東京カレンダー | グルメ・レストラン、ライフスタイル情報
代々木八幡の駅近にある、カウンターイタリアン。ふらっと立ち寄れる気軽さが魅力
コンセプトの「全部にこだわる」に、偽りはない。 外から見上げられるように店内全体の床の高さを一段上げ、台形の空間に合わせて台形のカウンターを作った。そこに鉄板をはめ込み、肉も魚もオムレツも目の前で焼き上げる。 イタリアでの修業歴もある店主の豊島昇剛さんが目指した料理は、臨場感とともに作り上げる“極限のできたて”だ。...
カウンターキッチンに立つオーナーシェフ・豊島昇剛さんも、このロケーションに惹かれて即決したそう。 麹町『エリオ・ロカンダ・イタリアーナ』などの有名店で経験を積んだ後、イタリアへ。 2年の間にピエモンテ、エミリア・ロマーニャ、シチリアでの修業を経て帰国し、今年ついに自身の店を構えたそうだ。...
「賑わう」、それはその店が絶大なる人気を誇っている証拠に他ならない。 コロナも落ち着きをみせ、東京の夜がにわかに活気づく今、また「賑わう店」へ向かいたい。 ...
代々木公園を代表する人気店!一度行くとまた食べたくなるポルトガル料理
ポルトガルと日本が通商条約を結んで150年目に当たる2010年にオープンしたのが、ポルトガル料理の店『クリスチアノ』。 代々木八幡の小さな路地にありながら、連日賑わいを見せている。 オーナーは、ヨーロッパ各国で長年研鑽を積み、帰国後は渋谷『アロッサ』などの人気店で腕を振るった佐藤幸二さん。 独立を機に「ニッチで、何かルーツがある国の料理をやりたかった」と考えた結果、たどり着いたのがポルトガル料理。 現地...
店主は、『お惣菜と煎餅もんじゃさとう』や『マル・デ・クリスチアノ』など数々の人気店を手がけている佐藤幸二氏。彼はヨーロッパやアジア各地で6年間の海外生活を送るうちに、ポルトガル料理の奥深さに気がついたという。 『クリスチアノ』に込めたのは「日本でもっとポルトガル料理が受け入れられるように、ポルトガルを知るきっかけとなれるような場所になりたい」という想いだった。 海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。...
近年、新店がどんどん増え、注目されているグルメエリアが「代々木上原・代々木八幡」だ。 このエリアを語る上で外すことの出来ない名店のひとつが『クリスチアノ』。 その料理の美味しさを紹介しつつ、このエリアが人を惹きつける理由に迫りたい。海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。 代表的なのは、バカリャウという鱈の塩漬けの干物を用いた品々だが、同店では、そんな本場の味を、「自家製バカ...
ポルトガル料理というと、あまりピンとこないかもしれないが、海洋国家であるポルトガルは、魚を使った料理を好んで食べる。野菜や魚を使った料理が多いので、意外とヘルシーなのも嬉しい。 代表的なのは、バカリャウという鱈の塩漬けの干物を用いた品々だが、ここ『Cristiano's(クリスチアノ)』では、そんな本場の味を、多彩なメニューで楽しむことができるのだ。 90種近く揃うというポルトガルワインも面白い。夜...
有楽町の高架下に潜む小さな鮨店。“光り物”を思いっきり堪能できる
昼間でもやや薄暗い有楽町の高架下。 もつ焼き店や酒場が並ぶ一角で異彩を放つ、屋号が染め抜かれた暖簾。 このロケーションだけでもすでにただ事ではないのに、中に入ればこれが見事なまでの狭小店! 『鮨 大前』は、席の後ろを客が行き交うことも困難なほどなのだ。...
センスが光る上質な隠れ家中華。六本木の喧騒を忘れて愉しむ特別な夜
深夜営業の中国料理は珍しくないが、正直バンカラな店が大半だ。 だからこそ『桃仙閣 東京』のオープンは衝撃的だった。 場所は六本木交差点から徒歩1分という港区ど真ん中の地下。LOは25時で、閉店は26時。 そう聞くと少々フランクな印象も受けるが、地下に広がる空間は外の喧騒を忘れるほどエレガントだ。 グレーの石壁や無垢の木などセンスのいい資材で構成され、席に着けば優雅な夜遊びが始まる。...
特別であることより、普通であることがありがたい―。 人はそれなりに場数を踏むと、そうした事実にふと気づくものだが、予約の取れない中国料理店『茶禅華』のオーナー・林 亮治さんが六本木に開いた『桃仙閣 東京』は、まさにその歓びを享受できる一軒だ。...
六本木に店を構える『桃仙閣』。 品性溢れるこの店は、上質な中華を気軽にアラカルトで楽しんでほしいという思いで『茶禅華』のオーナーでもある林さんが作った。...
六本木交差点から徒歩1分という港区ど真ん中の立地にして、地下一階にある『桃仙閣』。 店に入ると周囲の喧騒を忘れさせるような静謐な空間に迎え入れられる。 センスと品性に溢れるこの店は、訪れた者の心を必ずつかむことができる。...
“広尾で二軒目”にオススメ!2人の距離が縮まる、デート向きなカウンターイタリアン
2000年代、広尾界隈には食好きの心を満たす“深夜イタリアン”が多くあった。 時代の流れとともにそうした店が減っていく中で、いま人気、実力ともにトップランカーの座を揺るぎないものにしているのが『BOTTEGA』だ。 ピエモンテやカンパニア、トスカーナで修業を積んだ笹川尚平シェフは、深夜まで営業する理由を「ランチができない性分なので」と笑うが、昼間は仕込みに勤しみ、夜に照準を当てて閉店まで満席の店を全力で盛り立てる。...
忙しかった平日が終わり、明日は待ちに待った休日。 一軒目に、素敵な店を選ぶのは当たり前。 「明日はお休みだから、もうちょっと一緒にいたい」 そんな時に行くべきは、上質だけど、二軒目に相応しく、肩肘張り過ぎないちょうどいい空気感の店。 そしてもちろん、遅くまでやっていることも大切。 今回はそんな条件を叶える、恵比寿・渋谷近辺のビストロやトラットリアをご紹介しよう。 飲むほどに、お酒の場が楽しくなってく...
「香りや音をお伝えしたかったですし、何より、お客様の話が聞きたかった」 奇を衒わずにイタリアの郷土料理をビシッと作る、その手腕は見事。これこそが独立して作りたかった味で、自由にアラカルトで楽しんでほしいと望んでいる。 「一杯、ワインが飲みたい。そんな方も大歓迎です」 こちらはデートで頻繁に訪れたくなる。...
渋谷の喧騒から離れた大人の隠れ家イタリアン。本格的な窯で焼き上げるピザが絶品
オープンキッチンから唯一無二のアイデア料理を次々と編み出し、大人たちを虜にしてきた豪徳寺の人気レストランがパワーアップ。 ピザ窯も導入し“ピザの少量多ピース”をコースで楽しめる店となり、大人の好奇心を刺激し続けている。 調理や盛り付けをつぶさに眺められるカウンター席と、落ち着いて食事できるテーブル席を用意。...
『TEATRO ACCA』の小さなカウンターは、シェフの原 郁人さんの軽快なトークと共に繰り広げられる“原劇場”といっても過言ではない。 熊が眠る「モナカ」や生ハムの無い「生ハムパンナコッタ」など、名前から想像したビジュアルの斜め上行く料理に、誰もが笑顔になる。 そんなサプライズを狙って、アイデアを練り上げるのが原さんの何よりの楽しみとか。通うたびにグルメ偏差値が上がる一軒だ。...
豪快なビジュアルのハンバーガーが肉好きを虜に!一品料理も豊富なバーガービストロ
なんとも堂々たるビジュアルのハンバーガー! これは、恵比寿・代官山にほど近く、個性的な飲食店のオープンが相次ぐ注目エリア「渋谷区東」に登場したバーガービストロ『Chillmatic』のシグネチャーメニュー、「CHILLMATICバーガー」1,800円。 長期熟成させたことでナッツのような香ばしい風味を放つ「あがの姫牛」を使ったビーフパティ&牛バラ肉を4日間マリネしてから10時間加熱しさらにスモーク、と手間ひまかけた...
希少な銘柄豚をはじめ、肉のラインナップが充実。「うにのスパゲティ」が〆の名物
イタリアンの名店、銀座『LA BETTOLA da Ochiai』がこの7月に開業した新店は、なんと焼肉店。 グルメ界隈が仰天するニュースだが、落合 務シェフはもとより大の肉好き。「いつか〆でパスタを出す店を手掛けたい」と思案していたのだ。 大々的な告知もなくひっそり誕生した『焼肉 La Bettola』が提供するのは、6,600円のコース1本。潔い判断は、メインとなる肉の盛り合わせに自信があるから。 大皿に...
種類豊富なクラフトビールと日本酒が楽しめる、おしゃれ酒場。エスニックな料理が揃う
スタイリッシュでありながらリラクシーな空間で、クラフトビールと日本酒が楽しめるスポットとして2017年のオープン以来、人気を集める目黒『Another 8』。 その弟分となる『Another 8 Corner』が、今年5月に学芸大学に登場した。 “学大”といえばここ3、4年、魅力的な酒場が次々にオープンしている激戦区だが、早くも気を吐いている。...
串に刺さないスタイルが新しい。高品質の鶏を七輪で焼き上げる、目黒川沿いの焼鳥店
焼き鳥の予約困難店も多い中目黒。〝しっ鶏〞デートの選択肢として、2005年のオープン以来、人気を集めるのが『焼鶏あきら』だ。 目黒川沿いに位置する、京都の川床を思わせる風情のある空間で、朝挽きした新鮮な鶏肉のさまざまな部位を〝焼肉〞スタイルで堪能することができる。 鳥焼肉の魅力は、自分の好みの焼き加減に仕上げられること。 炭火で焼く鶏肉は、噛むほどに旨みがあふれる親鶏を使用し、部位は12種前後を揃える。注文に...
通常では仕入れない名古屋コーチンの親鶏のももと胸肉を提供。歯応えがよく、むっちりとジューシィ。お好みで、かぼすと塩をつけシンプルに食せばその旨みが際立つ。8月21日から9月中旬まで提供。要予約。...
かつてない年明けを迎え、「日常の豊かさ」とは何かを、より一層考えさせられることとなった2021年。 「ちょっと美味しいものを」っていうカジュアルなタイミングや...
ロンドンの街角を思わせる、遊び心ある恵比寿イタリアン。豊富なワインに料理が進む
恵比寿と渋谷、どちらから歩いても約10分。 昨秋のオープン以来、明治通りから一本入った小道で存在感を高める“わざわざ足を運びたい店”は、普段使いのデートにぴったりのカウンターイタリアンだ。 「従来のイタリアンのルールに捉われず、東京に集まる食材で“美味しいもの”を作れたらと思っています。うちに来たら時間を気にせず、ゆっくりと過ごしてもらいたいですね」 サービスの小池純平さんの言葉どおり、ラストまで長居するゲストも多々。...
シェフの榎 大輔さんとマネージャーの小池純平さんは恵比寿『ALTRO!(アルトロ)』を経て、一緒に独立。 繊細なレシピで一世を風靡した『カノビアーノ』での修業経験を持つ榎さんが作り出すのは、ハーブやフルーツを巧みに使うなど、さりげなく手のかかったリストランテ仕込みの料理。 この新店『SES(セス)』では、小池さんの奥様・真奈美さんもスタッフに加わり、3人が醸し出す和やかな空気感も心地よいのだ。...
東銀座の最強肉ビストロ!塊肉から肉汁と旨味があふれ出す
隠れ家のように佇む天然木の扉を開ければ、マダムの兼安聡子さんが笑顔で迎え入れてくれる。 豪快かつシンプルな肉メニューで食いしん坊たちの胃袋をわしづかみにするのが、今やすっかり肉好きにはおなじみの『イバイア』だ。 わずか17席の店内は、塊肉を求めて集う老若男女で連日の大盛況を見せている。...
銀座に屈指の赤身メニューで、ゲストを引きつける肉焼き名人の店あり。 それがここ『IBAIA』。 小体な飲食店が立ち並ぶ裏通りという控えめで上品なロケーションとは裏腹に、圧倒的な人気を誇るのが味もボリュームも申し分なし!のパワフルな肉料理。 お肉が焼き手によって、こうも変わるのか、と衝撃を受けるゲストが絶えない。 肉焼きこそが自分の道、と身を投じて19年。 日夜肉を見極め、触れ、調理し続けているシェ...
歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』は、その肉力の高さで話題の店だ。 目指すは、バスク料理の定番を押さえた気軽なビストロ。 こういう、気さくだけど強烈に旨い店を知っていると、男の株が上がるというもの。...
肩ひじ張らないコージー感がなんとも居心地良い、肉フレンチビストロ『IBAIA(イバイア)』は、その名の通り、メニューを見れば、本当に肉料理ばかりが揃い、魚料理は1種あるか無いかという徹底ぶり。 シェフ・深味氏は、肉料理に定評があるフレンチの名店『マルディ・グラ』のスーシェフを務めた実力派で、多くの肉好きを魅了する。 同店の人気メニューが「牛のヒレカツ」¥3,000~。超厚切りの牛ヒレを、絶妙な火入れ...
「噛むと煮汁がブワッと口に広がる。あれは形を保ったスープです!」と絶賛するのは「牛のヒレカツ」。 重たさは一切なく、口当たりは驚くほど軽い。深味雄二シェフの火入れの特徴は、肉を休ませず、肉汁が弾けるように仕上げること。「技術が凄すぎる。」と田辺氏も唸るばかりだ。...
肉好きがこぞって通う銀座の『マルディグラ』で12年間、スーシェフを務めた深味雄二さんが心機一転の再スタートと聞けば、期待に胸が膨らむのは当然のこと。シェフのひたむきで丁寧な仕事を支えるオーナーの兼安聡子さんは『グレープ ガンボ』(現在閉店)や、深味さんと同じ『マルディグラ』で長年サービスに携わり、2013年、晴れて独立を果たした。 歌舞伎座にほど近い東銀座の裏通り。バスク語で“川”をあらわす『IBAIA』...
バスク語で川を意味する店名の通り、フレンチバスクのエッセンスを加味したメニューが売り…のはずが、今や“路地裏の肉ビストロ”としての知名度の方が高い同店。 肉焼きの力強さと豪快な塊肉で肉ラバーの心を鷲掴みにしている。お馴染みのTボーンステーキや牛ヒレカツetc. 人気メニューが数ある中で、知る人ぞ知る裏メニューがこの“骨付きリブロースステーキ”だ。 Tボーンステーキと同じくUS牛を使用しているが、リ...
魚介料理をとことん堪能できる、奥渋のビストロ。『CHOWCHOW』の姉妹店
奥渋を通った時、全面ガラス張りのイタリアン『CHOWCHOW』の賑わいを目にしたことがある人はいるだろう。 そして昨秋、同店裏に姉妹店『PEZ』がオープンすると、こちらも連夜満席。フレンチをベースとした魚介料理の店で、空間の個性も異なる。 店は青を基調とし、賑わいのフックになるのがカウンター前の黒板メニューだ。この位置には「目の前に置けばシェフと話しやすい」という意図があり、実際、営業中に料理のことを聞かれて話が弾...
「マグロと豚舌、豚耳のテリーヌ」に「白魚炭焼きポワローのオムレツ」etc.。 魅力的な魚介メニューの数々が手書きの黒板を埋め尽くす渋谷の魚介ビストロ『PEZ(ペス)』。 「魚介が入っていない料理はひとつもありません」そう胸を張るのは、石浜 綾シェフ、30歳。 子どもの頃から魚介に目がなかったそうで、修業先も、ミシュラン一ツ星の魚介フレンチ『abysse』や魚介ビストロの先駆けでもある代官山『Ata』と聞けば、...
女性のひとり飲みにも最適な隠れ家ワインバー。大人の洋食にも舌鼓
南青山の『ヒロヤ』といえば、舌の肥えた大人で賑わうカウンターフレンチだが、姉妹店の『ヨルヤ』も負けていない。 まず、内装が心憎い。外苑西通りの脇にある入口は暗く、看板も存在せず入りづらいが、スタイリッシュな店内に腰をおろせば不思議なほどに落ち着く。...
■プロフィール 山本舞香 1997年生まれ、鳥取県出身。「世界で最も美しい顔2019」で日本人最高の22位に。TBS系「王様のブランチ」、1月10日(日)22:30~放送予定の日本テレビ系SPドラマ「アプリで恋する20の条件」にも出演 ■衣装 コート 43,000円、ドレス 70,000円〈ともにジーヴィー ジー ヴィー/グレープヴァイン バイ ケイスリー TEL:03-5772-8099 〉、パンプス 89,000...
目にも楽しいお洒落で美味しい料理。渋谷の裏通りに佇む隠れ家ビストロ
温かな灯りが窓からこぼれる路地裏の一角は明らかに、街の喧騒と無縁の落ち着いたオーラで満ちている。 レコードプレイヤーから流れる音楽は優しく、仄暗い癒やし空間を求め、今宵も男女が集う。...
宇田川町の路地裏にひっそり佇む隠れ家ビストロ。 「カジュアルにちょっと気の利いた料理を」というコンセプトのもと10年続く店は、フレンチを食べ慣れた人にも多く愛されている。店内は木を多用した温かな空間。 ビオワインも豊富に揃い、じろうさんも「飲みやすくて美味しい」とグラスを傾けていた。...
おつまみの中でも、女性人気が高いフライドポテト。 宇田川町の裏通りにひっそりと佇む隠れ家的ビストロでは、ちょっと珍しい「フライドポテト ミモレットチーズとクミン」¥756が食べられる。 180℃でカラッと揚げたポテトにチーズとクミンシードをふりかける。 シンプルな工程だが、本場フランスで修行経験を積んだシェフにかかると香り高いひと皿に。 自慢のビオワインやクラフトビールともマッチ。高感度...
数あるあんバターコッペの中でも、理想的なビジュアルで提供されるのが『ビストロ ロジウラ』の「あんバターリコッタチーズサンド」。 ブレックファスト&ブランチで味わえる愛らしすぎる人気の逸品の魅力に迫った!2011年に「カジュアルにちょっと気の利いた料理を」というコンセプトで誕生した『ビストロ ロジウラ』。代々木八幡の人気店『PATH』の姉妹店だ。 渋谷に居ることを忘れさせてくれる佇まいと、料理の美味し...
海の幸が堪能できるビストロ!店内の空気感が心地良く、リラックスして料理を味わえる
テキパキと流れるように動く料理人の躍動感、あふれ出す熱気がオープンキッチンから直に伝わってくる。 カウンターに鎮座する巨大なまぐろの頭も、この店では見慣れた光景。 それまで、あまり注目されてこなかったフランスの魚介料理にスポットライトを当てた先駆的なビストロが『Äta』だ。...
扉を開けた途端、目に飛び込んでくる大きなまぐろの頭。まるでフィッシュマーケットに来たような楽しい雰囲気を醸し出す。 魚介に特化したフレンチというスタイルはオープンから9年経ってもぶれていない。 まぐろの脳天の肉をレタス包みにしたこの店のスペシャリテは白ワインとの相性抜群だ。...
「ホルモン」に特化したビストロで新しい味に出合う
仔牛のタンはカリカリに焼き、アキレス腱はオニオングラタンスープに。フランス語で“アバ”と呼ばれるモツを主役に据えたビストロが『Tatsumi』だ。 オーナーシェフの廣瀬 亮さんが魅力に目覚めたのはフランスでの修業時代。 豚のゼラチン質がレシピの要である「フロマージュ・ド・テット」やハチノスを揚げた「タブリエ・ド・サプール」など、食肉が盛んな現地ではさまざまなモツを美味しく食べる文化が根付いていた。 手間はかか...
広瀬亮シェフは何せ、ホルモン好き。焼肉屋さんでおなじみのギアラやセンマイ、シビレ……。それらをフレンチのテクニックで提供したら、おもしろいんじゃなかろうか。内臓料理が得意なフレンチ・レストランは数多あれど、それ1本でグイグイ押す店はそうはない。幸い自分にはフランス修業中にMOFのシェフから習い覚えた、最強の内臓処理テクがある。よしっ、内臓=アバで行こう。そう決意したのである。 壁にかかる小さな黒板にはアバなメニューがずらり。...
商店街にある小さなビストロ『TATSUMI』の中核をなすのは、アバと呼ばれる内臓料理だ。実は内臓が得意ではない。にもかかわらず、つい足が向くのは、広瀬料理には「品」があるからだ。いくらでも泥臭く転ぶ素材を、軽やかにスマートに仕上げていく。ひと皿ひと皿が美しい。 たとえ、スーパーチャーハンであってもだ。あれ、フレンチじゃなかったんかい、と思ったでしょ。みんな、そう思って頼むようだ。ご飯粒よりもアバとキノコが...
コンセプトは「オーダーメイド・ビストロ」。客とのコミュニケーション次第で、素材やソース、量など、どんどん変えてしまうからだとか。ゆえに「メニューはあくまでたたき台」とシェフの広瀬亮さんは言う。 アバ(内臓)料理をそろえているのも魅力。丁寧に下処理され、繊細に品良く仕上げられた料理は、内臓のイメージを一変させるほど。 珍しい料理があり、自分の好みにも合わせてくれるから「次は何を食べようか」と再訪の気持ちが膨ら...
広瀬亮シェフは考える人である。店を開く際に、何をよすがとするか思いを巡らせた。辿り着いたテーマは「アバ=内臓」だった。何せ、ホルモン好き。焼肉屋さんでおなじみのギアラやセンマイ、シビレ……。それらをフレンチのテクニックで提供したら、おもしろいんじゃなかろうか。内臓料理が得意なフレンチ・レストランは数多あれど、それ1本でグイグイ押す店はそうはない。幸い自分にはフランス修業中にMOFのシェフから習い覚えた、最強の内...
料理もワインもおまかせスタイルで楽しむ、恵比寿の隠れ家イタリアン
価格の目安は、7品とワイン7杯で1万円〜1万5,000円。食事のテーマは「イタリアのナチュラルワインのための料理」と明確だ。 例えば「豚のなれ鮨のニョッキ」には、フリウリ地方の発酵感が強い白を合わせる。その風味が舌に残るなれ鮨の乳酸発酵に重なれば、相乗効果に少しのけぞってしまう。 そんな面白く新しい体験を共有すれば、ふたりにとって思い出深き夜となるだろう。...
学芸大学『リ・カーリカ』『あつあつリ・カーリカ』『リ・カーリカランド』&都立大学『カンティーナ カーリカ・リ』と、東横線沿線の人気エリアを盛り上げてきた「リ・カーリカ」グループ。 そんな人気店が、恵比寿に待望の新店『ta.bacco』をオープンし、注目を集めている。 しかも、これまでとはちょっと趣が異なる密やかな店なのだという。...
癒される雰囲気の一軒家ビストロ!2軒目にも最適な通いたくなる良店
「店内の7〜8割が女性、という日もあります」と店主の吉田佑真さん。 女性人気が高い理由のひとつが気軽に使える価格帯であり、友人を誘いやすいから。 お酒込みの客単価は約7,000円。前菜は1,000円ちょっと、鴨のコンフィやステーキなどの主菜も2,000円台と、財布に優しい。 正統派フレンチでの経験が長い吉田さんが作るメニューのテーマは、“ふたりでシェアして楽しめる大皿料理”。 魚を知るため鮮魚店でも1年...
『ヨシダ ハウス』の「瞬間燻製したタスマニアサーモン」を再現 『レストラン キノシタ』出身のシェフが手がける広尾のビストロ。 サーモンのねっとりとした食感に仄かな燻香を纏ったスモークサーモンは、巷のそれとは一線を画す。 程よく薫香を定着させることがポイントになる。...
店は繁華街ではなく静かなエリアに建ち、ふたりを入店前からしっとりとした大人のモードにさせる。 そしてカウンター席に腰かけてみれば、これが本当に家のように落ち着く。 白とウッドを基調にしたお洒落かつ温かみのあるデザインに、すぐにリラックスするだろう。...
陽気で楽しく、安定感抜群! 行きつけにしたい恵比寿のイタリアン
勤続24年のイタリア人スタッフ、イッバ・マッシモさんが扉を開け、「ようこそ!」と陽気な笑顔で出迎える。 まだ開店直後というのに続々と女性のグループ、孫もいるファミリー、男女のペアが何組も店内に吸い込まれていく。中には、マッシモさんとハグする常連と思しきマダムの姿も。 「週末は特にすごいよ(笑)」とウィンクする。今夜もあっという間に満席だ。...
1980年台後半から1990年台前半にかけての、俗に言う“イタメシ”ブームの頃から、業界を牽引している名店『イル ボッカローネ』。 開業当時、オーナーの「何か話題になるような料理」という想いから誕生したのが、今回紹介する「パルミジャーノのリゾット」である。巨大なパルミジャーノチーズの中で仕上げていくというプレゼンテーションを考案したのも同店。この提供方法は瞬く間に、日本中に広まり、なんと本場・イタリアにも逆輸入されたとか。...
恵比寿で28年。Tボーンステーキを、イタリアンレストランで初めて提供した店でもある。名物肉を目の前に「すごい迫力!」と目を見張り、一口食べて「や、やわらか~い! お肉がすごくジューシー」とはしゃぐ田中さん。表情からも満足さが伺える。 国産牛を一週間寝かせているから旨みも抜群。赤身が多めでさっぱりとした口当たりも女性好み。...