平日の15時でも活気に溢れる店内。「週末はもっとですよ」と店に出て50年の2代目は笑う。昭和30年の創業以来、焼餃子のみを提供し続ける名店だ。着席すると自動的に1皿が到着。残り1個になるや否や、もう1皿。“1人2皿は必ず”も、ずっと不変のルールだ。 野菜中心の餡はさっぱり、焼きに使うラードの甘さとコクも抜群で、スルスルと胃に収まっていく。残り1個で「お代わり?」と絶妙の間で女性店員。「ウチの記録は女性で30皿」とまた笑う2代...
食肉卸業者直営とあって、コストパフォーマンスがめっぽう高い店。使用する肉の重さは横綱の名にふさわしく約300gと、今回あげていただいたお店の中では、トップクラスのグラム数! 脂身たっぷりの肉は低温でじっくり時間をかけて揚げ、その旨みを引き出す。食べごたえのある一皿は一食の価値あり。...
薄切りにした鳥のレバーに、店主曰く“ごく家庭にもあるもの”を調合したという秘伝のスパイスを和え、強い火力で速やかに炒める。肉汁が適度に染み出し、スパイスと合わさって極上のタレとなる。その上に豪勢に盛られたネギ、ネギ。亀戸の菜苑といえば、この「純レバ丼」が名物。 地元にお店があったため、子供時代から通い慣れ親しんだ味という持田さん。「昔から食べている懐かしの味。レバー嫌いの方も一度是非!」と力説。...
亀戸天神の参道に店を構えて31年の鰻屋に、ラーメンを目当てに昼前から並ぶ客が多数。聞けば、「〆にラーメンが食べたい」という常連のひと声で生まれた裏メニューだったとのこと。 蒲焼の仕込みででる活鰻の身と水のみでとる100%の鰻出汁に鰻の本たれを使用したかえしを合わせたスープは、深い旨みなのにあっさり系。夏にはクラッシュした炭火焼の兜と蒲焼のタレに浸け込んだ煮卵がのった鰻まぜそば¥830がよく出る。山椒や鰻出汁香味油をかければ鰻...
「いろいろ買ったり食べたりしながらぶらぶら歩きができる、活気ある商店街が好きで、たまに訪れる砂町銀座。新鮮な魚や、家庭的なお惣菜、串や料理の材料なんかもあって楽しいんですよ」 「こちらへはお昼に来て、餃子、ラーメンを食べ、最後に純レバ丼というのが僕の定番。ここのレバーはとにかく新鮮。臭みが一切ないコリッとした食感と濃いレバーに絡む甘辛なタレの味わいは、何とも絶妙なバランス」 聞けば、砂町出身者の浅草の店で純レバが生まれ...
下町の、知る人ぞ知る“肉御殿”である。1Fはミート&デリカ、2Fは焼肉、3Fですき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキを供する『肉の田じま』には、地元の常連のみならず、遠方からも肉好きがわざわざタクシーで乗りつける。 最寄り駅からは歩いて10分。地の利がいいとは言えないが、それでも多くの人がここを目指す理由がある。...
精肉店が営む店は、1階で精肉販売、2~3階で焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキを展開。 「しゃぶしゃぶのある3階によく行きます。ポン酢の酸味が強く、それが肉の上質な脂とよく合います」...
先月オープンしたばかりのこちらは、『肉山』プロデュースの焼肉&日本酒飲み放題店、谷中『肉と日本酒』の“リトル”=縮小版。4月オープンの谷中店が早くも来年2月まで満席とあり、受け皿的存在として誕生した。 が、2号店とあなどるなかれ、20名以上の貸し切りが必須条件の谷中と違い、4名から予約可能とハードルはぐんと低く。食べて飲んで¥6,500のシステムはそのまま、谷中より30分長い3時間制に。 黒毛和牛の1頭買いで知られる焼...
こちらのお店は、銀座で高級店として人気を博す『韓流 安歡(アンファン)』のカジュアル店。予算一人約1万円という接待仕様の銀座とは異なり、こちらは肉を味わうことに特化したシンプルな店構え。焼肉メニューは銀座とほぼ同等でありながら、予算¥4,000程度とかなりお手軽に食べられる。 霜降りの厚切り肉の美味しさを引き立てるつけダレは醤油ダレ、味噌ダレ、塩の3種類。九州産の味噌を用いた味噌ダレは、ピリ辛でスパイシー。霜降り肉をよりまろ...
近頃、高級店が沿線にカジュアルな店舗を出すのが増えている。2013年オープンのここもそんな店舗のひとつで、銀座で高級店として人気を博す『韓流 安歡(アンファン)』のカジュアル店だ。 一人あたりの予算約1万円という接待仕様の銀座とは異なり、こちらは肉を味わうことに特化したシンプルな店構え。焼肉メニューは銀座とほぼ同等でありながら、予算4,000円程度とかなりお手軽に食べられる。 つけダレは醤油ダレ、味噌ダレ、塩の3種類。...
銀座で高級店として人気を博す『韓流安歡(アンファン)』のカジュアル店。焼肉メニューは銀座とほぼ同等でありながら、予算は¥4,000程度。つけダレは醤油ダレ、九州産の味噌を用いた味噌ダレ、塩の3種類。...
100年以上の歴史を刻む都内有数の老舗酒場で、現在は三代目とその息子さんと娘さんに加え、五代目となるであろうお孫さんが店を手伝う。土間にカウンターとテーブルを設けた典型的な下町酒場の造りの店内は、夜毎地元の呑んべえで賑わう。 常連は決まってトマトハイをオーダー。和洋が揃う肴も酒呑み泣かせのラインアップだ。...
100年以上の歴史を刻む都内有数の老舗酒場で、現在は三代目とその息子さんと娘さんに加え、五代目となるであろうお孫さんが店を手伝う。土間にカウンターとテーブルを設けた典型的な下町酒場の造りの店内は、夜毎地元の呑んべえで賑わう。常連は決まってトマトハイをオーダー。和洋が揃う肴も酒呑み泣かせのラインアップだ。...
吉田類さん (エッセイスト& 俳人) 「下町に住んでからのお付き合いなので、かれこれ20年は通っています。現在は高知を拠点にしているのですが、東京に戻ると一番最初に思い出す店。低いカウンターと土間に下町情緒があって手入れも行きとどいています。料理も酒も安いし旨い。遠赤外線の熱で焼き上げる鯖の塩焼きはピカイチのおいしさです」...