伝法院通りからつくばエキスプレスの浅草駅へと通じる浅草六区通り。その一角に佇むのが『珈琲 天国』である。言わずと知れたホットケーキの名店だ。 週末には行列ができることもあり、なかには海外から通ってくる人もいるそうだ。そこまで人を惹きつけ、虜にしてしまうホットケーキとはどのように作られているのか? まずは、作り方の工程からその美味しさの訳を探っていこう。...
せっかくの浅草だから、あれもこれも食べたい!食いしん坊のカップルは、誘惑の多い浅草を歩くと、胃袋がひとつであることを恨めしく思うだろう。そんな二人が立ち寄るべきは『珈琲天国』。 20cm超のソーセージが大胆にコッペパンからはみ出す「プレーンホットドック」¥360は、その迫力から、外国人観光客たちが“バッファロー”と呼ぶほど。ひと口でパンまでたどり着くのは至難の業だ。 しかし、この店のコンセプトは「食べ歩いた後でもお腹に...
都内でも指折りのホットケーキの名店『珈琲 天国』。浅草寺のそばにあり、常ににぎわっている人気店だ。 「先に天国行ってるね」と声をかけてご夫婦が待ち合わせするというユニークな光景も。 今回は大人気のホットケーキを徹底解剖。その美味しさはまさに昇天ものなのだ!他にも、浅草寺にお参りに来た初老の男性が奥様に「先に天国行って待っているわね」と言われ、ドキッとしたという話も。 このように、『珈琲 天国』...
旬のフルーツを存分に楽しめると人気の『フルーツパーラー ゴトー』は、1946年創業の老舗果物屋が開いたフルーツパーラー。 フルーツパフェと並んで人気なのが、1949年創業の老舗パンの名店である「ペリカン」から仕入れる食パンを使用して作る「フルーツサンド」。 バナナ、スイカ、2種のキウイ、パインの5つの味が楽しめる。 ペリカンの食パンがもつ優しい甘みと香りが、フルーツとクリームの甘さをほどよくアシスト。フワッと口から無く...
旬のフルーツを心ゆくまで堪能できる人気店『フルーツパーラー ゴトー』のパフェは、美しいビジュアルとこれでもかと使用したフルーツの多さが魅力。 今が旬の桃、スイカなどパフェを中心に『フルーツパーラー ゴトー』の魅力を紹介しよう。...
スペシャルティ珈琲を自家焙煎で提供する『自家焙煎珈琲みじんこ』。珈琲に合う食事にこだわり、シンプルでありながらビジュアルでインパクトを持たせたいと、考案したメニューが揃う。 なかでも14時入店から注文可能となる「ホットケーキ」が人気で、SNSでも話題を集めている。 まず目を惹くのは、その美しい焼き目。銅板で丁寧に焼き上げることで生み出される均一な焼き色は、完璧な美しさで食べるのがもったいないほど。...
生クリームたっぷりのパンケーキはもう古い! 今は昔懐かしい味わいのホットケーキが人気に火がついている。 分厚いホットケーキを口いっぱいにほおばりたくなったら『自家焙煎珈琲みじんこ』へ足を運ぼう。こちらの名物は、自家焙煎珈琲に合うシンプルなスイーツとして、オーナーの長戸努氏が考案した「厚焼きホットケーキ」。 美しい焼き目、重厚な迫力、その美味しさに、テーブルに届くたびお客様の歓声があがるという、噂のホットケーキの美味しさ...
今が旬のフルーツといえばマスカットとぶどう。 口に含んだ瞬間に果汁がじゅわ~と溢れだし、やさしく甘い香りに包まれる。まさに至福の時! そんな美味しいマスカットやぶどうを贅沢に使用したケーキが「カフェコムサ」で販売中! 今、最も注目されている石川県産「ルビーロマン」をはじめ、人気の高い山梨県の「シャインマスカット」、ぶどうの中でもトップクラスの長野県オリジナル品種「ナガノパープル」の3種を使用した「ぶどうコレクショ...
みずみずしいのに濃厚な甘さの桃をたっぷりと使った、贅沢スイーツを堪能したい人は必見! 「カフェコムサ」で大人気の「ももコレクション」から、8/26(日)までの期間限定で販売されている桃ケーキ3種をご紹介。 お誕生日・記念日のお祝いや手土産、差し入れはもちろん、いつも頑張っている自分へのご褒美に、今しか食べられない特別なケーキはいかが?...
“日本の食をアートする“をテーマに掲げ、独創的なケーキ作りを行なっている「カフェコムサ」より、大人気企画「ももコレクション」が今年も開催される。 旬の今だからこそ味わいたい、国産の“桃”をたっぷりと使用した、贅沢なケーキが勢揃いするまたと無い機会だ。 イベントは「カフェコムサ」全国32のブランチにて7/29(日)まで行なわれる。 食べごろを迎えた白桃をたっぷりと使用した、今しか味わえないケーキ...
今年のバレンタイン、彼と家でゆっくりと過ごす予定の人必見! ゴージャスに盛り付けられたフルーツケーキが大人気の『カフェコムサ』から、バレンタイン限定のケーキが登場。 「普通のチョコレートを贈るのでは、他の人と変わり映えがしなくて物足りない」というそこのあなた。 家で手料理をふるまった後に、このケーキを彼にプレゼントしてみては?意外なサプライズに、彼はきっと驚くことだろう。 今年のバレンタイン...
約束のお昼過ぎ、観光客でごった返す浅草駅に着くと、「少し遅れそうです、ごめんなさい…」と彼女から連絡が入った。待つ間、梨乃への手みやげを探すことにする。 駅前の人ごみに流されるまま歩いていくと、老舗の和菓子屋『亀十』の前に行き着いた。以前付き合っていた下町育ちの彼女は、ここのどら焼きが大好きだったと、ふと懐かしくなった。...
浅草で行列必至の店といえば、ここ『亀十』。週末は1時間近く待つこともある人気店だ。 みんなのお目当てどら焼きは、ムラがあるように焼かれた皮がふっくら柔らかで、軽やかな食感。包まれる餡は優しい甘さだ。 大きめのサイズだからお持ち帰りにしてもいいし、小豆餡と白餡があるので半分ずつにして隅田川まで食べ歩くのもいい。行列に並ぶ時間も、これからどこへ行くかを考えたりすればあっという間だ。...
行列の絶えないどらやきの名店は、有名料理人から著名人までファンが多い。黒餡は北海道の小豆を、白餡は白いんげんの手亡(てぼう)を使用。 手で持つと沈んでしまうほどふわっふわの柔らかい皮と、甘さ控えめで飽きのこない餡が懐かしい味わい。手作りなので1日3000個限定。甘党女子には喜ばれること間違いなし。...
濃厚なカボチャのプリンとたっぷりのカボチャクリーム。そんなカボチャづくしのハロウィン限定タルトも新作として登場。 生クリームで作ったオバケのデコレーションは、子供のいるパーティーにもぴったり! 見た目に反し、カボチャの程よい甘さとキャラメルナッツのカリッとした食感が作る大人な味わいも魅力。...
濃厚なカボチャのプリンとたっぷりのカボチャクリーム。そんなカボチャづくしのハロウィン限定タルトがこちら。 キャラメルナッツのカリッとした食感と、生クリームで作った小さなオバケのかわいらしさが魅力の一品。...
栗のような甘みが特徴の「くりりんかぼちゃ」でしっとりとしたスフレを焼き上げ。大納言小豆が入っているので食感も楽しめる。 たっぷりのクリームでかぼちゃをかたどった、見た目もインパクトのあるタルトだ。...
バター香るパイ生地の上に桃風味のクリームチーズムースを敷き、みずみずしい桃とグレープフルーツで飾り付け。 なめらかなチーズとフレッシュなフルーツが合わさり、濃厚かつ爽やかなテイストに仕上がっている。ずっしりと食べ応えのあるマドレーヌと、ふわっと軽い口当たりのシブーストクリームのバランスがちょうど良い! 桃の甘い香りの中にベリーの酸味がアクセントとなり、飽きることなく何個でも食べられそう。...
実は同じバラ科という桃とアーモンドは、甘さや香ばしさといった風味の相性ばっちり。 桃はあえて皮ごと焼き上げており、皮近くの一番甘い部分や素材本来の味を存分に堪能することができる一品。フランス生まれの“ブドウ畑の桃”という甘酸っぱさが特徴の品種を使用。果肉はワインレッド色で、テーブルをパッと華やかに彩ってくれる。 丁寧に煮た桃とピスタチオのアーモンドクリームを合わせており、シンプルでありながら奥深いフ...
「ティラミスといえばこれ!」という王道の一品。 コク深いマスカルポーネチーズ、コーヒーのほろ苦さ、キャラメル風味のクリームは相性抜群! その絶妙なハーモニーの虜になること間違いなし。...
創業から100年を超える『舟和』。浅草だけで数店舗、全国に支店が数多くある和菓子の人気店だ。本店は新仲見世通りと、オレンジ通りが交差する場にあり、連日観光客で賑わいを見せる。 あんこ玉や久寿もちもいいが、初めて訪れるならやはり芋ようかんを試してほしい。 着色料・保存料・香料不使用、砂糖と少量の塩で引き出したサツマイモの風味をそのまま生かした、創業時から変わらぬ素朴ながら上品な味。歩き疲れた体を癒してくれる。...
浅草にメロンパンのお店は多く点在するが、ここ『花月堂 本店』では1日になんと3,000個が売れる。そんな人気店ながら、回転が早いので待ち時間はグッと短めなのは寒い日にうれしい。 こちらのメロンパンの特徴は、表面の香ばしいサクサク食感と、中はふんわりしっとり程よい甘さ。 また、男性の手の平ほど大きさながら、ディナーにすき焼きなどがっつりしたものを予定していても気にせず食べられる軽やかさも魅力だ。...
浅草寺を抜け言問通りも越えた先、かつて花街として栄えた浅草観音裏は今、“奥浅草”とも呼ばれ、注目の食エリアとして人気を集めている。中でも風情ある佇まいと、飾らぬ味で『梅むら』はエリア屈指の人気を誇る甘味どころ。 一番人気は元祖と言われる豆かん。赤えんどう豆と寒天、程よい甘さの黒蜜からなる、素朴でやわらかな美味しさだ。 店内で食べるのもいいが、春めいた日ならテイクアウトして公園や隅田川沿いで食べるのも心地いい。...
大変申し訳ないのだが、上野と言えば昔ながらの名店が多く、新しいお店と言えば最近話題になっていた『ナベノ-イズム』など数店舗くらいしか知らない自分がいる。 「ふふ、上野って聞くと、みんなパンダか上野公園くらいしか思い浮かばないでしょ?でもね、意外にこの界隈は住みやすくていい所なんだよ」 ワインで乾杯しながら、今一度竜二郎を見つめ直す。 深い緑色のニットとネクタイの組み合わせから彼のこだわりが垣間見られるが、テン...
「30歳のお誕生日、おめでとう」 麻里子は、30歳という節目の誕生日を高史に祝ってもらっていた。 高史が予約してくれていたのは、最近話題の『ナベノ-イズム』。以前、麻里子が行ってみたいと言ったのを覚えてくれていたようで、サプライズで連れて来てくれた。 その優しさが、よけいに麻里子を喜ばせた。 少し前までの麻里子の予定では、この日は大きなダイヤモンドの指輪が左手薬指できらめいているはずだった。まさか、...
ー数日前ー 「千晶、会いたかった」 隅田川沿いをふらふらと歩いていた千晶を、涼ちゃんは背後から包み込んだ。 その瞬間、千晶の中で長らく渦巻いていた、疑い、嫉妬、不安などの負の感情が一気に消えていく。 −ああ私、ずっと涼ちゃんに抱かれたかった。 抗いようのない本音に気づいてしまったら、もう強がっていられなかった。私は、やっぱり涼ちゃんが好きなんだ。そう認めるほかない。 「私...
男性から食事に誘われたら、必ずこう答える女がいる。 「メニューによります」 男をレストラン偏差値で査定する、高飛車美女ひな子が、中途半端なレストランに赴くことは決してない。 彼女に選ばれし男たちは、高飛車に肥えた彼女の舌を唸らせるべく、東京中の美食をめぐり、試行錯誤を繰り返す。 最近は、セレブ王子・久保と『Naveno-Ism』、『茶禅華』での2on2、M気質な港区おじさんジュニアとの『...
グルメな友人たちのSNSで頻繁に見てはいたが、窓から目前にスカイツリーを望む『ナベノイズム』の店内は、期待以上に素敵だった。 これから提供される、目にも舌にも美しい料理を想像すると心が踊る。 正木はすでに着席していて、千晶を認めると会釈をし、軽く手を挙げた。 「千晶さんは、いつもオシャレですね」 開口一番、正木は紳士的にそう言ってくれたが、その社交辞令的な言い方から、褒め言葉かどうか...
−今夜は、19時にここで。 プラチナ通りを歩きながら、正木から届いたLINEを確認する。 後輩・あずの紹介で初めて会った翌日から、彼とはほぼ毎日LINEのやりとりが続いていた。 彼は会っている時はもちろん、LINEのやりとりすら紳士的で優しく、常に気を遣ってくれるから居心地が良い。 随分前に予約していたのだという『ナベノイズム』に同行する相手に選んでくれたことも、素直に嬉しい。 ...
「いつまでも、姫のお兄さん扱いに甘んじていられませんからね」 先日の『ナベノイズム』での久保の一言が、ふと耳に蘇る。 -ずっと、食事だけの関係ってワケにも行かないのかしら。 そんな風に思うと、ひな子は何となく、胸の奥にむず痒さを感じてしまう。 男たちに蝶よ花よと扱われるのはもちろん嫌いではないし、気分が乗れば、多少イチャつくことだってある。ふざけて色っぽい駆け引きのような会話をするの...
夕暮れ時のその美しい景観に、ひな子は素直に感動と癒しを覚えた。 「姫、いかがですか。なかなかロマンチックな場所でしょう」 「本当に、素敵なところ...」 そして、早々に運ばれた『Nabeno-Ism』のシグネチャーであるアミューズ・ブーシュに、ひな子はさっそく心を奪われた。...
「ミシュランガイド東京2017」の一つ星をはじめ、本誌の「2016レストラン・オブ・イヤー」でグランプリにも輝くなど、多くの受賞歴を持つ浅草の話題店。 『ジョエル・ロブション』元総料理長を務めた渡辺雄一郎さんがエグゼクティブシェフとなり、腕を振るう本格派フレンチ。 浅草という立地を活かしながら、日本人シェフという出自も踏まえ、和食材を積極的に取り入れた独自色、独創的な料理が多くの人を虜に。ディナーコ...
11月21日発売の月刊誌『東京カレンダー』のカバーガールの米倉涼子さんは、実は「東京カレンダー」愛読者。「気になったお店を予約して、〝東京カレンダーを見て来ました〞と伝えたりしますよ」と、かなりの食通。 ドラマ撮影前夜は和食の惣菜と焼き魚を作ったそうで、話を聞く限り本当に食べることが好きそうだ。そんな米倉さんが、グランプリの『Nabeno-Ism』を訪れてコースをテイスティングした。 まず米倉さんが...
ミシュラン三ツ星に輝き続ける『ジョエル・ロブション』のエグゼクティブシェフを務め上げた渡辺雄一郎シェフが、待望の独立を果たした。料理人生の集大成に選んだ場所は、浅草駒形の隅田川沿い。 アミューズには駒形『種亀』の最中や御徒町『大心堂』の雷おこしが並び、スペシャリテには、両国にある『ほそ川』の朝挽きした蕎麦粉を使用。江戸ソバリエの資格を取得した際、特に感銘を受けた一軒で、シェフ自らが出勤前に取りに行く。...
ミシュランの星を世界で最も多く獲得した『ジョエル・ロブション』。その日本一号店である、恵比寿の『シャトーレストラン ジョエル・ロブション』のエグゼクティブシェフとして11年間支え、3つ星を9年間守り続けた渡辺雄一郎氏。 ジョエル・ロブションの元に21年間勤め上げた渡辺シェフが築いた、自身のメゾン『ナベノ-イズム』は浅草の駒形。隅田川のほとりで日ごと催される宴はいったいどんなものなのだろうか?...
2017年12月、ホテルエントランス脇に誕生したラグジュアリーレストラン。カウンター内に設置された暖炉のような薪窯で、薪火を活かしたステーキやロティサリーチキン、スペアリブなどを提供する。 宮崎県サイトーファームによる「齋藤牛」をはじめとする極上の食材を、ライブ感溢れる雰囲気の中でご堪能あれ。...
すっぽんほど食材の良しあしと炊く技術がはっきり分かれるものはないように思う。クリアなスープを飲み進めても、最後のひと匙に泥臭さを感じる残念な例がある。そんな経験者にこそ訪れて欲しいのがここ、浅草寺裏にある『つち田』だ。 店主・土田裕氏の母上が開いた小料理屋『栗ちゃん』を父上が引き継ぐ形で約40年前に創業。ふぐを看板としてきたが、現在は浜名湖産を中心としたすっぽんが人気だ。...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトで苦い思いを経験することになり、香織の恋愛遍歴は積み重なっていくが……。 日比谷線の女 vol.3:早稲田出身自称やり手営業マンと、八丁堀で迎えた苦い朝「久しぶりね」 ...
浅草で50年近く、ふぐやすっぽん、鱧(はも)料理などを手がけてきた店。おすすめはコラーゲンたっぷりで女性にも人気の高い「スッポン鍋コース」。国産の活すっぽんを酒で煮込み、身が柔らかくなったものを味つけして鍋にする。 すっぽん独特の深い味わいが滲み出たスープは絶品なので、〆の雑炊も欠かさず味わってほしい。橙(だいだい)を絞って作る自家製ポン酢もポイント。...
すっぽんほど食材の良しあしと炊く技術がはっきり分かれるものはないように思う。クリアなスープを飲み進めても、最後のひと匙に泥臭さを感じる残念な例がある。そんな苦手意識がある人にこそ訪れて欲しいのがここ、浅草寺裏にある『つち田』だ。 店主・土田裕氏の母上が開いた小料理屋『栗ちゃん』を父上が引き継ぐ形で1966年に創業。ふぐを看板としてきたが、現在は浜名湖産を中心としたすっぽんが人気だ。 基本コースの構成...
そして、スッポンである。『つち田』の鍋にはささがきしたごぼうと斜め切りしたネギのみが入る。豆腐など水気が出るものは加えない。せっかくの出汁の旨みを薄めてしまうからだ。 日本酒に漬けた胆嚢と心臓をつるり、レバーを塩とごま油でしゃくしゃくと嚙み、黄金色の出汁とコラーゲンたっぷりの身を流し込めば、翌朝を待つことなく身体は火照り、額が光る。 単純なのに、味も効能も深い。...
隅田川クルーズの船着き場を見下ろすビルの上階にある『バンキーナ』は、旬の食材を使った料理が評判のレストラン。シェフ渾身の美味とともに常連客を魅了しているのが、雅な光を放つ東京スカイツリーだ。 メインダイニングで食事を楽しんだあとは、屋上スペースへ。夜風を感じながら、ロマンティックなひとときを過ごしてみてはいかがだろう。...
【隅田川花火大会】 隅田川クルーズの船着き場を見下ろすビルの上階にある『バンキーナ』は、旬の食材を使った料理が評判のレストラン。シェフ渾身の美味とともに常連客を魅了しているのが、雅な光を放つ東京スカイツリーだ。 隅田川花火大会当日は、その景観にもさらなる“華”が添えられる。メインダイニングで食事を楽しんだあとは、屋上スペースへ。夜風を感じながら、ロマンティックなひとときを過ごしてみてはいかがだろう。...
23時までやっているこちらのバー。実は花やしきからスカイツリーは、タクシーに乗れば10分とかからずに到着する。 窓の外には大迫力の®東京スカイツリー。日によって“粋”“雅”と、ライティングを変えるスカイツリーをこれほど至近で眺められるレストランはそうそうない。 店内のどの位置からも壮大な夜景を見ることができるが、デートで訪れるなら、狙うは右奥のソファ席。素晴らしい景観に加え、料理やワインのコストパフォーマンスも抜群! ...
【隅田川花火大会】 隅田川と言えば、欠かせないのがスカイツリー。大迫力の東京スカイツリー越しに隅田川の花火まで堪能できる、まさに天空ラウンジの名にふさわしい贅沢な場所だ。隅田川のアフター花火に立ち寄るのもおすすめ。 日によって“粋”“雅”と、ライティングを変えるスカイツリーを、これほど至近で眺められるレストランはそうそうない。店内のどの位置からも壮大な夜景を見ることができるが、デートで訪れるなら、狙うは右奥のソファ席。...
ホテルならではのエレガントな空気がある。しかし下町浅草らしい活気もある。シックなバーの面影もあり、ダイニングの開放感もある。およそあらゆる要素を内包し、どんなゲストもその懐に受け入れる。それがここ『R レストラン&バー』の持ち味だ。 エレベーターで13階に上りフロントを通り抜けると、東京スカイツリーを望む煌びやかな夜景にまず圧倒される。特等席のテーブルに落ち着くか、夜景を背にバーカウンターに陣取るか、それとも寒さに負けず絶景...
締める、煮る、寝かせるetc.、鮮魚に手をかけるのが本来の江戸前寿司、とはよく言われることだが、話を聞けば聞くほど、『鮨なかがわ』の主・中川 浩氏の労を惜しまない仕事ぶりは、賞賛に値する。 酒のアテにぴったりな筋子の味噌漬けは、生のままではなく一度干してから漬け込む。味噌の旨みが芯まで行き渡り、筋子そのものの味わいと濃厚に絡み合う。 一方、敢えてしないこともある。たとえばイワシは「脂が抜けてしまうから」と皮は引かずに、...
サトコと錦糸町の関係といえば、会話の中で誰かが言っているのを聞いたことがある程度。それも、やんわりと揶揄するような、話のオチとなるような部分で出されていたように思う。 そのせいか、なんとなく「自分とは関係ない」という認識の街。 そして実際に足を踏み入れた感想は、「地元感」だった。広島から上京してきたサトコにとって、錦糸町は広島の景色を彷彿させた。それも、流川という広島の歓楽街だ。歓楽街特有の雑多な雰囲気を、すぐに感...
~旨みの余韻豊かな圧巻の握りを堪能~ 同じ青魚でも、旬の秋刀魚は塩水で軽く塩締めにし、みりんや醤油で味付けした肝と握る。一方鯖はがっちりと塩をあてた後、更に酢で30分締めて丸一日寝かすなど、ネタ一つ一つに細やかな仕事ぶりを見せるご主人の中川 浩氏。肴にしても、フレンチのビスクを思わせる茶碗蒸しあり、鮑の肝和えありと多種多彩。店主の中川氏は、ほぼ独学で自らの鮨を確立したのだとか。 店構えは街場の鮨屋の...
現在は二代目が腕をふるう蔵前の名店。温度の異なる鍋で丁寧に揚げるとんかつは絶品。中温で旨味を閉じ込め、低温で火を通す。最後に再び中温で油ぎれをよくする。 2015年ミシュランのビブグルマンに選ばれ、外国人客向けに英語メニューも置くようになった。アットホームな接客も人気の秘訣だろう。 土日は行列になるが、回転も速いのでご安心を。...
都内ナンバーワンの呼び声も高く、すべてに渡って丁寧な仕事ぶりがわかるとんかつがこちら。 ロースもヒレも、とりわけ肉の厚み、幅、質から考え、口に入れた時に最も美味しくなるよう細い幅で切りそろえる供し方は秀逸 中央がほんのりピンク色の揚げ加減も絶妙だ。...
ランチにとんかつ、なんてチョイスはいつもならありえない。でも“ミシュランに輝いたとんかつ”となれば、女子も目の色を変える。 浅草の老舗『すぎ田』は人気店ゆえ、行列も当たり前。長蛇の列に並ぶのも、エンターテインメント性感あふれる浅草だからできること。珍しいのは、列をなす多くが女性客であることだ。女子を魅了するのは、黄金色の衣をまとったシンプルなロースかつ。 食べやすいよう薄めにカットされていて、女子に...
過去に付き合ったり、関係を持った男たちは、なぜか皆、日比谷線沿線に住んでいた。 そんな、日比谷線の男たちと浮名を流してきた香織は、上京後立て続けにタワーマンションに住む2人の男と付き合ったが、どちらの恋もあっけなく終わった。その後は初めてのワンナイトで苦い思いを経験することになり、香織の恋愛遍歴は積み重なっていくが……。 日比谷線の女 vol.3:早稲田出身自称やり手営業マンと、八丁堀で迎えた苦い朝...
「肉、衣、揚げ方、すべてがパーフェクト!」とマッキー氏も絶賛する当店が2位にランクイン。 親方は「旨いヒレが食べたいときはここ」と決めているとのこと。とんかつはにぴったりと張り付く細かいパン粉の衣がカリカリ食感が特徴。食べ飽きることなく、ごはんが進んでしまう。...
「すべてに渡って丁寧な仕事ぶりがわかるとんかつ。ロースもヒレも、とりわけ肉の厚み、幅、質から考え、口に入れた時に最も美味しくなるよう細い幅で切りそろえる供し方は秀逸」 中央がほんのりピンク色の揚げ加減も絶妙だ。...
牧元:とんかつは蕎麦とか焼き魚と同じように、日本人に生まれてしみじみよかったと思えるもののひとつだと思うんです。 浦風:そのうえ私には、子どもの頃から家族で外食するときのごちそうでもあって。大人になってからも、ハレの日の料理というイメージは変わりません。 角界に入ったとき、部屋の近くに『いもや』(飯田橋)があったんです(※閉店のため紹介は割愛)。当時お金はなかったんですが、店の方は私が相撲取りと知っ...
現在は二代目が腕をふるう蔵前の名店。温度の異なる鍋で丁寧に揚げるカツは絶品。「ぽん多本家同様、ご馳走といえる『非日常のとんかつ』です。」(牧元)...
こちらも上野エリアでははずせない名店。創業明治38年の『ぽん多 本家』は、とんかつ発祥の店と呼ばれる老舗中の老舗。 宮内庁大膳寮で西洋料理を担当していた創業者の島田信二郎氏が、ドイツのウインナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)をヒントに、日本人の味覚に合うポークカツレツを考案し、現在の「とんかつ」の原型を作った。 老舗洋食屋らしく「カツレツ」と呼ばれる、この店の特徴は、低温からじっくり時間をかけて揚げることでできる、上...
創業明治38年の『ぽん多 本家』は、とんかつ発祥の店と呼ばれる老舗中の老舗。 宮内庁大膳寮で西洋料理を担当していた創業者の島田信二郎氏が、ドイツのウインナーシュニッツェル(子牛のカツレツ)をヒントに、日本人の味覚に合うポークカツレツを考案し、現在の「とんかつ」の原型を作った。 老舗洋食屋らしく「カツレツ」と呼ばれる、この店の特徴は、低温からじっくり時間をかけて揚げることでできる、上品な薄いきつね色と肉の断面の美しいピン...
当店のとんかつは脂と肉の火の通りの差を考慮し、ロース肉の背側の脂を炊いた自家製ラードで揚げるという独特のスタイル。食べるときに脂身の形はないが、衣に付加される豚の香りとコクは格別だ。 「いつ食べても、しっとりとして柔らかな豚肉本来の香りと、少量の牛脂を加えたラードで揚げるサクッと軽快な衣の香りの良さは感激もの」とマッキー氏も絶賛する。...
牧元:僕はね、とんかつにごはんと味噌汁、お新香は付きものだから、それらがどう優れているかも注意して食べたい。ごはんが食べたくなる料理だからこそ、ごはんへの気遣いは欲しい。 それからキャベツや辛子やソースという脇役がちゃんとしているかどうかも大事。例えば甘くシャキシャキしたキャベツは、とんかつと一緒に口に入れても美味しいし、練り立ての辛子なんていうのも嬉しいよね。反対にソースが甘過ぎると後を引いて残念とか。...
東京を代表する老舗洋食店。カツレツはもちろん、その他のメニューもすべてハイクオリティ。「これぞプロの仕事と言っていい。頭が下がります」(牧元)...
「肉質の良さは随一で、ごはんや味噌汁、お新香まで一点の曇りもない。フライやシチューなど、他のメニューも必ず試してほしい逸品ぞろい」(山本)...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。 地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。店内の雑貨はもとより、ハーブや野菜などもタイ産を使用。料理はタイ人シェフ。 現地の味を日本人向けにアレンジせず...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。 地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられて旅した初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。 以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。...
怪しげな地下街に、まるで現地の路地裏に迷い込んだかのような錯覚を受ける。 地元・浅草で地下街の物件を見つけた時、猥雑なムードが現地の大衆料理を出すのにふさわしいと閃いたとか。 銀座の大箱タイ料理店に勤めた時代、通称モンティーさんという料理長に連れられた初めてのタイで、その緩い空気感に打ちのめされたという店主。以後何年間も月1ペースで現地に出かけ、すっかりローカルの味が舌に染み付いた。 店内の雑...