う。大きな窓越しに見える小柄な店主・高村直子さんの、包丁を握る姿は儚げで、さらにここが何の店か朧気になってくる。 だが改めて言うまでもなく、ここは日本料理店。ホームパーティでお客に料理を振る...
鏡のように磨き込まれた鉄板の上に、オリーブオイルをひと吹き。やがて目が、耳が、無意識のうちに美食への期待に打ち震えゆくディナーの幕開けだ。 『ロイヤルパークホテル』最上階にあるこの店は、奇を衒わぬクラシカルな鉄板焼で勝負する。食材は産地指定、旬の味覚を吟味。オリーブオイルと香り付けのゴマ油、芳醇なバターで素材の持ち味を引き出していく。街場で噂になる鉄板焼店のように、ゲストの目を引く派手なパフォーマンスは敢えて封印。 そ...
■クリスチャン ルブタン ステイ(宿泊プラン) 販売期間:2019/3/18(月)まで 宿泊期間:2018/10/1(月)~2019/3/31(日) 価格:1泊1名 1,130,000円 内容: ・「オリエンタルスイート」(100 ㎡)での宿泊 ・『スパ スタジオ by マンダリン オリエンタル 東京』での施術 ・『マンダリンバー』での特製カクテル「ルージュ ルブタン」 ・「クリスチャン ルブタン」のコスメ(リップ...
週末の予約は不可という朝食ビュッフェなれど、それも上質さゆえの人気から。国産食材にこだわり、有機醤油や国産バルサミコ酢など、ビュッフェ台に並ぶ調味料も思わず試してみたくなる品ぞろえ。飲むもろみ酢からスタートし、ハイライトは山梨から取り寄せるハーブたまごの卵料理。濃い色の黄身は味わいも濃厚で元気が出る! 【概要】 価格:¥3,800(税サ別) 品数:約60 時間:【平日】6:30~(L.O.10:30) 【土日祝...
厳選素材の上質さが光るのが、『ケシキ』の朝食。たとえば新鮮なハーブ鶏の卵は卵黄の色が濃く、それを使ったエッグベネディクトは名物のひとつ。また“ケールとキヌアの温製サラダ”や“チアシードプディング”などスーパーフードもおさえており、野菜ジュースの種類も豊富。 栄養満点の穀物と野菜をセンス良く、食べやすく仕立てている。そしてホテルのベーカリーで焼き上げる20種類以上のパンも、選ぶのに困るほど魅惑的。...
日本各地の食材とアジアの調味料を使った料理が楽しめるアジアンインスパイアダイニング。こちらでは山梨のハーブ地鶏の卵を使用。濃厚な黄身で作ったポーチドエッグは滋味深く、しみじみ旨い。カニのほぐし身と共に。エッグベネディクト¥2,000...
和食出身の店主と、鮨屋出身の料理人が板場に立つ割烹料理店。魚の鮮度と目利きに絶対の自信を持ち、北海道や九州から当日便で空輸した産直高級魚を使用する。その自慢の魚料理を堪能できる1名客限定の「藍」コースがすごい。 熟成させた白身魚を中心とした握りをはじめ、旬の魚、珍味、当日の逸品など10品¥6,000で提供。ワンランク上のコースとほぼ同じ内容が約半額!これを機に、ひとり割烹デビューしてみては。...
住宅街ならではの、落ち着きを兼ね備えた小箱。 カウンターわずか9席、店主の目が届く範囲に客席数を絞った。きめ細やかなサービスに裏打ちされた居心地の良さで、日ごろの喧騒から解き放たれていただきたい。 ご予約はこちらから ※こちらの店舗は、現在移転しております。詳しくは、下記店舗情報よりご確認ください。 掲載内容は移転前の情報です。肩肘張らずに楽しめる 、カジュアルガストロノミーという革命。 2014年3月...
「カジュアルガストロノミ―」として、2014年3月、日本橋コレド室町にオープした『ラ・ボンヌ・ターブル』は、西麻布の名店『レフェルヴェソンス』の新業態。 店内の絵画はトリックアート、BGMは60~80年代のロック、皿はオリジナルオーダー、プリフィクスに合わせたワインのペアリングなど、こだわりを挙げれば切りがないほど個性的。 アミューズであり、スペシャリテの1つともいえる「畑の味のするサラダ」は、生産者から直接仕入れた採...
「朋子、私、離婚することになっちゃったわ。」 前触れはなかった。日本橋のフレンチ『ラ・ボンヌ・ターブル』にて、最高にコスパの良いランチを二人で楽しくつついていたところ、沙織に突然とんでもない告白をされた。 本人はケロリとしている。「だって、お互いの将来の方向性が変わっちゃったのよ。」平然とした物言いで、鯵の前菜を口に運んだ。 しばらく、言葉が出なかった。 ◆ 私にとって、沙織た...
店内の絵画はトリックアート、BGMは60~80年代のロック、皿は笠間焼にオーダー、プリフィクスに合わせたワインのペアリング……こだわりを挙げれば切りがないほど個性的なこの店は、2014年3月20日にオープンした『ラ・ボンヌターブル』。ひとくせあるこのカジュアルガストロノミーに似た店はなく、女性にとっても初体験の連続となるだろう。 それはアミューズの“畑の味のするサラダ”からさっそく始まる。生産者から直に仕...
1月31日が何の日かを即答できるご主人! あなたは、愛妻家ですね!! 「愛妻の日」に合わせ、20~50代の(子ども1人以上がいる)男性600名を対象にインターネットによる「愛妻の日に関する意識調査」が実施された。ご自分の”愛妻家指数”がどれくらい高いか?(独身男性は、想像しながら)回答しつつ読み進めてみよう。 ※調査は、クリエイティブサーベイ調べ。①1月31日が「愛妻の日」の認知率はわずか○%。 ②愛...
ワインペアリングコース(¥3,800)の中に日本酒が取り入れられたのは、「日本酒の旨みのある味わい」が素材の旨みと合うため。 デザートには、糖度の高い貴醸酒も面白い。写真のデザートは、ごまのおからのメレンゲの香ばしさと栗の香りが、満寿泉酒造の貴醸酒の甘くナッティなニュアンスと合う。...
ペアリングは、よりお食事を楽しんでいただくための手段」と話すのは『ラ・ボンヌ・ターブル』のソムリエ・大越基裕氏。その言葉どおり、ここではアミューズからしてテンションが上がる。アミューズには珍しくサラダが登場し、合わせるのは山形の発泡白ワイン。自然のアプローチの強いワインと晴天の日の大地を連想させるサラダは、まさに日本の有機食材に着目したこの店のコンセプトを体現する組み合わせ。 そして、おそらく東京でここだけの...
2015年8月オープン。『日本料理・しゃぶしゃぶ 京都瓢喜』(銀座本店ほか)の姉妹店で、新たなスタイルの京会席を提案する。著名な空間デザイナーが手がけた店内は、銀箔と銀屑があしらわれた斬新かつスタイリッシュな装い。 各部屋に仲居が付く完全個室で、四季の会席料理が楽しめる。最高級の近江牛と白金豚を、京野菜を敷いたせいろ鍋で一緒に蒸して味わう名物の「蒸しゃぶ」もぜひ。...
ふんわりと出汁が香る蒸しゃぶに舌鼓 デートや接待で特別感のある鍋を味わうのなら、京都発祥の日本料理店『瓢喜 香水亭』へ。こちらの名物鍋は、特注のせいろに季節の京野菜をたっぷり敷き詰めた蒸しゃぶ。 近江牛や白金豚の蒸しゃぶといったレギュラーメニューのほかにずわい蟹やクエなど季節限定の海鮮鍋も用意する。今の時期は脂がたっぷりとのった鰤。野菜のうえに厚めにカットされた鰤を並べ、しっとりと蒸し上がったら、ポン酢か出汁につけてい...
口に入れた瞬間、ホロリと解れ、ネタとシャリが渾然一体となって広がる旨さ。この正統派握りに合うワインを追い求めたのが『日本橋 鰤門』。 合わないと際立つ生臭さ。要因を探るべく、試飲を徹底。コースの全料理と合わせて辿り着いた結論は各食材に含まれる鉄分と亜鉛で、前述のふたつは含有量の多いネタ。それらに合えば、ほかも申し分なく美味しく、それはシャンパンも同様。最終的には15本をリストアップした。 コクあるタイプは包み込むように...
京橋にある出版社にいたときに、ランチタイムによく通ったお店である。コストパフォーマンスの高い洋食ランチを出してくれるので、ありがたい存在だった。 シェフの榊原氏は、名店で『北島亭』にて修業し、渡仏後、2003年より実家である『レストラン サカキ』4代目となった実力派ゆえ味は折り紙つき。 ここでは私の好みだが「海老フライ」をリコメンドしたい。毎朝、築地で食材を仕入れる同店らしく海老も程よいサイズ感ながら味は濃厚。衣も薄く...
多忙なビジネスマンにとってランチタイムは、つかの間の休息の時間。自身の会社の近く、またはお得意先の会社の周りに、ランチの名店を見つけることは重要だ。そこで、ご参考までに紹介したいのが『レストラン サカキ』だ。 このお店の営業形態は変わっている。ランチタイムは洋食、ディナータイムはフレンチとなるのだ。夜だとちょっと敷居が高いが、、、昼間はコストパフォーマンスの高い洋食ランチを出してくれるので、ありがたい存在。 シェフの榊...
もはや生姜焼きの枠を超え、豚グリルの生姜焼きソースと言ってもいい程の一皿が、京橋『レストラン サカキ』の「もち豚のポークジンジャー」。大人気のランチ限定(しかも20食!)メニューだ。 皿に堂々と横たわる主役の豚肉は、群馬産もち豚。シェフの榊原大輔氏曰く「脂が甘くて旨い」ロース肉を、厚さ1センチあまり、重さにして200グラムはあろうかというボリュームで提供する。 白飯にあうよう試行錯誤を重ねたタレは甘...
もはや生姜焼きの枠を超えている驚愕の一皿が、京橋『レストラン サカキ』の“もち豚のポークジンジャー”。夜はフレンチ、昼は洋食とふたつの顔をもつこの店のランチ限定(しかも20食!)メニューだ。 皿に堂々と横たわる主役の豚肉は、群馬産もち豚。シェフの榊原大輔氏曰く「脂が甘くて旨い」ロース肉を、厚さ1センチあまり、重さにして200グラムはあろうかというボリュームで提供する。そこには『北島亭』で修業時代、師の北島素幸...